JP2006024253A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 欠陥信号を正確に測定し、自動調整の精度を高める。
【解決手段】 光ディスク再生装置は、光ディスク1から信号を読取る対物レンズ10および受光素子部と、少なくとも3つの信号の値が所定の範囲外であるか否かに応じて、対物レンズ10および受光素子部が読取った3つの信号が欠陥信号か否か判断するCPU60と、対物レンズ10および受光素子部が読取った信号が欠陥信号であると判断された場合、欠陥信号の代わりに対物レンズ10および受光素子部が欠陥信号を読取る直前に読取った信号を用いて対物レンズ10の推定位置を表わす信号を発生し、かつ信号の値が欠陥信号以外の信号であると判断された場合、対物レンズ10および受光素子部が読取った信号と同じ内容を表わす信号を発生するトラッキング制御部71と、トラッキング制御部71が発生した信号の内容に応じて光ディスク1に対する対物レンズの位置10を変更するアクチュエータ11とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスク再生装置に関し、特に、光ディスクからの反射光から値を読取る光ディスク再生装置に関する。
光ディスクからの反射光から値を読取る光ディスク再生装置の場合、トラッキングエラー信号のレベル測定において、ディスク上に傷があると正確な値の測定ができなくなる。この問題を解決するために様々な対策が提案されている。
特許文献1は、トラッキングエラー信号そのものとトラッキング信号にスルーレート制限を施した信号との差、および光ピックアップの出力から得たエンペローブ信号を、それぞれ基準値と比較した結果に応じてトラッキングサーボの開ループ利得を制御するトラッキングジャンプ防止装置を開示する。この防止装置によると、ディスクの透明基材上ばかりでなく蒸着面に傷があっても、確実にトラックジャンプを防止できる。
特許文献2は、光ディスクに異常があって、光ディスクへの光の照射位置が既に情報を読出したトラック上に移動される場合にのみアクチュエータへの駆動信号レベルが抑制される再生装置を開示する。この再生装置によると、照射位置が情報の読出し方向とは反対側に移動することを防止できる。
特許文献3は、光ディスクの透明層表面に傷があることを検出した信号および蒸着面にできた傷を検出した信号の論理和を傷信号とし、傷信号が出力されたときにトラッキングゲインを下げるトラックジャンプ防止回路を開示する。この回路によると、光ディスクの透明層表面の傷だけでなく蒸着面の傷も検出されるので、トラック飛びを確実に防止できる。
特許文献4は、光ディスクのトラックからの偏倚に応じて位相が相補的に変化する信号の絶対値の和と基準値との比較結果に応じて信号を発生する傷検出装置を開示する。この装置によると、簡単な構成でトラッキングエラーの検出と明確に差別化しつつ正確に傷を検出できる。
しかしながら、特許文献1に開示されたようにトラッキングサーボの開ループ利得を制御する場合、得られた信号の質に対して何ら配慮がなされていないという問題点がある。数値や文字などのデータを読取る場合、得られた信号の質に多少の問題があっても(得られた値が正確性を欠く場合でも)、必要なデータを得ることは容易である。一方、映像や音声を表わす信号を読取る場合、その映像や音声は、得られた信号の質の影響を大きく受ける。このことは、特許文献1に開示された装置の場合、良質の映像や音声を得ることが困難であるということを意味する。特許文献2〜特許文献4に開示された装置などにも同様の問題点がある。
特開昭61−145736号公報 特開昭63−224035号公報 特開平9−139037号公報 特開平11−3558号公報
