JP2006030259A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現像色切換動作による画像乱れを防止し、高画質化を実現する。
【解決手段】 画像担持体11の回転方向において最も下流側に位置する現像手段15Kの対向位置Kから中間転写体16との転写位置T1までの画像担持体の周長L1を、現像切換手段18による現像色切り換え動作中に画像が進む距離よりも小さくする。これにより、現像色切り換えによる画像担持体11の負荷変動が発生するタイミングにおいては、現像した画像の中間転写動作は終了しており、画像担持体11の回転速度変動が発生しても画像に乱れは生じないので、中間転写中の感光体ドラム11の速度変動回避により画像乱れを防止でき、出力画像の高画質化を実現することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数色の可視像を順次に中間転写体に重ねて転写した上で、中間転写体上の複数色画像を記録媒体に再転写してカラー画像を形成する画像形成装置に関する。
特許文献1には、中間転写体のまわりに配置した2つの画像ステーションにおいてそれぞれ設けた各感光体に2つの現像手段を配置し、この2つの現像手段を切り換えて感光体上に色違いの可視像を作るプロセスを上記2つの感光体のそれぞれについて行い、各可視像を順次に中間転写体に重ねて転写した上で、この重ね転写像を用紙に再転写してカラー画像を形成する画像形成装置が記載されている。
特許文献1の画像形成装置によれば、各色の現像器の現像ローラは感光体の表面より所定間隔離間して配置され、現像ローラへのトナーの供給を制御する穂切りマグネットが配置されている。そして、感光体の周囲に配置された各現像器は、現像ローラと感光体の間のトナー層の接触/非接触を切り換えることで、現像色の切り換えを行っている。
特開2000−137362公報
ところが、特許文献1のように感光体へトナー層の接触/非接触を切り換える構成の画像形成装置においては、感光体にトナー層が接触している状態と接触していない状態で、感光体の回転駆動に対する負荷が異なる。このため、現像色の切り換え時に感光体回転速度が変動する問題がある。すなわち、現像色の切り換えが感光体への潜像形成中に行われた場合には、感光体上の潜像に乱れが生じることになる。また、現像色の切り換えが感光体から中間転写体への中間転写中に行われた場合には、中間転写体上の画像に乱れが生じることになる。以下において、より具体的に説明する。
図14に示すように、現像装置100Cにより感光体ドラム101に形成したシアン画像を中間転写ベルト102に転写する工程において、シアン現像終了時点でシアンからイエローへの現像色切り換え動作を開始した場合、感光体ドラム101から中間転写ベルト102への中間転写が動作中であるため、感光体ドラム速度変動の影響により、中間転写ベルト102上のシアントナー像に乱れが生じる。よって、シアンからイエローへの現像色切り換え動作の開始は、シアン画像の中間転写終了時(図15参照)まで待つ必要がある。また、図14の時点でイエロー画像の光書込ユニット103(図16参照)による露光を開始していると、露光動作中にシアンからイエローへの現像色切り換え動作が行われるため、感光体ドラム101の速度変動の影響により、感光体ドラム101上の潜像に乱れが生じる。そのため、イエロー画像の光書込ユニット103による露光開始は、シアンからイエローへの現像色切り換え動作終了時(図16参照)まで待つ必要がある。
また、図17は、現像装置100Kにより感光体ドラム101に形成したブラック画像を中間転写ベルト102に転写する工程において、ブラック現像終了時点で、次のフルカラー画像を形成するために、ブラックからシアンへの現像色切り換え動作を開始した場合を示すものである。この場合、感光体ドラム101から中間転写ベルト102への中間転写が動作中であるため、感光体ドラム101の速度変動の影響により、中間転写ベルト102上の画像に乱れが生じる。よって、ブラックからシアンへの現像色切り換え動作の開始は、ブラック画像の中間転写終了時(図18参照)まで待つ必要がある。また、図17の時点でシアン画像の光書込ユニット103による露光を開始していると、露光動作中にブラックからシアンへの現像色切り換え動作が行われるため、感光体ドラム101の速度変動の影響により、感光体ドラム101上の潜像に乱れが生じる。そのため、シアン画像の光書込ユニット103による露光開始は、ブラックからシアンへの現像色切り換え動作終了時(図19参照)まで待つ必要がある。
以上の画像形成動作において、図16、図19に示すように、中間転写ベルト102上には画像を形成できない領域が、
画像形成不可領域=光書込ユニット103による露光位置Xと中間転写位置Tの間隔a+現像色切り換え動作中に画像が進む距離b
の範囲で存在するため、中間転写ベルト102の大型化が必要となる。これは、装置大型化、コスト増大の原因となるばかりでなく、中間転写ベルト102の剛性低下による伸び、振動等の影響で、出力画像の高画質化が困難であるという問題も生じる。
特に、この現像色切り換えによる感光体ドラム101への負荷変動の問題は、2成分現像法において現像動作中の感光体ドラム101と現像装置(現像ローラ)100の間隔(現像ギャップ)を高精度に設定するために、現像装置(現像ローラ)100と同軸上に回転自在にコロ部材を取付け、コロ部材を感光体ドラム101表面に突き当てる構成を採用している場合や1成分現像法のように現像動作中に感光体ドラム101に対し現像装置(現像ローラ)100を当接させる場合に著しい。突き当てコロ部材を使用する構成は低コストで高画質化を実現でき、1成分現像法は装置の小型低コスト化に有利であるのに対し、このような構成の採用と、中間転写ベルト102の小型化が両立できないため、画像形成装置の小型低コスト化、高画質化の大きな障害となっている。
本発明は、現像色切換動作による画像乱れを防止し、高画質化を実現することを目的とする。
本発明は、中間転写体の小型化による装置小型化、低コスト化、および中間転写体の高剛性化による出力画像の高画質化を実現することを目的とする。
