JP2006017574A - タイヤプロファイル形状測定装置 - Google Patents

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雅也 宮崎
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Abstract

【課題】荷重負荷時に接地するタイヤのプロファイル形状を精度よく測定することが可能なタイヤプロファイル形状測定装置を提供する。
【解決手段】接地したタイヤTに荷重を負荷した状態でタイヤプロファイル形状を測定する装置であり、タイヤTに荷重を負荷可能に支持する支持手段3と、タイヤTを接地させる接地体1と、接地体1に接地するタイヤTのプロファイルの変位を測定する変位センサ5と、変位センサ5から入力された信号によりタイヤTのプロファイル形状を求める処理手段7とを備えている。接地体1には、タイヤTを接地させる表面11から裏面13に貫通し、かつ接地するタイヤTの幅方向に延在するスリット孔15が設けられている。変位センサ5は、スリット孔15に対面して接地体1の裏面13側を通ってタイヤ幅方向に移動可能であり、かつタイヤ径方向に移動可能になっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤのプロファイル形状を測定する装置に関し、更に詳しくは、荷重負荷時に接地するタイヤのプロファイル形状を精度よく測定することができるタイヤプロファイル形状測定装置に関する。
従来、荷重負荷時に接地するタイヤのプロファイル形状を測定する方法として、リムにセットしたタイヤの側面に対してレーザスリット光を走査させ、その側面からの反射光をカメラで読み取って側面のタイヤ断面形状を得るようにした方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。反射光の輝度レベルに基づいて側面のタイヤ断面形状を求めるようにしている。
しかしながら、タイヤの接地面近傍での反射光が減少するため、輝度レベルが正しく得られず、満足する精度のタイヤプロファイル形状を得ることができないという問題があった。
特開平7−174528号公報
本発明は、荷重負荷時に接地するタイヤのプロファイル形状を精度よく測定することが可能なタイヤプロファイル形状測定装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明のタイヤプロファイル形状測定装置は、リムに装着したタイヤを接地させ、該接地したタイヤに荷重を負荷した状態でタイヤプロファイル形状を測定するタイヤプロファイル形状測定装置であって、タイヤに荷重を負荷可能に支持する支持手段と、タイヤを接地させる接地体と、接地体に接地するタイヤのプロファイルの変位を測定する変位センサと、該変位センサから入力された信号によりタイヤのプロファイル形状を求める処理手段とを有し、接地体に、タイヤを接地させる表面から裏面に貫通し、かつ接地するタイヤの幅方向に対応する接地体の幅方向に延在するスリット孔を設け、変位センサをスリット孔と対面する接地体の裏面側を通ってタイヤ幅方向に移動可能にすると共にタイヤ径方向に移動可能にしたことを特徴とする。
本発明の他のタイヤプロファイル形状測定装置は、リムに装着したタイヤを接地させ、該接地したタイヤに荷重を負荷した状態でタイヤプロファイル形状を測定するタイヤプロファイル形状測定装置であって、タイヤに荷重を負荷可能に支持する支持手段と、タイヤを接地させる接地体と、接地体に接地するタイヤのプロファイルの変位を測定する変位センサと、該変位センサから入力された信号によりタイヤのプロファイル形状を求める処理手段とを有し、接地体に、タイヤを接地させる表面から裏面に貫通し、かつ接地するタイヤの周方向に対応する接地体の長さ方向に延在するスリット孔を設け、変位センサをスリット孔と対面する接地体の裏面側を通って接地体の長さ方向に移動可能にすると共にタイヤ周方向に移動可能にしたことを特徴とする。
上述したタイヤプロファイル形状測定装置によれば、接地体に設けたスリット孔を介して、接地面近傍でも荷重を負荷したタイヤの測定面に対して変位センサを対面させながら測定することができるため、接地面近傍においても精度よく測定することが可能になる。従って、荷重負荷時に接地するタイヤのプロファイル形状を精度よく測定することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、添付の図面において、同一構成要素は同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は本発明のタイヤプロファイル形状測定装置の一実施形態を示し、1はリム(不図示)に装着したタイヤ(空気入りタイヤ)Tを接地させる接地台(接地体)、3はタイヤTに荷重を負荷可能に支持する支持手段、5は接地台1に接地するタイヤTのプロファイルの変位を測定する変位センサ、7は変位センサ5から入力された信号によりタイヤTのプロファイル形状を求める処理手段である。
