JP2006036000A - 幌昇降装置及びそれを備えた幌付き車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の車両に後付けすることができる幌昇降装置であって、荷の積載時には幌及び幌骨を高く保ち、走行時には制限高さに保つことができ、いずれの位置でも倒れや揺れに対して安定性がある幌昇降装置を提供する。
【解決手段】
幌骨の下端を支持するとともに荷台側面の煽りの長手方向に沿って案内するレールに固定された上ブロックと、煽りの上端に固定された下ブロックとからなる支持機構を、レールと煽りとの間に複数設置し、少なくとも2箇所の支持機構には、下ブロックに対する上ブロックの位置を、両者が垂直方向に重なる第1の位置(上昇位置)と両者が煽り上に並ぶ第2の位置(下降位置)との間で移動する移動手段が設けられている。
【選択図】
図5

Description

本発明は、幌付き車両において幌骨及び幌を昇降させるための装置(幌昇降装置)に関し、特に貨物の積載時と走行時とで幌の高さを変更することが可能であり、既存の車両に後付けできる幌昇降装置に関する。
貨物を風雨や埃から保護するために荷台を覆う構造を備えた貨物運搬用の車両として、幌骨を幌布で覆った幌車、アルミ板やFRP板で箱型に覆ったバン型車、天井と側面を開閉式にしたウィング車などがある。このうち幌布を着脱可能にした幌車は、側面が開閉でき、荷の上方に十分な空間を取ることができるので、荷の積み込みと積み下ろし作業をフォークリフトで荷台の側面から行なうことを容易にし、広く用いられている。さらに幌と幌骨を荷台前方に折り畳めるアコーディオン型の幌車は、幌布を着脱する必要がなく作業性がよい。アコーディオン型の幌車としては、荷の積み下ろしを容易にしたり荷台への脱着を容易にするために種々の構造が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。
特開平8−99536号公報 特開2000−43578号公報
しかしアコーディオン型の幌車において、荷を荷台に載せた後に、前方にある幌と幌骨を後方に引き伸ばして荷を覆うとき、荷の高さが高いと幌骨や幌と干渉する場合がある。幌や幌骨と荷が干渉しないためには、荷との間に少なくとも100mm程度の空隙が必要となる。一方、車両の高さは法規上3.8mという制限があるため、積荷の高さは、[法規上の高さ制限(3.8m)]−[荷台の高さ]−[荷と幌(幌骨)との間の空隙]が限度である。
なおアコーディオン型の幌車であって、幌骨を支持するレールをジャッキを介して煽りに取り付け、トンネルや高さ制限のある箇所を通過するときにレールの高さを変えられるようにしたものが提案されている(特許文献3)。このようにジャッキを利用したものは、トンネル通過時など一時的にレールの高さを調整するのにはよいが、ジャッキによる支持点のみでレールを支持しているためレールは曲げの力を受け、倒れや揺れを有効に規制することができない。
特開平9−48247号公報
そこで本発明は、荷の積載時には幌及び幌骨を高く保ち、走行時には制限高さに保つことができ、これら2つのいずれの位置でも倒れや揺れに対して安定性がある幌昇降装置を提供することを目的とする。また本発明は、既存の幌付き車両に取り付けて、幌の高さを変更することを可能にする幌の昇降装置を提供することを目的とする。これにより荷の積み下ろし積み込み作業を容易にすることが可能な幌付き車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の幌昇降装置は、車両の荷台側面の煽りに長手方向に沿って移動可能に支持された幌骨と該幌骨を覆う幌布とを備えた幌付き車両における幌昇降装置であって、前記幌骨の下端を支持するとともに前記煽りの長手方向に沿って案内するレールと、前記レールと前記煽りとの間に複数設けられ前記レールを前記煽りに対し昇降可能に支持する支持機構とからなり、前記支持機構は、前記煽りの上端に固定された第1のブロックと、前記レールの下端に固定された第2のブロックとを備え、複数の支持機構の少なくとも一つは、前記第1のブロックと第2のブロックが垂直方向に重なる第1の位置及び前記第1のブロックが第2のブロックと同じレベルとなる第2の位置の間で前記第1のブロックを移動させる移動手段を備えたことを特徴とする。
