JPH10311296A - 送風機 - Google Patents

送風機

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JPH10311296A
JPH10311296A JP12371197A JP12371197A JPH10311296A JP H10311296 A JPH10311296 A JP H10311296A JP 12371197 A JP12371197 A JP 12371197A JP 12371197 A JP12371197 A JP 12371197A JP H10311296 A JPH10311296 A JP H10311296A
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JP
Japan
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blade
peripheral portion
outer peripheral
flow impeller
impeller
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JP12371197A
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Inventor
Kiminobu Yamamoto
公伸 山本
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で高静圧、大風量を得て軸流羽根車また
は斜流羽根車の騒音を低減でき、サージング現象を抑制
できる騒音の低い送風機の提供を目的とする。 【解決手段】 複数枚の翼2が取り付けられた軸流羽根
車1の回転軸3を含む平面Sで切断される任意の翼断面
4の最も吸込側6に位置する点を頂点5とし、任意の翼
断面4における複数の頂点5を結ぶ曲線7が、翼2の前
縁部8またはその前縁部8と外周部9との交点10か
ら、後縁部11またはその後縁部11と内周部12との
交点13まで通る軸流羽根車1で、翼2の負圧面14の
外周端16から正圧面15までを、直線または略円弧状
29に滑らかに削った形状の軸流羽根車1を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、換気送風機器およ
び空気調和機器に使用される送風機において、特に高静
圧時での発生騒音を低減することを可能にし、軸流また
は斜流羽根車の使用範囲を広くすることを可能にした送
風機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、居住および非居住空間で使用され
る換気送風機器および空気調和機器に使用される送風機
は、静圧をあまり必要としない中低静圧で大風量の換気
送風機器および空気調和機器として使用され、これまで
種々の設計手法により低騒音の軸流羽根車や斜流羽根車
が設計されてきた。
【0003】しかし、機器の小型化、機器性能の使用範
囲の拡大が求められ、静圧を必要とする高静圧で大風量
の換気送風機器および空気調和機器が必要となってきた
が、これまでの送風機では、高静圧時に騒音が急上昇
し、ファン効率も低く消費電力が大きいという問題があ
った。
【0004】そこで運転時の騒音が低く、ファン効率の
良い軸流羽根車または斜流羽根車を用いた送風機が求め
られている。
【0005】従来、この種の送風機は、図19〜図24
に示す構成が一般的であった。以下、その構成について
図を参照しながら説明する。
【0006】図に示すように、軸流羽根車101または
斜流羽根車141の翼102の回転軸103を含む平面
S’で切断される翼102の半径方向の翼断面104
は、フラットまたはフラットに近い曲率の大きい略円弧
状129で、かつ任意の半径方向の翼断面104の遠心
方向124に外周端116と接する線分125が、外周
部109の前縁側108の一部または外周部109の全
体で、外周端116を通り回転軸103に垂直な平面
T’より吸込側106を向いており、また、軸流羽根車
101の翼102の内周部112から外周部109まで
の仕事量を一定とする自由渦、翼102の内周部112
から外周部109までの取付角Cθ’をほぼ一定とする
強制渦という流れ分布で設計され、原点O’を中心とす
る任意の直径DD’の円筒面で切断される翼102の周
方向断面130における中心線134は略円弧形状で周
方向断面130の翼弦長L’と反りD’で反り率Q’
は、Q’=D’/L’で与えられ、外周部109より内
周部112の反り率Q’が少しずつ大きくなる形状であ
