JP2006030589A - 加熱部材、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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誠 村田
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栄二 沢村
Atsushi Ishibe
篤 石部
Tomohito Tokai
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Abstract

【課題】 定着装置の大型化を招くことなく定着ベルトを迅速に加熱し得る加熱部材、該加熱部材を有する定着装置及びこの定着装置が組み込まれた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 記録媒体19上に未定着トナー18を加熱、圧着するための無担定着ベルト14の循環経路を定着ローラ11と共に規定しかつ定着ベルト14を加熱すべく定着装置10に組み込まれる加熱部材13。加熱部材13は、定着ベルト14を曲線経路に沿って案内する曲部13a及び該曲部に連なり定着ベルト14に沿って伸びる直線部13bが設けられた全体にU字状の横断面形状を有する。加熱部材13の内方には加熱源17が配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリンタ−、複写機等の画像形成装置、この画像形成装置に組み込まれる定着装置及びこの定着装置に用いられる加熱部材に関し、さらに詳しく言えば、画像形成装置に組み込まれる定着装置の定着ベルトを温める加熱部材、この加熱部材を有する定着装置及びこの定着装置を組み込んだ画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、原稿読み取り部で読み取った原稿画像を画像形成部の感光体ドラム等の静電潜像担持体上に露光することにより、該静電潜像担持体上に原稿画像に対応する静電潜像を形成する。この静電潜像を現像して可視トナー像とし、このトナー像を記録材供給部から搬送されてくる記録紙等の上に転写し、定着し、これにより画像が形成された記録紙のような用紙が排紙部等から排出される。
トナー像を用紙上に定着する定着装置は、定着ローラと該定着ローラに圧接する加圧ローラとの間で、あるいは定着ローラを巡る定着ベルトと該定着ベルトに圧接する加圧ローラとの間で、用紙を挟持した状態でこれを搬送し、この搬送中に熱と圧力とでトナー像を用紙に定着する。
図7に示すように、定着ベルト1と、加熱源2aを内蔵する加圧ローラ2との間で用紙3を搬送し、この搬送中に用紙3上に未定着のトナー4の像を定着する従来の定着装置5では、定着ローラ6と加熱ローラ7とで定着ベルト1を張架している。定着ベルト1の張力調整の為にテンションローラ8が配置されている。また、定着ベルト1を温める為の加熱源として、加熱ローラ7の内部には例えばハロゲンランプ7aが配置されている。ハロゲンランプ7aから発せられた熱は、加熱ローラ7の内壁に均一に輻射され、定着ベルト1の表面がトナー4の定着に適した温度、例えば150〜200℃になるまで加熱される。このような加熱源7aが内蔵された加熱ローラ7として、省電力及び立ち上がり時間の短縮化の両観点から、熱容量の小さい薄肉の加熱ローラが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の定着装置では、ベルトを張架する加熱ローラは、芯金の表面にテフロン(登録商標)塗装により形成されたテフロン(登録商標)層を有し、また、その外周面に周方向に巡る溝を有する。溝は、各溝が1周毎に独立し、あるいは加熱ローラの中央を境にして左右で互いに逆方向へ螺旋状に連続する。加熱によって発生する定着ベルトの伸びは、加熱ローラに形成された溝によって吸収されることから、加熱ローラから定着ベルトの浮き上がりが防止され、これにより、加熱ローラから定着ベルトへの熱伝達効率が向上する。
特開2002−304069号公報(第3−4頁、図2)
