JP2006027009A - 画像情報処理システム - Google Patents

Abstract

【課題】 画像形成装置００３と外部拡張コントローラー００２がネットワーク００４で接続された画像情報処理システム００１において、外部拡張コントローラー００２でユーザーが操作中の際には、省電力モードへ遷移をさせないようにすることで操作性、利便性を向上させる。
【解決手段】 画像形成装置００３と外部拡張コントローラー００２は相互に情報をやり取りするための機能を有し、外部拡張コントローラー００２はその液晶パネル操作表示部からの操作により画像形成装置００１を制御する機能を有し、外部拡張コントローラー００２においてユーザーが操作中の場合は、画像形成装置００３が省電力モードに遷移しないようにするための手段を有する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、コピー・プリンター・スキャナ・Fax・インターネットFax・E-mailなどの１つ以上の画像形成機能を有する画像形成装置と、画像形成装置に付加しその機能と柔軟性を拡張する外部拡張コントローラーから構成される画像情報処理システムに関するものである。

近年、画像形成装置と外部拡張コントローラーから構成される画像情報処理システムが一般化している。このような画像情報処理システムにおいて、一般的にユーザーは画像形成装置を外部拡張コントローラーの操作部を介して制御・操作する形態をとっている。（例えば特許文献１）
画像形成装置と外部拡張コントローラー間の接続形態としてはさまざまなものが存在するが、代表的なものとしてはネットワークを介する形態が挙げられる。

通常、画像形成装置や外部拡張コントローラーは、その消費電力を考慮し、ある一定時間の操作が行われない場合には省電力モードに自動的に遷移するような機能を持っている。

さらに、外部拡張コントローラーでの操作中の間は、画像形成装置が省電力モードに遷移しないよう遷移の禁止を行なうような措置がとられているのが一般的である。
特開２０００−３３３０２６号公報

上記のような、一般的な、ネットワークを介した画像形成装置と外部拡張コントローラーからなる画像情報処理システムでは、上記でも述べている通り、外部コントローラーでの操作中に画像形成装置が省電力モードに遷移しないように、外部コントローラーとの接続時には画像形成装置の省電力モードへの遷移そのものを禁止するような措置がなされている。

また、ネットワークを介している場合に、画像形成装置の省電力モードへの遷移機能を有効にしてしまうと、ユーザーが操作中であるかないかの如何に関わらず、画像形成装置の表示操作部からの入力はないと判断されるため、省電力モードへ遷移してしまい、それがユーザー操作中であれば、突然外部拡張コントローラーの操作表示部が非表示になってしまうような状況が発生するといった問題がおきてしまう。

このため、画像形成装置に省電力モード機能を備えていたとしても、外部拡張コントローラーとネットワークを介して接続している際にはその機能を充分に生かすことができない。

そこで、本発明は、画像形成装置と外部拡張コントローラーがネットワークで接続された画像情報処理システムにおいて、外部拡張コントローラーでユーザーが操作中の際には、省電力モードへ遷移をさせない手段を提供することで、上記のような問題を解決することを目的とする。

上述の問題を解決するため、本発明は、以下の手段を提供する。

請求項１に記載の発明は、コピー、プリンター、スキャナ、Fax、インターネットFax、E-mailなどの１つ以上の画像形成機能と、液晶パネル操作表示部と、情報を保持する記憶装置と、ネットワークインターフェース機能と、タイマー機能と、省電力機能とを有した画像形成装置と、液晶パネル操作表示部と、操作表示部を制御する機能と、ネットワークインターフェース機能とを有した外部拡張コントローラーとから構成され、画像形成装置と外部拡張コントローラーは相互に情報をやり取りするための機能を有し、外部拡張コントローラーはその液晶パネル操作表示部からの操作により画像形成装置を制御する機能を有し、外部拡張コントローラーにおいてユーザーが操作中の場合は、画像形成装置が省電力モードに遷移しないようにするための手段を有することを特徴とする。

請求項２に記載の発明は、前記、外部拡張コントローラーにおいてユーザーが操作中の場合は、画像形成装置が省電力モードに遷移しないようにするための手段として、ユーザーが操作中の際には、常に一定のタイミングで画像形成装置のタイマーをクリアするコマンドをネットワーク経由で送信することで、省電力モードへの遷移を防ぐことを特徴とする。

