JP2006026265A - 洗濯物カバー - Google Patents
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Abstract
【目的】 本発明は、水蒸気の排出性が良好で、収納性に優れ、しかも安価な洗濯物カバーを提供することを目的とする。
【構成】 屋外で乾燥中の洗濯物を覆う洗濯物カバーであって、洗濯物カバー本体の天井面及び/又は側面には、1ないし複数の通気孔が形成されてなり、前記通気孔には、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることによって当該通気孔を立体的に覆う防雨用ひさしが設けられてなることを特徴とする洗濯物カバー。
【選択図】 図2
【構成】 屋外で乾燥中の洗濯物を覆う洗濯物カバーであって、洗濯物カバー本体の天井面及び/又は側面には、1ないし複数の通気孔が形成されてなり、前記通気孔には、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることによって当該通気孔を立体的に覆う防雨用ひさしが設けられてなることを特徴とする洗濯物カバー。
【選択図】 図2
Description
本発明は、屋外で乾燥中の洗濯物を覆う洗濯物カバーに関する。
一般家庭においては、下着や洋服等の衣類、カーテン等のインテリア製品及びシーツや毛布等の寝具などの布製品が汚れる都度、洗濯機等の洗濯手段を用いて当該布製品を洗浄することにより汚れを落とし、次いで、庭やベランダ等の屋外において物干し竿、ハンガー或いは洗濯バサミ等を用いて前記布製品を吊り下げて天日干しし、乾燥させる。
しかしながら、一日中晴れの日ばかりではなく、洗濯物を干している最中に雨や雪が降ることは往々にしてある。
雨などが降った場合に、すぐに洗濯物が取り込める場所にその家の住人がいればいいが、外出中に突然の雨や雪に見舞われた場合、屋外で乾燥中の洗濯物は雨や雪にさらされ、濡れることになる。
又、埃が生じ易い場所や黄砂が降る日などにおいては、洗濯物の乾燥中に埃や砂が付着し、かえって洗濯物を汚す場合もある。
そこで、最近では、急な雨や雪或いは埃や砂などから当該洗濯物を保護するために、洗濯物を干す際に洗濯物を覆うカバー等が開発されている。
しかしながら、洗濯物は乾燥中に水蒸気を放出するため、単に洗濯物をカバーで覆った場合にあっては、当該カバー中に水蒸気がこもり、洗濯物の乾燥に要する時間が著しく長くなるといった欠点がある。
これは、カバーの下部を開放状態にした場合においても同じであり、即ち、天日で温められて洗濯物から放出される水蒸気は、概ね上方に向かうものがほとんどであり、そのため、カバー下部を開放状態としてもほぼ同様にカバー中に水蒸気がこもり、洗濯物の乾燥に要する時間が長くなるのである。
しかしながら、カバーの上部に通気孔を設けると、降雨中に当該通気孔から雨水が入り込み、結局洗濯物を濡らしてしまうことになる。
この問題を解消するために、カバーの上部に排気口を設け、該排気口を別のシートによって覆う洗濯物カバーが開発されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、排気口を別のシートによって覆うと、当該排気口が別のシートによって殆んど塞がった状態となり、洗濯物から発生する水蒸気の速やかな排出を実現することはできない。
この点につき、洗濯物を覆うシートの側面に空気抜き用の蓋付の通気孔を設け、当該通気孔に略三角柱状の補強部材を設けて、前記蓋が通気孔を塞がないように構成してなるハンガ物干し装置が開発されている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、通気孔に略三角柱状の補強部材を設けて、前記蓋が通気孔を塞がないように構成した場合にあっては、部品点数が多くなり、コスト高となる。
又、このような補強部材を設けることにより、小さく折りたたんでまとめることができなくなることから、不使用時の収納性に劣ることになる。
更に、風を伴う雨、即ち、いわゆる横なぐりの雨に際しては、当該通気孔から雨が入り込み、洗濯物を濡らしてしまう虞がある。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、屋外で乾燥中の洗濯物を覆う洗濯物カバーであって、洗濯物カバー本体の天井面及び/又は側面には、1ないし複数の通気孔が形成されてなり、前記通気孔には、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることによって当該通気孔を立体的に覆う防雨用ひさしが設けられてなることを特徴とする本発明の洗濯物カバーを開発するに至ったのである。
