JP2006021727A - クローラ式走行装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 センターフレームの左右両側に配置したクローラ走行体に左右方向内方に突出状として脚体を設け、この脚体をセンターフレームに設けた挿通部に左右方向移動自在に挿通して支持したクローラ式走行装置において、挿通部と脚体との間に生じた前後方向のガタを好適に吸収する。
【解決手段】 挿通部45を構成する支持フレーム33にボルト54を前後方向螺進・螺退自在に支持すると共に該ボルト54の先端側を挿通部45内に挿入可能とし、該ボルト54の先端部を挿通部45内に挿入させることにより、脚体22と挿通部45との間の前後方向のガタを吸収するように構成する。
【選択図】図1
【解決手段】 挿通部45を構成する支持フレーム33にボルト54を前後方向螺進・螺退自在に支持すると共に該ボルト54の先端側を挿通部45内に挿入可能とし、該ボルト54の先端部を挿通部45内に挿入させることにより、脚体22と挿通部45との間の前後方向のガタを吸収するように構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、バックホー、ミニエクスカベータ等の作業機の走行部に使用されるクローラ式走行装置に関するものである。
従来、クローラ式走行装置として、センターフレームの左右両側にクローラ走行体を配置し、各クローラ走行体に左右方向内方に突出状として設けた脚体を、センターフレームの挿通部に左右方向移動自在に挿通して支持し、左右クローラ走行体を左右移動させることにより左右クローラ走行体の左右間隔を拡縮自在としたものがある(特許文献1参照)。
特開平11−1464号公報
前記クローラ式走行装置にあっては、挿通部と脚体との間に、挿通部内を脚体が左右方向にスムーズに移動するのにある程度の隙間が必要とされ、この隙間は、例えば、2mm以下、好ましくは1〜1.5mmが適正な隙間であるが、センターフレームの挿通部又は脚体等の製作上、それ以上の隙間があいてしまい、挿通部と脚体との間にガタが発生する場合があるという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題を解決したクローラ式走行装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、前記問題を解決したクローラ式走行装置を提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、センターフレームの左右両側に配置したクローラ走行体の各々に左右方向内方に突出状として脚体を設け、各脚体をセンターフレームに設けた挿通部に左右方向移動自在に挿通して支持したクローラ式走行装置において、
脚体と挿通部との間の前後方向のガタを吸収するガタ吸収手段を設けたことを特徴とする。
また、ガタ吸収手段は、挿通部の前後一方の面と脚体との間に介在する介在部を備えており、この介在部によって脚体と挿通部との間のガタを吸収するようにするのがよい。
脚体と挿通部との間の前後方向のガタを吸収するガタ吸収手段を設けたことを特徴とする。
また、ガタ吸収手段は、挿通部の前後一方の面と脚体との間に介在する介在部を備えており、この介在部によって脚体と挿通部との間のガタを吸収するようにするのがよい。
また、介在部は前後方向位置調整自在に支持されているのがよい。
また、ガタ吸収手段はボルトを備えており、該ボルトを、挿通部を構成する支持フレームに前後方向螺進・螺退自在に支持すると共に該ボルトの先端側を挿通部内に挿入可能とし、該ボルトの先端側を挿通部内に挿入させることにより、脚体と挿通部との間の前後方向のガタを吸収するように構成するのがよい。
また、ガタ吸収手段はボルトを備えており、該ボルトを、挿通部を構成する支持フレームに前後方向螺進・螺退自在に支持すると共に該ボルトの先端側を挿通部内に挿入可能とし、該ボルトの先端側を挿通部内に挿入させることにより、脚体と挿通部との間の前後方向のガタを吸収するように構成するのがよい。
本発明によれば、脚体と挿通部との間の前後方向のガタを吸収するガタ吸収手段によって、脚体と挿通部との間の前後方向の隙間を適正隙間とすることができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図3は、本発明に係るクローラ走行装置1を用いたバックホー2(作業機)を示している。