請求項1記載の発明の画像形成装置は、露光装置による露光により潜像が形成される画像担持体と、前記画像担持体の外周に対向して並設され、前記画像担持体に形成されている潜像を可視像化する複数の異なる色の現像手段と、前記各現像手段の前記画像担持体に形成されている潜像に対する現像状態と非現像状態とを切換える現像切換手段と、前記現像切換手段による前記各現像手段の切り換えにより順次現像色を切り換えて現像された前記画像担持体上の可視像を順次転写されることにより形成された複数色画像を、記録媒体に転写する中間転写体と、を備え、前記各現像手段の中で前記画像担持体回転方向において最も下流側に位置する前記現像手段の対向位置から前記中間転写体との転写位置までの前記画像担持体の周長L1を、
L1<v×t(v:画像担持体表面の回転線速、t:現像切換手段が現像手段を非現像状態から現像状態に切り換える時間)
とする。
したがって、画像担持体回転方向において最も下流側に位置する現像手段の対向位置から中間転写体との転写位置までの画像担持体の周長L1を、現像切換手段による現像色切り換え動作中に画像が進む距離(v×t)よりも小さくすることで、現像色切り換えによる画像担持体の負荷変動が発生するタイミングにおいては、現像した画像の中間転写動作は終了しており、画像担持体の回転速度変動が発生しても画像に乱れは生じない。このため、中間転写体上に画像を形成できない領域は、
画像形成不可領域=露光装置による露光位置と画像担持体回転方向において最も下流側に位置する現像手段の対向位置の間隔+現像色切換え動作中に画像が進む距離
の範囲となり、中間転写体の小型化が可能となる。これにより、中間転写中の画像担持体の速度変動回避により画像乱れを防止できるため出力画像の高画質化が可能であり、また、中間転写体の周長削減が可能となるため、装置小型化、低コスト化が実現できるだけでなく、中間転写体高剛性化により、さらなる高画質化が可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記露光装置による露光位置から前記各現像手段の中で前記画像担持体回転方向において最も上流側に位置する前記現像手段の対向位置までの画像担持体周長をL2、最も上流側に位置する前記現像手段の対向位置から最も下流側に位置する前記現像手段の対向位置までの画像担持体周長をL3、前記中間転写体上に転写される画像の画像担持体回転方向最大長さをL4、中間転写体周長をL5とすると、
v×t<L5−L4−L3−L2
である。
したがって、現像切換手段による現像色切り換え動作中に画像が進む距離(v×t)を、中間転写体の周長L5から、画像領域L4と、露光装置による露光位置から最も下流側に位置する現像手段の対向位置の間隔(L3+L2)とを除いた距離よりも小さくすることで、現像色切り換えによる画像担持体の負荷変動が発生するタイミングにおいては、次に現像する潜像の露光装置からの露光動作は開始されておらず、画像担持体の回転速度変動が発生しても画像に乱れは生じない。これにより、潜像形成中の画像担持体の速度変動回避により画像乱れを防止できるため、さらなる高画質化が可能となる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記現像切換手段は、所定の前記現像手段が前記画像担持体上に形成した可視像の後端が前記各現像手段の中で前記画像担持体回転方向において最も下流側に位置する前記現像手段の対向位置を通過した後に、前記現像切換手段による前記現像手段の切り換えによる現像色の切り換えを行う。
したがって、現像した画像の後端が画像担持体回転方向において最も下流側に位置する現像手段の対向位置を通過後に、次に現像を行う現像手段を非現像状態から現像状態へと切り換えるため、例えば他色からブラックへの現像色切り換え時に他色で現像されるべき潜像に対しブラックが現像される画像不良を確実に防止することが可能になるので、混色等の画質低下を確実に防止することが可能になる。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか一記載の画像形成装置において、前記現像手段は、前記画像担持体上に形成されている潜像に対し、2成分現像法により可視像化を行うとともに、前記画像担持体に当接することにより現像状態における前記現像手段表面と前記画像担持体表面の間隔を維持する位置決め部材を有する。
したがって、2成分現像法において現像動作中の画像担持体と現像手段の間隔(現像ギャップ)を高精度に設定するために、位置決め部材を画像担持体の表面に突き当てる構成を採用している場合は、非現像状態からの現像色切換え動作により現像状態となった瞬間の位置決め部材と画像担持体の衝突の影響が大きいため、本構成による効果が大きい。すなわち、位置決め部材による現像ギャップ高精度化による画質向上とともに、プロセス動作中の画像担持体の速度変動回避による画像乱れの効果が大きいため、大幅な高画質化を達成でき、さらに、装置小型化、低コスト化も可能となる。
請求項5記載の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記現像切換手段は、所定の前記現像手段が前記画像担持体上に形成した可視像の後端が前記各現像手段の中で前記画像担持体回転方向において最も下流側に位置する前記現像手段の対向位置を通過した後に、次に形成する可視像の色に対応する前記現像手段について非現像状態から現像状態への切り換えを開始し、当該現像手段の非現像状態から現像状態への切り換えを完了するとほぼ同時に、可視像を形成していた前記現像手段の現像状態から非現像状態への切り換えを開始する。