即ち、本発明者は、洗濯物カバー本体の天井面及び/又は側面に、1ないし複数の通気孔を形成することにより、洗濯物から発生する水蒸気を速やかにカバー外に排出することができるとの知見を得、この通気孔に対し、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることによって当該通気孔を立体的に覆う防雨用ひさしを設けることにより、雨が当該カバー内に入り込まないようにすることができるとの知見を得たのである。
又、前記防雨用ひさしとして、通気孔を立体的に覆う形状のものを採用することにより、当該通気孔の開放状態を維持し、通気孔を通過した水蒸気を速やかにカバー外に排出することができるとの知見も得たのである。
更に、前記防雨用ひさしは、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることにより形成されることから、非常に安価であり、しかも柔軟性があることから、本発明の洗濯物カバーを使用しない際には小さく折りたたんで収納することができるとの知見を得たのである。
特に、前記防雨用ひさしの少なくとも先端部に吸水性を付与することにより、雨を吸った防雨用ひさしがその重みで倒れ、通気孔を覆う蓋となるため、横なぐりの雨が降った場合においても、前記通気孔から雨がカバー内に入り込むことを防止することができるとの知見も得たのである。
本発明は前記知見に基づき完成されたものであり、水蒸気の排出性が良好で、収納性に優れ、しかも安価な洗濯物カバーを提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、本発明における洗濯物カバーは、屋外で乾燥中の洗濯物を覆う洗濯物カバーであって、洗濯物カバー本体の天井面及び/又は側面には、1ないし複数の通気孔が形成されてなり、前記通気孔には、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることによって当該通気孔を立体的に覆う防雨用ひさしが設けられてなることを特徴とする。
以下、本発明の洗濯物カバーについて詳細に説明する。
以下、本発明の洗濯物カバーについて詳細に説明する。
本発明の洗濯物カバーは、屋外で乾燥中の洗濯物を覆うカバーであり、当該カバーの使用対象としては、洗濯物をかけたり、挟んだり、吊るしたりして、屋外での物干しに使用する物干し用具であれば特に限定されるものではないが、具体的に例えば、衣類やタオルなどをかけて物干し竿等に吊り下げて使用するハンガーや、複数の足に洗濯バサミやフックが備えられてなり、当該洗濯バサミやフックで衣類やタオルなどを保持し、物干し竿等に吊り下げて使用するいわゆる蛸足ハンガー等を挙げることができる。
従って、本発明の洗濯物カバー本体の形状及び大きさとしては、前記各種物干し用具を覆い得る形状及び大きさとすればよいのであり、その大きさ及び形状を一概に限定することはできないが、具体的に例えば、1ないし複数のフィルム状ないしシート状の布基材や所望により金属やプラスチック製の芯材等を適宜組み合わせて、略円柱状、略四角柱長或いは略円錐状等の立体的な形状の洗濯物カバー本体とし、更に、前記各種物干し用具に取り付けられた洗濯物の上端部から下端部までを覆い得る大きさとすることが一般的であり、その他、このような立体的な形状以外に、1ないし複数のフィルム状ないしシート状の布基材を適宜組み合わせて、前記各種物干し用具に取り付けられた洗濯物の上端部から下端部までを覆い得るように巻きつけて使用するものも含まれるのである。
そして、本発明の洗濯物カバー本体を形成するフィルム状ないしシート状の布基材としては、一定期間紫外線や風雨にさらされても著しい劣化を生じない程度の耐候性を有し、更に好ましくは、人の手で簡単に折りたためる程度の柔軟性があるものであれば、特に限定されるものではなく、既知の天然繊維又は人造繊維から成るフィルムないしシート、又は高分子材料から成るフィルムないしシートを適宜選択して用いることができ、又、これらのフィルムないしシートから選ばれた少なくとも1種以上を積層した積層フィルムないしシートとして用いても良い。
前記天然繊維及び/又は人造繊維から成るフィルムないしシートとしては、一般的には、布、タオル、毛布、編み物、キルト、不織布及び織布等を挙げることができる。
又、前記天然繊維としては、例えば綿花、カポック、亜麻、ラミー、大麻、黄麻、しゅろ、マニラ麻、サイザル麻、コイヤー・ファイバー等の植物繊維、家蚕絹、柞蚕絹、羊毛(緬羊)、カシミア毛、ラクダ毛、アルパカ毛、モヘヤー、兎毛等の動物繊維が挙げられる。