このバックホー2は、図3に示すように、クローラ走行装置1上に旋回台3を上下方向の軸心回りに回動自在に設けると共に、該旋回台3上に運転席4、操縦部5等からなる運転部6を設け、旋回台3の前部に、ブーム7、アーム8、バケット9等を備えた掘削作業装置10を上下軸回りに左右揺動自在に備えている。
図3は、本発明に係るクローラ走行装置1を用いたバックホー2(作業機)を示している。
このバックホー2は、図3に示すように、クローラ走行装置1上に旋回台3を上下方向の軸心回りに回動自在に設けると共に、該旋回台3上に運転席4、操縦部5等からなる運転部6を設け、旋回台3の前部に、ブーム7、アーム8、バケット9等を備えた掘削作業装置10を上下軸回りに左右揺動自在に備えている。
前記クローラ走行装置1は、図4及び図5に示すように、センターフレーム12と、このセンターフレーム12の左右両側にそれぞれ配置されたクローラ走行体11とを備えて主構成されており、左右の各クローラ走行体11がセンターフレーム12に左右方向移動自在に支持されていて、左右クローラ走行体11の左右間隔が拡縮自在とされた可変脚型に構成されている。
前記クローラ走行体11は、トラックフレーム16に駆動輪13、従動輪14及び複数の転輪15を回転自在に支持すると共に該トラックフレーム16の外周にゴム等の弾性材により無端帯状に形成されたクローラベルト17を巻回して備え、油圧モータ18によって駆動輪13を回転駆動することによりクローラベルト17を周方向に循環回走して走行するように構成されている。
前記クローラ走行体11は、トラックフレーム16に駆動輪13、従動輪14及び複数の転輪15を回転自在に支持すると共に該トラックフレーム16の外周にゴム等の弾性材により無端帯状に形成されたクローラベルト17を巻回して備え、油圧モータ18によって駆動輪13を回転駆動することによりクローラベルト17を周方向に循環回走して走行するように構成されている。
センターフレーム12及びトラックフレーム16は板材等を加工してなる製かん品である。
前記トラックフレーム16は、図1、図4〜7、図9及び図10等に示すように、メインフレーム部19と、モータ支持フレーム部20とを有する。
メインフレーム部19は、左右側壁19aと、左右側壁19aの上端同志を連結する上壁19bとを有し、左右側壁19a間の前端側に前記従動輪14が左右方向の軸心廻りに回動自在に支持され、左右側壁19a間の下部に前後方向に間隔をおいて複数の転輪15が左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されている。
前記トラックフレーム16は、図1、図4〜7、図9及び図10等に示すように、メインフレーム部19と、モータ支持フレーム部20とを有する。
メインフレーム部19は、左右側壁19aと、左右側壁19aの上端同志を連結する上壁19bとを有し、左右側壁19a間の前端側に前記従動輪14が左右方向の軸心廻りに回動自在に支持され、左右側壁19a間の下部に前後方向に間隔をおいて複数の転輪15が左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されている。
モータ支持フレーム部20はメインフレーム部19の後端部に固定されており、このモータ支持フレーム部20の左右方向内方側に油圧モータ18が収容されて固定され、モータ支持フレーム部20の左右方向外方側に前記駆動輪13が左右方向の軸心回りに回動自在に支持され、クローラベルト17は、これら駆動輪13、従動輪14及び転輪15に亘って巻き掛けられている。
左右各トラックフレーム16の左右方向内側面には、左右方向内方に突出状とされた前後一対の脚体22が設けられている。
左右各トラックフレーム16の左右方向内側面には、左右方向内方に突出状とされた前後一対の脚体22が設けられている。
脚体22は、メインフレーム部19の左右方向内側面の前部及び後部に設けられており、各脚体22は、本実施の形態では、主脚部23と補助脚部24とから主構成されている。
主脚部23は、前後壁23a,23bと上下壁23c,23dとからなる四角筒体(角パイプ)に形成され、左右方向の軸心を有する。