り、また、外周部109より内周部112の取付角C
θ’が大きくなるかあるいは、取付角Cθ’が内周部1
12から外周部109までほぼ一定であり、また、斜流
羽根車141の翼102の形状は、回転軸103の軸方
向に斜流羽根車141を投影したときに回転軸103に
垂直な平面に映し出される投影図において、回転軸10
3を原点O’とし、翼102とハブ119と接する翼1
02の内周部112と前縁部108の交点Ih’と原点
O’を結ぶ直線を直線L’とするとき、外周部109と
後縁部111の交点OT’が、回転方向142の反対側
に位置しており、また、斜流羽根車141の翼102の
前縁部108または後縁部111の形状は、半径方向に
直線または曲率の大きい略一円弧の形状をしている。
【0007】上記構成において、機器の小型化、機器性
能の使用範囲の拡大をするために非常に高い静圧を必要
とし、小型で高静圧、大風量を得るためには、軸流羽根
車101または斜流羽根車141を高回転する必要があ
る。
【0008】これにより翼102の1枚当たりの仕事量
も増大し、翼102の負圧面114の境界層の発達によ
り渦の発生も顕著になる。
【0009】また、軸流羽根車101または斜流羽根車
141を用いた場合の翼102の回転軸103を含む平
面S’で切断される翼102の半径方向の翼断面104
は、フラットまたはフラットに近い曲率の大きい略円弧
状129で、かつ任意の半径方向の翼断面104の遠心
側126に外周端116と接する線分125が、外周部
109の前縁側108の一部または外周部109の全体
で、外周端116を通り回転軸103に垂直な平面より
吸込側106を向いており、軸流羽根車101または斜
流羽根車141の隣り合う翼102と翼102との間の
流路118の流れは、ハブ119とケーシング120の
境界層付近122では、主流121より小さく、翼10
2の反りD’による遠心力も小さいので、圧力こう配1
35により翼102の正圧面115から負圧面114に
向かう流れ123を生じ、一対の流路渦127を形成す
る。そして後縁部111付近では隣り合う流路118の
流路渦が接し、随伴渦を生じ、下流で巻き込んで一対の
大きな渦になり騒音が増大する。
【0010】また、軸流羽根車101の翼102の半径
方向における翼断面104の形状は自由渦や強制渦とい
う流れ分布で設計され、外周部109より内周部112
の取付角Cθ’が大きくなるかあるいは、取付角Cθ’
が内周部112から外周部109までほぼ一定である。
これにより軸流羽根車101の作動時には外周部109
から内周部112へ圧力こう配135が生じる。また小
型で高静圧、大風量を得るために、軸流羽根車101の
高回転化による大きな遠心力がはたらき、翼102の負
圧面114の境界層内で内周部112から外周部109
に向かって強い二次流れ136が誘起される。しかし、
二次流れ136と軸流羽根車101の翼102の仕事に
よる圧力こう配135とのバランスが合う翼102の設
計(反り率Q’、取付角Cθ’)がなされておらず、流
れに乱れが生じ騒音が上昇する。
【0011】また、高静圧時には正圧面115と負圧面
114との圧力差が増大し、翼102の外周部109の
正圧面115から負圧面114にかけて戻り流れ128
が発生し、翼端渦の発生し騒音が上昇する。
【0012】また、斜流羽根車141の翼102の形状
は、回転軸103の軸方向に斜流羽根車141を投影し
たときに回転軸103に垂直な平面に映し出される投影
図において、回転軸103を原点O’とし、翼102と
ハブ119と接する翼102の内周部112と前縁部1
08の交点Ih’と原点O’を結ぶ直線を直線L’とす
るとき、外周部109と後縁部111の交点OT’が、
回転方向142の反対側に位置する形状をしている。つ
まり、内周部112から外周部109までの任意の周方
向断面130の回転方向142の位置の差が小さく、質
量をm、回転半径をr、角速度をωとしたとき遠心力f
は、f=m・r・ω2で与えられ、回転数が上昇すると角
速度ωだけが大きくなるため、高回転時には低回転時よ
り矢印F’の方向に大きな遠心力がはたらき、この大き
な遠心力により、翼102の負圧面114の境界層内で
内周部112から外周部109に向かって二次流れ14
3が誘起され、外周部109付近では低エネルギー流体
が集積する。よって負圧面114の外周部109付近で
乱れが生じ騒音が上昇する。
【0013】また、二次流れ143により翼102の外
周部109の吸込側106付近で逆流144の発生を促
進し、サージング現象を引き起こす。サージング領域で
は斜流羽根車141の翼102の流れ場が不安定になり
