JP2003019986A - クローラ式走行装置 - Google Patents

クローラ式走行装置

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JP2003019986A
JP2003019986A JP2001206099A JP2001206099A JP2003019986A JP 2003019986 A JP2003019986 A JP 2003019986A JP 2001206099 A JP2001206099 A JP 2001206099A JP 2001206099 A JP2001206099 A JP 2001206099A JP 2003019986 A JP2003019986 A JP 2003019986A
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JP
Japan
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crawler
center frame
frame
stopper
traveling device
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Application number
JP2001206099A
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English (en)
Inventor
Masami Miyanishi
正美 宮西
Takahiro Ikeda
隆弘 池田
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Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センターフレーム及びクローラフレームの部
品点数の削減や製作精度の向上を図り、また、クローラ
幅の調整を多段階に行えるようにする。 【解決手段】 センターフレーム2と、該センターフレ
ームの左右側方にクローラフレーム3R・3Lを配置し
た構成のクローラ式走行装置において、前記クローラフ
レームより突設するスライドパイプ14L・14Rをセ
ンターフレーム内で左右方向に移動可能に挿嵌し、左右
のクローラフレームを可変脚シリンダで連結してクロー
ラ幅が変更可能なスライド式可変脚構造を構成し、クロ
ーラフレーム内とセンターフレーム内に端部を配置する
棒体61を渡し、該棒体の端部に形成したストッパー6
2と、クローラフレーム又はセンターフレーム内に固設
したストッパーブロック59とを当接させることで、ク
ローラの拡張幅を変更可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラ式走行装
置の構造に関し、より詳しくは、該走行装置を構成する
センターフレーム及びクローラフレーム構造と、左右ク
ローラの幅を調節するための調節機構に関する。
【0002】
【従来の技術】クローラ式走行装置のトラックフレーム
は、センターフレームと、該センターフレームの左右両
側に配する左右一対のクローラフレームを備えた構造が
一般的であり、左右のクローラフレーム間の幅を変更可
能とする構成においては、前記センターフレーム内にク
ローラフレームより突設させたスライドパイプを挿嵌・
摺動させることにより、クローラフレーム間の幅の変更
を可能とするスライド式可変脚の構造が公知となってい
る。
【0003】例えば、スライド式可変脚構造について述
べると、図16に示すごとく、センターフレーム2の両
側に、クローラフレーム3L・3Rを配置し、両クロー
ラフレーム3L・3Rの中央側の側面より、先端が平面
視略「L」字に切欠形成されたスライドパイプ14L・
14Rを水平方向(センターフレーム2方向)に突設
し、可変脚シリンダ16により、両クローラフレーム3
L・3Rの拡張幅(以下「クローラ幅」とする)の伸縮
が行われるものとしている。また、センターフレーム2
内にて両スライドパイプ14L・14Rの「L」字部分
を当接させることで、センターフレーム2と、スライド
パイプ14L・14Rとの間の隙間により生じる「ガタ
つき」の発生を少なくする構成としている。
【0004】以上のような構成のスライド式可変脚構造
においては、クローラ幅は、最大拡張する場合と、最小
縮小する場合の二通りの幅が想定されている。
【0005】また、上記クローラフレームの内側(セン
ターフレーム2側)には、スライドパイプ14L・14
Rや、シリンダブラケット39L・39Rの溶接固定の
ための裏あて137・137・・・が貼設され、さら
に、作業機前方の従動輪を支持する部位を補強するため
の補強板138が貼設されている。
【0006】また、センターフレーム2の構造について
は、図16に示すごとく、下方の外部と通じるメンテナ
ンス用の開口44・44をスイベルジョイント26の両
側に設ける構成とし、可変脚シリンダ16とスイベルジ
ョイント26を繋ぐ油圧ホースのメンテナンスを、該開
口44・44より行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上に述べた