補助脚部24は、上下壁24a,24bと、これら上下壁24a,24bの前後一端側同志を連結する連結壁24cとから側面視コ字形に形成されており、補助脚部24の左右方向長さは主脚部23の左右方向長さよりも短い長さに形成されており、左側のトラックフレーム16にあっては、該補助脚部24は、その前後方向の開放部分が後方を向くようにして主脚部23の基部側の前側に隣接配置されて主脚部23に溶接等によって固定され、右側のトラックフレーム16にあっては、該補助脚部24は、その前後方向の開放部分が前方を向くようにして主脚部23の基部側の後側に隣接配置されて主脚部23に溶接等によって固定されている。
主脚部23は、前後壁23a,23bと上下壁23c,23dとからなる四角筒体(角パイプ)に形成され、左右方向の軸心を有する。
補助脚部24は、上下壁24a,24bと、これら上下壁24a,24bの前後一端側同志を連結する連結壁24cとから側面視コ字形に形成されており、補助脚部24の左右方向長さは主脚部23の左右方向長さよりも短い長さに形成されており、左側のトラックフレーム16にあっては、該補助脚部24は、その前後方向の開放部分が後方を向くようにして主脚部23の基部側の前側に隣接配置されて主脚部23に溶接等によって固定され、右側のトラックフレーム16にあっては、該補助脚部24は、その前後方向の開放部分が前方を向くようにして主脚部23の基部側の後側に隣接配置されて主脚部23に溶接等によって固定されている。
これら主脚部23及び補助脚部24は、左右方向外端側がメインフレーム部19の左右方向内側の側壁19aに溶接等によって固定された支持プレート25に溶接等によって固定されている。
なお、主脚部23は支持プレート25に直接溶接固定されてもよいが、本実施の形態では、主脚部23の左右方向外端側に支持部材26が挿入されて固定され、この支持部材26が支持プレート25に溶接固定されている。
また、主脚部23の上壁23cには、左右方向に長い長孔からなる係合孔27が形成されている。
なお、主脚部23は支持プレート25に直接溶接固定されてもよいが、本実施の形態では、主脚部23の左右方向外端側に支持部材26が挿入されて固定され、この支持部材26が支持プレート25に溶接固定されている。
また、主脚部23の上壁23cには、左右方向に長い長孔からなる係合孔27が形成されている。
また、左右各トラックフレーム16のメインフレーム部19の内側の側壁19aの左右方向内方側の面の前後脚体22間には、左右のクローラ走行体11を拡縮駆動する(左右方向移動させる)油圧シリンダからなる拡縮駆動体29が枢支連結される取付部30が設けられている。
前記センターフレーム12は、図1、図4〜8に示すように、上板31と、該上板31の左右両側下方に間隔をおいて配置された左右一対の下板32と、これら上下板31,32間の前部及び後部に配置された前後一対の支持フレーム33と、上板31と左右各下板32との間で且つ前後支持フレーム33間に配置されていて上板31と左右下板32とを連結する前後一対の連結板34とを有する。
前記センターフレーム12は、図1、図4〜8に示すように、上板31と、該上板31の左右両側下方に間隔をおいて配置された左右一対の下板32と、これら上下板31,32間の前部及び後部に配置された前後一対の支持フレーム33と、上板31と左右各下板32との間で且つ前後支持フレーム33間に配置されていて上板31と左右下板32とを連結する前後一対の連結板34とを有する。
上板31の上面には上下方向の軸心を有する支持筒35が溶接等によって固定され、この支持筒35と、前記旋回台3の底部を構成する旋回基板36との間には支持筒35と同芯状に旋回軸受37が配置され、この旋回軸受36のインナーレースが支持筒35に固定され、旋回軸受37のアウターレースが旋回基板36に固定されており、該旋回軸受37の軸心回りに旋回台3が回動自在とされている。
また、センターフレーム12の前部にはドーザ装置38が設けられており、このドーザ装置38は、左右一対のアーム39の先端側(前端側)にブレード40を設けて主構成されている。
また、センターフレーム12の前部にはドーザ装置38が設けられており、このドーザ装置38は、左右一対のアーム39の先端側(前端側)にブレード40を設けて主構成されている。
