JP2006032102A - 燃料電池セル管と金属との結合構造 - Google Patents

燃料電池セル管と金属との結合構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2006032102A
JP2006032102A JP2004208822A JP2004208822A JP2006032102A JP 2006032102 A JP2006032102 A JP 2006032102A JP 2004208822 A JP2004208822 A JP 2004208822A JP 2004208822 A JP2004208822 A JP 2004208822A JP 2006032102 A JP2006032102 A JP 2006032102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
fuel cell
cell tube
ring
adhesive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004208822A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4418316B2 (ja
Inventor
Katsuaki Inoue
克明 井上
Yoshiaki Inoue
好章 井上
Kenichiro Kosaka
健一郎 小阪
Osao Kudome
長生 久留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2004208822A priority Critical patent/JP4418316B2/ja
Publication of JP2006032102A publication Critical patent/JP2006032102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4418316B2 publication Critical patent/JP4418316B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】燃料電池セル管と金属との接合部における燃料電池の効率の阻害要因を低減する。
【解決手段】表面に燃料電池セルを形成された燃料電池セル管1、貫通している穴を有する金属板2、及び燃料電池セル管1と金属板2とを接合するシール構造3とを具備する燃料電池セル管と金属との結合構造を用いる。シール構造3は、燃料電池セル管1と金属板2との間に介設されるリング4と、リング4と燃料電池セル管1との間に介設される接着層5とを備えている。金属板2は、その穴においてリング4に接合している。接着層5は、金属板2と燃料電池セル管1とを電気的に絶縁するように所定の電気抵抗を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池セル管と金属との結合構造に関し、特に、燃料電池のセルと管板を接合する燃料電池セル管と金属との結合構造に関する。
燃料電池の小型化と単位体積当たりの出力の増加のために、複数の燃料電池セルを含むセラミックス管(燃料電池セル管)が複数本集合した燃料電池モジュールの研究が行われている。燃料電池モジュールは、複数の燃料電池セル管(セラミックスの管)と金属板との結合構造で形成されている。金属とセラミックスとの接合的結合は困難である。特に、それらの間のシール性能を保証する結合が困難である。燃料電池モジュールの結合構造は、図13に示されるように、燃料電池セル管を保持する管板である円板(金属板)101と、その円板101を管軸方向に貫通して装着される燃料電池セル管102とから構成されている。円板101と燃料電池セル管102の間にシール構造が介設される。シール構造103は、シール性能と接合強度との両面で十分な性能を有することが重要である。シール構造103は、円板101と燃料電池セル管102との間に介設されるシールリング104を構成している。シールリング104と燃料電池セル管102の間には、接着性接合材105が用いられている。円板101とシールリング104とは、第1接合面106と第2接合面107とで接合している。
起電力を生成する燃料電池セル管102は、外部と電気的に絶縁されていることが好ましく、円板101は、外部(たとえば、使用ガスを供給する配管)と絶縁されている。このように、燃料電池モジュールは、絶縁のための部品を設ける必要があり、製造コストを増加させている。燃料電池セルと外部との間に発生するリーク電流をより安価に低減することが望まれている。
円板101と燃料電池セル管102とは数百度以上に高温化する。多数の燃料電池セル管102の伸び方向は整合していないので、不整合力を円板101に与えることが考えられる。その場合、円板101の上下に異なるガスを使用していると、円板101の上下間で、使用ガスの漏洩が生じることが考えられる。使用ガスは、第1接合面106と第2接合面107を介して透過して漏洩し、更に、接着性接合材105を透過して漏洩することが考えられる。高温に起因する熱変形は、第1接合面106と第2接合面107の密着性能の劣化を招くことも考えられる。接着性接合材105として、強度向上のために無機系接着材が使用されている。無機系接着材で形成される無機系接着材層は、ポーラス状に形成されている場合がある。そのとき、使用ガスに対して透過性が強くなる。シール性能の向上が求められる。シール構造の強化が求められる。