本発明の幌昇降装置において、好適には、移動手段は、一端が前記第1のブロックに軸支され、他端が前記煽りに軸支されたリンクを含む。このリンクは、それぞれ中空の軸によって第1のブロック及び前記煽りに連結され、軸の中空部に着脱されるレバーにより回転可能なものとすることができる。
本発明の幌昇降装置において、さらに好適には、第1の位置及び/又は第2の位置において、前記レールを前記煽りに固定するロック手段を備えている。
また本発明の幌付き車両は、荷台の側面に開閉自在に固定された煽りと、前記荷台を覆うように配置される幌骨と、前記煽り上に設けられ、前記幌骨の下端部を前記煽りの長手方向に沿って移動可能に支持するレールとを備えた幌付き車両であって、前記レールを前記煽り上で支持する支持機構を備え、該支持機構は、前記煽りの上端に固定された第1のブロックと、前記レールの下端に固定された第2のブロックと、前記第1のブロックと第2のブロックが垂直方向に重なる第1の位置及び前記第1のブロックが第2のブロックと同じレベルとなる第2の位置の間で前記第1のブロックを移動させる移動手段を備えたことを特徴とする。
本発明の幌付き車両において、好適には、前記支持機構は、前記煽りの長手方向に複数設けられ、その少なくとも一つに前記移動手段を備えている。
本発明によれば、貨物の積み下ろし時や積み込み時には、幌を高い位置に維持することができ、積載高さの高い貨物に対しても干渉することなく幌で覆う作業を行なうことができる。また本発明によれば、幌の上昇位置、下降位置のいずれにおいても安定した姿勢を保つことができる。さらに本発明によれば、幌の昇降動作を車両の外側からでも内側からでも行なうことができ、また一人の操作で容易に行なうことができる。
さらに本発明の幌の昇降装置は、既存のトラック等の煽りに後付けで取り付けることができ、幌の高さを変えることが可能になる。
以下、本発明の幌昇降装置の実施の形態を説明する。
図1は本発明が適用される幌付きトラックの全体側面を示す図、図2はその要部を示す斜視図である。図1の幌付きトラックは、主として運転席部1と、荷台部2と、車輪部3とからなり、荷台部2の上部には折り畳み可能な幌骨4と幌(図示せず)が設置されており、荷台部2を覆うことができる。
荷台部2は、貨物が載置される水平な台21と、台21に対し垂直に固定される、前板22、煽り23、24とからなり、さらに前板22と側面の煽り23との間に、折り畳んだ幌骨4を収納するための収納部25が設けられている。煽り23と収納部25とはほぼ同じ厚みを有し、これらで荷台部2の側板を形成している。煽り23と収納部25の上面には、幌骨4の下端を移動させるためのレール5、5’がそれぞれ設けられている。これらのレールは後述する昇降装置によって高さを変更することができるように構成されている。
煽り23、後の煽り24及び収納部25は、それぞれ台21にヒンジ26により固定され、通常は、互いの間をエビガネ(図示せず)で連結し、荷台21の側壁を構成している。また荷物の積み込み時或いは積み下ろし時には独立してヒンジ26から下側に倒すことができる。これにより、例えば、一方の側面からフォークリフトを用いて貨物の積み下ろし等を行なう場合には、一方の煽りを下側に下げてフォークリフトを側面に接近させて作業を行なうことができる。
幌骨4は、図2に示すように、一対の下幌骨41とこれら一対の下幌骨41に接続される上幌骨42とからなる逆U字状の骨部材を、側面リンク43及び上面リンク44で複数連結したもので、下幌骨41の下端は煽り23の上に設けられるレール5に支持されている。上幌骨42は、幌の天井を構成する水平部と水平部の両側に略直角に折曲した垂直部とからなり、垂直部の下端が管状に形成された下幌骨41の上端に挿入されている。上幌骨42の水平部には、摺動自在に一組の外筒46が嵌装されており、隣接する上幌骨42の各外筒46を2本の交差する上面リンク44で連結し、隣接する上幌骨42同士の間隔を変更することができる。また上幌骨42の2つの垂直部には、それぞれ外筒48が嵌装されており、隣接する上幌骨42の外筒48と下幌骨41とを2本の交差する側面リンク43で連結している。下幌骨41と外筒48との間には、ストッパ49が介装されており、側面リンク43の伸縮を規制している。このようなリンク連結により、幌骨4をレール5に沿って前方に折り畳んだり、側面リンク43により規制される最大幅まで広げたりすることができる。
