JP2006012973A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 CMOSロジック部と、用途の異なる複数のDRAM部とを同一半導体基板上に混載したDRAM混載デバイスにおいて、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力及び高速性能を同時に満足できるようにする。
【解決手段】 動作速度が大きい第1のDRAM部102を構成するメモリセルの容量を、動作速度が小さい第2のDRAM部103を構成するメモリセルの容量よりも大きくする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CMOSロジック部と、互いに用途の異なる複数のDRAM部とを同一半導体基板上に混載した半導体装置、具体的には、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力化と高速性能化とを同時に満足するDRAM混載システムLSIに関するものである。
近年、多様化する半導体装置への要求を満足するために、従来別々のチップに搭載されていた、CMOS(complementary metal oxide semiconductor )ロジック部と、記憶装置としての汎用DRAM(dynamic random access memory)部とを同一のチップに混載するDRAM混載システムLSI(large-scale integrated)チップが注目されるようになった。
DRAM混載システムLSIチップとは、例えば、画像処理等を行なうことを目的とする場合においては、画像情報としての信号を蓄積する記憶装置となるDRAM部と、DRAM部から必要な情報を取り出して、その情報に基づいて演算処理を行なうCMOSロジック部とを同一のチップに混載したもののことである。
以上のようなDRAM混載システムLSIチップによると、CMOSロジック部とDRAM部とを互いに異なるチップに搭載してデータ又は情報のやり取りを行なっていた従来技術と比べて、通信速度が速くなるというメリットがある。尚、CMOSロジック部と複数のDRAM部とを混載する半導体装置は、例えばシリコン基板上に形成されたCMOSロジック部と、トレンチ型キャパシタ又はスタック型キャパシタを有するDRAM部とから構成される。ここで、トレンチ型キャパシタは、特定種類のセルキャパシタ(メモリセルのキャパシタ)がシリコン基板中に形成されたものである。また、スタック型キャパシタは、特定種類のセルキャパシタがシリコン基板上に形成されたものである。
尚、従来、CMOSロジック部及びDRAM部の占める面積が大きかったため、CMOSロジック部とDRAM部とを同一チップに混載することが技術的に困難であった。ところが、近年の微細化技術の進歩により、DRAM混載システムLSIチップであっても100mm2 以下のチップサイズが実現されている。このため、CMOSロジック部と、用途に応じたDRAM部とがそれぞれ単数個ずつ同一チップに搭載されていた時代から、CMOSロジック部と、用途に応じたDRAM部とがそれぞれ複数個ずつ同一チップに搭載される時代になった。
特開2000−232076号公報
しかしながら、従来のDRAM混載システムLSIチップにおいては、チップ上に複数のDRAM部が搭載されている場合、全てのDRAM部が同一構造のセルキャパシタにより構成されているため、高速アクセスが求められるDRAM部と、十分な信号保持特性を必要とするDRAM部とを両立させることが困難になるという問題点がある。以下、具体的に説明する。
図14(a)は、従来のDRAM混載システムLSIチップの概略構成を示す平面図である。図14(a)に示すように、チップ10上には、CMOSロジック部11が搭載されていると共に、同一のセルキャパシタ構造を有する第1のDRAM部12及び第2のDRAM部13が搭載されている。ここで、第1のDRAM部12はCMOSロジック部11に付属するものであるため、高速に動作することを目的とする。一方、第2のDRAM部13は、信号を十分な時間(例えば動作温度85〜100℃で数msec程度以上)保持しながら低消費電力で動作することを目的とする。
ところで、DRAMの個々のメモリセルに記憶された信号の状態は、メモリセルのキャパシタに蓄積された電荷によって判定される。図14(b)は、図14(a)に示す第1のDRAM部12及び第2のDRAM部13のそれぞれのセルキャパシタに蓄積された電荷と基準電荷との関係を示す図である。図14(b)に示すように、判定の基準となる基準電荷をQsに設定したとすると、第1のDRAM部12及び第2のDRAM部13のそれぞれにおける個々のメモリセルに記憶された信号の状態は、セルキャパシタに基準電荷Qsよりも大きい電荷Qhが蓄積されている場合にはhighと判定される一方、セルキャパシタに基準電荷Qsよりも小さい電荷Qlが蓄積されている場合にはlowと判定される。
しかしながら、メモリセルに記憶された信号がhighと判定される電荷Qhがセルキャパシタに蓄積されていたとしても、例えば、セルキャパシタを構成する容量絶縁膜でのリーク電流、トランスファーゲートのオフリーク電流又は基板コンタクト部(セルキャパシタと半導体基板との接続部)から半導体基板へのリーク電流等に起因して、セルキャパシタの信号保持状態が変わってしまうことがある。その結果、DRAM部のセルキャパシタにhighと判定される電荷が蓄積されていた場合であっても、時間の経過に伴ってセルキャパシタに蓄積されていた電荷が流出することにより、メモリセルに記憶された信号の状態がhighと判定されなくなってしまうことがある。ここで、セルキャパシタに最初に蓄積される電荷をQh、最初に電荷Qhが蓄積されてから経過した時間(電荷保持時間)をt、電荷保持時間tの経過後にセルキャパシタに蓄積されている電荷をQ’、セルキャパシタに蓄積された電荷を流失させるリーク電流をIleakとしたとき、Q’は次式(1)で表すことができる。但し、式(1)において、便宜的にリーク電流Ileakの大きさは時間に対して一定であるものとした。
Q’=Qh−Ileak×t ・・・ (1)
式(1)に示すように、DRAM部のセルキャパシタに蓄積されている電荷は時間と共に減少する。このため、十分な信号保持特性の実現を優先する場合には、言い換えると、電荷Q’が基準電荷Qs以下になるまでの電荷保持時間tを長くすることを目的とする場合には、セルキャパシタに最初に蓄積される電荷Qhを大きくする必要がある。すなわち、セルキャパシタ容量を例えば30fF程度の大きな容量にする必要がある。
図14(c)は、図14(a)に示す第2のDRAM部13(書き込まれた信号を十分な時間保持することを目的とするDRAM部)のメモリセルの等価回路図である。図14(c)に示すように、セルキャパシタCの一方の電極はトランスファートランジスタTを介してビット線14に接続されていると共に、セルキャパシタCの他方の電極にはプレート電位Vpが印加されている。また、トランスファートランジスタTのゲート電極はワード線15に接続されている。このとき、セルキャパシタCの容量を前述のように例えば30fFに設定すると共にセルキャパシタCに印加される電圧VD を1.0Vに設定すると、セルキャパシタCに蓄積される電荷は30fCになる。
一方、第1のDRAM部12(信号が高速で読み書きされるDRAM部、つまり高周波で動作するDRAM部)では、セルキャパシタに印加される電圧(動作電圧)の切り替えが第2のDRAM部13と比べて高速であるため、キャパシタに印加されるべき電圧が所定の電圧まで十分に達する前に次の動作が開始されてしまい、その結果、キャパシタに蓄積される電荷量が所望の値まで達しないということが生じる。具体的には、第1のDRAM部12のメモリセルの等価回路図が、図14(c)に示す第2のDRAM部13のメモリセルの等価回路図と同様であるとすると、キャパシタCに印加される電圧VD が所定の電圧である1.0Vまで到達しない事態(例えばキャパシタCに0.7V程度の電圧しか印加されない事態)が起こり、その結果、キャパシタCに蓄積される電荷が例えば30fF×0.7V=21fC程度までしか到達しないことになる。
すなわち、メモリセルに記憶された信号(情報)のlow/high判定を行なう際に、キャパシタ部に実際の情報と異なる電荷蓄積量しか残っておらず、その結果、誤動作が起こるという問題が発生してしまう。また、第1のDRAM部12の電荷蓄積量を確保するために、第1のDRAM部12の動作電圧と共に第2のDRAM部13の動作電圧も高電圧化した場合には、電荷蓄積(信号を十分な時間保持すること)を目的とした第2のDRAM部13も含めて、消費電力が増大することになってしまう。
前記に鑑み、本発明は、CMOSロジック部と、用途の異なる複数のDRAM部とを同一半導体基板上に混載したDRAM混載デバイスにおいて、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力及び高速性能を同時に満足できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る半導体装置は、半導体基板上に設けられ、複数の第1のメモリセルからなる第1のDRAM部と、半導体基板上に設けられ、複数の第2のメモリセルからなる第2のDRAM部とを備え、第1のDRAM部の動作速度は第2のDRAM部の動作速度よりも大きく、第1のメモリセルの容量は第2のメモリセルの容量よりも大きい。
本発明の半導体装置によると、同一の半導体基板上に第1のDRAM部及び第2のDRAM部が設けられていると共に、動作速度が大きい第1のDRAM部を構成する第1のメモリセルの容量が、動作速度が小さい第2のDRAM部を構成する第2のメモリセルの容量よりも大きく設定されている。ここで、第1のDRAM部の動作電圧と第2のDRAM部の動作電圧とが同じであると仮定した場合において、第1のDRAM部の動作速度が大きいことに起因して第1のメモリセルへの印加電圧が所定の電圧まで到達しなかったとしても、第1のメモリセルの容量が大きいため、第1のメモリセルに十分な電荷を蓄積することができる。例えば、第1のメモリセルのキャパシタに蓄積される電荷量を、第2のメモリセルのキャパシタに蓄積される電荷量と同等にすることができる。このため、第1のDRAM部を高速動作させたとしても、第1のメモリセルに記憶された信号が誤信号となることはないので、誤動作の発生を防止して高速処理を行なうことができる。また、後述する従来のDRAM混載デバイスのように、高速動作が必要な第1のDRAM部の動作電圧を大きくする必要がないので、消費電力を低減することができる。一方、第2のDRAM部においては、動作速度が小さいために第2のメモリセルへの印加電圧が十分に高くなるので、十分な電荷保持特性(信号保持特性)を実現でき、それにより所望のDRAM動作を期待できる。
以上のように、本発明の半導体装置によると、互いに異なる容量を持つ複数種類のメモリセルを用いて複数のDRAM部が構成されているため、各DRAM部の用途に応じて各メモリセル(正確にはメモリセル中の容量素子(キャパシタ))の持つ容量を最適化することによって、CMOSロジック部と共に複数のDRAM部が同一チップ上に搭載されたDRAM混載デバイスにおいても、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力化と高速性能化とを同時に達成することができる。
それに対して、同一の半導体基板上に動作速度の異なるDRAM部が複数設けられ且つ全てのDRAM部を構成するメモリセルの容量がいずれも等しく設定された従来のDRAM混載デバイスにおいては、動作速度の大きいDRAM部を構成するメモリセルの容量素子に、動作速度の小さいDRAM部を構成するメモリセルの容量素子に印加される電圧よりも低い電圧が印加される。これは、動作速度の大きいDRAM部において容量素子に十分に電圧が印加される前に次の動作が開始されてしまうためである。このため、動作速度の大きいDRAM部を構成するメモリセルの容量素子には、該容量素子の基準電荷以下の電荷しか蓄積されないという事態が発生する。また、この電荷の不足を補うために動作電圧を高く設定したとすると、消費電力が増大してしまうという別の問題が発生する。
本発明の半導体装置において、第1のDRAM部の動作電圧と第2のDRAM部の動作電圧とは同じであってもよい。
本発明の半導体装置において、複数の第1のメモリセルのそれぞれにおける容量素子のサイズは、複数の第2のメモリセルのそれぞれにおける容量素子のサイズよりも大きいことが好ましい。
このようにすると、第1のメモリセルの容量を第2のメモリセルの容量よりも確実に大きくすることができる。具体的には、第1のメモリセルの容量下部電極の形状を、隣接する複数の第2のメモリセルの容量下部電極のそれぞれの形状を組み合わせた形状に設定してもよい。このようにすると、異なる容量値を持つ複数のメモリセル領域を同一の半導体基板上に形成した場合においても、容量下部電極のみについて、その基準形状を維持しつつ各メモリセル領域毎に異なるレイアウト設計を行なえば、その他の部材については、例えば基板と容量下部電極との接続プラグ又は不純物層等については、各メモリセル領域毎に異なったレイアウトを設計する必要がない。その結果、製造プロセスを複雑化することなく、第1のメモリセルの容量素子を形成する領域を第2のメモリセルの容量素子を形成する領域よりも大きくすることができる。従って、第1のメモリセルが持つ第1の容量を、第2のメモリセルが持つ第2の容量よりも大きくでき、それにより前述の本発明の半導体装置の効果を確実に得ることができる。
本発明の半導体装置において、複数の第1のメモリセルのそれぞれにおける容量素子は、複数の第2のメモリセルのそれぞれにおける容量素子と同一の構造を複数有していることが好ましい。
このようにすると、第1のメモリセルの容量を第2のメモリセルの容量よりも確実に大きくすることができる。
また、この場合、複数の第2のメモリセルのそれぞれにおける容量素子の下部電極は個別のプラグを介して、半導体基板と電気的に接続されており、複数の第1のメモリセルのそれぞれにおける容量素子の下部電極は、第2のメモリセルの下部電極と同一の構造を持ち且つ互いに隣接する複数の電極部分から構成されていると共に、該複数の電極部分のそれぞれは共通のプラグを介して、半導体基板と電気的に接続されていてもよい。このようにすると、異なる容量値を持つ複数のメモリセル領域を同一の半導体基板上に形成した場合においても、プラグのみについてメモリセル領域毎に異なるレイアウト設計を行なえば、その他の部材については、例えば容量下部電極又は不純物層等については、各メモリセル領域毎に異なったレイアウトを設計する必要がない。その結果、新規なレイアウト設計や複雑な製造プロセスの実施を抑制しつつ、第1のメモリセルの容量素子を形成する領域を第2のメモリセルの容量素子を形成する領域よりも大きくすることができる。従って、第1のメモリセルが持つ第1の容量を、第2のメモリセルが持つ第2の容量よりも大きくでき、それにより前述の本発明の半導体装置の効果を確実に得ることができる。
また、この場合、複数の第2のメモリセルのそれぞれにおける容量素子の下部電極は個別のプラグを介して、半導体基板における個別の不純物層と電気的に接続されており、複数の第1のメモリセルのそれぞれにおける容量素子の下部電極は、第2のメモリセルの下部電極と同一の構造を持ち且つ互いに隣接する複数の電極部分から構成されていると共に、該複数の電極部分のそれぞれは個別のプラグを介して、半導体基板における共通の不純物層と電気的に接続されていてもよい。このようにすると、異なる容量値を持つ複数のメモリセル領域を同一の半導体基板上に形成した場合においても、不純物層のみについて各メモリセル領域毎に異なるレイアウト設計を行なえば、その他の部材については、例えば容量下部電極又はプラグ等については、各メモリセル領域毎に異なったレイアウトを設計する必要がない。その結果、新規なレイアウト設計や複雑な製造プロセスの実施を抑制しつつ、第1のメモリセルの容量素子を形成する領域を第2のメモリセルの容量素子を形成する領域よりも大きくすることができる。従って、第1のメモリセルが持つ第1の容量を、第2のメモリセルが持つ第2の容量よりも大きくでき、それにより前述の本発明の半導体装置の効果を確実に得ることができる。
本発明に係る第1の半導体装置の製造方法は、半導体基板における第1のメモリ領域の上及び第2のメモリ領域の上に層間絶縁膜を形成する工程と、第1のメモリ領域の層間絶縁膜に、半導体基板と電気的に接続する第1のプラグを形成すると共に、第2のメモリ領域の層間絶縁膜に、半導体基板と電気的に接続する第2のプラグを形成する工程と、第2のメモリ領域の層間絶縁膜の上に、第2のプラグと電気的に接続する第2の容量下部電極を形成すると共に、第1のメモリ領域の層間絶縁膜の上に、第1のプラグと電気的に接続し且つ第2の容量下部電極よりも大きい第1の容量下部電極を形成する工程と、第1の容量下部電極の上及び第2の容量下部電極の上にそれぞれ容量絶縁膜及び容量上部電極を順次形成することにより、第1のメモリ領域の層間絶縁膜の上に第1の容量素子を形成すると共に第2のメモリ領域の層間絶縁膜の上に第2の容量素子を形成する工程とを備えている。
第1の半導体装置の製造方法によると、同一半導体基板における第1のメモリ領域及び第2のメモリ領域のそれぞれの上に、容量下部電極のみ構成が異なる容量素子を形成する。具体的には、第1のメモリ領域の容量下部電極の形状を、第2のメモリ領域において隣接する複数の容量下部電極のそれぞれの形状を組み合わせた形状に設定するなどして、第1の容量下部電極を第2の容量下部電極よりも大きくする。このため、第1のメモリ領域の第1の容量素子の容量を、第2のメモリ領域の第2の容量素子の容量よりも大きくすることができる。従って、第1の容量素子を有するメモリセルからなるDRAM部を第1のメモリ領域に形成した場合において、そのDRAM部を高速動作させた場合にも(言い換えると、そのDRAM部に電圧を高速で印加した場合にも)、そのDRAM部の動作電圧を大きくすることなく、そのDRAM部のメモリセルに十分な電荷を蓄積することができる。すなわち、第1の容量素子を有するメモリセルに記憶された信号が誤信号となることはないので、誤動作の発生を防止して高速処理を行なうことができると共に、動作電圧を大きくする必要がないので、消費電力を低減することができる。一方、第2の容量素子を有するメモリセルからなるDRAM部を第2のメモリ領域に形成した場合において、そのDRAM部を低速動作させる場合には、第2の容量素子を有するメモリセルへの印加電圧が十分に高くなるので、十分な電荷保持特性(信号保持特性)を実現でき、それにより所望のDRAM動作を期待できる。
以上のように、第1の半導体装置の製造方法によると、互いに異なる容量を持つ複数種類の容量素子を用いて複数のDRAM部を構成することができるため、各DRAM部の用途に応じて各容量素子の容量を最適化することによって、CMOSロジック部と共に複数のDRAM部が同一チップ上に搭載されたDRAM混載デバイスにおいても、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力化と高速性能化とを同時に達成することができる。
本発明に係る第2の半導体装置の製造方法は、半導体基板における第1のメモリ領域の上及び第2のメモリ領域の上に層間絶縁膜を形成する工程と、第1のメモリ領域の層間絶縁膜に、半導体基板と電気的に接続する第1のプラグを形成すると共に、第2のメモリ領域の層間絶縁膜に、半導体基板と電気的に接続する第2のプラグを形成する工程と、第2のメモリ領域の層間絶縁膜の上に、第2のプラグと電気的に接続する第2の容量下部電極を形成すると共に、第1のメモリ領域の層間絶縁膜の上に、第1のプラグと電気的に接続し且つ第2の容量下部電極と同一の構造を持つ複数の電極部分よりなる第1の容量下部電極を形成する工程と、第1の容量下部電極の上及び第2の容量下部電極の上にそれぞれ容量絶縁膜及び容量上部電極を順次形成することにより、第1のメモリ領域の層間絶縁膜の上に第1の容量素子を形成すると共に第2のメモリ領域の層間絶縁膜の上に第2の容量素子を形成する工程とを備え、複数の電極部分のそれぞれは第1のプラグと接続する。