特開2003−308854号公報
本発明の目的は、燃料電池セル管と金属との接合部における燃料電池の効率の低下要因を低減することが可能な燃料電池セル管と金属との結合構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、燃料電池セルと外部との間に発生するリーク電流をより低減する燃料電池セル管と金属との結合構造を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、燃料電池セル管と金属との接合箇所におけるシール性能を向上させることができる燃料電池セル管と金属との結合構造を提供することにある。
本発明の別の目的は、燃料電池セルと外部との間に発生するリーク電流をより安価に低減する燃料電池セル管と金属との結合構造を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために、本発明の燃料電池セル管と金属との結合構造は、表面に燃料電池セルを形成された管としての燃料電池セル管(1)と、貫通している穴を有する金属板(2)と、燃料電池セル管(1)と金属板(2)とを接合するシール構造(3)とを具備している。シール構造(3)は、燃料電池セル管(1)と金属板(2)との間に介設されるリング(4)と、リング(4)と燃料電池セル管(1)との間に介設される接着層(5)とを備えている。金属板(2)は、その穴においてリング(4)に接合している。接着層(5)は、金属板(2)と燃料電池セル管(1)とを電気的に絶縁するように所定の電気抵抗を有している。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、接着層(5)は、高純度アルミナを含有する接着剤から形成されている。その接着剤は、リング(4)と燃料電池セル管(1)とを接着している。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、リング(4)の線膨張係数は、金属板(2)とリング(4)との間の気体の漏洩が十分にシールされるように、金属板(2)の線膨張係数に近似している。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、金属板(2)は、フェライト系ステンレス鋼により形成されている。リング(4)は、マグネシアにより形成されている。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、リング(4)は、外周面側が金属であり、内周面側がセラミックである。組成が厚み方向に変化している傾斜機能材料(61)から形成されている。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、リング(4)は、金属リング(21)と、金属リング(21/31/41/51)に内接するセラミックリング(23/32/42/52)とを含んでいる。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、接着層(5)は、リング(4)と燃料電池セル管(1)とを接着する接着剤(72)と、接着剤(72)に分散された繊維(71)とを含んでいる。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、繊維(71)は、複数本が撚りをかけられている糸に形成されている。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、繊維(71)は、シート状に形成されている。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、繊維(71)は、燃料電池セル管(1)が延長している方向について一様に分布している。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、繊維(71)は、燃料電池セル管(1)が延長している方向について分布を有する。分布は、中央部に多く分布すること、及び、端部に多く分布すること、に例示される。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、接着層(5)は、チップ状に形成された他の繊維(81)が更に分散されている。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、繊維(71)は、チップ状に形成されている。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、接着層(5)は、第1接着層(91)と、第1接着層(91)に燃料電池セル管(1)の中心線の方向に多層化される第2接着層(92)とを含んでいる。第1接着層(91)は強度性能が重視され、第2接着層(92)はシール性能が重視される。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、第1接着層(91)は無機系材料で形成され、第2接着層(92)は樹脂系材料で形成されている。