センターフレーム12の前部の、左右方向中央部及び左右両側には、左右一対のブラケット41a,42aからなる取付部41,42が設けられ、左右両側の取付部42には左右方向で同じ側にあるアーム39の後端側が枢支連結され、中央の取付部41には、ブレード40を上下動させる油圧シリンダからなるドーザシリンダ43の後端側が枢支連結されており、ドーザシリンダ43の前端側はブレード40の背面に設けられたブラケット44に枢支連結されている。
前記支持フレーム33は前後壁33a,33bと上下壁33c,33dとから左右方向の軸心を有する四角筒状に形成されていて左右方向両側が開口状とされており、この支持フレーム33の内部がトラックフレーム16の脚体22を挿入して該トラックフレーム16を左右方向移動自在に支持する挿通部45とされている。
前記支持フレーム33は前後壁33a,33bと上下壁33c,33dとから左右方向の軸心を有する四角筒状に形成されていて左右方向両側が開口状とされており、この支持フレーム33の内部がトラックフレーム16の脚体22を挿入して該トラックフレーム16を左右方向移動自在に支持する挿通部45とされている。
この支持フレーム33の、前後壁33a,33b及び下壁33dは板材を折曲して一体形成され、上壁33cは平板よりなり、その前縁部が前壁33aの上縁部に、後縁部が後壁33bの上縁部にそれぞれ溶接等によって固定されている。
また、前後各支持フレーム33の左右両側端部には、補強部材46が設けられている。
この補強部材46は、帯板材を折曲してなり、支持フレーム33の前壁33a前面に重ね合わされて溶接等によって固定される前壁部分46aと、支持フレーム33の後壁33b背面に重ね合わされて溶接等によって固定される後壁部分46bと、支持フレーム33の上壁33c上面に重ね合わされて溶接等によって固定される上壁部分46cとから下方開放状のコ字形に形成されている。
また、前後各支持フレーム33の左右両側端部には、補強部材46が設けられている。
この補強部材46は、帯板材を折曲してなり、支持フレーム33の前壁33a前面に重ね合わされて溶接等によって固定される前壁部分46aと、支持フレーム33の後壁33b背面に重ね合わされて溶接等によって固定される後壁部分46bと、支持フレーム33の上壁33c上面に重ね合わされて溶接等によって固定される上壁部分46cとから下方開放状のコ字形に形成されている。
なお、センターフレーム12の前部の左右両側に設けられた取付部42の左右方向外方側のブラケット42aは、前側の支持フレーム33に設けられた補強部材46の前壁部分46aに溶接等によって固定され、また、前側の連結板34の前縁部は、前側の支持フレーム33に設けられた補強部材46の後壁部分46bに、後側の連結板34の後縁部は後側の支持フレーム33に設けられた補強部材46の前壁部分46aに、それぞれ溶接等によって固定されている。
左右トラックフレーム16の前側の脚体22は前側の挿通部45に左右方向外方から左右方向移動自在に挿入され、後側のトラックフレーム16の脚体22は後側の挿通部45に左右方向外方から左右方向移動自在に挿入されている。
左右トラックフレーム16の前側の脚体22は前側の挿通部45に左右方向外方から左右方向移動自在に挿入され、後側のトラックフレーム16の脚体22は後側の挿通部45に左右方向外方から左右方向移動自在に挿入されている。
また、左右方向で対応する(前後方向で同じ側にある)脚体22は、主脚部23が挿通部45内で前後方向で位置ズレしていて前後に重なり合うように且つ左右一方の補助脚部24と左右他方の主脚部23とが左右方向で対向するようにして挿通されていて、補助脚部24が主脚部23と挿通部45内面との間に介在して、センターフレーム12に対してクローラ走行体11が前後方向に傾くのを防止している。
なお、脚体22を主脚部23のみで構成してもよく、この場合は主脚部23が左右方向で対向するように挿通部45に挿通され、挿通部45は主脚部23の前後幅に対応する前後幅に形成される。
なお、脚体22を主脚部23のみで構成してもよく、この場合は主脚部23が左右方向で対向するように挿通部45に挿通され、挿通部45は主脚部23の前後幅に対応する前後幅に形成される。