第2の半導体装置の製造方法によると、同一半導体基板における第1のメモリ領域及び第2のメモリ領域のそれぞれの上に容量素子を形成する際に、第1のメモリ領域には、第2のメモリ領域の容量素子と同一の構造を複数有する容量素子を形成する。具体的には、第1のメモリ領域には、第2のメモリ領域の容量下部電極(第2の容量下部電極)と同一の構造を持つ複数の電極部分よりなる容量下部電極(第1の容量下部電極)を形成すると共に、該複数の電極部分を共通のプラグ(第1のプラグ)に接続する。すなわち、第2の容量下部電極を個別のプラグ(第2のプラグ)により半導体基板と電気的に接続する一方、第1の容量下部電極を構成する複数の電極部分を、第2のプラグよりも大きい第1のプラグにより半導体基板と電気的に接続する。以上のように、プラグのみについてメモリ領域毎に異なるレイアウトを行なえば、その他の部材については、例えば容量下部電極又は不純物層等については、各メモリ領域毎に異なったレイアウトを行なう必要がない。その結果、複雑な製造プロセスの実施を抑制しつつ、第1のメモリ領域における第1の容量素子の容量を、第2のメモリ領域における第2の容量素子の容量よりも大きくすることができる。従って、第1の容量素子を有するメモリセルからなるDRAM部を第1のメモリ領域に形成した場合において、そのDRAM部を高速動作させた場合にも(言い換えると、そのDRAM部に電圧を高速で印加した場合にも)、そのDRAM部の動作電圧を大きくすることなく、そのDRAM部のメモリセルに十分な電荷を蓄積することができる。すなわち、第1の容量素子を有するメモリセルに記憶された信号が誤信号となることはないので、誤動作の発生を防止して高速処理を行なうことができると共に、動作電圧を大きくする必要がないので、消費電力を低減することができる。一方、第2の容量素子を有するメモリセルからなるDRAM部を第2のメモリ領域に形成した場合において、そのDRAM部を低速動作させる場合には、第2の容量素子を有するメモリセルへの印加電圧が十分に高くなるので、十分な電荷保持特性(信号保持特性)を実現でき、それにより所望のDRAM動作を期待できる。
以上のように、第2の半導体装置の製造方法によると、互いに異なる容量を持つ複数種類の容量素子を用いて複数のDRAM部を構成することができるため、各DRAM部の用途に応じて各容量素子の容量を最適化することによって、CMOSロジック部と共に複数のDRAM部が同一チップ上に搭載されたDRAM混載デバイスにおいても、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力化と高速性能化とを同時に達成することができる。
本発明に係る第3の半導体装置の製造方法は、半導体基板における第1のメモリ領域に第1の不純物層を形成すると共に半導体基板における第2のメモリ領域に第2の不純物層を形成する工程と、第1の不純物層及び第2の不純物層が形成された半導体基板における第1のメモリ領域の上及び第2のメモリ領域の上に層間絶縁膜を形成する工程と、第1のメモリ領域の層間絶縁膜に、第1の不純物層と電気的に接続する複数の第1のプラグを形成すると共に、第2のメモリ領域の層間絶縁膜に、第2の不純物層と電気的に接続する第2のプラグを形成する工程と、第2のメモリ領域の層間絶縁膜の上に、第2のプラグと電気的に接続する第2の容量下部電極を形成すると共に、第1のメモリ領域の層間絶縁膜の上に、複数の第1のプラグと電気的に接続し且つ第2の容量下部電極と同一の構造を持つ複数の電極部分よりなる第1の容量下部電極を形成する工程と、第1の容量下部電極の上及び第2の容量下部電極の上にそれぞれ容量絶縁膜及び容量上部電極を順次形成することにより、第1のメモリ領域の層間絶縁膜の上に第1の容量素子を形成すると共に第2のメモリ領域の層間絶縁膜の上に第2の容量素子を形成する工程とを備え、複数の電極部分のそれぞれは複数の第1のプラグのそれぞれを介して、第1の不純物層と電気的に接続されている。
第3の半導体装置の製造方法によると、同一半導体基板における第1のメモリ領域及び第2のメモリ領域のそれぞれの上に容量素子を形成する際に、第1のメモリ領域には、第2のメモリ領域の容量素子と同一の構造を複数有する容量素子を形成する。具体的には、第1のメモリ領域には、第2のメモリ領域の容量下部電極(第2の容量下部電極)と同一の構造を持つ複数の電極部分よりなる容量下部電極(第1の容量下部電極)を形成すると共に、複数の電極部分のそれぞれを、個別のプラグ(複数の第1のプラグのそれぞれ)を介して共通の不純物層(第1の不純物層)と電気的に接続する。すなわち、第2の容量下部電極を個別のプラグ(第2のプラグ)を介して個別の不純物層(第2の不純物層)と電気的に接続する一方、第1の容量下部電極を構成する複数の電極部分を各第1のプラグを介して、第2の不純物層よりも大きい第1の不純物層と電気的に接続する。以上のように、不純物層のみについて各メモリセル領域毎に異なるレイアウトを行なえば、その他の部材については、例えば容量下部電極又はプラグ等については、各メモリセル領域毎に異なったレイアウトを行なう必要がない。その結果、複雑な製造プロセスの実施を抑制しつつ、第1のメモリ領域における第1の容量素子の容量を、第2のメモリ領域における第2の容量素子の容量よりも大きくすることができる。従って、第1の容量素子を有するメモリセルからなるDRAM部を第1のメモリ領域に形成した場合において、そのDRAM部を高速動作させた場合にも(言い換えると、そのDRAM部に電圧を高速で印加した場合にも)、そのDRAM部の動作電圧を大きくすることなく、そのDRAM部のメモリセルに十分な電荷を蓄積することができる。すなわち、第1の容量素子を有するメモリセルに記憶された信号が誤信号となることはないので、誤動作の発生を防止して高速処理を行なうことができると共に、動作電圧を大きくする必要がないので、消費電力を低減することができる。一方、第2の容量素子を有するメモリセルからなるDRAM部を第2のメモリ領域に形成した場合において、そのDRAM部を低速動作させる場合には、第2の容量素子を有するメモリセルへの印加電圧が十分に高くなるので、十分な電荷保持特性(信号保持特性)を実現でき、それにより所望のDRAM動作を期待できる。
以上のように、第3の半導体装置の製造方法によると、互いに異なる容量を持つ複数種類の容量素子を用いて複数のDRAM部を構成することができるため、各DRAM部の用途に応じて各容量素子の容量を最適化することによって、CMOSロジック部と共に複数のDRAM部が同一チップ上に搭載されたDRAM混載デバイスにおいても、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力化と高速性能化とを同時に達成することができる。
本発明によると、第1のDRAM部の動作速度が大きいことに起因して第1のDRAM部における第1のメモリセルへの印加電圧が所定の電圧まで到達しなかったとしても、第1のメモリセルの容量が大きいため、第1のメモリセルに十分な電荷を蓄積することができる。このため、第1のDRAM部を高速動作させたとしても、第1のメモリセルに記憶された信号が誤信号となることはないため、誤動作の発生を防止することができるので、高速処理を行なうことができる。また、動作電圧を大きくすることなく、第1のDRAM部に高速動作をさせることができるので、消費電力を低減することができる。一方、第2のDRAM部においては、動作速度が小さいために第2のメモリセルへの印加電圧が十分に高くなるので、十分な信号保持特性を実現でき、それにより所望のDRAM動作を期待できる。従って、CMOSロジック部と共に複数のDRAM部が同一チップ上に搭載されたDRAM混載デバイスにおいても、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力化と高速性能化とを同時に達成することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)は、第1の実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す平面図である。
図1(a)に示すように、チップ100上に、CMOSロジック部101、第1のDRAM部102及び第2のDRAM部103が搭載されている。第1のDRAM部102は、高速処理されるデータの一時蓄積、つまり高速移動する電荷を蓄積することを目的とする。これに対して、第2のDRAM部103は、書き込まれた信号を十分な時間(例えば動作温度85〜100℃程度で数百msec程度以上)保持することを目的とする。
本実施形態の特徴は、第1のDRAM部102及び第2のDRAM部103を構成するメモリセルの容量を、それぞれの用途に応じて異なる値に設定しているところにある。具体的には、第2のDRAM部103と比べて動作速度が大きい第1のDRAM部102を構成するメモリセルの容量を、第2のDRAM部103を構成するメモリセルの容量よりも大きく設定している。
図1(b)は、図1(a)に示す第1のDRAM部102を構成するメモリセルの等価回路図であり、図1(c)は、図1(a)に示す第2のDRAM部103を構成するメモリセルの等価回路図である。
図1(b)に示すように、第1のDRAM部102を構成する各メモリセルは、第1のトランスファーゲート104Aと第1のキャパシタ(容量素子)105Aとからなる。第1のキャパシタ105Aの一方の電極は第1のトランスファートランジスタ104Aを介して第1のビット線107Aに接続されていると共に、第1のキャパシタ105Aの他方の電極にはプレート電圧Vpaが印加されている。また、第1のトランスファートランジスタ104Aのゲート電極は第1のワード線106Aに接続されている。尚、第1のキャパシタ105Aの容量はCaであり、第1のキャパシタ105Aの電源電圧はVDDa (但し本実施形態ではVpa=1/2・VDDa とする)であり、第1のキャパシタ105Aに蓄積される電荷はQaであるとする。
一方、図1(c)に示すように、第2のDRAM部103を構成する各メモリセルは、第2のトランスファートランジスタ104Bと第2のキャパシタ(容量素子)105Bとからなる。第2のキャパシタ105Bの一方の電極は第2のトランスファートランジスタ104Bを介して第2のビット線107Bに接続されていると共に、第2のキャパシタ105Bの他方の電極にはプレート電圧Vpbが印加されている。また、第2のトランスファートランジスタ104Bのゲート電極は第2のワード線106Bに接続されている。尚、第2のキャパシタ105Bの容量はCbであり、第2のキャパシタ105Bの電源電圧はVDDb (但し本実施形態ではVpb=1/2・VDDb とする)であり、第2のキャパシタ105Bに蓄積される電荷はQbであるとする。
