JP2006025020A - 電話機システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 各種機能を備えながらも、装置の大きさ、設置場所等の自由度を向上させることができる電話機システムを提供することである。
【解決手段】 親機と子機間の通信にデジタル無線通信方式を適用し、子機の操作を携帯電話のような方式を採用することで、親機の操作ボタンをなくすことができ、無線通信方式にパソコン無線LANと同じ方式を採用することで子機がインターネット無線電話器にもなりうるようにし、親機にはハードデイスクのような大容量記憶デバイスを持つことで1万時間以上の通話記録も可能になり、かつ音声認識機能を具備することで同居家族個々のプライバシーも保持できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電話機システムに関し、詳しくは、子機および親機より成る電話機システムにデジタル無線伝送方式を導入し、使い勝手を向上しようとする電話機システムに関する。
従来のコードレス電話はアナログ無線方式を採用してるため、親機、子機間をまたぐデータにデジタルデータを多用することは困難である。
いわゆるPHS(Personal Handy Phone System)方式によるコードレス電話はデジタル無線電話であるが、多くの発明は、特許文献1にみるように屋外でも子機が使えるなど、子機の使用可能範囲を拡大することに着目したものが多く、パソコンネットワークのように、パソコン間あるいはパソコン・サーバー間で多種のデジタルデータが頻繁に往来しパソコンの使い勝手を向上していることに着目し、電話器の使い勝手を向上しようとするものはない。
また最近では一般家庭の多くにパソコンが普及してきたが、電話機とパソコンとを機器として接続しあう例はなく、各々が別もの扱いされている。
特開2001−189800号公報
現在、家庭を中心に普及している電話機の上位機種は、留守番電話機能、ファクシミリ機能、コードレス機能を具備しているが、ファクシミリ機能実現のために、原稿用紙・記録用紙幅(多くはA4サイズで210mm)の大きさが必要である。
その一方、ブロードバンドが普及しADSLの家庭への導入も多くなっているが、電話回線接続端子付近の配線が乱雑になりがちである。また電話機の親機に短縮ダイアル登録をしても、子機からは使いずらく、子機は受信専用に使われるとか、利便性が悪い。
さらに最近では、迷惑電話や、犯罪に結びつく悪質な電話が増加しているが、その対策として通話内容を記憶するには、付属装置を接続するなど操作が面倒である。
本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、多様化する電話機の用途に応じて求められる各種機能を備えた電話機システムを提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するために、ブロードバンド接続のためのスプリッタやADSLモデム、ルータ機能を、電話機に複合させるとともに、ファクシミリ受信したデータは電話機内の記憶デバイスに記憶させ、子機の画面で見たり、必要に応じて、可搬型の記憶デバイスを介して、プリンタに印刷したり、スキャナで読み込んだ原稿を前記可搬型記憶デバイスを介して電話機より送信するようにした。
また本発明は、親機と子機との通信にデジタル無線通信方式を導入し、これによって短縮ダイアル情報はもとより、ファクシミリ情報や、子機から親機への情報入力や親機の内部構成の制御信号を通信し、すべての操作を子機によって行うことができ、親機の操作ボタンをなくすことができる。
また本発明は、すべての通話内容が自動的に記録できるようにたとえばハードデイスクのような大容量記憶装置を親機に搭載し、長時間の記録を可能とする一方、再生するには通話者本人しか再生できないよう音声認識技術を活用している。
また本発明は、子機が単独でインターネット無線電話機になれるように、デジタル無線通信方式としてパソコン無線LANと同一方式を用いている。
本発明によれば、ブロードバンド環境をADSLのような既存の電話回線を活用したネットワークで構成しようとするユーザーにおいて電話回線周りの配線をスッキリとさせることができる。
