JP2006014475A - 情報記録ディスク再生/記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
あらゆる回転域でも安定して軸振れを防止することができるスピンドルモータの提供。
【解決手段】
ディスクをスピンドルモータで回転駆動させる情報記録ディスクの再生/記録装置において、前記スピンドルモータの回転軸に対して直角な平面部及び前記回転軸と平行な円筒部が形成され、前記円筒部は前記回転軸と一体に固定され、前記円筒部の内周面には駆動用マグネットが配されているロータ部と、磁性体から成るコアと、前記コアに巻回されたコイルと、内側に軸受を設け外側に前記コアを取り付ける円筒状の軸受ハウジングと、前記軸受ハウジングを支持する基部からなるステータ部とを有し、前記平面部に対向した前記ステータ部には、前記ロータの回転中心から径方向へ開角180度以内に収まる着磁領域を有する付勢用マグネットを有するスピンドルモータを情報記録ディスク再生/記録装置に用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報記録ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータに発生する軸振れを防止し、トラッキングエラーを低減させる機構に関する。
近年、CD−ROM、DVD等の情報記録ディスク(以下ディスクという)のディスク回転駆動部は、ディスクからの情報読み取りやディスクへの情報書き込みを安定して行なうために、低速から高速に至るあらゆる回転域においても、安定して回転することが要求されている。ディスク回転駆動部はスピンドルモータとその回転軸へ取り付けられたターンテーブルで構成されるが、このスピンドルモータについても低速から高速回転域に至るあらゆる回転域において、安定した回転駆動力をターンテーブルに伝える性能を要求されている。
このようなスピンドルモータには、回転軸とこの回転軸を支承する軸受部との間に若干のクリアンランス(軸ガタ)があり、回転軸が高速回転時にこのクリアランス内を径方向に動くことにより、軸振れが発生する。この軸振れによりターンテーブルの面振れが発生し、情報の読み取りエラーが発生する問題がある。
このような問題を解決するスピンドルモータの機構として、ロータ部の回転角度の一部角度領域に対向するステータベースに、ロータヨークに配された駆動用マグネットを吸引するための磁性体を配することにより、ロータを一方向に吸引して軸ガタをなくし、軸振れを防止する機構がある(特許文献1)。
また、バネ材などのような弾性力を有する部材により直接回転軸に対して一方向に付勢力を与えることにより軸ガタをなくし、軸振れを防止する機構がある(特許文献2)。
この他に、磁性板を積層したコアの先端を一部切除し、駆動用マグネットとコアの磁気中心をずらすことにより、ロータを一方向に偏倚させて軸ガタを無くし、よって軸振れを防止する機構がある。(特許文献3)
特開2001−86717号公報 特開平11−136899号公報 特許第3215019号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような軸振れ防止機構であると、ロータヨークを吸引するための磁力はロータに配された駆動用マグネットの磁気特性に依存することになる。
つまり、高回転時に発生する軸振れを確実に防止するために、軸ガタを防止する手段として駆動用マグネットの磁力を強力にすると、モータの回転特性を変化させてしまう恐れがある。
従って、このようなモータで使用されている駆動用マグネットは、ロータの回転方向にN極・S極が交互に着磁されているため、ステータベースに配された磁性体との間にコギングトルクが発生し、モータの回転特性を低下させてしまう恐れがある。
また、引用文献2に記載の発明のように、弾性部材により回転軸に対して付勢力を与えることにより軸ガタをなくす構成では、回転軸と弾性部材が常に圧接しているので、騒音や摩擦による部品の劣化が発生しやすく、モータの性能や寿命に問題がある。
引用文献3に記載の発明は、コアの一部を切り欠くことによりロータを一方向に偏倚させているので、コアの一部分において磁力が弱まり、モータの回転駆動力低下が問題となる。