続いて、図1(b)に示す第1のキャパシタ105A及び図1(c)に示す第2のキャパシタ105Bのそれぞれの電荷蓄積特性について説明する。
図1(d)は、図1(b)に示す第1のキャパシタ105Aの容量Caと、第1のキャパシタ105Aの両電極間に印加される動作電圧(=VDDa −Vpa)との関係を示すグラフである。
また、図1(e)は、図1(c)に示す第2のキャパシタ105Bの容量Cbと、第2のキャパシタ105Bの両電極間に印加される動作電圧(=VDDb −Vpb)との関係を示すグラフである。
具体的には、第1のDRAM部102の第1のキャパシタ105Aにおいては、例えばCa=15fF及び(VDDa −Vpa)=V1=0.75Vに設定されている。それに対して、第2のDRAM部103の第2のキャパシタ105Bにおいては、Cb=10fF及び(VDDb −Vpb)=V1=0.75Vに設定されている。
また、本実施形態においては、第1のDRAM部102の動作速度が例えば100MHz以上(具体的には数百MHz程度)であるとし、第2のDRAM部103の動作速度が例えば100MHz未満(具体的には数十MHz程度)であるとする。このように各DRAM部102及び103の間に動作速度の差が存在する場合、動作速度が小さい第2のDRAM部103を構成する第2のキャパシタ105Bに印加される電圧はV1まで十分に昇圧される。一方、動作速度の大きい第1のDRAM部102を構成する第1のキャパシタ105Aに印加される電圧はV1までは昇圧されず、V1よりも低い値、例えばV2=0.5V程度までしか昇圧されない。
このとき、第1のキャパシタ105A及び第2のキャパシタ105Bのそれぞれに蓄積される電荷は、図1(d)及び図1(e)のそれぞれにおける斜線領域の面積の値を持つ物理量として表すことができる。従って、第1のキャパシタ105Aに蓄積される電荷Qaは次式(2)により7.5fCになる。
Qa=Ca×V2=15fF×0.5V=7.5fC ・・・ (2)
一方、第2のキャパシタ105Bに蓄積される電荷Qbは次式(3)により7.5fCになる。
Qb=Cb×V1=10fF×0.75V=7.5fC ・・・ (3)
以上のように、本実施形態においては、第1のキャパシタ105Aに蓄積される電荷Qaと、第2のキャパシタ105Bに蓄積される電荷Qbとが互いにほぼ同じ電荷量となるように設定することが可能になる。このため、本実施形態によると、動作速度の大きい第1のDRAM部102でも、また、動作速度の小さい第2のDRAM部103でも、DRAM動作が行なわれる際にキャパシタに十分な電荷を蓄積することができるため、例えばHigh/Lowの判定を誤動作なく実施することが可能になる。言い換えると、第1のDRAM部102及び第2のDRAM部103を同一の電圧で動作させた場合にも、高速動作する第1のDRAM部102においても電荷保持を目的として低速動作する第2のDRAM部103においても同様なDRAM動作をさせることができる。さらに、高速動作が必要な第1のDRAM部102の動作電圧を大きくする必要がないので、消費電力を低減することができる。
すなわち、本実施形態のように、各DRAM部のメモリセルの容量を各DRAM部の個々の用途に応じて最適化することにより、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力化と高速性能化とを同時に満たすDRAM混載デバイスを実現することができる。
一方、本実施形態において、従来の半導体装置と同様にCa=Cb=10fFと設定した場合には、第1のキャパシタ105Aに蓄積される電荷は10fF×0.5V=5.0fCとなり、前述のQa=7.5fCと比べて2fC以上小さくなる。
尚、第1の実施形態において、第1のキャパシタ105A及び第2のキャパシタ105Bのそれぞれの容量、並びに第1のDRAM部102及び第2のDRAM部103のそれぞれの動作速度については、各DRAM部の目的に応じた範囲内で任意に設定することができる。但し、第2のDRAM部103と比べて動作速度が大きい第1のDRAM部102を構成するメモリセル(第1のキャパシタ105A)の容量Caを、第2のDRAM部103を構成するメモリセル(第2のキャパシタ105B)の容量Cbよりも大きく設定する必要がある。
また、第1の実施形態において、第1のDRAM部102及び第2のDRAM部103のそれぞれの動作電圧を同じに設定したが、各動作電圧を異なるように設定してもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について図面を参照しながら説明する。
図2(a)は、第2の実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す平面図である。
図1(a)に示す第1の実施形態と同様に、図2(a)に示すように、チップ100上に、CMOSロジック部101、第1のDRAM部102及び第2のDRAM部103が搭載されている。第1のDRAM部102は、高速処理されるデータの一時蓄積、つまり高速移動する電荷を蓄積することを目的とする。これに対して、第2のDRAM部103は、書き込まれた信号を十分な時間(例えば動作温度85〜100℃程度で数百msec程度以上)保持することを目的とする。
図2(b)は、図2(a)に示す第1のDRAM部102が搭載される第1のメモリ領域(RA )におけるメモリセル構造の断面図であり、図2(c)は、図2(a)に示す第2のDRAM部103が搭載される第2のメモリ領域(RB )におけるメモリセル構造の断面図である。
図2(b)に示すように、第1のメモリ領域RA の半導体基板200における素子分離201によって囲まれた素子領域の上にゲート絶縁膜(図示省略)を介して第1のゲート電極203Aが形成されていると共に、該素子領域における第1のゲート電極203Aの両側には第1の不純物拡散層206Aが形成されている。第1のゲート電極203Aと第1の不純物拡散層206Aとによって第1のメモリ領域RA のトランスファートランジスタが構成される。
一方、図2(c)に示すように、第2のメモリ領域RB の半導体基板200における素子分離201によって囲まれた素子領域の上にゲート絶縁膜(図示省略)を介して第2のゲート電極203Bが形成されていると共に、該素子領域における第2のゲート電極203Bの両側には第2の不純物拡散層206Bが形成されている。第2のゲート電極203Bと第2の不純物拡散層206Bとによって第2のメモリ領域RB のトランスファートランジスタが構成される。
また、図2(b)及び(c)に示すように、ゲート電極203A及び203Bが形成された半導体基板200の上には第1の層間絶縁膜207が形成されている。また、第1のメモリ領域RA の第1の層間絶縁膜207には、第1の不純物拡散層206Aと接続する第1のコンタクトプラグ208Aが形成されていると共に、第2のメモリ領域RB の第1の層間絶縁膜207には、第2の不純物拡散層206Bと接続する第2のコンタクトプラグ208Bが形成されている。
また、図2(b)及び(c)に示すように、コンタクトプラグ208A及び208Bが埋め込まれた第1の層間絶縁膜207の上には第2の層間絶縁膜212が形成されている。ここで、第1のメモリ領域RA の第2の層間絶縁膜212には、第1のコンタクトプラグ208Aに達するキャパシタ形成用凹部が形成されていると共に、第2のメモリ領域RB の第2の層間絶縁膜212には、第2のコンタクトプラグ208Bに達するキャパシタ形成用凹部が形成されている。第1のメモリ領域RA のキャパシタ形成用凹部の底部及び壁面を覆うように、第1のコンタクトプラグ208Aと電気的に接続する第1の容量下部電極209Aが形成されている。また、第2のメモリ領域RB のキャパシタ形成用凹部の底部及び壁面を覆うように、第2のコンタクトプラグ208Bと電気的に接続する第2の容量下部電極209Bが形成されている。
本実施形態の特徴は、第1のメモリ領域RA に形成された第1の容量下部電極209Aの面積が、第2のメモリ領域RB に形成された第2の容量下部電極209Bの面積よりも大きいことである。具体的には、図3に示すように、第1の容量下部電極209Aの形状を、第2の容量下部電極209Bと同様の形状を持つ仮想電極部分209Cを2つ組み合わせた形状に設定してもよい。
また、図2(b)及び(c)に示すように、第1の容量下部電極209A及び第2の容量下部電極209Bのそれぞれを覆うように容量絶縁膜210が形成されていると共に、該容量絶縁膜210を覆うように容量上部電極211が形成されている。これにより、第1のメモリ領域RA に第1のDRAM部102のセルキャパシタが形成されると共に、第2のメモリ領域RB に第2のDRAM部103のセルキャパシタが形成される。尚、図示は省略しているが、各メモリ領域RA 及びRB においては各セルキャパシタ(つまりはメモリセル)がマトリックス状に配列されている。
また、図2(b)及び(c)に示すように、各メモリ領域RA 及びRB のセルキャパシタの上を含む第2の層間絶縁膜212の上には第3の層間絶縁膜215が形成されていると共に、第3の層間絶縁膜215には、各メモリ領域RA 及びRB のセルキャパシタ(正確には容量上部電極211)のそれぞれと電気的に接続する複数のプラグ214が形成されている。また、第3の層間絶縁膜215の上には、各プラグ214と電気的に接続する配線層213が形成されている。
以下、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法、具体的には図2(b)及び(c)に示す半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図4(a)〜(e)は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。尚、図4(a)〜(e)において、図2(b)及び(c)に示す第2の実施形態に係る半導体装置と同一の部材には同一の符号を付す。