また本発明によれば、従来孤立的に存在していた家庭内のパソコンと電話機とが、相互にデータ交換することが容易になり、電話での通話内容をインターネットを介して、必要な人へメール連絡するなどの操作が比較的簡単に行うことができる。
また本発明によれば、近年インターネットの普及により使用頻度が少なくなったファクシミリ通信をするためにFAX電話機の親機がA4幅のスペースを必要としていたのを、装置の大きさが用紙幅によって決められてしまうことなく小型化することができ、また親機の操作ボタン部をなくすことができ、これらによって家庭内での設置場所の自由度を増すことができる。たとえば家庭内で居間、応接間に置く必要のあった電話親機にその必要がなくなり、電源コンセントさえあれば、納戸でも、何処でも設置可能となる。
また本発明によれば、親機には大容量記憶デバイスを内蔵しているため、電話の際の通話内容を長時間記録しておくことが可能であり、犯罪防止面や通話内容の伝言時の誤り防止など、応用範囲が広がる。
また本発明によれば、家庭用電話機の子機が携帯電話と同じような操作方法を採ることで、携帯電話で出来る各種の便利な機能(各種初期設定やその変更など)が家庭用電話の子機にも利用できるうえに、インターネット無線電話にもなり、子機ひとつを家庭内の居間、洗面所、庭先、寝室、風呂、台所など、どこに持ち歩いても電話の着信応答ができるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
本発明による電話機システムは、図1に示すように利用者が携帯できる子機1と所定の場所に設置しておく親機2とから構成され、子機1と親機2とはアンテナ100および200を介して通信し、情報の授受および機器の制御を行う。
図2は親機2の構成を示すブロック図である。
電話回線接続端子aは、まずスプリッタ21で、従来の電話の通話の周波数帯域とADSL通信の周波数帯域とに帯域分割を行う。
ADSLの周波数帯域の信号は、電話回線接続端子aの部分ではアナログ信号であったものが、ADSLモデム22によってデジタル信号に変換され、その後ルータ23に導かれ、複数のパソコンと接続できるよう複数のLAN端子bがルータ23より出力される。
1台のパソコンしか利用しない場合はルータは不要であるが、その場合には、ルータ23は省略し、ADSLモデム22から直接パソコンに接続すればよい。
またルータ機能をPCMCIAカードやPCIカードのようなモジュールで構成し、親機2にはそのカードを挿入できるカードスロットのみを用意しておくのもひとつの方法である。この方法は、ADSLモデムに対しても適用できる。ADSLモデムのモデム速度は日進月歩で進化しており、その進化にあわせて、ADSLモデムを交換していくことも現実的には賢い方法である。そのため、モジュール型のADSLモデムを挿入するスロットが用意されてもよい。したがって、ADSLモデム22とルータ23がなく、スロットが2個用意される構成、あるいは、ADSLモデムとルーターが1個のモジュールで実現できれば、1個のスロットが用意される構成もありうる。
通話帯域の信号は、従来の電話・FAXと同様に、NCU(電話網制御回路)24によって電話局との発呼、着呼の制御を行い、電話回線上にある通話の信号はAD・DA(アナログデジタル変換回路)25によって相互的にアナログデジタル変換される。
またFAXモデム26は、AD・DA25と並列的に接続されていて、FAX通信の場合のFAXモデム機能、電話回線上に現れるダイアルトーンの生成や検出(デジタル的な電話番号から、それに対応した電話回線を流れるアナログダイアルトーンへの生成とダイアルトーンからそのトーンは電話番号では何番かの検出)を行う。
FAX信号や通話信号は、CCU(通信制御回路)27にて、電話番号情報や、通信の日時情報など関連した管理情報とともに、あらかじめ定められたデータフォーマット、通信プロトコルに従い組み立てられ、無線部28に送られアンテナ200にて送信される。CCU27はまた、ファクシミリ通信のための国際規格(ITU−T)で定められた通信プロトコルの実行も行う。
無線通信部28は、CDMAやTDMAのような信号の多重化機能、無線通信方式を実行するモデム、高周波無線回路を含み、アンテナ200を介して無線電波を送出あるいは受信する。本実施例では、無線通信部28はアンテナ200と別体であるものとしているが、無線通信部28がアンテナ200を含むものであってもかまわない。
