JP2006037438A - 軸組側周囲の締付け用金具、及びこれを用いた木造軸組構造の補強工法、並びに木造軸組構造の修正工法 - Google Patents

軸組側周囲の締付け用金具、及びこれを用いた木造軸組構造の補強工法、並びに木造軸組構造の修正工法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業コストを抑制しつつ、簡易、迅速に軸組の所望部位に配置可能であると共に、配置部位の寸法変更にも柔軟に対応可能な軸組側周囲の締付け用金具、及びこれを用いた木造軸組構造の補強工法、修正工法を提供する。
【解決手段】木造軸組構造を成す建築物の軸組の側周囲に対してその上下左右の任意の対向方向から狭みこんで把持する基体2と、該基体の対向部のフランジ31どうしを連結する締結手段3とから成り、基体は軸組の側面周囲に倣う形状を略2分割体で構成している。また、締結手段は基体のフランジのボルト穴31aを貫通させて取り付けたボルト・ナット32、33から構成し、ナットはダブルナットにすると共にボルトにコイルバネ5を環装して配置している。このように構成した締付け用金具を、軸組の所望部位に取り付け、木造軸組構造の補強及び歪み修正として使用している。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、木造軸組構造を成す建築物の軸組の側面周囲に取り付ける締付け用金具、及びこれを用いて行う木造軸組構造の補強工法、並びに木造軸組構造の修正工法に関する。
木造軸組工法で構築した建築物における略直線状の構造用の骨組(以下、「軸組」と称する。)、例えば、土台、棟木、梁、柱、筋交い、等においては、経年変化や地震、台風等の自然災害によりひび割れ等の劣化や歪みが生じたり、接合部分がゆるんだりすることがあった。このため、これらの軸組には、躯体の剛性維持や安全性確保、又は耐震性の向上の観点から軸組に補強や補修、又は劣化や歪みの修正が必要となる場合があった。
このような補強等には、例えば、特許文献1に示すように、所定長さを有するL形の補強部材を家屋の基礎と軸組(例えば、柱)に近接させて配置し、耐震性の向上を図るものがある。
また、非特許文献1に示すように、家屋の軸組(例えば、棟木)のひび割れが生じた部位をコ字状に形成した部材により挟み込んだ後にボルト締結するひび割れ進行防止金具もある。
特開2001−303772号公報(第3−4頁、第1図) 意匠登録第1162767号公報(図面)
しかしながら、特許文献1の補強部材は基礎や軸組に直接的にアンカー等を配置して取り付けるため、アンカーを取り付けるために軸組等を加工し、接着剤の注入等しなければならず、その配置作業が繁雑な上、配置への時間を要し、結果として高コストなものとなる問題があった。
非特許文献1のひび割れ進行防止金具は、軸組に配置する場合において、コ字状部材のボルト締結部に寸法を適合させた板材を介在させる必要があった。このため、例えば、軸組の高さ寸法等が変更されれば、板材の板厚を変更しなければならず、配置作業現場において柔軟に対応することは困難であった。また、単純にコ字状の部材をボルト締結している構成であるため、地震や強風により突発的に軸組に作用する大きな外力には対応し難いものであった。
そこで、本願発明は、かかる課題を鑑みて為されたものであり、作業コストを抑制しつつ、簡易、迅速に軸組の所望部位に配置ができ、配置する軸組の寸法変更にも柔軟に対応できると共に、軸組に突発的に作用する大きな外力にも対応可能な軸組側周囲の締付け用金具、及びこれを用いた木造軸組構造の補強工法、並びに木造軸組構造の修正工法を提供する。
上記の課題を解決するために、本願発明の軸組側周囲の締付け用金具は、以下のように構成している。
すなわち、木造軸組構造を成す建築物の軸組、例えば、梁、柱の側周囲に対してその上下方向又は左右方向の任意の対向する方向から狭みこんで把持する基体(2)と、該基体(2)の対向部、例えば、フランジ(31)どうしを連結する締結手段(3)とから成ることを特徴としている。基体(2)は把持する軸組の側面周囲に倣う形状、例えば、矩形、円形、楕円を成し、この形状を略2分割体としたものとしている。
また、締結手段(3)は基体(2)のフランジ(31)のボルト穴(31a)を貫通させて取り付けた1又は2以上のボルト・ナット(32、33)から構成している。特にナット(33)はゆるみ防止のため、いわゆるダブルナットとしても良い。締結手段(3)は、ボルト・ナット(32、33)の他にも例えば、いわゆる万力等を使用して基体(2)を連結するようにしても良い。
