JP2006035319A - 切削工具及び切刃部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 とくに小径の切削工具の場合であっても、工具本体の先端部外周に設けられる切刃の数を増やす。
【解決手段】 取付座11が、軸線O方向に沿って延びる第1のセレーション13が形成されるとともに工具本体外周側を向く着座面12を備える。切刃部材20が、軸線O方向に沿って延びる第2のセレーション24が形成されるとともに工具本体内周側を向く底面23を備える。切刃部材20を、底面23に形成された第2のセレーション24を着座面12に形成された第1のセレーション13に噛合させるようにして、取付座11に装着する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばエンドミルなどの切削工具に関するものである。
従来より、この種の切削工具として、例えば特許文献1に開示されているようなエンドミルが知られており、その一例を図3及び図4に示す。
図3及び図4に示すエンドミルは、軸線O回りに回転される工具本体1を有しており、その先端部外周には、軸線Oに直交する断面で略L字型状をなすように工具本体1が切り欠かれてなるチップポケット2が複数(例えば4つ)形成されている。なお、図3では、1つのチップポケット2のみが示されている。そして、チップポケット2における工具回転方向T前方側を向く壁面に形成された取付座3に、切刃4Aを有する切刃チップ4が例えばネジ止めで装着されている。
特開2004−148424号公報
ところで、上述したようなエンドミルにおいて、切削に供される個々の切刃4Aにかかる負荷を軽減し、それらの寿命の延長を図るためには、工具本体1の先端部外周に設けられる切刃4Aの数を増やすようにすればよい。
ここで、切刃チップ4を装着するための取付座3は、切刃チップ4にかかる切削抵抗を確実に受け止めることができるように、チップポケット2における工具回転方向T前方側を向く壁面に形成されている。つまり、チップポケット2は、取付座3の工具回転方向T前方側の領域が開放されるようにして、上記略L字型状をなすように工具本体1が大きく切り欠かれて形成されているのである。
そのため、工具本体1の先端部外周に形成されるチップポケット2の数が制限され、これにともない、工具本体1の先端部外周に設けられる切刃4Aの数も制限されてしまうので、切削に供される個々の切刃4Aにかかる負荷を軽減するための有効な手段がないのが現状であった。このような傾向は、とくに切刃4Aの外径が50mm以下となるような小径のエンドミルにおいて顕著になってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、とくに小径の切削工具の場合であっても、工具本体の先端部外周に設けられる切刃の数を増やすことができる切削工具及び切刃部材を提供することを目的としている。
上記の課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明による切削工具は、軸線回りに回転される工具本体の先端部外周に形成された取付座に、切刃を有する切刃部材が装着される切削工具であって、前記取付座は、前記軸線方向に沿って延びる第1のセレーションが形成されるとともに工具本体外周側を向く着座面を備え、前記切刃部材は、前記軸線方向に沿って延びる第2のセレーションが形成されるとともに工具本体内周側を向く底面を備えており、前記切刃部材が、前記底面に形成された第2のセレーションを前記着座面に形成された第1のセレーションに噛合させるようにして、前記取付座に装着されていることを特徴としている。
また、本発明による切刃部材は、本発明の切削工具に用いられる切刃部材であって、前記軸線方向に沿って延びる第2のセレーションが形成されるとともに工具本体内周側を向く底面を備えていることを特徴としている。
本発明では、工具本体の先端部外周に、工具本体外周側を向く着座面を備えた取付座が形成されており、このような取付座に対して、切刃を有する切刃部材が取り付けられている。そして、切刃部材が取付座に装着された状態においては、切刃部材の底面に形成された上記第2のセレーションと取付座の着座面に形成された上記第1のセレーションとが互いに噛合させられるようになっている。
そのため、従来のように工具本体を大きく切り欠いてチップポケットを形成する必要がなくなって、工具本体の先端部外周に形成される取付座の数を増やすことができ、これににともない、工具本体の先端部外周に設けられる切刃の数を増やすことができる。しかも、切刃部材が取付座に装着された状態では、軸線方向に沿って延びる第1のセレーションと同じく軸線方向に沿って延びる第2のセレーションとが互いに噛合させられているため、切刃部材にかかる切削抵抗を確実に受け止めることができる。
また、本発明による切削工具は、前記切刃部材を前記軸線方向の先端側へ押圧する調整部材を備えていることが好ましい。
このような構成とすると、調整部材によって切刃部材を軸線方向の先端側へ押圧することにより、この切刃部材を、上記第2のセレーションと上記第1のセレーションとの噛合状態を維持しつつ、軸線方向の先端側へ移動させることができる。そのため、軸線方向における切刃の位置を微調整することができて、仕上げ面精度の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を添付した図面を参照しながら説明する。
本実施形態による切削工具としてのエンドミルは、図1及び図2に示すように、軸線O回りに回転される軸線Oを中心とした略円柱状の工具本体10を有しており、その先端部外周には、後述する切刃部材20を装着するための取付座11が、周方向で略等間隔に配置されるように複数(例えば6つ)形成されている。なお、図1では、1つの取付座11のみ示されている。
取付座11は、工具本体外周側を向く着座面12を備えており、この着座面12には、複数の溝部と山部とが互いに略等間隔かつ互いに略平行となるようにして交互に配列されてなる第1のセレーション13が形成されている。つまり、取付座11は、工具本体10の先端部外周を切り欠くことなく、この工具本体10の先端部の外周面に対して第1のセレーション13を有する着座面12を直接形成したような形状となっているのである。
また、第1のセレーション13は、軸線O方向に沿って延びるように(例えば、軸線O方向と略平行に延びるように)形成されている。
一方、このような取付座11に装着される切刃部材20は、取付座11への装着状態で、軸線O方向に沿って延在する略直方体状をなしており、その工具回転方向T前方側を向く壁面21における先端側及び外周側稜線部に切刃22を有している。
切刃部材20における軸線O方向の中央部には、後述するクランプネジ25を挿通させるための挿通孔(図示略)が、工具本体10の径方向に沿って形成されている。これに対応して、取付座11の着座面12には、後述するクランプネジ25をねじ込むためのネジ穴(図示略)が、工具本体10の径方向に沿って形成されている。なお、切刃部材20に形成された挿通孔は、軸線O方向に沿って延びる長穴状をなしている。
切刃部材20は、取付座11への装着状態で、工具本体内周側を向く底面23を備えており、この底面23には、複数の溝部と山部とが互いに略等間隔かつ互いに略平行となるようにして交互に配列されてなる第2のセレーション24が形成されている。
また、第2のセレーション24は、軸線O方向に沿って延びるように(例えば、軸線O方向と略平行に延びるように)形成されている。
そして、切刃部材20は、その底面23を取付座11の着座面12に着座させた状態で、切刃部材20の挿通孔に挿通させられるとともに取付座11の着座面12のネジ穴にねじ込まれるクランプネジ25によって、工具本体内周側へ押圧されることにより、取付座11に装着されている。このとき、切刃部材20の底面23に形成された第2のセレーション24と、取付座11の着座面12に形成された第1のセレーション13とが、互いに噛合させられている。
このようにして、切刃部材20は、その切刃22を工具本体10から軸線O方向の先端側及び工具本体外周側へ突出させた状態で、取付座11に装着されるのである。
また、本実施形態では、工具本体10における取付座11のすぐ後端側の位置に、この取付座11に装着された切刃部材20の後端面に当接可能な頭部を有する調整ネジ14(調整部材)が、軸線O方向に沿ってねじ込まれている。
調整ネジ14のねじ込み量を調整することにより、この調整ネジ14の頭部で切刃部材20の後端面を軸線O方向の先端側へ押圧することができる。ここで、取付座11に装着された切刃部材20は、上記長穴状をなす挿通孔にクランプネジ25が挿通させられているため、調整ネジ14による切刃部材20の押圧により、取付座11に装着された切刃部材20を、上記第2のセレーション24と上記第1のセレーション13とが噛合した状態を維持しつつ、軸線O方向の先端側へ移動させることができる。
このような構成とされたエンドミルは、その工具本体10が、軸線O回りに回転されつつ軸線O方向の先端側及び軸線O方向に交差する方向に送られることにより、工具本体10の先端部外周に設けられた複数の切刃22によって、ワークを切削して仕上げ面を形成していく。