この無線通信部28は、IEEE802.11b方式のように広く普及している無線通信方式の場合はPCMCIAカードで供給されているので、カードスロットに無線通信カードを挿入して構成してもよい。
本発明における親機・子機間の無線通信方式としてIEEE802.11b方式は、通信速度、電波出力、セキュリテイにおいて充分な方式であるが、本発明に適用される通信方式は、デジタル無線通信方式であればどの方式でもよく、PHS方式でもよい。
CCU27に接続されたCODEC(データ圧縮符号化復号化回路)29は音声情報のデータ圧縮を行うための符号化・復号化回路である。CODEC29を介したデータは、HD(ハードデスクのような不揮発性記憶装置)31で蓄積される。
HD31には、音声情報のほかに、通話にかかわる管理情報(たとえば、電話番号情報、通信履歴など)も、あわせて、記憶される。HD31の記憶容量が40ギガバイトとすると、データ圧縮率が8分の1程度なら、1万時間相当の通話情報の蓄積が可能である。
HD31の記憶容量と、商品として記憶可能最大時間、装置コスト等の関係からCODEC29を省くことも差し支えない。
また、通話内容の蓄積時間と装置コストの関係からHD31を省略した構成もとり得る。その場合は、HD31の代わりに、128メガバイト程度のフラッシュメモリ(不揮発性記憶素子)を設けるのがよい。128メガバイトの容量では、データ圧縮されている音声情報は30時間相当が記憶可能である。このフラッシュメモリには通話情報のほか、通信に関する履歴、アドレス帳データや、留守番電話機相当の音声情報の蓄積領域が必要である。容量不足が問題になるなら、LAN33およびLAN端子cを介してパソコンのメモリにフラッシュメモリの内容を転送すればよいし、後記のカードスロット32内にさらに不揮発性記憶素子を設けることによって容量を追加する方法もある。
HD31にはカードスロット32が接続されており、このカードスロット32に挿入したメモリカードに対して、HD31内の情報を必要に応じて移すことによって、メモリカードを介してのパソコンへのデータ取り込みを可能にする。
たとえば親機2にて受信したFAX情報をパソコンに移しそれを表示やプリントしたり、パソコンでスキャナから読み取った画像情報をファクシミリ情報としてメモリカードに移しそれを親機2を介して所望の相手先に送信したり、電話の通話内容を音声データとしてメモリカードに移し、パソコンから電子メールの添付ファイルとして送ったりすることが、このカードスロット32に挿入される可搬型のメモリカード(一般的にSDカードやメモリステイック、マイクロドライブなどと称し市販されているカード)を利用することで可能となる。
このカードスロット32を利用しなくとも、HD31とLAN端子c間にあるLANインターフェース回路33を利用すれば、LAN端子cを介してLAN接続されたパソコンから直接HD31にアクセスし、上記操作が可能となる。
このLANインターフェース回路33は、LANコネクタとともに同等機能のものを、PCMCIAカードで実現することで、図2に示すLANインターフェース回路33をなくすことも可能であり、親機の商品構成として、カードスロット32のみを用意し、ユーザーのパソコン環境に応じて、可搬型メモリカードを使うのか、前記LANコネクタ付きLANインターフェースカードを使いパソコンと直接アクセスするのかをユーザーが選択する方式もよかろう。
図3は子機1の構成を示すブロック図である。
無線通信部11は親機2の無線通信部28と同一、CCU12も親機2のCCU27と同一、AD・DA13も親機2のAD・DA25と同一である。
子機1にはデイスプレイ17と操作ボタン部16とが設けられており、このデイスプレイ17と操作ボタン部16とは今日の携帯電話機の形状と似たもので、デイスプレイ17はたとえば2次元表示が可能な2インチ程度のカラー液晶表示デバイスであり、操作ボタン部16はたとえば電話番号や文字入力のためのテンキー、メニュー選択のための上下左右の4個のスクロールボタン、決定ボタン、録音ボタン、「通話開始ボタン」、「通話終了ボタン」、その他数個の補助ボタンより成るものである。これら操作ボタン部16およびデイスプレイ17は、ユーザーインターフェース回路14に接続されている。
