JP2006027175A - 中空集成角材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望の角形断面の外接円よりも小さな断面形状を有する原木からでも、当該所望の角形断面を有する角材を得ることが可能な中空集成角材を提供すること。
【解決手段】 接合一体化された4本の棒状材14からなり、中央に貫通中空部11を有する中空集成角材10であって、各棒状材14は、原木中心近傍部14aを角部15に配置し、原木表皮近傍部14bを貫通中空部11の周囲に配置して接合されている。また棒状材14の原木表皮近傍部14bが斜めに切断されることにより、貫通中空部11は、菱形又は正方形の断面形状を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中空集成角材及びその製造方法に関し、詳しくは、中央に貫通中空部を有する中空集成角材及びその製造方法に関する。
従来、住宅用の柱、梁、土台等に用いられる角材としては、通直で十分に太い丸太から角材を製材し、期間を掛けて自然に乾燥させたものが広く用いられてきた。また、近年になって、十分に太い丸太の入手が困難となってきたため、細い丸太の外周をそぎ落とすように製材して、丸太の芯を含む角材を得、これを住宅用の柱、梁、土台等として用いるようになった。さらに、欠点の多い製材品から欠点を除去して木取り、無欠点の小幅で短小な木取り品を得、それを縦横接着して得られる集成材を、住宅用の柱、梁、土台等に用いることも行われている。
さらにまた、製材を原木から効率良く得るようにして歩留まりを向上させた技術が開示されており(例えば、特許文献1参照)、特許文献1に記載の発明によれば、原木の中心部から略正方形断面の角材を太い棒材として取り出すと共に、この角材の周囲のラス材から集成材用の板材を取り出して、これらの板材を接着剤を介して張り合わせることにより、敷居材や鴨居等として使用できる材が得られる。
特開2004−74444号公報
しかしながら、丸太(原木)から芯を含む所望の大きさの角形断面を備える角材を得る場合、原木として、少なくとも当該所望の角形断面の外接円よりも大きな断面形状を有するものを使用する必要がある。したがって、例えば105mm角の角材を得ようとする場合には、原木の表皮近傍部における製材として使用できない部分も鑑みると、物理的に直径が18〜20cmの原木を使用する必要があり、例えば直径が14〜16cmの原木を用いた場合には、4つの角部に丸みが残った、いわゆる二等の角材しか製造することができなかった。
本発明の目的は、所望の角形断面の外接円よりも小さな断面形状を有する原木からでも、当該所望の角形断面を有する角材を得ることを可能にする中空集成角材及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、接合一体化された4本の棒状材からなり、中央に貫通中空部を有する中空集成角材であって、各棒状材は、原木中心近傍部を角部に配置し、原木表皮近傍部を前記貫通中空部の周囲に配置して接合されていることを特徴とする中空集成角材を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の中空集成角材においては、棒状材の原木表皮近傍部が斜めに切断されており、前記貫通中空部が菱形又は正方形の断面形状を有していることが好ましい。
また、本発明は、原木から角部に丸みを残した中間角材を切出し、該中間角材を、その芯部分を通る第1切断面で2分割して平角材とし、同様にして得られた4本以上の平角材を、木表側同士を重ね合わせて上下2段に積層した平角材が横方向に複数列並ぶように配置し、これらを接着剤を介して一体化させた後、横方向に並んだ各平角材の中央部分において、前記第1切断面と直角な第2切断面で切断することにより、前記丸みを残した角部によって囲まれる貫通中空部を中央に有する角材を製造する中空集成角材の製造方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の中空集成角材の製造方法においては、前記中間角材の丸みを残した角部を斜めに切断する工程を含み、前記貫通中空部は、該斜めに切断された角部によって囲まれる菱形又は正方形の断面形状を有することが好ましい。