変動を起こし、また斜流羽根車141の回転も不安定に
なり、騒音が急上昇すると共にファン効率も低下し、消
費電力も増大する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の送風
機では、小型で高静圧、大風量を得る際の軸流羽根車ま
たは斜流羽根車の高回転による騒音の上昇が非常に大き
く、また高静圧時でサージング現象の発生による騒音が
急上昇するという課題があり、小型で高静圧、大風量を
得ることができる軸流羽根車または斜流羽根車の騒音を
低減し、サージング現象の発生を最小限にするととも
に、低騒音の軸流羽根車の設計手法を確立することが要
求されている。
【0015】本発明は従来の課題を解決するものであ
り、小型で高静圧、大風量を得ることができる軸流羽根
車または斜流羽根車の騒音を低減することができ、サー
ジング現象の発生を最小限にし、使用範囲を広くするこ
とができるとともに、その設計手法を確立した軸流羽根
車または斜流羽根車を有する送風機を提供することを目
的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の送風機は上記目
的を達成するために第1の手段は、複数枚の翼が取り付
けられた軸流羽根車の回転軸を含む平面で切断される任
意の翼断面の最も吸込側に位置する点を頂点とし、任意
の翼断面における複数の頂点を結ぶ曲線が、翼の前縁部
またはその前縁部と外周部との交点から、後縁部または
その後縁部と内周部との交点まで通る軸流羽根車で、翼
の負圧面の外周端から正圧面までを、直線または略円弧
状に滑らかに削った形状の軸流羽根車を有する送風機と
したものである。
【0017】また第2の手段は、複数枚の翼が取り付け
られた軸流羽根車の回転軸を中心とする任意の直径DD
の円筒面で翼を切断して、断面を2次元に展開してでき
る周方向断面で、翼弦と、回転軸と垂直で翼の前縁部を
通る直線である翼列線とのなす角を取付角Cθとし、外
周部の周方向断面における取付角が、外周部より内周側
の任意の取付角Cθより大きな値をとり、かつ、周方向
断面における中心線は略円弧形状とし、周方向断面の翼
弦長Lと反りDで反り率Qは、Q=D/Lで与え、反り
率Qの最小値の周方向断面が、軸流羽根車の羽根径Dt
とハブ径Dhとの差で表される翼幅BDの内周部を基点
とする20%から80%に位置する軸流羽根車を有する
送風機としたものである。
【0018】また第3の手段は、複数枚の翼が取り付け
られた軸流羽根車の回転軸を中心とする任意の直径DD
の円筒面で翼を切断して、断面を2次元に展開してでき
る周方向断面で、翼弦と、回転軸と垂直で翼の前縁部を
通る直線である翼列線とのなす角を取付角Cθとし、外
周部の周方向断面における外周部取付角Cθtが、外周
部より内周側の任意の取付角Cθより大きな値をとり、
かつ、周方向断面における中心線は略円弧形状とし、周
方向断面の翼弦長Lと反りDで反り率Qは、Q=D/L
で与え、外周部の周方向断面における外周部反り率Qt
が、外周部より内周側の任意の反り率Qより大きな値の
翼の内周側にフラップを取り付けた軸流羽根車を有する
送風機としたものである。
【0019】また第4の手段は、複数枚の翼が取り付け
られた斜流羽根車の回転軸の軸方向に斜流羽根車を投影
したときに回転軸に垂直な平面に映し出される投影図に
おいて、回転軸を原点Oとし、翼とハブと接する翼の内
周部と前縁部の交点Ihと原点Oを結ぶ直線を直線Lと
するとき、外周部と後縁部の交点OTが、回転方向側に
位置する翼の斜流羽根車を有する送風機としたものであ
る。
【0020】また第5の手段は、複数枚の翼が取り付け
られた斜流羽根車の回転軸の軸方向に斜流羽根車を投影
したときに回転軸に垂直な平面に映し出される投影図に
おいて、回転軸を原点O、翼とハブと接する翼の内周部
を2等分する点をハブ円弧中心点hとして、原点Oとハ
ブ円弧中心点hを通る直線を直線X、原点Oと翼の前縁
部の任意の点IPを結ぶ直線を直線I、直線Xと直線I
のなす角を前縁前進角Aθiとし、斜流羽根車の回転方
向を正方向とすると、点IPが内周部と前縁部の交点I
hと、出口ハブ円弧hoと前縁部の交点Ihoとの間で
前縁前進角Aθiは最小値をとり、かつ、交点Ihoよ
り外周側の前縁部は、回転方向側の隣り合う翼の後縁部
と同心円で形成する翼の斜流羽根車を有する送風機とし
たものである。
【0021】そして本発明によれば、小型で高静圧、大
風量を得ることができる軸流羽根車または斜流羽根車の
騒音を低減することができ、サージング現象の発生を最
小限にし、使用範囲を広くすることができるとともに、