ユーザーインターフェース回路14は、CCU12で得られる相手先電話番号に基づいて、すでに蓄えられているアドレス帳を検索し、相手先の名前をデイスプレイ17に表示したり、子機1から電話をかける場合にアドレス帳データを表示させたり、今日の携帯電話機と同様の使い勝手を提供するための情報が蓄えられている。これらの情報のすべてを、ユーザーインターフェース回路14が蓄えておくことは必ずしも必要ではなく、頻繁に使用するデータはユーザーインターフェース回路14に蓄え、そうでないものはたとえば親機2のHD31あるいはCCU27に蓄えておくという構成にしたほうが、子機1の装置コスト低減に役立つ。
また、ユーザーインターフェース回路14は、ファクシミリデータをデイスプレイ17に表示するための、ファクシミリデータの復号化機能を有している。
子機1は、図示してないが、一般の電話機の子機あるいは携帯電話機のように、電源を供給する受台の上に置かれ、子機1がこの受台の上に置かれているときは子機1の充電回路(図示せず)が作動している。また、子機1のために専用の受台を用意せず、親機2にこの受台機能を持たせてもよい。ただし、親機2は、操作部を有しないため部屋の片隅に設置される場合も多かろうゆえに、親機2が子機1に電源供給する電源受台機能を備えても実用的には不便ゆえ、子機1専用の受台を置いた方がよかろう。
これらは、現実的には、商品構成として、親機2に子機1の受台を設けて子機1専用の受台を用意しないケース、親機2に受台を設けずに子機1専用の受台を用意するケース、親機2に受台を設け、さらに子機1専用の受台も設け、複数の子機1を用意するケースなどが考えられよう。
電話をかけるときの操作は、子機1を取り上げて図4(c)に示されている表示部(ディスプレイ17)の「ダイアル」に、デフォルトでカーソルが合わせられているので、それを確認した上で決定ボタンを押す。すると、ユーザーインターフェース回路14に蓄えられているダイアル先の候補が表示されるので(図示せず)所望の相手にカーソルを合わせ決定を押すと(勿論、いきなり、テンキーからダイアル入力してもよい)、そのダイアル情報がCCU12、無線通信部11を経て、親機2のFAXモデム26に到達し、FAXモデム26からはダイアル先電話番号に対応したダイアルトーンが作成され、NCU24に届き、子機1の「通話開始ボタン」(図示せず)を押すことで、NCU24からは発呼操作が自動的に行われ、前記ダイアルトーンが電話回線上に送出される。
その後、電話局から来る呼び出し音や通話中の場合のビジートーン、相手側の声は、AD・DA25をへて、相手先の電話番号とともにCCU27、無線通信部28を経て子機1に届き、子機1では、無線通信部11、CCU12、AD・DA13を経てスピーカ19で聞くことができる。
電話をかけた人すなわち子機1の操作者の声は、スピーカ19側とは逆の信号経路で、マイクロフォン18から親機2のNCU24に届き、電話回線上に送出される。通話情報は、デフォルト設定で「自動的にHD31に記憶」を選んでいるときは、すべてが自動的に記憶される。
このような記憶の設定は、後述するメンテナンス機能を用いて設定されるが、「自動的にすべてを記憶」、「受信時のみすべて記憶」、「通話中に記憶したい部分のみをボタン操作(前記した「録音ボタン」を使用)でトグル的に記憶開始と終了を設定」、「通話の都度、記憶するかどうかを設定」、「特定操作者の通話のみ記憶」、「特定相手先との通話のみ記憶」、「アドレス中にない相手、非通知の相手のみを記憶」、「すべて記憶しない」などが選択可能である。
近年、オレオレ詐欺、嫌がらせ電話など、電話を用いた犯罪が多発する傾向にあり、通話内容の自動記憶機能を具備する必要度は高まりつつある。通話の終了は「終了ボタン」を押すことでなされる。
電話がかかってきたときは、NCU24が、通常の電話機のように着呼を検出し発信者のダイアル情報と電話回線上の音声情報がCCU27、無線通信部28を経て子機1に届き、子機1では、無線部11、CCU12、AD・DA13を経て、スピーカ19に発信者の声が届く。
CCU12で検出された、電話がかかってきたことを知らせる情報と相手先電話番号が、ユーザーインターフェース回路14に送られ、電話着信音がAD・DA13を経てスピーカ19を鳴らす。着信音は、ベル音でも、メロディでも、ユーザーが自分で録音した音楽をパソコンから親機2にロードしたものでも、ユーザーの好みで選んだものが、ユーザーインターフェース回路14に蓄えられている。