ベースB上に固定した接地台1は、図2に示すように、上部にタイヤTを接地させる平板状の接地部9を備えている。接地部9には、タイヤTを接地させる表面11から裏面13に貫通する1本のスリット孔15が設けられている。このスリット孔15は、接地するタイヤTの幅方向に対応する接地台1の幅方向一端から他端まで接地部9を幅方向に横断するように延在している。
接地台1の両側のベースB上に立設したフレーム17に支持手段3が設けられている。この支持手段3は、接地台1の上方に位置し、フレーム17の上部に取り付けられた油圧シリンダ19と、この油圧シリンダ19のロッド19aの下端に固定した断面コ字状の支持アーム21を備えている。支持アーム21の下端取付部21aにリムに装着したタイヤTを回転自在でかつ着脱自在に支持するようにしている。油圧シリンダ19のロッド19aを伸長させることにより支持アーム21が降下し、それにより接地台1にタイヤTを接地させ、更に所定の荷重をタイヤTに負荷できるようになっている。
フレーム17には、取付部材23を介して、変位センサ5を移動させるための軌道25が取り付けられている。軌道25は、接地部9の裏面13側にスリット孔15に対面して幅方向に沿って延在する幅方向延在部25aと、幅方向延在部25aの両側(接地部9の幅方向両側)から円弧状の曲線を描きながら表面11側(上側)に向けて延在し、更にタイヤ径方向に沿って上方に延在する径方向延在部25bとを有するU字状に形成されている。
この軌道25に変位センサ5が摺動自在に取り付けられている。変位センサ5は、不図示の移動手段により軌道25に沿って移動可能になっており、軌道25上を移動することにより接地部9の裏面13側を通ってタイヤ幅方向に移動可能であり、更にタイヤ径方向にも移動できるようにしている。不図示の移動手段は、変位センサ5を移動可能であれば、いずれの手段を用いてもよい。例えば、軌道25に沿ってプーリを介して延設したベルトに変位センサ5を取り付け、プーリをモータ駆動により回転させることで、ベルトを移動させて変位センサ5を移動するようにしてもよく、また軌道25に沿って設置されたラックとそのラックに噛み合うピニオンを備えたギア式の移動装置であってもよい。
変位センサ5は、タイヤ表面までの距離を測定する非接触式のレーザ変位センサから構成されている。変位センサ5は、不図示のピニオン・ラック機構及びそれを駆動する駆動手段により図1の矢印nで示すように、首振り可能になっており、その首振り角度を変えることにより、レーザ光xを照射する測定角度が変更可能になっている。この変位センサ5が不図示の配線を介して処理手段7に接続されている。
処理手段7は、パソコンなどから構成され、予め設定されたプログラムに従い、変位センサ5からの入力信号に基づいて、タイヤTのプロファイルの各位置における2次元の位置座標を求め、その位置座標から形成されるプロファイル形状を表示手段27の表示部27aに図3に示すように表示するようになっている。なお、図3に示すプロファイル形状は、接地面T2の溝による凹部を無視して平滑にした状態で示している。
本発明では、上述した測定装置によりタイヤTのプロファイル形状を以下のようにして測定する。
先ず、支持アーム21の下端取付部21aにリムに装着したタイヤTを取り付ける。次いで、油圧シリンダ19のロッド19aを伸長させ、所定の荷重を負荷した状態でタイヤTを接地台1の接地部9の表面11に接地させる。
この状態で、変位センサ5が一方のリムフランジに対面する位置から軌道25に沿ってタイヤ径方向内側に移動しながら、一方のタイヤサイド部T1のプロファイルの変位を測定し、次いで軌道25に沿ってタイヤ幅方向に移動しながら、スリット孔15を介して接地面T2及び接地面近傍のプロファイルの変位を測定し、更に軌道25に沿ってタイヤ径方向外側に移動しながら、他方のリムフランジに対面する位置まで他方のタイヤサイド部T3のタイヤ子午線断面におけるプロファイルの変位を測定する。
変位センサ5で検出された変位信号(距離信号)が処理手段7に逐次入力され、処理手段7では入力された変位信号に基づいてタイヤTのプロファイルの各検出位置における位置座標を求め、その位置座標から形成されるプロファイル形状が表示手段27の表示部27aに表示される。
このように本発明では、接地台1にスリット孔15を設けることにより、変位センサ5を接地面T2近傍でもタイヤTの測定面に対して対面させながら測定することができるので、接地面T2近傍での測定精度の低下を招くことがなく、従って、荷重負荷時に接地するタイヤTのプロファイル形状を精度よく測定することが可能になる。