ごとく、クローラ幅の設定を最大拡張する場合と、最小
縮小する場合の二通りしか行えないのは、設定の自由度
が狭く、「ユーザー」は、現場の作業状態に合わせてよ
り数多くの設定が行えることを望んでいる。また、裏あ
て137・137・・・や補強板138といった複数の
板体を溶接するのは、作業工数が多くなり、部品管理・
製作手順の面から改良が望まれる。さらに、このように
部分的に溶接する場合においては、「溶接ひずみ」が生
じやすく、裏あて137・137・・・箇所に溶接され
るスライドパイプ14L・14Rの溶接後における寸法
制度(製作精度)に影響し、上述した「ガタつき」をも
誘発させてしまう。
【0008】また、メンテナンス用の開口をスイベルジ
ョイントの両側に設ける構成では、上述したごとくの可
変脚シリンダ16側に手が届き難いため、油圧ホースの
交換に手間を要した。
【0009】本発明は、以上の問題点に鑑み、センター
フレーム及びクローラフレームの構造を見直すことによ
り、部品点数の削減や製作精度の向上を図り、また、ク
ローラ幅の調整を多段階に行える技術を提供するもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決するた
めの手段を説明する。すなわち、請求項1に記載のごと
く、センターフレームと、該センターフレームの左右側
方に幅調整可能にクローラフレームを配置したクローラ
式走行装置において、前記クローラフレームより突設す
るスライドパイプをセンターフレーム内で左右方向に移
動可能に挿嵌し、左右のクローラフレームを可変脚シリ
ンダで連結してクローラ幅が変更可能なスライド式可変
脚構造を構成し、クローラフレーム内とセンターフレー
ム内に端部を配置する棒体を渡し、該棒体の端部に形成
したストッパーと、クローラフレーム又はセンターフレ
ーム内に固設したストッパーブロックとを当接させるこ
とで、クローラの拡張幅を変更可能としたことである。
【0011】また、請求項2に記載のごとく、前記スト
ッパーブロックに切欠を形成し、前記ストッパーと係合
する当接面を形成したことである。
【0012】また、請求項3に記載のごとく、前記スト
ッパーブロックに階段状の切欠を形成して、複数段の当
接面を形成したことである。
【0013】また、請求項4に記載のごとく、前記棒体
をストッパーブロックに挿入し、該棒体を回転させるこ
とで当接面を切換えるようにするとともに、前記棒体よ
りアームを突設し、該アームとクローラフレームの間に
ねじりバネを介装し、前記ストッパーを二位置に切り替
え維持できるようにしたことである。
【0014】また、請求項5に記載のごとく、前記棒体
とクローラフレームの間にデテント機構を設けたことで
ある。
【0015】また、請求項6に記載のごとく、センター
フレームと、該センターフレームの左右側方に幅調整可
能にクローラフレームを配置したクローラ式走行装置に
おいて、前記クローラフレームより突設するスライドパ
イプをセンターフレーム内で左右方向に移動可能に挿嵌
し、左右のクローラフレームを可変脚シリンダで連結し
てクローラ幅が変更可能なスライド式可変脚構造を構成
し、前記クローラフレームの内側面に、駆動輪支持部か
ら従動輪支持部まで延設した一枚のプレートを貼設した
ことである。
【0016】また、請求項7に記載のごとく、センター
フレームと、該センターフレームの左右側方に幅調整可
能にクローラフレームを配置したクローラ式走行装置に
おいて、前記センターフレームを構成する下面プレート
に載置されるスイベルジョイントの周囲には、メンテナ
ンス用の複数の開口が形成され、該開口の一部は、前記
可変脚シリンダのポートの下方周囲に形成されることで
ある。
【0017】また、請求項8に記載のごとく、センター
フレームと、該センターフレームの左右側方に幅調整可
能にクローラフレームを配置したクローラ式走行装置に
おいて、前記クローラフレームより突設するスライドパ
イプをセンターフレーム内で左右方向に移動可能に挿嵌
し、左右のクローラフレームを可変脚シリンダで連結し
てクローラ幅が変更可能なスライド式可変脚構造を構成
し、前記スライドパイプの先端側は、断面視直角三角に
構成し、左右のクローラフレームのスライドパイプにお
ける直角三角形の斜面を当接させる構成としたことであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は本発明の可変脚構造を具
備する旋回作業車の全体側面図、図2はセンターフレー
ム及びクローラフレームの斜視図、図3は同じく平面
図、図4はクローラフレームの他の実施例を示す斜視
図、図5は図4の構成におけるクローラフレームをセン
ターフレームに搭載した状態を示す平面図、図6は図4
の構成におけるスライドパイプの断面形状を示す一部断
面図、図7はクローラ幅決定機構の構造を示す後面一部
断面図、図8は回動機構の構成を示す側面図、図9はハ
ンドルの回転操作を示す側面図、図10はストッパーと
ストッパーブロックとの配置関係を示す図、図11はク
ローラフレームを移動さて位置を変更させた状態を示す
図、図12はストッパーブロックの他の実施例を示す
図、図13はストッパーのハネを三枚に構成した実施例
を示す図、図14はストッパーブロックをクローラフレ
ーム内に配置した実施例を示す図、図15は回動機構に