同時に相手先の電話番号に応じて、ユーザーインターフェース回路14では、あらかじめ蓄えられているアドレス帳に基づき、「発信者名」、発信者名がわからないときは「電話番号」そのもの、電話番号が届いていないときには「非通知」をデイスプレイ17に表示する。ユーザーが子機1を取り上げることで通話が可能になることは、通常のコードレス電話機と同様である。
このような、電話通話の情報は一通話ごとに、通話開始時に日時情報、相手先電話番号、後記される通話者情報とともに、通話内容が、自動的にHD31に蓄積される。
通話者情報は、マイクロフォン18から発生される音声情報に基づき、親機2の音声認識回路30にて、使用候補者から誰の声かが自動的に認識され作成される。使用候補者の音声を辞書として登録しておき、実際の通話、マイクロフォン18からCCU27を介してAD・DA25に流れる信号を聞きながら誰の声かを判定し、その情報をCCU27に伝えるのである。判定不能のときは、「判定不能」と伝える。
一般家庭では子機1の使用対象者は人数的には多くても10名程度であり、今日の音声認識技術では話者を判定するのは容易である。音声認識回路30は、本発明の電話機システムを使い始めたときは、操作者A、操作者B、操作者Cというような人名で通話内容をHD31に蓄えていくが、その後、操作者Aが父、操作者Bが母などの名称変更は、後述のメンテナンスモードで、設定可能である。
本発明の電話機システムの使用開始時には、使用候補者(一般的には家族)の各々について、後述する方法で、人名登録しておくとよい。勿論、各々のパスワードも登録しておき、再生時にはパスワードを入力することで記憶された内容の再生や消去が可能となる。
電話がかかって来たとき相手の名前を見て着呼を無視したり、不在のときは一定時間経過後留守番電話モードに切り替わる。不在であることを伝えるメッセージはHD31に蓄えられていて、HD31すなわち大容量のハードデイスクを使用できるので、メッセージもアドレス帳に記録されている人には「AAAさん。大変申し訳ありません、ただいま不在です。メッセージをお願いします」などと、メッセージメニューを多く備えて提供することができ、相手先にキメ細かいメッセージを送ることも可能になる。相手のメッセージも勿論、HD31に記憶される。
NCU24で着呼検出の後、相手からファクシミリ通信であることを示すトーンがFAXモデム26で検知されたときは、CCU27にそのことを伝え、CCU27がファクシミリ受信のためのプロトコルを実行し、受信されたファクシミリ情報はHD31に蓄積される。
FAX受信終了後は、CCU27がそのことを、無線通信部28、無線通信部11、CCU12およびユーザーインターフェース回路14を介して子機1のデイスプレイ17に、図4(b)に示されるように「FAXあり、xxxより」と表示される。
受信されたFAX情報をユーザーが見たいときは、デイスプレイ17で「FAX見る」(図4(b)参照)にカーソルを合わせて決定ボタンを押して、表示されたらスクロールボタンを使いながらFAX情報を見る。
パソコンに移してプリントしたいときは、「パソコンに転送」あるいは「カードに転送」のメニュー(図示せず)を選択する。「カードに転送」が選ばれたときは、親機2のHD31に接続されているカードスロット内のメモリカードに転送される。その後、メモリカードを抜き、パソコンのメモリスロットに挿入することで通常のパソコン操作で表示したりプリントすることができる。
電話着信音が鳴っていて一定時間子機1を取り上げないときにファクシミリ受信モードに入り、相手からファクシミリを受信したときも、同様のプロセスとなる。
ファクシミリ送信のときは、あらかじめパソコンに接続されているスキャナで読み込まれた原稿はメモリーカードに移されて(親機2のカードスロット15に挿入されるメモリカードに移さず、パソコンから直接親機2に転送してもよい。)、その後、図4(c)に示すFAXボタンを押し、送信相手先のリストからの選別あるいは電話番号を入力し、メモリカード内のどのファイルかをスクロール決定し、FAX送信ボタン(図示せず)を押すことでFAX送信が始まる。
