JP2006016832A - 壁面へのドア枠取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】横長の複数の壁パネルを上下方向に積み重ねて構築される壁面の一部にドア枠を十分な強度で、且つ、作業性良く簡単に取り付けることができる壁面へのドア枠取付構造を提供すること。
【解決手段】防水パネル(フロア部材)30のコーナー部にコーナーポスト20を固定し、防水パネル30の周縁に沿って横長の複数の壁パネル10を上下方向に積み重ねて接合することによって構成される壁面の一部に開口部Sを形成し、その開口部Sにドア枠7を取り付ける構造として、壁面の開口部Sを形成する面に、他の面を構成する壁パネル(壁パネルA)10よりも幅の狭い複数の壁パネル11A〜11E(壁パネルB)を上下方向に重ねて接合するとともに、これらの壁パネル11A〜11Eの各自由端をドアモール3で結合することによって前記開口部Sを形成し、該開口部Sにドア枠7を取り付ける構造とする。
【選択図】図7
【解決手段】防水パネル(フロア部材)30のコーナー部にコーナーポスト20を固定し、防水パネル30の周縁に沿って横長の複数の壁パネル10を上下方向に積み重ねて接合することによって構成される壁面の一部に開口部Sを形成し、その開口部Sにドア枠7を取り付ける構造として、壁面の開口部Sを形成する面に、他の面を構成する壁パネル(壁パネルA)10よりも幅の狭い複数の壁パネル11A〜11E(壁パネルB)を上下方向に重ねて接合するとともに、これらの壁パネル11A〜11Eの各自由端をドアモール3で結合することによって前記開口部Sを形成し、該開口部Sにドア枠7を取り付ける構造とする。
【選択図】図7
Description
本発明は、横長の複数の壁パネルを上下方向に積み重ねて構築されるユニットバスルーム等の壁面の一部にドア枠を取り付ける構造に関するものである。
例えば、システムバスルームの壁面を構築する形態として、図10に示すように、横長の複数の壁パネル10を上下方向に積み重ねて接合する方式が提案されている(特許文献1参照)。尚、壁パネルの接合構造としては例えば特許文献1に開示されている。
ところで、図10に示すユニットバスルームには、壁面の一部にドアが必然的に設けられるが、そのためにはドアを設ける壁面の一部に開口部を形成し、この開口部の周囲にドア枠を取り付ける必要がある。
ところが、横長の複数の壁パネルを上下方向に積み重ねて接合する方式において壁面の一部に開口部を形成するには、この開口部を形成する面に、他の面を構成する壁パネルよりも幅の狭い(横方向長さが短い)複数の壁パネルを上下方向に重ねる方法が考えられるが、この方法では、幅の狭い各壁パネルの開口部に面する側端部が自由端となって安定せず、ドア枠の取付強度が不足するばかりか、取付作業が困難であるという問題が考えられる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、横長の複数の壁パネルを上下方向に積み重ねて構築される壁面の一部にドア枠を十分な強度で、且つ、作業性良く簡単に取り付けることができる壁面へのドア枠取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、フロア部材のコーナー部にコーナーポストを略垂直に起立した状態で固定し、フロア部材の周縁に沿って横長の複数の壁パネルを上下方向に積み重ねて接合するとともに、各壁パネルの両側端縁を前記コーナーポストに結合することによって構成される壁面の一部に開口部を形成し、その開口部にドア枠を取り付ける構造として、前記壁面の前記開口部を形成する面に、他の面を構成する壁パネルAよりも幅の狭い複数の壁パネルBを上下方向に重ねて接合するとともに、これらの壁パネルの各自由端をドアモールで結合することによって開口部を形成し、該開口部にドア枠を取り付ける構造としたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ドア枠を前記ドアモールと前記コーナーポストの1つに取り付けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、上下方向に積み重ねられた幅の狭い(横方向長さが短い)複数の壁パネルBの各自由端をドアモールで結合するため、これらの壁パネルBがドアモールによって確実に固定され、壁面の一部に形成された開口部にドア枠を十分な強度で、且つ、作業性良く簡単に取り付けることができる
請求項2記載の発明によれば、ドア枠をドアモールとコーナーポストの1つに確実に取り付けることができる。