しかしながら、前記したような加熱ローラを用いた従来の定着装置では、定着ベルトの加熱ローラへの巻き付けによる加熱ローラと定着ベルトとの接触面積が加熱ローラの外周面積の約半分となる。画像形成装置あるいはその定着装置をより早く立ち上げる為に、加熱領域を増やす手段として加熱ローラの外径を大きくするといった方法がある。ところが、加熱ローラの外径を大きくすると、定着装置が大型化してしまう。この為、加熱ローラの外径を大きくする手段は好ましくない。
そこで、本発明の目的は、定着装置の大型化を招くことなく定着ベルトを迅速に加熱し得る加熱部材、該加熱部材を有する定着装置及びこの定着装置が組み込まれた画像形成装置を提供することにある。
これらの課題を解決する為に、本発明に係る請求項1に記載の加熱部材は、記録媒体上に未定着トナーを加熱、圧着するための無担定着ベルトの循環経路を定着ローラと共に規定しかつ前記定着ベルトを加熱すべく定着装置に組み込まれる加熱部材であって、前記定着ベルトを曲線経路に沿って案内する曲部及び該曲部に連なり前記定着ベルトに沿って伸びる直線部が設けられた全体にU字状の横断面形状を有し、内方に加熱源が配置されることを特徴とする。
本発明に係る請求項2に記載の定着装置は、請求項1に記載の加熱部材が搭載されたことを特徴とする。
本発明に係る請求項3に記載の定着装置は、請求項2に記載の定着装置において、さらに、前記加熱部材に沿って、該加熱部材との間に前記定着ベルトを位置させるように該定着ベルトから間隔をおいて配置された熱反射板を備えることを特徴とする。
本発明に係る請求項4に記載の定着装置は、請求項3に記載の定着装置において、前記熱反射板の材料がアルミニウムまたは銅であることを特徴とする。
本発明に係る請求項5に記載の画像形成装置は、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の定着装置を搭載したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、加熱部材は、曲部と該曲部に連なり前記定着ベルトに沿って伸長する直線部が設けられたU字状の横断面形状を有することから、前記曲部の径を増大させることによる大型化を招くことなく、加熱部材と定着ベルトとの接触面積の増大を図ることができるので、内方に配置される前記加熱源からの熱エネルギーが効率よく前記定着ベルトに伝えられる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の加熱部材を搭載することにより、定着装置の定着ベルトが所定の温度に達するまでの所要時間の短縮が図られる。その為、定着装置が所定の動作温度に達する迄の所要時間が短縮される。
請求項3に記載の発明では、熱反射板が、加熱部材により加熱される定着ベルトから分散する熱を前記定着ベルトに戻す。この熱反射板の熱反射作用によって、定着装置が所定の動作温度に達する迄の所要時間は更に短縮される。
請求項4に記載の発明では、熱反射板が熱反射性に良好な特性を示すアルミニウムまたは銅で形成されることから、熱反射板の熱反射作用が高められ、これにより熱源からの熱エネルギーをより有効に定着ベルトの加熱に利用することができるので、定着装置が所定の動作温度に達する迄の所要時間が更に短縮される。
請求項5に記載の発明では、請求項2乃至4に記載の定着装置を搭載することにより、画像形成装置の定着装置の立上り時間が短縮され、これにより画像形成装置の立ち上げ時の消費エネルギーの低減を図ることができる。
請求項1に記載の発明によれば、従来のような大型化を招くことなく、定着ベルトの加熱のための接触面積を増やすことができるので、加熱源の熱エネルギーを効率よく定着ベルトに伝えることができ、これより、大型化を招くことなく効率的に定着ベルトを加熱することができる。
請求項2に記載の発明によれば、定着ベルトが所定の温度に達するまでの所要時間の短縮を図ることができるので、定着装置が所定の動作温度に達する迄の所要時間を短縮することができる。
請求項3に記載の発明によれば、反射板の熱反射作用によって、定着装置が所定の動作温度に達する迄の所要時間を更に短縮することができる。
請求項4に記載の発明によれば、反射板の熱反射作用を高めることができ、これにより熱エネルギーをより有効に定着ベルトの加熱に利用することができるので、定着装置が所定の動作温度に達する迄の所要時間を更に短縮することができる。