上記の燃料電池セル管と金属との結合構造において、第1接着層(91)は無機系材料で形成され、第2接着層(92)はガラス系材料で形成されている。
上記課題を解決するために本発明の燃料電池モジュールは、上記各項いずれかの結合構造と、供給室とを具備する。供給室は、結合構造の金属板を側面として含み、結合構造の燃料電池セル管内に燃料ガス又は酸化剤ガスを供給する。
本発明により、燃料電池セル管と金属との接合部における燃料電池の効率の阻害要因を低減することが可能となる。
以下、本発明の燃料電池セル管と金属との結合構造の実施の形態を説明する。図1は、本発明の燃料電池セル管と金属との結合構造の実施の形態の構成を示す断面図である。その結合構造は、複数の燃料電池セルを含むセラミクス製の管としての燃料電池セル管1、燃料電池セル管1を保持する金属製の板としての管板2、及び、燃料電池セル管と金属との結合構造としてのシール構造3を具備する。
燃料電池セル管1は、管板2に管軸方向に貫通されて、シール構造3により管板2と結合されている。内部に燃料ガス(例示:水素)を通す管である。管板2は、その強度が十分である強度範囲で、薄く形成されている。シール構造3は、管板2と燃料電池セル管1との間に介設されている。シール構造3は、シール性能と接合強度と電気的絶縁性との面で十分な性能を有することが重要である。
管板2は、金属板であり、燃料電池セル管1内に燃料ガス又は酸化剤ガスを供給する供給室の一部を構成する。供給室の一部は、供給室の一側面に例示される。
シール構造3は、管板2と燃料電池セル管1との間に介設されるシールリング4、及び、シールリング4と燃料電池セル管1との間に介設される接着層5を備える。管板2は、シールリング4の外周面と、接合面7で接合している。燃料電池セル管1と接着層5とシールリング4とは、同心的に配置されて、互いに密着的に接合している。
シールリング4は、金属(例示:Ni−Cr鋼、ステンレス鋼)又はセラミックス(例示:安定化ジルコニア、アルミナ)で形成されている。接着層5は、セメント、アルミナに例示される無機質接着剤で形成されている。無機質接着剤は、金属、電解質に例示される不純物が含有することにより、電気伝導率を大きく変化する。無機質接着剤は、接着層5が所定の厚さで要求される電気抵抗以上になるように純度が高く設定されている。
以下、シールリング4に関してより詳細に説明する。
なお、シールリング4は、内周面と外周面との間の電気抵抗が、要求される電気抵抗以上であるセラミックにより形成されることもできる。このとき、シールリング4は、マグネシア(酸化マグネシウムMgO)により形成され、管板2は、フェライト系ステンレス鋼により形成されている。シールリング4の外周面と管板2の接合面7とは、シールリング4と管板2との線膨張係数が大きく異なると、温度変化により、隙間が生じて、シール性が悪くなり、燃料電池使用ガス(例示:水素のような燃料ガス)の漏洩につながる。マグネシアとフェライト系ステンレス鋼とは、線膨張係数がそれぞれ12〜13×10−6であり、使用ガスの漏洩を防止することができる。さらに、シール構造3は、接着層5として公知の接着剤を用いたときにも、燃料電池セル1と管板2との間に要求される電気抵抗を与えて、セルと外部との間に発生するリーク電流をより低減することができる。この結果、本発明による燃料電池セル管と金属との結合構造は、燃料電池セル管1と外部との間に発生するリーク電流を管板2と外部とを絶縁することより安価に低減することができる。
図2は、シール構造の実施の他の形態を示す断面図である。シールリング4は、金属リング21、接着剤22およびセラミックリング23から形成されている。金属リング21は、円筒状に形成され、管板2と線膨張係数が概ね等しい金属から形成されている。金属リング21は、管形成板2と同種の金属を用いることが使用ガスの漏洩を防止する点で最適である。セラミックリング23は、厚さ1mm以上の円筒状に形成され、アルミナから形成されている。金属リング21とセラミックリング23は、中心軸心線Lに垂直な方向に積層されている。このようなセラミックリング23は、内周面から外周面までの電気抵抗が要求される電気抵抗より大きくなる。セラミックリング23は、アルミナ以外の絶縁性の物質で形成されるときにも、同様にして厚さが設定される。接着剤22は、所定の強度性能と所定のシール性能を有し、接着層5と同種の接着剤を用いることが最適である。
このようなシール構造3は、管板2と金属リング21との線膨張係数が概ね等しいことにより、高温化する管板2の膨張収縮に対応して常態的に管板2とシールリング4との密着的接合関係を維持することができる。さらに、シール構造3は、セラミックセル1と管板2との間に要求される電気抵抗を与えて、セルと外部との間に発生するリーク電流をより低減することができる。
