JP2006024837A - 保持機構およびそれを用いた保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保持機構およびそれを用いた保持装置において、簡単な構造で、迅速な受け渡しができるようにする。
【解決手段】 端部に固定配置された保持面16aを有するステージ16をその裏面側中央で支持台19で支持し、ステージ裏面16eと支持台19との近傍に、被検体5を搬送するための一部がとぎれた環状のアーム部材が進退できるように退避空間22を形成する。また、ステージ16の外形は、アーム部材が囲うようにして上下に移動できる形状としておく。
【選択図】 図4

Description

本発明は、保持機構およびそれを用いた保持装置に関する。例えば、半導体ウエハや液晶ガラス基板など平面状の被保持面を有する被保持体を保持する保持機構およびそれを用いた保持装置に関する。
従来、例えば半導体ウエハや液晶ガラス基板などの製造工程において、それらを被検体として表面を検査する場合などに、それら被検体を吸着保持する保持機構が用いられている。このような保持機構では、被検体の平面度が損なわれないように、高精度な保持面に精度よく保持する必要がある。また、検査タクトに応じて迅速に被検体を交換する必要がある。
例えば、特許文献1には、ウエハの載置面の内部に、ウエハを真空吸着するとともに、載置面に対してウエハを上下移動する支持部材またはセンターアップ部を備える基板の吸着装置が記載されている。
また、センターアップ部により載置面上方に移動されたウエハの下方にフォーク部を差し入れて、ウエハを受け渡しする自動受け渡し機構が記載されている。
特開平01−214042号公報(図1、4)
しかしながら、上記のような従来の保持機構およびそれを用いた保持装置には、以下のような問題があった。
特許文献1に記載の技術では、被保持体であるウエハの受け渡しを載置面の上方で行うため、載置面の内側に上下移動するセンターアップ部などが必要となる。そのため、保持面が分割されることになる。
また、被保持体を上方に移動する際に、載置面に比べて面積の小さい保持部で移動されるので、例えば近年薄くなり大型化した半導体ウエハ基板などの被保持体では、ステージをウエハと同程度の大きさにするとともに、可動な保持部を多数設ける必要がある。そのため、構造が複雑になるという問題がある。
また、センターアップ部に受け渡してから、センターアップ部が加工して、全面吸着に移行するので、受け渡しに時間がかかるという問題もある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、構造が簡単で迅速な受け渡しが可能な保持機構およびそれを用いた保持装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の保持機構は、被保持面が形成された被保持体を前記被保持面の外周部分で、一部がとぎれた環状のアーム部材により支持して移動する外周支持移動機構を用いて、前記被保持体を受け渡しし、保持面上に保持できるようにした保持機構であって、端部に前記保持面を形成し、前記端部に隣接する側部を前記外周支持移動機構が前記アーム部材で前記保持面の外周側を囲うように前記保持面に直交する方向に移動できる形状とした保持部と、該保持部における前記保持面の裏面側で、前記保持部を支持する支持台部とを備え、前記保持部の保持面裏面側および前記支持台部近傍に、前記アーム部材を前記保持面に直交する方向に対して交差する方向へ進退させるための退避空間が形成された構成とする。
このような構成により、一部がとぎれた環状のアーム部材により被保持面の外周部分を支持して移動された被保持体を保持面近傍に移動して、アーム部材が保持面の外周を囲むような位置で保持面に直交する方向に沿って移動させて、被保持体を保持面に載置する。そして、被保持体を保持面に渡したアーム部材を、さらに退避空間まで移動させる。そして退避空間において、保持面と直交する方向に対して交差する方向にアーム部材を退避させる。これにより、保持面が固定されていても、外周支持移動機構により保持面に被保持体を渡すことができる。また、上記と逆の過程により、外周支持移動機構により、被保持体を保持面から離間させ、保持面から離間させて、保持機構の外部に移動させることができる。
また、本発明の保持機構では、前記退避空間が、前記保持面に直交する方向と交差する複数の方向から前記アーム部材を進退できるように形成された構成とすることが好ましい。
この場合、外周支持移動機構のアーム部材を複数の方向から進退させることができるので、複数の外周支持移動機構を複数方向に設けることで、複数方向から被保持体を受け渡しできるようになる。
例えば、支持台部をすべての外周支持移動機構のアーム部材をそのとぎれた部分から挿通可能な外径を有する円柱とすれば、任意の角度からアーム部材を進退させることができるので、汎用性が高くなって好都合である。
また、本発明の保持機構では、前記保持部が、前記被保持体を全面吸着する構成とすることが好ましい。
この場合、被保持体が全面吸着されるので、安定して保持される。そのため、例えば、保持機構全体を可動保持することで、被保持体を保持面に吸着・保持した状態での移動、例えば揺動移動などが可能となる。
