JP2006022829A - 偏心揺動型歯車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内歯歯車の内歯を構成するピンの傾きや脱落を防ぎつつ、軸方向寸法を短縮して設計自由度を高めるとともに、加工性及び組立作業性の向上を図ることができる偏心揺動型歯車装置を提供すること。
【解決手段】内周に回転可能に保持された多数のピン17を内歯とする内歯歯車14と、該内歯歯車14の内側に配置されて前記ピン(内歯)17と噛み合う外歯13cを有する外歯歯車13と、該外歯歯車13に係合してこれを偏心揺動させるクランク軸と、該クランク軸を回転自在に支持する支持体2を備える偏心揺動型歯車装置1において、外周面が前記内歯歯車14のピン17の外周面に当接可能なピン押え部材18を、主軸受(ピン規制部材)15と前記外歯歯車13の端面との間に介設する。
【選択図】図3

Description

本発明は、産業ロボット等の駆動部に設けられる偏心揺動型歯車装置に関するものである。
例えば、産業ロボットや工作機械等の駆動部には偏心揺動型歯車装置が設けられるが、この歯車装置は、内周に回転可能に保持された多数のピンを内歯とする内歯歯車と、該内歯歯車の内側に配置されて前記内歯と噛み合う外歯を有する外歯歯車と、該外歯歯車に係合してこれを偏心揺動させるクランク軸と、該クランク軸を回転自在に支持する支持体を含んで構成されている。
ところで、この種の偏心揺動型歯車装置においては、内歯歯車の全てのピンが外歯歯車の外歯に接触しているため、運転時にはそれぞれのピンと外歯とが連続して転がり接触する。このため、各ピンは連続して強制的に自転せしめられ、その回転による摩擦熱によって該ピンの焼き付き等が発生する可能性がある。
そこで、図7及び図8(図7のC部拡大詳細図)に示すように、外歯歯車113の外歯113cの歯先をカットする提案がなされている(特許文献1参照)。これによれば、外歯113cの歯先部との関係で全てのピン117が強制回転させられることがないため、摩擦熱によるピン117の焼き付き等の発生が防がれる。
ところが、図7に示すように外歯歯車113の偏心方向(図示例では、上方向)に対して180°対向側(図示例では、下方側)では、外歯113cがピン117から外れるためにピン117が遊んでしまい、ピン117が傾いたり脱落するという不具合が発生する。そして、このようにピン117が傾いたり脱落すると、外歯113cがピン117を噛み込んで異音が発生したり、内歯歯車114のピン溝114a(図8参照)が変形し、最悪の場合には歯車装置がロックしてしまう。
そこで、図9に示すように、ピン押え部材218を主軸受215とピン217の端面との間に介設し、このピン押え部材218によってピン217を拘束してその傾きを抑える提案がなされている(特許文献2参照)。
特開平2−261943号公報 特公平4−044134号公報
しかしながら、図9に示すピン押え部材218はピン217の端面と主軸受215(外輪215a)の端面との間に介設されていたため、図示の寸法(Δx×2)だけ軸方向寸法が大きくなり、これによって設計自由度が制限されるとともに、主軸受215の予圧がピン押え部材218によって影響を受け、図示の寸法Δxの管理が必要となり、加工性及び組立作業性が悪いという問題があった。
又、ピン押え部材218が主軸受の予圧に影響を与えるため、該ピン押え部材218の主軸受215の外輪215aと接する面と、ピン217の端面と接する面及び外歯歯車213と摺接する面に研磨加工を施す必要があり、加工が複雑となる。
更に、ピン押え部材218はピン217の端面と主軸受215の端面との間で挟持されるため、外歯歯車213が不図示のクランク軸の回転によって揺動すると、ピン押え部材218が削られて摩耗し、歯車装置が早期に破損するという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、内歯歯車の内歯を構成するピンの傾きや脱落を防ぎつつ、軸方向寸法を短縮して設計自由度を高めるとともに、加工性及び組立作業性の向上を図ることができる偏心揺動型歯車装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、内周に回転可能に保持された多数のピンを内歯とする内歯歯車と、該内歯歯車の内側に配置されて前記内歯と噛み合う外歯を有する外歯歯車と、該外歯歯車に係合してこれを偏心揺動させるクランク軸と、該クランク軸を回転自在に支持する支持体を備える偏心揺動型歯車装置において、外周面が前記内歯歯車のピンの外周面に当接可能なピン押え部材を、ピンの端部に位置して該ピンの軸方向移動を規制するピン規制部材と前記外歯歯車の各端面間に介設したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のピン規制部材を、前記支持体に前記内歯歯車を回転自在に支承せしめる軸受で構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のピン押え部材の外周部に前記ピンと同数の凹部を形成し、該凹部を前記ピンに嵌合させてピン押え部材の外周面を前記ピンに面接触させたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載のピン押え部材と前記ピン押え部材及び前記外歯歯車の各端面間にクリアランスを設けたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載のピン押え部材の外周面に大小異径の段部を形成し、その大径部を前記ピンに接触させ、小径部を前記ピン規制部材に接触させたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ピンの端面とピン規制部材の端面との間に部材が介在しないため、両端面間の距離を詰めて当該歯車装置の軸方向長さを短くすることができ、これによって設計自由度が拡大される。又、ピン押え部材は、外歯歯車の軸方向位置を規制する機能も果たすため、外歯歯車の軸方向の位置決め部材を省略することができる。
請求項2記載の発明によれば、内歯歯車を回転自在に支承せしめる軸受がピン規制部材を兼ねるため、ピン規制部材を別設する必要がなく、部品点数の削減と構造単純化を図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、ピン押え部材の外周部に形成された凹部をピンに嵌合させて該ピンを凹部で保持するようにしたため、ピンの傾きや脱落が確実に防がれ、装置に高い作動安定性が確保される。
請求項4記載の発明によれば、ピン押え部材とピン規制部材及び外歯歯車の各端面間にクリアランスを設けたため、軸方向の寸法管理が不要となる。
請求項5記載の発明によれば、ピン押え部材の外周面に形成された段部の大径部がピンに接触し、小径部がピン規制部材に接触するため、組立時において該ピン押え部材をピン規制部材に対して位置決めすることができ、ピンを容易に組み込むことができるとともに、ピンの脱落を確実に防ぐことができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る偏心揺動型歯車装置の側断面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は同偏心揺動型歯車装置要部(ピン押え部材周り)の拡大側断面図、図4は図2のB部拡大詳細図である。
図1及び図2に示す偏心揺動型歯車装置(以下、単に「歯車装置」と称する)1において、2は固定部材としての支持体であり、その中央には中央孔3が形成されている。そして、この支持体2は、基円板4と端板5とで構成されており、端板5は、基円板4に一体的に形成された複数(図示例では3つ:図2参照)の柱部4aの端部に当接して不図示の締結ピンや締結ボルト6によって基円板4に締着されている。
又、前記支持体2の中央孔3の外周には複数(図示例では3つ:図2参照)のクランク軸9が前記柱部4aと交互に等配的に設けられており、各クランク軸9は、一対のころ軸受10を介して支持体2に回転自在に支持されている。そして、各クランク軸9の軸方向中央部には、位相が互いに180°ずれた2つの偏心体9a,9bが一体的に形成されており、これらの偏心体9a,9bは、それぞれニードル軸受12を間に介して2枚の外歯歯車13に係合されている。
更に、前記支持体2の中央孔3には、モータ等の駆動源に取り付けられた入力軸7が回転自在に挿入支持されており、この入力軸7の端部には入力歯車8が刻設されている。又、前記各クランク軸9の一端には伝達歯車11が取り付けられており、該伝達歯車11は、入力軸7に形成された前記入力歯車8に噛合している。従って、クランク軸9と入力軸7とは入力歯車8と伝達歯車11を介して互いに連結されており、モータ等の駆動源が駆動されると、入力軸7の回転は、入力歯車8と伝達歯車11によって減速されて各クランク軸9に伝達され、これによって各クランク軸9が所定の速度で回転駆動される。
ここで、2枚の前記外歯歯車13は、前記支持体2の基円板4と端板5との間に介装され、入力軸7の回転によって揺動運動を行う。尚、各外歯歯車13の外周には外歯13cが刻設され、図示しないが、この外歯13cはトロコイド歯形を形成しており、その歯先はカットされている。
他方、支持体2の外周には円筒状の内歯歯車14が配され、この内歯歯車14は、一対の主軸受15を介して支持体2に回転自在に支持されている。又、この内歯歯車14の内周面と基円板4の外周面との間にはオイルシール16が設けられており、このオイルシール16のシール機能によって当該歯車装置1内の潤滑剤の外部への流出が防がれるとともに、外部から歯車装置1内への塵埃等の侵入が防がれる。そして、内歯歯車14の内周には多数の半円状のピン溝14aが等配的に形成されており、各ピン溝14aには、前記外歯歯車13の外歯13cと噛み合う内歯を構成する複数の円柱状のピン17が回転可能に嵌合保持されている。
