JP2006021702A - 空気入りタイヤ及び小型トラック用空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】偏摩耗性、轍走行性、耐久性を両立させて向上させることのできる空気入りタイヤ及び小型トラック用空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】ショルダー領域プロファイルライン65を、中央領域プロファイルライン延長線73よりもタイヤ径方向内方に離して位置させる。また、ショルダー領域プロファイルライン65の形状を、タイヤ径方向内方に凹んだ曲線で形成し、さらに、中央領域プロファイルライン延長線73から、ショルダー領域プロファイルライン65の赤道面側端部63までの距離をH1、最深部までの距離をH2、ショルダー部までの距離をH3とした場合に、H2>H3>H1≧0mmの関係を満たすように形成する。この結果、接地圧が均一化されるので、偏摩耗性、轍走行性、耐久性を両立させて向上させることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、空気入りタイヤ及び小型トラック用空気入りタイヤに関するものである。特に、この発明は、耐久性の向上と走行安定性の向上とを両立できる空気入りタイヤ及び小型トラック用空気入りタイヤに関するものである。
従来の空気入りタイヤでは、トレッド部に複数形成されるリブのうち、タイヤ幅方向の外側端部に位置するショルダーリブの接地圧が、タイヤ幅方向の両端部に位置する前記ショルダーリブ間に形成されるリブの接地圧よりも高くなり過ぎ、これに起因してショルダーリブに偏摩耗が生じる場合がある。そこで、このような偏摩耗を抑制するために、従来の空気入りタイヤでは、ショルダーリブの輪郭形状、即ちプロファイルラインを、前記ショルダーリブ間に位置するリブのプロファイルラインと異ならせているものがある。例えば、特許文献1では、ショルダーリブのプロファイルラインを、タイヤ径方向内方に凹む曲線で形成している。さらに、この曲線のうち最も凹んでいる部分は、ショルダーリブ間に位置するリブのプロファイルラインの、ショルダーリブ方向への延長曲線からタイヤ径方向内方に最も離れている。また、前記曲線のうち赤道面側の端部は、前記延長曲線上、或いは、前記延長曲線よりも若干タイヤ径方向内方に位置しており、前記曲線のうちショルダー部側の端部は、前記延長曲線上、或いは、前記延長曲線よりも若干タイヤ径方向外方に位置している。これにより、ショルダーリブのタイヤ幅方向における中央部付近の接地圧は低減するため、この部分の摩耗を抑制でき、これに起因する偏摩耗を抑制することができる。
特開平10−315712号公報
しかしながら、ショルダーリブのプロファイルの形状を上記のように形成した場合には、偏摩耗を抑制できない場合がある。つまり、ショルダーリブのプロファイルを、上記のように当該プロファイルの形状である曲線の最深部を、前記延長曲線よりもタイヤ径方向の内方に位置させ、且つ、延長曲線よりも最も離すことにより、この最深部付近、即ち、ショルダーリブのタイヤ幅方向の中央部付近の接地圧を低減している。しかし、前記曲線のショルダー部側の端部は前記延長曲線上か、或いは、延長曲線よりもタイヤ径方向の外方に位置しているため、この部分の接地圧は有効的に低減することができない。このため、偏摩耗が生じる虞がある。また、このように、接地圧が低減できない場合には、接地時の発熱が増大し、耐久性が低下する虞がある。さらに、ショルダー部の接地圧が高い場合には、走行する路面に轍がある場合、路面に対するショルダー部の摩擦力が大きいため轍への追従性が高くなり、轍走行性が低下する虞がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、偏摩耗性、轍走行性、耐久性を両立させて向上させることのできる空気入りタイヤ及び小型トラック用空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明に係る空気入りタイヤは、トレッド部に形成される複数の周方向溝部によって複数の陸部が区画され、前記トレッド部のタイヤ径方向内方にはベルト層を有している空気入りタイヤにおいて、前記複数の陸部のうちタイヤ幅方向の両端部に位置するショルダー側陸部はショルダー領域プロファイルラインを有しており、前記複数の陸部のうち前記ショルダー側陸部間に位置する中央領域リブは中央領域プロファイルラインを有しており、前記ショルダー領域プロファイルラインは、前記中央領域プロファイルラインを前記ショルダー側陸部側へ延長した仮想の延長線である中央領域プロファイルライン延長線よりもタイヤ径方向内方に位置しており、且つ、タイヤ径方向内方に凹む曲線からなり、さらに、前記ショルダー領域プロファイルラインのうち最も赤道面側に位置している部分と前記中央領域プロファイルライン延長線との距離をH1、前記ショルダー領域プロファイルラインのうち前記ショルダー領域プロファイルラインの形状である凹みの最深部と前記中央領域プロファイルライン延長線との距離をH2、前記ショルダー領域プロファイルラインのうち前記赤道面側の反対側に位置している部分と前記中央領域プロファイルライン延長線との距離をH3とした場合に、H2>H3>H1≧0mmの関係を満たすように形成されていることを特徴とする。