さらに、締結手段(3)のボルト(32)に弾発手段、例えば、コイルバネ(5)を環装して配置している。弾発手段は、板バネをフランジ31間に配置するようにしても良い。これらの弾発手段により、軸組には付勢力が作用すると共に、軸組が大きく変形した場合にも基体(2)間の対向部に生じるズレが吸収されることとなる。
上記のように構成した本願発明の軸組側周囲の締付け用金具は、軸組の所望部位、例えば、梁や柱のひび割れが生じた部位に取り付けることにより、ひび割れの進行を防止し、その結果として木造軸組構造の補強を為している。
また、本願発明の軸組側周囲の締付け用金具は、軸組の地震や強風により歪んだ部位に取り付けて木造軸組構造の歪み修正として使用することも可能である。
なお、特許請求の範囲の書類と上記の課題を解決するための手段の欄で記載した括弧付き符号は、発明の構成の理解を容易にするため参考として図面符号を付記したもので、この図面上の形態に限定するものでないことはもちろんである。
本願発明の軸組側周囲の締付け用金具、及びこれを用いた木造軸組構造の補強工法、並びに木造軸組構造の修正工法は、上述した構成及び工法であるため、以下の効果を発揮する。
すなわち、軸組側周囲の締付け用金具は、フランジを有する基体を対向方向から軸組の所望部位に当接させ、フランジをボルト・ナットにより締結し、軸組を把持するように締付けることが可能である。このため、軸組を直接的に加工、例えば、アンカーの配置や穴あけ等を行う必要がなく、その配置が迅速に行える上、配置場所の修正(位置変更)を簡便に行うことが可能である。その結果、作業コストの大幅な削減効果を奏する。
また、基体を、コイルバネ等の弾発手段を環装したボルト・ナットにより締付けているため、軸組の締付方向の寸法にバラツキ又は変更があっても、ボルトの螺合状態(締結状態)を調整することによる対応が可能である。
さらには、軸組に地震や台風等による大きな外力、例えば、曲げ、引張りが作用した場合でも、コイルバネの柔軟性により基体の軸組側周囲に対する当接状態が維持されるので、軸組の補強状態の維持と共に基体の変形防止の効果を有する。
本願の締付け用金具は上記のような効果を有するため、これを用いた軸組の補強工法及び修正工法は、その補強及び修正作用が従来品より格段に安定しているだけでなく、取り付け作業も簡易、迅速に行え、その産業界に対する貢献は顕著である。
以下に、本願発明にかかる軸組側周囲の締付け用金具(以下、「締付け用金具」略称する。)と、及びこれを用いた木造軸組構造の補強工法、並びに木造軸組構造の修正工法における最良の実施形態について、図面に基づき詳細に説明する。
図1は本実施例の締付け用金具の外観斜視図であり、図2は本実施例の締付け用金具の断面図であり、図3は本実施例の締付け用金具の軸組への取り付けを示す組立斜視図であり、図4は本実施例の締付け用金具の作用を示す側面図である。図5は本実施例の締付け用金具を使用した木造軸組構造の修正工法を示す側面図である。
本実施例の締付け用金具1は、木造軸組構造を成す建築物の軸組、例えば、土台、棟木、梁、柱、筋交い等の所望部位をその軸組の側面周囲に倣う形状の略2分割体とした一対の基体2により狭みこむように把持して連結状態を成し、軸組の補強又は修正を行うものである。
基体2は、帯状金属板を曲げ形成して成るものであり、両端側に延設して成るフランジ31を配設し、それぞれ2ヶ所のボルト穴31aを穿孔している。基体2の曲げ部には基体自身の形状維持又は剛性向上のために内曲げ側にリブ21を形成している。フランジ31と平行を成す面が、図示するように、軸組である梁Bに当接状態を為す。なお、基体2の形状は把持する軸組の側面周囲に倣う形状を略2分割した形状であるため、本実施例では、梁Bの側面周囲に倣う凸状(又は凹状)の形状である。
締結手段3は、梁Bを把持した基体2の対向する各フランジ31に形成したボルト穴31aを貫通して配置するボルト32と、該ボルト32に螺合して配置するナット33から構成している。なお、ナット33はゆるみ防止対策としていわゆるダブルナットとしている。
また、ボルト32には2つの基体2のフランジ31を貫通した側(図中では下側基台のフランジ)に弾発手段としてコイルバネ5と、基体2のフランジ31との当接部やコイルバネ5の上下にワッシャ4を環装して配設している。このワッシャ4の配設によりコイルバネ5の両端部の当接状態が安定し、その伸縮機能の安定性が向上している。
上記のように構成した締付け用金具1は、作業者により以下のように軸組の所望部位、例えば梁Bのひび割れEが生じた部位に配置され、木造軸組構造の補強に供されることになる。