この課題を解決するためには、情報記録ディスクのトラックの接線に対して、垂直な直線上を動作する前記ディスクの再生/記録を行なうヘッド機構であるピックアップを有し、前記ディスクをスピンドルモータで回転駆動させる情報記録ディスクの再生/記録装置において、前記スピンドルモータの回転軸に対して直角な平面部及び前記回転軸と平行な円筒部が形成され、前記円筒部は前記回転軸と一体に固定され、前記円筒部の内周面には駆動用マグネットが配されているロータ部と、磁性体から成るコアと、前記コアに巻回されたコイルと、内側に軸受を設け外側に前記コアを取り付ける円筒状の軸受ハウジングと、前記軸受ハウジングを支持する基部からなるステータ部とを有し、前記平面部に対向した前記ステータ部には、前記ロータの回転中心から径方向へ開角180度以内に収まる着磁領域を有する付勢用マグネットを有するスピンドルモータを情報記録ディスク再生/記録装置に用いれば良い。
また、付勢用マグネットを前記コアに接して取付けると、付勢用マグネットの磁力を有効に使うことができる。
さらに、付勢用マグネットは、前記ピックアップの動作直線に対して線対称に着磁されていれば、よりトラッキングエラーを低減させることが可能となる。
上記手段のようにスピンドルモータの各部を構成すれば、ロータヨークの平面部に対向するステータ部の部位を付勢用マグネットにより、回転軸に取り付けられたロータヨークを付勢用マグネットの方向に吸引する。
これにより、ロータヨークに固定されている回転軸は、付勢用マグネットの着磁領域の方向の軸受部に付勢されることになり、軸受部と軸との間のクリアランス(軸ガタ)を無くすことができ、ロータ部の回転時に発生する軸振れを防止することが可能となる。
特に、付勢用マグネットの着磁領域がロータの回転中心から径方向へ開角180度以内に収まっているので、ロータヨークを径方向に吸引する磁力が効率良く作用することが出きる。
また、付勢用マグネットがコアに接して取り付けられれば、磁性材料で構成されているコアが、付勢用マグネットのヨークとしての役割を果たし、付勢用マグネットの磁力を効率よく集め、ロータヨークに伝えることができる。そして、付勢用マグネットは、磁力でコアに取り付けることができるので、取り付けのための接着剤が不用である。
さらに、ピックアップの動作直線上に吸引マグネットの磁気中心があるので、ロータに作用する磁力の方向が同動作直線方向になり、ロータの偏倚する方向がピックアップの動作直線上と重なる。
これにより、ピックアップの動作方向に発生する軸振れを最小限に抑えることができるので、軸に取り付けられているターンテーブルのピックアップに対する軸振れによる移動量を最小限に抑えることが可能となる。
従って、以上の効果の結果、低速から高速回転のあらゆる回転域においても、軸振れが原因で発生していたターンテーブルの面振れを無くしディスクを精度よく回転させ、情報の読み取り及び書き込みエラー(トラッキングエラー)を防止することができるスピンドルモータを用いた情報記録ディスク再生/記録装置を提供することができる。
次に、本願発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1は、本願発明の実施の形態を示すスピンドルモータの縦断面図である。
図2は、付勢用マグネットの着磁された部位に、ロータヨークが吸引されている状態を示すものである。
図3(イ)は、図2で示されている状態の回転軸,軸受,付勢用マグネット及びピックアップの位置関係を軸方向から見たものを示している。
図3(ロ)は、図3(イ)で示されている図について、付勢用マグネットの付近を拡大したものである。
尚、図2及び図3において、モータ各部の関係を解りやすくするために、誇張して表現してある。
ロータ部Rは、回転軸3に直角な平面部となる天面1bと平行な円筒面である円筒部1cでカップ状に磁性体で形成されたロータヨーク1に、センタリングキャップ2,回転軸3,駆動用マグネット4が配されることにより構成されている。
回転軸3は、ロータヨーク1の天面1bに設けられた中心孔1aに挿入されている。そして、駆動用マグネット4は、ロータヨーク1の円筒部1cの内周側面に設けられている。また、センタリングキャップ2は、情報記録ディスクD(以下、ディスク)の中心孔に沿うことによりディスクをロータに保持,位置決めを行うための部材であり、ロータヨーク1に取り付けられている。
一方、ステータ部Sにおいて、ステータベース11には筒状の軸受ハウジング14が取り付けられている。