この発明では、ショルダー領域プロファイルラインを中央領域プロファイルライン延長線よりもタイヤ径方向内方に位置させ、且つ、当該ショルダー領域プロファイルラインはタイヤ径方向内方に凹む曲線で形成している。これにより、ショルダー側陸部の接地圧を低減させることができる。さらに、中央領域プロファイルライン延長線からショルダー領域プロファイルラインの各部分までの距離H1、H2、H3を上記の関係になるように形成することにより、ショルダー側陸部の全ての部分の接地圧を、より確実に低減させることができ、より確実に接地圧の均一化を図ることができる。これにより、ショルダー側陸部間に位置する陸部に対する偏摩耗、及びショルダー側陸部内での偏摩耗を、より確実に低減させることができる。また、ショルダー部の接地圧がより確実に低減するので、走行時の発熱が抑えられ、発熱に起因する耐久性の低下を低減できる。さらに、ショルダー領域プロファイルラインの、ショルダー部に位置する部分が中央領域プロファイルライン延長線よりもタイヤ径方向内方に位置しているので、ショルダー部の接地圧は低くなり、路面に轍がある場合でもショルダー部が轍に追従し過ぎることを抑制できる。これらの結果、偏摩耗性、轍走行性、耐久性を両立させて向上させることができる。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、タイヤ幅方向における前記ショルダー側陸部の幅は、接地幅の15〜25%であることを特徴とする。
この発明では、タイヤ幅方向におけるショルダー側陸部の幅を接地幅の15〜25%にしたので、偏摩耗をより確実に低減できる。つまり、空気入りタイヤのトレッド部は、サイドウォールなど空気入りタイヤの側面を構成している部分を介して車両と一体に形成されている。このため、空気入りタイヤが接地した場合には、タイヤ幅方向において前記サイドウォールの形成方向に位置するショルダー側陸部付近に荷重が集中し、接地圧が高くなり易くなる。この接地圧が高くなり易い部分は、タイヤ幅方向において接地幅の両端部から他方の端部方向に接地幅の15〜25%の範囲が高くなり易く、ショルダー領域プロファイルラインが上記のように形成されたショルダー側陸部をこの範囲に収まるように形成することにより、より確実に接地圧の均一化を図ることができる。この結果、偏摩耗性をより確実に向上させることができる。また、接地圧が高くなる範囲の陸部を前記ショルダー領域プロファイルラインの形状で形成することにより、接地圧が低減し、発熱が低減するので、より確実に耐久性を向上させることができる。また、このようにタイヤ幅方向における両端部付近の接地圧を低減することにより、路面に轍がある場合でも、轍への追従性が低減する。この結果、轍走行性が向上する。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、前記中央領域プロファイルラインの曲率半径をR1、ショルダー領域プロファイルラインの曲率半径をR2とした場合に、R1>R2となるように前記中央領域プロファイルライン及びショルダー領域プロファイルラインは形成されていることを特徴とする。
この発明では、ショルダー領域プロファイルラインの曲率半径を中央領域プロファイルラインの曲率半径より小さくしているので、タイヤ幅方向におけるショルダー領域プロファイルラインの中央部付近が、よりタイヤ径方向内方に位置する形状となる。通常、ショルダー側陸部の、タイヤ幅方向における中央部付近は、ショルダー側陸部内で最も接地圧が高くなり易い。このため、この部分をタイヤ径方向内方に位置させることにより、接地圧が高くなり易い部分の接地圧を低減させることができるので、より確実に接地圧の均一化を図ることができる。これにより、より確実に偏摩耗を抑制できる。また、接地圧が低減するので発熱が抑えられ、耐久性をより確実に向上させることができる。これらの結果、偏摩耗性と耐久性とを、より確実に向上させることができる。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、前記ベルト層は、それぞれ複数のコードを配列する3枚のベルトからなり、前記3枚のベルトのうちタイヤ径方向の最も内方に位置するベルトである1番ベルトのコード角度をα1、前記3枚のベルトのうちタイヤ径方向の最も外方に位置するベルトである3番ベルトのコード角度をα3、前記3枚のベルトのうちタイヤ径方向において前記1番ベルトと前記3番ベルトとの間に位置するベルトである2番ベルトのコード角度をα2とした場合に、それぞれのコード角度は、50°<α1≦65°、15°≦α3≦30°、15°≦α2≦30°となるように形成されており、且つ、タイヤ幅方向におけるコードの傾斜方向は、前記1番ベルトのコードの傾斜方向と前記2番ベルトのコードの傾斜方向とは同方向に傾斜しており、前記3番ベルトのコードの傾斜方向は前記1番ベルトのコードの傾斜方向と反対方向に傾斜していることを特徴とする。
