JP2006028352A - 耐熱性(耐レトルト性)に優れた飲食品瓶詰用キャップ、キャップシール用プラスチゾル組成物とそれを用いたキャップ、およびその製造方法 - Google Patents

耐熱性(耐レトルト性)に優れた飲食品瓶詰用キャップ、キャップシール用プラスチゾル組成物とそれを用いたキャップ、およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】耐熱性,密封性,開栓性が良好な捻りキャップ用プラスチゾル組成物、それを用いたキャップの製造法。
【解決手段】 (A)(a)ガラス転移点が100〜120℃のカルボキシル基含有アクリル系樹脂70〜30重量%、(b)ガラス転移点が90〜105℃のテトラヒドロフラン不溶解分10〜90重量部を含有するアクリル系樹脂30〜70重量%および、(c)ガラス転移点が90〜110℃のコアシェル型のイオン架橋型アクリレート又はメタクリレート系重合体樹脂粒子樹脂粉末粒子40〜1重量%よりなるアクリル系樹脂成分100重量部、(B)(a)クエン酸エステル系可塑剤100〜50重量%および(b)その他の非フタル酸系高分子可塑剤0〜50重量%よりなる可塑剤成分65〜120重量部、(C)その他顔料・充填剤・潤滑剤・界面活性剤等100〜2重量部よりなる捻りキャップシール用プラスチゾル組成物、それを用いた捻りキャップの製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、スクリュウキャップやラグキャップ等の捻りキャップをシールするためのプラスチゾル組成物、それを用いて得られる耐熱性(特に耐レトルト性)、密封性、開栓性にすぐれた捻りキャップおよびその製造方法に関する。
従来の捻りキャップ方式飲食品用容器キャップのシール用組成物は、塩化ビニール系のプラスチゾルが使用され、可塑剤としてはフタル酸エステル系のものが多用されてきた。塩化ビニール系プラスチゾルはキャップシール材としての性能・作業性・コストに於いて優れているが、焼却時にダイオキシンを生成する環境汚染問題やフタル酸エステルの環境ホルモン問題により脱塩ビ・脱フタル酸化が計られつつある。塩化ビニール系プラスチゾルの脱フタル酸化はほぼ達成されつつあるが、脱塩ビ化に関しては、ごく一部の飲食品容器用捻りキャップシール材にアクリルゾルが使用されている程度である

そこで飲食品容器用のキャップシール用アクリルプラスチゾルとして特開2002−60728号が紹介されている。即ち(A)(a)ガラス転移点が70〜100℃で単一平均粒子径が0.1〜20μmのアクリル系樹脂微粒子60〜90重量%および(b)ガラス転移点105〜120℃で単一平均粒子径が0.1〜20μmのアクリル系樹脂微粒子40〜10重量%よりなるアクリル系樹脂微粒子成分100重量部(B)(a)クエン酸エステル系可塑剤60〜95重量%および(b)グリセリンエステル系可塑剤40〜5重量%よりなる可塑剤成分55〜110重量部(C)(a)脂肪酸アミドワックス潤滑剤50〜100重量%および(b)その他の潤滑剤50〜0重量%よりなる潤滑剤成分0.5〜4重量部よりなることを特徴とするねじキャップシール用プラスチゾル組成物である。
特開2002−60728号公報
該ゾルは100℃以下の熱処理しか行わない飲食品用キャップのシール材としては十分な性能を有するが、Tgの低いアクリル樹脂が主に使用されている事もあり、100℃以上のレトルト処理を必要とする飲食品には耐熱性が劣るため使用できず、未だレトルト飲食品用捻りキャップシール材の脱塩ビ化は行われていない。そこで、本発明の目的は、100℃から135℃のレトルト処理に耐える耐熱性があり、且つ密封性や開栓性等の飲食品用捻りキャップシール材に要求される性能を持ったプラスチゾル組成物、それを用いたキャップおよびその製造方法を提供する点にある。
本発明の第一は、
