JP2006022639A - 耐震構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外壁取付け工事費の低減、耐火被覆工事費の低減、杭工事費の低減を同時に達成できる鉄筋コンクリート・鉄骨併用の耐震架構構造の提供を目的とする。
【解決手段】 外周構面21を鉄筋コンクリート(RC)造で構成し、外周構面以外の架構を主に鉄骨(S)造で構成する外周構面21を構成する耐震架構構造とするもので、鉄筋コンクリート外周柱17aと鉄筋コンクリート外周梁18aと鉄筋コンクリート外壁とから構成され、外周構面21以外の架構を、開断面鉄骨部材からなる内柱17bと内梁18bとから構成し、内梁18bは、主に梁に作用するせん断力および軸力に対して抵抗する機構からなる接合部品を介して鉄筋コンクリート外周柱17a(又は鉄骨鉄筋コンクリート外周柱)、もしくは鉄筋コンクリート外周梁18aに接合されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外壁を有する建物の耐震構造に係り、特に、外壁工事費、建物基礎・杭工事費の大幅低減により低コストな耐震構造に関するものである。
慣例的な建物の耐震構造として鉄骨造がある。
図10(a)(b)は、建物3の鉄骨造耐震架構構造の概略を示す長辺方向の軸組図と短辺方向の軸組図である。図10(c)は、前記架構構造における梁伏図で、柱1と大梁2が接合されると共に、小梁4が架設された態様を示す。図10(d)は、柱・梁の接合構造の詳細を示す伏梁図である。同図(d)に示すように、角形鋼管等の閉断面構造の柱1に鋼製の梁2が剛接合部(黒丸で示す)5とされている。前記柱・梁接合部は、鉄骨造の通しダイアフラム形式で柱両方向のラーメン構造である。この従来技術は軽量であり建物基礎・杭工事費が小さく、短工期のメリットはあるが、鉄骨工事費、外壁取付け工事費が大となり、また耐火建築とする場合は耐火被覆工事費も大となるという欠点がある
また、鉄筋コンクリート製の柱と鉄骨製の梁を接合してなる鉄筋コンクリート・鉄骨混合の耐震架構構造が従来技術としてある。この柱が鉄筋コンクリート・梁が鉄骨の混合構造については、施工性や経済性に優れた柱梁接合構造が特開2001−262707に開示されている。
前記鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁混合の耐震架構構造は、柱を鉄骨と比べて安価な鉄筋コンクリートとすることや施工性に優れた柱梁接合構造とし、また、耐火建築とする場合の耐火被覆工事減となるため鉄骨造より建設工事費を低減できる。さらに、鉄筋コンクリートの柱をプレキャスト化することで、鉄骨造とほぼ同等の短工期とできるメリットがあるが、依然、外壁取付け工事費は鉄骨造と同じく大である。
一方、柱、梁が現場打ちの鉄筋コンクリート造の耐震架構構造(図示省略する)にあっては、外周構面の柱と梁が建設現場で外壁と一体成形されるため外壁工事費が少なく、耐火建築とする場合も耐火被覆工事は不要であり、建物地上部の建設コストは前記鉄骨造や鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁の混合構造と比べると低減できるメリットはある。しかし、鉄骨造や柱鉄筋コンクリート・梁鉄骨の混合構造より建物重量が大きく建物基礎・杭工事費が大となり、トータル建設コストに占める建物基礎・杭工事費が大きい軟弱地盤などでは、鉄筋コンクリート造と比べ軽量な鉄骨造や鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁の混合構造より建設トータルコストは大となる。
他に、耐震構造に優れた構法として、柱、梁を現場打ち鉄骨鉄筋コンクリート造の耐震架構構造(図示省略する)とすることが挙げられる。この耐震架構構造は外周構面と柱と梁が建設現場で外壁と一体成形されるため外壁工事費が少なく、耐震建築とする場合の耐火被覆工事が不要であることは前記鉄筋コンクリート造の耐震架構構造と同じである。しかし、鉄骨造や柱鉄筋コンクリート・梁鉄筋コンクリート造の混合構造より建物重量が大きく建物基礎地盤・杭工事費が大となるうえ、上部構造においても柱梁接合部や柱・梁部材の加工・施工手間が大きく、建設トータルコストは大となる。
特開2001−262707号公報