ここで、全面吸着とは、被保持面を略覆って吸着することを意味する。
また、本発明の保持機構では、前記保持面と、該保持面からその上方に所定距離離間した位置との間で、前記被保持体を移動可能に支持する昇降リフトを設けた構成とすることが好ましい。
この場合、昇降リフトにより、保持面からその上方に所定距離離間した位置で、被保持体を受け渡すことができるから、例えば、所定距離より小さい厚さ寸法を有する適宜の支持部材を被保持体の被保持面の下方から横断して挿入することが可能となる。そのため、外周支持移動機構以外の横断支持移動機構を用いて被保持体を受け渡しすることができるので、汎用性に優れた保持機構となる。
また、本発明の保持機構では、前記被保持体を前記保持面上に吸着するために前記保持面の中央部近傍に設けられた第1吸気口と、前記被保持体を前記保持面上に吸着するために前記保持面の周辺部近傍に設けられた少なくとも1つの第2吸気口と、前記第1吸気口および前記第2吸気口内のそれぞれの吸着圧力を検出する第1圧力センサおよび第2圧力センサとを備え、前記被保持体が前記保持面上に載置されて吸着動作を行うとき、前記第1圧力センサおよび前記第2圧力センサの出力を比較することにより、前記被保持体の吸着状態および位置ずれの有無を検知できるようにした構成とすることが好ましい。
この場合、第1吸着口および第2吸着口内の吸着圧力を、第1圧力センサおよび第2圧力センサにより検出して、それらの出力を比較して被保持体の吸着状態および位置ずれの有無を検知するので、被保持体の吸着状態および位置ずれの有無について容易かつ正確に検知することができる。
ここで、第2吸着口および第2圧力センサは、複数設けることが好ましい。また、位置ずれ方向を2次元的により正確に検出するには、第2吸着口を保持面の中心を通る十字線上の4箇所に配置することがより好ましい。
また、本発明の保持装置は、被保持面が形成された被保持体を前記被保持面の外周部分で、一部がとぎれた環状のアーム部材により支持して移動する外周支持移動機構と、上記いずれかの保持機構とを備えた構成とする。
このような構成により、上記いずれかの保持機構に対して、外周支持移動機構により被保持体を受け渡しする保持装置とすることができる。そのため、上記いずれかの保持機構と同様の作用効果を備える。
また、本発明の他の保持装置は、被保持面が形成された被保持体を前記被保持面の外周部分で、一部がとぎれた環状のアーム部材により支持して移動する外周支持移動機構と、上記保持機構のうち昇降リフトを含む保持機構と、該保持機構の昇降リフトが前記保持面から前記所定距離だけ離間した位置にあるとき、前記被保持体を横断する支持部材により前記被保持体を支持して移動する横断支持移動機構とを備えた構成とする。
このような構成により、上記保持機構のうち昇降リフトを含む保持機構に対して、外周支持移動機構および横断支持移動機構により被保持体を受け渡しする保持装置とすることができる。そのため、上記保持機構のうち昇降リフトを含む保持機構と同様の作用効果を備える。
本発明の保持機構およびそれを用いた保持装置によれば、一部がとぎれた環状のアーム部材を有する被保持面の外周部分を支持する外周支持移動機構により受け渡しと、保持装置の保持面より下方にある退避空間による退避とが可能な保持機構とすることができ、構造が簡単で迅速な受け渡しを行うことができるという効果を奏する。
以下では、本発明の実施の形態の詳細について添付図面を参照して説明する。すべての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
本発明の実施形態に係る保持機構およびそれを用いた保持装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る保持機構を用いた保持装置の概略構成について説明するための平面説明図である。図2(a)、(b)は、本発明の実施形態に係る保持装置に含まれる横断支持移動機構の概略構成について説明するための平面視部分断面図およびそのA−A断面図である。図3(a)、(b)は、本発明の実施形態に係る保持装置に含まれる外周支持移動機構の概略構成を説明するための平面説明図およびそのB−B断面図である。図4は、本発明の実施形態に係る保持機構の概略構成について説明するための平面図およびそのC−C断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る基板保持搬送部1(保持装置)は、例えば半導体ウエハなど少なくとも一方に平面状の被保持面5b(図2(b)参照)を有する被検体5の表面を検査する基板検査装置100などの装置の一部を構成している。そして、被検体5を受け取って検査を行う間、所定の検査位置、検査姿勢に保持し、検査終了後に基板検査装置100の外部に渡すことができるようになっている。
なお、被検体5の外形は、本実施形態では半導体ウエハを想定して略円板状の例で説明する。被検体5の一端には、被検体5内に形成される回路パターンの位置基準として、例えばノッチ状の基準部5aが設けられている(図2(a)参照)。