更に、前記人造繊維としては、例えば人絹糸、スフ、ビスコース、ベンベルグ等の再生繊維、又はポリアミド系繊維(ナイロンなど)、ポリエステル系繊維(テトロン、テリレン、デークロンなど)、ポリアクリル系繊維(オーロン、エクスラン、ボンネル、カシミロン、カネカロンなど)、ポリビニール・アルコール系繊維(ビニロン)、ポリアルキレンパラオキシベンゾエート系繊維(ベンゾエート)、ポリウレタン系繊維(ポリウレタン)[スパンテックス]、ポリ塩化ビニリデン系繊維(ビニリデン)、ポリ塩化ビニル系繊維(ポリ塩化ビニル)、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリエチレン系繊維(ポリエチレン)、ポリプロピレン系繊維(ポリプロピレン)、ポリクラール、ポリプロピレン系(パイレン)等の合成繊維、或いは酢酸人造繊維などのように天然物質と合成物質とを共重合して製造した半合成繊維等が挙げられる。
一方、前記高分子材料から成るフィルムないしシートとしては、例えば、ポリウレタン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリブタジエン、ポリプロピレン、セロファン、ポリクロロプレン、ポリアミノ酸、ニトリルゴム、ブチルゴム及びシリコンゴムなどを薄く形成したフィルムないしシートを用いることができる。
なお、本発明の洗濯物カバーは、主として、雨によって洗濯物が濡れることを防ぐものであることから、上記列挙した布基材のうち、水分を吸収するものについては、前記高分子材料でラミネートしたり、既知の防水剤や撥水剤を塗布したりして、防水性ないしは撥水性を付与して用いることが好ましい。
又、本発明の洗濯物カバーは、下着等の人目にさらすことがはばかられるものについて、いわゆる目隠しの役割も担うように構成することが好ましく、従って、上記列挙した布基材のうち、透過性を有するものについては、着色・彩色したり、曇らせたりして、外部からカバー内が視認できないようにすることが好ましい。
そして、本発明の洗濯物カバーは、前記洗濯物カバー本体の天井面及び/又は側面に、1ないし複数の通気孔が形成されているものであり、即ち、当該通気孔を介して洗濯物から発生する水蒸気をカバー外に排出するものである。
この通気孔としては、洗濯物から発生する水蒸気が速やかに排出される程度の大きさ及び形状を有するものであれば特に限定されるものではなく、洗濯物カバーのサイズや形状等に応じて適宜選択するべきものであるが、一般的には、内径1〜100mm程度の大きさの円形の穴ないしは同程度の面積を有する他の形状の穴(楕円形、四角形又は三角形その他の形状の穴)を前記洗濯物カバー本体の天井面及び/又は側面に、1ないし複数箇所設けることにより形成される。
なお、本発明の洗濯物カバーにおいて、「洗濯物カバー本体の天井面及び/又は側面」とは、本発明の洗濯物カバーを各種物干しに取り付けた際における天井面と側面になるそれぞれの部分のことをいい、即ち、洗濯物(物干し用具)の上部を覆う部分が天井面であり、洗濯物の周囲を覆う部分が側面である。
もっとも、洗濯物から発生する水蒸気は、概ね上方に向かうため、本発明の洗濯物カバーにおいては、少なくとも天井面において通気孔を設けることが好ましい。
そして、本発明の洗濯物カバーは、前記通気孔において、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることによって当該通気孔を立体的に覆う防雨用ひさしを設けた点に最も大きな特徴を有する。
即ち、本発明の洗濯物カバーにおいては、フィルム状ないしシート状の布基材を前記通気孔に接触させて、前記通気孔を平面的に覆うのではなく、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることによって当該通気孔を立体的に覆っているから、当該通気孔の開放状態が維持され、当該通気孔を通過した水蒸気を速やかにカバー外に排出することができるのである。
又、本発明の洗濯物カバーにおいては、補強材等によって前記通気孔と防雨用ひさしの間に空間を形成するのではなく、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることによって当該通気孔を立体的に覆っているから、非常にシンプルな構造でコスト安となる上、本発明の洗濯物カバーを使用しない際には小さく折りたたんで収納することができるのである。
なお、本発明の洗濯物カバーにおいて、「フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることによって当該通気孔を立体的に覆う」とは、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げて、断面形状がアーチ型や三角形、四角形等の立体的な形状を形成し、前記通気孔をまたぐように洗濯物カバー本体に取り付けることにより前記通気孔と防雨用ひさしの間に空間を形成することを意味する。
ここで、本発明の洗濯物カバーに備えられる防雨用ひさしを形成するフィルム状ないしシート状の布基材としては、前記本発明の洗濯物カバーにおける洗濯物カバー本体を形成する布基材と同じものを用いることができるため、繰り返しを避けるためここでは説明を省略する。