ここで、上記記載において、原木中心近傍部は、原木の段階で当該原木の中心近傍に位置していた部分であり、原木表皮近傍部は、原木の段階で当該原木の表皮近傍に位置していた部分である。
本発明の中空集成角材及びその製造方法によれば、所望の角形断面の外接円よりも小さな断面形状を有する原木からでも、当該所望の角形断面を有する角材を得ることができる。
図1に示す本発明の好ましい一実施形態に係る中空集成角材10は、例えば木造住宅建築物において柱部材として用いられる角材であって、例えば一辺aが105mmの正方形又は略正方形(以下「正方形」とする。)の角形断面を有していると共に、その中央部分には、当該中空集成角材10の軸方向に貫通する貫通中空部11を備えている。また、本実施形態の中空集成角材10は、原木12(図2参照)として、直径が例えば140〜160mmのスギ丸太を用いて形成されたものであり、一辺aが105mmの角材をソリッド柱として形成する場合、直径が例えば180〜200mmのスギ丸太を必要とするところを、これよりも小さな140〜160mmのスギ丸太から、一辺aが105mmの角材を効率良く形成することを可能にするものである。
そして、本実施形態の中空集成角材10は、接合一体化された4本の棒状材14からなり、中央に貫通中空部11を有する木製角材であって、各棒状材14は、原木中心近傍部14aを4箇所の角部15に配置し、原木表皮近傍部14bを貫通中空部11の周囲に配置して接合されている。4本の棒状材14は、例えば原木12又はそれから得られた角部が断面円弧状の曲面ないし傾斜平面とされた角材を、その芯部分12aを通る互いに垂直な一対の切断面13a,13bを介して分割することにより得られたものである。
また、本実施形態においては、各棒状材14の原木表皮近傍部14bが斜め切断面16を有するように斜めに切断されており、貫通中空部11は、菱形又は正方形の断面形状を有している。
上述の構成を備える本実施形態の中空集成角材10は、例えば以下に示す作業工程にしたがって、容易且つ効率良く形成することができる。すなわち、まず図2に示す原木12から、図3(a)に示すように、4箇所の角部17aに丸みを残した中間角材17を切出す作業を行う。かかる切出し作業は、例えばツインソーを用いて、原木12の表皮を含む外周部分を、互いに平行な一対の側面18a,18aを形成するように切り取ると共に、さらに、これらと垂直で且つ互いに平行な他の一対の側面18b,18bを形成するように切り取ることによって行われる。ここで、形成すべき中空集成角材10の所望の角形断面は、一辺aが105mmの正方形であることから、これの対角線の長さに相当する原木12の径は、例えば最低でも148mm以上、外周部分の角材として使用できない不良部分も鑑みると例えば160mm以上となっていることが必要であるのに対し、原木11の直径は140〜160mmなので、中間角材17の4つの角部17aは丸みを残したまま形成されることになる。
次に、切出した中間角材17を、一方の対向する側面18a,18aと平行な、芯部分12aを通る第1切断面13aで2分割し、これによって、図3(b)に示すように、一対の平角材19,19を形成する作業を行う。かかる切断作業は、中間角材17をその長手方向に沿って切断し得る各種公知の装置を用いて行うことができ、例えば、帯鋸、丸鋸等を用いることができる。これらの中でも、帯鋸が好ましい。
また、本実施形態によれば、図4に示すように、得られた各平角材19の丸みを残した角部17aを、例えば側面18aに対して45度の角度で斜めに切断することにより、原木表皮近傍部14bに斜め切断面16を形成する作業を行う。かかる切断作業は、帯鋸、丸鋸等を用いて行うことができる。なお、このような斜め切断面16を形成する作業は、平角材19として2分割される前の、図3(a)に示す中間角材17の状態で行うこともできる。