従来の(1)鉄骨造、(2)鉄筋コンクリート造、(3)鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の混合構造の何れにもメリットとデメリットがあり、前記(1)〜(3)の何れかで、〔1〕外壁取付け工事費の低減、〔2〕杭工事費の低減という2つの目的を同時に達成できる従来技術がなかった。
本発明は、外壁取付け工事費の低減、建物基礎・杭工事費の低減を同時に達成し、いかなる地盤条件においても前記(1)〜(3)の建物よりも建設コストを低減できる耐震構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は次のように構成する。
第1発明は、建物の外周構面を構成する梁および柱には壁材を保持するための部材を取り付けてなく、外周構面の柱および梁が壁材と一体成形されてなる耐震架構で構成し、外周構面以外を主に鋼製もしくは木製の梁および柱からなる架構で構成することを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、建物外周構面の柱や梁、および建物外周の壁材を鉄筋コンクリート造、または鉄骨鉄筋コンクリート造で構成することを特徴とする請求項1記載の耐震構造。
第3発明は、第1発明または第2発明において、建物外周の壁材のうち、少なくとも耐震抵抗要素である壁材が鋼製部材を用いた壁パネルであることを特徴とする。
第4発明は、第1発明〜第3発明において、外周構面以外が主に開断面鋼製部材の内柱と内梁とからなる架構で構成されることを特徴とする。
第5発明は、第1〜第4発明において、外周構面以外の内柱と内梁との接合部は、内柱を内梁の上下で分断し、内梁の一つを貫通させた梁通し型の柱梁接合構造であり、この梁通し型で接合される内梁の上側もしくは下側の少なくとも一方の内柱端部では、主に内柱に作用する軸力とせん断力に対して抵抗する接合機構で前記内梁に接合されていることを特徴とする。
第6発明は、第1〜第5発明において、外周構面の柱や梁、もしくは建物外周の壁材に接合される内梁が、主に内梁に作用するせん断力および軸力に対して抵抗する接合機構で外周構面柱や外周構面梁もしくは建物外周の壁材に接合されていることを特徴とする。
第7発明は、第1〜第6発明において、外周構面の柱や梁、もしくは建物外周の壁材に接合される内梁が、施工誤差吸収機能を有する接合機構で外周構面柱や外周構面梁もしくは建物外周の壁材に接合されていることを特徴とする。
第8発明は、第7発明において、外周構面柱や外周構面梁もしくは建物外周の壁材と内梁の接合はボルト接合されており、外周構面柱や外周構面梁もしくは建物外周の壁材に取り付ける接合部品、および内梁もしくは内梁に取り付ける接合部品のボルト挿通孔は長孔であり、前記外周構面柱や外周構面梁もしくは建物外周の壁材、および内梁もしくは内梁に取り付けられる接合部品のボルト挿通孔が、ボルト接合されたときに互いの長孔の長手方向が互いに交叉することを特徴とする。
第1発明によると、建物の外周構面を建物外周の壁材と一体成形された梁および柱からなる耐震架構もしくは耐震抵抗要素である壁材で構成することにより、建物外周の壁材(以下、外壁という)取付け工事費の低減を可能となる。さらに、外周構面以外を主に鋼製もしくは木製の梁部材および柱部材からなる架構とすることで建物を軽量化でき、鉄筋コンクリート造に比べて建物基礎・杭工事費の低減が可能である。
第2発明によると、第1発明における建物の外周構面の柱、梁、および建物外周の壁材を鉄筋コンクリート造、または鉄骨鉄筋コンクリート造の何れかとするので、鉄筋コンクリート造による場合は、鉄骨に比べて安価なコンクリートとすることで外周構面の工事費と耐火被覆工事費を低減でき、鉄骨鉄筋コンクリート造による場合は、コンクリート造に比べて強度を向上でき、両者を選択的に使用することで第1発明の効果を一層よく達成できる。
第3発明によると、外壁のうち、少なくとも耐震抵抗要素である壁材を鋼製部材を用いた壁パネルとすることで、外壁を鉄筋コンクリートとする場合よりも建物の変形性能を大とできるだけでなく、建物軽量化、すなわち建物基礎・杭工事費を低減できる。さらに、前記壁パネルを壁材とすることで、鉄骨造と同等以上の短工期とできる。
第4発明によると、外周構面以外を主に開断面鋼製部材の内柱と内梁とからなる架構で構成することで、鉄骨の工場での製作性、現場での施工性が向上し、鉄骨工事費の低減を可能とできる。
