JP2006035241A - タイヤ成形金型製造方法 - Google Patents

タイヤ成形金型製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006035241A
JP2006035241A JP2004215416A JP2004215416A JP2006035241A JP 2006035241 A JP2006035241 A JP 2006035241A JP 2004215416 A JP2004215416 A JP 2004215416A JP 2004215416 A JP2004215416 A JP 2004215416A JP 2006035241 A JP2006035241 A JP 2006035241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
molding die
fin
mold
tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004215416A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Akagi
義弘 赤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2004215416A priority Critical patent/JP2006035241A/ja
Publication of JP2006035241A publication Critical patent/JP2006035241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

【課題】 ブレードに使用可能な金属板をあまり限定せず、タイヤ加硫成形金型の鋳造時に石膏鋳型に陥没を生じさせないタイヤ成形金型製造方法を供する。
【解決手段】 ブレード1の一辺に台形板状のフィン2がその短尺底辺で接合された状態で、ブレード1の前記フィン側部分を同フィン2とともに石膏鋳型10に植え込み、ブレード1が植え込まれた石膏鋳型10によりタイヤ成形金型20を鋳造してブレード1を鋳ぐるみ、タイヤ成形金型20に鋳ぐるみ植設されたブレード1の先端辺に接合されたフィン2を除去するタイヤ成形金型製造方法。
【選択図】 図4