まず、図4(a)に示すように、第1のメモリ領域RA の半導体基板200における素子分離201によって囲まれたメモリセル形成領域の上にゲート絶縁膜(図示省略)を介して第1のゲート電極203Aを形成すると共に、第2のメモリ領域RB の半導体基板200における素子分離201によって囲まれたメモリセル形成領域の上にゲート絶縁膜(図示省略)を介して第2のゲート電極203Bを形成する。次に、半導体基板200における第1のゲート電極203A及び第2のゲート電極203Bのそれぞれの両側に不純物を注入することにより、第1の不純物拡散層206A及び第2の不純物拡散層206Bを形成する。その後、半導体基板200の上に全面に亘って第1の層間絶縁膜207を堆積した後、第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB のそれぞれの第1の層間絶縁膜207に、第1の不純物拡散層206A及び第2の不純物拡散層206Bのそれぞれに達するコンタクトホールをフォトリソグラフィ法及びエッチングにより形成する。その後、半導体基板200の上に全面に亘って導電膜を、各コンタクトホールが完全に埋まるように形成した後、各コンタクトホールの外側の不要な導電膜を除去することにより、第1の不純物拡散層206Aと電気的に接続する第1のコンタクトプラグ208A、及び第2の不純物拡散層206Bと電気的に接続する第2のコンタクトプラグ208Bを形成する。
次に、図4(b)に示すように、半導体基板200の上に全面に亘って第2の層間絶縁膜212を堆積した後、図4(c)に示すように、第1のメモリ領域RA の第2の層間絶縁膜212に、第1のコンタクトプラグ208Aに達するキャパシタ形成用凹部を形成すると共に、第2のメモリ領域RB の第2の層間絶縁膜212に、第2のコンタクトプラグ208Bに達するキャパシタ形成用凹部を形成する。続いて、第1のメモリ領域RA のキャパシタ形成用凹部の底部及び壁面を覆うように第1の容量下部電極209Aを形成すると共に、第2のメモリ領域RB のキャパシタ形成用凹部の底部及び壁面を覆うように第2の容量下部電極209Bを形成する。ここで、容量下部電極209A及び209Bの材料として例えばリン含有シリコンを用いる。また、前述のように、本実施形態の特徴として、第1の容量下部電極209Aの形成領域の面積を、第2の容量下部電極209Bの形成領域の面積よりも大きくする。すなわち、本実施形態においては、各メモリ領域RA 及びRB のキャパシタ形成用凹部を形成するための第2の層間絶縁膜212のパターニング工程で用いるマスクのレイアウトが、第1のメモリ領域RA と第2のメモリ領域RB との間で異なっている。
次に、図4(d)に示すように、第1の容量下部電極209A及び第2の容量下部電極209Bのそれぞれを覆うように、例えばシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層膜(ON膜)からなる容量絶縁膜210を形成した後、容量絶縁膜210を覆うように、例えばリン含有シリコンからなる容量上部電極211を形成する。これにより、第1のメモリ領域RA に第1のDRAM部102のセルキャパシタが形成されると共に、第2のメモリ領域RB に第2のDRAM部103のセルキャパシタが形成される。
その後、半導体基板200の上に全面に亘って第3の層間絶縁膜215を形成した後、図4(e)に示すように、第3の層間絶縁膜215に、各メモリ領域RA 及びRB の容量上部電極211と電気的に接続する複数のプラグ214を形成し、その後、第3の層間絶縁膜215の上に、各プラグ214と電気的に接続する配線層213を形成する。以上の工程によって、第1のDRAM部102及び第2のDRAM部103のそれぞれが第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB に形成される。
以上に説明したように、第2の実施形態によると、同一の半導体基板200における第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB のそれぞれの上に、容量下部電極209のみ構成が異なるセルキャパシタを形成する。具体的には、第1のメモリ領域RA における第1の容量下部電極209Aの形状を、第2のメモリ領域RB において隣接する複数の第2の容量下部電極209Bのそれぞれの形状を組み合わせた形状に設定するなどして、第1の容量下部電極209Aを第2の容量下部電極209Bよりも大きくする。このため、第1のメモリ領域RA のセルキャパシタのセル容量を、第2のメモリ領域RB のセルキャパシタのセル容量よりも大きくすることができる。従って、セル容量が大きいメモリセルからなる第1のDRAM部102を第1のメモリ領域RA に形成した場合において、第1のDRAM部102を高速動作させた場合にも、第1のDRAM部102の動作電圧を大きくすることなく、第1のDRAM部102のメモリセルに十分な電荷を蓄積することができる。すなわち、第1のDRAM部102において、メモリセルに記憶された信号が誤信号となることはないので、誤動作の発生を防止して高速処理を行なうことができると共に、動作電圧を大きくする必要がないので、消費電力を低減することができる。一方、セル容量が小さいメモリセルからなる第2のDRAM部103を第2のメモリ領域RB に形成した場合において、第2のDRAM部103を低速動作させるため、第2のDRAM部103のメモリセルへの印加電圧が十分に高くなるので、十分な電荷保持特性(信号保持特性)を実現でき、それにより所望のDRAM動作を期待できる。
すなわち、本実施形態によると、互いに異なる容量を持つ複数種類のセルキャパシタを用いて複数のDRAM部を構成するため、各DRAM部の用途に応じて各セルキャパシタの容量を最適化することによって、CMOSロジック部と共に複数のDRAM部が同一チップ上に搭載されたDRAM混載デバイスにおいても、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力化と高速性能化とを同時に達成することができる。
また、第2の実施形態によると、第1の容量下部電極209Aの形状を、隣接する複数の第2の容量下部電極209Bのそれぞれの形状を組み合わせた形状に設定するため、次のような効果が得られる。すなわち、異なる容量値を持つ複数のメモリセル領域を同一の半導体基板200上に形成する場合においても、容量下部電極209のみについて、その基準形状を維持しつつ各メモリセル領域毎に(つまりは第1のメモリ領域RA と第2のメモリ領域RB との間で)異なるレイアウト設計を行なえば、その他の部材については、例えばコンタクトプラグ209又は不純物拡散層206等については、各メモリセル領域毎に異なったレイアウトを設計する必要がない。その結果、製造プロセスを複雑化することなく、第1のメモリ領域RA におけるキャパシタ形成領域を第2のメモリ領域RB におけるキャパシタ形成領域よりも大きくすることができる。従って、第1のメモリ領域RA のメモリセルが容量を、第2のメモリ領域RB のメモリセルが持つ容量よりも大きくでき、それにより前述の本実施形態の効果を確実に得ることができる。
尚、第2の実施形態において、第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB のそれぞれに、カップ状の容量下部電極209を形成し、該容量下部電極209の底部及び内壁面のみをセルキャパシタとして利用した。しかし、これに代えて、図5(a)に示すように、カップ状の容量下部電極209の底部及び内壁面に加えて外壁面もセルキャパシタとして利用してもよい。或いは、カップ状の容量下部電極209つまりはカップ状のセルキャパシタに代えて、他の構造を持つセルキャパシタ、例えば図5(b)に示すような円柱構造を持つセルキャパシタを用いてもよい。
また、第2の実施形態において、第1の容量下部電極209A及び第2の容量下部電極209B又は容量上部電極211の材料としてリン含有シリコンを用いたが、これに代えて、他の不純物を含有したシリコン又は他の金属を用いてもよい。
また、第2の実施形態において、容量絶縁膜210としてON膜を用いたが、これに代えて、他の種類の絶縁膜を用いてもよい。
(第2の実施形態の変形例)
以下、本発明の第2の実施形態の変形例に係る半導体装置について図面を参照しながら説明する。
本変形例の平面構成は、図2(a)に示す第2の実施形態の平面構成と同様である。図6(a)は、本変形例の第1のDRAM部102が搭載される第1のメモリ領域RA におけるメモリセル構造の断面図であり、図6(b)は、本変形例の第2のDRAM部103が搭載される第2のメモリ領域RB におけるメモリセル構造の断面図である。尚、図6(a)及び(b)において、図2(b)及び(c)に示す第2の実施形態と同一の部材には同一の符号を付すことにより、説明を省略する。
図6(a)及び(b)に示すように、本変形例が第2の実施形態と異なっている点は、キャパシタ構造としてスタック型構造に代えてトレンチ型構造を用いている点である。すなわち、本変形例において、各メモリ領域RA 及びRB のセルキャパシタは、半導体基板200に設けられたトレンチに埋め込まれており、各セルキャパシタの容量下部電極209は不純物拡散層206と直接接続されている。
以上のような本変形例によっても、第2の実施形態と同様の効果が得られる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について図面を参照しながら説明する。
図7(a)は、第3の実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す平面図である。
図1(a)に示す第1の実施形態と同様に、図7(a)に示すように、チップ100上に、CMOSロジック部101、第1のDRAM部102及び第2のDRAM部103が搭載されている。第1のDRAM部102は、高速処理されるデータの一時蓄積、つまり高速移動する電荷を蓄積することを目的とする。これに対して、第2のDRAM部103は、書き込まれた信号を十分な時間(例えば動作温度85〜100℃程度で数百msec程度以上)保持することを目的とする。