おける連結体の他の実施例の平面図である。また、図1
6は従来技術のセンターフレーム及びクローラフレーム
の構成を示す平面図、図17は図16におけるV−V線
断面図である。
【0019】まず、本発明の実施例として、クローラ式
走行装置を装備した旋回作業車の構成について説明す
る。図1は、本発明のターニングフレーム11を具備す
る旋回作業車両を示したものである。該旋回作業車は、
クローラ式走行装置1の上部中央に旋回台軸受7を配置
し、該旋回台軸受7により旋回体8を左右旋回可能に軸
受支持している。該クローラ式走行装置1の前後一端部
において、排土板10を上下回動自在に配設している。
【0020】旋回体8は、ターニングフレーム11の上
部にエンジンを搭載してボンネット15で被覆し、その
上方にキャノピー21を配設して構成されている。旋回
体8の前端部には左右回動自在に取付けられたブームブ
ラケット12には、ブーム6の下端部が上下回動自在に
枢支されている。該ブーム6の先端部には、アーム5の
基部が枢支されており、該アーム5の先端部には、バケ
ット4等の機器が装着される。ブームシリンダ23の下
端はブームブラケット12に回動自在に枢支されてお
り、該ブームシリンダ23を伸縮することにより、ブー
ム6をブームブラケット12に対して回動させる。ブー
ム6の上部にはアームシリンダ25が配設されており、
該アームシリンダ25の伸縮によりアーム5がブーム6
に対して回動する。アーム5の基部にはバケットシリン
ダ24が配設されており、該バケットシリンダ24の先
端にはリンク機構を介して、バケット4が接続されてい
る。該バケット4は、アーム5の先端部において回動自
在に枢支されており、バケットシリンダ24の伸縮によ
り、アーム5に対して回動する。
【0021】そして、ターニングフレーム11の後部
は、カウンタウェイト部11cで構成され、該カウンタ
ウェイト部11cの前方にサイドカバー46を構成し
て、該サイドカバー46で覆われた空間に、後述するコ
ントロールバルブや、エンジン等が内装されている。
【0022】また、サイドカバー46の前部上側には、
ステップ17が横設され、オペレータエリアが形成され
ている。
【0023】次に、スライド式可変脚構造について説明
する。図2及び図3に示すごとく、センターフレーム2
は、中央付近に複数の開口を形成した下面プレート41
と、該下面プレート41から複数の壁板42・42・・
・を立設し、該壁板42・42・・・に載置固定され、
中央部に開口を形成した上面プレート43とから筐体に
構成され、上面プレート43の開口周囲上部に旋回台軸
受7を配置して、該旋回台軸受7の内側に円筒空間28
を形成し、該円筒空間28内に後述するスイベルジョイ
ント26(図3)が配置される構造としている。そし
て、円筒空間28の前後に、それぞれ二本ずつ平行に、
筒形状のスライドレール29・29・・・を左右方向に
形成するとともに、円筒空間28の左右には、ストッパ
ー孔31・31を貫通させている。
【0024】次に、クローラフレーム3L・3Rは、機
体進行方向Fにおいて、直方体のフレーム本体33L・
33Rの前部に従動輪を軸支する従動輪支持部35L・
35Rが形成される一方、後部には駆動輪の車軸を軸装
する駆動輪支持部36L・36Rを突設している。そし
て、フレーム本体33L・33Rにおける内側(センタ
ーフレーム2側)面には、駆動輪支持部36L・36R
から従動輪支持部35L・35Rまで延設した一枚のプ
レート37L・37Rが貼設され、該プレート37L・
37Rにそれぞれ二本ずつ、筒形状のスライドパイプ1
4L・14Rをセンターフレーム2側に向けて直角方向
に溶接固定するとともに、該スライドパイプ14L・1
4L(14R・14R)の前後方向における間には、シ
リンダブラケット39L・39Rが溶接固定されてい
る。
【0025】ここで、前記プレート37L・37Rは、
上述した従来技術における「裏あて」及び「補強板」と
同等の厚みを有する一枚の金属板であって、「裏あて」
や「補強板」のように部分的にフレーム本体33L・3
3Rに溶接する構成でないため、プレート37L・37
Rとフレーム本体33L・33Rとの間に溶接ひずみが
生じることはない。こうして、スライドパイプ14L・
14Rを溶接する際の傾きの調整等の手間が削減される
とともに、高い製作寸法精度が実現され、ひいては、ス
ライドパイプ14L・14Rの製作寸法誤差範囲におけ
る「ガタつき」をも防止することができるようになって
いる。
【0026】さらに、プレート37L・37Rは、フレ
ーム本体33L・33Rの前側内側面(センターフレー
ム2側面)をも覆う形状としているので、従動輪支持部
35L・35Rの内側面が補強され、従来の「補強板」
が必要なくなる。こうして、従来の「裏あて」を構成し
ないことと相まって、部品点数が削減され、ひいては、
溶接工数の削減が図られて、製作工数を削減できるよう
になっている。
【0027】そして、図2に示すごとく、クローラフレ
ーム3L・3Rは、スライドパイプ14L・14Rを、
センターフレーム2のスライドレール29・29・・・
に摺動自在に挿入され、図3に示すごとく、シリンダブ
ラケット39L・39Rに可変脚シリンダ16のロッド