Description

本発明は、タイヤを加硫成形する金型を製造する方法であり、特にタイヤトレッドに複数の切れ込みを入れるブレードを備えたタイヤ成形金型の製造方法に関する。
氷雪路での制動性や操向性を確保し、一般路での耐偏摩耗性の向上を図るために、タイヤトレッドに複数の切れ込みを設けているが、この切れ込みはタイヤ加硫成形金型に植設された金属板片であるブレードにより形成される。
このブレードが植設されたタイヤ加硫成形金型を製造する方法としては、ブレードを植え込んだ石膏鋳型にアルミニウム合金を鋳造してブレードを鋳ぐるませることによりブレードを有するタイヤ加硫成形金型を製造する方法が、一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−255267号公報
同特許文献1では、特定の金属板から厚さ1mmで長さ30mmの矩形板状のブレード(特許文献1ではサイプと称している)を製作し、石膏鋳型に植え込んで、同石膏鋳型を主型の内部にセットし、アルミニウム合金を鋳込むことで、ブレードを鋳ぐるませる。
石膏鋳型に固定されるブレードは、アルミニウム合金を鋳込むときに、アルミニウム合金の溶湯の熱により膨張し、石膏鋳型がブレードの周辺部分でクラックにより陥没が生じることがある。
この石膏鋳型の型面に陥没があると、アルミニウム合金の鋳造でタイヤ加硫成形金型に転写されて成形面に欠陥を生じ不良品を製造することになる。
前記特許文献1では、熱膨張係数を特定した金属板からブレードを製作することにより、上記のような不具合を解消しているが、使用できる金属板が限定されてしまうことと、矩形板状をしたブレードの熱膨張による石膏鋳型に対する相対的な動きを抑えることが困難でブレード周辺に僅かに陥没を生じる可能性がある。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、ブレードに使用可能な金属板をあまり限定せず、タイヤ加硫成形金型の鋳造時に石膏鋳型に陥没を生じさせないタイヤ成形金型製造方法を供する点にある。
課題を解決するための手段および効果
上記目的を達成するために、本請求項1記載の発明は、ブレードの一辺に台形板状のフィンがその短尺底辺で接合された状態で、前記ブレードの前記フィン側部分を同フィンとともに石膏鋳型に植え込み、前記ブレードが植え込まれた石膏鋳型によりタイヤ成形金型を鋳造して前記ブレードを鋳ぐるみ、前記タイヤ成形金型に鋳ぐるみ植設されたブレードの先端辺に接合された前記フィンを除去するタイヤ成形金型製造方法とした。
ブレードと一体に接合された台形板状のフィンが石膏鋳型に埋設されていることにより、同石膏鋳型を用いてタイヤ成形金型を鋳造する際に、ブレードが熱膨張により石膏鋳型に対して相対的に動くのを抑制し、よって石膏鋳型のブレード周辺に陥没が発生してタイヤ成形金型に欠陥を生じさせることを防止することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のタイヤ成形金型製造方法において、前記フィンは、前記ブレードに簡単に除去できる程度に接合されることを特徴とする。
フィンを簡単に除去できる程度にブレードに接合しておくことにより、タイヤ成形金型に植設されたブレードの先端辺に接合されたフィンを容易かつきれいに除去することができ、作業が簡単で本来のブレードの形状に容易に戻すことができる。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図6に基づいて説明する。
本実施の形態に係るブレード1の拡大平面図を図1に、その側面図を図2に図示する。
ブレード1は、ステンレス系合金製であり、矩形(長方形)板状をなし、その厚さTは1.5mmである。
厚さ1.5mmのステンレス系合金製の金属板から打ち抜き加工等により多数のブレード1を製作する。
このときに、矩形板の概ね中央位置に円形のロッキングホール1aを同時に穿孔しておく。
このブレード1に対して台形板状の金属板からなるフィン2を溶接する。
図1に示すように、ブレード1の一長尺辺の中央部に、フィン2の台形短尺底辺を溶接する。
フィン2の厚さtは、1.1mmであり、ブレード1より若干薄い。
溶接部の長さは、フィン2の台形短尺底辺が溶接される程度なので、極めて短く、ブレード1からフィン2を溶接部において簡単に切除することができる。
このフィン付きのブレード1を用いたタイヤ成形金型を製造する過程を、以下図3ないし図6に従って説明する。
まず、タイヤトレッド部を模倣した石膏鋳型10の型面10aにフィン付きのブレード1を複数植え込んで、加熱乾燥して、図3に示すようなブレード1が植え込まれた石膏鋳型10が製作される。
ブレード1は、フィン2側を半分程フィン2とともに石膏鋳型10に植え込まれるようにする。
なお、ブレード1のロッキングホール1aは外部に露出するようにする。
ブレード1に一体に接合された台形板状のフィン2は、石膏鋳型10に楔状に食い込むように植え込まれることで、これと一体のブレード1を確固として石膏鋳型10に固定することができる。
このようにブレード1が植え込まれた石膏鋳型10を、図4に示すように、主型11にセットし、アルミニウム合金の溶湯を注入してタイヤ成形金型20を鋳造する。
石膏鋳型10の型面10aに植え込まれたブレード1の突出した部分が、アルミニウム合金により鋳ぐるまれて、今度はタイヤ成形金型20のトレッド成形面20aに植え込まれることになる。
このとき、アルミニウム合金の溶湯はブレード1のロッキングホール1aに侵入して固化するので、タイヤ成形金型20とブレード1との結合はより一層強固なものとなる。
また、このタイヤ成形金型20の鋳造時に、アルミニウム合金の溶湯の熱によりブレード1が膨張して、石膏鋳型10に対して相対的に動こうとするが、本ブレード1は、台形板状のフィン2が一体に接合されて石膏鋳型10に植え込まれているので、ブレード1の相対的動きが抑制される。
特に、ブレード1のフィン2が接合された付け根部分が台形板状のフィン2により固定されて、ブレード1の熱膨張により図4に矢印で示す方向にブレード1が動かないようにストッパーの役割をなす。
そのために、石膏鋳型10のブレード1の周辺にクラックなどを生じず、型面10aに陥没を形成することがない。
したがって、石膏鋳型10により成形されるタイヤ成形金型20は、そのトレッド成形面20aを欠陥のない良好な状態に製造することができる。
そして、型ばらしして、鋳造されたタイヤ成形金型20を取り出すと、図5に示すように、タイヤ成形金型20のトレッド成形面20aにブレード1が植設されている。
ブレード1の先端辺にはフィン2が接合されている。
このフィン2のブレード1への溶接は、強固なものではないので、手で折り曲げるようにすれば、フィン2は溶接部で簡単に折れて、きれいに除去することができる。
作業が簡単で本来のブレードの形状に容易に戻すことができる。
以上のようにして、ブレード1が植設されたタイヤ成形金型20を製造することができる。
タイヤ成形金型20のトレッド成形面20aは良好な状態にあり、ブレード1も本来の形状のまま植設されているので、該タイヤ成形金型20をタイヤの加硫成形に供すると、高品質のタイヤを製造することができる。
なお、ブレードの厚さTは、石膏鋳型に確固として固定する必要上1.5mm以上は必要であり、その他のフィンとの良好な組み合せとしては、厚さtが2.0mmのフィンに対して厚さTが2.0mmまたは2.5mmのブレードの組み合わせがある。
本実施の形態では、ブレードに単に矩形の平板状のものを用いたが、波状に折曲させたり湾曲させたりしたブレードも用いることが可能である。
本発明の一実施の形態に係るフィン付きのブレードの拡大平面図である。 同側面図である。 石膏鋳型にブレードが植え込まれた状態を示す断面図である。 タイヤ成形金型の鋳造時の断面図である。 鋳型から取り出した直後のタイヤ成形金型の断面図である。 完成したタイヤ成形金型の断面図である。
符号の説明
1…ブレード、1a…ロッキングホール、2…フィン、
10…石膏鋳型、10a…型面、11…主型、
20…タイヤ成形金型、20a…トレッド成形面。