(A) (a)ガラス転移点が100〜120℃、単一粒子径が0.1〜10.0μmで0.2〜5.0重量%のカルボキシル基含有アクリル系樹脂70〜30重量%(b)ガラス転移点が90〜105℃、単一平均粒子径が0.1〜10.0μmでテトラヒドロフラン不溶解分10〜90重量部を含有するアクリル系樹脂30〜70重量%および、(c)コアシェル型のアクリレート又はメタクリレート系共重合体樹脂粒子に一価又は二価の金属カチオンを付加してイオン架橋させたガラス転移点90〜110℃で単一平均粒子径0.1〜5.0μmの樹脂粉末粒子40〜1重量%よりなるアクリル系樹脂成分100重量部、
(B) (a)クエン酸エステル系可塑剤100〜50重量%および(b)その他の非フタル酸系高分子可塑剤0〜50重量%よりなる可塑剤成分65〜120重量部、
(C) その他顔料・充填剤・潤滑剤・界面活性剤等100〜2重量部よりなる事を特徴とする捻りキャップシール用プラスチゾル組成物に関する。
本発明の第二は、請求項1記載の捻りキャップシール用プラスチゾル組成物の初期粘度が10000mPa・s以下(BH型回転粘度計ローターNO4で、40℃測定)であり、且つ40℃48時間貯蔵後の加圧粘度が100秒以下(ノズル径1.5mmφ、ノズル長15mm、圧力0.2MPa、40℃で200ml吐出に要する時間)である事を特徴とするキャップシール用プラスチゾルに関する。
本発明の第三は、請求項1記載の捻りキャップシール用プラスチゾル組成物の220℃×2分硬化後の硬度が65〜95(JIS A硬度)である事を特徴とする捻りキャップシール用プラスチゾル組成物に関する。
本発明の第四は、請求項1記載の捻りキャップシール用プラスチゾル組成物をキャップ内に所定厚の層に塗布後170〜230℃で加熱硬化する事を特徴とする捻りキャップの製造方法に関する。
本発明の第五は、請求項4記載製造キャップを用いたレトルト処理製品の開栓トルクは、0.025〜0.075×D N・m以下(但しDはキャップ径mm・常温開栓)であること特徴とする捻りキャップに関する。
本発明に用いるアクリル樹脂は、レトルト処理に堪える耐熱性を持たせるためにガラス転移点(Tg)が90℃以上と高いことが重要である。またプラスチゾルの貯蔵安定やライニング作業性に影響を及ぼす粘度を適正に保ち、更に耐熱性や硬度を適正に保つために(a)/(b)は70/30〜30/70であることが重要である。
(a)の増量は粘度の低下・硬度の上昇が、(b)の増量は粘度の上昇・硬度の低下が起こり、更に耐熱性に影響を及ぼすので配合バランスが重要である。なお(c)はゾル硬化後の可塑剤のブリードを防止する事が主目的で、使用する可塑剤の種類により異なるが、樹脂全体の40〜1%配合が適当である。これより多いとゾル粘度が上昇し流動特性が劣り塗布作業性や貯蔵安定性に問題が発生する。これより少ないと可塑剤のブリードが発生する。
可塑剤は、クエン酸エステル系可塑剤の単独又はクエン酸エステル系可塑剤と非フタル系可塑剤の混合物であって、クエン酸エステル系とその他の非フタル酸系高分子可塑剤の混合重量比は100/0〜50/50であることが重要である。クエン酸エステル系可塑剤はアクリル樹脂の可塑剤やゾル粘度の安定化に優れた可塑剤であるが、ゾルに一層の耐熱性を付与するために必要に応じて耐熱性の非フタル酸系可塑剤を加える事が重要である。該可塑剤の混合比が50%以上に成ると粘度が上昇してライニング作業性が劣ってくる。
前記可塑剤の量は、アクリル樹脂100重量部に対して65〜120重量部、好ましくは70〜85重量部であることが重要である。可塑剤が65重量部以下になるとゾル粘度が増大し、ゾルの製造やライニング作業性が困難となり、硬度が高く密封性も劣ってくる。一方可塑剤量が120重量部以上となると軟らかく成って耐熱性劣り、可塑剤のブリードも発生して好ましくない。
前記クエン酸エステル系可塑剤として好ましい化合物としては、クエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリ2エチルへキシル等が挙げられる。
その他の非フタル酸系高分子可塑剤としては、グリセリンジアセトモノラウレート、グリセリンジアセトモノオレート、グリセリントリブチレート等のグリセリンエステル、エポキシ化大豆油、ポリ(プロピレン、アジピン酸)エステル、アセチルスルフォン酸クレゾールエステル等が挙げられる。