エンド47及びチューブエンド48を枢結させ、可変脚
シリンダ16の前方に配置されたスイベルジョイント2
6からの油圧の供給により、左右方向に移動することに
より、クローラ幅を変更するようになっている。
【0028】次に、クローラフレーム3L・3Rのスラ
イドパイプ14L・14Rの形状の他の実施例について
詳述する。図4では、該スライドパイプ14L・14R
の先端側(センターフレーム2側)の断面を直角三角形
18とする構成を示している。図5に示すごとく、セン
ターフレーム2の円筒空間28の前後に一本ずつ、断面
視四角形のスライドレール29・29を形成し、該スラ
イドレール29・29の両側から、スライドパイプ14
L・14Rの先端側を挿入する構成としている。この構
成では、図2に示す合計四本のスライドレール29・2
9・・・がセンターフレーム2に形成される場合と異な
り、合計二本のスライドレール29・29がセンターフ
レーム2に形成され、図6に示すごとく、一本のスライ
ドレール29内で、スライドパイプ14L・14Rの直
角三角形18の斜面51L・51Rが当接し合うように
なっている。
【0029】こうして、図6に示すごとく、スライドレ
ール29・29内で、直角三角形18が「くさび」を形
成するようになって、スライドパイプ14L・14Rが
前後方向53及び上下方向54へ「ずれ難く」なり、
「ガタつき」の防止が図られる。
【0030】また、以上の構成を図16に示す従来技術
である先端を平面視略「L」字に構成する場合と比較す
ると、従来技術では、図17に示すごとく、「くさび」
を形成せずに、長方形19の断面が形成されるので、
「くさび」の形状による「ずれ難い」という効果が得ら
れないものとなっている。以上のように、本実施例の構
成で、従来よりも「ガタつき」の少ないクローラフレー
ム3L・3Rが実現される。
【0031】次に、スイベルジョイント26及び可変脚
シリンダ16の配置構成について詳述する。前述したセ
ンターフレーム2の下面プレート41の中央部には、ス
イベルジョイント26が載置固定される構成としてお
り、該スイベルジョイント26を中心とする同心円上に
複数の開口44a・44b・・・を設け、該開口44a
・44b・・・の一部は、可変脚シリンダ16の油圧ポ
ート13・14の下方周囲に形成される。
【0032】本実施例では、下面プレート41におい
て、スイベルジョイント26の載置箇所から三方向(0
時・4時・8時の三方向)にアーム45・45・・・を
伸ばすようにして、左右上部及び下部の三箇所に開口4
4a・44b・44cが形成される構成とし、可変脚シ
リンダ16の油圧ポート13・14の下方周囲に、下部
の開口44cを形成している。ここで、「下方周囲」と
は、スイベルジョイント26や、可変脚シリンダ16の
メンテナンス時において、下面プレート41の下方から
開口44cを通じて手を挿入する際に、油圧ポート13
・14に手がとどきやすい「範囲」であって、言い換え
るならば、「下方周囲」内に、平面視における油圧ポー
ト13・14の投影が存在するということである。
【0033】以上の構成で、上述した可変脚シリンダ1
6の油圧ポート13・14に対する油圧ホースの脱着作
業等のメンテナンスが容易に行え、作業時間の短縮を図
ることができる。勿論、左右上部にも開口44a・44
bが形成されているので、従来どおりのメンテナンス性
が損なわれることはない。
【0034】次に、クローラ幅を決定するクローラ幅決
定機構について説明する。該クローラ幅決定機構は、図
2及び図7に示すごとく、クローラフレーム3Rの内側
面に固設したボス55に、棒体であるストッパーボルト
61を挿通させ、該ストッパーボルト61のセンターフ
レーム2側の先端にストッパー62を固設する一方で、
クローラフレーム3R側の先端に回動機構56を備えた
構成としている。
【0035】このクローラ幅決定機構について、センタ
ーフレーム2側の構成について詳述すると、前記ストッ
パー62は、図10aに示すごとく、直方体のはね62
a・62aを、棒体であるストッパーボルト61の軸心
に対向して、ストッパーボルト61の側面周囲に溶接し
て、軸方向において「一文字」を形成している。そし
て、前記側面プレート57の内側面には、二枚の直方体
形状のストッパーブロック59・59が突設され、該ス
トッパーブロック59・59の間で「切欠」を構成する
ようにして、ストッパー62が「縦一文字」を形成した
状態で「切欠」内に進入可能している。そして、ストッ
パー62が「横一文字」を形成した状態では、ストッパ
ーブロック59・59がストッパー62に当接し、即
ち、ストッパーブロック59・59が「当接面」を形成
し、「切欠」へのストッパー62の進入はできないよう
になり、ストッパーブロック59・59がストッパー6
2の左右方向の移動範囲を規制する邪魔板として機能す
るようになっている。尚、該ストッパーブロック59・
59の「切欠」の縦横の方向は、特に限定するものでな
く、ストッパー62の進入を可能/規制することができ
るものであればよい。勿論、本実施例のように二枚のス
トッパーブロック59・59の構成に限るものではな
く、一部材のストッパーブロック59に「切欠」を形成
する構成としてもよい。
【0036】次に、クローラフレーム3R側の回動機構