この発明では、空気入りタイヤに荷重が加えられてベルト層のベルトが変形する場合でも、各ベルト層が上記のように形成されているので、適度に変形することにより、その荷重を適度に受けることができる。これにより、ベルト層に捩れが加わり難くなり、剥離が生じ難くなる。この結果、耐久性がさらに向上する。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、前記ベルト層のタイヤ径方向外方にベルトエッジ層を2層備えていることを特徴とする。
この発明では、ベルト層のタイヤ径方向外方にベルトエッジ層を設けているため、当該空気入りタイヤが装着された車両の走行中のベルトの動きを抑え、ベルトの変形を抑えることができる。これにより、ベルトの動きに起因する発熱を抑制することができる。この結果、より確実に耐久性を向上させることができる。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、ビードフィラーが少なくとも2層で形成されていることを特徴とする。
この発明では、ビードフィラーが2種類の異なる硬度の層を有しており、ビードの側近は硬度が高めの層となっており、この硬度が高めの層の部分のタイヤ径方向外方には、硬度が低めの層となっている。これにより、トレッド部に荷重が加えられた際に、この荷重によるベルト層付近の負担を、ビードフィラーの硬度が低めの層の部分でも受けることができ、ベルト層付近の負担を軽減できるので、この部分の発熱を抑制することができる。この結果、より確実に耐久性を向上させることができる。
また、この発明に係る小型トラック用空気入りタイヤは、上記の発明のいずれかに記載の空気入りタイヤによって形成されていることを特徴とする。小型トラック用空気入りタイヤでは、トレッド部にかかる荷重が比較的大きいため、偏摩耗が生じ易く、轍走行性も低下し易い。また、小型トラック用空気入りタイヤが装着される車両は業務上で使用されることが多いため、走行距離が長くなることが多く、このため、耐久性が高いことが好まれる。このトラック用空気入りタイヤを上記の発明の空気入りタイヤによって形成することにより、偏摩耗性、轍走行性、耐久性を両立させて向上させることができる。また、トラック用空気入りタイヤをこのように上記の発明の空気入りタイヤによって形成することにより、小型トラックでの使用状況に適したトラック用空気入りタイヤにすることができる。
本発明に係る空気入りタイヤ及びトラック用空気入りタイヤは、偏摩耗性、轍走行性、耐久性を両立させて向上させることができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる空気入りタイヤ及びトラック用空気入りタイヤの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。また、以下の実施例では、本発明の一例として小型トラック用空気入りタイヤを説明する。また、小型トラック用空気入りタイヤのトレッド面に形成されるトレッドパターンにはいくつかの種類があり、ショルダー側陸部が形成されるパターンには、主に、リブパターン、リブ・ラグパターン、ブロックパターンがある。本発明は、いずれのトレッドパターンに対しても適用することができるが、以下の説明では小型トラック用空気入りタイヤの一例としてリブパターンが形成される小型トラック用空気入りタイヤを例に説明する。
以下の説明において、タイヤ幅方向とは、小型トラック用空気入りタイヤのタイヤ回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向外方とは、タイヤ幅方向において赤道面に向かう方向の反対方向をいう。また、タイヤ径方向とは、前記タイヤ回転軸と直交する方向をいう。図1は、この発明に係る小型トラック用空気入りタイヤの要部を示す子午断面図である。この小型トラック用空気入りタイヤ1は、タイヤ径方向の最も外側となる部分にトレッド部10が設けられている。また、前記トレッド部10のタイヤ幅方向の端部からタイヤ径方向の内方側の所定の位置までは、サイドウォール部15が設けられており、さらに、このサイドウォール部15のタイヤ径方向内方側には、ビード部35が設けられている。このビード部35は、当該小型トラック用空気入りタイヤ1の2ヶ所に設けられており、赤道面80を中心として対称になるように、赤道面80の反対側にも設けられている。このビード部35には、ビード36が設けられている。また、前記トレッド部10のタイヤ径方向内方には、ベルト層20が設けられており、さらに、ベルト層20のタイヤ幅方向における両端部付近で、当該ベルト層20のタイヤ径方向外方には、ベルトエッジ層30が設けられている。
