JP2015183428A - 移動式軌道3点測定器(レーザー式) - Google Patents

移動式軌道3点測定器(レーザー式) Download PDF

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【課題】一人の作業者で効率よく軌道検測が行えるばかりか熟練を要さずに作業が行える移動式軌道3点測定器(レーザー式)を提供する。【解決手段】計測装置8が10m測定弦7へ向けて照射するレーザー光88の発光器861と前記10m測定弦7へ向けて照射して反射したレーザー光88の受光器862と前記レーザー光88の照射光と反射光の測定値を用いてレール21の高さ方向のずれによる高低狂い量とレール幅方向のずれによる通り狂い量を測定する。【選択図】図1

Description

本発明は鉄道軌条に用いられるレールについて高低狂い量および通り狂い量を測定するために用いられる移動式軌道3点測定器(レーザー式)に関するものである。
従来、鉄道軌道を構成する左右のレールは所定の基準に沿って設置されているが、その後に、例えば列車の運行など各種要因で左右のレールが基準位置に対して偏位する事態が生じる。
このレールの偏位は通常、狂いといわれて数種類のものが存在するが、中でも高低狂い(各レールの基準位置に対する上下方向の偏位)と通り狂い(各レールの基準位置に対する左右方向の偏位)については重要な狂いであり、定期的に検測されているが、これらの狂いは一般的に10mの測定弦を設定し、その中点に対するレールの偏位を測定して測定された偏位量が基準値を超えるときは狂い量が不良と判定され(いわゆる10m測定弦検測)、その後に調整作業が行われている。
ところで、前記10m測定弦検測についても各種の改良が行われており、例えば特開2001−130408号公報に提示されているように、駆動車に牽引された検測機器を搭載した検測車両を一般走行車両と同程度の速度で走行させて電子的な検測手段により自動的に偏位箇所と偏位量(狂い量)を測定しており、このような手段によると、さして、時間や手間を要することはないが、これらの一般の走行車両を用いる手段は主要区間についてはきわめて効率がよいが、鉄道の多くを占める支線や例えばホーム近隣の側道などでは前記走行式の検測装置を採用することは却って非能率なものとなり、例えば特開平11−117205号公報に示されているような手作業により10m測定弦に対する高低狂いと通り狂いが測定されている。
前記手作業による軌道検測手段は、図9に示すように、レール1aの一端に設置した弦巻き2aから繰り出した測定弦3aをレール1aの所定位置に設置した糸張り計4aの所定位置に所定の張力により固定し、両端に設置したコマ5a,5aに階段ゲージ6aを測定弦3aの下に水平に押込みかかった所が狂い量となるものであり、簡単且つ廉価な道具で検測するという利点はあるものの二人が測定弦3aの端を保持してもう一人が検測する必要から常時3人体制で検測作業を行うことが必要であった。また、10mの検測が終わると撤収して次の10mへと進むことになり、能率が悪いという問題がある。
そこで、前記3人の作業員による手作業により行われる検測に代わり測定時の設定及び移動が簡単であると共に作業者が一人でも容易に測定することができる軌道検測装置が特開2000−205806号公報に提示されている。
この公報に提示されている軌道検測装置は、図10に示すように、測定対象のレール1a,1bの踏面上に前後に配設され10m測定弦を張るための前部及び後部の基準ローラユニット7a,8aと、この前後の基準ローラユニット7a,8aとそれぞれ連結バー9a,9aで連結されて中央位置に配設され軌道狂いを測定するための測定用ローラユニット10aと、上記前後の基準ローラユニット7a,8aの間に張られた10m測定弦11aと、上記測定用ローラユニット10aの上面に取り付けられ上下方向及び左右のレール1a,1b間の幅方向にスライド可能とされ上記10m測定弦11aを利用して軌道狂いを測定するための計測部材12aと、他方のレール1bの踏面上に上記前後の基準ローラユニット7a,8a及び中央の測定用ローラユニット10aに対応して配設され互いに前後に連結される案内ローラユニット13bと、左右にて対応する各ローラユニット間をそれぞれ結合する結合梁14aとを組み合わせて成るものであり、測定用ローラユニット10aの上面には、軌道狂いを測定するための計測部材12aが取り付けられている。計測部材12aは、上記10m測定弦11aを利用して軌道狂いを測定するもので、左右のレール1a,1b間の幅方向に伸びて固定された水平尺15aと、この水平尺15aに沿ってレール幅方向にスライド可能とされた垂直尺16aと、この垂直尺16aに沿って上下方向にスライド可能とされた曲尺17aとを有している。そして、上記垂直尺16aをレール幅方向にスライドさせ、曲尺17aを上下方向にスライドさせて10m測定弦11aに該曲尺17aの角部を合わせた状態で、例えば穴ピッチ用オフセットノギス等の計測器18aを用いて、曲尺17aの高さH及び垂直尺16aのレール幅方向のずれDを測定する。このとき、曲尺17aの高さHによりレールの高低狂い量が測定され、垂直尺16aレール幅方向のずれDにより通り狂い量が測定される。