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、欠陥信号を正確に測定し、自動調整の精度を高めることにより、良質の映像や音声が得られる光ディスク再生装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある局面にしたがうと、光ディスク再生装置は、光ディスクから位置を表わす信号を読取る対物レンズおよび受光素子部と、対物レンズおよび受光素子部が読取った少なくとも3つの信号の値が所定の範囲外であるか否かに応じて、対物レンズおよび受光素子部が読取った3つの信号が欠陥の存在を表わす欠陥信号か否か判断するための判断手段と、対物レンズおよび受光素子部が読取った信号が欠陥信号であると判断手段が判断した場合、対物レンズおよび受光素子部が欠陥信号を読取る直前に読取った信号を用いて対物レンズの推定位置を表わす信号を発生し、かつ信号の値が欠陥信号以外の信号であると判断手段が判断した場合、対物レンズおよび受光素子部が読取った信号と同じ内容を表わす信号を発生するための発生手段と、発生手段が発生した信号の内容に応じて光ディスクに対する対物レンズの位置を変更するアクチュエータとを含む。
すなわち、発生手段は、対物レンズおよび受光素子部が読取った位置を表わす信号が欠陥信号であると判断された場合、欠陥信号の代わりに対物レンズおよび受光素子部が欠陥信号を読取る直前に読取った信号を用いて対物レンズの推定位置を表わす信号を発生し、かつ信号の値が欠陥信号以外の信号であると判断手段が判断した場合、対物レンズおよび受光素子部が読取った信号と同じ内容を表わす信号を発生する。これにより、対物レンズおよび受光素子部の位置を表わす信号として、適切な位置を表わす信号を出力できる。その結果、欠陥信号を正確に測定し、自動調整の精度を高めることにより、良質の映像や音声が得られる光ディスク再生装置を提供することにある。
本発明の他の局面にしたがうと、光ディスク再生装置は、光ディスクから位置を表わす信号を読取るための読取り手段と、読取り手段が読取った信号が欠陥の存在を表わす欠陥信号か否か判断するための判断手段と、読取り手段が読取った信号が欠陥信号であると判断手段が判断した場合、読取り手段の位置を表わす信号を発生し、かつ信号の値が欠陥信号以外の信号であると判断手段が判断した場合、読取り手段が読取った信号と同じ内容を表わす信号を発生するための発生手段と、
前記発生手段が発生した信号の内容に応じて前記光ディスクに対する前記読取り手段の位置を変更するための変更手段とを含む。
すなわち、発生手段は、読取り手段が読取った位置を表わす信号が欠陥信号であると判断された場合、読取り手段の位置を表わす信号を発生し、かつ信号の値が欠陥信号以外の信号であると判断手段が判断した場合、読取り手段が読取った信号と同じ内容を表わす信号を発生する。これにより、読取り手段の位置を表わす信号として、適切な位置を表わす信号を出力できる。その結果、欠陥信号を正確に測定し、自動調整の精度を高めることにより、良質の映像や音声が得られる光ディスク再生装置を提供することにある。
また、上述の発生手段は、読取り手段が欠陥信号を読取る以前に読取った読み信号を用いて、読取り手段の推定位置を表わす信号を発生するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、発生手段は、読取り手段が欠陥信号を読取る以前に読取った読み信号を用いて、読取り手段の推定位置を表わす信号を発生する。これにより、読取り手段の位置を表わす信号は、より正確になる。
また、上述の読み信号は、読取り手段が欠陥信号を読取る直前に読取った信号であることが望ましい。
また、上述の判断手段は、読取り手段が読取った複数の信号の値が所定の範囲外であるか否かに応じて、複数の信号がいずれも欠陥信号であるか否かを判断するための手段を含むことが望ましい。
また、上述の複数の信号の数は、少なくとも3つであることが望ましい。
本発明に係る光ディスク再生装置は、欠陥信号を正確に測定し、自動調整の精度を高めることにより、良質の映像や音声が得られる光ディスク再生装置を提供できる。
図1は、本実施の形態に係る光記録再生装置の主要部の構成を示す図である。本実施の形態に係る光記録再生装置は、DVD(Digital Versatile Disk)ディスクにデータを記録したり記録されたデータを再生したりする装置である。図1を参照して、光記録再生装置は、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ2と、図示しない光源から出射されたビームを光ディスク1に集光する対物レンズ10と、対物レンズ10をフォーカス方向およびトラッキング方向に制御駆動するためのアクチュエータ11とを含む光ピックアップ装置と、光ディスク1の記録面で反射されたビームを受光する受光素子部と、RFアンプ部30と、第1A/D(Analog-to-Digital)変換器40と、第2A/D変換器41と、第3A/D変換器42と、第4A/D変換器43と、第5A/D変換器44と、第6A/D変換器45と、第6A/D変換器45とを備える。