第5発明によると、内柱に接合される内梁のうち一つは梁通し型で接合するので柱通し型で接合する場合と比べ内梁の断面サイズを低減でき、内梁の上下に接合される内柱はそれぞれ異なる断面サイズとすることができるため、内柱の重量も低減できる。さらに内柱に接合される内梁の上側もしくは下側の少なくとも一方の内柱端部を主に内柱に作用する軸力とせん断力に対して抵抗する接合機構とするので、内柱の曲げに対しても抵抗させる接合機構とする場合よりも接合部の簡略化を可能とできる。
第6発明によると、外周構面の柱や梁、もしくは外壁に接合される内梁が、主に内梁に作用するせん断力と軸力に対して抵抗する接合機構とするので、内梁の曲げに対しても抵抗させる接合機構とする場合よりも接合部の簡略化を可能とできる。
第7発明と第8発明によると、内梁が、施工誤差吸収機能を有する接合機構で外周構面柱や外周構面梁もしくは外壁に接合されているので、施工性が向上する。
次に本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る建物16の耐震架構構造の伏梁図である。同図において外周構面21は、鉄筋コンクリート外周柱17aと鉄筋コンクリート外周梁18a、および鉄筋コンクリート外周柱17aと鉄筋コンクリート外周梁18aが一体化された鉄筋コンクリート外周壁18cで構成されている。外周構面21における柱・梁接合構造は鉄筋コンクリートによる剛接合構造であり、この外周構面21で建物の鉄筋コンクリート外壁面を構成すると共に、建物に作用する地震力に抵抗できる。また、外周構面21を除く内柱17bと内梁18bは、H形鋼からなる開断面鉄骨部材で構成する。前記において、建物に作用する地震力は主に外周構面21に配置される鉄筋コンクリート外周柱17aおよび鉄筋コンクリート外周梁18aで負担させている。外周構面21における鉄筋コンクリート外周柱17a以外の内柱17bと内梁18bは、主に内梁18bに作用する鉛直荷重を支持し、内柱17bと内梁18bの接合部20は内梁の一つが梁通しで内柱17bに接合され、内梁18bの上下に接合される内柱端部は主に内柱17bに作用する軸力および、せん断力に抵抗する接合機構で接合される。
以下、鉄筋コンクリート外周柱17aとH形鋼製の内梁18bとの接合構造、H形鋼製の内柱17bと内梁18bとの接合構造を説明する。なお、図1では、外周構面21の鉄筋コンクリート外周柱17aと鉄筋コンクリート外周梁18aの鉄筋コンクリートによる剛接合部および内梁18b同士の接合部の詳細構造は公知の手段を採用してよく図を省略する。
図2は、図1のA部における鉄筋コンクリート外周柱17aとH形鋼の内梁18bとの接合構造を横断面と縦断面で示している。同図において、鉄筋コンクリート外周柱17aには、主筋34a、補強筋34bと共に接合金物35が埋設されている。接合金物35は横断面がT字型でフランジ36がコンクリートに埋設されていると共に、ウエブ37が鉄筋コンクリート外周柱17aの表面から突出しており、この突出部に先端開放のボルト挿通用長孔38が横長に設けられ、上下に複数設けられている。内梁18bのウエブ25の端部にはボルト挿通用長孔39が接合金物35のウエブ37に設けられた長孔38と直交するように縦長に設けられていて、ウエブ37を内梁18bのウエブ25の側面に当てがい、横長のボルト挿通用長孔38と縦長のボルト挿通用長孔39に接合ボルト40を挿通して締結することで、鉄筋コンクリート外周柱17aとH形鋼の内梁18bとを接合している。
内梁18bは鉄筋コンクリート外周柱17aに支持されて主に自重を支えるもので地震力に対する抵抗を期待していないため、接合部では主に内梁18bに作用する鉛直荷重および軸力に対して抵抗させればよく、このような簡略な接合部とできる。鉄筋コンクリート外周柱17aと内梁18bとの接合構造は前記以外の構造であってもよい。外周柱17aが鉄筋コンクリートのため鉄筋コンクリートの養生期間中に接合金物35がずれ、H形鋼の内梁18b接合時に施工誤差が生じるが、前記構成により、横長のボルト挿通用長孔38と縦長のボルト挿通用長孔39を相対的に上下方向と横方向に調整しながら接合ボルト40を締結することで、鉄筋コンクリート外周柱17aと内梁18bの施工誤差を吸収しながら円滑に接合でき施工性が向上する。