図4は、本発明のタイヤプロファイル形状測定装置の他の実施形態を示し、この実施形態では、接地台1がベースB上に一対のガイドレール29を介して移動可能に設置されている。軌道25は、取付部材23を介して接地台1に取り付けられ、接地台1と軌道25が共に接地台1の幅方向と直交する方向に延在するガイドレール29に沿って移動可能になっている。
このように接地台1と軌道25を共に移動可能にすることで、接地台1に接地したタイヤTの接地面T2の周方向前端から後端まで各所望位置におけるタイヤTの子午線断面におけるプロファイル形状を得ることができる。
また、処理手段7を3次元の位置座標を求めることができるようにし、接地面T2の周方向前端から後端まで所定の間隔でタイヤ子午線断面のプロファイルの変位を変位センサ5により測定することで、接地したタイヤTに荷重を負荷した状態での3次元のプロファイル形状を測定することも可能になる。
図4では、接地台1と軌道25を共に移動可能にする構成にしたが、それに代えて、フレーム17を接地台1の幅方向と直交する方向に移動可能にし、タイヤTを支持する支持手段3を移動できるようにしてもよい。
上記のようにタイヤTを静的状態で測定する場合、変位センサ5は、非接触式のレーザ変位センサに代えて、図5に示すような接触式変位センサであってもよい。図5の変位センサ5は、接地したタイヤTの表面に接触しかつ変位可能な接触子31を備えている。接触子31は、常時矢印a方向に付勢されたロッド33とロッド33の先端に回転自在に取り付けられ、タイヤTの表面に接触する接触ローラ35を有し、接触ローラ35の変位がロッド33を介してセンサ本体35で検出され、プロファイルの変位を測定できるようになっている。
図6は、本発明のタイヤプロファイル形状測定装置の更に他の実施形態を示し、この測定装置は、荷重を負荷したタイヤTの動的状態におけるプロファイル形状を測定できるようにしたものである。
ベースB上に立設されたフレーム37上に図6の前後に延在する一対のガイドレール39が敷設され、そのガイドレール39上に長方形状の平板体(接地体)41が不図示の駆動手段(例えば、平板体の移動方向両端に連結した牽引ロープをモータなどにより引く)により走行移動可能に設けられている。
図7に示すように、平板体41にスリット孔15が移動方向と直交する平板体41の幅方向の一端から他端まで横断するように設けられ、平板体41はスリット孔15で分割された2枚の板状片41A,41Bから構成されている。2枚の板状片41A,41Bは連結部材43で連結され、共に移動できるようにしている。
ガイドレール39は所定の間隔bをおいて配置した前後のガイドレール片39A,39Bから構成され、その間隔bの下方に対面するようにして、上記軌道25が配置されている。間隔bの上方に位置する平板体41の部分にタイヤTが接地し、平板体41の表面45に接地するタイヤTの接地面T2に対面して平板体41の裏面47側に幅方向延在部25aが幅方向に延在している。
処理手段7は、入力された変位信号の値を算出し、その値が予め設定した閾値以上か否か判定する。この判定は、軌道25上を間欠的に移動する変位センサ5が移動する平板板41のスリット孔15を介して検出した変位信号を見つけるためのものである。変位信号の値が閾値より小さいと、平板板41の裏面47までの変位量と判断し、その変位信号は採用しない。閾値以上の値をもつ変位信号のみをプロファイルを求める信号と判断し、その2次元の位置座標を求め、その位置座標から形成されるプロファイル形状を表示手段27の表示部27aに表示する。
他方、変位信号の値が閾値以上であると判定、即ちスリット孔15に対面する位置で、変位センサ5がスリット孔15を介してタイヤ表面までの変位量を測定すると、変位センサ5が所定の距離だけ、軌道25に沿って移動する。変位センサ5はその移動を繰り返して一方のリムフランジに対面する位置から軌道25に沿って他方のリムフランジに対面する位置までタイヤ子午線断面におけるプロファイルの変位を測定する。
図6の実施形態では、平板体41の移動に伴い、それに接地するタイヤTが回転し、その回転するタイヤTに荷重を負荷した動的状態におけるプロファイル形状を得ることができる。
図8は、平板体41の他の例を示し、スリット孔15が移動方向と直交する平板体41の幅方向の一端から他端側に向けて延在する第1スリット孔15aと、他端から一端側に向けて延在する第2スリット孔15bとから構成したものである。
第1スリット孔15aと第2スリット孔15bは、平板体41の移動方向に所定の間隔をおいて設けられ、かつ移動方向から見てオーバーラップするように形成されている。このように平板体41を構成してもよい。
図6の軌道25は、好ましくは、平板体41の移動方向に移動可能に設けるのがよい。その際、間隔bはタイヤTの接地面T2の周方向長さを超える間隔とする。
これにより、図4に示す実施形態と同様に、平板体41に接地したタイヤTの接地面T2の周方向前端から後端まで各所望位置における動的状態のタイヤTの子午線断面におけるプロファイル形状を得ることができる。