FAXの送受信に関し、上記では親機2のHD31に記憶し、パソコンとのデータの受け渡しはメモリカードを抜き差しして行うと説明しているが、その操作のために親機2の設置場所に制限があることを不快に思うなら、子機1にカードスロットを設け、FAX受信データはHD31から、子機のカードスロットに挿入されたメモリカード(一般的にSDカードなどと称される不揮発性メモリ)へ転送すればよい。また、スキャナで読まれ、パソコン上でメモリカードに記録されているFAX送信原稿を、子機のカードスロットに挿入すればFAX送信ができる。
本発明における子機はまた、単独で無線インターネット電話機になり得る。この例について図5を参照して説明する。なお、図5において、図3と同じ構成については同じ参照番号を付して詳細な説明を省略する。
子機30は、図3のユーザーインターフェース回路14の代わりに、ユーザーインターフェース回路34を備えている。
子機30の無線通信部11において、無線通信方式としてパソコンで普及しているIEEEE802.11b方式を採用すれば、CCU12aに、図3のCCU12に加えTCP/IPやIP電話のプロトコルを実装することにより、子機30にIPアドレスが割り振られIP電話として作動する。
無線インターネット電話機としての子機30では、親機2の存在は必ずしも必要ないが、通話記録機能を搭載するためにはメモリ機能と音声認識機能が必要であり、そのため、ユーザーインターフェース回路34の中に不揮発性メモリ34aと音声認識回路34bを設けるのが望ましい。不揮発性メモリ34aの記憶容量が一杯になったらネットワークに接続されているパソコンに通話情報を転送すればよい。
このインターネット電話機としての子機30の内部設定は、電話機のボタンを利用してもできるし、パソコンから無線LANを介して設定することもできる。
次に、メンテナンス機能について説明する。
本発明の電話機システムにおいては、親機は、モデムやルータの内部の作動状況をモニタするための発光ダイオードによるステータス表示や、PCMCIAカードスロットを設けて、内部構成の自由度を高めるためのカード挿入や交換などのメンテナンス的な設定・操作は必要だが、押しボタンを用いた操作は一切必要としない。これらは、子機の操作ボタン部16とデイスプレイ17を用いて、デジタル無線通信方式により、操作にかかわる情報がデジタル交信され子機内部、親機内部の初期設定や設定の更新がなされる。これらの設定操作は、図4(c)に示す「保守」にカーソルを合わせ「決定」を押すことから始まる。
初期設定のメニューとしては、前記したような、通話内容を自動的に記録するかどうかの設定、操作候補者の各々の音声を自動認識するため、たとえば、あらかじめ定めた定型文を読み上げながらの音声入力と認識結果の確認、操作候補者のパスワード設定、記録された通話内容を、永久保存か、一定期間経過後自動消去か、手動消去かなどの設定、アドレス帳の作成、日時情報の入力、自己の電話番号を相手先に通知、するかどうかの設定(この設定はアドレス帳データと関連して、あるアドレスは通知、その他は非通知とする設定も可能)、深夜などの特定時間に限り特定の相手先以外の着信以外は着信音を鳴らさないようにする設定(これは、親族の不幸とかの電話以外には深夜はでないようにするときに有効である)、CODEC29が複数の圧縮方式(たとえば、ITU−T勧告のG.723方式やG.729方式)を備えるとき、どちらをデフォルトにするかの設定、着信呼出音量や受話音量の調整設定などがある。
設定の更新メニューとしては、頻繁にあるのが、アドレス帳の更新で、新しい通話相手で電話番号を通知してくれたときに通話相手の名称入力である。これらの通話相手の各々に対して、特定時間の着信に対し着信音を鳴らすか、通話内容を自動的に記憶しておくかなどの属性情報が入力可能である。
親機にはLANインターフェース回路33があり、このLANインターフェース回路33は、パソコンと接続できるよう、イーサネット(登録商標)プロトコルを実行し、HD31の内容を読み書きできるようにするもので、上記のメンテナンス機能の設定はすべてパソコンからでもできるし、設定された内容をパソコン上にバックアップをとっておくことも可能である。パソコンが無線LANに接続されていれば、親機2は無線通信部28、子機1は無線通信部11を介して、各々(パソコン、親機、子機)の内部モジュールにアクセス可能である。