次に、図3は、図1におけるB部、つまり、内柱17bと内梁18bとの接合部を側面と横断平面で示し、この接合部では、H形鋼製の内柱17bの強軸方向に内梁18bを貫通させた梁通し型の接合部で柱梁が接合されている。
図3(a)に示す梁通し型の接合部22において、内柱17bは上下に分断されていて、下部内柱17cは、その上端に溶接されたエンドプレート28を内梁18bの下フランジ29に当接し、その接合部に接合ボルト30を締結することで内梁18bの下フランジ29に接合されている。また、上部内柱17dは、その下端に溶接されたエンドプレート28を内梁18bの上フランジ31に当接し、その接合部に接合ボルト30を締結することで内梁18bの上フランジ31に接合されている。内梁18bの上フランジ31と下フランジ29の間には、柱に作用する軸力に抵抗するためのスチフナー9が設けられている。内梁18bは内柱17bに支持されて主に自重を支えるもので、地震力に対する抵抗を期待していないため、接合部では主に内柱17bに作用するせん断力および軸力に対して抵抗させればよく、このような簡略な接合部とできる。また前記の構造は、梁端を主に梁に作用する鉛直力と軸力に対して抵抗させる接合機構で柱に接合した慣例的な柱通し型柱梁接合構造と比べ、内梁18bに作用する鉛直荷重による内梁18bの最大曲げモーメントを低減することにより内梁18bの断面サイズを小さくできる。さらに、梁通し型接合部22で支持される内梁18bは長尺梁を使用できるため、慣例的な柱通し型柱梁接合構造と比べ、内梁18bの梁継手数を低減できる。
図4(a)(b)、図5、図6(a)(b)は、本発明に係る耐震構造により3階建の学校校舎32を構築した例を示す。この実施例の校舎32は耐火建築としている。図4において、所定の区画で間仕切壁46が設けられ、該壁で仕切られて複数の教室47が構成されている。間仕切壁46は可動式で取外し可能な間仕切壁とし、授業以外の目的で使用する場合や将来的な生徒数変動による教室面積の変更ニーズに対応できるようにしている。建物の中央部は階段室48とされ、さらに、複数の各教室47に面してワークスペース49が設けられ、その隅部には教材室50が構成されている。
この実施例では、校舎32の外周を構成する位置に所定間隔で鉄筋コンクリート外周柱17aが構築され、外周構面の短辺方向の一部、および階段室48と教室47との間の壁は鉄筋コンクリート耐震壁18dとしている。鉄筋コンクリート耐震壁18dとしていない外壁は、鉄筋コンクリートの外周梁18aと外周柱17aを一体化して構築される耐震機能を期待していない鉄筋コンクリート外壁18cである。鉄筋コンクリート外周柱17aと鉄筋コンクリート外壁18cの間にはスリット(図示せず)を設け、建物の変形性能を充分に確保することで大地震に対する建物の安全性を高めている。校舎32の外周構面、および階段室48と教室47との間の壁以外は、鉄骨造の内柱17bと鉄骨造の内梁18bで構築され、内梁18bと鉄筋コンクリート外周柱17aとは、図6(a)(b)に示すように鉄筋コンクリート柱、鉄骨梁接合構造43により接合されている。すなわち、鉄筋コンクリート柱17aの外面にはアンカー筋44を介して接合プレート45が配設されていて、この接合プレート45に溶接された接合片26に内梁18bのウエブ25を当てがい、当接部のボルト孔に挿通した接合ボルト27にて接合される。内柱17bと内梁18bは、図3に示すのと同じ接合構造で接合される。
前記の実施例によると、校舎32の外周構面21を、鉄筋コンクリート柱17aと、鉄筋コンクリート梁18aと、鉄筋コンクリート壁18cと、鉄筋コンクリート耐震壁18dとによる鉄筋コンクリート造で構成したことにより外壁工事費を従来の鉄筋コンクリート造建物と同等とし、外周構面以外の内部の架構を鉄骨造の内柱17bと鉄骨造の内梁18bで構成し、建物を軽量化したことにより、建物基礎・杭工事費を従来の鉄骨造と同等に出来た。このように耐火被覆工事を鉄骨造の内柱17bと内梁18bとに限定できたため、耐火被覆工事費を軽微にとどめることができた。その結果、図4の実施例に示す校舎32は、従来の鉄骨造や鉄骨柱・鉄筋コンクリート梁の混合構造、鉄筋コンクリート造と比べ建設トータルコストを低減した。
図7、図8(a)(b)は、図4に示す耐震構造の学校において、校舎32の外周を構成する位置に所定間隔で設ける外周柱を、図5、図6に示す鉄筋コンクリート柱17aに代えて、鉄骨鉄筋コンクリート外周柱17eで構築し、さらに、図5、図6の鉄筋コンクリート耐震壁18dに代えて、鉄骨梁54をコンクリートに埋設した鉄骨鉄筋コンクリート耐震壁18eで外周構面を構築し、さらに、内部梁の一部を鉄骨コンクリート梁18fで構成した例を示す。