また、処理手段7を3次元の位置座標を求めることができるようにし、接地面T2の周方向前端から後端まで所定の間隔でタイヤ子午線断面のプロファイルの変位を変位センサ5により測定することで、接地した動的状態のタイヤTに荷重を負荷した状態での3次元のプロファイル形状を測定することも可能になる。
軌道25を移動可能にする構成に代えて、フレーム17を平板体41の移動方向に移動可能にし、タイヤTを支持する支持手段3を移動できるようにしてもよい。
図9は、本発明のタイヤプロファイル形状測定装置の更に他の実施形態を示し、この測定装置も、図6の測定装置と同様に、荷重を負荷したタイヤTの動的状態におけるプロファイル形状を測定できるようにしたものである。
無端ベルト(接地体)49が前後のプーリ51間に掛け回され、一方のプーリ51に連結された駆動モータ(不図示)によりプーリ51を回転させることで、無端ベルト49が周方向に沿って回転移動するようになっている。
無端ベルト49には、図10に示すように、無端ベルト49の幅方向の一端から他端側に向けて延在する第1スリット孔15aと、他端から一端側に向けて延在する第2スリット孔15bとからなるスリット孔15が形成されている。第1スリット孔15aと第2スリット孔15bは、無端ベルト49の周方向(回転方向)に所定の間隔をおいて設けられ、かつ移動方向から見てオーバーラップするように形成されている。
変位センサ5を摺動自在に取り付けたU字状の軌道25が、無端ベルト49の表面57に接地するタイヤTの接地面T2に対面する位置に設けられている。幅方向延在部25aが無端ベルト49の裏面59側に接地面T2に対面する位置で幅方向に延在している。径方向延在部25bは、幅方向延在部25aの両側(無端ベルト49の幅方向両側)から円弧状の曲線を描きながら表面57側(上側)に向けて延在し、更にタイヤ径方向に沿って上方に延在している。処理手段7は、図6の実施形態と同様である。
図9の実施形態では、無端ベルト49の回転移動に伴い、それに接地するタイヤTが回転し、その回転するタイヤTに荷重を負荷した動的状態におけるプロファイル形状を得ることができる。しかも、無端ベルト49は高速で回転移動させることができるため、タイヤTの高速回転時におけるプロファイル形状の測定も可能になる。
図9の軌道25は、好ましくは、無端ベルト49の回転方向に移動可能に設けるのが、上記と同様の理由からよい。また、それに代えて、支持手段3を無端ベルト49の回転方向に移動可能に設けるようにしてもよい。
図11は、本発明のタイヤプロファイル形状測定装置の更に他の実施形態を側面で示し、この測定装置は、静的状態において荷重を負荷したタイヤTの周方向断面のプロファイル形状を測定できるようにしたものである。
図1の測定装置において、表面11から裏面13に貫通しスリット孔15が接地するタイヤTの周方向に対応する接地台1の長さ方向に一端から他端まで横断するように延在している。
変位センサ5を摺動自在に取り付けた軌道25は、接地部9の裏面13側にスリット孔15に対面して長さ方向に沿って延在する長さ方向延在部25xと、長さ方向延在部25xの両側からタイヤ周方向に沿って表面11側(上側)に向けて延在し、更に上方に延在する周方向延在部25yを有している。従って、軌道25に沿って移動する変位センサ5は、接地部9の裏面13側を通って接地台1の長さ方向に移動可能であり、更に接地部9の長さ方向両側からタイヤ周方向に沿って移動できるようになっている。
このようにタイヤプロファイル形状測定装置を構成することにより、静的状態において荷重を負荷したタイヤTの周方向断面のプロファイル形状を精度よく測定することができる。
本発明において、スリット孔15の幅としては、タイヤ1の接地特性に影響を与えない範囲であればいずれの寸法であってもよく、好ましくは10mm以下、より好ましくは5mm以下、望ましくは、小さいブロックパターンを有するタイヤにも対応させるため、2mm以下がよい。下限値としては、レーザ変位センサーを使用し、低速で測定する場合、0.1mm程度にすることができる。
非接触式の変位センサ5としては、上述したようにレーザ変位センサを好ましく用いることができるが、それに限定されず、タイヤ表面までの変位としての距離を測定する非接触式の距離センサであればいずれの非接触式の変位センサであってもよい。
非接触式の変位センサ5にレーザ変位センサを使用してタイヤ子午線断面のプロファイル形状を求める場合、好ましくは、図12に示すように、変位センサ5の測定角度を変更し、タイヤTの接地面T2のみを再度測定するようにするのがよい。