そして、フィルム状ないしシート状の布基材のうち、水分を吸収するものについて、防水性ないしは撥水性を付与しても良いのであるが、本発明の洗濯物カバーにおいては、防雨用ひさしにおいて、吸水性を付与することが好ましい。
この理由は、以下の通りである。
この理由は、以下の通りである。
即ち、略垂直に降ってくるほとんど風を伴わない雨であれば特に問題ないのであるが、本発明の洗濯物カバーが横なぐりの激しい雨にさらされると、防雨用ひさし内に雨が進入し、その内部に設けられた通気孔から雨がカバー内に入り込み、洗濯物を濡らしてしまう場合がある。
この点につき、本発明の洗濯物カバーにおいて、防雨用ひさしに対して吸水性を付与して雨水を積極的に吸収するようにし、もって、当該防雨用ひさしが雨水を吸収するにつれて増える自重により洗濯物カバー本体表面に倒れて近接するように構成すれば、通気孔を簡略的に蓋することができ、横なぐりの激しい雨にあっても、雨水が浸入することを防止することができるのである。
なお、防雨用ひさしに対して吸水性を付与する手段としては、特に限定されるものではないが、具体的には、防雨用ひさしを水分を吸収し得る(吸水性の)フィルム状ないしシート状の布基材で形成したり、防雨用ひさしの少なくとも片面又は内部に吸水性高分子を設けたりする手段等を挙げることができる。
特に、本発明の洗濯物カバーにおいて防雨用ひさしに吸水性を付与する場合にあっては、防雨用ひさしの先端部にのみ吸水性を付与することが好ましい。
即ち、防雨用ひさしの全体に吸水性を付与した場合にあっては、通気孔を簡略的に蓋しても、多量の雨水を吸収して膨潤状態となった防雨用ひさしから雨水が染み出てしまい、当該染み出た雨水が通気孔からカバー内に入り込み洗濯物を濡らしてしまう場合がある。
そのため、本発明の洗濯物カバーにおいて防雨用ひさしに吸水性を付与する場合にあっては、防雨用ひさしの先端部にのみ吸水性を付与することが好ましく、このように構成することにより、多量の雨水を吸収して膨潤状態となった防雨用ひさしから雨水が染み出ても、防雨用ひさしの奥にある通気孔には染み出た雨水が到達しないようにすることができるのである。
なお、防雨用ひさしの先端部とは、防雨用ひさしの開放部における周縁部近辺のことをいい、ある程度の幅ないし範囲を有するものであることはいうまでもなく、一般的に、防雨用ひさしに吸水性を付与する場合にあっては、防雨用ひさしで通気孔を簡略的に蓋した際に、吸水性を付与した部分が前記通気孔に接触しないようにすることが好ましい。
本発明は前記構成を有し、即ち、屋外で乾燥中の洗濯物を覆う洗濯物カバーであって、洗濯物カバー本体の天井面及び/又は側面には、1ないし複数の通気孔が形成されてなり、前記通気孔には、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることによって当該通気孔を立体的に覆う防雨用ひさしが設けられてなることを特徴とする洗濯物カバーである。
即ち、本発明の洗濯物カバーは、洗濯物カバー本体の天井面及び/又は側面には、1ないし複数の通気孔を形成することにより、洗濯物から発生する水蒸気を速やかに排出することができるのであり、しかも、この通気孔に対し、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることによって当該通気孔を立体的に覆う防雨用ひさしを設けているから、雨が当該カバー内に入り込まないようにすることができるのである。
又、前記防雨用ひさしとして、通気孔を立体的に覆う形状のものを採用しているから、当該通気孔の開放状態を維持し、通気孔を通過した水蒸気を速やかにカバー外に排出することができるのである。
更に、前記防雨用ひさしは、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることにより形成されることから、非常に安価であり、しかも柔軟性があることから、本発明の洗濯物カバーを使用しない際には小さく折りたたんで収納することができるのである。
特に、本発明の洗濯物カバーにおいては、前記防雨用ひさしの少なくとも先端部に吸水性を付与することにより、雨を吸った防雨用ひさしがその重みで倒れ、通気孔を簡略的に覆う蓋となるため、横なぐりの雨が降った場合においても、前記通気孔から雨がカバー内に入り込むことを防止することができるのである。
以下、本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る本発明の洗濯物カバー1を示す模式図であり、当該洗濯物カバーは、洗濯物カバー本体2及び防雨用ひさし3からなる。
図2の透過図に示すように、本実施例に係る洗濯物カバー1は、蛸足ハンガー等の物干し用具5を覆うためのものであり、洗濯物カバー本体2の天井面には、複数の通気孔4が形成されてなる。