請求項３に記載の発明は、前記、外部拡張コントローラーにおいてユーザーが操作中の場合は、画像形成装置が省電力モードに遷移しないようにするための手段として、ユーザーが操作中の際には、常に一定のタイミングで画像形成装置に、ある決められたコマンドをネットワーク経由で送信することで、省電力モードへの遷移を防ぐことを特徴とする。

画像形成装置と外部拡張コントローラーがネットワークで接続された画像情報処理システムにおいて、外部拡張コントローラーでユーザーが操作中の際には、省電力モードに遷移させない手段を提供することで、ユーザーが操作中に省電力モードに遷移することはなくなるため、ユーザーの操作性、利便性の向上につながる。

以下、本発明の実施形態の一例を図面に基づいて説明する。

図1は、実施形態における拡張画像処理システムが利用されるネットワーク環境の一例を示す模式図である。

拡張画像処理システム001は画像形成装置003と外部拡張コントローラー002から構成されるシステムであり、スキャナ、プリンタ、コピー、ファックス等の機能を有する画像処理装置003に対してさらに拡張された機能を提供する。画像形成装置003と外部拡張コントローラー002はそれぞれネットワーク004に接続され、ネットワーク004を介して他のネットワークノードと通信する。

クライアントパーソナルコンピュータ（ＰＣ）005は個人向けの情報処理装置であり、主にユーザーの机上に置かれ各種のアプリケーションプログラムが実行される。クライアントＰＣ005はネットワーク004に接続され、ネットワーク004を介して他のネットワークノードが提供するサービスを利用したり、他のネットワークノードにサービスを提供したりする。

図2は、実施形態における画像形成装置の機能構成の一例を示す構成図である。

画像形成装置の好適な一例である複合機100は、スキャナ、プリンタ、コピー、ファックス機能一体型の複合機であり、ネットワーク114を介して他のネットワークノードと通信する。

さらに、複合機100は、公衆回線網を介して他の通信装置に接続される。

なお、複合機100は図示例に限らず、デジタル複写機、コピー機能付プリンタ等でもよく、ネットワークに接続された周辺機器の数は、図示例に限られない。

また、画像形成装置は、複合機100に限らず、ファクシミリ、プリンタなどの印刷装置、スキャナ装置など、画像を形成可能な単機能の装置を含み、前記各装置に内蔵されるコントローラーなどをも含む。

複合機100は、主にスキャナ部101、プリンタ部102、及び画像入出力制御部103で構成されている。スキャナ部101は、プリンタ部102及び画像入出力制御部103に接続され、原稿の画像読み取りを行うとともに読み取った画像データをプリンタ部102又は画像入出力制御部103に出力する。プリンタ部102は、スキャナ部101及び画像入出力制御部103から出力された画像データを記録紙に印刷する。画像入出力制御部103は、外部のネットワークや公衆回線網と接続し、画像データの入出力を行うと共に、ユーザーが複合機100を使用したときの使用量の蓄積等を行う。

画像入出力制御部103は、ファクシミリ部104、ファイル部105、ネットワークインターフェース部107、フォーマッタ部108、画像メモリ部109、電源管理部110、及びコア部111で構成される。ファクシミリ部104は、コア部111及び公衆回線網に接続され、公衆回線網から受信した圧縮された画像データの伸長を行い、伸長した画像データをコア部111へ送信する。また、コア部111から送信された画像データを圧縮し、公衆回線を介して圧縮した画像データを公衆回線網に送信する。ファイル部105は、コア部111及び記憶装置106に接続され、コア部111から送信された画像データの圧縮を行い、圧縮した画像データを検索するためのキーワードと共に記憶装置106に記憶させる。本実施形態では記憶手段の好適な一例である記憶装置106にはハードディスクドライブを用いているが、もちろんこれに限定されるものではない。更に、ファイル部105は、コア部111から送信されたキーワードに基づいて記憶装置106に記憶されている圧縮画像データを検索した後、その圧縮画像データを読み出して伸長を行い、コア部111へ送信する。

フォーマッタ部108は、コア部111に接続され、ＰＤＬデータをプリンタ部102でプリントできる画像データに展開するものである。

画像メモリ部109は、スキャナ部101からの情報や、ネットワークインターフェース部を介し送られてきた情報を一時的に蓄積しておくためのものである。

記憶手段と解析手段を兼ねたユニットの好適な一例であるコア部111は、上述したスキャナ部101、ファクシミリ部104、ファイル部105、ネットワークインターフェース部107、フォーマッタ部108のそれぞれの間を流れるデータ等の制御とともにジョブ制御データの解析を行い、ユーザーの使用状況・コピー枚数・印刷枚数・スキャン枚数等の情報を蓄積する。