前記ベルト層20のタイヤ径方向内方、及び前記サイドウォール部15の赤道面80側には、カーカス45が連続して設けられている。このカーカス45はビード部35の赤道面80側にも形成されており、このビード部35の赤道面80側に形成されるカーカス45は前記サイドウォール部の赤道面80側に形成されるカーカス45から連続して形成される。このカーカス45は、さらに、前記ビード36のタイヤ径方向内方を通り、当該ビード36のタイヤ幅方向外方でビード36のタイヤ径方向外方まで折り返される。このカーカス45が折り返されている部分とビード36とによる空間、即ち、サイドウォール部15の前記赤道面80側に位置するカーカス45と、折り返されてタイヤ幅方向外方側に位置するカーカス45と、ビード36とによる空間には、ビードフィラー40が形成されている。つまり、ビードフィラー40はビード36のタイヤ径方向外方側に形成されている。また、ビード部35におけるビード36の赤道面80側の位置から、赤道面80の反対側に形成されるビード部35におけるビード36の赤道面80側の位置まで、前記カーカス45に沿ってインナーライナ50が形成されている。このインナーライナ50は、前記カーカス45に沿って、当該小型トラック用空気入りタイヤ1の内部側に形成されている。
前記ビードフィラー40は、前記ビード36のタイヤ径方向外方に設けられており、ビード36から離れるに従って、つまり、タイヤ径方向外方に向かうに従って、タイヤ幅方向における幅が狭くなっている。即ち、ビードフィラー40は、ビード36付近ではタイヤ幅方向におけるビード36の幅と同等の幅で形成されており、タイヤ径方向外方に向かうに従って幅が狭くなっている。また、このビードフィラー40は、硬度が異なる2層のゴム材料で形成され、主にビードフィラー40のタイヤ径方向内方側の部分は硬度が高い高硬度層41となっており、タイヤ径方向外方は硬度が低い低硬度層42となっている。この高硬度層41及び低硬度層42のそれぞれの硬度は、高硬度層41については、概ねJIS A(20℃)=75〜85程度となっており、低硬度層42については、概ねJIS A(20℃)=55〜65程度となっている。
また、高硬度層41及び低硬度層42の詳細な形状は、高硬度層41は、ビード36付近ではタイヤ幅方向の幅はビード36のタイヤ幅方向の幅と同等の幅で形成されており、タイヤ径方向外方に向かうに従って幅が狭くなっている。一方、低硬度層42は、当該低硬度層42の最もタイヤ径方向内方に位置している部分が、ビード36よりも若干タイヤ径方向外方で、且つ、高硬度層41のタイヤ幅方向外方に位置している。低硬度層42の形状は、この部分では、タイヤ幅方向における幅は狭く、そこからタイヤ径方向外方に向かうに従って幅が広くなっている。この幅は、前記高硬度層41の、タイヤ径方向において最も外側に位置する部分付近で最大になり、そこからタイヤ径方向外方に向かうに従って狭くなるように形成されている。
前記トレッド部10の表面であるトレッド面11には、タイヤ周方向に形成された周方向溝部55が複数設けられている。また、複数の周方向溝部55によって区画された部分は陸部であるリブ60として形成されており、リブ60も周方向溝部55と同様に複数形成されている。この複数のリブ60のうち、タイヤ幅方向の両端部に位置しているリブ60は、ショルダー側陸部であるショルダーリブ61として形成されており、タイヤ幅方向においてショルダーリブ61間に位置するリブ60は中央領域リブ71として形成されている。また、ショルダーリブ61のトレッド面11の、タイヤ幅方向における外側方向の端部はショルダー部62として形成されており、当該トレッド面11の、タイヤ幅方向における赤道面80側の端部は赤道面側端部63として形成されている。前記ショルダーリブ61のトレッド面11のタイヤ子午断面での形状、即ち、ショルダー領域プロファイルライン65は、タイヤ径方向内方に凹む曲線で形成されている。
前記ベルトエッジ層30は、ベルト層20のタイヤ幅方向における両端部付近で、ベルト層20のタイヤ径方向外方、即ち、ショルダーリブ61のタイヤ径方向内方に位置し、ショルダーリブ61のタイヤ径方向内方から当該ショルダーリブ61に隣接する周方向溝部55のタイヤ径方向内方にかけて形成されている。また、このベルトエッジ層30はタイヤ径方向に2層が重ねられて形成されており、2層ともナイロン材等によって形成されている。
図2−1〜図2−3は、図1のB−B断面図であり、図2−1は、1番ベルトの詳細図、図2−2は、2番ベルトの詳細図、図2−3は、3番ベルトの詳細図である。前記ベルト層20は、3枚のベルト21がタイヤ径方向に重ねられて形成されており、タイヤ径方向において最も内側に位置するベルト21が1番ベルト22、タイヤ径方向において最も外側に位置するベルト21が3番ベルト24、1番ベルト22と3番ベルト24との間に位置するベルト21は2番ベルト23として形成されている。この3枚のベルト21は、それぞれスチール材等からなる複数のコード(図示省略)が配列されて形成されている。その配列の方向、即ち、タイヤ周方向からタイヤ幅方向側への傾きの角度、或いは、前記赤道面80からタイヤ幅方向への傾きの角度であるコード角度は、1番ベルト22のコード角度をα1とし、2番ベルト23のコード角度をα2とし、3番ベルトのコード角度をα3とした場合に、それぞれ50°<α1≦65°、15°≦α2≦30°、15°≦α3≦30°となっている。また、これらのコードが傾いている方向は、1番ベルト22と2番ベルト23のコードはタイヤ幅方向において同じ方向に傾いており、3番ベルト24のコードは1番ベルト22のコードとタイヤ幅方向において反対方向に傾いている。各ベルト21のコードは、これらの方向に傾きつつ、タイヤ周方向に対してそれぞれ上記の角度で傾いて形成されている。