鉄骨鉄筋コンクリート外周柱17eは、図8では、2つのH形鋼のウエブ51、51aを交差させ、一方のウエブ51aを切断し、他方のウエブ51の側面に当接し溶接接合してなるフランジ52付きの十文字状断面の鉄骨本体53が埋設されるようにコンクリートを打設して外周柱を構築した例を示している。鉄骨鉄筋コンクリート外周柱17eと内梁18bは、図8(a)(b)に示すように、鉄骨鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁接合構造43aで接合されている。すなわち、鉄骨鉄筋コンクリート柱17eの外面には、鉄骨本体53のフランジ52に開設の挿通孔41に挿通したアンカー筋44を介して接合プレート45が配設されていて、この接合プレート45に溶接された接合片26に内梁18bのウエブを当てがい、当接部のボルト孔に挿通した接合ボルト27にて接合される。鉄骨鉄筋コンクリート外周柱17eと鉄骨鉄筋コンクリート耐震壁18eとは通常の接合手段で接合される(図8では、鉄骨鉄筋コンクリート耐震壁18eを省略した。)。
図9は、図7における鉄骨鉄筋コンクリート外周柱17eと内梁18bとの接合構造のもう一つの実施例を示したもので、鉄骨鉄筋コンクリート外周柱17eは、図9では、1つのH形鋼のウエブ51aと断面T字状形鋼のウエブ51を交差させ、他方のウエブ51aの側面に当接し溶接接合してなるフランジ52付きのT型状断面の鉄骨本体53が埋設されるようにコンクリートを打設して外周柱を構築した例を示している。鉄骨鉄筋コンクリート外周柱17eと内梁18bは、図9(a)(b)に示すように、鉄骨鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁接合構造43aで接合されている。すなわち、鉄骨本体53のフランジ52に溶接されたガセットプレートからなる接合片26に内梁18bのウエブ25を当てがい、当接部のボルト孔に挿通した接合ボルト27にて接合される。施工誤差吸収を容易にするため、ガセットプレートからなる接合片26は先端開放の横長のボルト孔とし、内梁18bは縦長のボルト孔としてもよい(図示を省略)。また、ガセットプレートからなる接合片26には鉄骨鉄筋コンクリート外周柱17eに配設された鉄筋55を挿通させるための孔56が設けられている。鉄骨鉄筋コンクリート外周柱17eと鉄骨鉄筋コンクリート耐震壁18eとは溶接またはボルト等の通常の接合手段で接合されている。
図7に示すように、校舎32の外周構面21を、鉄骨鉄筋コンクリート柱17eと、鉄骨鉄筋コンクリート耐震壁18eとによる鉄骨鉄筋コンクリート造で構成することによっても、図5、図6の実施例と同様に、外壁工事費を従来の鉄骨鉄筋コンクリート造建物と同等とし、外周構面以外の内部の架構を鉄骨造の内柱17bと鉄骨造の内梁18bで構成したことで建物の強度を確保し、かつ建物基礎・杭工事費を従来の鉄骨造と同等とできた。また、図5、図6の実施例と同様に、耐火被覆工事は鉄骨造の内柱17bと内梁18bに限定でき、耐火被覆工事費を軽微にとどめることができた。その結果、校舎32は従来の鉄骨造や鉄骨柱・鉄骨鉄筋コンクリート梁の混合構造、鉄筋コンクリート造と比べ、建設トータルコストを低減できた。
本発明の実施形態に係る鉄筋コンクリート・鉄骨併用の耐震架構構造の伏梁図である。 (a)(b)は、図1のA部の鉄筋コンクリート外周柱と鉄骨製内梁の接合構造を示す横断面図と縦断面図である。 (a)は、図1のB部(梁通し型の接合部)の縦断面図、(b)は、図(a)のC−C断面図である。 (a)は、本発明に係る鉄筋コンクリート・鉄骨併用の耐震架構構造を学校の校舎に実施した実施例の伏梁図、(b)は、同校舎の長辺方向の軸組図である。 図4の耐震架構構造における鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合部構造を具体的に示す伏梁図である。 (a)(b)は、図5の鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造を示す横断面図と縦断面図である。 