受光素子部は、十字形状に4分割されたフォトディテクタ20と、2分割されたフォトディテクタ21とで構成される。対物レンズ10およびフォトディテクタ20が、光ディスク1から位置を表わす信号(本実施の形態の場合、トラッキングエラーの有無)を読取る装置となる。
フォトディテクタ20は、光ディスク1の半径方向に関して2分割され、かつ接線方向に関して2分割されて形成された4つの領域A〜領域Dを有する。光ディスク1からの反射光ビームが集光されて入射されると、4つの領域A、領域B、領域C、領域Dのそれぞれは、入力した反射光量に応じた電気信号a、電気信号b、電気信号c、電気信号dを出力する。
フォトディテクタ21は、光ディスク1の半径方向に関して2分割された領域E、領域Fを有する。光ディスク1からの反射光ビームが集光されて入射されると、2つの領域E、領域Fのそれぞれは、入力した反射光量に応じた電気信号e、電気信号fを出力する。
RFアンプ部30は、電気信号a〜電気信号fのそれぞれを入力電圧とする複数の差動増幅器で構成される。電気信号a〜電気信号fは、RFアンプ部30において、それぞれ差動増幅されて出力される。
第1A/D変換器40〜第6A/D変換器45は、RFアンプ部30の出力信号に対応して、並列に配される。第1A/D変換器40〜第6A/D変換器45は、RFアンプ部30を介して入力された電気信号a〜電気信号fをデジタル化して出力する。
光記録再生装置は、電気信号a〜電気信号fの出力信号、すなわちデジタル化された電気信号a〜電気信号fを演算処理してフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を生成する演算回路50と、CPU(Central Processing Unit)60と、フォーカス制御部70と、トラッキング制御部71と、第1D/A(Digital-to-Analog)変換器80と、第2D/A変換器81と、第1ドライバ90と、第2ドライバ91とをさらに備える。
演算回路50は、3つの加算回路と差分回路とを含む(いずれも図示せず)。加算回路の各々は、フォトディテクタ20の4つの領域のうち対角に位置する領域同士である、領域Aおよび領域Cからの電気信号の和信号(a+c)と領域Bおよび領域Dからの電気信号の和信号(b+d)とをそれぞれ算出する。加算結果である電気信号の和信号(a+c)および和信号(b+d)は、残る加算回路および差分回路に出力される。加算回路は、和信号(a+c)および和信号(b+d)の合計(a+c)+(b+d)を求めて、RF信号として、CPU60に与える。差分回路は、和信号(a+c)および和信号(b+d)の差分(a+c)−(b+d)を求めて、フォーカスエラー信号として、フォーカス制御部70に与える。
演算回路50は、さらに、図示しない差分回路を含む。差分回路は、フォトディテクタ21の領域Eおよび領域Fからの電気信号eおよび電気信号fの差分(e−f)を求めて、トラッキングエラー信号として、トラッキング制御部71に与える。
以上のように、本実施の形態では、エラー信号の生成を3ビーム法に基づいて行なっている。エラー信号を生成するための他の技術としては、プッシュプル法、非点収差法などが知られている。本発明は、これらの技術についても適用することができる。なお、非点収差法の場合、トラッキングエラー信号については、フォーカスエラー信号と同じく、4分割フォトディテクタ20の電気信号a〜電気信号dを演算して得られる信号(a+c)−(b+d)から求めることができる。
フォーカス制御部70とトラッキング制御部71とは、得られたエラー信号に基づいて、フォーカスドライブ信号とトラッキングドライブ信号とを生成する。