ここで、本発明の特徴的な構成について説明する。
前述のように外歯歯車13の外歯13cの歯先をカットすると、外歯歯車13の偏心方向に対して180°対向側では、外歯13cがピン17から外れるためにピン17が遊んでしまい、ピン17が傾いたり脱落するという不具合が発生する。
そこで、ピン17の脱落や傾きを防ぐためのピン押え部材18が左右に一対設けられるが、本実施の形態では、図3に詳細に示すように、各ピン押え部材18は、主軸受15(外輪15a)の端面と外歯歯車13の端面との間に介設され、ピン17の端面と主軸受15(外輪15a)の端面との間には何ら部材は介在していない。尚、本実施の形態では、主軸受15がピン17の軸方向移動を規制するピン規制部材を兼ねており、その外輪15aは、内歯歯車14の内周に配され、ピン17の端面に接してピンの軸方向移動を規制している。このように、本実施の形態では、主軸受15がピン規制部材を兼ねるため、部品点数の削減と構造単純化が図られる。
ここで、図2に示すように、各ピン押え部材18はリング状に成形され、その外径は複数のピン17の内接円の直径と略同径に設定され、図4(a)に示すように、該ピン押え部材18の外周面は各ピン17に線接触している。尚、各ピン押え部材18の外径をピン17の内接円の直径よりも若干小さく設定し、図4(b)に示すように、ピン押え部材18の外周面とピン17との間に、ピン17の脱落や傾きが発生しない程度の微小なクリアランスδを形成するようにしても良い。
又、ピン押え部材18と主軸受15(外輪15a)及び外歯歯車13の各端面間には微小なクリアランス(図示せず)が形成されている。ここで、ピン押え部材18の外歯歯車13と摺接する側の端面には研磨加工が施されている。
而して、本実施の形態に係る歯車装置1においては、外歯歯車13の外歯13cの歯先がカットされていても、ピン17はピン押え部材18によって保持されているため、外歯歯車13の偏心方向に対して180°対向側においてもピン17が傾いたり脱落することがなく、当該歯車装置1の安定した作動が可能となる。
そして、本実施の形態に係る歯車装置1では、ピン17の端面と主軸受15の端面との間に何ら部材が介在しないため、両端面間の距離を詰めて当該歯車装置1の軸方向長さを短くすることができ(例えば、図8に示す寸法(Δx×2)だけ短縮することができ)、これによって設計自由度が拡大される。この場合、ピン押え部材18は、外歯歯車13の軸方向位置を規制する機能も果たすため、外歯歯車13の軸方向位置を決める別個の位置決め部材を省略することができる。又、従来は、外歯歯車の軸方向規制手段として、主軸受の内輪を外歯歯車の端面に接するように特殊な形状に加工することが行われていたが、本実施の形態では、主軸受15には何ら加工を施す必要がないため、当該歯車装置1の設計自由度が高められるとともに、コストダウンが図られる。
又、本実施の形態では、ピン押え部材18を単純なリング状に成形することができるため、その加工が容易となる。そして、ピン押え部材18は、その外周が各ピン17に線接触するため、両者間の摩擦力が小さく抑えられ、摩擦に伴う発熱及び回転抵抗が低く抑えられる。
尚、図4(b)に示すように、ピン押え部材18とピン17との間に微小なクリアランスδを設ければ、ピン17はピン押え部材18によって拘束されることなく自由に自転することができるため、その摩耗が抑えられるとともに、歯車装置1の作動安定性が高められる。
更に、本実施の形態では、ピン押え部材18と主軸受15及び外歯歯車13の各端面間に微小なクリアランスを設けたため、軸方向の寸法管理が不要となるとともに、ピン押え部材18が主軸受15の予圧に影響を与えることがなく、これらの結果、加工性及び組立作業性が高められる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図5に基づいて説明する。尚、図5はピン押え部材とピンとの関係を示す部分断面図(図4と同様の図)である。
本実施の形態が前記実施の形態1と異なる点は、ピン押え部材18の外周部の形状のみであり、他の構成は実施の形態1のそれと同じである。
即ち、本実施の形態は、ピン押え部材18の外周部にピン17と同数の半円状の凹部18aを形成し、図5(a)に示すように、各凹部18aをピン17に嵌合させてピン押え部材18の外周面をピン17に面接触させたことを特徴とする。
而して、本実施の形態によれば、ピン押え部材18の外周部に形成された凹部18aをピン17に嵌合させて該ピン17を凹部18aで保持するようにしたため、ピン17の傾きや脱落が確実に防がれ、当該歯車装置1に高い作動安定性が確保される。