ここで、角部17aを切断して得られる斜め切断面16の幅b(図5参照)は、得ようとする中空集成角材10の一辺aの長さ(本実施形態では105mm)の10〜35%の幅とすることが好ましい。斜め切断面16の幅bが一辺aの長さの35%を越えると、接着面の幅が一辺aの長さの1/4以下となり、十分な接着面積が確保できなくなるという不具合が生じることになり、一辺aの長さの10%よりも小さいと、原木の直径が160mmを越えることになるので、例えば90mmの正角材を切出す方が適するという不具合が生じることになる。
中間角材17を平角材19,19に2分割したら、これらの平角材19,19を、図5及び図6に示すように、木裏側となる第1切断面13aを外側に配置し、木表側となる一方の対向する側面18a,18aを密着させつつ重ね合わせると共に、他の原木12から同様にして得られた2分割した平角材19,19を同様に重ね合わせて横方向に並べて密着配置した状態として(図6参照)、接着剤によりこれらを接合一体化する作業を行う。
なお、本実施形態においては、かかる接合一体化する作業に先立って、平角材19,19を乾燥させる作業や、むら取り加工を施す作業を適宜行うことができる。平角材19,19の乾燥方法としては、木材の乾燥方法として従来知られている各種の方法を特に制限なく用いることができ、天然乾燥でも人工乾燥でも良く、両者を組み合わせた方法でも良い。好ましい人工乾燥の方法としては、温度及び湿度を制御可能な乾燥装置内に配置して乾燥させる方法を挙げることができる。ここで、平角材19,19の乾燥は、含水率がそれぞれ15%以下になるように行うことが好ましい。含水率が15%以下となるまで乾燥させることにより、両平角材19,19同士の接着性を向上させることができ、特に12%以下となるまで乾燥した場合には、特に強度が優れた中空集成角材10を得ることができる。
また、むら取り加工を施す作業は、平角材19,19の各面に生じた反りや歪みを除去する加工であり、むら取り加工を施すための手段としては、例えば、むら取りプレーナー、モルダー等の各種公知の装置を用いることができる。むら取り加工は、少なくとも接着面となる平角材19,19の側面18a,18bに対して行う必要があるが、本実施形態においては、モルダーを用いて、第1切断面13aや斜め切断面16を含めて平角材19,19の周面の総てに対してむら取り加工を施している。
さらに、本実施形態によれば、平角材19,19を重ね合わせると共に、他の原木12から得られた平角材19,19と並べて密着配置してゆく際に、これらの平角材19,19に反りや曲がり、捻れ等による不良部分が生じている場合には、これらの部分を適宜切断除去し、不良部分を除いた部分のみを、例えばフィンガージョイントを介して長手方向に継いでゆくことにより、所望の長さの平角材19,19とすることができる。これによって、得られた平角材19,19の利用度を高めることが可能になると共に、内部応力の発生を効果的に抑制することが可能になる。またフィンガージョイントが介在することにより、中空集成角材10の強度が低下しないように、フィンガージョイントは、隣接する平角材19,19の間で千鳥状にずらせて配置することが好ましい。
さらにまた、対向する木表側の側面18a,18aを密着させて上下に重ね合わされる一対の平角材19,19は、同じ原木12から得られたものである必要は必ずしもなく、他の原木12から得られた平角材19,19同士を重ね合わせた状態で、これらを横方向に並べて密着配置することもできる。
そして、上下に重ね合わされると共に横方向に並べて密着配置された平角材19,19は、接着剤を介して接合一体化されることになる。ここで、使用する接着剤としては、各種公知の接着剤を用いることができ、例えばユリア樹脂、酢酸ビニル樹脂、水性ビニルウレタン樹脂接着剤等を挙げられるが、特に水性ビニルウレタン樹脂接着剤を用いることが好ましい。水性ビニルウレタン樹脂接着剤を用いると、特に接着強度が大きいので柱又は土台用の中空集成角材10として充分な強度が得られると共に、硬化後においても鉄よりも柔らかいので、中空集成角材10の切断やほぞ加工などの際に工具等を損傷させることを防止できる。更に、水性ビニルウレタン樹脂接着剤は、ホルムアルデヒドなどの化学物質を大気中に放散しない点においても有利である。