また、センターフレーム12の前後支持フレーム33間には、前記拡縮駆動体29が左右方向に沿って設けられ、該駆動体29のシリンダチューブ29aが左右一方(右側)のトラックフレーム16の取付部30に枢支連結され、ピストンロッド29bの先端が他方のトラックフレーム16の取付部30に枢支連結されており、該駆動体30の伸縮によって、左右のクローラ走行体11が左右移動して該左右のクローラ走行体11の間隔が拡縮するように構成されている。
なお、図例は、左右のクローラ走行体11が最も開いた状態を示しており、左右クローラ走行体11の間隔を縮めた状態においては、左右一方の補助脚部24と左右他方の主脚部23とが接当して突き合わされるようになっている(または、左右一方の補助脚部24と左右他方の主脚部23との間に若干の左右方向隙間が開くように脚体22の左右方向内方への移動が規制されるようになっていてもよい)。
なお、図例は、左右のクローラ走行体11が最も開いた状態を示しており、左右クローラ走行体11の間隔を縮めた状態においては、左右一方の補助脚部24と左右他方の主脚部23とが接当して突き合わされるようになっている(または、左右一方の補助脚部24と左右他方の主脚部23との間に若干の左右方向隙間が開くように脚体22の左右方向内方への移動が規制されるようになっていてもよい)。
また、センターフレーム12の上板31には、該上板31に設けられたネジ孔48に上方から螺合すると共に、上板31の下面から下方に突出して主脚部23に設けられた前記係合孔27を挿通する係合ピン47が各主脚部23に対応して設けられ、該係合ピン47が係合孔31の左右方向の端部に当接することにより左右クローラ走行体11の左右移動量を規制できるように構成されている。
また、後側の支持フレーム33に設けられた左右各補強部材46の後壁部分46bの上下方向中途部には、前後方向(板厚方向)に貫通状にネジ孔51が形成され、このネジ孔51の後側にはロックナット52が配置され、後側の支持フレーム33の後壁33bには、前記ネジ孔51に連通する挿通孔53が前後方向(板厚方向)に貫通状に形成されており、前記ロックナット52及びネジ孔51には、後方からボルト54が螺合される。
また、後側の支持フレーム33に設けられた左右各補強部材46の後壁部分46bの上下方向中途部には、前後方向(板厚方向)に貫通状にネジ孔51が形成され、このネジ孔51の後側にはロックナット52が配置され、後側の支持フレーム33の後壁33bには、前記ネジ孔51に連通する挿通孔53が前後方向(板厚方向)に貫通状に形成されており、前記ロックナット52及びネジ孔51には、後方からボルト54が螺合される。
このボルト54の先端側の面は球面状に形成されている。
前記クローラ式走行装置1にあっては、挿通部45と脚体22との間に、脚体22が挿通部45内を左右方向にスムーズに移動するのに適正な隙間(例えば、2mm以下、好ましくは1〜1.5mm)が必要であるが、支持フレーム33や脚体22等は製かん品であるのであまりきっちりとした寸法に製作するのは困難であり、製作誤差、溶接歪み等により挿通部45と脚体22との間に適正隙間以上の隙間があいてしまい、挿通部45と脚体22との間に前後方向のガタ(脚体22と挿通部45との間の前後方向の実際の隙間から脚体22が挿通部45内を左右方向にスムーズに移動するのに必要な前記適正隙間を引いた寸法)が生じる場合がある。
前記クローラ式走行装置1にあっては、挿通部45と脚体22との間に、脚体22が挿通部45内を左右方向にスムーズに移動するのに適正な隙間(例えば、2mm以下、好ましくは1〜1.5mm)が必要であるが、支持フレーム33や脚体22等は製かん品であるのであまりきっちりとした寸法に製作するのは困難であり、製作誤差、溶接歪み等により挿通部45と脚体22との間に適正隙間以上の隙間があいてしまい、挿通部45と脚体22との間に前後方向のガタ(脚体22と挿通部45との間の前後方向の実際の隙間から脚体22が挿通部45内を左右方向にスムーズに移動するのに必要な前記適正隙間を引いた寸法)が生じる場合がある。
そこで、このように挿通部45と脚体22との間に前後方向のガタが発生した場合には、ボルト54をネジ孔48に対して螺進させることにより、前記ボルト54の先端側を後側支持フレーム33の後壁33bの内面(前面)から支持フレーム33内に突出させて、該ボルト54の先端側を挿通部45内に挿入させることにより(ボルト54の先端側を脚体22の背面と、挿通部45の後側の面45bとの間に介入させることにより)、前述した挿通部45と脚体22との間の前後方向のガタを吸収することができる。