請求項5に記載の発明によれば、画像形成装置の定着装置の立上り時間を短縮することができるので、画像形成装置の立ち上げ時の消費エネルギーを低減することができる。
以下、本発明の特徴を図示の実施例に沿って詳細に説明する。
本発明に係る定着装置10は、図1に示すように、回転可能の定着ローラ11と、該定着ローラに平行に配置された回転可能の加圧ローラ12と、従来の加熱ローラに代わる加熱部材13とを備え、定着ローラ11及び加熱部材13を巡って定着ベルト14が張架されている。加圧ローラ12は、スプリング(図示せず)により従来よく知られているように定着ベルト14及び定着ローラ11に圧接する。定着ベルト14の張力の調整のために、例えば断熱フェルト材からなるテンションローラ15が配置されている。加圧ローラ12の内方には、従来におけると同様な例えばハロゲンヒータからなる加熱源16が配置されている。
加熱部材13は、定着ローラ11の長手方向に沿ってこれに平行に配置されている。加熱部材13は、従来の加熱ローラの芯金材料として用いられるアルミニウムのような熱伝導性に優れた金属材料からなり、その表面には、定着ベルト14との摩擦の低減を図るためのコーティング処理が施されている。この加熱部材13は、定着ローラ11の長手方向に沿って配置され該定着ローラへ向けて開放する半円状の曲部13aと、該曲部の両前縁に連なって定着ローラ11に向けて伸びる一対の直線部13bとを有する全体にU字状の横断面形状を有する。加熱部材13の内方には、従来の加熱ローラに設けられたと同様な例えばハロゲンヒータからなる加熱源17が曲部13aの中心部に沿って配置されている。また、加熱部材13の表面には、定着ベルト14の温度を制御するための従来よく知られたサーミスタ(図示せず)が設けられている。加熱源17は、前記サーミスタからの検出信号に基づいて定着ベルト14の表面温度を適正に維持すべく制御を受ける。
図1に示す例では 加熱部材13の一対の直線部13bは、相互の間隔が半円状の曲部13aから定着ローラ11へ向けて漸減するように互いに角度的に配置されており、曲部13a及び一対の直線部13bが定着ローラ11の内周面に摺動可能に当接するように、図示しないフレームに支持されており、これにより、加熱部材13は定着ローラ11と共に定着ベルト14の循環経路を規定する。
定着装置10では、未定着のトナー18を転写された用紙19が、定着ローラ11及び加熱部材13を巡る定着ベルト14と、加圧ローラ12とが圧接する部分間を通るとき、従来の定着装置におけると同様に、それらの圧力と熱とでトナー18が用紙19上に定着される。
加熱部材13は、その曲部13aおよび一対の直線部13bで定着ベルト14に接することにより、該定着ベルト14を所定の循環経路に沿って案内すると共に、その内方に配置された加熱源16からの熱エネルギーを受けて加熱されることにより、定着ベルト14の加熱部材13に接する部分を順次加熱する。
この加熱部材13は、その曲部13aに加えて該曲部に一体的に形成された一対の直線部13bで定着ベルト14に接する。従って、定着ベルト14は、曲部13aおよび一対の直線部13bに接する領域で加熱部材13から熱エネルギーを受けて加熱される。このことから、加熱部材13によれば、曲部13aの径がローラ径にほぼ等しい従来の加熱ローラに比較して、一対の直線部13bでの定着ベルト14への接触面積分が増大する。その結果、定着ベルト14は従来に比較して早期に所定の動作温度に達する。
加熱部材13の一対の直線部13bは、図2に示すように、互いに平行に形成することができる。
また、図3に示すように、加熱部材13の曲部13aおよび互いに平行な一対の直線部13bに対応した形状を有する熱反射板20を加熱部材13の外方へ定着ベルト14から間隔をおいて配置することができる。
熱反射板20は、加熱部材13からの熱エネルギーによって加熱された定着ベルト14の表面から放射される熱を定着ベルト14に向けて反射する。これにより、加熱源17からの熱エネルギーを定着ベルト14の加熱に有効に利用することができ、より早期に定着ベルト14を適正な所定の動作温度に昇温させることができる。熱反射板20と定着ベルト14との間から熱が逃げることを防止し、熱反射板20の熱反射作用を高めるために、熱反射板20と定着ベルト14との間隔を両者の接触が生じない範囲で、できる限り小さくすることが望ましい。また、熱反射板20は、アルミニウムや銅のような熱反射性に優れた金属材料で形成することが望ましい。