また図3に示すように、下幌骨41の下端には一組のローラ(上ローラ411、下ローラ412)が設けられている。一方、レール5にはこれらローラ411、412を収納する溝が形成されている。下ローラ412が溝に沿って移動する際に上ローラ412が溝の側面を走行し、下幌骨41の移動を円滑にしている。
次にこのような幌の昇降装置について図3及び図4を参照して説明する。図3及び図4において、それぞれ(a)は昇降装置の支持機構の、車両の前後方向に垂直な縦断面図、(b)は車両の前後方向に平行な垂直断面図である。
幌昇降装置は、レール5とレール5’を煽り上で高さ可変に支持する支持機構50とからなる。レール5は、煽り23の上端部とほぼ同じ幅、長さを有し、煽り23に対する位置を支持機構50によって変更可能に支持されている。なお図では一つの支持機構を示しているが、同じ構造のものがレールに沿って複数配置されている。
支持機構50は、レール5を、煽り23に対し2つの異なる位置(図3に示す上昇位置と図4に示す下降位置)で支持するものであり、ほぼ同一形状の一対のブロック(上ブロック51、下ブロック52)と、上ブロック51を煽り23に連結するリンク53とからなり、下ブロック52は煽り23の上面に固定されている。図示する実施形態では、リンク53は煽り23の外側と内側にそれぞれ設けられている。上ブロック51はレール5の下面に固定されるとともにリンク53を介して煽り23に連結されており、リンク53を回転させることにより、下ブロック52の上に重なる位置(第1の位置)から煽り23上面の位置(第2の位置)まで移動させることができ、これによりレール5を上昇位置と下降位置との間で移動することができる。
即ち図3に示す上昇位置では、上ブロック51と下ブロック52とは垂直に重なっており、リンク53はこれらブロックの中心軸に対しわずかに角度を有して上ブロック51と煽り23とを連結している。またリンク53を回転させるとリンク53に軸支された上ブロック51は、図3の位置よりもわずかに上昇して下ブロック52から離れた後、レール5とともに下降し、その下端が煽り23の上面に当接して止まる。これにより図4に示す下降位置では、上ブロック51は煽り23の上面にあって下ブロック52とともにレール5を安定に支持する。このように上昇位置、下降位置のいずれでも、レール5はレールに沿って設けられた複数対のブロックに支承されるとともに、内外のリンク53が平行リンクとしてレールの動きを確実に規制しているので、揺れを受けても安定な姿勢を保つことができる。
リンク53を回転させるために、本実施形態では、上ブロック51とリンク53とを連結する軸55及び煽り23とリンク53とを連結する軸57を、それぞれ中空とし、この中空の2つの軸に係合するレバーを用いている。レバー60は、図5に示すように、軸55及び軸57との間隔と同じ間隔でピン61、62が植設されており、これらピン61、62を中空である軸55、57に差し込んでレバー60を動かすことにより、リンク53を回転させることができる。上述したように支持機構50は、レール45に沿って複数設けられているが、それぞれのリンクはレール5により平行リンクとして連動するので、複数の支持機構の一つをレバーにより操作することにより、全体を連動して動かすことができる。
なおリンク53を回転させる機構としては、上述のようなてこを利用したレバー60のほかに、レールにチェーン或いはロープを固定し、レール5を煽り23に対し前後に引っ張るようにチェーン或いはロープを巻き取る方式や、スクリューネジ方式、油圧シリンダー方式なども利用することができる。但し、レバー方式が最も簡便であり、多数あるリンクの任意の1箇所で内側或いは外側からレバー60を差し込んで操作できるので最適である。
また支持機構50は、レール5を2つの位置に固定するためのロック機構が備えられていることが好ましい。図示する実施形態では、ロック機構として、上ブロック51、下ブロック52及びレール5に貫通穴56を形成し、これをボルトナット58で固定する構造としている。即ち、図3に示す上昇位置では、上ブロック51と下ブロック52の貫通穴にボルトを通しナットで固定する。また図4に示す下降位置では、下ブロック52とレール5の貫通穴にボルトを通しナットで固定する。ロック機構としては、ボルトナットのほかに、掛け金(通称、エビガネ)などを利用することもできる。特に下降位置(走行時)でレール5の浮き上がりを防止するために、図6に示すような掛け金70をレール5と煽り23との間に設けることが好ましい。この場合には、下降時にはボルトナットで固定する作業を省くことができる。なお図6では、レール5及び煽り23にそれぞれ、掛け金70とそのフック73が固定された部材71、72を固定したものを示したが、レール5及び煽り23が固定される機構であれば、これに限定されない。