図3は、シール構造3の実施のさらに他の形態を示す断面図である。シールリング4は、金属リング31とセラミックリング32とから形成されている。金属リング31は、円筒状に形成され、管板2と線膨張係数が概ね等しい金属から形成されている。セラミックリング32は、厚さ1mm以上の円筒状に形成され、アルミナから形成されている。金属リング31とセラミックリング32は、中心軸心線Lに垂直な方向に積層されている。金属リング31は、セラミックリング32を締め付けるように弾性力を付勢してセラミックリング32と締結している。
金属リング31は、セラミックリング32より中心軸心線Lの方向に長く、内周面の端部に中心軸心線のL側に張り出した張り出し部分がさらに設けられている。その張り出し部分は、セラミックリング32が金属リング31の円筒の外側に抜け出ることを防止している。
図3に示されている第1シールリング層4の製造方法を以下に説明する。まず、金属リング31とセラミックリング32とは、独立に製造される。加熱されて膨張した金属リング31は、円筒の内部にセラミックリング32が挿入された後に、冷却収縮されセラミックリング32と締結する。すなわち、金属リング31とセラミックリング32とは、焼きばめによりを締結している。
このようなシール構造3は、管板2と金属リング31との線膨張係数が概ね等しいことにより、高温化する管形成板2の膨張収縮に対応して常態的に管形成板2とシールリング4との密着的接合関係を維持することができる。さらに、シール構造3は、燃料電池セル管1と管板2との間に要求される電気抵抗を与えて、セルと外部との間に発生するリーク電流をより低減することができる。
図4は、シール構造3の実施のさらに他の形態を示す断面図である。シールリング4は、金属リング41とセラミックリング42とから形成されている。金属リング41は、円筒状に形成され、管板2と線膨張係数が概ね等しい金属から形成されている。セラミックリング42は、厚さ1mm以上の円筒状に形成され、アルミナから形成されている。金属リング41とセラミックリング42は、中心軸心線Lに垂直な方向に積層されている。
図4に示されているシールリング4の製造方法を以下に説明する。まず、金属リング41が、製造される。金属リング41の内周面に、セラミックを厚さ1mm以上に蒸着させてセラミックリング42を形成する。蒸着を用いることは、緻密で密着性の高い膜を得られる点で好ましい。
このようなシール構造3は、管板2と金属リング41との線膨張係数が概ね等しいことにより、高温化する管板2の膨張収縮に対応して常態的に管板2と第1シールリング層4との密着的接合関係を維持することができる。さらに、シール構造3は、セラミックセル1と管板2との間に要求される電気抵抗を与えて、セルと外部との間に発生するリーク電流をより低減することができる。
図5は、シール構造3の実施のさらに他の形態を示す断面図である。シールリング4は、金属リング51とセラミックリング52とから形成されている。金属リング51は、円筒状に形成され、管形成板2と線膨張係数が概ね等しい金属から形成されている。セラミックリング52は、厚さ1mm以上の円筒状に形成され、アルミナから形成されている。金属リング51とセラミックリング52は、中心軸心線Lに垂直な方向に積層されている。
図5に示されているシールリング4の製造方法を以下に説明する(断面図)。まず、セラミックリング52が、製造される。セラミックリング52の外周面に、金属を蒸着させて金属リング51を形成する。金属を蒸着することは、より緻密でより密着性の高い膜を得易いという点で好ましい。また、外側の部材を蒸着することは、蒸着しやすいという点で好ましい。
このようなシール構造3は、管板2と金属リング61との線膨張係数が概ね等しいことにより、高温化する管板2の膨張収縮に対応して常態的に管板2と第1シールリング層4との密着的接合関係を維持することができる。さらに、シール構造3は、セラミックセル1と管板2との間に要求される電気抵抗を与えて、セルと外部との間に発生するリーク電流をより低減することができる。
図6は、シール構造3の実施のさらに他の形態を示す断面図である。シールリング4は、傾斜機能材料61により形成されている。その傾斜機能材料は、性質が位置により異なる材料であり、シールリング4は、外周面側62が金属の性質を有し、内周面側63がセラミックの性質を有している。図7は、シールリング4の組成を示すグラフである。シールリング4のセラミックの組成は、外周面側62からの距離に関して単純に増加する関数であり、外周面側62が0%であり、内周面側63が100%である。第1シールリング層4の金属の組成は、外周面側62からの距離に関して単純に減少する関数であり、外周面側62が100%であり、内周面側63が0%である。第1シールリング層4のセラミックの組成は、内周面側63の1mm以上が100%である。
このようなシール構造3は、管形成板2と第1シールリング層4の外周面側62との線膨張係数が概ね等しいことにより、高温化する管板2の膨張収縮に対応して常態的に管板2とシールリング4との密着的接合関係を維持することができる。さらに、シール構造3は、セラミックセル1と管板2との間に要求される電気抵抗を与えて、セルと外部との間に発生するリーク電流をより低減することができる。
次に、接着層5に関してより詳細に説明する。