図4に示すように、加熱部材13の曲部13aを半円を超える円弧領域に拡張して形成することができる。これにより、加熱部材13の一対の直線部13bは、図1に示した例に比較して、曲部13aから定着ローラ11へ向けて、より急激に接近するように形成されている。
また、図5に示す例では、加熱部材13の曲部13aは半円よりも小さな円弧領域に沿って形成されており、これにより加熱部材13の一対の直線部13bは、曲部13aから定着ローラ11へ向けて開拡するように形成されている。この場合、テンションローラ15は、定着ベルト14の円滑な循環経路を構成するために定着ベルト14を循環経路の内方にあって定着ベルト14をその外方へ向けて押し広げるように、配置されている。
図6は、本発明に係る定着装置10と従来の定着装置5とにおける定着ベルトの適正な動作温度への昇温に要する時間を比較するグラフであり、横軸には各定着装置の立ち上がり開始からの経過時間(秒)が示され、縦軸には各定着ベルトの表面温度(°C)が示されている。前記したグラフを得るために、各定着装置をプリンターに搭載して、実際にプリンターの立上り時間を測定した。
特性線21は図1に示した本発明に係る定着装置10の昇温特性を示し、特性線22は図3に示した本発明に係る定着装置10の昇温特性を示し、特性線23は、図7に示した従来の定着装置5の昇温特性を示す。
この昇温特性の比較に用いられた図1および図3に示した本発明に係る各定着装置10と、図7に示した従来の定着装置5との共通の構成について具体例は以下のとおりである。
定着ローラ11は、外径φが14mmの芯金部、該芯金部の回転軸受け部である10mmの外径を有するジャーナル部および前記芯金部の周りを被覆するシリコーンゴムからなるゴム層を有する従来と同様な定着ローラであり、前記ゴム層での外形φが29mmであり、その長さが310mmの定着ローラである。
定着ベルト14を挟んで定着ローラ11と対向する加圧ローラ12は、外径が20mmジャーナル部を有し、胴部の外径が40mm、長さが310mmの芯金の上に厚さが1mmのシリコーンゴム層を形成した加圧ローラである。この加圧ローラ12の加熱源16には、従来と同様なハロゲンランプが用いられた。
定着ベルト14には、外径がφ60mmの環状を呈し、100μの厚さを有するポリイミド基材の上に、200μの厚さのシリコーンゴムと、該シリコーンゴム上に30μの厚さで形成されたPFAとで構成された定着ベルトが使用された。また、テンションローラ15には10mmの外径を有する断熱フェルトが用いられた。
本発明に係る定着装置10に特有な構成である加熱部材13は、図1および図3に示す両例では、0.6mmの厚さ寸法および外径30mmφの半円状の曲部13aと、それぞれが曲部13aから25mmの長さで伸長する一対の直線部13bとを有し、表面に前記したとおり定着ベルト14との摩擦低減のためのコーティング処理が施された金属材料からなる加熱部材が用いられた。
また、この加熱部材13の内方に配置される加熱源17として、800Wの従来と同様なハロゲンランプが用いられた。
また、図3に示した熱反射板20は、定着ベルト14との間隔が2mmとなるように配置された。
他方、これら図1および図3に示した各定着装置10との比較に用いられた図7に示す従来の定着装置5の加熱ローラ7には、外径φが30mm、材質がアルミニウムでありその肉厚が0.6mm、長さが310mmの加熱ローラが使用された。また、加熱ローラ7の外周面には、テフロン(登録商標)コートが施され、加熱ローラ4の中には、定着ベルト1を温める為の加熱源7aとして800Wのハロゲンランプが加熱ローラ4の中心部に配置された。
前記したように、加熱ローラ7、これに対応する加熱部材13および該加熱部材に関連する熱反射板20を除くその他の構成は、比較に用いた本願発明の各定着装置10と従来の定着装置5とで基本的に、同一である。
図7に示した従来の定着装置5の温度特性を示す特性線23によれば、立ち上がり開始温度である20°Cから印刷許可温度である170°Cまで定着ベルト1の表面温度を上昇させるのに、60秒を要した。