挿通部45と脚体22との間の隙間の調整は、ボルト54の先端側を脚体22(主脚部23又は補助脚部24)の背面に接当させ、この状態で、挿通部45の前側の面45aと脚体22(主脚部23又は補助脚部24)の前面との間の隙間が、脚体22がスムーズに左右移動するのに必要な適正な隙間となるようにする。
挿通部45と脚体22との間の隙間の調整は、ボルト54の先端側を脚体22(主脚部23又は補助脚部24)の背面に接当させ、この状態で、挿通部45の前側の面45aと脚体22(主脚部23又は補助脚部24)の前面との間の隙間が、脚体22がスムーズに左右移動するのに必要な適正な隙間となるようにする。
脚体22と挿通部45との間の前後方向の隙間を適正隙間となるように調整した後は、ロックナット52によってボルト54を位置固定する。
前記ボルト54、ネジ孔51及びロックナット52等によって脚体22と挿通部45との間の前後方向のガタを吸収するガタ吸収手段55が構成されており、ボルト54の先端側が、挿通部45の前後一方の面(図例では、後側の面45b)と脚体22との間に介在して挿通部45の前後他方の面(前側の面45a)と脚体22との間の隙間を適正隙間とする介在部と57されている。
前記ボルト54、ネジ孔51及びロックナット52等によって脚体22と挿通部45との間の前後方向のガタを吸収するガタ吸収手段55が構成されており、ボルト54の先端側が、挿通部45の前後一方の面(図例では、後側の面45b)と脚体22との間に介在して挿通部45の前後他方の面(前側の面45a)と脚体22との間の隙間を適正隙間とする介在部と57されている。
前記ボルト54はネジ孔51に螺合されていて支持フレーム33に前後方向進退自在に支持されており、該ボルト54を螺進・螺退させることにより、挿通部45と脚体22との間の前後方向の隙間の微妙な調整をすることができる。
また、ボルト54の先端面が球面状とされているので、脚体22が左右に移動する際にボルト54の先端面に接当していても摺動抵抗は小さい。
なお、ガタ吸収手段55を設ける位置は、後側支持フレーム33の前側、又は、前側支持フレーム33の前後一側に設けてもよいが、本実施の形態では、ブラケット42aや連結板34が邪魔者となって取り付けにくく、また、本実施の形態では、センターフレーム12の後方側には、ドーザ装置38等の邪魔者がないので、ボルト54の操作が容易に行える。
また、ボルト54の先端面が球面状とされているので、脚体22が左右に移動する際にボルト54の先端面に接当していても摺動抵抗は小さい。
なお、ガタ吸収手段55を設ける位置は、後側支持フレーム33の前側、又は、前側支持フレーム33の前後一側に設けてもよいが、本実施の形態では、ブラケット42aや連結板34が邪魔者となって取り付けにくく、また、本実施の形態では、センターフレーム12の後方側には、ドーザ装置38等の邪魔者がないので、ボルト54の操作が容易に行える。
図11は、他の実施の形態を示しており、この実施の形態にあっては、支持フレーム33の後壁33b(又は前壁33a)に形成された挿通孔53内にボール56を回転自在に挿入している(脚体22とボルト54先端側との間にボール56を回転自在に介在させている)。
この実施の形態では、ボルト54と脚体22との相対摺動はなく、脚体22の移動時において脚体22がボール56に接触しても、ボール56が回転することによって、脚体22はスムーズに動く。
この実施の形態では、ボルト54と脚体22との相対摺動はなく、脚体22の移動時において脚体22がボール56に接触しても、ボール56が回転することによって、脚体22はスムーズに動く。
この実施の形態にあっては、ボール56の挿通部45内に挿入する部分が介在部57とされている。
本発明は、前記実施の形態に限定されることなく適宜設計変更可能であり、脚体22と挿通部45の前後一側の面との間に介在できる部材であればボルト54に限定されることはなく、また、本発明のクローラ走行装置を採用する作業機としては、前記したバックホーに限定されることはない。
本発明は、前記実施の形態に限定されることなく適宜設計変更可能であり、脚体22と挿通部45の前後一側の面との間に介在できる部材であればボルト54に限定されることはなく、また、本発明のクローラ走行装置を採用する作業機としては、前記したバックホーに限定されることはない。