生成されたフォーカスドライブ信号とトラッキングドライブ信号とは、第1D/A変換器80および第2D/A変換器81において、それぞれアナログ化されると、第1ドライバ90および第2ドライバ91に入力される。
第1ドライバ90は、フォーカスドライブ信号に基づいて、光スポットを合焦点となるように、フォーカス方向にアクチュエータ11を駆動する。第2ドライバ91は、トラッキングドライブ信号に基づいて、光スポットが光ディスクのトラックの中心に位置するように、トラッキング方向にアクチュエータ11を駆動する。
以上のように、本実施の形態では、フォトディテクタで検出した電気信号を直接A/D変換器に入力する構成とすることにより、A/D変換器のダイナミックレンジを狭くすることができる。しかしながら、電気信号の出力振幅がダイナミックレンジを越えてしまう場合は、電気信号が波形飽和し、サーボ制御の精度が損なわれる。
そこで、電気信号に対してオフセットおよびゲインの調整を行なうことにより、狭いダイナミックレンジのA/D変換器において起こり得る電気信号の波形飽和を回避し、安定してサーボ制御を行なうことが可能となる。本実施の形態では、さらに、RFアンプ部30にオフセット調整機能とゲイン調整機能とをもたせることにより、安定したサーボ制御の実現を図る。
図2は、図1に示すRFアンプ部30の構成を示す図である。RFアンプ部30は、電気信号a〜電気信号fのそれぞれに対して配される複数の差動増幅器を含む。これらの差動増幅器は、互いに同じ構成であることから、図2では、電気信号aに対応して配される差動増幅器51を代表して示す。
図2を参照して、差動増幅器51は、反転増幅器であり、反転入力端子に電気信号aが入力される。差動増幅器51の出力端子は、第2A/D変換器41の入力端子に結合される。反転入力端子と出力端子との間には、帰還抵抗として、可変抵抗器52が結合される。非反転入力端子と接地電位との間には、可変抵抗器54が結合される。
差動増幅器51において、非反転入力端子に接続された可変抵抗器54の抵抗値を調整することにより、差動増幅器51の出力電圧をオフセットさせることができる。このため、可変抵抗器54は、オフセット調整部として機能する。
さらに、差動増幅器51において、可変抵抗器52の抵抗値を調整することにより、差動増幅器51のゲインを増減することができる。このため、可変抵抗器52は、ゲイン調整部として機能する。
なお、図示しない差動増幅器においても、同様に、オフセット調整部としての可変抵抗器と、ゲイン調整部としての可変抵抗器とがそれぞれ配される。
可変抵抗器54において、抵抗値の調整は、図1に示すCPU60からの制御信号に応じて行なわれる。
再び図1を参照して、CPU60は、第1A/D変換器40〜第6A/D変換器45の出力信号を取込んで、各出力信号の直流(DC)レベルを測定する。得られたDCレベルと基準電圧(A/D変換器のダイナミックレンジの中央値に相当)とを比較し、その差分を算出する。CPU60は、差分が「0」となるように、すなわち、出力信号のDCレベルと基準電圧とが一致するように、RFアンプ部30の可変抵抗器54などに制御信号を送る。
可変抵抗器54は、対応する制御信号に応じて、抵抗値を調整する。これにより、差動増幅器51の出力電圧(すなわち、第1A/D変換器40〜第6A/D変換器45の入力信号)は、オフセットされて、DCレベルがダイナミックレンジの中央値に設定される。
可変抵抗器52において、抵抗値の調整は、CPU60からの制御信号に応じて行なわれる。CPU60は、第1A/D変換器40〜第6A/D変換器45の出力信号を取込んで、各出力信号の最大値と最小値との電位差(出力振幅)を測定する。CPU60は、さらに、得られた電位差がA/D変換器のダイナミックレンジの範囲内であるか否かを判定する。電位差がダイナミックレンジの範囲内にないときには、CPU60は、電位差がダイナミックレンジ内に収まるように、RFアンプ部30の可変抵抗器52などに制御信号を送る。
可変抵抗器52などは、対応する制御信号に応じて、抵抗値を調整する。これにより、差動増幅器51などは、ゲインが調整されて、出力電圧(すなわち、第1A/D変換器40〜第6A/D変換器45の入力信号)は、出力振幅がダイナミックレンジの範囲内となるように調整される。