図3は、図1のA部詳細図である。前記ショルダー領域プロファイルライン65は、タイヤ子午断面における中央領域リブ71のトレッド面11の形状、即ち、中央領域プロファイルライン72を、ショルダーリブ61側へ延長した線である中央領域プロファイルライン延長線73よりも、タイヤ径方向内方に位置している。また、中央領域プロファイルライン72は、タイヤ径方向外方に凸となる曲線で形成されている。この中央領域プロファイルライン72の形状である曲線と、前記ショルダー領域プロファイルライン65の形状である、タイヤ径方向内方に凹む曲線とは、中央領域プロファイルライン72の曲率半径をR1、ショルダー領域プロファイルライン65の曲率半径をR2とした場合に、R1>R2の関係となるように形成されている。
また、ショルダー領域プロファイルライン65のうち、前記赤道面側端部63に位置している部分と中央領域プロファイルライン延長線73との距離をH1、前記赤道面80側の反対側に位置している部分、即ち、前記ショルダー部62に位置している部分と中央領域プロファイルライン延長線73との距離をH3とする。さらに、タイヤ径方向内方に凹む曲線で形成されているショルダー領域プロファイルライン65の、凹みの最深部64と中央領域プロファイルライン延長線73との距離をH2とした場合に、これらの関係がH2>H3>H1≧0mmとなる形状でショルダー領域プロファイルライン65は形成されている。なお、前記最深部64は、ショルダー領域プロファイルライン65の、タイヤ幅方向における中央部付近となっている。
図4は、この発明に係る小型トラック用空気入りタイヤの接地形状を示す図である。上述した小型トラック用空気入りタイヤ1を路面(図示省略)に接地させた際には、接地部(図示省略)は荷重により潰れて変形するため、接地部の形状、即ち接地形状90は、所定の接地長さを有する。この接地形状90は、最大負荷能力に対応する規定の空気圧(JATMA YEAR BOOK 2004年度版に規定の空気圧)で、最大負荷能力の100%荷重をかけた際の接地部の形状である。この接地形状90は、タイヤ幅方向の中央部付近の接地長さが最も長く、タイヤ幅方向外方へ向かうに従って接地長さが短くなっている。つまり、ショルダーリブ接地形状91の接地長さNは、中央領域リブ接地形状92の接地長さMよりも短くなっている。なお、タイヤ幅方向における前記ショルダーリブ61の幅Vは、接地形状90の幅である接地幅Wの15〜25%になるように形成されている。つまり、前記ショルダーリブ61の幅Vは、空気圧を小型トラック用空気入りタイヤ1の最大負荷能力に対応する規定の空気圧とし、当該小型トラック用空気入りタイヤ1に最大負荷能力の荷重をかけた際の接地幅Wの15〜25%になるように形成されている。
この小型トラック用空気入りタイヤ1を車両(図示省略)に装着して走行をすると、当該小型トラック用空気入りタイヤ1の重量を含めた車両の重量が、路面に接触する部分のトレッド面11に集中する。このため、この付近のトレッド部10は変形し、下方、即ち、路面側に位置するトレッド面11全体が接地する。その際に、ショルダー領域プロファイルライン65は、中央領域プロファイルライン72よりもタイヤ径方向内方に位置している。このため、荷重がショルダーリブ61のトレッド面11に集中し、ショルダーリブ61のトレッド面11の接地圧を低減させることができ、トレッド面11全体での接地圧の均一化を図ることができる。この結果、ショルダーリブ61が多く摩耗することによる偏摩耗を抑制すると同時に、接地圧を低減することにより発熱を低減することができるので、耐久性を向上させることができる。
また、ショルダー領域プロファイルライン65は、タイヤ径方向内方に凹む曲線で形成されており、さらに、タイヤ幅方向におけるショルダー領域プロファイルライン65の中央部付近を前記凹みの最深部64にしている。また、ショルダー領域プロファイルライン65のうちショルダー部62に位置する部分を、赤道面側端部63よりも、中央領域プロファイルライン72に対してタイヤ径方向内方に離した位置に形成している。これにより、ショルダー部62の接地圧を、より確実に抑制できる。これらにより、タイヤ幅方向におけるショルダーリブ61のトレッド面11の中央部付近、及びショルダー部62の接地圧を、より確実に低減することができる。この結果、ショルダーリブ61内での偏摩耗を、より確実に抑制でき、また、発熱を抑制できるので、耐久性を向上させることができる。さらに、ショルダー部62の接地圧を低減させているので、走行する路面に轍があった場合でも、ショルダー部62が轍に追従し過ぎることを抑制できる。これらの結果、偏摩耗性、轍走行性、耐久性を両立させて向上させることができる。