この公報に提示されている軌道検測装置は、作業者が一人で測定作業を行うことができることから人件費の節減になるとともに検測装置を組み立てた状態のままでレールに沿って移動することで連続して作業を行うことができることから作業能率も向上するという利点を有している。
しかしながら、この公報に提示されている軌道検測装置は、前記10m測定弦11aに角部を合わせた曲尺17aの高さH及び垂直尺16aのレール幅方向のずれDを例えば穴ピッチ用オフセットノギス等の計測器18aを用いて測定するものであり、熟練を要することになり、結果として多数の熟練者をそろえる必要から作業効率がよいとはいえない。
一方、熟練を要さずに検測可能とした軌道検測装置として例えば特開平5−213198号公報に提示されているようにレーザー光を用いたものも提案されているが、これは10mの測定弦をレーザー光で形成するものであり、投射距離が長いため発光されたレーザー光が拡幅して精度のよい検測が望めず、測定方法も複雑であるという問題もある。
特開2001−130408号公報 特開平11−117205号公報 特開2000−205806号公報 特開平05−213198号公報
本発明は、前記特開2000−205806号公報に提示されているような一人の作業者で効率よく軌道検測が行えるばかりか熟練を要さずに作業が行える移動式軌道3点測定器(レーザー式)を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明は、測定対象のレールの踏面上に配設される10m測定弦を張るための走行方向にそれぞれの左右方向中心位置間を10mになるように配置された左右一対の基準基板ユニットとそれぞれ連結杆で連結されて中央位置に配設され軌道狂いを測定するための計測装置を設置した検測用基板ユニットと、前記測定対象レールに対向するレールの踏面上に上記左右の基準基板ユニット及び中央の検測用基板ユニットに対応して配設され互いに前後に連結される案内基板ユニットと、左右にて対応する各基板ユニット間をそれぞれ前後方向に結合する結合杆とからなる軌道検測装置であって、前記計測装置が前記10m測定弦へ向けて照射するレーザー光の発光器と前記10m測定弦へ向けて照射して反射したレーザー光の受光器と前記レーザー光の照射光と反射光の測定値を用いてレールの高さ方向のずれによる高低狂い量とレール幅方向のずれにより通り狂い量が測定されることを特徴とする移動式軌道3点測定器(レーザー式)である。
本発明によると、前記特開2000−205806号公報に提示されている従来の軌道検測装置と同様に、組み立て並びに撤収を含めて検測作業を一人の作業者により行うことができるとともに検測後に装置全体を組み立てたままの状態で左右方向に走行させて連続して次の線路区間についての検測作業が行えるのできわめて効率がよい点は共通しており、特に、検測を定規による目視でなくレーザー光により測定可能としたので熟練を必要としない。加えて、レーザー光を測定対象である照射面積がきわめて少ない10m測定弦に照射するばかりか発光器と受光器を近づけて測定するので従来のレーザー光のように長距離に渡って照射するような光の拡散による影響もなく正確な測定が可能である。
特に、本発明は、前記レーザー光として、幅広の2次元レーザー光を用いるとともに前記2次元レーザー光の照射光と前記10m測定弦からの反射光を三角測量の原理に基づいて解析することによりレールの高さ方向のずれによる高低狂い量とレール幅方向のずれにより通り狂い量を同時に測定することができる。
更に、本発明において、前記計測装置を用いて得られたデータを電子的に解析することで前記高低狂い量と通り狂い量を数値又は図表等により表示するデジタル式の表示部を配置することにより熟練を必要とせずに正確に且つ簡単に狂い量を読み取ることができるばかりか狂い量をデジタル情報として蓄積或いは送信して各種の用途に活用することができる。