これらの接着剤は、平角材19,19を並べて密着配置するのに先立って、接着面となる各平角材19,19の側面18a,18bに、スプレッダー等の各種公知の塗布装置を用いて塗布される。また接着剤を塗布した平角材19,19が密着配置された後に、例えばプレス装置により圧締しながら隣接する平角材19,19同士を接着させることにより、複数の平角材19,19が、図6に示す上下二段に並べられた状態の集合体20として接合一体化されることになる。ここで、プレス装置としては、各種公知のものを用いることができるが、平盤プレスを用いることが好ましい。平盤プレスを用いることにより、接着面の全域に亘って均一な圧力を加えながら接着することができ、強度及び外観に一層優れた中空集成角材10を製造することができる。尚、接着剤は、接着面の全体に亘って均一に塗布することが好ましい。
そして、複数の平角材19,19を上下二段に接合一体化した集合体20を形成したら、横方向に並べて一体化された各平角材19,19の中央部分で、外側に配置された木裏側の第1切断面13aと直角な第2切断面13bによって集合体20を複数に切断分割する。これによって、図7に示すように、丸みを残した角部17aを斜めに切断した斜め切断面16によって囲まれる、正方形の断面形状の貫通中空部11を中央部分に有しており、且つ一辺aが105mmの正方形の角形断面を備える、本実施形態の中空集成角材10が複数容易に形成されることになる。
すなわち、本実施形態によれば、例えば一辺aが105mmの正方形の角形断面を有する中空集成角材10を、当該一辺aが105mmの正方形の角形断面に外接する外接円よりも実質的に小さな断面形状を備える、例えば径が140〜160mmの原木12からでも、容易且つ効率良く得ることができる。
また、本実施形態によれば、中空集成角材10は、ぞの中央部分に、斜め切断面16によって囲まれる例えば30mm角の正方形の断面形状の貫通中空部11を有していることにより、105mmの角形断面の断面積よりも、8%程度断面積が減少しており、これによって、105mm角のソリッド柱と比較して、材料の軽量化を図ることが可能になる。
さらに、本実施形態によれば、貫通中空部11は、強度への影響の少ない中空集成角材10の中央部分に貫通形成されており、当該貫通中空部11による断面2次モーメントの低減もまた、例えば30mm角の正方形の断面形状の場合、0.7%程度と少ないため、105mm角のソリッド角材と比較して、同等の曲げ剛性や座屈強度を保持することが可能になる。
さらにまた、本実施形態によれば、貫通中空部11は、丸みを残した角部17aを斜めに切断した斜め切断面16によって囲まて、正方形の断面形状となるように形成されているので、これの内周面は凹凸のない平坦な面となっていると共に、配線や配管を挿通しやすい形状を備えており、これによって、配線や配管用の穴や、換気用の穴として有効利用することも可能になる。
以上、本発明を、その好ましい一実施形態に基づいて説明したが、本発明は、かかる実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において適宜に変更可能である。例えば、中空集成角材は、一辺が105mmの正方形の角形断面を有するものである必要は必ずしもなく、一辺が105mmよりも大きいか或いは小さい角形断面を有するものの他、矩形断面を有する中空集成角材として形成することもできる。また、貫通中空部は、菱形又は正方形の断面形状を備えるように形成する必要は必ずしもなく、例えば図8(a),(b)に示すように、中間角材17の角部17aを斜めに切断することなく丸みを残したまま、平角材19,19を上下二段に並べて密着配置し、第2切断面13bに沿って複数に切断分割して、中央部分に丸みを残した角部17bによって囲まれる貫通中空部11’を有する中空集成角材10’として形成することもできる。さらに、中空集成角材は、柱部材の他、梁部材や、土台等として用いる角材として形成することもできる。さらにまた、中空集成角材を構成する4本の棒状材は、その全てが異なる原木から各々得られたものであっても良い。また、中間角材の丸みを残した角部を斜めに切断する作業は、中間角材を切出す前の、原木の段階で行うこともできる。製造方法における製造中間体としての集合体20を構成する平角材は、最低4本であるが、8本以上であることが好ましく、例えば8〜100本とすることができる。