この筒状の軸受ハウジング14の外周部14bには、磁性金属板をプレスで打ち抜いて積層したステータコア12が、この中央環状部12aを介して圧入により固定されており、軸受ハウジング14の中央孔14cには、焼結含油軸受15が圧入されている。また、中央孔14cの底部には、スラスト軸受16が設けられている。
そして、軸受ハウジングのロータ側の端部14aには、回転軸3を軸受15に挿入することによりロータ部Rをステータ部Sに組み付けた際に、磁性材により形成されているロータヨークの天面1bに対向するように、リング状の付勢用マグネットMがステータコア12に一部が接触した状態で設けられている。
この付勢用マグネットMは、ディスクから情報を読み取り又は記録するピックアップAの動作直線Lに対して線対称に着磁領域が形成されている。つまり、図3に示されている付勢用マグネットの場合、回転軸を中心にピックアップAの動作直線Lから両側90度以内に収まる領域が、それぞれ着磁されている。
尚、図1〜図3の付勢用マグネットの着磁領域は、ピックアップの位置している側(図3については、付勢用マグネットMの斜線部分)であるが、ピックアップの位置していない側を着磁しても良い。また、付勢用マグネットMは、ステータコア12にステータ側の面の全体が接触していてもよい。
以上のように各部を構成すると、ロータヨーク天面1bに対向するステータ部Sの部位に設けられた着磁された付勢用マグネットMにより、軸に取り付けられたロータヨーク1を付勢用マグネットMの着磁領域の方向F1に吸引する。
これにより、ロータヨーク1に固定されている回転軸3は、リング部材Mの着磁領域側F2方向に付勢されることになり、この方向での軸受部15と軸3との間のクリアランスK(軸ガタ)を無くすようにピックアップの動作直線方向にロータヨーク1を傾ける。
つまり、付勢用マグネットMは、回転中常に同一方向F1,F2へロータを付勢するので、ロータ部Rの回転時に発生する軸振れを防止することが可能となる。
特に、F2方向がピックアップの動作直線方向と重なることにより、ピックアップの動作方向(トラッキング方向T)に発生する軸振れを最小限に抑えることができるので、軸に取り付けられているターンテーブルのピックアップに対する軸振れによる移動量を最小限に抑えることが可能となる。
従って、軸振れが原因で発生していたターンテーブルの面振れを減らすことができ、ターンテーブルに載置される情報記録ディスク読み取りエラーを防止することができる。
また、軸ガタを減らすための吸引力を生み出す着磁された付勢用マグネットを駆動用マグネットとは別個に設けるので、モータの特性に適合した吸引力を有するマグネットを選ぶことができ、駆動用マグネットの磁力に依存しない軸ガタ防止効果を得ることができる。
そして、軸方向にNS極を着磁し、平面状の天面bに磁力を作用させるので、コギングトルクが発生せず、スムーズな回転を維持できる。
さらに、磁力により非接触で軸ガタを防止するので、部材間の摩擦による騒音や部品の劣化などの問題が起きない。
本実施例で説明した付勢用マグネットは、リング形状で一部が着磁されたものであるが、ロータの回転中心から径方向へ開角180度以内に収まるマグネットであれば、どのような形状のものでも良い。
また、付勢用マグネットをロータの回転中心から径方向へ開角180度以内に収めながら磁力を保つ為に、付勢用マグネットの大きさを径方向や軸方向に拡大したり、より強力な磁力を発生することができるマグネットを採用すれば良いが、本実施例のようにステータコア12に付勢用マグネットを接するようにすれば、ステータコア12が付勢用マグネットのヨークとなり、付勢用マグネットを大きくしたり強力な磁力を発生するマグネットを選ぶ必要が無く、効率良く磁力をロータヨークに伝えることができる。
次に、本願発明に使用されるロータヨークを一定方向F1に吸引するための着磁された付勢用マグネットMついて、図面に沿って説明する。
図4(イ)(ロ)は、それぞれ付勢用マグネットM1,M2の平面図及び断面図を示す。
付勢用マグネットM1はリング状であり、平面から見て4分の1の領域(リング中心から90度開角の領域)のみ着磁してある。
付勢用マグネットM2は、中心角90度の角度を有する円弧形状をしており、全領域が着磁されている。
このようにロータヨークを吸引するためのマグネットの形状として、リング形状又は円弧形状のものを用いれば、軸方向から見たハウジングの端部14aはリング形状であり、両部分が共に同種の形状であるので、マグネットを端部14aに取り付けやすい。