充填剤添加は耐熱性のある硬い組成物を得るために有効で、更にゾルの流動特性の調整やコストの低減も期待出来る。配合量としては0〜80重量部がよく、最も好ましくは0〜30重量部である。配合量が多くなると充填剤の沈降分離が起こりやすくゾルの貯蔵安定性が劣ってくる。
前記充填剤としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、タルク、珪酸カルシウム、クレー、カオリン等が挙げられる。
潤滑剤としては、脂肪酸アミドワックスとレシチンの併用が好ましい。
開栓トルク低減には脂肪酸アミドワックスがより効果的であるが、レシチンは開栓トルク低減効果以外にゾル粘度低減効果があるので併用が好ましい。また脂肪酸アミドワックスとレシチンの最も好ましい添加割合は樹脂100重量部に対して2.0〜1.0重量部/1.0〜0.5重量部である。脂肪酸アミドワックスをこれ以上多く添加すると表面へのブリードが激しく内容物に落ち込みやすくなる。またレシチンをこれ以上添加するとフレーバーや着色等にマイナス効果が現れるので好ましくない。
本発明においては、本発明の組成物に脂肪酸アミドワックスやレシチン以外の潤滑剤を併用しても良い。但し併用する場合は脂肪酸アミドワックスおよびレシチンの併用または脂肪酸アミドワックス単独使用の50重量%以下である。50重量%を越えると十分な潤滑性が得られず、開栓トルクが大きくなったり、潤滑剤が内容物に落ち込んで好ましくない。
脂肪酸アミドワックスとしては、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミド等が、また併用する潤滑剤としては、流動パラフィン、合成パラフィン、石油系ワックス、石油炭化水素、シリコーン油、一価・多価アルコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸トリエステルワックス等が挙げられる。ただ潤滑剤によってはキャップに塗布された塗膜と本発明組成物との接着性を阻害するものも有り、耐レトルト性を劣化させるので注意が必要である。
本発明組成物の粘度を規制したのは、組成物製造作業性やキャップ本体への高速ライニング作業性に対処するためである。回転粘度が10000mPa・s以上になると組成物製造時の混合攪拌・脱泡処理・搬送等が劣ってくる。なお加圧粘度100秒以下としたのは、高速ライニング時の吐出量の確保及び長期ゾル貯蔵安定性の確保のためである。これらの粘度特性を確保する手段としては、樹脂や可塑剤の混合比や量のほか、適当な界面活性剤の添加も重要である。界面活性剤を用いる場合は、潤滑剤と同様に塗膜と本発明組成物の接着性を阻害するものが有り、注意を要する。
本発明組成物の硬度を規制したのは、キャップの巻き締め条件(特に温度条件)に対処するためである。硬度が高すぎると瓶とのかん合が甘くなり、柔らかすぎると加温してキャッピングする時や加圧殺菌・加圧冷却時に瓶口リム頂部が組成物シーリング部に食い込み過ぎて破断が起きる。
捻りキャップシール用プラスチゾル組成物をキャップ内に所定厚の層に形成した後170〜230℃に加熱する事も重要である。加熱温度が170℃より低いと硬化が十分でなくキャップとの接着性が弱く耐熱性が劣る。また加熱温度が230℃以上になるとアクリル樹脂の分解や可塑剤の飛散によりシール材としての性能が劣化して好ましくない。
本発明に於いては、アクリル系樹脂・可塑剤・顔料・潤滑剤、充填剤、界面活性剤のほか、必要に応じて抗菌剤、防カビ剤、酸化防止剤、紫外線安定剤、着色剤などを配合することができる。
本発明の捻りキャップの開栓トルクは0.025〜0.075×D N・mで有ることが望ましい。0.025×D N・mより小さいと輸送・取り扱い時に開栓してしまう危険性があり、0.075×D N・mより大きいと開栓が困難と成り好ましくない。