接地したタイヤTの周方向溝T4は、負荷荷重により内側に拡開した形状に変形する。その変形状態を見るため、変位センサ5の測定角度を一方に傾斜させた状態で軌道25の幅方向延在部25aに沿って移動させ(図12(a))、一方側に拡開する周方向溝T4の溝断面形状を検出する。次いで、変位センサ5の測定角度を他方に傾斜させた状態で軌道25の幅方向延在部25aに沿って移動させ(図12(b))、他方側に拡開する周方向溝T4の溝断面形状を検出する。
図13(a)に図12(a)の状態で測定された接地面T2のプロファイル、図13(b)に図12(b)の状態で測定された接地面T2のプロファイル、図13(c)に図1の状態で測定された接地面T2のプロファイルを示す。
これらの検出信号から得られた接地面T2の座標位置に関する情報データを組み合わせる、即ち、図13(a),(b),(c)の形状を組み合わせるように、処理手段7でプロファイル形状を解析処理することで、図13(d)に示すような、接地面T2に周方向溝T4を含めたプロファイル形状を得ることができる。
変位センサ5に使用するレーザ変位センサは、スリット孔15をスポット的に検出する1次元のレーザ変位センサーであっても、スリット孔15に沿って検出する2次元のレーザ変位センサーであってもよい。好ましくは、2次元のレーザ変位センサーが測定効率を高める上でよい。
本発明のタイヤプロファイル形状測定装置の一実施形態を示す正面図である。 図1の接地台を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 表示手段に表示したタイヤプロファイル形状の一例を示す説明図である。 本発明のタイヤプロファイル形状測定装置の他の実施形態を示す正面図である。 変位センサの他の例を示す正面図である。 本発明のタイヤプロファイル形状測定装置の更に他の実施形態を示す正面図である。 図6の平板体を含む要部側面説明図である。 平板体の他の例を示す平面図である。 本発明のタイヤプロファイル形状測定装置の更に他の実施形態を示す正面図である。 図9の無端ベルトの他の例を示す平面図である。 本発明のタイヤプロファイル形状測定装置の更に他の実施形態を示す正面図である。 (a),(b)は、それぞれ接地面の周方向溝を測定する方法を示す説明図である。 (a)は図12(a)に示す状態で測定した接地面のプロファイル形状を示す説明図、(b)は図12(b)に示す状態で測定した接地面のプロファイル形状を示す説明図、(c)は図1に示す状態で測定した接地面のプロファイル形状を示す説明図、(d)は(a),(b),(c)を組み合わせて形成されたタイヤのプロファイル形状を示す説明図である。
符号の説明
1 接地台(接地体)
3 支持手段
5 変位センサ
7 処理手段
9 接地部
11 表面
13 裏面
15 スリット孔
15a 第1スリット孔
15b 第2スリット孔
25 軌道
31 接触子
41 平板体(接地体)
45 表面
47 裏面
49 無端ベルト(接地体)
57 表面
59 裏面
T タイヤ
T2 接地面

Claims (18)

  1. リムに装着したタイヤを接地させ、該接地したタイヤに荷重を負荷した状態でタイヤプロファイル形状を測定するタイヤプロファイル形状測定装置であって、
    タイヤに荷重を負荷可能に支持する支持手段と、タイヤを接地させる接地体と、接地体に接地するタイヤのプロファイルの変位を測定する変位センサと、該変位センサから入力された信号によりタイヤのプロファイル形状を求める処理手段とを有し、
    接地体に、タイヤを接地させる表面から裏面に貫通し、かつ接地するタイヤの幅方向に対応する接地体の幅方向に延在するスリット孔を設け、変位センサをスリット孔と対面する接地体の裏面側を通ってタイヤ幅方向に移動可能にすると共にタイヤ径方向に移動可能にしたタイヤプロファイル形状測定装置。
  2. スリット孔を接地体の幅方向一端から他端まで横断するように設け、接地体の裏面側にスリット孔に対面して幅方向に延在し、かつ接地体の幅方向両側から表面側に向けてタイヤ径方向に延在する軌道を設け、該軌道に変位センサを移動可能に取り付けた請求項1に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  3. 接地体を固定した請求項2に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  4. 支持手段、または接地体と軌道を接地体の幅方向と直交する方向に移動可能にした請求項2に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  5. 変位センサが、接地したタイヤの表面に接触しかつ変位可能な接触子を有し、該接触子の変位によりタイヤのプロファイルの変位を検出する接触式変位センサである請求項3または4に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  6. 