その他、本実施の形態においても、前記実施の形態1において得られたと同様の効果が得られる。
尚、図5(b)に示すように、ピン押え部材18の凹部18aとピン17との間に微小なクリアランスδを設ければ、ピン17はピン押え部材18によって拘束されることなく自由に自転することができるため、その摩耗が抑えられるとともに、歯車装置1の作動安定性が更に高められる。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態を図6に基づいて説明する。
図6はピン押え部材とピンとの関係を示す部分断面図であり、本図においては、図3に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての説明は省略する。
本実施の形態は、ピン押え部材28の外周面に大小異径の段部を形成し、その大径部28aを前記ピン17に接触させ、小径部28bを主軸受15の外輪15aに微小なクリアランスを介して接触させたことを特徴とする。
而して、本実施の形態によれば、ピン押え部材28の外周面に形成された段部の大径部28aによってピン17の脱落が確実に防がれ、小径部28bが主軸受15に対して当該ピン押え部材28を位置決めするため、組立時においてピン17を内歯歯車14のピン溝14aに容易に組み込むことができる。
尚、本発明は、その適用が以上の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、以上の実施の形態においては、入力軸の周囲に複数のクランク軸を配置した歯車装置について説明したが、入力軸をクランク軸とする所謂センタークランク入力方式を採用する歯車装置に対しても本発明を適用することができる。又、外歯の歯先をカットして2枚差歯形とした歯車装置に対しても本発明を同様に適用することができる。
本発明は、産業用ロボット等の駆動装置に使用される偏心揺動型歯車装置の他、他の任意の駆動装置に使用される同種の歯車装置に対して適用可能である。
本発明の実施の形態1に係る偏心揺動型遊星歯車装置の側断面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の実施の形態1に係る偏心揺動型遊星歯車装置要部(ピン押え部材周り)の拡大側断面図である。 図2のB部拡大詳細図である。 本発明の実施の形態2に係る偏心揺動型歯車装置のピン押え部材とピンとの関係を示す部分断面図(図4と同様の図)である。 本発明の実施の形態3に係る偏心揺動型遊星歯車装置要部(ピン押え部材周り)の拡大側断面図である。 従来の偏心揺動型遊星歯車装置の外歯歯車と内歯歯車の噛合状態を示す側断面図である。 図7のC部拡大詳細図である。 従来の偏心揺動型遊星歯車装置要部(ピン押え部材周り)の拡大側断面図である。
符号の説明
1 偏心揺動型歯車装置
2 支持体
4 基円板
5 端板
7 入力軸
9 クランク軸
13 外歯歯車
13c 外歯
14 内歯歯車
15 主軸受
17 ピン
18 ピン押え部材
18a 凹部
28 ピン押え部材
28a ピン押え部材段部の大径部
28b ピン押え部材段部の小径部
δ クリアランス

Claims (5)

  1. 内周に回転可能に保持された多数のピンを内歯とする内歯歯車と、該内歯歯車の内側に配置されて前記内歯と噛み合う外歯を有する外歯歯車と、該外歯歯車に係合してこれを偏心揺動させるクランク軸と、該クランク軸を回転自在に支持する支持体を備える偏心揺動型歯車装置において、
    外周面が前記内歯歯車のピンの外周面に当接可能なピン押え部材を、ピンの端部に位置して該ピンの軸方向移動を規制するピン規制部材と前記外歯歯車の端面との間に介設したこと特徴とする偏心揺動型歯車装置。
  2. 前記ピン規制部材を、前記支持体に前記内歯歯車を回転自在に支承せしめる軸受で構成したことを特徴とする請求項1記載の偏心揺動型歯車装置。
  3. 前記ピン押え部材の外周部に前記ピンと同数の凹部を形成し、該凹部を前記ピンに嵌合させてピン押え部材の外周面を前記ピンに面接触させたことを特徴とする請求項1又は2記載の偏心揺動型歯車装置。
  4. 前記ピン押え部材と前記ピン規制部材及び前記外歯歯車の各端面間にクリアランスを設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の偏心揺動型歯車装置。
  5. 前記ピン押え部材の外周面に大小異径の段部を形成し、その大径部を前記ピンに接触させ、小径部を前記ピン規制部材に接触させたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の偏心揺動型歯車装置。
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