本発明に用いるアクリル樹脂(A)のうち(a)成分としては、ガラス転移点(Tg)が100〜120℃で、カルボキシル基を含有していることが重要である。このような樹脂としては、アルキル(メタ)アクリレート単量体と、カルボキシル基含有単量体とを、重合反応後の共重合体のカルボキシル基含有量が0.2〜5.0重量%、アルキル(メタ)アクリレート単量体単位が50〜99.8重量%となる量比で、また必要に応じて共重合可能な他の単量体を45%以下になる量共重合することによって製造する事が出来る。
本発明に用いるアクリル樹脂(A)のうち(b)成分としてはテトラヒドロフラン不溶解分が10〜90重量部を含有することが重要である。該アクリル樹脂(b)成分はアクリル系共重合体で、アルキル(メタ)アクリレート単量体60〜95重量%、多官能性単量体0.5〜15重量%および共重合可能な他の単量体0〜40%を共重合する事によって製造できる。
本発明に用いるアクリル樹脂(A)のうち(c)成分としては(イ)ガラス転移点が−30℃以下のアクリレート又はメタクリレート系重合体からなるコア成分と、(ロ)(1)アクリレート又はメタアクリレート系単量体、(2)カルボキシル基を有する炭素数3〜8のラジカル重合性不飽和カルボン酸単量体、(3)架橋性単量体とから得られたガラス転移点温度(シェル側)が90℃以上の共重合体から成るシェル成分とから構成され、かつコア成分/シェル成分重量比が10/1〜1/4の範囲にある共重合体樹脂粒子に一価又は二価の金属カチオンを付加したイオン架橋させた樹脂粉末粒子である。
本発明のアクリル系樹脂を得るための重合方法には特に制限はないが、本発明のプラスチゾル形成に用いるためアクリル系樹脂は微粒子であることが必要である。平均粒子径として0.1〜10μm、好ましくは0.3〜5μmであることが望ましい。
本発明のアクリル系樹脂の分子量は、通常20万以上、好ましくは50万〜500万である。その理由は、所望する十分な機械的強度を得るためで、前述の分子量未満では引っ張り強度等の物性が不十分になる恐れがあるためである。
〔カルボキシル基含有アクリル樹脂(a)の合成〕
ステンレス容器にメタクリレート系単量体として、メチルメタクリレート97.0重量部、メタクリル酸3.0重量部;乳化剤としてドデシルベンゼンスルフォン酸ソーダ1.0重量部;分散剤として炭素数18の高級アルコール1.5重量部及び重合開始剤としてベンゾイルパーオキサイト0.3重量部と脱イオン水150重量部を添加し、室温下で30分間攪拌混合した後、ホモミキサーの高剪断下での均質処理を通して、ステンレス製重合容器に移送して油相の液滴径が0.1〜4μmの微細懸濁液として調整した。続いて重合温度65℃で5時間攪拌下にて重合を行ない、少量サンプリングした反応液の固形分濃度により重合率97%以上を確認してから反応を終了させた。得られたラテックスを170℃の窒素気流の噴霧乾燥機にて乾燥し、更に窒素シールした粉砕器を通して微粉末とした。
このようにして得られた重合体樹脂粒子の単一平均粒子径は1.8μm、ガラス転移点は110℃であった。
〔テトラヒドロフラン不溶解分含有アクリル樹脂(b)の合成〕
ステンレス容器にメタクリレート系単量体として、メチルメタクリレート94重量部、グリシジルメタクリレート6重量部;乳化剤としてドデシルベンゼンスルフォン酸ソーダ1.0重量部;分散剤として炭素数18の高級アルコール1.5重量部及び重合開始剤としてベンゾイルパーオキサイト0.3重量部と脱イオン水150重量部を添加し、室温下で30分間攪拌混合した後、ホモミキサーの高剪断下での均質処理を通して、ステンレス製重合容器に移送して油相の液滴径が0.1〜5μmの微細懸濁液として調整した。続いて重合温度65℃で5時間攪拌下にて重合を行い、少量サンプリングした反応液の固形分濃度により重合率97%以上を確認してから反応を終了させた。得られたラテックスを170℃の窒素気流の噴霧乾燥機にて乾燥し、更に窒素シールした粉砕器を通して微粉末とした。このようにして得られた重合体樹脂粒子の単一平均粒子径は2.2μm、ガラス転移点は101℃、テトラヒドロフラン不溶解分63.5%であった。
〔コアシェル型アクリレート系共重合体樹脂粉末粒子の(c)の合成〕