更にまた、本発明において、前記左右の基準基板ユニットと検測用基板ユニットとの中間位置に連結杆により連結される案内基板ユニットをそれぞれ配置してそれぞれ隣接する基板ユニット間を杆で連結するとともに測定側に対向するレール側の各案内基板ユニットの中間位置に更に案内基板ユニットをそれぞれ配置して左右方向に隣接する各案内基板ユニット間を連結杆で連結する場合には連結杆の長さを短く形成することができることから、装置をばらしたときに全体として長尺化を防ぐことができるので全体として小型化が可能で保管並びに運搬、更には組み立て作業が更に容易にすることが可能であるばかりか組み立てた場合にも剛性が増して操作し易いという利点がある。
加えて、前記基準基板ユニット、検測用基板ユニットおよび案内基板ユニットがレールに沿って走行可能とすることにより、10mを測定した後、次の10m測定地点まで軌道検測装置を組み立てたままの状態で移動することが可能であり、きわめて作業能率がよい。この際、検測用基板ユニットに必要な機器を作動させるためのバッテリを搭載しておくことにより他箇所からの電源を必要とせず、また、電源を含めて一体的に移動できるのできわめて便利である。
本発明によれば、一人の作業者で効率よく軌道検測が行えるばかりか熟練を要さずに簡単に狂い量を検測可能であり、測定データをそのままデジタル情報として活用することもできる。
本発明である移動式軌道3点測定器(レーザー式)の好ましい実施の形態における組み立てた状態の全体を示す斜視図である。 図1に示した実施の形態の一部を省略した平面図。 図1に示した実施の形態に使用される基板ユニットをレールに設置した状態を示す斜視図である。 図1に示した実施の形態に使用される基板ユニットをレールに設置した状態を示す端面図である。 図1に示した実施の形態に使用される計測装置8を示す斜視図である。 図1に示した実施の形態に使用される計測装置8を示すカバー体を外した状態の斜視図である。 図1に示した実施の形態に使用される計測装置8の計測部を示す斜視図である。 図1に示した実施の形態における測定原理を示す説明図である。 従来例を示す説明図である。 異なる従来例を示す説明図である。
以下に、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図8は本発明である移動式軌道3点測定器(レーザー式)についての好ましい実施の形態を示すものであり、移動式軌道3点測定器(レーザー式)1は、測定対象のレール21の踏面211上に配設される10m測定弦7を張るための走行方向にそれぞれの左右方向中心位置間を10mになるように配置された左右一対の基準基板ユニット31,32と、これらの基準基板ユニット31,32から中心方向に左右方向中心間距離が2.5mになるように配置された案内基板ユニット34,34およびこれらの案内基板ユニット34,34の中心位置、即ちそれぞれの左右方向中心間距離が2.5mとなる位置に互いに連結杆4でそれぞれ連結されて中央位置に軌道狂いを測定するための計測装置8を設置した検測用基板ユニット33が配置されているとともに、前記測定対象レール21に対向して前後に設置されているレール22の上に前記左右の基準基板ユニット31,32、中央の検測用基板ユニット33およびそれらの間に配置される案内基板ユニットが前記連結杆4でそれぞれ所定位置に配置されているとともに前記レール21側に配置された基準基板ユニット31,32、案内基板ユニット34,34および検測用基板ユニット33に対向する各案内基板ユニット34が互いに前後方向に配置されているとともに、前記測定対象レール21に対向して前後に設置されているレール22の上に前記左右の基準基板ユニット31,32、中央の検測用基板ユニット33およびそれらの間に配置される案内基板ユニット34が結合杆5により互いに結合されて、全体が枠体状に形成される。
そして、各基板ユニットは例えば図3および図4に示した案内基板ユニット34のように測定対象レール21の踏面211にベアリング344を介して設置される頂板342と前記測定対象レール21の内側面212に沿ってベアリング343を介して配置される側板341が連結された端面が逆L形であり、前記連結杆4でそれぞれ所定位置に配置されて前記枠体状に組み立てられた状態のままで測定対象レール21,レール22上を走行可能に配置される。
また、図4に示すように前記各基板ユニット(例えば案内基板ユニット34)と連結杆4とは、案内基板ユニット34の左右方向の端部に上向きに突設された円柱状の連結突起345に連結4の先端における裏面に形成した連結孔を上方から差し込むことで連結されるものであり、連結杆4が少なくとも所定の範囲で水平方向に回転可能に連結される。