したがって、非現像状態から現像状態への切り換え完了に伴う画像担持体の負荷変動と現像状態から非現像状態への切り換え開始に伴う画像担持体の負荷変動が同じタイミングで発生するとともに、発生タイミングにおいては、現像した画像の中間転写動作は終了しているとともに次に現像する潜像の露光装置からの露光動作は開始されておらず、画像担持体の回転速度変動が発生しても画像に乱れは生じない。これにより、中間転写中、潜像形成中の画像担持体の速度変動回避により画像乱れを防止できるため出力画像の高画質化が可能であるとともに、中間転写体の周長削減が可能となるため、装置小型化、低コスト化が実現できるだけでなく、中間転写体高剛性化により、さらなる高画質化が可能となる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像形成装置において、前記露光装置による露光位置から前記各現像手段の中で前記画像担持体回転方向において最も上流側に位置する前記現像手段の対向位置までの画像担持体周長L2を、
L2>v×t
とする。
したがって、露光装置による露光位置と画像担持体回転方向において最も上流側に位置する現像手段の対向位置の間隔L2を、現像色切換え動作中に画像が進む距離(v×t)よりも大きくすることで、最も上流側に位置するシアンの現像手段から次のイエローの現像手段への現像色切換え時にイエローで現像されるべき潜像に対しシアンが現像される画像不良を確実に防止することが可能になる。これにより、プロセス動作中の画像担持体の速度変動回避による画像乱れを防止することが可能になるとともに、混色等の画質低下を確実に防止でき、大幅な高画質化を達成できる。
請求項7記載の発明は、請求項5または6記載の画像形成装置において、前記現像手段は、前記画像担持体上に形成されている潜像に対し、1成分現像法により可視像化を行うとともに、現像状態において前記画像担持体表面に対して前記現像手段表面が当接する。
したがって、1成分現像法のように現像動作中に画像担持体に対し現像手段を当接させる場合は、画像担持体に対し現像手段が当接する非現像状態から現像状態への現像色切り換え動作完了の瞬間と、画像担持体から現像手段が離接する現像状態から非現像状態への現像色切り換え動作開始瞬間の影響がともに大きいため、本構成による効果が大きい。すなわち、プロセス動作中の画像担持体の速度変動回避による画像乱れの効果が大きいため大幅な高画質化を達成でき、また、1成分現像方式採用による現像手段の小型化とともに、中間転写体の周長削減が可能となるため、大幅な装置小型化、低コスト化が可能となる。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の画像形成装置において、前記各現像手段の中で前記画像担持体回転方向において最も下流側に位置する前記現像手段以外の前記現像手段は、前記画像担持体に形成されている潜像に対する可視像形成終了後から、形成した可視像の後端が前記画像担持体回転方向において最も下流側に位置する前記現像手段に対向する位置を通過するまでの間に、画像補償制御における濃度検出用テストパッチを形成する。
したがって、プロセスコントロールのためのテストパッチは画像濃度を検出することが目的であり位置的には多少の変動があっても問題とならない。よって、画像担持体の速度変動の影響を受けるため出力画像が形成できない領域において、プロセスコントロール用テストパッチを形成することで、画像担持体や中間転写体の領域を有効利用できる。これにより、画像担持体や中間転写体の領域を有効に利用可能となるため、装置小型化、低コスト化、プリント速度向上が可能となる。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の画像形成装置において、前記現像切換手段による現像色切換が完了した後、切り換えられた前記現像手段は、形成を開始した潜像が対向する位置に到達するまでの間に、画像補償制御における濃度検出用テストパッチを形成する。
したがって、プロセスコントロールのためのテストパッチは画像濃度を検出することが目的であり位置的には多少の変動があっても問題とならない。よって、画像担持体の速度変動の影響を受けるため出力画像が形成できない領域において、プロセスコントロール用テストパッチを形成することで、画像担持体や中間転写体の領域を有効利用できる。これにより、画像担持体や中間転写体の領域を有効に利用可能となるため、装置小型化、低コスト化、プリント速度向上が可能となる。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9のいずれか一記載の画像形成装置において、前記画像担持体を複数備え、前記各画像担持体を用いて前記中間転写体上に複数色画像を形成する。
したがって、画像形成不可領域である露光位置から最下流側現像位置の間に配置される現像手段の数が削減できるため、露光位置から最下流側現像位置の間隔を削減できる。つまり、画像形成負荷領域が削減されるため更なる中間転写体の小型化が可能となり、大幅な装置小型化、低コスト化が実現できるとともに、中間転写体の高剛性化により伸び、振動等を防止でき、更なる出力画像の高画質化が実現し、また、1つの画像担持体を用いた構成に対しプリントスピードも大幅に向上する。
請求項1記載の発明によれば、中間転写中の画像担持体の速度変動回避により画像乱れを防止できるため、出力画像の高画質化を実現することができ、また、中間転写体の周長削減が可能となるため、装置小型化、低コスト化が実現できるだけでなく、中間転写体高剛性化により、さらなる高画質化を実現することができる。
請求項2記載の発明によれば、潜像形成中の画像担持体の速度変動回避により画像乱れを防止できるため、さらなる高画質化を実現することができる。
請求項3記載の発明によれば、混色等の画質低下を確実に防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、位置決め部材による現像ギャップ高精度化による画質向上とともに、プロセス動作中の画像担持体の速度変動回避による画像乱れの効果が大きいため、大幅な高画質化を達成でき、さらに、装置小型化、低コスト化も実現することができる。
請求項5記載の発明によれば、中間転写中、潜像形成中の画像担持体の速度変動回避により画像乱れを防止できるため出力画像の高画質化を実現することができるとともに、中間転写体の周長削減が可能となるため、装置小型化、低コスト化が実現できるだけでなく、中間転写体高剛性化により、さらなる高画質化を実現することができる。