図8は、シール構造3の実施のさらに他の形態を示す断面図である。接着層5は、繊維71と接着剤72とから形成されている。繊維71と接着剤72とは、互いに相混じらない2つの物質から形成され、接着層5は、繊維71が分散質であり、接着剤72が分散媒である分散系を形成している。繊維71は、ガラス繊維に例示される無機系の繊維であり、撚りをかけられて紐状に形成され、または、シート状の布または不織布に形成されている。繊維71は、接着層5に中心軸心線Lの方向に概ね一様に分布している。接着剤72は、セメントに例示される無機系接着剤である。
接着層5は、繊維強化プラスチック(FRP)と同様の機構により、強化されて割れの発生が防止される。接着剤22を構成する無機系接着材は、一般にポーラスであり、多数の小さな空隙が分散している。燃料電池に使用される気体は、その多数の空隙を伝って管板2により区切られた内側と外側との間を透過する。繊維71は、その多数の空隙の繋がりを分断し、気体の流路を迷路のように変形させて、気体を通りにくくして、接着層5のシール性能を向上させる。
紐状の繊維を用いることは、側板へのなじみ性が良い(側板の形状に対応しやすい)点で好ましい。一方、シート状の繊維を用いることは、繊維の側面に沿った方向における密度を一定にしやすい点で好ましい。
図8に示される本発明の結合構造の製造方法を以下に説明する。燃料電池セル管1は、まず、管板2と接合される領域に紐状またはシート状に形成されている繊維71を周りに巻かれる。次いで、その繊維71は、液状の接着剤72が含浸させられる。その後に、燃料電池セル管1がシーリング4に挿入されて、接着層5がシーリング4の内側に配置される。接着剤72は、その後に、固体化して燃料電池セル管1とシールリング4とを接着する。
液状の接着剤72をその繊維71に含浸させた後に燃料電池セル管1をシーリング4に挿入することは、繊維71の隙間に接着剤72を十分に含浸させるために有効である。なお、液状の接着剤72をその繊維71に含浸させることは、燃料電池セル管1がシーリング4に挿入された後に、実行することもできる。
図9は、シール構造3の実施のさらに他の形態を示す断面図である。繊維71が接着層5の中心軸心線Lの方向の中央部に多く分布している。このような分布によれば、繊維71の隙間に接着剤72を図8のシール構造3より十分に含浸させることができる。図9のシール構造3は、さらに、図8のシール構造3と同様に、繊維71がその多数の空隙の繋がりを分断し、気体の流路を迷路のように変形させて、気体を通り難くして、接着層5のシール性能を向上させる。
図10は、シール構造3の実施のさらに他の形態を示す断面図である。繊維71が接着層5の中心軸心線Lの方向の端部に多く分布している。このような分布によれば、繊維71の隙間に接着剤72を図8のシール構造3より十分に含浸させることができる。図10のシール構造3は、さらに、図8のシール構造3と同様に、繊維71がその多数の空隙の繋がりを分断し、気体の流路を迷路のように変形させて、気体を通りにくくして、接着層5のシール性能を向上させる。
図9及び図10の場合、繊維を混入させる既述の効果のほかに、接着層5の繊維を含む部分が燃料電池セル管1及びシールリング4と接触する面の面積を小さくして、接着層5の繊維を含まない部分が燃料電池セル管1及びシールリング4と接触する面の面積を増加させることができる。繊維を含まない部分は、燃料電池セル管1とシールリング4との接着強度がより大きいので、接着層5全体としての強度を図8の場合に比較して向上させることができる。これにより、シール性能を向上させながら、接着強度を維持することができる。
図11は、シール構造3の実施のさらに他の形態を示す断面図である。チップ状の繊維81が接着層5の中心軸心線Lの方向に一様に分布している。シール構造3の製造方法は、繊維81が分散された接着剤72が、まず、管板2と接合される領域に塗布される。その後に、燃料電池セル管1がシーリング4に挿入され、接着剤72は、固体化して燃料電池セル管1とシールリング4とを接着する。なお、燃料電池セル管1がシーリング4に挿入された後に、繊維81が分散された接着剤72を燃料電池セル管1とシーリング4との隙間に含浸させることもできる。
図11のシール構造3は、さらに、図8のシール構造3と同様に、繊維81がその多数の空隙の繋がりを分断し、気体の流路を迷路のように変形させて、気体を通りにくくして、接着層5のシール性能を向上させる。
なお、図8、図9または図10の接着剤72を図11に示されているような繊維81が分散された接着剤72に置換することもできる。このとき、接着層5は、より強固であり、シール性がより向上して好ましい。
図12は、シール構造3の実施のさらに他の形態を示す断面図である。接着層5は、中央側接着層91と、端部側接着層92とから形成されている。端部側接着層92は、中央側接着層91を軸方向に両側から挟んでいる。中央側接着層91と端部側接着層92の縦方向(軸方向)の材料選択の組合せが有効である。その組合せは、次の通りである。
第1組合せは、中央側接着層91:無機系接着剤、及び、端部側接着層92:ガラス系接着剤である。第2組合せは、中央側接着層91:樹脂系接着剤、及び、端部側接着層92:無機系接着剤である。