基板検査装置100の概略構成は、基板カセット2…、基板保持搬送部1、検査部3、および検査装置制御部4からなる。そして、基板保持搬送部1は、基板搬送ユニット1A(横断支持移動機構)、基板搬送ユニット1C(外周支持移動機構)、および基板保持ユニット1B(保持機構)からなる。
基板カセット2は、複数の被検体5を取り出し自在に格納するもので、例えば、図2(a)、(b)に示すように、一側面に開口を有する函体からなり、開口の左右内側面に被検体5の外周の一部を水平に支持するカセット棚部6、6が突設され、さらにそれらが上下方向に所定間隔をあけて複数設けられている。
基板搬送ユニット1Aは、基板カセット2から被検体5を取り出して、基板保持ユニット1Bに受け渡すための機構であり、その概略構成は、図2(a)に示すように、カセット搬送フィンガ7(支持部材)、保持アーム8、伸縮アーム9、および移動回転部10からなる。
カセット搬送フィンガ7は、カセット棚部6、6の水平方向および上下方向の隙間に挿入可能な大きさを有し、被検体5を下方から保持できるようにしたブロック状部材である。そして、先端側上面には、基板カセット2に格納された被検体5の奥側の外周面を受ける受け面7cと、外周部端部を引っかけて水平方向に保持するフィンガ爪7aが設けられている。後端側上面には、基板カセット2の開口側に位置する被検体5の外周面を受ける受け面7cと、被検体5の端部を水平方向に位置規制するためのフィンガピン7b、7bが設けられている。カセット搬送フィンガ7の上下方向の厚みは、フィンガ爪7aを含めて高さhとされている。
保持アーム8は、カセット搬送フィンガ7を支持するための部材で、カセット搬送フィンガ7の後端側に固定されている。
伸縮アーム9は、保持アーム8を水平方向に伸縮自在に保持するための機構で、例えば屈曲リンクなどにより構成される。
移動回転部10は、伸縮アーム9を水平面内で回転可能かつ上下方向に移動可能に保持する。そして、図1に示すように、基板検査装置100内少なくとも1軸方向に水平移動できるようになっている。
そのため、所望の基板カセット2の開口位置まで移動して、カセット棚部6上に載置された所望の被検体5の下方にカセット搬送フィンガ7を先端側から差し入れて、上方に移動させることにより、被検体5をカセット搬送フィンガ7上に保持できるようになっている。
基板搬送ユニット1Cは、図1に示すように、被検体5を基板検査装置100内で移動搬送するための機構であり、搬送フィンガ11が移動回転部10により水平方向に伸縮、回転可能に保持されたものである。
搬送フィンガ11は、図3(a)に示すように、平面視で支持アーム11bの先端から、断面L字状の湾曲アーム11a(一部がとぎれた環状のアーム部材)が二股に分かれてC字状に延されている。これにより、湾曲アーム11a、11aの内周側には、被保持面5bの外周部分を受けるための内径がD(ただし、D<D)である保持面11cと、被検体5の外周端部を側面側から保持する端部保持面11dとが形成されている。また、搬送フィンガ11は、厚さhとされている(図3(b)参照)。
保持面11c、端部保持面11dは、本実施形態の場合、直径Dの優弧の範囲に形成される。そして、湾曲アーム11a、11aの先端部により、幅W(ただし、W<D)だけ離間した開口が形成されている。そして、湾曲アーム11a、11aの先端近傍に、被検体5が保持面11cに載置されたとき被検体5の外周端部を径方向に押圧してクランプするクランパ12、12が設けられている。
被検体5を安定して保持するためには、優弧の中心角は240°以上であることが好ましい。この場合は、W≦(D/2)・√3となっている。
支持アーム11bは、図示しないが、基板搬送ユニット1Aの保持アーム8と同様に伸縮アーム9を介して移動回転部10と接続されている。このため、搬送フィンガ11は、被検体5を保持した状態で、水平面内の回転、上下方向移動および少なくとも1軸方向への水平移動ができるようになっている。
基板保持ユニット1Bの概略構成は、図2(a)、(b)に示すように、基台15、支持台19(支持台部)、ステージ16(保持部)、および昇降リフト25、25からなる。
基台15は、支持台19、昇降リフト25、25を上面に配置して、検査部3に設けられた傾斜可能面上を移動できるようにした可動支持部材である。
支持台19は、基台15の中央部に、基台15の法線回りに回転可能に設けられた直径dの円柱状支持部材である。直径dは、搬送フィンガ11の先端の開口幅Wよりも小さい寸法とされている。
支持台19の回転は、例えば、基台15上に設けられたモータ、伝達ギヤ列などからなるステージ回転手段23により行われる。
ステージ16は、上面に被検体5を載置して吸引保持するための直径d(d>W)の外径を有する円板状ブロック部材であり、下面側のステージ裏面16eで支持台19の上部に、同軸に固定されている。
ここでステージ16の外径dは、被検体5の外径Dより小さく、また、基板搬送ユニット1CのC字状の湾曲アーム11aの内径Dよりも小さい。特に、被検体5の平面度を上げるためには、ステージ16の外径dは、被検体5の外径Dの8割以上となることが望ましい。
