JP2006033201A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿から読み取った画像データからその画像データにカラー画像処理と白黒画像処理とのいずれを行なうかを自動判定(ACS判定)するACSモード時において,コピー開始操作がなされてから画像出力が開始されるまでの時間(コピー開始時間)を極力短縮して処理効率をより向上できる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 ステップS4〜S5の画像データ読み取り・記憶処理と並行して実行されるステップS7におけるACS判定が終了すれば,それ以後,ステップS6では,次の処理がステップS8に移行され,前記ステップS4〜S5の画像データ読み取り・記憶処理と並行して実行されていた前記ステップS7のACS判定処理に代え,ステップS8〜S9の画像処理・出力処理が前記ステップS4〜S5の処理と並行して実行される(出力制御手段に相当)。
【選択図】図2

Description

本発明は,原稿から読み取った画像データからその画像データにカラー画像処理と白黒画像処理とのいずれを行なうかを自動判定(ACS判定)するオートカラーセレクト(ACS)機能を有する画像処理装置に関する。
カラー複写機(画像処理装置の一例)は,原稿からの読み取り画像データをカラー画像として処理するか白黒画像として処理するかを自動判定する機能を有するものがあり,そのような機能を実行するモードは,一般にオートカラーセレクトモード(以下,ACSモードと記す)といわれる。
このACSモードでは,まず,複写開始ボタン等の所定の操作器が操作された時点で,原稿台に載置された原稿(或いは自動原稿搬送装置(ADF)から搬送された原稿)の事前の画像読み取り(いわゆるプレスキャン)が行われ,このプレスキャンにより読み取った画像データに基づいて,その原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるか,即ち,読み取った画像データに対しカラー画像処理と白黒画像処理とのいずれを行なうべきであるかが判定される。以下,この判定をACS判定という。
一方,プレスキャンなしでACS判定を行うものとして,特許文献1には,原稿の走査により画像データを順次読み取る際,その順次読み取られる画像データを画像メモリ(記憶手段)に記憶させる処理と並行してACS判定を行い,原稿の走査(画像読み取り)終了後に,前記画像メモリに記憶された画像データに対し,ACS判定の結果に従った画像処理を行って出力する技術が示されている。
特開2001−119589号公報
しかしながら,前述のようにプレスキャンを行うとACSモードにおけるコピー開始操作がなされてから出力が開始されるまでの時間(以下,コピー開始時間と記す)が長くなり,処理効率が悪化するという問題点があった。
よって,コピー開始時間を短縮するため,プレスキャンなしでACS判定を行うことが望ましいが,特許文献1に示される従来の技術では,常に,1頁分の原稿の走査(画像読み取り)を終了しなければ,ACS判定の結果に従った画像処理及び処理結果の出力が開始されず,前記コピー開始時間の短縮が十分でないという問題点があった。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,ACSモード時において,コピー開始操作がなされてから画像出力が開始されるまでの時間(コピー開始時間)を極力短縮して処理効率をより向上できる画像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,画像処理装置に適用されるものであって,原稿から画像データを順次読み取る際,その順次読み取られる画像データを記憶手段に記憶させる処理と並行して,前記画像データに基づいてカラー画像処理と白黒画像処理とのいずれを行うかを判定する処理(ACS判定)を行い,前記画像データの読み取り中に前記判定がなされた(終了した)場合に,前記画像データの読み取りと並行して,前記記憶手段に記憶された画像データに対し前記判定結果に従った画像処理を行うとともに,その処理後の画像データを出力するよう構成されている。
これにより,オートカラーセレクト(ACS)モード時において,1頁分の原稿の画像読み取りが終了してから画像出力を開始する場合に比べ,コピー開始操作がなされてから画像出力が開始されるまでの時間(コピー開始時間)を短縮することが可能となり,処理効率をより向上させることができる。