n−ブチルアクリレート47重量部を炭素数12〜18のソジウムアルキルサルフェート1.0重量部を乳化剤として、過硫酸カリウム触媒0.1重量部を添加し、水150重量部中で重合温度70℃にて180分間攪拌して乳化重合を行い、ポリn−ブチルアクリレートのコア部微粒子分散重合液を製造し、続いて、この重合液にメチルメタクリレート47重量部を180分間要して連続的に添加してコア部微粒子の表面にシェル部を形成するコア/シェル乳化重合を行った。該重合において、前記メチルメタクリレートの重合が50%に達した時点で、メタクリル酸5重量部および架橋剤のTEGDMA(テトラエチレングリコールジメタクリレート)1重量部を連続的に添加して、共重合を完結させた。重合後のラテックスに、水酸化カリウムを1wt%水溶液で室温にて2重量部添加し、30分間攪拌した。次いでこれを、150℃の熱風を用いて噴霧乾燥して樹脂粉末粒子を得た。このようにして得られた樹脂粉末粒子の単一平均粒子径は1.5μm、ガラス転移点は105℃(シェル側)であった。
以上詳述した如く本発明によれば100℃から135℃のレトルト処理に耐える耐熱性があり、且つ密封性や開栓性等の飲食品用捻りキャップシール材に要求される性能を持ったプラスチゾル組成物、それを用いたキャップおよびその製造方法を提供できる。
実施例1
合成例1のアクリル樹脂(a)50g、合成例2のアクリル樹脂(b)40g、合成例3のアクリル樹脂(c)10g、アセチルクエン酸トリブチル60g、非フタル酸系高分子可塑剤(アルキルスルフォン酸エステル系)20g、硫酸バリウム20g、エルカ酸アミド1.0g、オレイン酸アミド1.0g、大豆レシチン1.0g、酸化チタン2g、界面活性剤(a)(脂肪族誘導体の特殊界面活性剤)0.2gを石川式らい潰機で60分間混練する。これを真空脱泡してアクリルゾルを調整し、後述の各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は下表1−1のとおりである。
Figure 2006028352
実施例2
アクリル樹脂(a)42g、アクリル樹脂(b)18g、アクリル樹脂(c)40gを使用する以外は実施例1と同様の方法で、アクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表1−1の通りである。
実施例3
アクリル樹脂(a)18g、アクリル樹脂(b)42g、アクリル樹脂(c)40gを使用する以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行なった。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表1−1の通りである。
実施例4
アクリル樹脂(a)67g、アクリル樹脂(b)30g、アクリル樹脂(c)3gを使用し、硫酸バリウムを削除した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表1−1の通りである。
実施例5
アクリル樹脂(a)30g、アクリル樹脂(b)67g、アクリル樹脂(c)3gを使用し、硫酸バリウムを削除した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表1−1の通りである。
実施例6
アセチルクエン酸トリブチル80gを使用し、非フタル酸系高分子可塑剤を削除した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表1−1の通りである。
実施例7
アセチルクエン酸トリブチル70g、非フタル酸系高分子可塑剤を50g使用し、硫酸バリウム80gを使用する以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表1−2の通りである。
実施例8
アセチルクエン酸トリブチル65gを使用し、非フタル酸系高分子可塑剤と硫酸バリウムを削除した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は下表1−2の通りである。