その設計手法を確立した軸流羽根車または斜流羽根車を
有する送風機が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、複数枚の翼が取り付け
られた軸流羽根車の回転軸を含む平面で切断される任意
の翼断面の最も吸込側に位置する点を頂点とし、任意の
前記翼断面における複数の頂点を結ぶ曲線が、前記翼の
前縁部またはその前縁部と外周部との交点から、後縁部
またはその後縁部と内周部との交点まで通る前記軸流羽
根車で、前記翼の負圧面の外周端から正圧面までを、直
線または略円弧状に滑らかに削った形状の前記軸流羽根
車を有する送風機としたものであり、小型で高静圧、大
風量を得ることができる軸流羽根車の騒音を低減するこ
とができ、サージング現象の発生を最小限にし、使用範
囲を広くすることができる。
【0023】また、複数枚の翼が取り付けられた軸流羽
根車の回転軸を中心とする任意の直径DDの円筒面で翼
を切断して、断面を2次元に展開してできる周方向断面
で、翼弦と、回転軸と垂直で翼の前縁部を通る直線であ
る翼列線とのなす角を取付角Cθとし、外周部の周方向
断面における外周部取付角Cθtが、前記外周部より内
周側の任意の前記取付角Cθより大きな値をとり、か
つ、前記周方向断面における中心線は略円弧形状とし、
前記周方向断面の翼弦長Lと反りDで反り率Qは、Q=
D/Lで与え、前記反り率Qの最小値の前記周方向断面
が、前記軸流羽根車の羽根径Dtとハブ径Dhとの差で
表される翼幅BDの内周部を基点とする20%から80
%に位置する前記軸流羽根車を有する送風機としたもの
であり、小型で高静圧、大風量を得ることができる軸流
羽根車の騒音を低減することができ、サージング現象の
発生を最小限にし、使用範囲を広くすることができる。
【0024】また、複数枚の翼が取り付けられた軸流羽
根車の回転軸を中心とする任意の直径DDの円筒面で翼
を切断して、断面を2次元に展開してできる周方向断面
で、翼弦と、回転軸と垂直で翼の前縁部を通る直線であ
る翼列線とのなす角を取付角Cθとし、外周部の周方向
断面における外周部取付角Cθtが、前記外周部より内
周側の任意の前記取付角Cθより大きな値をとり、か
つ、前記周方向断面における中心線は略円弧形状とし、
前記周方向断面の翼弦長Lと反りDで反り率Qは、Q=
D/Lで与え、前記外周部の前記周方向断面における外
周部反り率Qtが、前記外周部より内周側の任意の前記
反り率Qより大きな値の前記翼の後縁部の内周側にフラ
ップを取り付けた前記軸流羽根車を有する送風機とした
ものであり、小型で高静圧、大風量を得ることができる
軸流羽根車の騒音を低減することができ、サージング現
象の発生を最小限にし、使用範囲を広くすることができ
る。
【0025】また、複数枚の翼が取り付けられた斜流羽
根車の回転軸の軸方向に前記斜流羽根車を投影したとき
に前記回転軸に垂直な平面に映し出される投影図におい
て、前記回転軸を原点Oとし、翼とハブと接する前記翼
の内周部と前縁部の交点Ihと前記原点Oを結ぶ直線を
直線Lとするとき、外周部と後縁部の交点OTが、回転
方向側に位置する前記翼の前記斜流羽根車を有する送風
機としたものであり、小型で高静圧、大風量を得ること
ができる斜流羽根車の騒音を低減することができ、サー
ジング現象の発生を最小限にし、使用範囲を広くするこ
とができる。
【0026】また、複数枚の翼が取り付けられた斜流羽
根車の回転軸の軸方向に前記斜流羽根車を投影したとき
に前記回転軸に垂直な平面に映し出される投影図におい
て、前記回転軸を原点O、翼とハブと接する前記翼の内
周部を2等分する点をハブ円弧中心点hとして、前記原
点Oと前記ハブ円弧中心点hを通る直線を直線X、前記
原点Oと前記翼の前縁部の任意の点IPを結ぶ直線を直
線I、前記直線Xと前記直線Iのなす角を前縁前進角A
θiとし、斜流羽根車の回転方向を正方向とすると、前
記点IPが前記内周部と前記前縁部の交点Ihと、出口
ハブ円弧hoと前記前縁部の交点Ihoとの間で前記前
縁前進角Aθiは最小値をとり、かつ、前記交点Iho
より外周側の前記前縁部は、回転方向側の隣り合う翼の
後縁部と同心円で形成する前記翼の前記斜流羽根車を有
する送風機としたものであり、小型で高静圧、大風量を
得ることができる斜流羽根車の騒音を低減することがで
き、サージング現象の発生を最小限にし、使用範囲を広
くすることができる。
【0027】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0028】
【実施例】
(実施例1)図1〜図5または図15に示すように、複
数枚の翼2が取り付けられた軸流羽根車1の回転軸3を