ステージ16の上端部は、外周に被検体5を載置するための保持面16aを有する吸着部側壁16dが設けられ、その内周側に保持面16aより低い吸着部底面16cが形成されている。そして、吸着部底面16c上に、ステージ16の外形に対する複数の同心円に沿って、周方向には互いに隙間を設けた円弧状のリブ16b…が配置されている(図4(a)参照)。リブ16b…の上面は吸着部側壁16d上の保持面16aと同一平面に整列された保持面16a…が設けられている。
なお、本実施形態では、リブ16b…の周方向の隙間は、径方向に隣接しない配置とされる。また、吸着部側壁16dやリブ16bは、模式的に厚みがあるように描いているが接触面積をできるだけ少なくするため、線状の接触部であることが望ましい。
吸着部底面16cの中心部、および吸着部側壁16d近傍の吸着部底面16cには、それぞれ被検体5を真空吸着するための吸気口17(第1吸着口)、吸気口18(第2吸着口)が設けられている。これら吸気口17、18には、ステージ16、支持台19の内部を通る吸気流路17a、18aが接続され、不図示の真空ポンプに接続されている。そして、吸気流路17a、18aの途中には、それぞれ圧力センサ20、21が設けられ、吸気中の流路内の圧力がモニタできるようになっている。
昇降リフト25は、ステージ16の外周側で、被検体5の端部を保持するリフトピン26と、リフトピン26を上下方向に移動する昇降部27とからなる。
そして、ステージ16の中心軸上に被検体5の中心が略一致するように被検体5を載置するとき、被検体5の下方からリフトピン26を上昇させて、ステージ16の外周側を通って被検体5の外周端部を受けてステージ16の上方に移動できるように、ステージ16の近傍に配置されている。
リフトピン26は、図4(b)に示すように、鉛直断面では、被検体5を水平に保持する保持面受け部26aを備え、保持面受け部26a上に被検体5の端部側面に沿うように延された側面受け部26bが延され、側面受け部26bの上端に上方に向けて拡径する傾斜面26cが設けられている。そしてこのような略L字状の断面が被検体5の外形に沿って延された平面視円弧状の部材とされている。
また、リフトピン26、26は、ステージ16の中心を挟んで互いに対向されている。
リフトピン26の上端は、最も下降したとき、基台15の上面から高さHの位置にあり、ステージ裏面16eとの距離がMとなっている。距離Mは、湾曲アーム11aの厚さhに対して、M>hとされている。
したがって、昇降リフト25を最も下降させたとき、ステージ裏面16eの下面には360°の方向から、支持台19を湾曲アーム11aの開口部で挟み込むようにして、侵入させることができる退避空間22が形成されている。
一方、リフトピン26を、上端が基台15から高さHとなるように上昇させたとき、保持面受け部26aと保持面16aとの距離Lは、カセット搬送フィンガ7を被検体5の下方から挿入できるように、L>hとされている。
昇降リフト昇降手段24は、1軸の往復機構であれば何でもよく、例えばラック・ピニオンをモータで駆動するものや、空気圧制御によりシリンダを伸縮するものなどが採用できる。
基台15上には、被検体5がステージ16上に保持されて、ステージ回転手段23により水平面内で回転移動されるとき、基準部5aの到来を検知する基準部検出センサ28が設けられている。これにより、基準部5aの位置が所望の位置に来たとき、ステージ回転手段23による回転移動を停止して、位置決めすることができる。
検査部3は、図示しないが、基板保持ユニット1B上に保持された被検体5を検査するため、基台15を移動させたり、傾斜・揺動させたりする可動機構が設けられている。そして、検査部3内の照明手段や観察手段(いずれも不図示)を用いて、被検体5を必要に応じた位置、姿勢で検査できるようになっている。
検査装置制御部4は、基板検査装置100の全体の動作を制御し、必要な検査データを取得するための制御ユニットである。
次に、基板保持搬送部1の動作について説明する。
図5(a)は、本発明の実施形態に係る保持装置における基板搬送ユニット1Cとの間での被検体5の受け渡しする動作を説明するための平面視の動作説明図である。図5(b)は、図4(a)のC−C線に沿う断面説明図である。図6は、同じく基板搬送ユニット1Aとの間での被検体5の受け渡し動作を説明するための図4(a)のC−C線に沿う断面説明図である。図7は、本発明の実施形態に係る保持装置の昇降リフトの動作について説明するための断面説明図である。
基板搬送ユニット1Cは、昇降リフト25を用いることなく被検体5を基板保持ユニット1Bに受け渡しできるようにしたものである。そのため、以下の動作中は、図5(b)に示すように、リフトピン26を下降させておく。
被検体5を基板搬送ユニット1Cから基板保持ユニット1Bに渡すには、被検体5を搬送フィンガ11の保持面11c上に載置し、クランパ12でクランプする。そして、伸縮アーム9、移動回転部10を用いて、搬送フィンガ11をステージ16の上方のステージ中心と被検体中心が一致する位置に移動し、上方から見て湾曲アーム11a、11aの内周面がステージ16の外周からわずかに離れて囲む状態で下降させる。
図5(b)の2点鎖線のように、保持面11cと保持面16aが同高さとなると、被保持面5bが保持面16a上に載置される。ここで、搬送フィンガ11を停止し、吸気流路17a、18aに接続する真空ポンプ(不図示)により、吸気口17、18を通して真空吸引する。それにより、吸着部側壁16d、吸着部底面16cと被保持面5bとで囲まれた閉領域内が負圧とされ、被検体5が保持面16a上に真空吸着される。