Figure 2006028352
実施例9
石油系ワックス(135°F)0.5g追加添加し、界面活性剤を(b)(ポリオキシエチレン系エーテル)変更した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表1−2の通りである。
実施例10
エルカ酸アミドを2.0gに増量し、オレイン酸アミドと大豆レシチンを削除、硫酸バリウムを10gに削減した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し,各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表1−2の通りである。
実施例11
アセチルクエン酸トリブチル40g、非フタル酸系高分子可塑剤40gを使用し、界面活性剤を除去した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表1−2の通りである。
比較例1
アクリル樹脂(c)10gに替えて、アクリル樹脂(d)10gを使用した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は下表2−1の通りである。
尚アクリル系樹脂(d)は、ガラス転移点が70〜85℃で単一平均粒子径が0.1〜20μmものを使用した。
比較例2
アクリル樹脂(a)80g、アクリル樹脂(b)10g硫酸バリウム10gを使用した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表2−1の通りである。
Figure 2006028352
比較例3
アクリル樹脂(a)20g、アクリル樹脂(b)70gを使用した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表2−1の通りである。
比較例4
非フタル酸系高分子可塑剤と硫酸バリウムを削除し、界面活性剤を(b)に変更した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表2−1の通りである。
比較例5
アクリル樹脂(a)25g、アクリル樹脂(b)25g、アクリル樹脂(c)50gを使用した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表2−1の通りである。
比較例6
アセチルクエン酸トリブチル80g、非フタル酸系高分子可塑剤50g、硫酸バリウム80g、エルカ酸アミド2.5g、シリコーン(オルガノポリシロキサン)1.0gを使用した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表2−1の通りである。
比較例7
アクリル樹脂(b)50gを使用し、アクリル樹脂(c)を削除した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表2−2の通りである。
Figure 2006028352
比較例8
エルカ酸アミドおよび大豆レシチンをそれぞれ0.5gに半減、オレイン酸アミドを削除し、石油系ワックスとシリコーンをそれぞれ1g配合した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表2−2の通りである。
比較例9
アクリル樹脂(b)を50g、アクリル樹脂(c)削除、アセチルクエン酸トリブチルを30g、非フタル酸系高分子可塑剤40g、グリセリンジアセトモノラウレート10g、硫酸バリウム10gを使用した以外は実施例1と同様の方法でアクリルゾルを調整し、各試験を行った。ゾルの組成、各種物性、試験結果は表2−2の通りである。
各試験方法についての説明
(1)粘度測定
1) 回転粘度;調整したアクリルゾルを液温40℃にしてB型回転粘度計(ローターNO4.20rpm・40℃)で測定した。
2) 加圧粘度;調整したアクリルゾルを40℃48時間貯蔵後、液温40℃にして、0.2Mpaに加圧したとき1.5mmφのノズルから200ml吐出した時の時間を測定した。