また、リング又は180度以下の角度を有する円弧形状の中心と回転軸の中心が一致するように付勢用マグネットをハウジングに設ければ、ロータヨークの回転軸中心から一定距離の部分が付勢用マグネットの磁力により吸引されるので、常に安定した吸引力で付勢用マグネットの着磁領域の方向にロータヨークを吸引することが可能となる。その結果、ロータヨークに固定されている回転軸は、常に一定の力で径方向の軸受部に付勢され、安定したモータの回転性能を実現することができる。
さらに、付勢用マグネットの着磁領域がロータの回転中心から径方向へ開角180度内(図4の場合は90度)に収まっており、開角180度で同等の磁力を有するマグネットと比較して軸方向の単位面積あたりの磁力が集中しているので、ロータヨークを径方向に吸引する磁力が効率良く作用することが出きる。
次に、図5を参照して、本願発明を用いたスピンドルモータの軸振れについての測定結果を説明する。
図5(イ)に示されたグラフ1は、ロータ部に直径12cmのディスクを搭載して、ロータ部の回転中心から90度の領域を着磁したリング形状の付勢用マグネットを有するスピンドルモータを1000rpmで回転駆動させたときの径方向の軸振量を示すグラフである。
図5(ロ)に示されたグラフ1は、ロータ部に直径12cmのディスクを搭載して、ロータ部の回転中心から120度の領域を着磁したリング形状の付勢用マグネットを有するスピンドルモータを1000rpmで回転駆動させたときの径方向の軸振量を示すグラフである。
図5(ハ)に示されたグラフ1は、ロータ部に直径12cmのディスクを搭載して、ロータ部の回転中心から180度の領域を着磁したリング形状の付勢用マグネットを有するスピンドルモータを1000rpmで回転駆動させたときの径方向の軸振量を示すグラフである。
図5(イ)(ロ)(ハ)の実験で使用した付勢用マグネットは着磁領域は異なるが、それぞれの磁力は、マグネットの軸方向の厚みや径方向の大きさを調節することにより、同一に調節されている。
尚、軸振れ量とは、回転軸3と軸受15との間に介在するクリアランスK中を動く回転軸3ついて、径方向の回転軸の動きに着目して測定した、回転軸の先端P点(図2)の動きの量である。グラフ上の1目盛は5μmで、P点の径方向の動きの軌跡が点でプロットされている。
そして、両方のグラフに示されたX軸は、ピックアップの動作直線に対して直角方向を示し、Y軸は、ピックアップの動作直線と同じ方向を示しており、X軸とY軸の交点(原点)は、スピンドルモータが静止状態のときの、図2に示されているP点の位置である。
図5(イ)に示されたグラフ1を参照すると、スピンドルモータのP点は、Y軸方向を短軸,X軸方向を長軸とした楕円の軌跡を描いて安定して振られている様子がわかる。
次に、図5(ロ)に示されたグラフ2を参照すると、グラフ1に示されたP点の軌跡と外形が類似した軌跡を見ることができるが、グラフ2にプロットされた軌跡の幅はグラフ1にプロットされた軌跡の幅に比べると、太く一定ではないことから、若干P点の軌跡が安定していないことがわかる。
次に、図5(ハ)に示されたグラフ3を参照すると、P点の軌跡はグラフ1やグラフ2で示されている軌跡のように、楕円を描いておらずX軸方向に大きく広がっており、軌跡も一定ではないことがわかる。
いずれのグラフを見ても、付勢用マグネットを装着しているスピンドルモータのP点は、Y軸方向にはさほど振られておらず、ピックアップの動作直線方向の振れを抑止していることがわかる。
しかし、付勢用マグネットの磁力が同じであれば、着磁領域が広がるほどP点の軌跡が乱れる傾向にあることから、着磁領域は極力小さいものがよい。
ただ、着磁領域が広い付勢用マグネットを使用する場合、ロータの回転中心から180度の着磁領域を持つ付勢用マグネットであれば、スピンドルモータの回転数や用途に合わせて、マグネットの磁力の強さや形状を適切なものにすれば、十分にロータヨークを吸引するには有効である。
尚、以上の実験では、リング形状のマグネットでロータヨークを吸引したが、ロータの回転中心から径方向に180度の領域内にマグネットを設けるのであれば、マグネットの形状は、立方体,球,直方体,円筒状など、いずれの形状であっても良い。