含む平面Sで切断される任意の翼断面4の最も吸込側6
に位置する点を頂点5とし、任意の翼断面4における複
数の頂点5を結ぶ曲線7が、翼2の前縁部8またはその
前縁部8と外周部9との交点10から、後縁部11また
はその後縁部11と内周部12との交点13まで通る軸
流羽根車1で、翼2の負圧面14の外周端16から正圧
面15までを、直線または略円弧状29に滑らかに削っ
た形状の軸流羽根車1を有する構成にされている。
【0029】上記構成により、静圧、風量を得るために
電動機17により軸流羽根車1が回転するとき、隣り合
う翼2と翼2との間の流路18の流れは、ハブ19とケ
ーシング20の境界層付近22では、主流21より小さ
く、翼2の反りDによる遠心力も小さいので、圧力こう
配により翼2の正圧面15から負圧面14に向かう流れ
23を生じる。しかし、軸流羽根車1の翼2の前縁部8
と外周部9との交点10、後縁部11と内周部12との
交点13を含まない、回転軸3を含む平面Sで切断され
る任意の翼断面4において、最も吸込側6に位置する頂
点5が、翼断面4の外周部9または内周部12に存在し
ない吸込側6に凸形状で、遠心方向24に外周端16で
接する線分25が、外周部9の前縁側26の一部または
外周部9の全体で、外周端16を通り回転軸3に垂直な
平面Tより吐出側27を向いているために流れ23は、
翼断面4の外周部9または内周部12で止められ、一対
の流路渦の形成を防ぐことができる。また、流路渦が形
成されにくいため随伴渦の形成を防ぐことができ、騒音
の低減が可能となる。また、正圧面15と負圧面14と
の圧力差により、翼2の外周部9の正圧面15から負圧
面14にかけて戻り流れ28が発生しようとするが、回
転軸3を含む平面Sで切断される任意の翼断面4は、吸
込側6に凸形状であり、戻り流れ28の発生を高静圧時
まで抑制でき、騒音の上昇を防ぐことができる。さらに
静圧を必要とする状態でも、翼2の負圧面14の外周端
16から正圧面15まで直線または略円弧状29に滑ら
かに削った形状であり、戻り流れ28をスムースに流れ
翼端渦の発生を抑制できるため、騒音の増大を防ぐこと
ができる。
【0030】ここで、比騒音レベルKs(dB(A))を、
Ks=SPL−10・Log((Ps+Pv)2・Q) のよう
に定義する。
【0031】 SPL:騒音レベル Q:風量 Ps:静圧 Pv:動圧 図15に示すように、軸流羽根車1の翼2の負圧面14
の外周端16から正圧面15までの円弧の大きさを翼2
の厚みに近づけることで比騒音レベルKsが小さくなっ
ていることがわかる。
【0032】なお、実施例1では送風機の羽根車を軸流
羽根車1としたが、斜流羽根車41としても、同等の効
果を得ることができる。
【0033】(実施例2)図1、図6、図7または図1
6に示すように、複数枚の翼2が取り付けられた軸流羽
根車1の回転軸3を中心とする任意の直径DDの円筒面
で翼2を切断して、断面を2次元に展開してできる周方
向断面30で、翼弦31と、回転軸3と垂直で翼2の前
縁部8を通る直線である翼列線32とのなす角を取付角
Cθとし、外周部9の周方向断面30における取付角
が、外周部9より内周側33の任意の取付角Cθより大
きな値をとり、かつ、周方向断面30における中心線3
4は略円弧形状とし、周方向断面30の翼弦長Lと反り
Dで反り率Qは、Q=D/Lで与え、反り率Qの最小値
の周方向断面30が、軸流羽根車1の羽根径Dtとハブ
径Dhとの差で表される翼幅BDの内周部12を基点と
する20%から80%に位置する軸流羽根車1を有する
構成にされている。
【0034】上記構成により、静圧、風量を得るために
電動機17により軸流羽根車1が回転するとき、外周部
9の周方向断面30における外周部取付角Cθtが、外
周部9より内周側33の任意の取付角Cθより大きな値
であるため、内周部12より外周部9の取付角Cθによ
る仕事量が大きく、外周部9から内周部12へ圧力こう
配35が生じる。これにより、翼2の負圧面14の境界
層内で内周部12から外周部9に向かう遠心力による二
次流れ36を止めることができ、外周部9での低エネル
ギー流体の集積を防ぎ、騒音を低減することができる。
【0035】さらに、外周部反り率Qtが、反り率Qの
最小値の周方向断面30が、軸流羽根車1の羽根径Dt
とハブ径Dhとの差で表される翼幅BDの内周部12を
基点とする20%から80%に位置している。メリジア
ン速度の大きい代表半径DR付近は、反り率Qが小さい
ため渦37の幅38も大きくならず、またメリジアン速
度の小さいため外周部9または内周部12付近は反り率
Qを大きくしても渦37の幅38が大きくならず、翼全