請求項6記載の発明によれば、プロセス動作中の画像担持体の速度変動回避による画像乱れを防止することができるとともに、混色等の画質低下を確実に防止でき、大幅な高画質化を達成できる。
請求項7記載の発明によれば、プロセス動作中の画像担持体の速度変動回避による画像乱れの効果が大きいため大幅な高画質化を達成でき、また、1成分現像方式採用による現像手段の小型化とともに、中間転写体の周長削減が可能となるため、大幅な装置小型化、低コスト化を実現することができる。
請求項8記載の発明によれば、画像担持体や中間転写体の領域を有効に利用可能となるため、装置小型化、低コスト化、プリント速度向上を実現することができる。
請求項9記載の発明によれば、画像担持体や中間転写体の領域を有効に利用可能となるため、装置小型化、低コスト化、プリント速度向上を実現することができる。
請求項10記載の発明によれば、画像形成負荷領域が削減されるため更なる中間転写体の小型化が可能となり、大幅な装置小型化、低コスト化が実現できるとともに、中間転写体の高剛性化により伸び、振動等を防止でき、更なる出力画像の高画質化が実現し、また、1つの画像担持体を用いた構成に対しプリントスピードも大幅に向上する。
[第一の実施の形態]
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図8に基づいて説明する。本実施の形態は、画像形成装置としてカラー複写機を適用した例である。
ここで、図1はカラー複写機1の概略構造を示す側面図、図2はプリンタエンジン3の概略構造を示す側面図である。図1に示すように、画像形成装置であるカラー複写機1の本体ケース2内には、プリンタエンジン3、定着装置4、給紙カセット5等が設けられている。本体ケース2の上部には、原稿の画像を読み取るスキャナ6が設けられている。
スキャナ6は、コンタクトガラス7上に載置された原稿(図示せず)を露光する露光ランプや原稿面からの反射光を順次反射させる反射ミラー等からなる露光走査部8、結像レンズ9、RGB対応のCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ10等により構成されている。露光ランプから出射された光が原稿面で反射され、原稿面からの反射光が反射ミラーで順次反射された後にCCDイメージセンサ10で受光される。CCDイメージセンサ10で受光された光は光電変換されて電気的な信号(アナログ信号)となり、デジタル信号に変換された後に画像処理部(図示せず)で画像処理される。
プリンタエンジン3は、反時計方向に回転駆動する画像担持体である感光体ドラム11、感光体ドラム11の周りに配置された帯電装置12、半導体レーザ等を用いた露光装置である光書込ユニット13、現像ユニット14、中間転写体としての中間転写ベルト16、転写装置17等により形成されている。プリンタエンジン3での画像形成時には、感光体ドラム11の外周面が帯電装置12により一様に帯電され、一様に帯電された感光体ドラム11の外周面に向けて画像処理部で画像処理された画像データに対応するレーザ光が光書込ユニット13から出射され、感光体ドラム11の外周面上に静電潜像が形成される。この静電潜像が現像ユニット14のトナーで現像されることによりトナー画像が形成される。
ここで、現像ユニット14は、図2に示すように、ブラック(K)のトナーを収納した現像装置15K、マゼンタ(M)のトナーを収納した現像装置15M、イエロー(Y)のトナーを収納した現像装置15Y、シアン(C)のトナーを収納した現像装置15Cの4色の現像装置(現像手段)を有している。これらの現像装置15K、15M、15Y、15Cには、それぞれ現像切換機構18が接続されている。現像切換機構18は、現像切換手段として機能するものであって、1つの現像装置が働いているとき、他の現像装置のトナーが感光体ドラム11に移ることによる混色を防止するためのものであり、非動作の現像装置を、これらの現像装置のトナーが感光体ドラム11に接触しない程度に感光体ドラム11の周面から遠ざける。
すなわち、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックの各色のトナーを収納した各現像装置15を現像切換機構18により移動させて、第1色目(例えばシアン)の現像装置15Cを感光体ドラム11と対向する現像位置に位置させ、感光体ドラム11上の静電潜像にトナーを付着させてシアンのトナー像として現像する。そして、感光体ドラム11の1次転写位置T1には中間転写ベルト16が配設されており、このシアンのトナー像は、感光体ドラム11に当接して時計方向に回転する中間転写ベルト16上に1次転写される。
このような1次転写工程は、他の3色、即ちイエロー、マゼンタ、ブラックについても順次行われ、中間転写ベルト16上に4色のカラートナー画像が重ね合わせられる。
なお、本実施の形態のカラー複写機1においては、図2に示すように、現像装置15K、15M、15Y、15Cの中で感光体ドラム11の回転方向において最も下流側に位置する現像装置15Kの対向位置Kから中間転写ベルト16との転写位置T1までの感光体ドラム11の周長L1を、
L1<v×t(v:感光体ドラム11の表面の回転線速、t:現像切換機構18が現像装置15を非現像状態から現像状態に切り換える時間)
とする。
また、図2に示すように、光書込ユニット13による露光位置から各現像装置15K、15M、15Y、15Cの中で感光体ドラム11の回転方向において最も上流側に位置する現像装置15Cの対向位置Cまでの画像担持体周長をL2、最も上流側に位置する現像装置15Cの対向位置Cから最も下流側に位置する現像装置15Kの対向位置Kまでの感光体ドラム11の周長をL3、中間転写ベルト16上に転写される画像の感光体ドラム11の回転方向最大長さ(画像領域)をL4、中間転写ベルト16の周長をL5とすると、
v×t<L5−L4−L3−L2
である。