56(図7)について詳述すると、クローラフレーム3
Rにおいて、センターフレーム2側の内側面より、直方
体形状のブラケット65を延設し、該ブラケット65の
先端側の立設面に、貫通孔64を穿設した支持プレート
66を固設し、該貫通孔64に連結体68の中途部が軸
装されている。該連結体68は棒状部材に構成され、左
右方向を軸方向としたセンターフレーム2側の端部には
ボス69が形成され、該ボス69に前記ストッパーボル
ト61の一端が嵌装されている。また、連結体68の他
端には挿嵌部67が形成され、該挿嵌部67を板体のハ
ンドル71のボス部72に挿嵌する構成としている。以
上の構成で、ハンドル71を回動させると、連結体68
が前記貫通孔64をガイドとして回転し、該連結体68
の回転がストッパーボルト61及び、ストッパー62が
回転される。
【0037】また、図7に示すごとく、連結体68にお
けるボス69側端部の周囲から、板状のアーム74が延
設され、該アーム74の先端側に孔を穿設し、ねじりバ
ネ75の一端が挿入されている。そして、該ねじりバネ
75の他端は、前記支持プレート66に穿設した孔に挿
入される。こうして、ねじりバネ75の弾性力により、
連結体68の回転が規制される。尚、該ねじりバネ75
を装着せずに、前記連結体68とハンドル71を一体に
構成して、前記ストッパーボルト61に対して、連結体
68及びハンドル71を着脱可能な構成としてもよい。
【0038】また、図7乃至図9に示すごとく、支持プ
レート66からアーム74側に向けては、二本のストッ
パーピン77・77が、連結体68の軸心を中心として
90度の位相をずらして突設されており、アーム74の
側面に当接することで、アーム74を90度の回転で規
制することで、前記ストッパー62の「一文字」が、
「縦一文字」(図10a)又は「横一文字」(図10
b)となるようにしている。
【0039】また、図7及び図8に示すごとく、板体の
ハンドル71において、前記ボス部72を、クローラフ
レーム3Rの反センターフレーム2側の外側面に穿設し
たハンドル挿通孔82に挿入することで、連結体68を
回動可能としている。さらに、ボス部72の反対側に
は、キリ孔81が穿設され、該キリ孔81に固定ボルト
78を挿入可能として、ハンドル挿通孔82の周囲二箇
所に穿設したボルト孔79・79において、ハンドル7
1がボルト固定できる構成となっている。尚、該ボルト
孔79・79は、前アーム74の回動規制位置、即ち、
アーム74がストッパーピン77・77と当接する位置
において、ハンドル71を固設できるように配置されて
おり、図10a及び図10bに示すごとく、ストッパー
62を「縦一文字」又は「横一文字」の状態に維持させ
ることが可能となっている。
【0040】以上の構成において、図8及び図9に示す
ごとく、ハンドル71の操作は、まず、アーム74を位
置Wから位置Xへ回転させる際には、ねじりバネ75の
弾性力により、適度な「操作感」を持ちながら行われ
る。一方、アーム74を位置Xから位置Wへ回転させる
際には、ねじりバネ75の弾性力よりも大きな力をかけ
て、「支点越え」をさせるようにして行われる。そし
て、アーム74の側面と、ストッパーピン77・77と
の当接により回転角度が決定され、位置W又は位置Xに
おいて、前記キリ孔81に固定ボルト78を締結するこ
とで、図10に示すごとく、ストッパー62は、位置W
にアーム74が位置する場合は「縦一文字」(図10
a)、位置Xにアームが位置する場合は「横一文字」
(図10b)を形成する。このようにして、ストッパー
62が「縦一文字」(図10a)となる場合は、ストッ
パーブロック59・59の間が挿通可能となり、「横一
文字」(図10b)となる場合は、ストッパーブロック
59・59に当接して、挿通不可能となる。
【0041】尚、ねじりバネ75の弾性力により、固定
ボルト78の締結を忘れた場合においても、アーム74
は、位置X又は位置Wに留まり、ストッパー62が斜め
(図10c)の状態にはならず、「縦一文字」(図10
a)又は「横一文字」(図10b)となって、ストッパ
ー62が斜めの状態のままストッパーブロック59・5
9に当接して、後述する可変脚シリンダ16の伸縮によ
るクローラ幅を拡張する作業時において、ストッパー6
2の一部が、局部的にストッパーブロック59・59に
当接することによって、ストッパー62が破損(ストッ
パーボルト61との溶接部に亀裂が入る等)することを
防止する構造となっている。即ち、アーム74とクロー
ラフレームに固設された支持プレート66の間にねじり
バネを介装し、前記ストッパー62を二位置に切り替え
維持できるようにしているのである。
【0042】次に、以上の構成におけるクローラ幅の設
定について説明する。図11は、前記可変脚シリンダ1
6(図3)の伸縮により、クローラフレーム3Rを右側
に広げる場合を図示したものである。尚、該クローラフ
レーム3Rの移動に応じて、クローラフレーム3Lも同
時に移動するものとする。まず、図11aは、クローラ
幅を最小とする場合であって、可変脚シリンダ16を縮
めると、ボス55がセンターフレーム2の側面プレート
57に当接し、クローラフレーム3Rの左方向の移動が
規制され、「最小」のクローラ幅となる。また、図11
bにおいては、上記ハンドル71の操作により、ストッ