Claims (2)

  1. ブレードの一辺に台形板状のフィンがその短尺底辺で接合された状態で、前記ブレードの前記フィン側部分を同フィンとともに石膏鋳型に植え込み、
    前記ブレードが植え込まれた石膏鋳型によりタイヤ成形金型を鋳造して前記ブレードを鋳ぐるみ、
    前記タイヤ成形金型に鋳ぐるみ植設されたブレードの先端辺に接合された前記フィンを除去することを特徴とするタイヤ成形金型製造方法。
  2. 前記フィンは、前記ブレードに簡単に除去できる程度に接合されることを特徴とする請求項1記載のタイヤ成形金型製造方法。

JP2004215416A 2004-07-23 2004-07-23 タイヤ成形金型製造方法 Pending JP2006035241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004215416A JP2006035241A (ja) 2004-07-23 2004-07-23 タイヤ成形金型製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004215416A JP2006035241A (ja) 2004-07-23 2004-07-23 タイヤ成形金型製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006035241A true JP2006035241A (ja) 2006-02-09

Family

ID=35900784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004215416A Pending JP2006035241A (ja) 2004-07-23 2004-07-23 タイヤ成形金型製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006035241A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178994A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ加硫用モールドの製造方法
JP2011212966A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Bridgestone Corp タイヤ成形用金型の製造方法
JP2015107589A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 株式会社ブリヂストン タイヤ加硫金型の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178994A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ加硫用モールドの製造方法
JP2011212966A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Bridgestone Corp タイヤ成形用金型の製造方法
JP2015107589A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 株式会社ブリヂストン タイヤ加硫金型の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009269363A (ja) タイヤ加硫用モールドおよびその製造方法
JP2009269245A (ja) タイヤ用モールド
JP2011046072A (ja) タイヤ加硫用モールドの製造方法およびタイヤ加硫用モールド
JP2005262973A (ja) 空気入りタイヤ、サイプ形成用ブレード及びそのサイプ形成用ブレードを備えたタイヤ形成用金型
KR101377985B1 (ko) 타이어 가류용 몰드의 제조 방법 및 타이어 가류용 몰드
JP2006035241A (ja) タイヤ成形金型製造方法
JP3179748B2 (ja) タイヤ成形用金型の製造方法
JP5309420B2 (ja) タイヤ成形用金型へのサイピングブレードの固定構造
JP4847167B2 (ja) タイヤ用モールドの製造方法
JP2005262616A (ja) マスターモデル、マスターモデルを用いたタイヤ成形用金型の製造方法及びタイヤ成形用金型
JP5488138B2 (ja) タイヤ加硫用モールドの製造方法
JP2001179751A (ja) タイヤ加硫成形用金型の製造方法
JP5082193B2 (ja) タイヤ加硫用成形金型に用いるサイプ
JP2010143086A (ja) タイヤ用モールド
JP6374627B1 (ja) タイヤ加硫金型、タイヤ加硫金型を鋳造するための鋳型、およびタイヤ加硫金型の製造方法
JP2010017986A (ja) タイヤ成型用金型及び空気入りタイヤ
JP2005169660A (ja) タイヤ加硫用金型の製造方法
JP5041087B1 (ja) タイヤ加硫用モールドの製造方法およびタイヤ加硫用モールド
JP2003236642A (ja) タイヤ加硫用金型の製造方法に用いる石膏型の製造方法
JP2005169929A (ja) タイヤ加硫用金型の製造方法
JP2005131685A (ja) タイヤ金型の製造方法及びそれに用いるサイプ成形刃
JP7472481B2 (ja) タイヤ用モールドの製造方法
CN112238552B (zh) 轮胎用模具的制造方法、轮胎的制造方法以及轮胎用模具
JP4346466B2 (ja) タイヤ加硫用金型の製造方法
JP2008087428A (ja) タイヤ用モールドの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070316

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090721

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090901

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20091028

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20091201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02