中間転写ベルト16上に形成されたカラートナー画像は、2次転写位置T2に位置する転写装置17によって記録媒体P上に転写される。この記録媒体Pは、給紙カセット5又は本体ケース2の側面に設けられた手差しトレイ22から給紙されたものである。
カラートナー画像が転写された記録媒体Pは搬送ベルト19で搬送され、定着装置4で定着処理される。定着装置4で定着処理された記録媒体Pは、排紙トレイ20上に排紙され、又は、裏面への画像形成のために反転トレイ21に送り込まれる。
このカラー複写機1は、図3に示すように各部を制御するためのコントローラ51を有している。このコントローラ51は、スキャナ6やプリンタエンジン3等の各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)52、CPU52が実行する各種プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)53、CPU52のワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)54等をバスライン55で接続することにより構成されている。また、CPU52には、各部の回転駆動を司るモータ50、現像切換機構18のアクチェータ18a等が接続されている。
次に、本実施の形態のカラー複写機1の画像形成動作のうち、特徴的な画像形成動作について説明する。
まず、感光体ドラム11に形成したシアン画像を中間転写ベルト16に転写する工程からイエロー画像の露光を開始する工程について図4ないし図6を参照して説明する。本実施の形態のカラー複写機1は、感光体ドラム11に形成したシアン画像を中間転写ベルト16に転写する工程において、現像装置15Cによるシアン現像終了後(図4参照)、シアン画像後端が現像装置15Kに対向する位置Kを通過したとき、現像切換機構18によって現像装置15Yによるイエロー画像への現像色切り換え動作を開始し(図5参照)、イエロー画像への現像切り換え動作終了後、光書込ユニット13からのイエロー画像の露光(露光位置X)を開始する(図6参照)。
次に、感光体ドラム11に形成したブラック画像を中間転写ベルト16に転写する工程からシアン画像の露光を開始する工程について図7および図8を参照して説明する。本実施の形態のカラー複写機1は、感光体ドラム11に形成したブラック画像を中間転写ベルト16に転写する工程において、現像装置15Kによるブラック現像終了後(すなわち、ブラック画像後端が現像装置15Kに対向する位置Kを通過したとき)、現像切換機構18によって現像装置15Cによるシアン画像への現像色切り換え動作を開始し(図7参照)、シアン画像への現像切り換え動作終了後、光書込ユニット13からのシアン画像の露光(露光位置X)を開始する(図8参照)。
このように、現像色切り換え動作中に画像が進む距離(v×t)よりも現像装置15Kの対向位置Kから中間転写ベルト16に対する転写位置である1次転写位置T1までの間隔L1を小さくするとともに、現像した画像の後端が現像装置15Kの対向位置Kを通過後に、次に現像を行う現像装置15(15K、15M、15Y、15C)を非現像状態から現像状態へと切り換えるため、他色からブラックへの現像色切り換え時に他色で現像されるべき潜像に対しブラックが現像される画像不良を確実に防止できるとともに現像色切り換えによる感光体ドラム11の負荷変動が発生するタイミングにおいては、現像した画像の中間転写動作は終了しており、感光体ドラム11の回転速度変動が発生しても画像に乱れは生じない。このため、図6および図8に示すように、中間転写ベルト16上には画像を形成できない領域は、
画像形成不可領域=露光位置Xと現像装置15Kの対向位置Kの間隔A+現像色切換え動作中に画像が進む距離B
の範囲となり、中間転写ベルト16の小型化が可能となる。
また、ここで現像色切り換え動作中に画像が進む距離(v×t)Bを、中間転写ベルト16の周長L5から画像領域L4と、露光位置Xから現像装置15Kの対向位置Kの間隔(L3+L2)とを除いた距離よりも小さくすることで、現像色切り換えによる感光体ドラム11の負荷変動が発生するタイミングにおいては、次に現像する潜像の光書込ユニット13からの露光動作は開始されておらず、感光体ドラム11の回転速度変動が発生しても画像に乱れは生じない。
以上のように、中間転写ベルト16の小型化を図ることにより、装置小型化、低コスト化が実現できるとともに、中間転写ベルト16の高剛性化により伸び、振動等を防止でき、出力画像の高画質化を実現することができる。
特に、2成分現像法において現像動作中の感光体ドラム11と現像装置15(15K、15M、15Y、15C)の間隔(現像ギャップ)を高精度に設定するために、現像装置15(15K、15M、15Y、15C)と同軸上に回転自在に位置決め部材であるコロ部材(図示せず)を取付け、コロ部材を感光体ドラム11の表面に突き当てる構成を採用している場合は、非現像状態からの現像色切換え動作により現像状態となった瞬間のコロ部材と感光体ドラム11の衝突の影響が大きいため、本構成による効果が大きい。
なお、画像の現像終了後、現像した画像の後端が現像装置15Kの対向位置Kを通過するまで間や、光書込ユニット13による露光開始後、潜像が対応する現像装置15(15K、15M、15Y、15C)の対向位置に到達するまでの間は、現像色切換え動作による感光体ドラム11の速度変動により画像の位置精度が補償できないため、出力のための画像は形成できないが、プロセスコントロールのためのテストパッチは画像濃度を検出することが目的であり位置的には多少の変動があっても問題とならない。よって、感光体ドラム11の速度変動の影響を受けるため出力画像が形成できない領域(感光体ドラム11に形成されている潜像に対する可視像形成終了後から、形成した可視像の後端が現像装置15Kに対向する位置Kを通過するまでの間、現像切換機構18による現像色切換が完了した後、形成を開始した潜像が切り換えられた現像装置15に対向する位置に到達するまでの間)において、プロセスコントロール用テストパッチを形成することで、感光体ドラム11や中間転写ベルト16の領域を有効利用できる。プロセスコントロールのためのテストパッチ形成に関しては、特開2002−214866公報に記載してあるため、ここでの説明は省略する。