ここで,前記判定(ACS判定)の処理としては,例えば,前記原稿の読み取り開始位置からの一部の領域におけるカラー領域や白黒領域の画素数もしくは比率に基づいて判定する処理が有用である。これにより,早ければ前記一部の領域の画像読み取りの途中(即ち,前記画素数もしくは比率が既定値を超えた時点)で,遅くとも,前記一部の領域の画像読み取りが完了した時点で前記判定を終了させることができるため,ACSモードにおけるコピー開始時間の安定した短縮効果を得ることが可能となる。
もちろん,従来のように,原稿1ページ分におけるカラー領域や白黒領域の画素数もしくは比率に基づいて前記判定を行っても,その画像読み取りの途中で前記判定が終了すれば(即ち,画素数や比率が既定値を超えた時点),1頁分の原稿の画像読み取りが終了してから画像出力を開始する場合に比べ,コピー開始時間を短縮できる。
本発明によれば,原稿から読み取った画像データに基づいてその画像データに対してカラー画像処理と白黒画像処理とのいずれを行なうかを自動判定するオートカラーセレクト(ACS)の判定結果が出た後に,当該原稿の画像読み取り処理と当該原稿について既に読み取り済みの画像データの出力処理とを並行処理するので,ACSモード時におけるコピー開始操作から画像出力開始までの時間(コピー開始時間)を極力短縮することが可能となり,処理効率をより向上させることができる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本実施の形態は,ACS判定を行うACS機能を有する画像処理装置の一例であるカラー複写機を示すものであり,より具体的には,原稿から画像データを順次読み取る際,その順次読み取られる画像データを記憶手段に記憶させる処理と並行してACS判定を行い,前記画像データの読み取り中に前記判定がなされた(終了した)場合には,前記画像データの読み取りと並行して前記記憶手段に記憶された画像データに対し前記判定結果に従った画像処理を行いカラー画像データもしくは白黒画像データを出力するものである。
ここに,図1は本発明の実施形態に係るカラー複写機Xの概略構成を示すブロック図,図2はカラー複写機Xで実行される画像形成処理手順の一例を示すフローチャート,図3はACS判定処理の一例を示すフローチャート,図4はカラー画像処理及び白黒画像処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず,図1を用いて本発明の実施の形態に係るカラー複写機Xの概略構成について説明する。
図1に示すように,前記カラー複写機Xは大別すると,液晶タッチパネル等からなる入出力手段である操作・表示部1と,原稿から画像データを読み取る画像読取部2と,原稿から読み取った画像データを一時記憶する画像メモリ3と,1又は複数のCPUやASIC等の演算手段及びその周辺装置(ROM,RAM等)からなり前記ROMに格納された所定のプログラムに従った処理を実行することにより当該カラー複写機Xを制御する制御部4と,該制御部4により制御され前記画像メモリ3に記憶された画像データに対し後述するACS判定による判定結果に従った画像処理(カラー画像処理もしくは白黒画像処理等)を行う画像処理部5と,該画像処理部5の画像処理により生成されたカラー画像データもしくは白黒画像データに基づいてそのカラー画像もしくは白黒画像を記録紙へ印字(出力)する画像形成部6と,記録紙を蓄積する給紙カセットやその記録紙を前記画像形成部6に供給する給紙ローラー等からなる給紙部7とにより構成されている。
前記画像読取部2は,コンタクトガラス上の原稿に光を照射する露光装置,前記原稿からの反射光をコンタクトガラスを介して受光するミラー等からなるキャリッジ,このキャリッジにより受光された反射光を光学レンズに導光する導光ミラー,上記導光ミラーを介して導かれた反射光を集光する光学レンズ,その反射光に含まれる画像情報を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device,電荷結合素子)などを備えている。