既に述べたように幌骨収納部25の上にも幌骨を収納するためのレール5’が設けられるが、幌骨収納部25のレール5’も、煽り23の上に設けられるレール5の支持機構と同様の支持機構で支持されている。また幌骨収納部25のレール5’と煽り23のレール5との間には図6に示した掛け金70と同様の掛け金(図示せず)が設けられており、煽り23を開閉するとき以外は、掛け金で固定される。これにより幌骨収納部25のレール5’と煽り23のレール5とは一体化され、レール5に沿って複数設けられた支持機構の一つを駆動することにより、一体として上昇或いは下降することができる。
上述のように支持機構50は、レール5に沿って複数設けられるが、そのうち例えば両端の2つについてリンク53が備えられていれば、それが平行リンクとして本発明の昇降装置の姿勢を安定に維持することを可能にするので、それ以外の支持機構についてはリンク53がなくてもよい。リンク53を有する支持機構を設置する位置は、その操作のしやすさ等を考慮して適宜決めることができる。
次に上記構成による本実施形態の幌付きトラックの動作を説明する。
まず貨物を荷台の側面から積み込むときは、幌及び幌骨を前方に折り畳み幌骨収納部25に収納した状態で、幌骨収納部25と煽り23を連結する掛け金を外すとともに、レール5を下降位置で煽り23に掛け金で固定し、煽り23を下側に開いて降ろす。これによりレール5が煽り23の下方に垂れ下がり作業の妨げとなるのを防止できる。この状態で、荷台の側面からフォークリフト等で貨物の積み込み作業を行う。貨物の積み込み後、煽り23を垂直な位置に持ち上げて、幌骨収納部25及び後部の煽り24に固定する。次いで、煽り23とレール5を固定していた掛け金70を外し、煽り23上のレール5’と幌骨収納部25のレール5とを掛け金で一体化する。その後、支持機構の一つのリンクの軸55、軸57に、レバー60のピン61、62を差込み、レバー60を操作しリンク53を図5に矢印で示す方向に回転させる。レール5に固定された上ブロック51が下ブロック52の上に重なった時点で、レバー60の回転は停止される。この位置は、レバー回転の上死点を超えた位置であるので、レバーを外しても重力で戻ることはなく、レバーによる操作は容易にすばやく行なうことができる。またレバー60の操作は、荷台の上から(即ち車両の内側から)行なうこともできるし外側から行なうこともできる。
レール5の上昇位置において、上ブロック51と下ブロック52をボルトナットで固定し、幌骨収納部25に収納されている幌骨4及び幌を後方に引き伸ばし、貨物を覆う。このとき幌骨及び幌は、ブロックの高さ分、高い位置にあるので、制限高さに近い高さの貨物であっても干渉することなく引き伸ばし作業を行なうことができる。幌骨及び幌を車両の後端まで引き伸ばしたならば、上ブロック51と下ブロック52とのロック(ボルトナット)を外し、今度はレバーを図6の矢印と反対方向に操作し、上ブロック51が煽り23上に載るまで、リンク53を回転させる。この操作は、荷台の両側にある煽り23について同時に行なってもよいが、幌骨には弾性があるので片側から順に操作してもよく、一人で操作することが可能である。
操作が終了したならば、レール5と煽り23とを掛け金70で固定する(図6)。或いはレール5の下端と下ブロック52とをボルトナットで固定してもよい。これによって走行時にレール5が浮き上がるのを防止することができる。
貨物の積み下ろし時には、上記手順と逆に、レバー60の操作によってレール5を上昇位置に上げた後、幌骨及び幌を幌骨収納部25に折り畳んで収納し、次いでレバー操作によってレールを下降位置に下ろして固定し、煽りを開いて側面からの作業を行なう。
なお上昇位置と下降位置との間で、レール5は平行移動することになるが、この移動はアコーディオン幌の操作には何ら支障とはならない。
このように本実施形態の幌昇降装置によれば、簡単なレバー操作で貨物の積み下ろし時や積み込み時に幌を高くし、貨物を覆う際の干渉を防ぐことができ、しかも幌骨及び幌を2つの位置で安定した姿勢を保つことができる。またレバー操作は、車の内側、外側のいずれからも行なうことができ、しかも内法容積を損なうことがない。