パー62を図10bの状態にし、図11aの状態から可
変脚シリンダ16を伸ばすと、ストッパー62がストッ
パーブロック59・59に当接して、クローラフレーム
3Rの右方向の移動が規制され、「中間」のクローラ幅
となる。また、図11cにおいては、上記ハンドル71
の操作により、ストッパー62を図10aの状態にし、
図11bの状態から可変脚シリンダ16を伸ばすと、ス
トッパー62がストッパーブロック59・59の間を通
過(「切欠」の間を通過)して側面プレート57に当接
して、クローラフレーム3Rの右方向の移動が規制さ
れ、「最大」のクローラ幅となる。
【0043】以上のように、クローラ幅を「最小」・
「中間」・「最大」の三通りの設定が可能となってお
り、従来の「最小」・「最大」の二通りの設定と比較し
て設定の自由度が広がり、ユーザーは、より数多くの設
定が行えるようになる。また、「中間」のクローラ幅の
設定は、前記ストッパーブロック59・59の側面プレ
ート57からの「突設長さ」により、一義的に決定され
るため、該「突設長さ」の設計変更により、容易に、中
間クローラ幅の設計変更が行われるようになっている。
【0044】このように、ストッパーブロック59・5
9が一義的にクローラ幅を決定する点に着目し、図12
に示すごとくのストッパーブロック91を構成してもよ
い。該ストッパーブロック91では、挿通孔93を穿設
した円形の底面90から、一対の高さの異なる三つの柱
94・95・96を底面90から垂直に立ち上げて、円
筒体を階段状に切り欠いて、一対の複数組の当接面94
a・95a・96aを形成する構成としている。こうし
て、前記ストッパーボルト61を貫通孔93に挿通し
て、ストッパー62の回転角度により、当接面94a・
95a・96aのいずれかにおいて、ストッパー62が
ストッパーブロック91に当接するようになる。即ち、
当接面94a・95a・96aの三段階にて、ストッパ
ー62の規制を行うことが可能となり、図7で示す実施
例と比較して、更に設定を一段階増え、合計四段階にて
クローラ幅を設定可能とする構成となっている。尚、該
構成とする場合は、前記ボルト孔79、及びストッパー
ピン77の配置・数を該構成に対応させることが必要と
なることは言うまでもない。
【0045】さらに、ストッパー62の形状において
も、上述したごとくの「一文字」の形状に限定するもの
ではなく、図13に示すごとく、三枚のハネ62a・6
2a・62aを放射線状に突設した構成としてもよい。
該構成の場合においては、三つのストッパーブロック5
9・59・59を固設し、ストッパーボルト61の12
0度の回転により、図10に示すごとくの「一文字」に
構成するストッパー62と同様なクローラ幅の調整が可
能となる。このように、ストッパー62におけるハネ6
2a・62a・・・の枚数は、二枚に限定されるもので
はなく、三枚でもよく、更には、より多くの枚数で構成
することもできるのである。
【0046】また、以上の実施例においては、ストッパ
ーブロック59・59をセンターフレーム2内に固設し
たが、図14に示すごとく、該ストッパーブロック59
・59をクローラフレーム3R内に配置し、ストッパー
62をストッパーボルト61のクローラフレーム3R側
の端部に固設する形態としてもよい。この構成において
は、「最大」のクローラ幅から、「最小」のクローラ幅
へ変更させる課程で、ストッパーブロック59・59に
ストッパー62が当接して、「中間」のクローラ幅の設
定が行われるようになる。尚、「最大」のクローラ幅と
なる場合は、側面プレート57に、ストッパーボルト6
1の反ストッパー62側端部に設けた係止ブロック22
を当接させることにより、「最大幅」とする構成となっ
ている。
【0047】また、ストッパーブロック59・59をセ
ンターフレーム2内(図7に示す構成)及びクローラフ
レーム2内(図14に示す構成)のいずれにも配置さ
せ、さらに、ストッパー62をストッパーボルト61の
両端に配置させることで、クローラ幅の調整の自由度が
さらに広がる。即ち、センターフレーム2内のストッパ
ーブロック59・59とストッパー62の当接により、
クローラ幅を拡張させる際の「中間」のクローラ幅の設
定が可能となり、クローラフレーム3R内のストッパー
ブロック59・59とストッパー62の当接では、クロ
ーラ幅を縮小させる際の「中間」のクローラ幅の設定が
可能となるのである。このように構成することで、二種
類の「中間」のクローラ幅の設定が実現される。
【0048】次に、上述したクローラ幅決定機構の回動
機構56における連結体68の他の実施例について説明
する。本実施例は、図15に示すごとく、連結体68
と、ストッパーボルト61とを、筒体の連結ボス40を
挟装して連結する構成である。該連結ボス40の周囲に
は、90度の位相をずらして半球形状の凹部58・58
が形成されている。そして、該連結ボス40の側方に位
置するブラケット65に横穴86が穿設され、該横穴8
6にバネ87を挿入するとともに、該バネ87の連結ボ
ス40側端部にボール88が支持される。この構成で、
バネ87・ボール88によりデテント機構を構成し、バ
ネ87の付勢力により、ボール88をボス40側に押し
出して、前記凹部58・58にボール88を収容させる