また,上記画像形成部6は,カラー/白黒の画像形成を可能とするため,シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)各色のトナーカートリッジと,これらに対応して設けられた静電潜像を担持する感光体ドラム,該感光体ドラムを一様に帯電させる帯電装置,及び前記感光体ドラム上の静電潜像にトナーを付着させて現像する現像装置と,前記各現像装置により現像された各色のトナー画像を記録紙に転写する転写装置と,前記画像処理部5から受信する画像データを一時的に記憶するバッファ記憶部と,その他周知の各種装置により構成された,いわゆるタンデム方式の画像形成部であり,前記バッファ記憶部に記憶された画像データに基づいたカラー/白黒画像を前記各装置により記録紙に印字する。
以下,図2のフローチャートを用いて本発明の実施の形態に係るカラー複写機Xの前記制御部4が実行する画像形成処理手順の一例について説明する。なお,以下,S1,S2,…は,処理手順(ステップ)の識別符号を表す。また,ここでは,前記制御部4が制御する画像形成処理のうちACSモードが選択されている場合の画像形成処理手順について説明し,その他のモード時の処理に関する説明は省略する。
前記制御部4は,予めROM等に記憶された制御プログラムに従って,以下に示す画像形成処理を制御する。当該画像形成処理は,ユーザにより,前記画像読取部2に原稿がセットされ,前記操作・表示部1を通じてACSモードでコピーを開始する旨の所定の操作がなされた際に実行される(ステップS1)。
以後,当該コピーが終了する(正常終了或いは中止など,ステップS2においてYes)まで以下のステップS3以後の処理が繰り返し実行される(ステップS2)。
まず,ステップS3では,前記画像読取部2による前記原稿1頁分の画像データの読み取りが終了したか否かによって処理が分岐される。
ここで,前記原稿1頁分の画像データの読み取りが終了していなければ(ステップS3においてNo)ステップS4に移行し,他方,読み取りが終了していれば(ステップS3においてYes)ステップS6に移行する。
前記ステップS4では,前記画像読取部2による原稿からの画像データの読み取りが実行(既に実行を開始している場合はその実行が継続)される(画像データ読取手段に相当)。なお,ここで,前記画像読取部2の前記CCDから入力されたRGB(R:赤,G:緑,B:青)の各アナログ信号は,デジタルデータに変換され,シェーディング補正などの入力補正が施される(不図示,以下,このデータを画像データと記す)。そして,続くステップS5では,この画像データが前記画像メモリ3に順次記憶される(画像データ記憶手段に相当)。
なお,このとき読み取られた画像データは,前記画像メモリ3に記憶されると共に,後述するステップS7のACS判定処理にも供されるよう構成されている。
次に,ステップS6では,ACS判定が終了しているか否かが判定される。言い換えれば,ACS判定により前記原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかの判定がなされたか否かが,例えば後段の処理で設定されるACS判定終了フラグの状態(1:終了,0:未終了)に応じて判定される。
ここで,ACS判定が終了していなければ(ACS判定終了フラグが0,ステップS6においてNo)ステップS7に移行し,ACS判定が終了していれば(ACS判定終了フラグが1,ステップS6においてYes)ステップS8に移行する。
次に,ステップS7におけるACS判定処理(画像処理判定手段に相当)について図3のフローチャートを用いて説明する。なお,以下,S71,S72,…は,処理手順(ステップ)の識別符号を表す。
当該ACS判定処理は,前記画像読取部2による画像データの読み取り(入力)が開始されることにより実行される(ステップS71)。
まず,ステップS72では,前記画像データの1画素毎に,それがカラー画素であるか白黒画素であるかの判定処理が実行される。この判定方法は,前記画像データのR,G,B夫々の値や,判定対象画素周辺との彩差(色差)等により,前記画像データの各画素がカラーであるか白黒であるかを判定する周知の方法であるので詳細説明は省略する。
ここで,前記判定によりカラーと判定された場合(ステップS72においてYes)には,当該原稿におけるカラー画素数がカウントアップされ(ステップS73),カラーでなければステップS74に移行する。