(2)硬度測定
JIS K6253によりタイプAゴム硬度計を用いて、うすく伸ばしたアクリルゾルを220℃×3分間熱処理したものを23℃で測定した。
レトルト試験および開栓トルク試験及び評価についての説明
(1)試験キャップの作成
直径63mmφのラグキャップの内面側頂外周縁部に調整したアクリルゾルを1.3g環状に塗布し、215℃×2分加熱して作製した。作製した試験キャップを用いて以下の方法で充填し、耐レトルト性・開栓性の試験とした。185ccのガラス瓶に80℃の温水を130cc充填し、キャップを3.0Nmで仮巻締めし、90℃の温水中に5分間浸漬した後直ちに7.0Nmで閉栓した。これを117℃×120分の加圧殺菌(レトルト釜内圧力1.9kg/cm2)を行った。その後60℃の温水で20分冷却後、レトルト釜より取り出し、30日間室温放置後以下の試験を行った。
1)耐レトルト性調査
開栓して、アクリルガスケットの状態から耐レトルト性を判断した。アクリルガスケットに異常が全く認められないものを○とし、アクリルガスケットに破断・塗膜からの剥離や浮き等の異常が認められるもの及び真空度の低下が認められるものを×とした。
2)開栓トルク
レトルト処理後30日間RTに貯蔵した後、トルクメーターで開栓トルクを調査した。
判定は経験的にキャップ直径D(mm)×0.025~0.075Nmの範囲にあるものを○とし、範囲外にあるものを×とした。
そして
1)潤滑剤の内容物への落ち込み調査の評価は前記レトルト瓶詰の開栓トルク調査時に目視して調査した。落ち込みが殆ど認められないものを○とし、それ以外を×とした。
2)可塑剤のブリード調査の評価は、前記試験キャップ(未使用)を室温に30日間保存して、目視及び手触によりアクリルガスケット表面へのブリードの有無を調査した。ブリードを殆ど認めないものを○、認めるものを×とした。

Claims (5)

  1. (A) (a)ガラス転移点が100〜120℃、単一平均粒子径が0.1〜10.0μmで0.2〜5.0重量%のカルボキシル基含有アクリル系樹脂70〜30重量%(b)ガラス転移点が90〜105℃、単一平均粒子径が0.1〜10.0μmでテトラヒドロフラン不溶解分10〜90重量部を含有するアクリル系樹脂30〜70重量%および(c)コアシェル型のアクリレート又はメタクリレート系共重合体樹脂粒子に一価又は二価の金属カチオンを付加してイオン架橋させたシェル側ガラス転移点が90〜110℃で単一平均粒子径0.1〜5.0μmの樹脂粉末粒子40〜1重量%よりなるアクリル系樹脂成分100重量部、
    (B) (a)クエン酸エステル系可塑剤100〜50重量%および(b)その他の非フタル酸系高分子可塑剤0〜50重量%よりなる可塑剤成65〜120重量部、
    (C) その他顔料・充填剤・潤滑剤・界面活性剤等100〜2重量部よりなる事を特徴とする捻りキャップシール用プラスチゾル組成物。
  2. 請求項1記載の捻りキャップシール用プラスチゾル組成物の初期粘度は10000mPa・s以下、(BH型回転粘度計ローターNO4で、40℃測定)であり、且つ40℃48時間貯蔵後の加圧粘度が100秒以下(ノズル径1.5mmφ,ノズル長1.5mm,圧力0.2MPa,40℃での200ml吐出に要する時間)である事を特徴とするキャップシール用プラスチゾル組成物。
  3. 請求項1記載の捻りキャップシール用プラスチゾル組成物の硬化後の硬度が65〜95(JIS A硬度)である事を特徴とする捻りキャップシール用プラスチゾル組成物。
  4. 請求項1記載の捻りキャップシール用プラスチゾル組成物をキャップ内に所定厚の層に塗布後170〜230℃で加熱硬化する事を特徴とする捻りキャップの製造方法。
  5. 請求項4記載製造キャップを用いたレトルト処理製品の開栓トルクが、0.025〜0.075×D N・m(但しDはキャップ径mm・常温開栓)であること特徴とする捻りキャップ。

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