接地体を走行移動可能な平板体から構成し、スリット孔を移動方向と直交する平板体の幅方向の一端から他端まで横断するように設け、平板体の表面に接地するタイヤの接地面に対面して平板体の裏面側に幅方向に延在し、かつ平板体の幅方向両側から表面側に向けてタイヤ径方向に延在する軌道を設け、該軌道に変位センサを移動可能に取り付けた請求項1に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  7. 接地体を走行移動可能な平板体から構成し、スリット孔を移動方向と直交する平板体の幅方向の一端から他端側に向けて延在する第1スリット孔と、他端から一端側に向けて延在する第2スリット孔とから構成し、平板体の表面に接地するタイヤの接地面に対面して平板体の裏面側に幅方向に延在し、かつ平板体の幅方向両側から表面側に向けてタイヤ径方向に延在する軌道を設け、該軌道に変位センサを移動可能に取り付けた請求項1に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  8. 第1スリット孔と第2スリット孔を移動方向に所定の間隔をおいて設けると共に、移動方向から見てオーバーラップするように形成した請求項7に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  9. 支持手段または軌道を平板体の移動方向に移動可能にした請求項6,7または8に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  10. 接地体を回転可能に支持された無端ベルトから構成し、スリット孔を無端ベルトの幅方向の一端から他端側に向けて延在する第1スリット孔と、他端から一端側に向けて延在する第2スリット孔とから構成し、無端ベルトの表面に接地するタイヤの接地面に対面して無端ベルトの裏面側に幅方向に延在し、かつ無端ベルトの幅方向両側から表面側に向けてタイヤ径方向に延在する軌道を設け、該軌道に変位センサを移動可能に取り付けた請求項1に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  11. 第1スリット孔と第2スリット孔を無端ベルトの回転方向に所定の間隔をおいて設けると共に、無端ベルトの周方向から見てオーバーラップするように形成した請求項10に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  12. 支持手段または軌道を無端ベルトの回転方向に移動可能にした請求項10または11に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  13. 処理手段が、変位センサから入力された信号によりタイヤの3次元のプロファイル形状を求めることが可能である請求項4,9または12に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  14. リムに装着したタイヤを接地させ、該接地したタイヤに荷重を負荷した状態でタイヤプロファイル形状を測定するタイヤプロファイル形状測定装置であって、
    タイヤに荷重を負荷可能に支持する支持手段と、タイヤを接地させる接地体と、接地体に接地するタイヤのプロファイルの変位を測定する変位センサと、該変位センサから入力された信号によりタイヤのプロファイル形状を求める処理手段とを有し、
    接地体に、タイヤを接地させる表面から裏面に貫通し、かつ接地するタイヤの周方向に対応する接地体の長さ方向に延在するスリット孔を設け、変位センサをスリット孔と対面する接地体の裏面側を通って接地体の長さ方向に移動可能にすると共にタイヤ周方向に移動可能にしたタイヤプロファイル形状測定装置。
  15. スリット孔を接地体の長さ方向一端から他端まで横断するように設け、接地体の裏面側にスリット孔に対面して接地体の長さ方向に延在し、かつ接地体の長さ方向両側から表面側に向けてタイヤ周方向に延在する軌道を設け、該軌道に変位センサを移動可能に取り付けた請求項14に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  16. 変位センサがタイヤ表面までの距離を測定する非接触式の変位センサである請求項1,2,3,4,6,7,8,9,10,11,12,13,14または15に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  17. 非接触式の変位センサがレーザ変位センサである請求項16に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
  18. 変位センサの測定角度を変更可能にした請求項16または17に記載のタイヤプロファイル形状測定装置。
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