ことで、連結ボス40の回動位置が90度単位となるよ
うにして、ストッパー62の位置を、必ず図10a又は
図10bで停止させるようにし、図10cのような斜め
の状態では停止させないようにする、即ち、適正位置に
停止させることで、誤動作によるストッパー62の破損
を防ぐことができるのである。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上のごとく構成したので、次
のような効果を奏するのである。即ち、請求項1のごと
く、センターフレームと、該センターフレームの左右側
方に幅調整可能にクローラフレームを配置したクローラ
式走行装置において、前記クローラフレームより突設す
るスライドパイプをセンターフレーム内で左右方向に移
動可能に挿嵌し、左右のクローラフレームを可変脚シリ
ンダで連結してクローラ幅が変更可能なスライド式可変
脚構造を構成し、クローラフレーム内とセンターフレー
ム内に端部を配置する棒体を渡し、該棒体の端部に形成
したストッパーと、クローラフレーム又はセンターフレ
ーム内に固設したストッパーブロックとを当接させるこ
とで、クローラの拡張幅を変更可能としたので、クロー
ラ幅を「最小」・「中間」・「最大」の三通りの設定が
可能となっており、従来の「最小」・「最大」の二通り
の設定と比較して設定の自由度が広がり、ユーザーは、
より数多くの設定が行えるようになる。
【0050】また、請求項2に記載のごとく、前記スト
ッパーブロックに切欠を形成し、前記ストッパーと係合
する当接面を形成したので、該当接面にて、ストッパー
の移動範囲を規制することで、該当接面を構成した分だ
け、クローラの拡張幅の設定の自由度が広がる。
【0051】また、請求項3に記載のごとく、前記スト
ッパーブロックに階段状の切欠を形成して、複数段の当
接面を形成したので、該当接面の段数分だけ、クローラ
の拡張幅の設定を増やすことができる。
【0052】また、請求項4に記載のごとく、前記棒体
をストッパーブロックに挿入し、該棒体を回転させるこ
とで当接面を切換えるようにするとともに、前記棒体よ
りアームを突設し、該アームとクローラフレームの間に
ねじりバネを介装し、前記ストッパーを二位置に切り替
え維持できるようにしたので、
【0053】また、請求項5に記載のごとく、前記棒体
とクローラフレームの間にデテント機構を設けたので、
ストッパーを適正位置に停止させることで、誤動作によ
るストッパーの破損を防ぐことができる。
【0054】また、請求項6に記載のごとく、センター
フレームと、該センターフレームの左右側方に幅調整可
能にクローラフレームを配置したクローラ式走行装置に
おいて、前記クローラフレームより突設するスライドパ
イプをセンターフレーム内で左右方向に移動可能に挿嵌
し、左右のクローラフレームを可変脚シリンダで連結し
てクローラ幅が変更可能なスライド式可変脚構造を構成
し、前記クローラフレームの内側面に、駆動輪支持部か
ら従動輪支持部まで延設した一枚のプレートを貼設した
ので、スライドパイプを溶接する際の傾きの調整等の手
間が削減されるとともに、高い製作寸法精度が実現さ
れ、ひいては、スライドパイプ14L・14Rの製作寸
法誤差範囲における「ガタつき」をも防止することがで
きる。また、従来の「裏あて」や「補強板」が必要なく
なり、部品点数が削減され、ひいては、溶接工数の削減
が図られて、製作工数を削減できる。
【0055】また、請求項7に記載のごとく、センター
フレームと、該センターフレームの左右側方に幅調整可
能にクローラフレームを配置したクローラ式走行装置に
おいて、前記センターフレームを構成する下面プレート
に載置されるスイベルジョイントの周囲には、メンテナ
ンス用の複数の開口が形成され、該開口の一部は、前記
可変脚シリンダのポートの下方周囲に形成されるので、
可変脚シリンダの油圧ポートに対する油圧ホースの脱着
作業等のメンテナンスが容易に行え、作業時間の短縮を
図ることができる。
【0056】また、請求項8に記載のごとく、センター
フレームと、該センターフレームの左右側方に幅調整可
能にクローラフレームを配置したクローラ式走行装置に
おいて、前記クローラフレームより突設するスライドパ
イプをセンターフレーム内で左右方向に移動可能に挿嵌
し、左右のクローラフレームを可変脚シリンダで連結し
てクローラ幅が変更可能なスライド式可変脚構造を構成
し、前記スライドパイプの先端側は、断面視直角三角に
構成し、左右のクローラフレームのスライドパイプにお
ける直角三角形の斜面を当接させる構成としたので、ス
ライドレール内で、直角三角形が「くさび」を形成する
ようになって、スライドパイプが前後方向及び上下方向
へ「ずれ難く」なり、「ガタつき」の防止が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変脚構造を具備する旋回作業車の全
体側面図である。
【図2】センターフレーム及びクローラフレームの斜視
図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】クローラフレームの他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図5】図4の構成におけるクローラフレームをセンタ