上記の説明では、親機のADSLモデムやルータなどを設ける代わりに、スロットを設けておく方法もあることを説明した。ここではその一例として、親機において、できるだけスロットを多用した例について図6を参照して説明する。なお、図6において、図2と同じ構成については同じ参照番号を付して詳細な説明を省略する。
図6において、たとえば、スロットa42はADSLモデムのためのもの、スロットb43はルータのためのものであり、両者の接続は親機40の背面で接続するようにしている。
ルータは複数のLAN端子を出力するので、あらかじめ親機40の背面にルータの出力端子が露出できるよう空きスペースを設けておけばよい。カードスロット32は、LANインターフェース回路かメモリカードが選択的に挿入されるものである。
なお、上述の説明では、図2、図3、図5および図6において機能ブロック図を参照して実施例を説明しているが、実際には、本発明の電話システムは、マイクロコンピュータ、ROM、RAM、必要に応じて専用LSIを備えるという、多くの電子機器が採用している一般的な構成で実現される。
本発明による電話機システムの全体構成を示す図である。 図1に示した親機の構成を示すブロック図である。 図1に示した子機の構成を示すブロック図である。 (a)〜(c)は子機のディスプレイに現れる操作画面の例を示す図である。 図1に示した子機の、図3とは異なる例を示すブロック図である。 図1に示した親機の、図2とは異なる例を示すブロック図である。
符号の説明
1 子機
2 親機
11、28 無線通信部
12、27、12a 通信制御装置
13、25 アナログ・デジタル変換回路
14、34 ユーザーインターフェース回路
15 カードスロット
16 操作ボタン部
17 ディスプレイ
18 マイクロフォン
19 スピーカ
21 スプリッタ
22 ADSLモデム
23 ルータ
24 電話網制御装置
26 FAXモデム
29 符号化復号化回路
30、34b 音声認識回路
31 ハードデイスク
32 カードスロット
33 LANインターフェース回路
34a 不揮発性メモリ
42 ADSLモデム用スロット
43 ルータ用スロット

Claims (13)

  1. 電話網制御回路、アナログデジタル変換回路、ダイアル音生成・検出回路、通信制御部、デジタル無線通信部、不揮発性記憶装置より成る親機と、デジタル無線通信部、通信制御部、アナログデジタル変換回路、操作ボタン部、2次元表示可能なデイスプレイ部、マイクロフォン、スピーカより成る子機とで構成されることを特徴とする電話機システム。
  2. 前記親機が、FAX通信のためのFAXモデムを有することを特徴とする請求項1に記載の電話機システム。
  3. 前記親機が、スプリッタを有することを特徴とする請求項1に記載の電話機システム。
  4. 前記親機が、ADSLモデムあるいはADSLモデム搭載のためのスロットを有することを特徴とする請求項3に記載の電話機システム。
  5. 前記親機が、ルータあるいはルータ搭載のためのスロットを有することを特徴とする請求項4に記載の電話機システム。
  6. 前記親機が音声データ圧縮のための符号化復号化回路を有することを特徴とする請求項1に記載の電話機システム。
  7. 前記親機が音声認識回路を有することを特徴とする請求項1に記載の電話機システム。
  8. 前記子機がデータ圧縮されたFAXデータを復号化するための復号化回路を有することを特徴とする請求項2に記載の電話機システム。
  9. 前記子機が不揮発性記憶素子を有することを特徴とする請求項1に記載の電話機システム。
  10. デジタル無線通信部、インターネット電話プロトコル実装のための通信制御部、アナログ・デジタル変換回路、マイクロフォン、スピーカ、操作ボタン、2次元表示機能を備えたデイスプレイ部および不揮発性記憶素子を具備することを特徴とするインターネット電話機。
  11. 前記不揮発性記憶装置が該不揮発性記憶装置内の一部のデータを読み書きのために可搬型不揮発性記憶素子と接続可能としたことを特徴とする請求項1に記載の電話機システム。
  12. 前記子機が、映像信号を受信するためデータ圧縮された映像データの復号化処理回路を有することを特徴とする請求項2に記載の電話機システム。
  13. 音声認識機能をさらに有することを特徴とする請求項10に記載のインターネット電話機。
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