これに対し、熱反射板20が設けられていない図1に示した本発明に係る定着装置10によれば、その昇温特性を表す特性線21で示されるとおり、立ち上がり開始温度である20°Cから印刷許可温度である170°Cまで50秒の所要時間を要するに過ぎず、従来の定着装置5に比較して定着装置の立ち上げに10秒の短縮が図られた。
これは、図1に示した本発明の定着装置10では、定着ベルト14を温める為の加熱部材13の形状が図2に示したようにU字状を呈することにより、定着ベルト14との接触面積が定着装置5の加熱ローラ7に比較して増え、そのため定着ベルト14を温める加熱領域が増えていることから、従来の定着装置5よりも早く立上ったと考えられる。
また、熱反射板20を設けた図3の定着装置10によれば、その昇温特性を表す特性線22で示されるように、立ち上がり開始温度である20°Cから印刷許可温度である170°Cまで定着ベルト14の表面温度を昇温するのに45秒を要する過ぎず、図1に示した本願発明の定着装置10よりも更に立上り時間が早くなっている。これは、熱反射板20を取り付けることで、定着ベルト14から放熱された熱が反射して、再び定着ベルト14を温めたと考えられる。また、定着ベルト14と熱反射板20との間隔が2mmのような小さな値に設定されていることから、定着ベルト14と熱反射板20の間からの熱逃げが極力抑制される。したがって、この定着ベルト14と熱反射板20との間隔を小さくしたことも立上りが速くなったことに影響を及ぼしていると考えられる。
前記したところでは、一対の直線部を有する加熱部材を示したが、該加熱部材の一対の直線部のいずれか一方を不要とすることができる。この場合においても、直線部によって定着ベルトとの接触面積の増大が図られることから、加熱部材の曲部の大型化を招くことなく、定着ベルトを迅速に印刷許可温度まで昇温させることができる。
従って、本発明に係る加熱部材を定着装置に搭載することにより、定着装置の大型化を招くことなくこの定着装置の立ち上がり時間の短縮化を図ることができる。
また、本発明に係る加熱部材が組み込まれた定着ベルト装置を画像形成装置に搭載することにより、定着装置の立ち上がり時間の短縮化によって画像形成装置の立ち上げ時の消費エネルギーの低減を図ることができる。
本発明に係る定着装置の実施例を概略的に示す構成図である。 本発明に係る定着装置の他の実施例を示す図1と同様な図面である。 本発明に係る定着装置のさらに他の実施例を示す図1と同様な図面である。 本発明に係る定着装置のさらに他の実施例を示す図1と同様な図面である。 本発明に係る定着装置のさらに他の実施例を示す図1と同様な図面である。 本発明に係る定着装置と従来の定着装置との立ち上がり時間の比較を示すグラフである。 従来の定着装置を示す図1と同様な図面である。
符号の説明
10 定着装置
11 定着ローラ
12 加圧ローラ
13 加熱部材
13a 曲部
13b 一対の直線部
14 定着ベルト
17 加熱源
18 トナー
19 (記録媒体)用紙
20 熱反射板

Claims (5)

  1. 記録媒体上に未定着トナーを加熱、圧着するための無担定着ベルトの循環経路を定着ローラと共に規定しかつ前記定着ベルトを加熱すべく定着装置に組み込まれる加熱部材であって、前記定着ベルトを曲線経路に沿って案内する曲部及び該曲部に連なり前記定着ベルトに沿って伸びる直線部が設けられた全体にU字状の横断面形状を有し、内方に加熱源が配置されることを特徴とする、定着装置のための加熱部材。
  2. 請求項1に記載の前記加熱部材が搭載されたことを特徴とする定着装置。
  3. 請求項2に記載の定着装置において、さらに、前記加熱部材に沿って、該加熱部材との間に前記定着ベルトを位置させるように該定着ベルトから間隔をおいて配置された熱反射板を備える定着装置。
  4. 請求項3に記載の定着装置において、前記熱反射板の材料がアルミニウムまたは銅であることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の定着装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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