ーフレームに搭載した状態を示す平面図である。
【図6】図4の構成におけるスライドパイプの断面形状
を示す一部断面図である。
【図7】クローラ幅決定機構の構造を示す後面一部断面
図である。
【図8】図8は回動機構の構成を示す側面図である。
【図9】ハンドルの回転操作を示す側面図である。
【図10】ストッパーとストッパーブロックとの配置関
係を示す図である。
【図11】クローラフレームを移動さて位置を変更させ
た状態を示す図である。
【図12】ストッパーブロックの他の実施例を示す図で
ある。
【図13】ストッパーのハネを三枚に構成した実施例を
示す図である。
【図14】ストッパーブロックをクローラフレーム内に
配置した実施例を示す図である。
【図15】回動機構における連結体の他の実施例の平面
図である。
【図16】従来技術のセンターフレーム及びクローラフ
レームの構成を示す平面図である。
【図17】図16におけるV−V線断面図である。
【符号の説明】
59 ストッパーブロック 61 棒体 62 ストッパー C センターフレーム 3L クローラフレーム 3R クローラフレーム 14R スライドパイプ 14L スライドパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 隆弘 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターフレームと、該センターフレー
    ムの左右側方に幅調整可能にクローラフレームを配置し
    たクローラ式走行装置において、前記クローラフレーム
    より突設するスライドパイプをセンターフレーム内で左
    右方向に移動可能に挿嵌し、左右のクローラフレームを
    可変脚シリンダで連結してクローラ幅が変更可能なスラ
    イド式可変脚構造を構成し、クローラフレーム内とセン
    ターフレーム内に端部を配置する棒体を渡し、該棒体の
    端部に形成したストッパーと、クローラフレーム又はセ
    ンターフレーム内に固設したストッパーブロックとを当
    接させることで、クローラの拡張幅を変更可能としたこ
    とを特徴とするクローラ式走行装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパーブロックに切欠を形成
    し、前記ストッパーと係合する当接面を形成したことを
    特徴とする請求項1に記載のクローラ式走行装置。
  3. 【請求項3】 前記ストッパーブロックに階段状の切欠
    を形成して、複数段の当接面を形成したことを特徴とす
    る請求項2に記載のクローラ式走行装置。
  4. 【請求項4】 前記棒体をストッパーブロックに挿入
    し、該棒体を回転させることで当接面を切換えるように
    するとともに、前記棒体よりアームを突設し、該アーム
    とクローラフレームの間にねじりバネを介装し、前記ス
    トッパーを二位置に切り替え維持できるようにしたこと
    を特徴とする請求項2に記載のクローラ式走行装置。
  5. 【請求項5】 前記棒体とクローラフレームの間にデテ
    ント機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載のク
    ローラ式走行装置。
  6. 【請求項6】 センターフレームと、該センターフレー
    ムの左右側方に幅調整可能にクローラフレームを配置し
    たクローラ式走行装置において、前記クローラフレーム
    より突設するスライドパイプをセンターフレーム内で左
    右方向に移動可能に挿嵌し、左右のクローラフレームを
    可変脚シリンダで連結してクローラ幅が変更可能なスラ
    イド式可変脚構造を構成し、前記クローラフレームの内
    側面に、駆動輪支持部から従動輪支持部まで延設した一
    枚のプレートを貼設したことを特徴とするクローラ式走
    行装置。
  7. 【請求項7】 センターフレームと、該センターフレー
    ムの左右側方に幅調整可能にクローラフレームを配置し
    たクローラ式走行装置において、前記センターフレーム
    を構成する下面プレートに載置されるスイベルジョイン
    トの周囲には、メンテナンス用の複数の開口が形成さ
    れ、該開口の一部は、前記可変脚シリンダのポートの下
    方周囲に形成されることを特徴とする旋回作業車のクロ
    ーラ式走行装置。
  8. 【請求項8】 センターフレームと、該センターフレー
    ムの左右側方に幅調整可能にクローラフレームを配置し
    たクローラ式走行装置において、前記クローラフレーム
    より突設するスライドパイプをセンターフレーム内で左
    右方向に移動可能に挿嵌し、左右のクローラフレームを
    可変脚シリンダで連結してクローラ幅が変更可能なスラ
    イド式可変脚構造を構成し、前記スライドパイプの先端
    側は、断面視直角三角に構成し、左右のクローラフレー
    ムのスライドパイプにおける直角三角形の斜面を当接さ
    せる構成としたことを特徴とするクローラ式走行装置。
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