請求項2記載の発明によれば、ドア枠をドアモールとコーナーポストの1つに確実に取り付けることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本実施の形態は、図10に示すユニットバスルームの壁面の一部に開口部を形成し、この開口部にドア枠を取り付けるものであって、その作業手順を図1〜図9に基づいて説明する。
先ず、図1〜図3の斜視図に示す手順でコーナーポスト20とフロアモール21が固定される。即ち、図1に示すように、ユニットバスルームの洗い場を構成する防水パネル30の四隅に樹脂製のコーナーポスト固定部材1がねじ止めされ(図1には一部のみ図示)、その両側には防水パネル30の周縁に沿ってアルニウム製のフロアモール21がビス22によって取り付けられる。尚、コーナーポスト20は、アルミニウムの角パイプ材で構成されている。
次に、図2に示すように、コーナーポスト20を垂直に立てた状態で、その下端部をコーナーポスト固定部材1に差し込んで、その内面をコーナーポスト固定部材1の外側面にそれぞれ嵌合させる(図3参照)。すると、この嵌合によって、コーナーポスト20がコーナーポスト固定部材1によって略垂直状態に固定されるが、その後、コーナーポスト20の下端側部に穿設された下穴20a(図2参照)にビス2を通し、このビス2をコーナーポスト固定部材1にねじ込むことによって、図3に示すように、コーナーポスト20を一層確実に固定することができる。
以上の作業を他のコーナー部についても同様に行うことによって、図10に示すユニットバスルームの防水パネル30の四隅にコーナーポスト20を略垂直状態で固定するとともに、フロアモール21が防水パネル30の周縁に沿って取り付けられる。
次に、壁面の一部に開口部を形成する要領を図4〜図7に基づいて説明する。尚、図4は最下段の壁パネルの組付要領を示す部分縦断面図、図5は最下段の壁パネルへのドアモールの取付要領を示す斜視図、図6は2段目より上の壁パネルの組付要領を示す部分縦断面図、図7は開口部が形成された壁面を示す斜視図である。
開口部を形成する面には、他の面を構成する横長の壁パネル10(図10参照)よりも幅の狭い(横方向長さが短い)壁パネル11(11A〜11E)が上下方向に積み重ねられて接合されるが、図5に示すように、先ず、最下段の壁パネル11Aがフロアモール21上に嵌め込まれて垂直に立設される。即ち、壁パネル11Aの上下端面の幅方向中央部には矩形溝状の凹部11aがそれぞれ形成されており(図5には一方のみ図示)、この凹部11aをフロアモール21の凸部21aに嵌め込むことによって、該壁パネル11Aが垂直に起立した状態でフロアモール21に取り付けられる。尚、フロアモール21のバスルーム側に開口する嵌合溝21bには目地材23が嵌め込まれ、防水パネル30と壁パネル11Aの接合部の隙間が目地材23によってバスルーム側(内面側)から覆われて人目から隠される。又、壁パネル11Aの一側端は、不図示の結合具によって前記コーナーポスト20に結合される。
以上の要領で最下段の壁パネル11Aがフロアモール21上に立設されると、図5に示すように、この壁パネル11Aの自由端面にアルミニウム製のドアモール3の下端部が上下2本のビス4によって取り付けられる。
上述のように壁パネル11Aの自由端面にドアモール3が取り付けられると、このドアモール3に沿って2段目から上の幅の短い壁パネル11B〜11E(最下段の壁パネル11Aと同幅の壁パネル)が図6に示すように上下に積み重ねて接合される。尚、図6には最下段の壁パネル11Aとその上の壁パネル11Bとの接合構造が示されている。
即ち、下方の壁パネル11Aの上に上方の壁パネル11Bが両者の間にアルミニウム製のモール材5を介して積み重ねられて接合される。具体的には、既に接合された下方の壁パネル11Aの上端面に形成された凹部11aにモール材5の下方の凸部5aが嵌め込まれて該モール材5がセットされ、このモール材5の上方の凸部5bに、上方の壁パネル11Bの下面に形成された凹部11aが嵌め込まれて該上方の壁パネル11Bが下方の壁パネル11Aの上に積み重ねられて接合される。
以上のようにして下方の壁パネル11Aの上に上方の壁パネル11Bが積み重ねて接合接合されると、モール材5のバスルームに向かって開口する嵌合溝5cに目地材6が嵌め込まれ、接合された上下の壁パネル11A,11Bの接合端面間の隙間が目地材6によってバスルーム側(内面側)から覆われて人目から隠される。
その後は、以上と同様の要領によって複数の壁パネル11A〜11E同士をモール材5を用いた凹凸嵌合によって上下方向に積み重ねて接合し、モール材5の嵌合溝5cに目地材6を嵌め込んで各壁パネル11A〜11Eの接合端面間の隙間を該目地材6で覆う作業が繰り返される。尚、各壁パネル11B〜11Eの一側端(ドアモール3側とは反対側の端部)も最下段の壁パネル11Aと同様に不図示の固定具によってコーナーポスト20に結合される。
而して、幅の短い複数(図7に示す例では5枚)の壁パネル11A〜11Eが上下方向に積み重ねて接合されると、図7に示すように、これらの壁パネル11A〜11Eが配される面には矩形の開口部(人が出入りするための開口部)Sが形成され、この開口部Sの左右両端にはドアモール3とコーナーポスト20が垂直に立設されることとなる。そして、開口部Sに矩形枠体状のドア枠7が組み込まれ、このドア枠7の左右の側端部がドアモール3とコーナーポスト20にそれぞれ取り付けられ、ドア枠7には不図示のドアが開閉可能に取り付けられる。
ここで、ドア枠7の一側端は、図8の斜視図に示すように、長尺のビス8によってコーナーポスト20に取り付けられ、同ドア枠7の他側部は、図9の平断面図に示すように、不図示のビスによってドアモール3に取り付けられる。
以上のように、本実施の形態においては、上下方向に積み重ねられた幅の狭い複数の壁パネル11A〜11Dの各自由端をドアモール3で結合するため、これらの壁パネル11A〜11Dがドアモール3によって確実に固定され、壁面の一部に形成された開口部Sの左右側に立設されたドアモール3とコーナーポスト20にドア枠7を十分な強度で、且つ、作業性良く簡単に取り付けることができる。
本発明は、ユニットバスルームの壁面の他、洗面室等、他の任意の部屋の壁面の一部にドア枠を取り付ける構造に対して適用可能である。
1 コーナーポスト固定部材
3 ドアモール
7 ドア枠
10 壁パネル(壁パネルA)
11(11A〜11E) 幅の狭い壁パネル(壁パネルB)
20 コーナーポスト
21 フロアモール
30 防水パネル(フロア部材)
S 開口部
3 ドアモール
7 ドア枠
10 壁パネル(壁パネルA)
11(11A〜11E) 幅の狭い壁パネル(壁パネルB)
20 コーナーポスト
21 フロアモール
30 防水パネル(フロア部材)
S 開口部
Claims (2)
- フロア部材のコーナー部にコーナーポストを略垂直に起立した状態で固定し、フロア部材の周縁に沿って横長の複数の壁パネルを上下方向に積み重ねて接合するとともに、各壁パネルの両側端縁を前記コーナーポストに結合することによって構成される壁面の一部に開口部を形成し、その開口部にドア枠を取り付ける構造であって、
前記壁面の前記開口部を形成する面に、他の面を構成する壁パネルAよりも幅の狭い複数の壁パネルBを上下方向に重ねて接合するとともに、これらの壁パネルの各自由端をドアモールで結合することによって開口部を形成し、該開口部にドア枠を取り付けたことを特徴とする壁面へのドア枠取付構造。 - 前記ドア枠を前記ドアモールと前記コーナーポストの1つに取り付けたことを特徴とする請求項1記載の壁面へのドア枠取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004194788A JP2006016832A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 壁面へのドア枠取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004194788A JP2006016832A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 壁面へのドア枠取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006016832A true JP2006016832A (ja) | 2006-01-19 |
Family
ID=35791360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004194788A Pending JP2006016832A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 壁面へのドア枠取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006016832A (ja) |
-
2004
- 2004-06-30 JP JP2004194788A patent/JP2006016832A/ja active Pending
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