このように本実施の形態によれば、感光体ドラム11の回転方向において最も下流側に位置する現像装置15Kの対向位置Kから中間転写ベルト16との転写位置T1までの感光体ドラム11の周長L1を、現像切換機構18による現像色切り換え動作中に画像が進む距離(v×t)よりも小さくすることで、現像色切り換えによる感光体ドラム11の負荷変動が発生するタイミングにおいては、現像した画像の中間転写動作は終了しており、感光体ドラム11の回転速度変動が発生しても画像に乱れは生じない。このため、中間転写ベルト16上に画像を形成できない領域は、
画像形成不可領域=光書込ユニット13による露光位置Xと現像装置15Kの対向位置Kの間隔+現像色切換え動作中に画像が進む距離
の範囲となり、中間転写ベルト16の小型化が可能となる。これにより、中間転写中の感光体ドラム11の速度変動回避により画像乱れを防止できるため出力画像の高画質化が可能であり、また、中間転写ベルト16の周長削減が可能となるため、装置小型化、低コスト化が実現できるだけでなく、中間転写ベルト16の高剛性化により、さらなる高画質化が可能となる。
また、現像切換機構18による現像色切り換え動作中に画像が進む距離(v×t)を、中間転写ベルト16の周長L5から、画像領域L4と、光書込ユニット13による露光位置Xから現像装置15Kの対向位置Kの間隔(L3+L2)とを除いた距離よりも小さくすることで、現像色切り換えによる感光体ドラム11の負荷変動が発生するタイミングにおいては、次に現像する潜像の光書込ユニット13からの露光動作は開始されておらず、感光体ドラム11の回転速度変動が発生しても画像に乱れは生じない。これにより、潜像形成中の感光体ドラム11の速度変動回避により画像乱れを防止できるため、さらなる高画質化が可能となる。
[第二の実施の形態]
本発明の第二の実施の形態を図9ないし図12に基づいて説明する。なお、前述した第一の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。本実施の形態は、前述した第一の実施の形態とは、画像形成動作が異なるものである。
本実施の形態のカラー複写機1においては、図2に示すように、光書込ユニット13による露光位置Xから現像装置15K、15M、15Y、15Cの中で感光体ドラム11の回転方向において最も上流側に位置する現像装置15Cの対向位置Cまでの画像担持体周長L2を、
L2>v×t(v:感光体ドラム11の表面の回転線速、t:現像切換機構18が現像装置15を非現像状態から現像状態に切り換える時間)
とする。
ここで、感光体ドラム11に形成したシアン画像を中間転写ベルト16に転写する工程からイエロー画像の露光を開始する工程について図9および図10を参照して説明する。本実施の形態のカラー複写機1は、感光体ドラム11に形成したシアン画像を中間転写ベルト16に転写する工程において、シアン現像終了後、シアン画像後端が現像装置15Kに対向する位置Kを通過したとき、現像切換機構18によって現像装置15Yの現像状態への切り換え動作を開始する(図9参照)。そして、現像切換機構18による現像装置15Yの現像状態への切り換え動作終了と同時に、現像装置15Cの非現像状態への切り換え動作を開始した後、光書込ユニット13からのイエロー画像の露光(露光位置X)を開始する(図10参照)。
次に、感光体ドラム11に形成したブラック画像を中間転写ベルト16に転写する工程からシアン画像の露光を開始する工程について図7および図8を参照して説明する。本実施の形態のカラー複写機1は、感光体ドラム11に形成したブラック画像を中間転写ベルト16に転写する工程において、現像装置15Kによるブラック現像終了後(すなわち、ブラック画像後端が現像装置15Kに対向する位置Kを通過したとき)、現像切換機構18によって現像装置15Cの現像状態への切り換え動作を開始する(図11参照)。そして、現像切換機構18による現像装置15Cの現像状態への切り換え動作終了と同時に、現像装置15Kの非現像状態への切り換え動作を開始した後、光書込ユニット13からのシアン画像の露光(露光位置X)を開始する(図12参照)。
このように、現像した画像の後端が現像装置15Kの対向位置Kを通過後に、次に現像を行う現像装置15(15K、15M、15Y、15C)を非現像状態から現像状態へと切り換えるとともに、次に現像を行う現像装置15(15K、15M、15Y、15C)の非現像状態から現像状態への切り換えが完了すると同時に現像していた現像装置15(15K、15M、15Y、15C)の現像状態から非現像状態への切り換えを開始するため、非現像状態から現像状態への切り換え完了に伴う感光体ドラム11の負荷変動と現像状態から非現像状態への切り換え開始に伴う感光体ドラム11の負荷変動が同じタイミングで発生するとともに、発生タイミングにおいては、現像した画像の中間転写動作は終了しているとともに次に現像する潜像の光書込ユニット13からの露光動作は開始されておらず、感光体ドラム11の回転速度変動が発生しても画像に乱れは生じない。また、露光位置Xと現像装置15Cの対向位置Cの間隔L2を現像色切換え動作中に画像が進む距離(v×t)よりも大きくすることで、シアンからイエローへの現像色切換え時にイエローで現像されるべき潜像に対しシアンが現像される画像不良を確実に防止できる。
特に、1成分現像法のように現像動作中に感光体ドラム11に対し現像装置15(15K、15M、15Y、15C)を当接させる場合は、感光体ドラム11に対し現像装置15(15K、15M、15Y、15C)が当接する非現像状態から現像状態への現像色切り換え動作完了の瞬間と、感光体ドラム11から現像装置15(15K、15M、15Y、15C)が離接する現像状態から非現像状態への現像色切り換え動作開始瞬間の影響がともに大きいため、本構成による効果が大きい。