また、ショルダー領域プロファイルライン65の曲率半径R2を、中央領域プロファイルライン72の曲率半径R1よりも小さくしているので、ショルダー領域プロファイルライン65の最深部64を、中央領域プロファイルライン延長線73よりも、よりタイヤ径方向内方に離すことができる。最深部64付近はショルダーリブ61内でも接地圧が高くなり易いので、このようにR2をR1よりも小さくすることにより、最深部64付近の接地圧をより確実に低減させることができる。これにより、より確実に接地圧の均一化を図ることができるので、偏摩耗を抑制でき、発熱を抑えて耐久性を向上させることができる。これらの結果、偏摩耗性と耐久性とを、より確実に向上させることができる。
また、ベルト層20を、コードが配列された3枚のベルト21で構成し、それぞれのベルト21のコードは、上述した角度及び傾き方向で形成されている。これにより、トレッド面11に荷重が加えられてトレッド部10が変形した場合でも、トレッド部10のタイヤ径方向内方に設けられているベルト層20の変形は適度な変形となるので、各ベルト21間のひずみが適切な範囲となり、捩れが加わり難くなる。この結果、ベルト21間の剥離が生じ難くなり、耐久性がさらに向上する。
また、ベルト層20のタイヤ径方向外方にベルトエッジ層30を設けているため、ベルト層20の動きを抑え、これによりベルト層20の変形を抑えることができる。例えば、小型トラック用空気入りタイヤ1が回転した際にはベルト層20は遠心力でタイヤ径方向外方に膨らもうとするが、ベルト層20のタイヤ径方向外方にベルトエッジ層30を設けることにより、この膨らみを抑えることができる。このようにベルト層20の変形を抑制することにより、変形による発熱を抑制することができる。この結果、耐久性をさらに向上させることができる。
また、ビードフィラー40をそれぞれゴム材料の硬度が異なる2層で形成し、ビード36側近は硬度が高めの高硬度層41、この高硬度層41のタイヤ径方向外方には硬度が低めの低硬度層42となっている。これにより、トレッド部10に荷重が加えられた場合でも、この荷重によるベルト層20付近の負担を、ビードフィラー40の低硬度層42でも受けることができる。つまり、ベルト層20付近に荷重が加えられた場合、その荷重は低硬度層42にも伝えられ、低硬度層42が変形をすることにより、ベルト層20付近の負担を軽減できる。この結果、ベルト層20付近の発熱を抑制することができ、より耐久性を高めることができる。また、ビード36側近には高硬度層41が位置しているので、ビード36側近の剛性は維持される。この結果、当該小型トラック用空気入りタイヤ1とリム(図示省略)との嵌合性及び走行安定性を維持しつつ、耐久性を高めることができる。
また、ショルダーリブ61の幅Vを、接地幅Wの15〜25%で形成しているので、偏摩耗をより確実に低減できる。つまり、小型トラック用空気入りタイヤ1のトレッド面11が接地した場合には、タイヤ幅方向において接地形状90の両端部から内側方向に接地幅Wの15〜25%の範囲の接地圧が高くなり易い。このため、この範囲に、ショルダー領域プロファイルライン65が上記の形状で形成されたショルダーリブ61を位置させることにより、より確実に接地圧の均一化を図ることができる。即ち、ショルダーリブ61の幅Vを、接地幅Wの15〜25%で形成することにより、接地形状90の上記の範囲にショルダーリブ61を位置させることができるので、接地圧が高くなり易い部分の接地圧を効果的に低減させることができ、より確実に接地圧の均一化を図ることができる。この結果、より確実に偏摩耗を抑制することができる。また、接地圧が高くなり易い部分を、上述したショルダー領域プロファイルライン65の形状で形成することにより、接地圧が低減するので、発熱を効果的に抑制することができる。この結果、より確実に耐久性を向上させることができる。また、轍走行性には、接地形状90の、タイヤ幅方向における両端部付近が大きく影響し易いが、この部分の接地圧を低減することにより、路面に轍がある場合でも、タイヤ幅方向両端部付近の轍への追従性が低減する。この結果、轍走行性が向上する。
また、小型トラック用空気入りタイヤ1は接地圧が比較的高くなり易く、走行距離が長くなることが多い。このため、小型トラック用空気入りタイヤ1を上記のように形成して偏摩耗性、轍走行性、耐久性を両立させて向上させることにより、小型トラックでの使用状況に適した小型トラック用空気入りタイヤ1にすることができる。
以下、上記の小型トラック用空気入りタイヤ1について、従来の小型トラック用空気入りタイヤ1と本発明の小型トラック用空気入りタイヤ1とについて行なった性能の評価試験について説明する。性能評価試験は、轍走行性、耐久性、偏摩耗性の3項目について行なった。