続くステップS74では,前記ステップS72における判定に応じてカウントされたカラー画素数が予め設定された閾値に達したか否かが判定される。これは,前記原稿の読み取り開始位置から順次読み取られる画像データにおけるカラー画素数に基づいて,該原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるか,即ち,読み取った画像データに対してカラー画像処理もしくは白黒画像処理のいずれを行うかを判定するものである。この閾値は,前記原稿をカラー原稿であるとみなすか白黒原稿であるとみなすかの判定基準となる情報であり,予め初期設定され,或いはユーザによって設定・変更され得るものである。
ここで,カウントされた前記カラー画素数が前記閾値に達している場合には,前記原稿はカラー原稿であると判定され(ステップS74においてYes),カラー原稿であるか白黒原稿であるかを示すACS判定フラグ(1:カラー画像,0:白黒画像)が1に設定される(ステップS75)。
一方,前記カラー画素数が前記閾値に達していない場合には(ステップS74においてNo)ステップS76に移行し,前記原稿1頁分のサイズから推測される残りの読み取り画像データの画素数を全てカラーとしてカウントしたカラー画素数(以下,推定最大カラー画素数という)が前記閾値に達するか否かにより,前記原稿がカラー原稿である可能性が判定される。ここで,前記推定最大カラー画素数が前記閾値に達しない場合には,カラー原稿と判定される可能性がないので,その時点で前記原稿は白黒原稿であると判定され(ステップS76においてYes),前記ACS判定フラグが0に設定される(ステップS77)。一方,前記推定最大カラー画素数が前記閾値に達する場合(カラー原稿の可能性有りの場合)には,ステップS71に処理が戻される。
そして,このとき,前記ステップS75及びステップS77に続くステップS78では,前記ステップS6(図2参照)における判断の指標とされるACS終了フラグが1に設定され,当該ACS判定処理は終了する。
なお,ここでは,ACS判定方法として,原稿の読み取り開始位置からのカラー画素数が既定の閾値に達したか否かによって判定するものについて説明したが,これに限られず,白黒の画素数をカウントしても構わないし,これらの画素数を共にカウントし,どちらか一方が夫々に対応する既定の閾値に達した段階で判定が終了するものであっても良い。
また,ここで,前記ステップS4〜S5における画像データの読み取り・記憶処理と前記ステップS7におけるACS判定処理とは,説明の便宜上一連の処理として実行されるものとして説明したが,これらの処理は,前記制御部4により略同時に,或いは前記制御部4が備える複数のCPUやASIC等の演算手段により夫々別々に同時に,並行して実行されるものである。
そして,図2のフローチャートに戻り,ステップS7の実行後,処理はステップS2に戻される。このとき,前記ステップS7におけるACS判定が終了していれば(ACS終了フラグが1),それ以後,前記ステップS6では,次の処理がステップS8に移行される。即ち,ACS判定が終了した後は,前記ステップS4〜S5の画像データ読み取り・記憶処理と並行して実行されていた前記ステップS7のACS判定処理に代え,下記するステップS8〜S9の画像処理・出力処理が前記ステップS4〜S5の処理と並行して実行されることとなる(出力制御手段に相当)。
また,前記ステップS6の処理を,当該画像形成処理のルーチンとは別に,ACS判定終了を常時監視してその判定終了を割り込み発生イベントとして扱い,ACS判定が終了した時点から,前記ステップS4〜S5の処理と並行して下記するステップS8〜S9の処理を割り込み実行させるものとしても良い。なお,前記ステップS4〜S5における前記原稿1頁分の画像データの読み取り・記憶処理が終了した後は,下記するステップS8〜S9の処理が単独で実行されることはいうまでもない。
このようにACS判定終了後に実行されるステップS8〜S9では,前記画像メモリ3に記憶された画像データに対するACS判定の判定結果に従った画像処理,及び該画像処理されたカラー画像データもしくは白黒画像データの出力が前記画像処理部5によって順次実行される(画像データ出力手段に相当)。
ここで,前記原稿がカラー原稿である場合にはカラー画像処理,白黒原稿である場合には白黒画像処理が実行されるステップS8における画像処理について詳説する。ここに図4は,ステップS8における画像処理手順の一例を示すフローチャートである。なお,以下,S80,S81,…は,処理手順(ステップ)の識別符号を表す。