体で効率良く仕事ができ、騒音の上昇を抑制できる。
【0036】ここで、比騒音レベルKs(dB(A))を、
Ks=SPL−10・Log((Ps+Pv)2・Q) のよう
に定義する。
【0037】SPL:騒音レベル Q:風量 Ps:静圧 Pv:動圧 図16に示すように、軸流羽根車1の翼2の外周部取付
角Cθtが外周部9より内周側33の任意の取付角Cθ
より大きな値の翼2において、反り率Qの最小値の周方
向断面30が、翼幅BDの内周部12を基点とする20
%から80%の位置で比騒音レベルKsが小さくなって
いることがわかる。
【0038】なお、実施例2では送風機の羽根車を軸流
羽根車1としたが、斜流羽根車41としても、同等の効
果を得ることができる。
【0039】(実施例3)図1、図7〜図10または図
17に示すように、複数枚の翼2が取り付けられた軸流
羽根車1の回転軸3を中心とする任意の直径DDの円筒
面で翼2を切断して、断面を2次元に展開してできる周
方向断面30で、翼弦31と、回転軸3と垂直で翼2の
前縁部8を通る直線である翼列線32とのなす角を取付
角Cθとし、外周部9の周方向断面30における外周部
取付角Cθtが、外周部9より内周側33の任意の取付
角Cθより大きな値をとり、かつ、周方向断面30にお
ける中心線34は略円弧形状とし、周方向断面30の翼
弦長Lと反りDで反り率Qは、Q=D/Lで与え、外周
部9の周方向断面30における外周部反り率Qtが、外
周部9より内周側33の任意の反り率Qより大きな値の
翼2の後縁部11の内周側33にフラップ39を取り付
けた軸流羽根車1を有する構成にされている。
【0040】上記構成により、静圧、風量を得るために
電動機17により軸流羽根車1が回転するとき、外周部
9の周方向断面30における外周部取付角Cθtが、外
周部9より内周側33の任意の取付角Cθより大きな値
であるため、内周部12より外周部9の取付角Cθによ
る仕事量が大きく、外周部9から内周部12へ圧力こう
配35が生じる。これにより、翼2の負圧面14の境界
層内で内周部12から外周部9に向かう遠心力による二
次流れ36を止めることができ、外周部9での低エネル
ギー流体の集積を防ぎ、騒音を低減することができる。
【0041】さらに、外周部反り率Qtが外周部9より
内周側33の任意の反り率Qより大きな値の翼2の後縁
部11の内周側33にフラップ39を取り付けているた
め、翼2の内周側33の仕事が大きくなり、戻り流れの
発生しやすい内周側33の吐出部でも確実な吐出方向へ
の流れ40を生み、回転が不安定になり騒音が急上昇し
ファン効率が低下するサージング現象を発生しにくく、
高静圧側へ移動できるために軸流羽根車1の使用領域を
増やすことができ、騒音を低くすることができる。
【0042】ここで、比騒音レベルKs(dB(A))を、
Ks=SPL−10・Log((Ps+Pv)2・Q) のよう
に定義する。
【0043】SPL:騒音レベル Q:風量 Ps:静圧 Pv:動圧 図17に示すように、軸流羽根車1の翼2の外周部取付
角Cθtが外周部9より内周側33の任意の取付角Cθ
より大きな値の翼2において、内周側33にフラップ3
9を取り付けているため、比騒音レベルKsが小さくな
っていることがわかる。
【0044】なお、内周部12を基点とする翼幅BDの
20から40%までのフラップ幅FDの比騒音レベルK
sが最小であり、騒音低減の効果が大きい。
【0045】また、実施例3では送風機の羽根車を軸流
羽根車1としたが、斜流羽根車41としても、同等の効
果を得ることができる。
【0046】(実施例4)図11、図12または図18
に示すように、複数枚の翼2が取り付けられた斜流羽根
車41の回転軸3の軸方向に斜流羽根車41を投影した
ときに回転軸3に垂直な平面Uに映し出される投影図に
おいて、回転軸3を原点Oとし、翼2とハブ19と接す
る翼2の内周部12と前縁部8の交点Ihと原点Oを結
ぶ直線を直線Mとするとき、外周部9と後縁部11の交
点OTが、回転方向42側に位置する翼2の斜流羽根車
41を有する構成にされている。
【0047】上記構成により、静圧、風量を得るために
電動機17により斜流羽根車41が回転し、質量をm、
回転半径をr、角速度をωとしたとき遠心力fは、f=
m・r・ω2 で与えられる。回転数が上昇すると角速度ω
だけが大きくなるため、高回転時には低回転時より矢印
Fの方向に大きな遠心力がはたらく。この大きな遠心力
により、翼2の負圧面14の境界層内で内周部12から
外周部9に向かって二次流れ36が誘起される。しかし
斜流羽根車41の翼2は、回転方向42に大きく前進し
た形状であるため二次流れ36は後縁部11より放出す