図4の耐震架構構造における他の実施例を示し、鉄骨鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁及び鉄骨鉄筋コンクリート造との接合部構造を具体的に示す伏梁図である。 (a)(b)は、図7の鉄骨鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造を示す横断面図と縦断面図である。 (a)(b)は、図7の鉄骨鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造のもう一つの実施例を示す横断面図と縦断面図である。 (a)(b)(c)は、従来例を示し、柱と梁を接合してなる鉄骨造耐震架構構造の長辺方向の軸組図および短辺方向の軸組図と梁伏図、(d)は、柱と梁の剛接合構造を示す伏梁図である。
符号の説明
1 柱
2 梁
3 建物
4 デッキプレート
5 剛接合部
9 スチフナー
17a 鉄筋コンクリート外周柱
17b 内柱
17c 下部内柱
17d 上部内柱
17e 鉄骨鉄筋コンクリート外周柱
18a 外周梁
18b 内梁
18c 鉄筋コンクリート外壁
18d 鉄筋コンクリート耐震壁
18e 鉄骨鉄筋コンクリート耐震壁
18f 鉄骨コンクリート梁
20 ピン接合部
21 外周構面
22 梁通し型接合部
23 フランジ
24 溶接
25 ウエブ
26 接合片
27 接合ボルト
28 接合板
29 下フランジ
30 接合ボルト
31 上フランジ
32 校舎
33 継手筋
34a 主筋
34b 補強筋
35 接合金物
36 頭部
37 接合片
38 係合溝
39 縦長係合孔
40 接合ボルト
41 挿通孔
42 鉄筋コンクリート柱、梁接合構造
43 鉄筋コンクリート柱、鉄骨梁接合構造
43a鉄骨鉄筋コンクリート柱、壁接合構造
44 アンカー筋
45 接合プレート
46 間仕切り壁
47 教室
48 階段室
49 ワークスペース
50 教材室
51 ウエブ
51a ウエブ
52 フランジ
53 鉄骨本体
54 鉄骨梁
55 鉄筋
56 孔

Claims (8)

  1. 建物の外周構面を構成する梁および柱には壁材を保持するための部材を取り付けてなく、外周構面の柱および梁が壁材と一体成形されてなる耐震架構で構成し、外周構面以外を主に鋼製もしくは木製の梁および柱からなる架構で構成することを特徴とする耐震構造。
  2. 建物外周構面の柱や梁、および建物外周の壁材を鉄筋コンクリート造、または鉄骨鉄筋コンクリート造で構成することを特徴とする請求項1記載の耐震構造。
  3. 建物外周の壁材のうち、少なくとも耐震抵抗要素である壁材が鋼製部材を用いた壁パネルであることを特徴とする請求項1または2記載の耐震構造。
  4. 外周構面以外が主に開断面鋼製部材の内柱と内梁とからなる架構で構成されることを特徴とする請求項1〜3記載の耐震構造。
  5. 外周構面以外の内柱と内梁との接合部は、内柱を内梁の上下で分断し、内梁の一つを貫通させた梁通し型の柱梁接合構造であり、この梁通し型で接合される内梁の上側もしくは下側の少なくとも一方の内柱端部では、主に内柱に作用する軸力とせん断力に対して抵抗する接合機構で前記内梁に接合されていることを特徴とする請求項1〜4記載の耐震構造。
  6. 外周構面の柱や梁、もしくは建物外周の壁材に接合される内梁が、主に内梁に作用するせん断力および軸力に対して抵抗する接合機構で外周構面柱や外周構面梁もしくは建物外周の壁材に接合されていることを特徴とする請求項1〜5記載の耐震構造。
  7. 外周構面の柱や梁、もしくは建物外周の壁材に接合される内梁が、施工誤差吸収機能を有する接合機構で外周構面柱や外周構面梁もしくは建物外周の壁材に接合されていることを特徴とする請求項1〜6記載の耐震構造。
  8. 外周構面柱や外周構面梁もしくは建物外周の壁材と内梁の接合はボルト接合されており、外周構面柱や外周構面梁もしくは建物外周の壁材に取り付ける接合部品、および内梁もしくは内梁に取り付ける接合部品のボルト挿通孔は長孔であり、前記外周構面柱や外周構面梁もしくは建物外周の壁材、および内梁もしくは内梁に取り付けられる接合部品のボルト挿通孔が、ボルト接合されたときに互いの長孔の長手方向が互いに交叉することを特徴とする請求項7記載の耐震構造。
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