このようにして被検体5がステージ16上に保持される。このとき、被検体5は水平方向には搬送フィンガ11でクランプされているので、吸引時に横滑りして位置ずれすることがない。
そして、搬送フィンガ11のクランプを解除し、搬送フィンガ11をステージ16の保持面16aのより下方に下降させることで、被検体5を保持面16a上に残したまま、搬送フィンガ11を退避空間22の領域に移動させる。そして湾曲アーム11a、11aの開口を通して支持台19の側方を移動させ、基板保持ユニット1Bから水平方向に離間させる。
なお、搬送フィンガ11がステージ16の上方に来た時点で、事前にステージ16の真空吸引を開始し、クランパ12を解除しておけば、下降の移動途中に停止する必要がなく一連の動きで受け渡しができ、受け渡しを迅速に滑りを防止しながら完了することができる。
保持面16aは、被保持面5bに沿う平面に固定配置されているから、保持面が可動に分割されている場合とは異なり、常に一定の平面度を保つことができる。また、複数の保持面16aが被保持面5bの大部分を広い範囲で覆っているので、真空吸引を受けても被保持面5bを撓ませることなく安定して保持することができる。
そのため、高精度の平面度を保った状態で被検体5を検査することができるものである。また、例えば検査部3で基板保持ユニット1Bを揺動移動させて、マクロ検査などを行うことができる。
上記動作を逆に行えば、保持面16a上の被検体5をステージ16から受け取って、搬送フィンガ11により適宜の位置に搬送することができる。
なお、リフトピン26を位置精度良好に移動できるようにしておけば、いったん吸引を止めて2つのリフトピン26を上昇させ、保持面受け部26aに被検体5を載置した後、リフトピン26を下降させることにより、被検体5が多少位置ズレしてステージ16に載置された場合でも傾斜面26cに沿って被検体5が移動し、側面受け部26bにより精度よく位置決めされるので位置合わせ(アライメント)を行うことができる。
次に基板搬送ユニット1Aと基板保持ユニット1Bとの間の受け渡し動作について説明する。
基板搬送ユニット1Aは、図2(a)、(b)に示すように、カセット搬送フィンガ7を基板カセット2に納められた被検体5の下方から差し入れ、フィンガ爪7aの位置を被検体5の外周端部に合わせつつ上昇させて、基板カセット2から被検体5を取り出す。
一方、基板保持ユニット1Bのリフトピン26、26は、上端が高さHの位置まで上昇させておく(図4(b)参照)。
そして、伸縮アーム9、移動回転部10を駆動して、カセット搬送フィンガ7の位置を移動し、リフトピン26、26の上方で、保持面受け部26a、26aおよびステージ16を覆う位置に被検体5を移動する。
次に、カセット搬送フィンガ7を下降させて、被検体5を保持面受け部26a、26a上に載置する。このとき、リフトピン26に傾斜面26cが設けられているので、被検体5の外周端部と側面受け部26bとの位置が水平方向に多少ずれても、自重により外周端部が側面受け部26bに案内される。そのため、側面受け部26b、26bにより水平方向に位置決めされて、保持面受け部26a上に落ち着くものである。これにより位置合わせが行われ、次工程で位置ズレのない状態で作業を行うことができる。
そしてカセット搬送フィンガ7をさらに下降させ、被保持面5bと保持面16aとの間(距離L)で、例えば水平方向など下降方向に交差する方向に引抜いて、被検体5の下面から退避させる。
その後、リフトピン26、26をともに下降させ、被検体5を保持面16aに載置したところで、下降を停止し、真空吸引して保持する。その後、リフトピン26、26は、退避空間22が形成される位置までさらに下降させて待機させる。
上記の動作を逆に行えば、保持面16a上の被検体5をステージ16から受け取って、カセット搬送フィンガ7により適宜の位置に搬送することができる。また、基板カセット2の適宜のカセット棚部6上に被検体5を収納することができる。
さて、上記のようにステージ16に対して被検体5を受け渡しする場合、何らかの原因で被検体5が正常に吸着保持されない恐れもある。本実施形態では、被検体5の吸着保持状態を圧力センサ20、21により検知できるようになっている。この検知動作について簡単に説明する。
図7は、被検体の保持機構への吸着保持状態の検知動作の原理について説明するための模式説明図である。
被検体5の吸着保持状態は、A:正常状態(図7(a)参照)、B:被検体5が水平方向に位置ずれして保持面16aと密着できない場合(図7(b)参照)、C:被検体5が存在しない場合(図7(c)参照)に分類される。
このうちB状態は、例えば、被検体5が水平方向に位置ずれしその外周端部をガイドするリフトピン26などに乗り上げるなどした場合である。また、被検体5が水平方向に位置ずれして搬送フィンガ11に正しく保持されなかった場合などでも起こる。
圧力センサ20、21が大気圧との差圧を検出するものとすると、A状態(正常状態)では、吸気口17、18とも空気の流入がほとんどないから吸引圧と同じ圧Pとなる。