ることができ、外周部9での低エネルギー流体の集積を
防ぎ、騒音を低減することができる。
【0048】また、翼2の前縁部8は回転方向42に大
きく前進した形状であるために、前縁部8の外周部9は
内周側33の二次流れ36の影響を受けることはないの
で、外周部9の吸込側6付近での逆流44の発生も起こ
りにくい。よって、回転が不安定になり騒音が急上昇し
ファン効率が低下するサージング現象を発生しにくく、
高静圧側へ移動できるために斜流羽根車41の使用領域
を増やすことができ、騒音の低減もできる。
【0049】ここで、比騒音レベルKs(dB(A))を、
Ks=SPL−10・Log((Ps+Pv)2・Q) のよう
に定義する。
【0050】SPL:騒音レベル Q:風量 Ps:静圧 Pv:動圧 図18に示すように、斜流羽根車41の翼2は、回転方
向42に大きく前進した形状であるため、比騒音レベル
Ksが小さくなっていることがわかる。
【0051】(実施例5)図11、図13または図14
に示すように、複数枚の翼2が取り付けられた斜流羽根
車41の回転軸3の軸方向に斜流羽根車41を投影した
ときに回転軸3に垂直な平面Uに映し出される投影図に
おいて、回転軸3を原点O、翼2とハブ19と接する翼
2の内周部12を2等分する点をハブ円弧中心点hとし
て、原点Oとハブ円弧中心点hを通る直線を直線X、原
点Oと翼2の前縁部8の任意の点IPを結ぶ直線を直線
I、直線Xと直線Iのなす角を前縁前進角Aθiとし、
斜流羽根車41の回転方向42を正方向とすると、点I
Pが内周部12と前縁部8の交点Ihoと、出口ハブ円
弧hoと前縁部8の交点Ihoとの間で前縁前進角Aθ
iは最小値をとり、かつ、交点Ihoより外周側43の
前縁部8は、回転方向42側の隣り合う翼2の後縁部1
1と同心円で形成する翼2の斜流羽根車41を有する構
成にされている。
【0052】上記構成により、斜流羽根車41の製造技
術または製造コストを考慮し、斜流羽根車41の回転軸
3の軸方向に斜流羽根車41を投影したときに回転軸3
に垂直な平面Uに映し出される投影図において、翼2と
隣り合う翼2が重ならず、翼面つまり翼2の任意の周方
向断面30の翼弦長Lをできるだけ大きくした形状であ
り、静圧、風量を得るために電動機17により斜流羽根
車41が回転するとき、翼面上の流速が一定の翼弦長L
の異なる翼2において、翼2の反り率Qが等しければ翼
弦長Lを大きくとることで、翼面上の流れ45は剥離し
にくいことより、騒音の発生を抑制できる。
【0053】また、翼2の前縁部8は回転方向42に前
進した形状であるために、前縁部8の外周部9は内周側
33の二次流れ36の影響を受けることはないので、外
周部9の吸込側6付近での逆流44の発生も起こりにく
い。よって、回転が不安定になり騒音が急上昇しファン
効率が低下するサージング現象を発生しにくく、高静圧
側へ移動できるために斜流羽根車41の使用領域を増や
すことができ、騒音の低減もできる。
【0054】
【発明の効果】以上のように実施例から明らかなよう
に、本発明によれば、小型で高静圧、大風量を得ること
ができる軸流羽根車1または斜流羽根車41の騒音を低
減でき、サージング現象の発生を高静圧側へ移行すると
共に範囲を最小限でき、軸流羽根車1または斜流羽根車
41の設計手法を確立した騒音の低い送風機を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、実施例2および実施例3の
軸流羽根車を示す正面投影図
【図2】同要部側断面図
【図3】同要部断面図
【図4】同要部側面図
【図5】同要部断面図
【図6】同実施例2の軸流羽根車を示す要部投影図
【図7】同実施例2および実施例3の軸流羽根車を示す
要部断面図
【図8】同実施例3の軸流羽根車を示す要部投影図
【図9】同要部断面図
【図10】同要部側面図
【図11】同実施例4および実施例5の斜流羽根車を示
す側面投影図
【図12】同要部投影図
【図13】同実施例5の斜流羽根車を示す要部投影図
【図14】同要部断面図
【図15】同実施例1の外周部の円弧半径における比騒
音レベルKsを示す性能特性図
【図16】同実施例2の反り率Qが最小値の翼断面の位
置における比騒音レベルKsを示す性能特性図
【図17】同実施例3のフラップ幅FDにおける比騒音
レベルKsを示す性能特性図
【図18】同実施例4の直線Mから交点OTと原点Oを
結ぶ線分との前進角における比騒音レベルKsを示す性
能特性図
【図19】従来の軸流羽根車を示す正面投影図
【図20】同要部側断面図
【図21】同要部断面図
【図22】同要部断面図
【図23】同要部側面図
【図24】同斜流羽根車を示す正面投影図