先ず、一対から成る基体2により、梁Bの所望位置を対向する2方向から挟み込む。そして、図3に示すように、基体2のフランジ31の各ボルト穴31aにワッシャ4を介してボルト32を貫通させて配置し、貫通した側のボルト32の先端側からワッシャ4、コイルバネ5、ワッシャ4、ナット33(ダブルナット)の順番で環装、又は螺合させて配置する。そして、ナット33のボルト32に対しての螺合位置を、コイルバネ5の弾発力、すなわち締付け用金具1の梁Bに対しての把持力を考慮して調整する。
本実施例の締付け用金具1は、上記のようにボルト・ナット32、33の締結のみで配置可能なため、作業者は梁Bに穴あけ等の加工作業をする必要はなく、迅速な配置と把持力の調整が簡便にできる。
また、ボルト32にコイルバネ5を換装していることは、梁Bに安定した把持力が作用するだけでなく、梁Bが地震や強風のような突発的な外力により大きく変形した場合にも、図4に示すように、基体2のフランジ31間に生じるズレを吸収し、基体自身の変形防止と梁側周囲への把持状態を維持する作用がある。
本実施例の締め付け用金具1は、木造軸組構造の補強に加えて、木造軸組構造の歪み修正に供することも可能である。この歪み修正工法は、軸組の継手部分が経年変化等によりズレが生じ、軸組全体が歪んでいる場合に特に有効である。
具体的な実施例としては、例えば、図5(A)に示すように、母屋Mの腰掛け蟻継きの継手部Uにおいて鎹(かすがい)Jのみで固定している凸状側(通称、男木(おぎ)側)が経年劣化や地震等で離隔し、これを原因として、母屋Mを支える束柱Pが傾いて構造の全体に歪みの影響が及ぶ場合がある。このような歪みに対して、当該継手部Uの部分に本願に係る締付け用金具を取り付け、所定力の締結を行って継手部Uに生じた離隔を解消し、木造軸組構造の全体に及ぶ恐れのある歪みの修正を行うこととしている(図5(B)参照)。
なお、締付け用金具1のフランジ31に配置するボルト数は、片側2個であるが、ひび割れ等の劣化部の状態に対応して適宜に変更することは可能である。この場合は、図6(A)に示すように片側1個(合計2個)の締付け用金具6、又は図6(B)に示すように片側3個(合計6個)の締付け用金具7のように適宜にボルト数を変更する。
[強度試験に関して]
本願発明の締付け用金具は、福島県林業研究センターにおいて、曲げや引張の強度試験(試験成績書、16林研第45号)を行ったので、参考として試験結果を抜粋して記載する。
[供給材料]
(1)曲げ強度試験1(梁材の曲げ試験用供試体)
曲げ試験1に用いた供試材は、幅120mm、高さ240mm、長さ4,000mmのベイマツ材であり、図7に示す割れ加工(中間割れ、貫通割れを施工。)及び締付け用金具1、6(ボルト4個タイプは図示符号1、ボルト2個タイプは図示符号6)を配設した合計9体(No.1からNo.9)である。ここで、割れ加工のうち、中間割れとは、梁背方向の側面に深さ40mm、幅5〜6mmのスリットを入れたものであり、貫通割れとは正角材(120mm角)を接着剤等使用せずに単に重ね合わせたものを示す。また、供試体に対する締付け用金具の配置は図8に示す。
(2)曲げ強度試験2(母屋材の曲げ試験用供試体)
曲げ試験2に用いた供試材は、幅90mm、高さ90mm、長さ2,000mmのベイマツ材であり、材長方向の中央部から約220mmずらした位置において、腰掛け蟻継ぎにより継手加工を行った後、継手部分に締付け用金具1、6を図9に示すように配置した合計3体(No.1からNo.3)である。
(3)引張強度試験(母屋材の曲げ試験用供試体)
引張試験に用いた供試材は、幅90mm、高さ90mm、長さ2,000mmのベイマツ材であり、材長方向の中央部において、腰掛け蟻継ぎにより継手加工を行った後、継手部分に締付け用金具1、6を図10に示すように配置した合計3体(No.1からNo.3)である。
[試験工法]
(1)曲げ強度試験1(梁材の曲げ試験)
曲げ強度試験1は、容量50tの実大強度試験機を用いて、下部支点間スパン3,600mm、荷重点間スパン1,200mmの3等分点4点荷重法により材が破壊に至るまで加力した。材中央部におけるたわみおよび破壊時の荷重からそれぞれ、下記に式により曲げ強さと曲げヤング係数を算出した。
曲げ強さ(MOR)=aPmax/(2z)、ここで、aは支点・荷重点間スパン、Pmaxは最大荷重(N)、Zは断面係数(mm)である。
曲げヤング係数(MOE)=a(3L―4a)ΔP/{48I(Δy)}、ここで、Lは支点間スパン(mm)、Iは断面2次モーメント(mm)、ΔPは比例域における上限荷重(Pmaxの40%)と下限荷重(10%)との差(N)、ΔyはΔPに対応するスパン中央のたわみ(mm)である。
(2)曲げ強度試験2(母屋材の曲げ試験)