図3は、実施形態における外部拡張コントローラーの機能構成の一例を示す構成図である。

メインＣＰＵ201は、全体の制御を行う中央演算装置であり、ＲＯＭ204およびハードディスクユニット205に記憶されたプログラムを実行する。ネットワークインターフェース部202は、他の機器との間でネットワークを介したデータ通信を行うための制御部である。CPU201によって実行されるソフトウェアは、ネットワーク214を介して、印刷デバイスや他のネットワーク機器、あるいは他のコンピュータと双方向のデータのやり取りを行うことができる。周辺機器インターフェース部206は、周辺機器の制御を行うための制御部である。メモリ部203は、CPU201で実行する命令や、データなどを保存するための、一般的には揮発性の記憶部である。ＲＯＭ204は、基本的なハードウェア制御を行うためのプログラムやデータなどを保存するための読み取り専用記憶部である。ハードディスクユニット205は、実行されるプログラムや演算されたデータなどを保存するための、一般的には不揮発性の記憶部である。ブートプログラム（起動プログラム：ハードやソフトの実行（動作）を開始するプログラム）、複数のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイルそしてネットワーク管理プログラム等を記憶する。ディスプレイインターフェース部207は、拡張コントローラー200の内部状態や、実行状態などを表示するための表示部を接続するため制御部である。キーボードインターフェース部208やマウスインターフェース部209は、ユーザーがデータや命令を入力するための入力装置を接続できる。周辺機器インターフェース部206は、ＵＳＢ、ＲＳ−２３２Ｃシリアル、ＩＥＥＥ１３９４などの仕様を実装した周辺機器210を接続するための制御部である。周辺機器210は、例えば、CD-ROMドライブやメモリメディアドライブなどの外部記憶装置や、ユーザーを特定するためのユーザー認証装置などである。操作部211は液晶ディスプレイ213とその表面に透明なシート状に貼られたタッチパネル212とから構成される。タッチパネル212はマウスと同様のポインティングデバイスである。CPU201で実行されるソフトウェアはタッチパネル212によってユーザーがポイントした表示上の位置を座標データとして検出することができる。タッチパネル212は周辺機器インターフェース部206によって駆動される。液晶ディスプレイ213は拡張コントローラーの内部状態や、実行状態などを表示するための表示部である。CPU201で実行されるソフトウェアは液晶ディスプレイ213上にグラフィカルユーザインターフェースを描画できる。液晶ディスプレイ213はディスプレイインターフェース部207によって駆動される。

図4は実施形態におけるシステムのソフトウェア構成の一例を示す図である。

外部拡張コントローラー301内のソフトウェアは、ユーザーインターフェース制御302、イベント制御303、コマンド制御304、その他305から構成されている。

ユーザーインターフェース制御302、イベント制御303、コマンド制御304は互いにデータの通信が可能となっている。

また、画像形成装置307内のソフトウェアは電力制御308、タイマー309、コマンド制御310、その他311から構成されている。これも同様に、電力制御308、タイマー309、コマンド制御310は互いにデータの通信が可能となっている。

さらに、外部拡張コントローラー301と画像形成装置307はその通信形態としてネットワーク306を介して接続されており、ネットワークを経由でのコマンドのやりとりが可能となっている。これにより、ユーザーが外部拡張コントローラー301で操作を行なっている際には、ユーザーインターフェース制御302とイベント制御303により検知され、コマンド制御304を介して画像形成装置307に対し、コマンドを送信することが可能となる。画像形成装置307は送られてきたコマンドをコマンド制御310にて解析し、その内容がタイマー309をクリアするものであれば、タイマークリア処理を行なうことになる。

もちろん、画像形成装置307に対してタイマーをクリアする内容のコマンドを通知する適切な手段が提示されるのであれば、上述のソフトウェア構成に限定されるものではない。

図5は実施形態におけるソフトウェアで実行される流れを示すフローチャート図である。

これを利用し、ユーザーが操作中には常にタイマーをクリアすることで省電力モードへの遷移が行なわれず、ユーザーの操作がなく且つ省電力モードへ遷移する基準となるタイマーが切れた場合には省電力モードへ遷移するまでの一連の流れを説明していく。