以上で説明した付勢用マグネットの磁力の中心がピックアップの動作直線上の一定方向になるように装着したスピンドルモータの場合、ピックアップの動作直線方向に発生する軸振れを大幅に低減させて、回転軸に固着されているターンテーブルの面振れを低減することができる。
これにより、特に、ピックアップとターンテーブルに載置されたディスクとのトラック方向のズレを最小に抑えることができるので、トラッキングエラーを低減させることが可能となる。
次に、本願発明に使用されるリング部材の取付方法について図面に沿って説明する。
図6(イ)は、金属製の軸受ハウジング24に付勢用マグネットMを設けた状態を示す縦断面図である。
ハウジング24の端部24aには、付勢用マグネットMを配するためのリング状又は半リング状の溝24bが設けられ、この溝24bを構成するハウジングの端部24aには、突起部24cが形成されている。そして、付勢用マグネットMは、前記溝24bに挿入された後、前記突起部24cを加締めることにより、ハウジング24に固定されている。
次に、図6(ロ)は、樹脂製の軸受ハウジング34にロータヨーク付勢用マグネットMを設けた状態を示す縦断面図である。
ハウジング34の端部34aには、付勢用マグネットMを配するためのリング状又は半リング状の溝34bが設けられている。この溝34bを構成するハウジングの端部34aには、付勢用マグネットMを固定するための弾性を有するクランプ用爪34cが形成されている。
そしてこの付勢用マグネットMは、前記溝部34bに前記爪34cを曲げながら挿入され、前記爪34cは、付勢用マグネットMが所定の位置に配されると自らの弾性力で元の形状に戻り、リング部材Mをハウジング端部34aに保持する。
図1は、本願発明の実施の形態を示すスピンドルモータの縦断面図である。 図2は、軸振れ発生時の回転軸と軸受を示す縦断面図である。 図3(イ)は、回転軸,軸受,付勢用マグネット及びピックアップの位置関係を軸方向から見たもの。 図3(ロ)は、図3(イ)で示されている図について、付勢用マグネットの付近を拡大したもの。 図4(イ)(ロ)は、実施の形態で使用されるロータヨークを吸引するための付勢用マグネットの平面図及び断面図である。 図5(イ)〜(ハ)に示されたグラフは、ロータ部に直径12cmのディスクを搭載して、各種付勢用マグネットを有するスピンドルモータを1000rpmで回転駆動させたときの径方向の軸振量を示すグラフである。 図6(イ)は、金属製の軸受ハウジングにロータヨークを吸引するための付勢用マグネットの取付方法を示す図である。 図6(ロ)は、樹脂製の軸受ハウジングにロータヨークを吸引するための付勢用マグネットの取付方法を示す図である。
符号の説明
1 ロータヨーク
2 ターンテーブル
3 回転軸
14,24,34 ハウジング
15 軸受部
A ピックアップ
L ピックアップの動作直線
T トラッキング方向
M,M1,M2 付勢用マグネット

Claims (3)

  1. 情報記録ディスクのトラックの接線に対して、垂直な直線上を動作する前記ディスクの再生/記録を行なうヘッド機構であるピックアップを有し、前記ディスクをスピンドルモータで回転駆動させる情報記録ディスクの再生/記録装置において、
    前記スピンドルモータの回転軸に対して直角な平面部及び前記回転軸と平行な円筒部が形成され、前記円筒部は前記回転軸と一体に固定され、前記円筒部の内周面には駆動用マグネットが配されているロータ部と、
    磁性体から成るコアと、前記コアに巻回されたコイルと、内側に軸受を設け外側に前記コアを取り付ける円筒状の軸受ハウジングと、前記軸受ハウジングを支持する基部からなるステータ部とを有し、
    前記平面部に対向した前記ステータ部には、前記ロータの回転中心から径方向へ開角180度以内に収まる着磁領域を有する付勢用マグネットが取り付けられていることを特徴とする
    スピンドルモータを用いた情報記録ディスク再生/記録装置。
  2. 前記付勢用マグネットは、前記コアに接して取付けられたことを特徴とする請求項1に記載の情報記録ディスク再生/記録装置。
  3. 前記付勢用マグネットは、前記ピックアップの動作直線に対して線対称に着磁されていることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の情報記録ディスク再生/記録装置。
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