なお、各実施の形態のカラー複写機1のプリンタエンジン3においては、4つの現像装置15(15K、15M、15Y、15C)を併設した感光体ドラム11を1つだけ用いて中間転写体16上に多色画像を形成する構成を適用したが、これに限るものではなく、複数の現像装置を併設した画像担持体(感光体ドラム等)を複数用いて中間転写体上に多色画像を形成する構成に適用したものであっても良い。以下において、複数の現像装置を併設した感光体を2つ用いた2ステーション記録システム(詳細は、特開平10−177286号公報、特開平11−125968号公報参照)について簡単に説明する。
図13は、複数の現像装置を並設した感光体ドラム11a,11bを2つ用い、中間転写ベルト16上にフルカラー画像を形成するカラー複写機1の要部を示す概略構成図である。このような構成は、1つの感光体ドラム11を用いた構成と比較し、装置小型化が可能となるとともに、プリントスピードが高速化できる特徴がある(詳細は、特開2002−214868公報参照)。
このカラー複写機1では、画像形成時に、2つの画像担持体である感光体ドラム11a,11bを反時計方向に回転駆動し、その表面を帯電装置12a、12bで均一に帯電した後、光書込ユニット13a、13bによって入力される画像情報に応じた露光を行い静電潜像を形成する。そして、シアン、マゼンタの2色の現像装置15C,15M、イエロー、ブラックの2色の現像装置15Y,15K)を現像切換機構18により移動させて、第1色目(例えばシアン)の現像装置15Cを感光体ドラム11aと対向する現像位置に、第2色目(例えばイエロー)の現像装置15Yを感光体ドラム11bと対向する現像位置にそれぞれ位置させ、感光体ドラム11a上の静電潜像にトナーを付着させてシアンのトナー像として現像するとともに、感光体ドラム11b上の静電潜像にトナーを付着させてイエローのトナー像として現像する。このシアンのトナー像、イエローのトナー像は、感光体ドラム11a,11bに当接して反時計回りに回転する中間転写体である中間転写ベルト16上に1次転写部T11、T12にて1次転写される。そして、この1次転写工程を他の2色、即ちマゼンタ、ブラックについても順次行い、中間転写ベルト16上に4色のトナー像を重ねる。これらの4色のトナー像は、給紙カセット(不図示)から搬送されてきた記録媒体Pに、2次転写部T2にて転写装置17によって一括して2次転写されることでフルカラー画像を得ることができる。
上記構成を適用した場合、画像形成不可領域である露光位置Xから最下流側現像位置の間に配置される現像装置15の数が削減できるため、露光位置Xから最下流側現像位置の間隔を削減できる。つまり、画像形成負荷領域が削減されるため更なる中間転写ベルト16の小型化が可能となり、大幅な装置小型化、低コスト化が実現できるとともに、中間転写ベルト16の高剛性化により伸び、振動等を防止でき、更なる出力画像の高画質化が実現し、また、1つの画像担持体である感光体を用いた構成に対しプリントスピードも大幅に向上する。
なお、各実施の形態においては、画像形成装置としてカラー複写機を適用した例を示したが、これに限るものではなく、カラーレーザプリンタ等にも適用可能であることは言うまでもない。
また、各実施の形態においては、画像担持体として感光体ドラム11(11a,11b)を用いたが、これに限るものではなく、例えば感光体ベルト等でも良い。
さらに、各実施の形態においては、中間転写体として中間転写ベルト16を用いたが、これに限るものではなく、例えば中間転写ドラム、中間転写ローラ等でも良い。
本発明の第一の実施の形態のカラー複写機の概略構造を示す側面図である。 プリンタエンジンの概略構造を示す側面図である。 カラー複写機に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。 感光体ドラムに形成したシアン画像を中間転写ベルトに転写する工程からイエロー画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 感光体ドラムに形成したシアン画像を中間転写ベルトに転写する工程からイエロー画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 感光体ドラムに形成したシアン画像を中間転写ベルトに転写する工程からイエロー画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 感光体ドラムに形成したブラック画像を中間転写ベルトに転写する工程からシアン画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 感光体ドラムに形成したブラック画像を中間転写ベルトに転写する工程からシアン画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 本発明の第二の実施の形態のカラー複写機における感光体ドラムに形成したシアン画像を中間転写ベルトに転写する工程からイエロー画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 感光体ドラムに形成したシアン画像を中間転写ベルトに転写する工程からイエロー画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 感光体ドラムに形成したブラック画像を中間転写ベルトに転写する工程からシアン画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 感光体ドラムに形成したブラック画像を中間転写ベルトに転写する工程からシアン画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 プリンタエンジンの変形例の概略構造を示す側面図である。 