曲げ強度試験2は、容量50tの実大強度試験機を用いて、下部支点間スパン900mmの中央荷重法により材が破壊に至るまで加力し、材中央部におけるたわみおよび破壊時の最大荷重を測定した。また、参考値として曲げ強さと曲げヤング係数を下記に式に算出した。
曲げ強さ(MOR)=aPmaxl/(4z)、ここで、Pmaxは最大荷重(N)、lはスパン(mm)、Zは断面係数(mm)である。
曲げヤング係数(MOE)=ΔPI/(48IΔy)、ここで、ΔPは比例域における上限荷重(Pmaxの40%)と下限荷重(10%)との差(N)、ΔyはΔPに対応するスパン中央のたわみ(mm)、Iは断面2次モーメント(mm)である。
(3)引張強度試験(母屋材の曲げ試験)
引張試験は、引張試験機を用いて、供試体のチャック間の距離が材の横断面の長辺(90mm)の10倍になるように設置し、材が破壊に至るまで加力した。破壊時の最大荷重を測定し、引張強さを下記の式により算出した。また、継手部分を含む525mmの標点距離間における材の変位(伸び)を測定した。
引張曲げ強さ=Pmax/A、ここで、Pmaxは最大荷重(N)、Aは供試体の横断面の面積(mm)である。
[試験結果]
曲げ強度試験1は図11(A)に、曲げ強度試験2は図11(B)に、引張強度試験は図11(C)に記載する。
曲げ強度試験1の結果を比較すると、供試体に関して割れ無し、中間割れ、貫通割れの何れにおいても締付け用金具を配設し、さらに締付け用金具の比較においてもボルトの個数が多い方において強度が大きいことが示された。
曲げ強度試験2及び引張試験の結果も、曲げ強度試験1と同様に、締付け用金具が配設されている方の強度が大きく、締付け用金具の比較においてもボルト数が多い方の強度が大きいことが示された。
本実施例の締付け用金具の外観斜視図である。 本実施例の締付け用金具の断面図である。 本実施例の締付け用金具の軸組への取り付けを示す組立斜視図である。 本実施例の締付け用金具の作用を示す側面図である。 本実施例の締付け用金具を使用した木造軸組構造の修正工法を示す側面図である。 本実施例の締付け用金具の変形例(A)(B)を示す外観斜視図である。 締付け用金具の曲げ強度試験1の供試体を示す断面図である。 曲げ強度試験1における供試体への締付け用金具の配置状態を示す側面図である。 曲げ強度試験2における供試体への締付け用金具の配置状態を示す側面図である。 引張強度試験における供試体への締付け用金具の配置状態を示す上面図である。 本実施例の締付け用金具の試験結果一覧(A)(B)(C)を示す図面である。
符号の説明
1 締付け用金具
2 基体
21 リブ
3 締結手段
31 フランジ
31a ボルト穴
32 ボルト
33 ナット
4 ワッシャ
5 コイルバネ
6 補強金具(ボルト片側1個)
7 補強金具(ボルト片側3個)
B 梁(軸組)
E ひび割れ
J 鎹
M 母屋
P 束柱
U 継手部

Claims (5)

  1. 木造軸組構造を成す建築物の軸組の側面周囲に取り付ける締付け用金具であって、
    該軸組の側面周囲に倣う形状を成し、かつ二分割体からなる基体(2)と、
    この二分割体の基体(2)の対向部どうしを連結する締結手段(3)と、
    から成ることを特徴とした軸組側周囲の締付け用金具。
  2. 締結手段(3)を、
    基体(2)の対向部のそれぞれに対面状に形成したフランジ(31)と、
    この対面する2つのフランジ(31)を貫通させて取り付けた1又は2以上のボルト・ナット(32、33)から構成したことを特徴とする請求項1記載の軸組側周囲の締付け用金具。
  3. 締結手段(3)において、弾発手段(5)を介して締付けるようにしたことを特徴とする請求項1、又は2記載の軸組側周囲の締付け用金具。
  4. 木造軸組構造を成す建築物の軸組に請求項1、2、又は3記載の軸組側周囲の締付け用金具を取り付けることにより、木造軸組構造の軸組を補強することを特徴とした木造軸組構造の補強工法。
  5. 木造軸組構造を成す建築物の軸組に請求項1、2、又は3記載の軸組側周囲の締付け用金具を取り付けることにより、木造軸組構造の歪みを修正することを特徴とした木造軸組構造の修正工法。

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JP2012117286A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Mie Univ 木造多重塔の制振構造

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