B状態では、ステージ16の周辺側でリークが発生し、吸気口18から比較的自由に空気が流れ込むので、吸気流路18aでは圧力Pとなる。一方、吸気口17の近傍は被保持面5bと保持面16aとが密着するので空気の流入はなく、吸気口18の近傍から流入する空気の一部がリブ16bで仕切られて抵抗を受けながらわずかに流入する。そのため、吸気流路17a内は、圧力P(ただし、P<P<P)となる。
C状態では、吸気口17、18から自由に空気が流れ込むので、吸気流路17a、吸気流路18a内の圧力はP(ただし、P>P)となる。
したがって、圧力センサ20、21の圧力値をP、Pとすれば、それらの検出値と各状態との関係が、一例として下表のように表せる。ただし、各区間の境界値は装置の条件に応じて決まる値である。
圧力センサ20は、ステージ16の中心部の吸気口17に通じる吸気流路17aに設けられているため、被検体5の有無を検知できる。圧力センサ21は、ステージ16の周辺部近傍の吸気口18に通じる吸気流路18aに設けられているため、被検体5の位置ずれに敏感である。そして、それぞれの出力を比較判定することで被検体5の保持状態を正確に検知できるようになっている。
状態 P(kPa) P(kPa)
A(正常) −20〜−15 −20〜−15
B(位置ずれ) −20〜−15 −15〜−10
C(被検体無) −15〜 0 −10〜 0
この検知情報は、例えばB状態、C状態の異常が検知された場合、例えば検査装置制御部4を通して異常を検知した旨通知する、搬送動作を停止するなど適宜に活用することができる。
例えば圧力センサ20、21自体の異常などにより、下表以外の組合せの出力が得られる場合もあるが、その場合、原因が特定できない異常であることを検知するものとする。
なお、吸気口18は、ステージ16の周辺部に複数設けてもよい。例えば、図8に示すように、ステージ16の中心を通り十字線上の4箇所に設けるとよい。
このような構成とすれば、各吸気口18の4つの圧力値を比較することで、被検体5の水平面内の位置ずれ方向を検出することができる。そのため、検出情報により位置修正などの対処を迅速に行うことができるという利点がある。
もちろん、4箇所以上設けてもよく、その場合、より高精度の検知が可能となる。
このように本実施形態の基板保持ユニット1Bによれば、退避空間22が形成されるので、搬送フィンガ11を用いる基板搬送ユニット1Cにより被検体5を保持面16aに渡した後、退避空間22により退避させて、他の搬送動作を行うことができる。したがって、従来例のように保持面16aの一部を上昇させて搬送フィンガ11を退避させなくよいので、ステージ16の構成を簡単にすることができる。
また、この場合の受け渡しでは、昇降リフト25や保持面の一部を移動させる必要がないので、その昇降を行う時間が不要となる分だけ迅速な受け渡しができる。
一方、基板保持ユニット1Bは、昇降リフト25を備えるため、被検体5の下面から径方向に横断して挿入することで被検体5を保持するカセット搬送フィンガ7を有する基板搬送ユニット1Aとの間の受け渡しも行うことができる。そのため、多様な移動機構と組み合わせて用いることができる汎用性に優れた保持機構となっている。そのため、それらを組み合わせた保持装置も種々の装置に柔軟に適用できるという利点がある。
次に本実施形態の第1変形例について説明する。
図9は、本発明の実施形態の第1変形例に係る昇降リフトについて説明するための断面図である。
本変形例は、上記実施形態の昇降リフトを変形したものである。すなわち、昇降リフト25、25に代えて昇降リフト31、31を備えるようにした。昇降リフト31は、昇降リフト25のリフトピン26、昇降部27に対応して、それぞれ傾斜リフトピン29、昇降部27を備える。以下、上記実施形態と異なる点を中心に簡単に説明する。
傾斜リフトピン29は、図9に示すように、被保持面5bを保持するため水平方向に延びる受け面29bと、その法線すなわち鉛直軸に対して角度θの傾斜で上方かつ被検体5の径方向外側に延びる傾斜壁面29cとを有する略L字状断面を有し、被検体5を載置したとき被検体5の外周端部を位置規制できるように、傾斜壁面29cの下端が被検体5の外周形状に沿うように延されている。平面視では、昇降リフト25と同様に短い円弧状とされ、昇降リフト25、25は、互いにステージ16の中心を挟んで対向されている。
傾斜リフトピン29の下側には、傾斜壁面29cと同方向に延びる少なくとも1本の傾斜ピン29aが設けられている。
昇降部27は、昇降リフト25の上部にピンスライド機構30を設けた構成とされる。
ピンスライド機構30は、傾斜ピン29aを水平面に対して角度θだけ傾斜した状態でスライド移動可能に保持し、傾斜リフトピン29を傾斜壁面29cの傾斜方向に沿って移動できるようにしたものである。例えばエアシリンダやラック・ピニオンをモータ駆動する機構などが採用できる。
このような構成によれば、ピンスライド機構30を駆動して傾斜ピン29aをスライド移動することで、受け面29bを上下方向に平行移動するとともに、互いに対向する傾斜ピン29a、29aの間隔を可変できる。
例えば、図9の実線の状態では、傾斜ピン29aが収縮しており、被検体5が、径方向を対向する傾斜壁面29c、29cの下端で挟まれて水平方向に位置規制された状態で受け面29b、29b上に載置される。