以上説明した本実施形態によるエンドミルでは、工具本体10の先端部外周に、工具本体外周側を向く着座面12を備えた取付座11が形成されており、このような取付座11に対して、切刃22を有する切刃部材20が取り付けられている。そして、切刃部材20が取付座11に装着された状態においては、切刃部材20の底面23に形成された上記第2のセレーション24と取付座11の着座面12に形成された上記第1のセレーション13とが互いに噛合させられている。
そのため、従来のように工具本体を大きく切り欠いてチップポケットを形成する必要がなく、工具本体10の先端部外周に形成される取付座11の数を増やすことができ、これにともなって、工具本体10の先端部外周に設けられる切刃22の数を増やすことができる。とくに、切刃22の軸線O回りの回転軌跡がなす外径が50mm以下に設定された小径のエンドミルであっても、切刃22の数を確実に増大させることができる。
また、切刃部材20が取付座11に装着された状態では、軸線O方向に沿って延びる第1のセレーション13と同じく軸線O方向に沿って延びる第2のセレーション24とが互いに噛合させられているため、これらセレーション13,24同士の噛合により、切刃部材20にかかる切削抵抗を確実に受け止めることができる。
さらに、本実施形態では、切刃部材20を軸線O方向の先端側へ押圧する調整部材としての調整ネジ14を備えている。
したがって、調整ネジ14によって切刃部材20を軸線O方向の先端側へ押圧することにより、取付座11に装着された切刃部材20を、上記第2のセレーション24と上記第1のセレーション13との噛合状態を維持しつつ、軸線O方向の先端側へ移動させることができ、軸線O方向における切刃22の位置を微調整して、仕上げ面精度の向上を図ることができる。
なお、本実施形態においては、切刃部材20の工具回転方向T前方側を向く壁面21における先端側及び外周側稜線部に直接切刃22を形成するようにしているが、これに限定されることはなく、例えば、切刃部材20の工具回転方向T前方側を向く壁面21における先端外周側部分に対して、切刃22を有する切刃チップを装着するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、取付座11の着座面12に形成された第1のセレーション13と、切刃部材20の底面23に形成された第2のセレーション24とを、例えば軸線O方向と略平行に延びるようにしているが、これに限定されることはなく、切刃部材20にかかる切削抵抗を確実に受け止めることができるのであれば、第1のセレーション13及び第2のセレーション24を、軸線O方向に対して多少の傾斜を与えつつ、軸線O方向に沿って延びるようにしてもよい。
さらに、本実施形態においては、本発明の適用対象がエンドミルである場合について説明しているが、これに限定されることはなく、工具本体の先端部外周に形成された取付座に、切刃を有する切刃部材が装着される切削工具であれば、本発明の適用対象を問うことはない。
本発明の実施形態による切削工具を示す側面図である。 本発明の実施形態による切削工具を示す先端面図である。 従来の切削工具を示す側面図である。 従来の切削工具を示す先端面図である。
符号の説明
10 工具本体
11 取付座
12 着座面
13 第1のセレーション
14 調整ネジ
20 切刃部材
22 切刃
23 底面
24 第2のセレーション

Claims (3)

  1. 軸線回りに回転される工具本体の先端部外周に形成された取付座に、切刃を有する切刃部材が装着される切削工具であって、
    前記取付座は、前記軸線方向に沿って延びる第1のセレーションが形成されるとともに工具本体外周側を向く着座面を備え、前記切刃部材は、前記軸線方向に沿って延びる第2のセレーションが形成されるとともに工具本体内周側を向く底面を備えており、
    前記切刃部材が、前記底面に形成された第2のセレーションを前記着座面に形成された第1のセレーションに噛合させるようにして、前記取付座に装着されていることを特徴とする切削工具。
  2. 請求項1に記載の切削工具であって、
    前記切刃部材を前記軸線方向の先端側へ押圧する調整部材を備えていることを特徴とする切削工具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の切削工具に用いられる切刃部材であって、
    前記軸線方向に沿って延びる第2のセレーションが形成されるとともに工具本体内周側を向く底面を備えていることを特徴とする切刃部材。
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