図4に示すように,ステップS8における画像処理では,まず,前記画像メモリ2に記憶されているRGB形式の画像データが読み出される(ステップS80)。ここで,当該画像処理は,前記ステップS4〜S5(図2参照)における画像データの読み取り・記憶処理と並行して行なわれるため,前記読み出される画像データは,前記原稿の1頁分の画像データではなく,ACS判定がなされるまでに前記画像メモリ2に記憶された画像データ,及びその後順次読み取られる画像データである。
そして,ステップS81では,前記ステップS7のACS判定の判定結果(ACS判定フラグ)に応じてカラー画像処理(ステップS82〜84)と白黒画像処理(ステップS85)とに処理が分岐される。
ここで,ACS判定の結果,原稿がカラー原稿であると判定されている場合(ACS判定フラグが1,ステップS81においてYes)には,ステップS82に移行し,まず,前記読み出されたRGB形式の画像データを,C(シアン),Y(イエロー),M(マゼンタ)の濃度に応じたCMY形式の信号(濃度記録信号)に変換する色空間変換処理(濃度変換処理)が行われ,元のRGB形式の画像データはCMY形式のカラー画像データに変換される。
続いて,前記ステップS82において変換されたCMYの3色信号からK(ブラック)信号を生成する黒生成処理,更には,元のCMY信号から黒生成処理で生成されたK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成するUCR処理が行われ,CMY形式のカラー画像データはCMYK形式のカラー画像データに変換される(ステップS83)。
そして,前記ステップS83において生成されたCMYK形式のカラー画像データにはトナー色の理論上の色とのずれや現像特性等の画像形成に関する出力特性を補正するプリンタ色補正が施される(ステップS84)
一方,ACS判定の結果,原稿が白黒原稿であると判定されている場合(ACS判定フラグが0,ステップS81においてNo)には,ステップS85に移行し,前記画像データにおけるRGBのデジタルデータのうち,人間の目の視感度が最も高い(画像データにおける濃淡を最も捉えた)信号であるG(緑)の濃度を利用することによって,黒を出力するための白黒画像データが生成される。
次に,前記ステップS84もしくは前記ステップS85の実行後に続くステップS86では,前記画像データに対して,該画像データが所定の(利用者の所望する)明るさで印刷されるよう明るさを調整する露光γ補正が施される。
さらに,高品質な画像形成を得るため,前記画像データに対して,階調テーブル処理が施され,前記画像形成部6における出力特性が補正される(ステップS87)。
最後に,前記カラー画像データもしくは前記白黒画像データに対して,解像度や階調再現性の高い画像形成を得るための適応スクリーン処理(ステップS88),及び記録紙の用紙サイズに応じたサイズ加工が施されて(ステップS89)当該画像処理は終了する。
そして,再度図2のフローチャートに戻り,続くステップS9では,前記ステップS8におけるカラー画像処理もしくは白黒画像処理により生成されたカラー画像データもしくは白黒画像データが,前記画像形成部6のバッファ記憶部に対して出力されて,処理がステップS2に戻される。
一方,前記カラー画像データもしくは白黒画像データを受信した前記画像形成部6では,前記バッファ記憶部に記憶された画像データに基づいた画像が順次記録紙へ印字される。この画像形成部6による印字動作もまた,前記ステップS4〜S5の画像データ読み取り・記憶処理,及び前記ステップS8〜S9の画像処理・出力処理と同様に,前記制御部4が備える1又は複数のCPUやASIC等の演算手段により並行して同時(略同時)に実行されるものであって良い。
このように,本実施の形態によれば,ACSモード時におけるACS判定終了後から原稿の画像読み取り終了までの,前記制御部4における余った処理能力の有効利用,或いは前記制御部4が備える複数の演算手段における待機中の一部の演算手段の有効利用により,画像処理・出力処理開始までの無駄な待ち時間をなくし,コピー開始操作(ステップS1)がなされてからカラー画像データもしくは白黒画像データの出力が開始されるまで(ステップS9)の時間(コピー開始時間)を極力短縮することが可能であり,処理効率をより向上させることができる。
上記本発明の実施の形態に示したACS判定処理(ステップS7)においては,全面カラーの原稿や,先端部分から所定領域(画素数)以上がカラーの原稿である場合等には,原稿全面の読み取りが終了するまでの比較的早い段階で,カラー原稿と判定(ACS判定)することが可能であり,コピー開始時間の大幅な短縮が期待できるが,そうでない場合,即ち原稿にカラー領域と白黒領域とが疎らに混在している場合などには,場合によって原稿全面の読み取りが終了する直前になるまでACS判定がなされずコピー開始時間の十分な短縮が期待できない。