以下、実施例に基づき本発明を更に説明する。
〔実施例1〜6〕
径が140〜160mmのスギ丸太を原木とし、上述の製造方法によって製造された、上記実施形態の中空集成角材10と同様の構成を備える一辺が105mmの正方形断面を有する6本の中空集成角材を実施例1〜6の角材として、JAS曲げA試験による曲げ試験(曲げヤング率の計測)と、柱の座屈強度試験を行い、各々ヤング率と座屈強度とを計測した。なお、各中空集成角材の貫通中空部は、一辺が30mmの正方形断面とした。また、各中空集成角材の長さは2980mmとした。試験結果を表1に示す。
Figure 2006027175
表1に示す試験結果を評価するに際し、中空集成角材に対する評価基準がないので、挽き板を積層接着した構造用集成材JAS規格を参考にすると、本発明にかかわる実施例1〜6の中空集成角材は、同一等級構成構造用集成材のE65−F255にほぼ相当しており、そのことから、構造用に用いることができる強度を有していることが判る。
本発明の一実施形態に係る中空集成角材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る中空集成角材を形成するための原木を示す斜視図である。 (a)は原木から切出した中間角材の断面図、(b)は中間角材を2分割して形成された分割中間角材を説明する断面図である。 中間角材の丸みを残した角部を斜めに切断する状況を説明する断面図である。 2分割した中間角材を重ね合わせると共に横方向に並べて密着配置した状態として接合一体化する工程を説明する断面図である。 2分割した中間角材を重ね合わせると共に横方向に並べて密着配置した状態として接合一体化する工程を説明する断面図である。 本発明の一実施形態に係る中空集成角材を示す断面図である。 (a)及び(b)は本発明の他の形態の中空集成角材を形成する工程を説明する断面図である。
符号の説明
10 中空集成角材
11 貫通中空部
12 原木
12a 原木の芯部分
13a 第1切断面
13b 第2切断面
14 棒状材
14a 棒状材の原木中心近傍部
14b 棒状材の原木表皮近傍部
15 中空集成角材の角部
16 斜め切断面
17 中間角材
17a 中間角材の角部
18a 中間角材の互いに平行な一方の一対の側面
18b 中間角材の互いに平行な他方の一対の側面
19 平角材
20 複合体
a 中空集成角材の一辺
b 斜め切断面の幅

Claims (4)

  1. 接合一体化された4本の棒状材からなり、中央に貫通中空部を有する中空集成角材であって、
    各棒状材は、原木中心近傍部を角部に配置し、原木表皮近傍部を前記貫通中空部の周囲に配置して接合されていることを特徴とする中空集成角材。
  2. 前記棒状材の原木表皮近傍部が斜めに切断されており、前記貫通中空部が菱形又は正方形の断面形状を有している請求項1記載の中空集成角材。
  3. 原木から角部に丸みを残した中間角材を切出し、該中間角材を、その芯部分を通る第1切断面で2分割して平角材とし、同様にして得られた4本以上の平角材を、木表側同士を重ね合わせて上下2段に積層した平角材が横方向に複数列並ぶように配置し、これらを接着剤を介して一体化させた後、横方向に並んだ各平角材の中央部分において、前記第1切断面と直角な第2切断面で切断することにより、前記丸みを残した角部によって囲まれる貫通中空部を中央に有する角材を製造する中空集成角材の製造方法。
  4. 前記中間角材の丸みを残した角部を斜めに切断する工程を含み、前記貫通中空部は、該斜めに切断された角部によって囲まれる菱形又は正方形の断面形状を有する請求項3記載の中空集成角材の製造方法。
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