一方、図9の2点鎖線のように、傾斜ピン29aを伸長すると、例えば、傾斜ピン29aが実線の状態から高さtだけ平行移動して上昇する。そのとき、対向する傾斜壁面29cの間隔が増大し、例えば、Dからd(ただし、d>D)となる。
そのため、基板搬送ユニット1Aから被検体5を受け取る場合、昇降部27を上昇させてステージ16の上方に移動するとともに傾斜リフトピン29を上昇させておくことで、受け入れ幅を拡大し、多少被検体5が位置ずれしていても受け面29b、29b上に確実に載置することができる。
次に昇降部27を下降させて被検体5を保持面16a上に移動するまでの間に、傾斜リフトピン29を下降させることで、被検体5を傾斜壁面29cの下端で挟んで位置決めすることができる。
したがって、本変形例によれば、被検体5の受け取りが円滑となるとともに、被検体5の正確な位置決めが一層容易となるという利点がある。
次に本実施形態の第2変形例について説明する。
図10(a)、(b)は、本発明の実施形態の第2変形例に係る昇降リフトについて説明するための平面図およびそのD−D断面図である。
本変形例は、上記実施形態の昇降リフトを変形したものである。すなわち、昇降リフト25、25に代えて3本以上でステージ16の外側で被検体5を支持するリフトピン32(昇降リフト)を備えるようにした。以下、上記実施形態と異なる点を中心に簡単に説明する。
リフトピン32…の本数は、被検体5を安定して保持できれば、3本以上であればよいが、より多い方が安定して保持しやすく、それぞれを比較的細径とすることができる。本実施形態では、図10(a)に示すように、ステージ16の中心に対して対称な矩形状に4本配置する場合で説明する。
リフトピン32…は、昇降リフト25と同様(図4(b)参照)に進退可能に設けられた可動部材である。そして、図10(b)に示すように、被検体5をステージ16の上方に持ち上げた状態で、ステージ16の中心部上方において、カセット搬送フィンガ7を昇降方向に交差する方向に進退できるようにしたものである。
また、リフトピン32…の平面視の配置間隔は、カセット搬送フィンガ7が複数の方向からステージ16上に進退できる幅とされる(図10(a)参照)。この場合、リフトピン32…の矩形配置の縦横比を大きくすることで、カセット搬送フィンガ7の水平面内の進退方向の角度範囲を広く取ることができる。
このような構成によれば、複数のリフトピン32が複数なので、リフトピン32を細径としても安定して被検体5を昇降させることができる。
また、搬送フィンガ11を持つ基板搬送ユニット1Cと併設されているので複数種類のフィンガーに対応できるものとなっている。
また、リフトピン32を吸着部底面16cに進退可能に設けられた可動ピン部材としてもよい。このようにしても複数種類の支持移動機構に対応することができる。
なお、上記の説明では、説明を簡単にするため、すべて保持面が水平に配置され、保持面の上側で被保持体を保持する保持機構の例で説明したが、保持面は必要に応じて水平面から適宜の角度で傾斜していてもよい。その場合、上記の上下方向、水平面などを適宜読み替えることは容易である。
また、昇降リフトによる昇降方向は外周支持移動機構のアーム部材や横断支持移動機構の支持部材を避ける方向に移動できればよく、鉛直軸方向の移動に限るものではない。
また、上記の説明では、保持機構がいわゆる全面吸着による保持を行う例で説明したが、本発明は、被保持体を比較的狭い範囲を部分的に吸着する部分吸着による保持を行う場合でも同様に適用できる。
また、上記の説明では、ステージ16を位置固定するものとして説明したが、移動可能としてもよく、また、揺動機能を設けたものとしてもよい。
また、上記の説明では、被保持体は略円板状の例で説明したが、被保持体はこのような形状に限定されるものではなく、例えば液晶ガラス基板などであれば、矩形平板とされる。この場合、外周支持移動機構のアーム部材や横断支持移動機構の支持部材の形状はそれぞれに合わせて適宜形状に変更されることは言うまでもない。
また、上記の説明では、吸着部底面に円弧状のリブが配置されているものを説明したが、略円錐状の突起を多数設けてもよい。特に接触によるキズなどの不具合を防止するためウエハに対する接触部の面積比が1%未満とすることが望ましい。
また、上記の説明では、被保持面が平面の例で説明したので、保持面も平面に整列されるとした。ただし、保持面は、被保持面に沿って当接する包絡面を形成していればよく、個々の保持面は、曲面で形成されて被保持面と点接触もしくは線接触するようにしてもよい。
また、被保持面が曲面で形成されていてもよい。この場合には、保持面もそれに合わせた曲面に整列して設けることは言うまでもない。
また、上記の第1変形例の説明では、昇降リフトの上端部が傾斜移動する例を挙げたが、水平方向に移動するようにしてもよい。その場合、例えば、外周支持移動機構の可動領域の外側で昇降するようにして、支持部の上方で径方向内側に移動するようにすれば、アーム部材との干渉が避けられるので、並行的な動作が可能となりタクト時間を短縮できて好都合である。