そこで,以下,コピー開始時間の安定した短縮を実現するACS判定の実施例を示す。ここに,図5は,本実施例に係る画像形成処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように,本画像形成処理手順では,上記実施の形態における画像形成処理手順(ステップS1〜S9,図2参照)に加えて,ステップS11〜S12が実行される。
上記ステップS1〜S7までの処理が実行された後,実行されるステップS11では,上記ステップS4における原稿からの画像データの読み取りが既定の一部の領域まで終了したか否かが判断される。ここで,既定の一部の領域とは,原稿の読み取り開始位置からの一部領域であり,この領域は,ACS判定の強制判定(強制終了)を行なうタイミングを規定するものである。本実施例においては,初期設定やユーザ設定,前記制御部4による自動設定などによって予め前記一部領域を設定し,これにより自由にACS判定を確定させる(終了する)タイミングを指定することが可能である。この指定は,ACS判定の対象領域の範囲を指定するものであっても良いし,読み取り開始位置からの時間等であっても良い。
また,前記制御部4が,ACSモードにおけるコピー動作毎に,画像データの読み取り開始からACS判定終了までの平均領域或いは平均時間を算出して記憶し,この記憶情報に基づいて自動的にACS判定の時期(領域或いは時間)を適宜自動的に変更・設定するものであっても良い。
そして,ステップS11において,ACS判定を行なう時期であると判断された場合には(ステップS11においてYes),ステップS12に移行し,これまでに上記ステップS7の処理においてカウントされた前記原稿のカラーもしくは白黒の画素数が所定値以上であるか否か,或いは夫々の画素数の比率などに基づいて,前記原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかの判定がなされる(確定される)。このときの判断基準となる画素数やその比率もまた初期設定やユーザ設定によって適宜設定される。
したがって,本実施例に係る画像形成処理手順によれば,原稿にカラー領域と白黒領域とが疎らに混在している場合などでも,コピー開始時間の安定した短縮が可能となる。
本発明の実施形態に係るカラー複写機Xの概略構成を示すブロック図。 カラー複写機Xで実行される画像形成処理手順の一例を示すフローチャート。 ACS判定処理の一例を示すフローチャート。 カラー画像処理及び白黒画像処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 カラー複写機Xで実行される画像形成処理手順の別の例を示すフローチャート。
符号の説明
1…操作・表示部
2…画像読取部
3…画像メモリ
4…制御部
5…画像処理部
6…画像形成部
7…給紙部
S1,S2,,,…処理手順(ステップ)
X…カラー複写機

Claims (2)

  1. 原稿から画像データを読み取る画像データ読取手段と,
    前記画像データ読取手段により順次読み取られる画像データを記憶する画像データ記憶手段と,
    前記画像データ読取手段により順次読み取られる画像データに基づいてカラー画像処理と白黒画像処理とのいずれを行うかを判定する画像処理判定手段と,
    前記画像データ記憶手段に記憶された画像データに対し前記画像処理判定手段の判定結果に従った画像処理を行いカラー画像データもしくは白黒画像データを出力する画像データ出力手段と,
    前記画像データ読取手段による画像データの読み取り中に前記画像処理判定手段による判定が終了した場合に,前記画像データ読取手段による画像データの読み取りと並行して前記画像データ出力手段に出力処理を行わせる出力制御手段と,
    を具備してなる画像処理装置。
  2. 前記画像処理判定手段が,
    前記原稿における前記画像データ読取手段による読取開始位置からの一部の領域におけるカラー領域及び/又は白黒領域の画素数もしくは比率に基づいて前記判定を行なうものである請求項1に記載の画像処理装置。
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