画像形成装置と外部拡張コントローラーの電源がONになり、且つ省電力機能がONの場合、図5の処理が開始される。

まず、ステップ2に進み、画像形成装置が省電力モードへ遷移する基準となるタイマーがクリアされ、ステップ3に進み、外部拡張コントローラーにおいてユーザーからのキー入力の監視が行なわれる。そこでユーザーからのキー入力が行なわれた場合はステップ2にもどり、再びタイマーがクリアされることとなる。

キー入力がない場合はステップ5に進みタイマーの残り時間をチェックし、時間がある場合は再びステップ3に進み、外部拡張コントローラーにおいてユーザーからのキー入力の監視が行なわれる。タイマーが切れた場合にはステップ6へ進む。ステップ6にて画像形成装置は省電力モードへ遷移し、ステップ7に進み終了となる。

以上の説明のように、本実施例によれば、ユーザーが操作中には常にタイマーをクリアすることが可能となり、ユーザーが外部拡張コントローラーから操作中の場合に画像形成装置が省電力モードへ遷移しないことが可能となっている。

なお、上記実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその主要な特徴から逸脱することなく、さまざまな形で実施することが出来る。

実施形態における拡張画像処理システムが利用されるネットワーク環境の一例を示す模式図である。 実施形態における画像形成装置の機能構成の一例を示す構成図である。 実施形態における外部拡張コントローラーの機能構成の一例を示す構成図である。 実施形態におけるシステムのソフトウェア構成の一例を示す図である。 実施形態におけるソフトウェアで実行される流れを示すフローチャート図である。

符号の説明

001 拡張画像処理システム
002 外部拡張コントローラー
003 画像処理装置
004 ネットワーク
005 クライアントパーソナルコンピューター
100 複合機
101 スキャナ部
102 プリンタ部
103 画像入出力制御部
104 ファクシミリ部
105 ファイル部
106 記憶装置
107 ネットワークインターフェース部
108 フォーマッタ部
109 画像メモリ部
110 電源管理部
111 コア部
112 フィニッシャ部
113 操作表示部
114 ネットワーク
200 コア部
201 CPU
202 ネットワークインターフェース部
203 メモリ部
204 ROM
205 ハードディスクユニット
206 周辺機器インターフェース部
207 ディスプレイインターフェース部
208 キーボードインターフェース部
209 マウスインターフェース部
210 周辺機器
211 操作部
212 タッチパネル
213 液晶ディスプレイ
214 ネットワーク
301 外部拡張コントローラー
302 ユーザーインターフェース制御
303 イベント制御
304 コマンド制御
305 その他
306 ネットワーク
307 画像形成装置
308 電力制御
309 タイマー
310 コマンド制御
311 その他

Claims (3)

1. コピー、プリンター、スキャナ、Fax、インターネットFax、E-mailなどの１つ以上の画像形成機能と、液晶パネル操作表示部と、情報を保持する記憶装置と、ネットワークインターフェース機能と、タイマー機能と、省電力機能とを有した画像形成装置と、
   液晶パネル操作表示部と、操作表示部を制御する機能と、ネットワークインターフェース機能とを有した外部拡張コントローラーとから構成され、
   画像形成装置と外部拡張コントローラーは相互に情報をやり取りするための機能を有し、
   外部拡張コントローラーはその液晶パネル操作表示部からの操作により画像形成装置を制御する機能を有し、
   外部拡張コントローラーにおいてユーザーが操作中の場合は、画像形成装置が省電力モードに遷移しないようにするための手段を有すること
   を特徴とする画像情報処理システム。
2. 前記、外部拡張コントローラーにおいてユーザーが操作中の場合は、画像形成装置が省電力モードに遷移しないようにするための手段として、ユーザーが操作中の際には、常に一定のタイミングで画像形成装置のタイマーをクリアするコマンドをネットワーク経由で送信することで、省電力モードへの遷移を防ぐことを特徴とする請求項１に記載の画像情報処理システム。
3. 前記、外部拡張コントローラーにおいてユーザーが操作中の場合は、画像形成装置が省電力モードに遷移しないようにするための手段として、ユーザーが操作中の際には、常に一定のタイミングで画像形成装置に、ある決められたコマンドをネットワーク経由で送信することで、省電力モードへの遷移を防ぐことを特徴とする請求項１に記載の画像情報処理システム。

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