図7(b)は、図7(a)に示す第1のDRAM部102が搭載される第1のメモリ領域(RA )におけるメモリセル構造の断面図であり、図7(c)は、図7(a)に示す第2のDRAM部103が搭載される第2のメモリ領域(RB )におけるメモリセル構造の断面図である。
図7(b)に示すように、第1のメモリ領域RA の半導体基板200における素子分離201によって囲まれた素子領域の上にゲート絶縁膜(図示省略)を介して第1のゲート電極203Aが形成されていると共に、該素子領域における第1のゲート電極203Aの両側には第1の不純物拡散層206Aが形成されている。第1のゲート電極203Aと第1の不純物拡散層206Aとによって第1のメモリ領域RA のトランスファートランジスタが構成される。
一方、図7(c)に示すように、第2のメモリ領域RB の半導体基板200における素子分離201によって囲まれた素子領域の上にゲート絶縁膜(図示省略)を介して第2のゲート電極203Bが形成されていると共に、該素子領域における第2のゲート電極203Bの両側には第2の不純物拡散層206Bが形成されている。第2のゲート電極203Bと第2の不純物拡散層206Bとによって第2のメモリ領域RB のトランスファートランジスタが構成される。
また、図7(b)及び(c)に示すように、ゲート電極203A及び203Bが形成された半導体基板200の上には第1の層間絶縁膜207が形成されている。また、第1のメモリ領域RA の第1の層間絶縁膜207には、第1の不純物拡散層206Aと接続する第1のコンタクトプラグ301が形成されていると共に、第2のメモリ領域RB の第1の層間絶縁膜207には、第2の不純物拡散層206Bと接続する第2のコンタクトプラグ208Bが形成されている。尚、後述する理由によって、第1のコンタクトプラグ301は第2のコンタクトプラグ208Bよりも太く形成されている。
また、図7(b)及び(c)に示すように、コンタクトプラグ301及び208Bが埋め込まれた第1の層間絶縁膜207の上には第2の層間絶縁膜212が形成されている。ここで、第1のメモリ領域RA の第2の層間絶縁膜212には、第1のコンタクトプラグ301に達する複数(例えば2つ)のキャパシタ形成用凹部が形成されていると共に、第2のメモリ領域RB の第2の層間絶縁膜212には、第2のコンタクトプラグ208Bに達する単一のキャパシタ形成用凹部が形成されている。第1のメモリ領域RA の各キャパシタ形成用凹部の底部及び壁面を覆うように、第1のコンタクトプラグ301とそれぞれ電気的に接続する電極部分209A及び電極部分302が形成されている。すなわち、第1のメモリ領域RA の容量下部電極(第1の容量下部電極)は、互いに隣接する電極部分209A及び電極部分302から構成されている。また、第2のメモリ領域RB のキャパシタ形成用凹部の底部及び壁面を覆うように、第2のコンタクトプラグ208Bと電気的に接続する第2の容量下部電極209Bが形成されている。ここで、第1の容量下部電極を構成する各電極部分209A及び電極部分302のそれぞれの構造及び形状は第2の容量下部電極209Bと同じである。
すなわち、図8(a)に示すように、第2のメモリ領域RB の各セルキャパシタの第2の容量下部電極209Bはそれぞれ個別のプラグ208Bにより第2の不純物拡散層206Bと電気的に接続されている。
それに対して、本実施形態の特徴として、図8(b)に示すように、第1のメモリ領域RA の各セルキャパシタの第1の容量下部電極はそれぞれ、第2の容量下部電極209Bと同一の構造を持ち且つ互いに隣接する複数の電極部分209A及び302から構成されていると共に、各電極部分209A及び302のそれぞれは共通のプラグ301により第1の不純物拡散層206Aと電気的に接続されている。尚、図8(b)においては、比較のため、第2のメモリ領域RB のプラグ208Bと同じ構造を持つ仮想プラグ208Cを図示している。
また、図7(b)及び(c)に示すように、第1の容量下部電極を構成する電極部分209A及び302並びに第2の容量下部電極209Bのそれぞれを覆うように容量絶縁膜210が形成されていると共に、該容量絶縁膜210を覆うように容量上部電極211が形成されている。これにより、第1のメモリ領域RA に第1のDRAM部102のセルキャパシタが形成されると共に、第2のメモリ領域RB に第2のDRAM部103のセルキャパシタが形成される。尚、図示は省略しているが、各メモリ領域RA 及びRB においては各セルキャパシタ(つまりはメモリセル)がマトリックス状に配列されている。
また、図7(b)及び(c)に示すように、各メモリ領域RA 及びRB のセルキャパシタの上を含む第2の層間絶縁膜212の上には第3の層間絶縁膜215が形成されていると共に、第3の層間絶縁膜215には、各メモリ領域RA 及びRB のセルキャパシタ(正確には容量上部電極211)のそれぞれと電気的に接続する複数のプラグ214が形成されている。また、第3の層間絶縁膜215の上には、各プラグ214と電気的に接続する配線層213が形成されている。
以下、第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法、具体的には図7(b)及び(c)に示す半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図9(a)〜(e)は、第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。尚、図9(a)〜(e)において、図7(b)及び(c)に示す第3の実施形態に係る半導体装置と同一の部材には同一の符号を付す。
まず、図9(a)に示すように、第1のメモリ領域RA の半導体基板200における素子分離201によって囲まれたメモリセル形成領域の上にゲート絶縁膜(図示省略)を介して第1のゲート電極203Aを形成すると共に、第2のメモリ領域RB の半導体基板200における素子分離201によって囲まれたメモリセル形成領域の上にゲート絶縁膜(図示省略)を介して第2のゲート電極203Bを形成する。次に、半導体基板200における第1のゲート電極203A及び第2のゲート電極203Bのそれぞれの両側に不純物を注入することにより、第1の不純物拡散層206A及び第2の不純物拡散層206Bを形成する。その後、半導体基板200の上に全面に亘って第1の層間絶縁膜207を堆積する。
次に、第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB のそれぞれの第1の層間絶縁膜207に、第1の不純物拡散層206A及び第2の不純物拡散層206Bのそれぞれに達するコンタクトホールをフォトリソグラフィ法及びエッチングにより形成する。その後、半導体基板200の上に全面に亘って、導電膜を、各コンタクトホールが完全に埋まるように形成した後、各コンタクトホールの外側の不要な導電膜を除去することにより、図9(b)に示すように、第1の不純物拡散層206Aと電気的に接続する第1のコンタクトプラグ301、及び第2の不純物拡散層206Bと電気的に接続する第2のコンタクトプラグ208Bを形成する。
ここで、第1のメモリ領域RA に形成されるコンタクトプラグ301の大きさ(太さ)は、後に形成される第1の容量下部電極の大きさ、つまり第2のメモリ領域RB に形成される第2の容量下部電極209Bを複数個組み合わせた大きさと対応させる。すなわち、本実施形態においては、各メモリ領域RA 及びRB のコンタクトプラグを形成するための第1の層間絶縁膜207のパターニング工程で用いるマスクのレイアウトが、第1のメモリ領域RA と第2のメモリ領域RB との間で異なっている。
次に、図9(c)に示すように、半導体基板200の上に全面に亘って第2の層間絶縁膜212を堆積した後、第1のメモリ領域RA の第2の層間絶縁膜212に、第1のコンタクトプラグ301に達する複数(例えば2つ)のキャパシタ形成用凹部を形成すると共に、第2のメモリ領域RB の第2の層間絶縁膜212に、第2のコンタクトプラグ208Bに達するキャパシタ形成用凹部を形成する。続いて、第1のメモリ領域RA の各キャパシタ形成用凹部の底部及び壁面を覆うように電極部分209A及び電極部分302を形成し、それによって第1の容量下部電極を形成すると共に、第2のメモリ領域RB のキャパシタ形成用凹部の底部及び壁面を覆うように第2の容量下部電極209Bを形成する。ここで、各電極部分209A及び302は同一のコンタクトプラグ301と電気的に接続する。また、第1の容量下部電極を構成する各電極部分209A及び302並びに第2の容量下部電極209Bの材料として例えばリン含有シリコンを用いる。尚、本実施形態においては、第1の容量下部電極を構成する各電極部分209A及び302の構造及び形状は第2の容量下部電極209Bと同じであるので、各メモリ領域RA 及びRB のキャパシタ形成用凹部を形成するための第2の層間絶縁膜212のパターニング工程で用いるマスクのレイアウトは、第1のメモリ領域RA と第2のメモリ領域RB との間で同じである。
次に、図9(d)に示すように、第1の容量下部電極を構成する各電極部分209A及び302並びに第2の容量下部電極209Bのそれぞれを覆うように、例えばシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層膜(ON膜)からなる容量絶縁膜210を形成した後、容量絶縁膜210を覆うように、例えばリン含有シリコンからなる容量上部電極211を形成する。これにより、第1のメモリ領域RA に第1のDRAM部102のセルキャパシタが形成されると共に、第2のメモリ領域RB に第2のDRAM部103のセルキャパシタが形成される。
その後、半導体基板200の上に全面に亘って第3の層間絶縁膜215を形成した後、図9(e)に示すように、第3の層間絶縁膜215に、各メモリ領域RA 及びRB の容量上部電極211と電気的に接続する複数のプラグ214を形成し、その後、第3の層間絶縁膜215の上に、各プラグ214と電気的に接続する配線層213を形成する。以上の工程によって、第1のDRAM部102及び第2のDRAM部103のそれぞれが第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB に形成される。