以上、本発明の幌付き車両及び幌の昇降装置の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能であり、例えば、ロック機構として、上昇位置で上ブロックと下ブロックを固定するボルトナットに代えて、チェーンやワイヤーロープを締め付けるチェーンブロックやレバーブロックなどで上ブロックを前板に固定する方式なども採用することができる。
本発明によれば、貨物の積み下ろし時や積み込み時に幌を高くし、貨物を覆う際の干渉を防ぐことができる幌付き車両が提供される。これにより車両の制限高さとなる高い貨物の運搬を可能に出来る。また制限高さ近くまで貨物を積み上げることもでき、その場合、下降位置に降ろした幌によって貨物を押さえ、荷崩れを防止することができる。
また本発明によれば、既存の煽りを備えた車両にも後付けによって取り付けることができる。
本発明が適用される幌付きトラックの全体を示す側面図 図1の幌付きトラックの幌部分を示す斜視図 本発明の幌昇降装置の一実施形態を示す図で、幌が上昇位置にある場合を示す。 図3の幌昇降装置において幌が下降位置にある場合を示す。 図3の幌昇降装置の動作を説明する図 図3の幌昇降装置のロック機構の一例を示す図
符号の説明
2・・・荷台、23・・・煽り、4・・・幌骨、5・・・レール、50・・・支持機構、51・・・上ブロック、52・・・下ブロック、53・・・リンク、55、57・・・軸、60・・・レバー、70・・・掛け金。

Claims (6)

  1. 車両の荷台側面の煽りに長手方向に沿って移動可能に支持された幌骨と該幌骨を覆う幌布とを備えた幌付き車両における幌昇降装置であって、
    前記幌骨の下端を支持するとともに前記煽りの長手方向に沿って案内するレールと、前記レールと前記煽りとの間に複数設けられ前記レールを前記煽りに対し昇降可能に支持する支持機構とからなり、前記支持機構は、前記煽りの上端に固定された第1のブロックと、前記レールの下端に固定された第2のブロックとを備え、複数の支持機構の少なくとも一つは、前記第1のブロックと第2のブロックが垂直方向に重なる第1の位置及び前記第1のブロックが第2のブロックと同じレベルとなる第2の位置の間で前記第1のブロックを移動させる移動手段を備えたことを特徴とする幌昇降装置。
  2. 前記移動手段は、一端が前記第1のブロックに軸支され、他端が前記煽りに軸支されたリンクを含むことを特徴とする請求項1に記載の幌昇降装置。
  3. 前記リンクは、それぞれ中空の軸によって前記第1のブロック及び前記煽りに連結され、前記軸の中空部に着脱されるレバーにより回転可能であることを特徴とする請求項2記載の幌昇降装置。
  4. 第1の位置及び/又は第2の位置において、前記レールを前記煽りに固定するロック手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の幌昇降装置。
  5. 荷台の側面に開閉自在に固定された煽りと、前記荷台を覆うように配置される幌骨と、前記煽り上に設けられ、前記幌骨の下端部を前記煽りの長手方向に沿って移動可能に支持するレールとを備えた幌付き車両であって、
    前記レールを前記煽り上で支持する支持機構を備え、該支持機構は、前記煽りの上端に固定された第1のブロックと、前記レールの下端に固定された第2のブロックと、前記第1のブロックと第2のブロックが垂直方向に重なる第1の位置及び前記第1のブロックが第2のブロックと同じレベルとなる第2の位置の間で前記第1のブロックを移動させる移動手段を備えたことを特徴とする幌付き車両。
  6. 前記支持機構は、前記煽りの長手方向に複数設けられ、その少なくとも一つに前記移動手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の幌付き車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111071140A (zh) * 2020-02-25 2020-04-28 江苏捷诚车载电子信息工程有限公司 车辆帘布收放装置及收放方法

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