更に、前記基準基板ユニット31の基準点に合わせて前記特開平11−117205号公報に示されているような手作業による軌道検測手段に用いるものと同じ弦巻き61を設置するとともに10m先のもう一方の基準基板ユニット32の基準点に配置した糸張り計62を用いて所定の張力(2kg)により掛止して従来の方法と同様にして10m測定弦7を線路上の所定の高さ位置に配置する。
更にまた、前記中央位置に配置される検測用基板ユニット33には軌道狂いを測定するために設置されている計測装置8について詳述する。
本実施の形態において使用される計測装置8は、図5乃至図7に示すように、前記検測用基板ユニット33に設置された基板81にカバー体82が被せられて形成され、前記カバー体82の一部に前記10m測定弦7の挿通孔84が形成されているとともに前記カバー体82内には幅広の2次元レーザー光を前記10m測定弦7に向けて照射する発光器861と前記10m測定弦7に向けて照射して反射したレーザー光の受光器862とを有する2次元レーザー計測器86とその制御装置87が設置されているとともに前記制御装置の上部には前記レーザー光の照射光と反射光の測定値を用いてレールの高さ方向のずれによる高低狂い量とレール幅方向のずれにより通り狂い量をデジタル表示させるための表示装置85がカバー体82の頂面に露出するように配置されている。また、カバー体82には前記各種の装置を駆動させるためのバッテリ(図示せず)の搭載部83が設置されている。
尚、本実施の形態では前記2次元レーザー計測器86としてオムロン株式会社製(2次元形状計測センサーZG2型)を用いたが、幅広の2次元レーザー光の発光部と測定物(10m測定弦)に反射する前記レーザー光を受光するための受光部を有していれば他の機器を用いてもよいことは勿論である。
以上の構成を有する本実施の形態は、はじめに移動式軌道3点測定器(レーザー式)1を分解した状態で検測現場まで運ぶ。このとき本実施の形態では、前記特開2000−205806号公報に提示されている従来の軌道検測装置と同様に、組み立て並びに撤収を含めて検測作業を一人の作業者により行うことができるが、この公報に提示されている連結杆4はほぼ5mの長さを有するのに対して本実施の形態ではほぼ半分の2.5mであり、保管、運搬更には組み立てにおいてより利便性に優れている。
そして、移動式軌道3点測定器(レーザー式)1は図1および図2に示した組み立てた状態で測定対象のレール21と対向するレール22間に配置される。このとき、必要であれば、各ユニットを前後方向に連結する結合杆5を伸縮させて或いは予め各ユニットに付設してある固定磁石のような固定部材により各ユニットを測定対象レール21またはレール22の内側に圧接、固定させると好ましい。
次に、前記測定対象のレール21に設置された基準基板ユニット31の基準点の所定の高さ位置に合わせて弦巻き61を設置するとともに繰り出した弦を10m先のもう一方の基準基板ユニット32の基準点の所定の高さ位置に配置した糸張り計62に所定の張力(2kg)により掛止して従来の方法と同様にして10m測定弦7を測定対象のレール21上の所定の高さ位置に配置する。尚、前記弦巻き61および糸張り計62は従来と同じく例えば裏面に付設した磁石により所定位置に吸着させて設置することにより簡単且つ確実に所定位置に設置することができる。
次いで、前記基準基板ユニット31および32の基準点間に張設した10mの測定弦7を前記カバー体82の一部に形成した通孔84に挿通させるとともに2次元レーザー計測器86の発光器861から幅広の2次元レーザー光を前記10m測定弦7に向けて照射し、前記10m測定弦7からの反射光を受光器862により受光し、前記反射光を三角測量の原理に基づいて解析することによりレールの高さ方向のずれによる高低狂い量とレール幅方向のずれにより通り狂い量を同時に測定することができる。
図8は、その際の解析手法の一例を示すものであり、予め手動で2次元レーザー計測器86からの測定側のレール21における理想的な10m測定弦7の距離と高さ位置を基準値として設定しておき、実際の10m測定弦7の反射光とのX軸方向(前後方法)およびZ軸方向(高さ方向)のずれを2次元的に解析して三角測量の原理からレールの高さ方向のずれによる高低狂い量とレール幅方向のずれにより通り狂い量を同時に測定することができるものである。
特に、本実施の形態では予め2次元レーザー計測器86による測定基準位置を理想的な10m測定弦7の距離と高さ位置を基準値として設定しておくだけで測定側のレール21に張設した10m測定弦7に前記2次元レーザー計測器86から2次元レーザー88を照射させるだけで、測定データを制御装置87により電子的に解析処理するので従来のような段付きの階段ゲージによる検測のように熟練を要する必要がない。