以上に説明したように、第3の実施形態によると、同一の半導体基板200における第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB のそれぞれの上にセルキャパシタを形成する際に、第1のメモリ領域RA には、第2のメモリ領域RB のセルキャパシタと同一の構造を複数有するセルキャパシタを形成する。具体的には、第1のメモリ領域RA には、第2のメモリ領域RB の容量下部電極(第2の容量下部電極209B)と同一の構造を持つ複数の電極部分209A及び302よりなる容量下部電極(第1の容量下部電極)を形成すると共に、該複数の電極部分209A及び302を共通のプラグ(第1のプラグ)301を介して半導体基板200に接続する。これにより、第1のメモリ領域RA に形成されたセルキャパシタのセル容量を、第2のメモリセル領域RB に形成されたセルキャパシタのセル容量よりも大きくすることができる。
すなわち、第3の実施形態によると、半導体基板200と容量下部電極とを接続するプラグのみについてメモリ領域RA 及びRB 毎に異なるレイアウトを行なえば、その他の部材については、例えば容量下部電極又は不純物拡散層等については、各メモリ領域RA 及びRB 毎に異なったレイアウトを行なう必要がない。その結果、複雑な製造プロセスの実施を抑制しつつ、第1のメモリ領域RA におけるセルキャパシタの容量を、第2のメモリ領域RB におけるセルキャパシタの容量よりも大きくすることができる。従って、セル容量が大きいメモリセルからなる第1のDRAM部102を第1のメモリ領域RA に形成した場合において、第1のDRAM部102を高速動作させた場合にも、第1のDRAM部102の動作電圧を大きくすることなく、第1のDRAM部102のメモリセルに十分な電荷を蓄積することができる。すなわち、第1のDRAM部102において、メモリセルに記憶された信号が誤信号となることはないので、誤動作の発生を防止して高速処理を行なうことができると共に、動作電圧を大きくする必要がないので、消費電力を低減することができる。一方、セル容量が小さいメモリセルからなる第2のDRAM部103を第2のメモリ領域RB に形成した場合において、第2のDRAM部103を低速動作させるため、第2のDRAM部103のメモリセルへの印加電圧が十分に高くなるので、十分な電荷保持特性(信号保持特性)を実現でき、それにより所望のDRAM動作を期待できる。
以上のように、本実施形態によると、互いに異なる容量を持つ複数種類のセルキャパシタを用いて複数のDRAM部を構成するため、各DRAM部の用途に応じて各セルキャパシタの容量を最適化することによって、CMOSロジック部と共に複数のDRAM部が同一チップ上に搭載されたDRAM混載デバイスにおいても、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力化と高速性能化とを同時に達成することができる。
尚、第3の実施形態において、第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB のそれぞれに、カップ状の電極部分209A及び302並びにカップ状の容量下部電極209Bを形成し、該電極部分209A及び302又は容量下部電極209Bの底部及び内壁面のみをセルキャパシタとして利用した。しかし、これに代えて、カップ状の電極部分209A及び302並びにカップ状の容量下部電極209Bの底部及び内壁面に加えて外壁面もセルキャパシタとして利用してもよい(図5(a)参照)。或いは、カップ状の電極部分又は容量下部電極つまりはカップ状のセルキャパシタに代えて、他の構造を持つセルキャパシタ、例えば円柱構造を持つセルキャパシタを用いてもよい(図5(b)参照)。
また、第3の実施形態において、電極部分209A及び302並びに容量下部電極209B又は容量上部電極211の材料としてリン含有シリコンを用いたが、これに代えて、他の不純物を含有したシリコン又は他の金属を用いてもよい。
また、第3の実施形態において、容量絶縁膜210としてON膜を用いたが、これに代えて、他の種類の絶縁膜を用いてもよい。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について図面を参照しながら説明する。
図10(a)は、第4の実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す平面図である。
図1(a)に示す第1の実施形態と同様に、図10(a)に示すように、チップ100上に、CMOSロジック部101、第1のDRAM部102及び第2のDRAM部103が搭載されている。第1のDRAM部102は、高速処理されるデータの一時蓄積、つまり高速移動する電荷を蓄積することを目的とする。これに対して、第2のDRAM部103は、書き込まれた信号を十分な時間(例えば動作温度85〜100℃程度で数百msec程度以上)保持することを目的とする。
図10(b)は、図10(a)に示す第1のDRAM部102が搭載される第1のメモリ領域(RA )におけるメモリセル構造の断面図であり、図10(c)は、図10(a)に示す第2のDRAM部103が搭載される第2のメモリ領域(RB )におけるメモリセル構造の断面図である。
図10(b)に示すように、第1のメモリ領域RA の半導体基板200における素子分離201によって囲まれた素子領域の上にゲート絶縁膜(図示省略)を介して第1のゲート電極203Aが形成されていると共に、該素子領域における第1のゲート電極203Aの両側には第1の不純物拡散層401が形成されている。第1のゲート電極203Aと第1の不純物拡散層401とによって第1のメモリ領域RA のトランスファートランジスタが構成される。ここで、第1の不純物拡散層401の形成領域は、後述する複数のコンタクトプラグと接続可能な範囲に設定される。
一方、図10(c)に示すように、第2のメモリ領域RB の半導体基板200における素子分離201によって囲まれた素子領域の上にゲート絶縁膜(図示省略)を介して第2のゲート電極203Bが形成されていると共に、該素子領域における第2のゲート電極203Bの両側には第2の不純物拡散層206Bが形成されている。第2のゲート電極203Bと第2の不純物拡散層206Bとによって第2のメモリ領域RB のトランスファートランジスタが構成される。
また、図10(b)及び(c)に示すように、ゲート電極203A及び203Bが形成された半導体基板200の上には第1の層間絶縁膜207が形成されている。また、第1のメモリ領域RA の第1の層間絶縁膜207には、第1の不純物拡散層401と接続する複数(例えば2つ)のコンタクトプラグ208A及び402が形成されていると共に、第2のメモリ領域RB の第1の層間絶縁膜207には、第2の不純物拡散層206Bと接続するコンタクトプラグ208Bが形成されている。尚、コンタクトプラグ208A及び402の構造及び形状はコンタクトプラグ208Bと同じである。
また、図10(b)及び(c)に示すように、コンタクトプラグ208A、402及び208Bが埋め込まれた第1の層間絶縁膜207の上には第2の層間絶縁膜212が形成されている。ここで、第1のメモリ領域RA の第2の層間絶縁膜212には、コンタクトプラグ208A及び402のそれぞれに達する複数(具体的には2つ)のキャパシタ形成用凹部が形成されていると共に、第2のメモリ領域RB の第2の層間絶縁膜212には、コンタクトプラグ208Bに達する単一のキャパシタ形成用凹部が形成されている。第1のメモリ領域RA の各キャパシタ形成用凹部の底部及び壁面を覆うように、コンタクトプラグ208A及び402のそれぞれと電気的に接続する電極部分209A及び電極部分403が形成されている。すなわち、第1のメモリ領域RA の容量下部電極(第1の容量下部電極)は、互いに隣接する電極部分209A及び電極部分403から構成されている。また、第2のメモリ領域RB のキャパシタ形成用凹部の底部及び壁面を覆うように、コンタクトプラグ208Bと電気的に接続する第2の容量下部電極209Bが形成されている。ここで、第1の容量下部電極を構成する各電極部分209A及び電極部分403のそれぞれの構造及び形状は第2の容量下部電極209Bと同じである。
すなわち、図11(a)に示すように、第2のメモリ領域RB の各セルキャパシタの第2の容量下部電極209Bはそれぞれ個別のプラグ208Bを介して、半導体基板200における個別の不純物拡散層206Bと電気的に接続されている。
それに対して、本実施形態の特徴として、図11(b)に示すように、第1のメモリ領域RA の各セルキャパシタの第1の容量下部電極はそれぞれ、第2の容量下部電極209Bと同一の構造を持ち且つ互いに隣接する複数の電極部分209A及び403から構成されていると共に、各電極部分209A及び403のそれぞれは個別のプラグ208A及び402を介して、半導体基板200における共通の不純物拡散層401と電気的に接続されている。
また、図10(b)及び(c)に示すように、第1の容量下部電極を構成する電極部分209A及び403並びに第2の容量下部電極209Bのそれぞれを覆うように容量絶縁膜210が形成されていると共に、該容量絶縁膜210を覆うように容量上部電極211が形成されている。これにより、第1のメモリ領域RA に第1のDRAM部102のセルキャパシタが形成されると共に、第2のメモリ領域RB に第2のDRAM部103のセルキャパシタが形成される。尚、図示は省略しているが、各メモリ領域RA 及びRB においては各セルキャパシタ(つまりはメモリセル)がマトリックス状に配列されている。
また、図10(b)及び(c)に示すように、各メモリ領域RA 及びRB のセルキャパシタの上を含む第2の層間絶縁膜212の上には第3の層間絶縁膜215が形成されていると共に、第3の層間絶縁膜215には、各メモリ領域RA 及びRB のセルキャパシタ(正確には容量上部電極211)のそれぞれと電気的に接続する複数のプラグ214が形成されている。また、第3の層間絶縁膜215の上には、各プラグ214と電気的に接続する配線層213が形成されている。