それぞれの組合せで、中央側接着層91の材料と端部側接着層92の材料は互いに置換可能である。無機系接着剤は接着強度を保証し、樹脂系接着剤とガラス系接着剤はシール性を保証する。中央側接着層91と端部側接着層92は、それの一方に強度性能が重要視されそれの他方にシール性能が重要視される。中央側接着層91と端部側接着層92は、(燃料電池セル管1の)半径方向に層化されずに軸方向に層化されることが重要である。複数の中央側接着層91と複数の端部側接着層92が交互に軸方向に配列されることは有効である。中央側接着層91と端部側接着層92は、軸方向に互いに接着性が高いことが重要である。中央側接着層91と端部側接着層92は、それぞれに、シールリング4と燃料電池セル管1に対して接着性が高いことが更に重要である。
樹脂系接着剤は、他の材料のもの比較して非常に高いシール性と強度とを有している。したがって、高いシール性や強度の要求される箇所において使用されることがより好ましい。一方、ガラス系接着剤は、他の材料のものと比較して非常に高い温度まで使用可能である。したがって、高温になる箇所において使用されることがより好ましい。
単一の材料で金属とセラミックの接着的密着性が十分でありシール性能が十分であることは困難であるが、金属のシールリング4とセラミックの燃料電池セル管1との間に強度性能とシール性能とを合わせ持つシール構造3は、セラミックの燃料電池セル管1と金属の管板2との間の強度性能とシール性能とを同時に十分に保証することができる。金属の管板2と金属のシールリング4との間は、機械的にそのシール性能が保証される。
図2〜図6において説明したシールリング4のいずれかを、図8〜図12に関連して説明した接着層5のいずれかと組み合わせて使用することも可能である。
本発明により、燃料電池セルと外部との間に発生するリーク電流をより低減し、シール構造を強化し、シール性能を向上させることができる。それにより、燃料電池セル管と金属との接合部における燃料電池の効率の阻害要因を低減することが可能となる。
図1は、本発明の燃料電池セル管と金属との結合構造の実施の形態の構成を示す断面図である。 図2は、シール構造の実施の他の形態を示す断面図である。 図3は、シール構造の実施のさらに他の形態を示す断面図である。 図4は、シール構造の実施のさらに他の形態を示す断面図である。 図5は、シール構造の実施のさらに他の形態を示す断面図である。 図6は、シール構造の実施のさらに他の形態を示す断面図である。 図7は、シールリングの組成を示すグラフである。 図8は、シール構造の実施さらに他の形態を示す断面図である。 図9は、シール構造の実施の他の形態を示す断面図である。 図10は、シール構造の実施のさらに他の形態を示す断面図である。 図11は、シール構造の実施のさらに他の形態を示す断面図である。 図12は、シール構造の実施のさらに他の形態を示す断面図である。 図13は、従来の燃料電池セル管と金属との結合構造を示す断面図である。
符号の説明
1 :燃料電池セル管
2 :管板
3 :シール構造
4 :シールリング
5 :接着層
7 :接合面
21、31、41、51:金属リング
22、32、42、52:接着剤
23、:セラミックリング
61:リング
62:外周面
63:内周面
71:繊維
72:接着剤
81:チップ
91:中央側接着層
92:端部側接着層

Claims (17)

  1. 表面に燃料電池セルを形成された管としての燃料電池セル管と、
    貫通している穴を有する金属板と、
    前記燃料電池セル管と前記金属板とを接合するシール構造と
    を具備し、
    前記シール構造は、
    前記燃料電池セル管と前記金属板との間に介設されるリングと、
    前記リングと前記燃料電池セル管との間に介設される接着層と
    を備え、
    前記金属板は、前記穴において前記リングに接合し、
    前記接着層は、前記金属板と前記燃料電池セル管とを電気的に絶縁するように所定の電気抵抗を有する
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  2. 請求項1に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記接着層は、高純度アルミナを含有する接着剤から形成され、
    前記接着剤は、前記リングと前記燃料電池セル管とを接着する
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記リングの線膨張係数は、前記金属板と前記リングとの間の気体の漏洩が十分にシールされるように、前記金属板の線膨張係数に近似する
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  4. 請求項3に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記金属板は、フェライト系ステンレス鋼により形成され、
    前記リングは、マグネシアにより形成されている
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  5. 請求項2に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記リングは、外周面側が金属であり、内周面側がセラミックであり、組成が厚み方向に変化している傾斜機能材料から形成されている