CPU60は、演算回路50の出力を用いて、光ディスク1に傷があることを検出する回路でもある。傷があることが検出されると、CPU60は、その旨を表わす信号をフォーカス制御部70およびトラッキング制御部71に出力する。傷を検出するアルゴリズムについての詳細は後述する。
図3を参照して、光記録再生装置で実行されるプログラムは、トラッキング制御に関し、以下のような制御構造を有する。
ステップ100(以下、ステップをSと略す。)にて、フォトディテクタ20およびフォトディテクタ21は光ディスク1からの反射光の読取り・変換を開始する。RFアンプ部30は、フォトディテクタ20およびフォトディテクタ21が変換した信号を増幅する。第1A/D変換器40〜第6A/D変換器45は、RFアンプ部30が変換した信号をデジタル化する。第1A/D変換器40〜第6A/D変換器45は、デジタル化した信号を演算回路50に出力する。
S102にて、CPU60は、検出フラグFLおよび時間パラメータTTを「0」に設定する。S104にて、演算回路50は、第1A/D変換器40〜第6A/D変換器45が出力したデジタル信号の総和をCPU60に出力する。
S106にて、CPU60は、演算回路50が出力した値がしきい値(この値は、本実施の形態に係る光記録再生装置の設計者が自由に決定できる。)を下回るか否かを判断する。しきい値を下回ると判断した場合(S106にてYES)、処理はS108へと移される。もしそうでないと(S106にてNO)、処理はS110へと移される。S108にて、CPU60は、検出フラグFLを「1」に設定する。S110にて、CPU60は、検出フラグFLおよび時間パラメータTTを「0」に設定する。S112にて、CPU60は、時間パラメータTTに「1」を加算する。
S114にて、CPU60は、時間パラメータTTの値がRF信号の周期の3倍以上か否かを判断する。RF信号の周期の3倍以上と判断した場合(S114にてYES)、処理はS116へと移される。もしそうでないと(S114にてNO)、処理はS118へと移される。
S116にて、フォーカス制御部70およびトラッキング制御部71は、それぞれCPU60が出力した信号を1信号分無視する。CPU60が出力した信号に代えて、フォーカス制御部70およびトラッキング制御部71は、それぞれフォトディテクタ20が欠陥信号を読取る直前に読取った信号(フォトディテクタ20の位置を表わす信号)が再び入力されたものとみなして、その信号と同じ内容を表わす信号を発生する。フォーカス制御部70およびトラッキング制御部71は、それぞれ発生した信号を第1D/A変換器80および第2D/A変換器81に信号を出力する。
S118にて、フォーカス制御部70およびトラッキング制御部71は、演算回路50が出力した信号と同じ内容の信号(フォトディテクタ20の位置を表わす信号)を発生する。フォーカス制御部70およびトラッキング制御部71は、それぞれ発生した信号を第1D/A変換器80および第2D/A変換器81に出力する。
S120にて、第1D/A変換器80および第2D/A変換器81は、フォーカス制御部70およびトラッキング制御部71が発生した信号の内容に応じて光ディスク1に対する対物レンズ11の位置を変更させる。
図4を参照して、以上のような構造およびフローチャートに基づく、光記録再生装置の動作について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係るトラッキングエラー信号、RF信号、および傷検知信号の関係を表わす図である。
光ディスクの再生の開始と同時に、フォトディテクタ20およびフォトディテクタ21は光ディスク1からの反射光の変換を開始する(S100)。反射光の変換が開始されると、CPU60は、検出フラグFLおよび時間パラメータTTを「0」に設定する(S102)。フラグおよびパラメータが設定されると、演算回路50は、第1A/D変換器40〜第6A/D変換器45が出力したデジタル信号の総和をCPU60に出力する(S104)。総和が出力されると、CPU60は、演算回路50が出力した値がしきい値を下回るか否かを判断する(S106)。当初、演算回路50が出力した値がしきい値を下回ることはないので(S106にてNO)、CPU60は、検出フラグFLおよび時間パラメータTTを「0」に設定する(S110)。