11 クローラ走行体
12 センターフレーム
22 脚体
45 挿通部
54 ボルト
55 ガタ吸収手段
57 介在部
12 センターフレーム
22 脚体
45 挿通部
54 ボルト
55 ガタ吸収手段
57 介在部
Claims (4)
- センターフレーム(12)の左右両側に配置したクローラ走行体(11)の各々に左右方向内方に突出状として脚体(22)を設け、各脚体(22)をセンターフレーム(12)に設けた挿通部(45)に左右方向移動自在に挿通して支持したクローラ式走行装置において、
脚体(22)と挿通部(45)との間の前後方向のガタを吸収するガタ吸収手段(55)を設けたことを特徴とするクローラ式走行装置。 - ガタ吸収手段(55)は、挿通部(45)の前後一方の面(45b)と脚体(22)との間に介在する介在部(57)を備えており、この介在部(57)によって脚体(22)と挿通部(45)との間のガタを吸収するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のクローラ式走行装置。
- 介在部(57)は前後方向位置調整自在に支持されていることを特徴とする請求項2に記載のクローラ式走行装置。
- ガタ吸収手段(55)はボルト(54)を備えており、該ボルト(54)を、挿通部(45)を構成する支持フレーム(33)に前後方向螺進・螺退自在に支持すると共に該ボルト(54)の先端側を挿通部(45)内に挿入可能とし、該ボルト(54)の先端側を挿通部(45)内に挿入することにより、脚体(22)と挿通部(45)との間の前後方向のガタを吸収するように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のクローラ式走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004203678A JP2006021727A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | クローラ式走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004203678A JP2006021727A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | クローラ式走行装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006021727A true JP2006021727A (ja) | 2006-01-26 |
Family
ID=35795307
Family Applications (1)
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JP2004203678A Pending JP2006021727A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | クローラ式走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006021727A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313952A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 下部走行体の製造方法、下部走行体及びこれを備えた作業機械並びにクローラフレーム |
-
2004
- 2004-07-09 JP JP2004203678A patent/JP2006021727A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007313952A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 下部走行体の製造方法、下部走行体及びこれを備えた作業機械並びにクローラフレーム |
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