更に、本実施の形態では、前記検測したレールの高さ方向のずれによる高低狂い量とレール幅方向のずれによる通り狂い量を液晶表示画面のような表示装置85に数字や図表として表示できるので検測者による測定誤差も生じないばかりかデジタルデータを記憶媒体に記憶させたり、通信により送信することも可能であり、例えばレール21,22の修正など他の用途にも使用可能である。
更にまた、本実施の形態では2次元レーザー計測器86を測定する10m測定弦7に接近して配置することからレーザー光の距離に伴って生じる拡散による誤差がなく正確な測定が可能である。
このようにして所定区間の狂い量を検測した後、前記組み立てたときと逆にして軌道検測装置1を分解して撤収すればよいが、通常の場合には組み立てた状態でレール21,22上を走行させて次の区間の10m測定を連続して行うことが可能である。このとき、本実施の形態では各種機器を駆動させるためのバッテリ(図示せず)をカバー体82の搭載部83に搭載しているので他に電源を必要とせず、長距離の移動も容易である。
1 移動式軌道3点測定器(レーザー式)、4 連結杆、5 結合杆、7 10m測定弦、8 計測装置、21 レール、22 レール、31 基準基板ユニット、32 基準基板ユニット、33 検測用基板ユニット、34 案内基板ユニット、61 弦巻、62 糸張り計、81 基盤、82 カバー体、83 搭載部、84 通孔、85 表示装置、86 2次元レーザー計測器、87 制御装置、88 2次元レーザー、861 発光器、862 受光器

Claims (6)

  1. 測定対象のレールの踏面上に配設される10m測定弦を張るための走行方向にそれぞれの左右方向中心位置間を10mになるように配置された左右一対の基準ユニットと、これらの基準基板ユニットとそれぞれ連結杆で連結されて中央位置に配設され軌道狂いを測定するための計測装置を設置した検測用基板ユニットと、前記測定対象レールに対向するレールの踏面上に上記左右の基準基板ユニット及び中央の検測用基板ユニットに対応して配設され互いに前後に連結される案内基板ユニットと、左右にて対応する各基板ユニット間をそれぞれ前後方向に結合する結合杆とからなる軌道検測装置であって、前記計測装置が前記10m測定弦へ向けて照射するレーザー光の発光器と前記10m測定弦へ向けて照射して反射したレーザー光の受光器と前記レーザー光の照射光と反射光の測定値を用いてレールの高さ方向のずれによる高低狂い量とレール幅方向のずれにより通り狂い量が測定されることを特徴とする移動式軌道3点測定器(レーザー式)。
  2. 前記レーザー光として、幅広の2次元レーザー光を用いるとともに前記2次元レーザー光の照射光と前記10m測定弦からの反射光を三角測量の原理に基づいて解析することによりレールの高さ方向のずれによる高低狂い量とレール幅方向のずれにより通り狂い量を同時に測定することを特徴とする請求項1に記載の移動式軌道3点測定器(レーザー式)。
  3. 前記計測装置に前記高低狂い量と通り狂い量を数値又は図表等により表示するデジタル式の表示部を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動式軌道3点測定器(レーザー式)。
  4. 前記左右の基準基板ユニットと検測用基板ユニットとの中間位置に連結杆により連結される案内基板ユニットをそれぞれ配置してそれぞれ隣接する基板ユニット間を杆で連結するとともに測定対象レールに対向するレール側の各案内基板ユニットの中間位置に更に案内基板ユニットをそれぞれ配置して左右方向に隣接する各案内基板ユニット間を連結杆で連結する場合には連結杆の長さを短く形成することができることから、装置をばらしたときに全体として長尺化を防ぐことができるので全体として小型化が可能で互いに連結杆で連結したことを特徴とする請求項1,2または3に記載の移動式軌道3点測定器(レーザー式)。
  5. 前記基準基板ユニット、検測用基板ユニットおよび案内基板ユニットがレールに沿って走行可能であることを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の移動式軌道3点測定器(レーザー式)。
  6. 前記検測用基板ユニットに電源となるバッテリが搭載されていることを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載の移動式軌道3点測定器(レーザー式)。
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