また、上記の説明では、保持装置が基板検査装置に用いられる例で説明したが、本発明の保持装置はそのような用途に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る保持機構を用いた保持装置の概略構成について説明するための平面説明図である。 本発明の実施形態に係る保持装置に含まれる横断支持移動機構の概略構成について説明するための平面視部分断面図およびそのA−A断面図である。 本発明の実施形態に係る保持装置に含まれる外周支持移動機構の概略構成を説明するための平面説明図およびそのB−B断面図である。 本発明の実施形態に係る保持機構の概略構成について説明するための平面図およびそのC−C断面図である。 本発明の実施形態に係る保持装置における基板搬送ユニット1Cとの間での被検体5の受け渡しする動作を説明するための平面視の動作説明図、およびその場合の図4(a)のC−C線に沿う断面説明図である。 同じく横断支持移動機構との間での被保持体の受け渡し動作を説明するための図4(a)のC−C線に沿う断面説明図である。 本発明の実施形態に係る保持装置の昇降リフトの動作について説明するための断面説明図である。 第2吸着口を複数配置した場合の配置例を示す平面説明図である。 本発明の実施形態の第1変形例に係る昇降リフトについて説明するための断面図である。 本発明の実施形態の第2変形例に係る昇降リフトについて説明するための平面図およびそのD−D断面図である。
符号の説明
1 基板保持搬送部(保持装置)
1A 基板搬送ユニット(横断支持移動機構)
1B 基板保持ユニット(保持機構)
1C 基板搬送ユニット(外周支持移動機構)
3 検査部
4 検査装置制御部
5 被検体(被保持体)
5b 被保持面
7 カセット搬送フィンガ(支持部材)
11 搬送フィンガ
11a 湾曲アーム(一部がとぎれた環状のアーム部材)
16 ステージ(保持部)
16a 保持面
16c 吸着部底面
16e ステージ裏面
17 吸気口(第1吸気口)
18 吸気口(第2吸気口)
19 支持台(支持台部)
20 圧力センサ(第1圧力センサ)
21 圧力センサ(第2圧力センサ)
22 退避空間
25、31 昇降リフト
26 リフトピン
29 傾斜リフトピン
32 リフトピン(昇降リフト)
100 基板検査装置

Claims (7)

  1. 被保持面が形成された被保持体を前記被保持面の外周部分で、一部がとぎれた環状のアーム部材により支持して移動する外周支持移動機構を用いて、前記被保持体を受け渡しし、保持面上に保持できるようにした保持機構であって、
    端部に前記保持面を形成し、前記端部に隣接する側部を前記外周支持移動機構が前記アーム部材で前記保持面の外周側を囲うように前記保持面に直交する方向に移動できる形状とした保持部と、
    該保持部における前記保持面の裏面側で、前記保持部を支持する支持台部とを備え、
    前記保持部の保持面裏面側および前記支持台部近傍に、前記アーム部材を前記保持面に直交する方向に対して交差する方向へ進退させるための退避空間が形成されたことを特徴とする保持機構。
  2. 前記退避空間が、前記保持面に直交する方向と交差する複数の方向から前記アーム部材を進退できるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の保持機構。
  3. 前記保持部が、前記被保持体を全面吸着する構成とされたことを特徴とする請求項1または2に記載の保持機構。
  4. 前記保持面と、該保持面からその上方に所定距離離間した位置との間で、前記被保持体を移動可能に支持する昇降リフトを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の保持機構。
  5. 前記被保持体を前記保持面上に吸着するために前記保持面の中央部近傍に設けられた第1吸気口と、
    前記被保持体を前記保持面上に吸着するために前記保持面の周辺部近傍に設けられた少なくとも1つの第2吸気口と、
    前記第1吸気口および前記第2吸気口内のそれぞれの吸着圧力を検出する第1圧力センサおよび第2圧力センサとを備え、
    前記被保持体が前記保持面上に載置されて吸着動作を行うとき、前記第1圧力センサおよび前記第2圧力センサの出力を比較することにより、前記被保持体の吸着状態および位置ずれの有無を検知できるようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の保持機構。
  6. 被保持面が形成された被保持体を前記被保持面の外周部分で、一部がとぎれた環状のアーム部材により支持して移動する外周支持移動機構と、
    請求項1〜5のいずれかに記載の保持機構とを備えたことを特徴とする保持装置。
  7. 被保持面が形成された被保持体を前記被保持面の外周部分で、一部がとぎれた環状のアーム部材により支持して移動する外周支持移動機構と、
    請求項4または請求項4に従属する請求項5に記載の保持機構と、
    該保持機構の昇降リフトが前記保持面から前記所定距離だけ離間した位置にあるとき、前記被保持体を横断する支持部材により前記被保持体を支持して移動する横断支持移動機構とを備えたことを特徴とする保持装置。
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