又、前記防雨用ひさし2は、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲させて、前記通気孔4を立体的に覆うことにより、前記通気孔4と前記防雨用ひさし2との間に空間を形成すると共に洗濯物カバー1の外側に向かって開放部が形成されるように取り付けられたものである。
即ち、本実施例に係る本発明の洗濯物カバー1は、前記通気孔4を介して洗濯物から発生する水蒸気を洗濯物カバー1から排出するものである。
そして、本実施例に係る本発明の洗濯物カバー1は、前記通気孔4において、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲させて当該通気孔4を立体的に覆う防雨用ひさし3を設けているから、通気孔4の開放状態が維持され、通気孔4を通過した水蒸気を速やかにカバー外に排出することができるのである。
又、本実施例に係る本発明の洗濯物カバー1は、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲させて当該通気孔4を立体的に覆うといった非常にシンプルな構造によって、雨水等の侵入を防ぐものであるから、コスト安となる上、当該洗濯物カバー1を使用しない際には小さく折りたたんで収納することができるのである。
なお、本実施例に係る本発明の洗濯物カバー1においては、防雨用ひさし3において、吸水性を付与することが好ましい。
即ち、本実施例に係る本発明の洗濯物カバー1において、防雨用ひさし3に対して吸水性を付与して雨水を積極的に吸収するようにすれば、図3に示すように、当該防雨用ひさし3が雨水を吸収するにつれて増える自重により洗濯物カバー本体2表面に倒れ込むのであり、通気孔4を簡略的に蓋することができ、横なぐりの激しい雨にあっても、雨水が浸入することを防止することができるのである。
特に、本実施例に係る本発明の洗濯物カバー1において防雨用ひさし3に吸水性を付与する場合にあっては、防雨用ひさし3の先端部31にのみ吸水性を付与することが好ましい。
即ち、防雨用ひさし3の全体に吸水性を付与した場合にあっては、通気孔4を簡略的に蓋しても、多量の雨水を吸収して膨潤状態となった防雨用ひさし3から雨水が染み出てしまい、当該染み出た雨水が通気孔4からカバー内に入り込み洗濯物を濡らしてしまう場合もある。
そのため、本実施例に係る本発明の洗濯物カバー1において防雨用ひさし3に吸水性を付与する場合にあっては、防雨用ひさし3の先端部31にのみ吸水性を付与することが好ましく、このように構成することにより、多量の雨水を吸収して膨潤状態となった防雨用ひさし3から雨水が染み出ても、防雨用ひさし3の奥にある通気孔4には染み出た雨水が到達しないようにすることができるのである。
図4は、実施例2に係る本発明の洗濯物カバー1を示す模式図であり、当該洗濯物カバーは、洗濯物カバー本体2及び防雨用ひさし3からなる。
図2の透過図に示すように、本実施例に係る洗濯物カバー1は、ハンガー等の物干し用具5を覆うためのものであり、洗濯物カバー本体2の天井面には、複数の通気孔4が形成されてなる。
又、前記防雨用ひさし2は、フィルム状ないしシート状の布基材を折り曲げて、前記通気孔4を立体的に覆うことにより、前記通気孔4と前記防雨用ひさし2との間に空間を形成すると共に洗濯物カバー1の外側に向かって開放部が形成されるように取り付けられたものである。
即ち、本実施例に係る本発明の洗濯物カバー1は、前記通気孔4を介して洗濯物から発生する水蒸気を洗濯物カバー1から排出するものであり、その他の点については前記実施例1と同様であることから、繰り返しを避けるためここでは説明を省略する。
1 洗濯物カバー
2 洗濯物カバー本体
3 防雨用ひさし
4 通気孔
5 物干し用具
2 洗濯物カバー本体
3 防雨用ひさし
4 通気孔
5 物干し用具
Claims (2)
- 屋外で乾燥中の洗濯物を覆う洗濯物カバーであって、洗濯物カバー本体の天井面及び/又は側面には、1ないし複数の通気孔が形成されてなり、前記通気孔には、フィルム状ないしシート状の布基材を湾曲ないし折り曲げることによって当該通気孔を立体的に覆う防雨用ひさしが設けられてなることを特徴とする洗濯物カバー。
- 防雨用ひさしの少なくとも先端部に、吸水性を付与してなる請求項1に記載の洗濯物カバー。
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Publications (1)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004212788A Pending JP2006026265A (ja) | 2004-07-21 | 2004-07-21 | 洗濯物カバー |
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