試験方法は、185/85R16 111/109Lサイズの小型トラック用空気入りタイヤ1を16×5−1/2Kのリムに組み付け、空気圧を600kPa(無負荷時)に設定する。轍走行性と偏摩耗性については、この小型トラック用空気入りタイヤ1を車両に装着して試験を行い、耐久性については、JIS D4230に記載のドラム耐久試験を行った。各試験項目の評価方法は、轍走行性については、轍路を走行した際の運転手のフィーリングで評価した。この測定結果を、後述する従来例1の小型トラック用空気入りタイヤ1の轍走行性に対する性能を100とした指数で示した。指数が大きい程、轍路を走行した際でも安定しており、轍走行に対する性能が優れている。耐久性については、最大荷重を10.69kNとしてJIS D4230に記載のドラム耐久試験に基づいて試験を行い、この結果を、後述する従来例1の小型トラック用空気入りタイヤ1の耐久性に対する性能を100とした指数で示した。指数が大きい程、耐久性が優れている。偏摩耗性については、実車走行後、ショルダーリブ61と中央領域リブ71、及びショルダーリブ61内の摩耗を測定した。この測定結果を、後述する従来例1の小型トラック用空気入りタイヤ1の偏摩耗性に対する性能を100とした指数で示した。指数が大きい程、偏摩耗に対する性能が優れている。また、この評価試験は、3項目全てにおいて指数が向上したものを効果があるものとした。
試験をする小型トラック用空気入りタイヤ1は、本発明が2種類、本発明と比較する比較例として5種類、そして、2種類の従来例を、上記の方法で試験する。従来例2、比較例1〜5及び本発明1、2は、上述したようにショルダー領域プロファイルライン65が中央領域プロファイルライン延長線73から離れている。なお、ここでH1、H2、H3の各数値は、中央領域プロファイルライン延長線73からタイヤ径方向内方側を+(プラス)、中央領域プロファイルライン延長線73からタイヤ径方向外方側を−(マイナス)としている。従来例1は、ショルダー領域プロファイルライン65が中央領域プロファイルライン延長線73に沿った形状となっている。
従来例の一例である従来例2は、ショルダー部62が中央領域プロファイルライン延長線73よりもタイヤ径方向外方に位置している。また、比較例の一例である比較例1及び比較例2は、ショルダー領域プロファイルライン65のうち、ショルダー部62が中央領域プロファイルライン延長線73から最も離れており、比較例3及び比較例5は、赤道面側端部63が中央領域プロファイルライン延長線73から最も離れている。また、比較例4は、赤道面側端部63の方がショルダー部62よりも、中央領域プロファイルライン延長線73から離れて形成されている。
これに対し、本発明の一例である本発明1及び本発明2は、ショルダー領域プロファイルライン65の形状が、中央領域プロファイルライン延長線73に対して上述した形状、即ち、H2>H3>H1≧0mmの関係を満たすように形成されている。これらの従来例1及び従来例2、比較例1〜5、本発明1及び本発明2の小型トラック用空気入りタイヤ1を上記の方法で評価試験をし、得られた結果を表1−1及び表1−2に示す。
Figure 2006021702
Figure 2006021702
表1−1及び表1−2に示した上記の試験結果で明らかなように、ショルダー領域プロファイルライン65を中央領域プロファイルライン延長線73からタイヤ径方向内方に離した場合でも、H2>H3>H1≧0mmの関係を満たしていない場合には、轍走行性、耐久性、偏摩耗性のうちの少なくともいずれかの性能が従来例1よりも向上しないので、これらの性能の向上を両立することができない。
そこで、本発明1及び本発明2では、ショルダー領域プロファイルライン65を中央領域プロファイルライン延長線73からタイヤ径方向内方に離した場合でも、その距離がH2>H3>H1≧0mmの関係を満たすように形成されている場合には、轍走行性、耐久性、偏摩耗性の各性能を向上させることができる。この結果、轍走行性、耐久性、偏摩耗性を両立させて向上させることができる。
なお、ビードフィラー40は硬度の異なる2層のゴムによって形成されているが、ビードフィラー40は3層以上で形成してもよい。ビードフィラー40を3層以上で形成しても、ビード36付近の硬度は高くし、タイヤ径方向外方では硬度を低くすることにより、硬度が低い部分は変形し易くなるので、トレッド面11に作用する荷重によるベルト層20などの負担を軽減することができる。この結果、ベルト層20などの発熱を抑制できるので、耐久性を向上させることができる。
また、上記の説明では、小型トラック用空気入りタイヤ1の一例としてリブパターンを有する小型トラック用空気入りタイヤ1を説明しているが、本発明を適用する小型トラック用空気入りタイヤ1はリブパターン以外でも、リブ・ラグパターン、ブロックパターンなど、いずれのパターンのトレッド部10を有する小型トラック用空気入りタイヤ1でもよい。トレッド面11にショルダーリブ61等のショルダー側陸部が形成されている小型トラック用空気入りタイヤ1であれば、パターン形状はどのような形状であっても構わない。
また、上記の説明では、本発明の一例として小型トラック用空気入りタイヤ1を説明しているが、本発明は小型トラック用空気入りタイヤ1以外の空気入りタイヤに適用してもよい。小型トラック用空気入りタイヤ1以外の空気入りタイヤでも、偏摩耗性、轍走行性、耐久性の各性能を向上は望まれるので、それらの空気入りタイヤに本発明を適用することにより、これらの性能を満足した高性能な空気入りタイヤにすることができる。