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  6. 請求項2に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記リングは、
    金属リングと、
    前記金属リングに内接するセラミックリングと、
    を含む
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  7. 請求項1に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記接着層は、
    前記リングと前記燃料電池セル管とを接着する接着剤と、
    前記接着剤に分散された繊維と
    を含む
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  8. 請求項7に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記繊維は、複数本が撚りをかけられている糸に形成されている
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  9. 請求項7に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記繊維は、シート状に形成されている
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  10. 請求項8又は9のいずれか一項に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記繊維は、前記燃料電池セル管が延長している方向について一様に分布している
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  11. 請求項8又は9のいずれか一項に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記繊維は、前記燃料電池セル管が延長している方向について分布を有する
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  12. 請求項8乃至11のいずれか一項に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記接着層は、チップ状に形成された他の繊維が更に分散されている
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  13. 請求項7に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記繊維は、チップ状に形成されている
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  14. 請求項1に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記接着層は
    第1接着層と、
    前記第1接着層に、前記燃料電池セル管の中心線の方向に多層化される第2接着層と
    を含み、
    前記第1接着層は強度性能が重視され、前記第2接着層はシール性能が重視される
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  15. 請求項14に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記第1接着層は無機系材料で形成され、前記第2接着層は樹脂系材料で形成される
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  16. 請求項14に記載の燃料電池セル管と金属との結合構造において、
    前記第1接着層は無機系材料で形成され、前記第2接着層はガラス系材料で形成される
    燃料電池セル管と金属との結合構造。
  17. 請求項1乃至請求項16記載のいずれか一項に記載の結合構造と、
    前記結合構造の金属板を側面として含み、前記結合構造の燃料電池セル管内に燃料ガス又は酸化剤ガスを供給する供給室と
    を具備する燃料電池モジュール。
JP2004208822A 2004-07-15 2004-07-15 燃料電池モジュール Expired - Fee Related JP4418316B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208822A JP4418316B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 燃料電池モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208822A JP4418316B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 燃料電池モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006032102A true JP2006032102A (ja) 2006-02-02