従来の感光体ドラムに形成したシアン画像を中間転写ベルトに転写する工程からイエロー画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 従来の感光体ドラムに形成したシアン画像を中間転写ベルトに転写する工程からイエロー画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 従来の感光体ドラムに形成したシアン画像を中間転写ベルトに転写する工程からイエロー画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 従来の感光体ドラムに形成したブラック画像を中間転写ベルトに転写する工程からシアン画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 従来の感光体ドラムに形成したブラック画像を中間転写ベルトに転写する工程からシアン画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。 従来の感光体ドラムに形成したブラック画像を中間転写ベルトに転写する工程からシアン画像の露光を開始する工程の一部を示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置
11 画像担持体
13 露光装置
15 現像手段
16 中間転写体
18 現像切換手段

Claims (10)

  1. 露光装置による露光により潜像が形成される画像担持体と、
    前記画像担持体の外周に対向して並設され、前記画像担持体に形成されている潜像を可視像化する複数の異なる色の現像手段と、
    前記各現像手段の前記画像担持体に形成されている潜像に対する現像状態と非現像状態とを切換える現像切換手段と、
    前記現像切換手段による前記各現像手段の切り換えにより順次現像色を切り換えて現像された前記画像担持体上の可視像を順次転写されることにより形成された複数色画像を、記録媒体に転写する中間転写体と、
    を備え、
    前記各現像手段の中で前記画像担持体回転方向において最も下流側に位置する前記現像手段の対向位置から前記中間転写体との転写位置までの前記画像担持体の周長L1を、
    L1<v×t(v:画像担持体表面の回転線速、t:現像切換手段が現像手段を非現像状態から現像状態に切り換える時間)
    とする、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記露光装置による露光位置から前記各現像手段の中で前記画像担持体回転方向において最も上流側に位置する前記現像手段の対向位置までの画像担持体周長をL2、最も上流側に位置する前記現像手段の対向位置から最も下流側に位置する前記現像手段の対向位置までの画像担持体周長をL3、前記中間転写体上に転写される画像の画像担持体回転方向最大長さをL4、中間転写体周長をL5とすると、
    v×t<L5−L4−L3−L2
    である、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記現像切換手段は、所定の前記現像手段が前記画像担持体上に形成した可視像の後端が前記各現像手段の中で前記画像担持体回転方向において最も下流側に位置する前記現像手段の対向位置を通過した後に、前記現像切換手段による前記現像手段の切り換えによる現像色の切り換えを行う、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記現像手段は、前記画像担持体上に形成されている潜像に対し、2成分現像法により可視像化を行うとともに、前記画像担持体に当接することにより現像状態における前記現像手段表面と前記画像担持体表面の間隔を維持する位置決め部材を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の画像形成装置。
  5. 前記現像切換手段は、所定の前記現像手段が前記画像担持体上に形成した可視像の後端が前記各現像手段の中で前記画像担持体回転方向において最も下流側に位置する前記現像手段の対向位置を通過した後に、次に形成する可視像の色に対応する前記現像手段について非現像状態から現像状態への切り換えを開始し、当該現像手段の非現像状態から現像状態への切り換えを完了するとほぼ同時に、可視像を形成していた前記現像手段の現像状態から非現像状態への切り換えを開始する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  6. 前記露光装置による露光位置から前記各現像手段の中で前記画像担持体回転方向において最も上流側に位置する前記現像手段の対向位置までの画像担持体周長L2を、
    L2>v×t
    とする、
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記現像手段は、前記画像担持体上に形成されている潜像に対し、1成分現像法により可視像化を行うとともに、現像状態において前記画像担持体表面に対して前記現像手段表面が当接する、
    ことを特徴とする請求項5または6記載の画像形成装置。
  8. 前記各現像手段の中で前記画像担持体回転方向において最も下流側に位置する前記現像手段以外の前記現像手段は、前記画像担持体に形成されている潜像に対する可視像形成終了後から、形成した可視像の後端が前記画像担持体回転方向において最も下流側に位置する前記現像手段に対向する位置を通過するまでの間に、画像補償制御における濃度検出用テストパッチを形成する、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記載の画像形成装置。
  9. 前記現像切換手段による現像色切換が完了した後、切り換えられた前記現像手段は、形成を開始した潜像が対向する位置に到達するまでの間に、画像補償制御における濃度検出用テストパッチを形成する、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記載の画像形成装置。
  10. 前記画像担持体を複数備え、前記各画像担持体を用いて前記中間転写体上に複数色画像を形成する、
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一記載の画像形成装置。

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