以上のように、本発明にかかる小型トラック用空気入りタイヤ及び空気入りタイヤは、偏摩耗等の性能を向上させる場合に有用であり、特に、複数の性能を向上させる場合に適している。
この発明に係る小型トラック用空気入りタイヤの要部を示す子午断面図である。 図1のB−B断面図であり、1番ベルトの詳細図である。 図1のB−B断面図であり、2番ベルトの詳細図である。 図1のB−B断面図であり、3番ベルトの詳細図である。 図1のA部詳細図である。 この発明に係る小型トラック用空気入りタイヤの接地形状を示す図である。
符号の説明
1 小型トラック用空気入りタイヤ
10 トレッド部
11 トレッド面
15 サイドウォール部
20 ベルト層
21 ベルト
22 1番ベルト
23 2番ベルト
24 3番ベルト
30 ベルトエッジ層
35 ビード部
36 ビード
40 ビードフィラー
41 高硬度層
42 低硬度層
45 カーカス
50 インナーライナ
55 周方向溝部
60 リブ
61 ショルダーリブ
62 ショルダー部
63 赤道面側端部
64 最深部
65 ショルダー領域プロファイルライン
71 中央領域リブ
72 中央領域プロファイルライン
73 中央領域プロファイルライン延長線
80 赤道面
90 接地形状
91 ショルダーリブ接地形状
92 中央領域リブ接地形状

Claims (7)

  1. トレッド部に形成される複数の周方向溝部によって複数の陸部が区画され、前記トレッド部のタイヤ径方向内方にはベルト層を有している空気入りタイヤにおいて、
    前記複数の陸部のうちタイヤ幅方向の両端部に位置するショルダー側陸部はショルダー領域プロファイルラインを有しており、
    前記複数の陸部のうち前記ショルダー側陸部間に位置する中央領域リブは中央領域プロファイルラインを有しており、
    前記ショルダー領域プロファイルラインは、前記中央領域プロファイルラインを前記ショルダー側陸部側へ延長した仮想の延長線である中央領域プロファイルライン延長線よりもタイヤ径方向内方に位置しており、且つ、タイヤ径方向内方に凹む曲線からなり、さらに、前記ショルダー領域プロファイルラインのうち最も赤道面側に位置している部分と前記中央領域プロファイルライン延長線との距離をH1、前記ショルダー領域プロファイルラインのうち前記ショルダー領域プロファイルラインの形状である凹みの最深部と前記中央領域プロファイルライン延長線との距離をH2、前記ショルダー領域プロファイルラインのうち前記赤道面側の反対側に位置している部分と前記中央領域プロファイルライン延長線との距離をH3とした場合に、H2>H3>H1≧0mmの関係を満たすように形成されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. タイヤ幅方向における前記ショルダー側陸部の幅は、接地幅の15〜25%であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記中央領域プロファイルラインの曲率半径をR1、ショルダー領域プロファイルラインの曲率半径をR2とした場合に、R1>R2となるように前記中央領域プロファイルライン及びショルダー領域プロファイルラインは形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ベルト層は、それぞれ複数のコードを配列する3枚のベルトからなり、
    前記3枚のベルトのうちタイヤ径方向の最も内方に位置するベルトである1番ベルトのコード角度をα1、
    前記3枚のベルトのうちタイヤ径方向の最も外方に位置するベルトである3番ベルトのコード角度をα3、
    前記3枚のベルトのうちタイヤ径方向において前記1番ベルトと前記3番ベルトとの間に位置するベルトである2番ベルトのコード角度をα2とした場合に、
    それぞれのコード角度は、50°<α1≦65°、15°≦α3≦30°、15°≦α2≦30°となるように形成されており、且つ、タイヤ幅方向におけるコードの傾斜方向は、前記1番ベルトのコードの傾斜方向と前記2番ベルトのコードの傾斜方向とは同方向に傾斜しており、前記3番ベルトのコードの傾斜方向は前記1番ベルトのコードの傾斜方向と反対方向に傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ベルト層のタイヤ径方向外方にベルトエッジ層を2層備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. ビードフィラーが少なくとも2層で形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 請求項1〜6に記載の空気入りタイヤによって形成されることを特徴とする小型トラック用空気入りタイヤ。
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