フラグやパラメータが設定されると、フォーカス制御部70およびトラッキング制御部71は、演算回路50が出力した信号と同じ内容の信号を発生する。フォーカス制御部70およびトラッキング制御部71は、それぞれ発生した信号を第1D/A変換器80および第2D/A変換器81に出力する(S118)。信号が出力されると、第1D/A変換器80および第2D/A変換器81は、フォーカス制御部70およびトラッキング制御部71が発生した信号の内容に応じて光ディスク1に対する対物レンズ11の位置を変更させる(S120)。以後、時刻がT(5)に達するまで、S104〜S120の処理が繰返される。
時刻がT(5)に達すると、CPU60は、再び演算回路50が出力した値がしきい値を下回るか否かを判断する(S106)。時刻がT(5)を経過すると、出力された値は急激に低下する。これにより、演算回路50が出力した値がしきい値を下回るので(S106にてYES)、CPU60は、検出フラグFLを「1」に設定する(S108)。CPU60は、時間パラメータTTに「1」を加算する(S112)。フラグに値が設定されるなどされると、CPU60は、時間パラメータTTの値がRF信号の周期の3倍以上か否かを判断する(S114)。S106〜S114の処理により、CPU60は、フォトディテクタ20が読取った複数(本実施の形態の場合少なくとも3つ)の信号の値が所定の範囲外であるか否かに応じて、フォトディテクタ20が読取った複数の信号がいずれも欠陥(本実施の形態の場合、トラッキングエラーの検出に関する欠陥)の存在を表わす欠陥信号か否か判断したことになる。当初、RF信号の周期の3倍以上とは判断されないので(S114にてNO)、S118〜S112の処理が繰返される。しかし、図4によると時刻がT(8)を経過するまで、演算回路50が出力する値はしきい値を下回ることとなる。演算回路50が出力する値がしきい値を下回る結果、最終的に時間パラメータTTの値は、RF信号の周期の3倍以上と判断されるので(S114にてYES)、フォーカス制御部70およびトラッキング制御部71は、それぞれCPU60が出力した信号を1信号分無視する(S116)。信号が1信号分無視されると、再びS120〜S114の処理が繰返される。S116〜S118の処理により、トラッキング制御部71は、フォトディテクタ20が読取った信号が欠陥信号であるとCPU60が判断した場合、フォトディテクタ20の位置を表わす信号を発生し、かつフォトディテクタ20が読取った信号の値が欠陥信号以外の信号であるとCPU60が判断した場合、フォトディテクタ20が読取った信号と同じ内容を表わす信号を発生することとなる。
以上のようにして、本実施の形態に係る光記録再生装置は、トラッキングエラー信号のレベルを測定する際、光ディスクから読取った信号の波形から、光ディスク上に傷があるか否かを判断する。光ディスクに傷がなければ、正常な信号が得られたとみなして処理を継続する。光ディスクに傷があれば、傷がなかった場合と同様のトラッキング制御を実施する。光ディスクに傷があるということは、その傷を検出して得た信号は偽の信号ということである。その偽の信号を音声や画像として再生した場合、音が飛んだり画像が乱れたりする。本実施の形態に係る光記録再生装置は、傷がある場所の信号を検出しても、その信号を処理しない。本実施の形態に係る光記録再生装置は、傷がある場所の信号を検出した場合、それまでの制御のレベルを保持する。そのような制御が実施されるので、トラッキングエラー信号を正確に測定し、自動調整の精度を高めることができる。それらが可能なので、本実施の形態に係る光記録再生装置が映像や音声のデータを再生すると、良質の映像や音声が得られる。その結果、欠陥信号を正確に測定し、自動調整の精度を高めることにより、良質の映像や音声が得られる光記録再生装置を提供することができる。
なお、S106にて、CPU60は、しきい値を下回るか否かを判断することに代えて、演算回路50が出力した値の変化率がある値を上回るか否かを判断してもよい。この場合、演算回路50が出力した値の高周波成分を予めローパスフィルタで除去したものがある値を上回るか否かにより、演算回路50が出力した値の変化率がある値を上回るか否かが判断される。