【符号の説明】
1 軸流羽根車 2 翼 3 回転軸 S 平面 4 翼断面 5 頂点 6 吸込側 7 曲線 8 前縁部 9 外周部 10 交点 11 後縁部 12 内周部 13 交点 14 負圧面 15 正圧面 16 外周端 DD 直径 30 周方向断面 31 翼弦 32 翼列線 33 内周側 Cθ 取付角 34 中心線 L 翼弦長 Dt 羽根径 Dh ハブ径 BD 翼幅 39 フラップ 41 斜流羽根車 U 平面 O 原点 Ih 交点 M 直線 OT 交点 42 回転方向 F 矢印 43 外周側 h ハブ円弧中心点 X 直線 IP 点 I 直線 Aθi 前縁前進角 ho 出口ハブ円弧 Iho 交点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の翼が取り付けられた軸流羽根車
    の回転軸を含む平面で切断される任意の翼断面の最も吸
    込側に位置する点を頂点とし、任意の前記翼断面におけ
    る複数の頂点を結ぶ曲線が、前記翼の前縁部またはその
    前縁部と外周部との交点から、後縁部またはその後縁部
    と内周部との交点まで通る前記軸流羽根車で、前記翼の
    負圧面の外周端から正圧面までを、直線または略円弧状
    に滑らかに削った形状の前記軸流羽根車を有する送風
    機。
  2. 【請求項2】 複数枚の翼が取り付けられた軸流羽根車
    の回転軸を中心とする任意の直径DDの円筒面で翼を切
    断して、断面を2次元に展開してできる周方向断面で、
    翼弦と、回転軸と垂直で翼の前縁部を通る直線である翼
    列線とのなす角を取付角Cθとし、外周部の周方向断面
    における外周部取付角Cθtが、前記外周部より内周側
    の任意の前記取付角Cθより大きな値をとり、 かつ、前記周方向断面における中心線は略円弧形状と
    し、前記周方向断面の翼弦長Lと反りDで反り率Qは、
    Q=D/Lで与え、前記反り率Qの最小値の前記周方向
    断面が、前記軸流羽根車の羽根径Dtとハブ径Dhとの
    差で表される翼幅BDの内周部を基点とする20%から
    80%に位置する前記軸流羽根車を有する送風機。
  3. 【請求項3】 複数枚の翼が取り付けられた軸流羽根車
    の回転軸を中心とする任意の直径DDの円筒面で翼を切
    断して、断面を2次元に展開してできる周方向断面で、
    翼弦と、回転軸と垂直で翼の前縁部を通る直線である翼
    列線とのなす角を取付角Cθとし、外周部の周方向断面
    における外周部取付角Cθtが、前記外周部より内周側
    の任意の前記取付角Cθより大きな値をとり、 かつ、前記周方向断面における中心線は略円弧形状と
    し、前記周方向断面の翼弦長Lと反りDで反り率Qは、
    Q=D/Lで与え、前記外周部の前記周方向断面におけ
    る外周部反り率Qtが、前記外周部より内周側の任意の
    前記反り率Qより大きな値の前記翼の後縁部の内周側に
    フラップを取り付けた前記軸流羽根車を有する送風機。
  4. 【請求項4】 複数枚の翼が取り付けられた斜流羽根車
    の回転軸の軸方向に前記斜流羽根車を投影したときに前
    記回転軸に垂直な平面に映し出される投影図において、
    前記回転軸を原点Oとし、翼とハブと接する前記翼の内
    周部と前縁部の交点Ihと前記原点Oを結ぶ直線を直線
    Lとするとき、外周部と後縁部の交点OTが、回転方向
    側に位置する前記翼の前記斜流羽根車を有する送風機。
  5. 【請求項5】 複数枚の翼が取り付けられた斜流羽根車
    の回転軸の軸方向に前記斜流羽根車を投影したときに前
    記回転軸に垂直な平面に映し出される投影図において、
    前記回転軸を原点O、翼とハブと接する前記翼の内周部
    を2等分する点をハブ円弧中心点hとして、前記原点O
    と前記ハブ円弧中心点hを通る直線を直線X、前記原点
    Oと前記翼の前縁部の任意の点IPを結ぶ直線を直線
    I、前記直線Xと前記直線Iのなす角を前縁前進角Aθ
    iとし、斜流羽根車の回転方向を正方向とすると、前記
    点IPが前記内周部と前記前縁部の交点Ihと出口ハブ
    円弧hoと前記前縁部の交点Ihoとの間で前記前縁前
    進角Aθiは最小値をとり、かつ、前記交点Ihoより
    外周側の前記前縁部は、回転方向側の隣り合う翼の後縁
    部と同心円で形成する前記翼の前記斜流羽根車を有する
    送風機。
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