JP4418316B2 JP4418316B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=35898202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004208822A Expired - Fee Related JP4418316B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 燃料電池モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4418316B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010055916A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Kyocera Corp 燃料電池セルスタックおよびこれを用いた燃料電池モジュール
JP2015165454A (ja) * 2014-02-28 2015-09-17 三菱日立パワーシステムズ株式会社 燃料電池モジュールおよび燃料電池モジュールの製造方法
JP2016021318A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 三菱日立パワーシステムズ株式会社 燃料電池用の基体管接続構造、基体管、及び基体管の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010055916A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Kyocera Corp 燃料電池セルスタックおよびこれを用いた燃料電池モジュール
JP2015165454A (ja) * 2014-02-28 2015-09-17 三菱日立パワーシステムズ株式会社 燃料電池モジュールおよび燃料電池モジュールの製造方法
JP2016021318A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 三菱日立パワーシステムズ株式会社 燃料電池用の基体管接続構造、基体管、及び基体管の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4418316B2 (ja) 2010-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5456135B2 (ja) 燃料電池のスタック構造体
CA2461699A1 (en) Hybrid ceramic material composed of insulating and structural ceramic layers
MX2007013484A (es) Aparato y metodos con celda de combustible.
JP2019185883A (ja) 燃料電池
JP2001060462A (ja) セルチューブのシール構造
WO2014208448A1 (ja) セルユニット、セルスタック装置、セルユニット装置およびモジュール
JP4545014B2 (ja) 燃料電池セル及びこれを用いた燃料電池セルスタック、燃料電池
JP2007115481A (ja) 固体酸化物型燃料電池セル板
JP4418316B2 (ja) 燃料電池モジュール
JP2010073631A (ja) 燃料電池発電ユニット及び燃料電池スタック
JP2017511565A (ja) 燃料電池システムのグロープラグおよびこれを形成する方法
JP5007918B2 (ja) 燃料電池用ガスシール部品及びその製造方法
JP4688522B2 (ja) 燃料電池セル及びこれを用いた燃料電池セルスタック、燃料電池
JP2012038586A (ja) 燃料電池の構造体
JP6178534B1 (ja) 燃料電池スタック
JP5501484B1 (ja) 燃料電池のスタック構造体
US20100066036A1 (en) Compressive composite seals for sofc applications
JP2010282870A (ja) 発電体
JP5110345B2 (ja) 固体電解質型燃料電池のスタック構造体
JP6972440B1 (ja) セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置
JP5283210B2 (ja) 燃料電池
JP2948399B2 (ja) 固体電解質燃料電池用支持部材
JP2015510665A (ja) 電気エネルギ蓄積器用スタック
JP5164334B2 (ja) 燃料電池組立体
JP2006073393A (ja) 水素分離膜型燃料電池およびその単位セル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees