JP2006016041A - 物品収容装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 物品コンベア上の物品を、これと併走するプッシャユニットでカートンコンベア上のカートンに挿入する物品収容装置において、プッシャの挿入動作を任意に中止できるようにする。
【解決手段】 物品コンベア10及びカートンコンベア20と併走するプッシャユニット30は、ベース32の上に、ベース移動方向と直角の方向に動力源で移動せしめられる牽引体42と、牽引体42に牽引されて物品挿入方向に動くプッシャ40を備える。プッシャ40を牽引体42に連結する連結装置50は、牽引に抗する方向の一定以上の力がプッシャ40にかかったときには連結を解除する。ベース32には、制御部80からの指令を受けてプッシャ40を拘束し、プッシャ40を牽引体42に追随させないようにする拘束装置60が設けられている。
【選択図】 図4

Description

本発明は物品をカートンに収容する物品収容装置に関する。
物品を個別にカートンに収容する装置、いわゆるカートニングマシンあるいはカートナーは様々な産業分野で利用されている。対象とされる物品は、医薬品、化粧品、食品など、きわめて幅広い。このような物品収容装置の例を特許文献1−3に見ることができる。
特許文献1には、カートンコンベア、パイロットコンベア、及びプロダクトコンベアを併走させるとともに、プロダクトコンベアの傍らにカムガイド機構により構成される三次元の軌道に沿って走行するプッシャーを配置し、プロダクトコンベア上の被包装品をパイロットコンベアを経てカートンコンベアまでプッシャーで押し出し、カートンコンベア上のカートンに押し込む構成の物品収容装置が開示されている。
特許文献2には、カートンコンベア上のカートン及び物品搬送コンベア上の物品と同期して物品押込み機構を移動させ、この物品押込み機構から物品搬送コンベア及びカートンコンベアを横断する方向にプッシャを進退動させてカートン内に物品を挿入する構成の物品収容装置が開示されている。
特許文献3には、商品充填ヶ所に、充填する商品の有無を検出する商品検出センサと、小箱の有無を検出するカートン検出センサと、商品を小箱に挿入する挿入装置とを設け、商品検出センサとカートン検出センサが同時にオン信号を検出した時に挿入装置を駆動するようにした物品収容装置が開示されている。
特許第3524753号公報(第2−3頁、図1−4) 特開2002−347704号公報(第2−5頁、図1−4) 特許第3071325号公報(第2−4頁、図1−10)
物品をカートンに収容する前の段階において、物品とカートンの一方又は双方に不具合が発見されたときには、物品をカートンに挿入しても無益であるのでこれを行わず、不具合の発見された物品又はカートン、及び組み合わせるべき相手方がなくなってしまった物品又はカートンを速やかに排除することが望ましい。特許文献3に記載された装置のように、固定位置に挿入装置が設けられているものにあっては挿入動作を行わせないようにするのは容易である。しかしながら特許文献1、2に記載された装置のように、挿入装置がコンベアと同期して移動するものにあっては、挿入するかしないかを任意に選択できるようにすることはそれほど容易ではない。例えば特許文献1に記載された装置では、箱詰め能書や被包装品に何らかの不備が発見された場合には、プッシャのーのガイドローラを正規のコースである第1のガイド溝からストローク量の短い第2のガイド溝に切り替えて、被包装品及び能書がカートンに押し込まれないようにしている。しかしながらこの構造は機構が複雑であり、実現にはコストがかかる。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、物品コンベア上の物品をカートンコンベア上のカートンに挿入するのに、これら両コンベアと併走するプッシャユニットを用いる物品収容装置において、プッシャの挿入動作を任意に中止でき、しかもそれを簡単なメカニズムで実現できるようにすることを目的とする。
本発明では、物品収容装置を次のように構成する。
(1)物品を載置して走行する物品コンベアと、物品を収容すべきカートンを載置し、前記物品コンベアに併走するカートンコンベアと、これら物品コンベア及びカートンコンベアに併走し、物品コンベア上の物品をカートンコンベア上のカートンに挿入するプッシャユニットと、全体制御を司る制御部とを備えた物品収容装置において、前記プッシャユニットは、前記物品コンベア及びカートンコンベアと平行に移動するベースと、このベースに支持され、ベース移動方向と直角の方向に動力源で移動せしめられる牽引体と、同じくベースに支持され、前記牽引体に牽引されて物品挿入方向に動くプッシャと、前記牽引体とプッシャとを連結してプッシャに牽引力を伝達する連結装置とを備え、前記連結装置は、牽引に抗する方向の一定以上の力が前記プッシャにかかったときには連結を解除するものとする。
(2)前記構成の物品収容装置において、前記制御部からの指令を受けて前記プッシャを拘束し、プッシャを前記牽引体に追随させないようにする拘束装置が前記ベースに設けられる。
(3)前記構成の物品収容装置において、前記連結装置は、磁力により連結力を発生するものである。
(4)前記構成の物品収容装置において、前記ベースには前記プッシャが複数個、前記カートンコンベアにおけるカートン配置ピッチと同ピッチで配置されるとともに、単一の牽引体がこれら複数のプッシャの牽引を行う。
(5)前記構成の物品収容装置において、前記ベースは軌道上を往復移動するものであり、一方への移動期間中に前記プッシャによる物品挿入動作が行われる。
(1)本発明では、物品コンベア及びカートンコンベアに併走するプッシャユニットのベース上で、ベース移動方向と直角の方向に動力源で移動せしめられる牽引体に牽引されてプッシャが物品挿入方向に動くようにするとともに、牽引体とプッシャとを連結してプッシャに牽引力を伝達する連結装置は、牽引に抗する方向の一定以上の力がプッシャにかかったときには連結を解除するものであるから、プッシャに物品挿入動作をさせたくないときには単にプッシャを引き留めるだけで目的を達成できる。目的を達成するための機構も至ってシンプルである。また物品がどこかにつかえたような場合にも、その抵抗で連結装置の連結が外れるので、物品を無理に押し続けて物品あるいはカートンにダメージを与えることが少ない。
(2)制御部からの指令を受けてプッシャを拘束し、プッシャを牽引体に追随させないようにする拘束装置がベースに設けられるから、プッシャの挿入動作をプッシャユニット上の機構で簡単に中止することができる。
(3)連結装置は磁力により連結力を発生するものであるから、連結したり連結解除したりする動作の繰り返しに耐えられる、耐久性の高い連結装置とすることができる。
(4)ベースにはプッシャが複数個、カートンコンベアにおけるカートン配置ピッチと同ピッチで配置されるから、一時に複数の物品の挿入を行うことができ、作業の効率向上を図ることができる。しかも、これら複数のプッシャを単一の牽引体で牽引するから、構成が簡素化される。
(5)ベースは軌道上を往復移動するものであり、一方への移動期間中にプッシャによる物品挿入動作が行われるから、プッシャに複雑な三次元の軌跡をたどらせる必要がなく、全体構成を簡素化できる。
本発明の一実施形態を図1−10に基づき説明する。図1、2は物品収容装置の概要
を示す平面図にして、互いに異なる動作状態を示すもの、図3−7はコンベアの走行方向と直角の方向に切断した垂直断面図にして、互いに異なる動作状態を示すもの、図8、9
は異なる部位の部分拡大図、図10は制御ブロック図である。
物品収容装置1は、物品2を載置して走行する物品コンベア10と、物品2を収容すべきカートン3を載置し、物品コンベア10に併走するカートンコンベア20と、物品コンベア10及びカートンコンベア20に併走し、物品コンベア10上の物品2をカートンコンベア20上のカートン3に挿入するプッシャユニット30を備える。図においては左側からカートンコンベア20、物品コンベア10、プッシャユニット30の順に並ぶ。カートンコンベア20と物品コンベア10の間には隙間があり、ここに平面形状矩形の中継デッキ70が配置される。中継デッキ70はプッシャユニット30に支持され、プッシャユニット30と一体になって動く。
物品コンベア10とカートンコンベア20はいずれも、金属や合成樹脂からなるセグメントを多数連結して無限軌道状としたものであり、図示しないレールに支えられて走行する。物品コンベア10の上面には物品ホルダ11が所定ピッチで配設される。物品ホルダ11は物品コンベア10の幅方向に延びる2枚の板を向かい合わせに配置して構成したものである。カートンコンベア20の上面にはカートンホルダ21が物品ホルダ11と同ピッチで配設される。カートンホルダ21はカートン3を1個ずつ起函状態で保持する。
プッシャユニット30は架台4(図3参照)に支持される。架台4の上面には2本の直動案内装置が電車のレールのように互いに平行且つ間隔を置いて敷設され、軌道31を形成している。プッシャユニット30は軌道31の上を物品コンベア10及びカートンコンベア20と平行に往復移動する。ここではプッシャユニット30の往復移動の方向をX軸と定め、X軸と直交し且つ水平な方向をY軸と定める。
プッシャユニット30は平面形状矩形のベース32を有する。架台4上にX軸方向に延びるよう設置されたボールねじ33がベース32に動きを与える。ボールねじ33は、架台4の上面に固定された支持部材34、35(図1参照)によって両端を支持され、支持部材34に取り付けられたX軸モータ36によって回転せしめられる。ベース32の下面にはボールねじ33に組合わせられるボールナット37(図3参照)が固定されており、ボールねじ33を回転させれば、その回転方向により、図1において上方向又は下方向への動きがベース32に生じることになる。
なおベース32に動きを与えるのに、ボールねじ以外の機械要素を使用することもできる。例えばベルト、チェーン、リニアモータなどが使用可能である。
ベース32は上面にプッシャ40を5個支持する。ベース32の上面にはY軸方向に延びる直動案内装置41が5本、カートンコンベア20におけるカートン3の配置ピッチと同じピッチで敷設される。各プッシャ40は直動案内装置41に支持されてY軸方向にスライドするプッシャベース40aと、プッシャベース40aから物品コンベア10の方に向かって水平に延び出すプッシャロッド40bからなる。
プッシャ40にY軸方向の動きを与えるのは複数の直動案内装置41によりY軸方向にスライド自在に支持された平面形状矩形の牽引体42である。本実施形態では、単一の牽引体42が5個のプッシャ40の全部を牽引する。
牽引体42を動かす仕組みは次のようになっている。まず、架台4の上にボールスプライン43を支持する。ボールスプライン43はボールねじ33と平行してX軸方向に延び、一端は支持部材34に、他端は支持部材34と同様架台4の上面に固定された支持部材44に支持される。支持部材34に取り付けられたY軸モータ45がボールスプライン43を回転させる。
ボールスプライン43はベース32の内部をその構成部材に接触することなく貫通する。このボールスプライン43に、ベース32の内部においてタイミングプーリ46が嵌合する(図3参照)。タイミングプーリ46はボールスプライン43に対し回転不能であり、ボールスプライン43と共に回転する。一方タイミングプーリ46は、ボールスプライン43に対してはスライド自在であるが、ベース32に対してはスライドしない。すなわちベース32が軌道31の上をスライドすればそれに伴ってタイミングプーリ46もボールスプライン43上をスライドする。
ベース32には、タイミングプーリ46からY軸方向に離れた方の端にタイミングプーリ47が取り付けられる。このタイミングプーリ46、47にタイミングベルト48が巻き掛けられる。このタイミングベルト48に、牽引体42から垂下する連結部材49が連結する。Y軸モータ45がボールスプライン43を介してタイミングプーリ46を回転させると、タイミングベルト48が牽引体42を引っ張り、タイミングプーリ46の回転方向に応じて牽引体42を図の左右に移動させる。
ボールスプライン43上でのタイミングプーリ46のスライドと、ボールスプライン43によるタイミングプーリ46の回転は同時進行可能である。すなわちベース32のX軸方向の動きと、牽引体42のY軸方向の動きを同時進行させることができる。なお、連結部材49をY軸方向に移動させるための溝がベース32に設けられるが、この溝は図示しない。
牽引体42は個々のプッシャ40に対し、プッシャ40毎に連結装置50を介して牽引力を伝達する。連結装置50は、牽引体42に固定された永久磁石ブロック50aと、これに向かい合うようにプッシャベース40aに固定され、永久磁石ブロック50aの磁力により吸着される磁性体ブロック50bにより構成される。牽引体42が図の左方に移動すれば、それに追随してプッシャ40も左方に移動する。牽引体42が図の右方に移動するときは、牽引体42はプッシャ40を磁力に関係なく右方に押し戻す。
連結装置50は磁力により連結力を発生するものであり、その磁力を超え、且つ牽引体42の牽引に抗する方向の力がプッシャ40に作用したときには、連結が切り離されることになる。なお連結装置50の構成については、プッシャ40側が永久磁石で牽引体42側が磁性体という組み合わせにしてもよく、あるいは両方とも永久磁石にして異極同士を向かい合わせてもよい。
牽引体42とプッシャ40の間には、両者の連結あるいは非連結状態を確認するための連結確認装置51がプッシャ40毎に設けられる(図9参照)。連結確認装置51は、牽引体42に固定された近接センサ51aと、プッシャベース40aに固定された被検知片51bからなる。なお連結確認装置51が設けられるのは図3に見られる方と反対側の側面である。
ベース32はプッシャ40を牽引体42に追随させないようにする拘束装置60を備える。拘束装置60の主体となるのはエアシリンダ62である。ベース32の一方の側面には逆L字状に折曲された板金からなる支持台61が固定されていて、この支持台61の上端はベース32の上に水平に張り出す棚部61aとなっている。この棚部61aに、1個のプッシャ40に1個のエアシリンダ62を対応させる形で計5個のエアシリンダ62が固定されている。
エアシリンダ62は軸線を垂直にして庇状部61aに固定され、下向きに軸63を突き出す(図8参照)。軸63の先端にはローラ64が取り付けられている。ローラ64はプッシャベース40aの側面に形成された斜面部65に対応する。斜面部65は牽引体42の方が低く、支持台61の方が高くなっており、この斜面部65をローラ64が上から押すと、斜面部65には支持台61の方向に向かう分力が生じ、プッシャベース40aは支持台61の方に押されることになる。支持台61には押されてきたプッシャベース40aを受け止めるストッパ66が設けられている。
ベース32の、物品コンベア10側の側面からはステー71が2本、X軸方向に間隔を置いて突出する。2本のステー71は物品コンベア10の下をくぐる形で延び、物品コンベア10とカートンコンベア20の間の位置に中継デッキ70を支持する。
中継デッキ70の上面には、5個の挿入ガイド72が物品ホルダ11と同ピッチで配置されている。挿入ガイド72は2枚の板を向かい合わせに配置したものであり、上から見ると、物品コンベア10の方が広くカートンコンベア20の方が狭くなった、漏斗形状を呈している。
物品コンベア10、中継デッキ70、及びカートンコンベア20は図3に見られるようにほぼ横一線に並ぶ。中継デッキ70の上面は物品コンベア10の上面と面一であるか、それよりも若干低い。カートンコンベア20の上面は中継デッキ70の上面よりもカートン3の素材の厚みと同程度かそれを若干超える程度に低くなっている。
物品収容装置1は図10に示すような制御系統を備える。制御の中枢をなす制御部80にはX軸モータ36、Y軸モータ45、5個のエアシリンダ62(1−5の識別符号を付す。正確に言えば接続されるのはエアシリンダ62の制御弁である)、5個の連結確認装置51(1−5の識別符号を付す)の他、運転指令を入力する操作部81、物品コンベア10及びカートンコンベア20の動力源となるコンベアモータ82、物品コンベア10上の物品2の存在や状態を確認する物品センサ83、及びカートンコンベア20上のカートン3の存在や状態を確認するカートンセンサ84が接続されている。この他、制御部80による制御を必要とする構成要素が制御部80に接続される。
物品収容装置1の動作は次のようになる。初期状態では、プッシャユニット30はX軸方向においては図1に示す位置にあり、牽引体42は5個のプッシャ40を全て右方に退避させている。なおこの時、プッシャベース40aはストッパ66に当たっておらず、両者の間には若干の隙間が存在する。また拘束装置60のエアシリンダ62は軸63を引き上げており、プッシャ40のスライドを阻害しない。
物品コンベア10は物品ホルダ11に物品2を保持した状態で、カートンコンベア20はカートンホルダ21にカートン3を保持した状態で、互いに同期して図1の矢印方向に走行する。物品2を待ち受ける空のカートン3と、そのカートン3に挿入されるべき物品2がプッシャユニット30の横に並んだら、X軸モータ36はプッシャユニット30をコンベアと同方向に送り始める。
プッシャユニット30が物品コンベア10及びカートンコンベア20と併走するのと同時に、Y軸モータ45が牽引体42を物品コンベア10の方向にスライドさせる。牽引体42がスライドすると、これに連結装置50で連結されたプッシャ40もスライドし、物品ホルダ11の中の物品2を挿入ガイド72の中に押し込む。そして挿入ガイド72からさらにカートン3へと押し込む。これが図2、4に示す状態である。
カートン3に物品2を挿入し終わった後、Y軸モータ45は牽引体42を図の右方に引き戻し、プッシャ40を退避させる。プッシャロッド42bの先端が物品ホルダ11から抜けるのを見計らってX軸モータ36が回転方向を逆転し、プッシャユニット30を図2の破線矢印で示す方向に、すなわち初期位置の方向へと引き戻す。物品コンベア10とカートンコンベア20はそのまま走行を続ける。物品2を収容したカートン3はこの後封函され、排出される。
5個のプッシャ40は必要に応じ個別に動きを止めることができる。例えば物品2は物品ホルダ11の中にあるのにこれを収容するカートン3がカートンホルダ21の中になかった場合、物品2だけを封函工程に送っても仕方がないので、対応するプッシャ40を拘束装置60で拘束する。
図8に示すように、エアシリンダ62が軸63を突き出すと、ローラ64が斜面部65に当たる。この時生じる水平方向の分力により、プッシャ40は図の右方に押される。前述の通り、プッシャベース40aとストッパ66の間には若干の隙間が設けられているので、その隙間分だけプッシャ40は右方にスライドし、連結装置50は切り離される。図5もこの状態を示している。引き続き軸63を突出させておけば、牽引体42が図の左方に移動してもプッシャ40は後に残り、物品2を押さない。これが図6に示す状態である。
牽引体42が前進したのにプッシャ40は前進しなかったということは連結確認装置51により検知される。この検知信号を受け、制御部80は物品ホルダ11の中に残った物品2の回収などの必要措置をとる。
拘束装置60とは無関係に連結装置50が切り離されることもある。例えば図7に示すように、カートン3の入口で物品2がつかえてしまったような場合である。物品2がカートン3から受ける抵抗が連結装置50の連結力を超えると連結装置50は切り離され、プッシャ40は物品2にそれ以上の圧力を加えない。連結装置50の連結が断たれたということは連結確認装置51により検知され、これに基づき必要な回復措置がとられる。物品2及びカートン3に過度の圧力が加わらないよう、物品2及びカートン3の強度に合わせて連結装置50の連結力を適切に設定しておく。
連結力を発生させるのに、本実施形態では永久磁石の磁力を利用したが、これ以外の連結力発生手段を用いてもよい。例えばスナップホックや吸盤、面ファスナーなどを利用することができる。要は、一定以上の力がかかったら連結が外れてくれるものであればよい。ラッチやボールをばねでラッチ受けや窪みに押し付け、一定以上の力がかかったらそのラッチやボールがラッチ受けや窪みから外れるような仕組みを採用することもできる。電力や真空圧の供給を必要とするものの、電磁石や真空チャックなども利用可能である。
以上本発明の実施形態につき説明したが、発明の主旨を逸脱しない範囲でさらに種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、物品のカートニング作業を行う物品収容装置全般に利用可能である。
物品収容装置の概要を示す平面図 異なる動作状態を示す平面図 コンベアの走行方向と直角の方向に切断した垂直断面図 異なる動作状態を示す垂直断面図 異なる動作状態を示す垂直断面図 異なる動作状態を示す垂直断面図 異なる動作状態を示す垂直断面図 部分拡大図 部分拡大図 制御ブロック図
符号の説明
1 物品収容装置
2 物品
3 カートン
10 物品コンベア
11 物品ホルダ
20 カートンコンベア
21 カートンホルダ
30 プッシャユニット
32 ベース
36 X軸モータ
40 プッシャ
42 牽引体
45 Y軸モータ
50 連結装置
60 拘束装置
70 中継デッキ
72 挿入ガイド

Claims (5)

  1. 物品を載置して走行する物品コンベアと、物品を収容すべきカートンを載置し、前記物品コンベアに併走するカートンコンベアと、これら物品コンベア及びカートンコンベアに併走し、物品コンベア上の物品をカートンコンベア上のカートンに挿入するプッシャユニットと、全体制御を司る制御部とを備えた物品収容装置において、
    前記プッシャユニットは、前記物品コンベア及びカートンコンベアと平行に移動するベースと、このベースに支持され、ベース移動方向と直角の方向に動力源で移動せしめられる牽引体と、同じくベースに支持され、前記牽引体に牽引されて物品挿入方向に動くプッシャと、前記牽引体とプッシャとを連結してプッシャに牽引力を伝達する連結装置とを備え、前記連結装置は、牽引に抗する方向の一定以上の力が前記プッシャにかかったときには連結を解除するものであることを特徴とする物品収容装置。
  2. 前記制御部からの指令を受けて前記プッシャを拘束し、プッシャを前記牽引体に追随させないようにする拘束装置が前記ベースに設けられることを特徴とする請求項1に記載の物品収容装置。
  3. 前記連結装置は、磁力により連結力を発生するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の物品収容装置。
  4. 前記ベースには前記プッシャが複数個、前記カートンコンベアにおけるカートン配置ピッチと同ピッチで配置されるとともに、単一の牽引体がこれら複数のプッシャの牽引を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の物品収容装置。
  5. 前記ベースは軌道上を往復移動するものであり、一方への移動期間中に前記プッシャによる物品挿入動作が行われることを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の物品収容装置。
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