また、S114にて、CPU60は、時間パラメータTTの値がRF信号の周期の14倍以上か否かを判断してもよい。時間パラメータTTの値は、RF信号の周期より十分大きければ、RF信号の周期の14倍未満であっても、光ディスクに傷があるか否かを検出できる。ただし、時間パラメータTTの値がRF信号の周期の14倍以上の場合、より精度よく光ディスクに傷があるか否かを検出できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る光記録再生装置の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るRFアンプ部の構成を表わす図である。 本発明の実施の形態に係るトラッキング制御処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るトラッキングエラー信号、RF信号、および傷検知信号の関係を表わす図である。
符号の説明
1 光ディスク、2 スピンドルモータ、10 対物レンズ、11 アクチュエータ、20,21 フォトディテクタ、30 RFアンプ部、40 第1A/D変換器、41 第2A/D変換器、42 第3A/D変換器、43 第4A/D変換器、44 第5A/D変換器、45 第6A/D変換器、50 演算回路、51 差動増幅器、52,54 可変抵抗器、60 CPU、70 フォーカス制御部、71 トラッキング制御部、80 第1D/A変換器、81 第2D/A変換器、90 第1ドライバ、91 第2ドライバ。

Claims (6)

  1. 光ディスクから位置を表わす信号を読取る対物レンズおよび受光素子部と、
    前記対物レンズおよび受光素子部が読取った少なくとも3つの信号の値が所定の範囲外であるか否かに応じて、前記対物レンズおよび受光素子部が読取った3つの信号が欠陥の存在を表わす欠陥信号か否か判断するための判断手段と、
    前記対物レンズおよび受光素子部が読取った信号が欠陥信号であると前記判断手段が判断した場合、前記対物レンズおよび受光素子部が前記欠陥信号を読取る直前に読取った信号を用いて前記対物レンズの推定位置を表わす信号を発生し、かつ前記信号の値が欠陥信号以外の信号であると前記判断手段が判断した場合、前記対物レンズおよび受光素子部が読取った信号と同じ内容を表わす信号を発生するための発生手段と、
    前記発生手段が発生した信号の内容に応じて前記光ディスクに対する前記対物レンズの位置を変更するアクチュエータとを含む、光ディスク再生装置。
  2. 光ディスクから位置を表わす信号を読取るための読取り手段と、
    前記読取り手段が読取った信号が欠陥の存在を表わす欠陥信号か否か判断するための判断手段と、
    前記読取り手段が読取った信号が欠陥信号であると前記判断手段が判断した場合、前記読取り手段の位置を表わす信号を発生し、かつ前記信号の値が欠陥信号以外の信号であると前記判断手段が判断した場合、前記読取り手段が読取った信号と同じ内容を表わす信号を発生するための発生手段と、
    前記発生手段が発生した信号の内容に応じて前記光ディスクに対する前記読取り手段の位置を変更するための変更手段とを含む、光ディスク再生装置。
  3. 前記発生手段は、前記読取り手段が欠陥信号を読取る以前に読取った読み信号を用いて、前記読取り手段の推定位置を表わす信号を発生するための手段を含む、請求項2に記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記読み信号は、前記読取り手段が欠陥信号を読取る直前に読取った信号である、請求項3に記載の光ディスク再生装置。
  5. 前記判断手段は、前記読取り手段が読取った複数の信号の値が所定の範囲外であるか否かに応じて、前記複数の信号がいずれも欠陥信号であるか否かを判断するための手段を含む、請求項2に記載の光ディスク再生装置。
  6. 前記複数の信号の数は、少なくとも3つである、請求項5に記載の光ディスク再生装置。
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