以下、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法、具体的には図10(b)及び(c)に示す半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図12(a)〜(e)は、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。尚、図12(a)〜(e)において、図10(b)及び(c)に示す第4の実施形態に係る半導体装置と同一の部材には同一の符号を付す。
まず、図12(a)に示すように、第1のメモリ領域RA の半導体基板200における素子分離201によって囲まれたメモリセル形成領域の上にゲート絶縁膜(図示省略)を介して第1のゲート電極203Aを形成すると共に、第2のメモリ領域RB の半導体基板200における素子分離201によって囲まれたメモリセル形成領域の上にゲート絶縁膜(図示省略)を介して第2のゲート電極203Bを形成する。次に、半導体基板200における第1のゲート電極203A及び第2のゲート電極203Bのそれぞれの両側に不純物を注入することにより、第1の不純物拡散層401及び第2の不純物拡散層206Bを形成する。ここで、第1の不純物拡散層401の形成領域は、複数のコンタクトプラグ208A及び402(図12(b)参照)のそれぞれと接続可能な範囲に設定される一方、第2の不純物拡散層206Bの形成領域は、単一のコンタクトプラグ208Bと接続可能な範囲に設定される。すなわち、本実施形態においては、各メモリ領域RA 及びRB の不純物拡散層を形成するための半導体基板200への不純物注入工程で用いるマスクのレイアウトが、第1のメモリ領域RA と第2のメモリ領域RB との間で異なっている。
次に、半導体基板200の上に全面に亘って第1の層間絶縁膜207を堆積した後、第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB のそれぞれの第1の層間絶縁膜207に、第1の不純物拡散層401に達する複数(例えば2つ)のコンタクトホール、及び第2の不純物拡散層206Bに達する単一のコンタクトホールをフォトリソグラフィ法及びエッチングにより形成する。その後、半導体基板200の上に全面に亘って、導電膜を、各コンタクトホールが完全に埋まるように形成した後、各コンタクトホールの外側の不要な導電膜を除去することにより、図12(b)に示すように、第1の不純物拡散層401と電気的に接続するコンタクトプラグ208A及び402、並びに第2の不純物拡散層206Bと電気的に接続するコンタクトプラグ208Bを形成する。ここで、第1のメモリ領域RA に形成されるコンタクトプラグ208B及び402は同一の不純物拡散層401と電気的に接続される。
次に、図12(c)に示すように、半導体基板200の上に全面に亘って第2の層間絶縁膜212を堆積した後、第1のメモリ領域RA の第2の層間絶縁膜212に、コンタクトプラグ208A及び402のそれぞれに達する複数(具体的には2つ)のキャパシタ形成用凹部を形成すると共に、第2のメモリ領域RB の第2の層間絶縁膜212に、第2のコンタクトプラグ208Bに達するキャパシタ形成用凹部を形成する。続いて、第1のメモリ領域RA の各キャパシタ形成用凹部の底部及び壁面を覆うように電極部分209A及び電極部分403を形成し、それによって第1の容量下部電極を形成すると共に、第2のメモリ領域RB のキャパシタ形成用凹部の底部及び壁面を覆うように第2の容量下部電極209Bを形成する。ここで、第1の容量下部電極を構成する各電極部分209A及び403並びに第2の容量下部電極209Bの材料として例えばリン含有シリコンを用いる。尚、本実施形態においては、第1の容量下部電極を構成する各電極部分209A及び403の構造及び形状は第2の容量下部電極209Bと同じであるので、各メモリ領域RA 及びRB のキャパシタ形成用凹部を形成するための第2の層間絶縁膜212のパターニング工程で用いるマスクのレイアウトは、第1のメモリ領域RA と第2のメモリ領域RB との間で同じである。
次に、図12(d)に示すように、第1の容量下部電極を構成する各電極部分209A及び403並びに第2の容量下部電極209Bのそれぞれを覆うように、例えばシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層膜(ON膜)からなる容量絶縁膜210を形成した後、容量絶縁膜210を覆うように、例えばリン含有シリコンからなる容量上部電極211を形成する。これにより、第1のメモリ領域RA に第1のDRAM部102のセルキャパシタが形成されると共に、第2のメモリ領域RB に第2のDRAM部103のセルキャパシタが形成される。
その後、半導体基板200の上に全面に亘って第3の層間絶縁膜215を形成した後、図12(e)に示すように、第3の層間絶縁膜215に、各メモリ領域RA 及びRB の容量上部電極211と電気的に接続する複数のプラグ214を形成し、その後、第3の層間絶縁膜215の上に、各プラグ214と電気的に接続する配線層213を形成する。以上の工程によって、第1のDRAM部102及び第2のDRAM部103のそれぞれが第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB に形成される。
以上に説明したように、第4の実施形態によると、同一の半導体基板200における第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB のそれぞれの上にセルキャパシタを形成する際に、第1のメモリ領域RA には、第2のメモリ領域RB のセルキャパシタと同一の構造を複数有するセルキャパシタを形成する。具体的には、第1のメモリ領域RA には、第2のメモリ領域RB の容量下部電極(第2の容量下部電極209B)と同一の構造を持つ複数の電極部分209A及び403よりなる容量下部電極(第1の容量下部電極)を形成すると共に、複数の電極部分209A及び403のそれぞれを、個別のプラグ(プラグ208A及び402のそれぞれ)を介して共通の不純物拡散層(第1の不純物拡散層)401と電気的に接続する。すなわち、第2の容量下部電極209Bを個別のプラグ208Bを介して個別の不純物拡散層206Bと電気的に接続する一方、第1の容量下部電極を構成する複数の電極部分209A及び403をそれぞれ個別のプラグ208A及び402を介して、第2の不純物拡散層206Bよりも大きい第1の不純物拡散層401と電気的に接続する。これにより、第1のメモリ領域RA に形成されたセルキャパシタのセル容量を、第2のメモリセル領域RB に形成されたセルキャパシタのセル容量よりも大きくすることができる。
すなわち、第4の実施形態によると、プラグを介して容量下部電極と電気的に接続される不純物拡散層のみについてメモリ領域RA 及びRB 毎に異なるレイアウトを行なえば、その他の部材については、例えば容量下部電極又はプラグ等については、各メモリ領域RA 及びRB 毎に異なったレイアウトを行なう必要がない。その結果、複雑な製造プロセスの実施を抑制しつつ、第1のメモリ領域RA におけるセルキャパシタの容量を、第2のメモリ領域RB におけるセルキャパシタの容量よりも大きくすることができる。従って、セル容量が大きいメモリセルからなる第1のDRAM部102を第1のメモリ領域RA に形成した場合において、第1のDRAM部102を高速動作させた場合にも、第1のDRAM部102の動作電圧を大きくすることなく、第1のDRAM部102のメモリセルに十分な電荷を蓄積することができる。すなわち、第1のDRAM部102において、メモリセルに記憶された信号が誤信号となることはないので、誤動作の発生を防止して高速処理を行なうことができると共に、動作電圧を大きくする必要がないので、消費電力を低減することができる。一方、セル容量が小さいメモリセルからなる第2のDRAM部103を第2のメモリ領域RB に形成した場合において、第2のDRAM部103を低速動作させるため、第2のDRAM部103のメモリセルへの印加電圧が十分に高くなるので、十分な電荷保持特性(信号保持特性)を実現でき、それにより所望のDRAM動作を期待できる。
以上のように、本実施形態によると、互いに異なる容量を持つ複数種類のセルキャパシタを用いて複数のDRAM部を構成するため、各DRAM部の用途に応じて各セルキャパシタの容量を最適化することによって、CMOSロジック部と共に複数のDRAM部が同一チップ上に搭載されたDRAM混載デバイスにおいても、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力化と高速性能化とを同時に達成することができる。
尚、第4の実施形態において、第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB のそれぞれに、カップ状の電極部分209A及び403並びにカップ状の容量下部電極209Bを形成し、該電極部分209A及び403又は容量下部電極209Bの底部及び内壁面のみをセルキャパシタとして利用した。しかし、これに代えて、カップ状の電極部分209A及び403並びにカップ状の容量下部電極209Bの底部及び内壁面に加えて外壁面もセルキャパシタとして利用してもよい(図5(a)参照)。或いは、カップ状の電極部分又は容量下部電極つまりはカップ状のセルキャパシタに代えて、他の構造を持つセルキャパシタ、例えば円柱構造を持つセルキャパシタを用いてもよい(図5(b)参照)。
また、第4の実施形態において、電極部分209A及び403並びに容量下部電極209B又は容量上部電極211の材料としてリン含有シリコンを用いたが、これに代えて、他の不純物を含有したシリコン又は他の金属を用いてもよい。
また、第4の実施形態において、容量絶縁膜210としてON膜を用いたが、これに代えて、他の種類の絶縁膜を用いてもよい。
(第4の実施形態の変形例)
以下、本発明の第4の実施形態の変形例に係る半導体装置について図面を参照しながら説明する。
本変形例の平面構成は、図10(a)に示す第4の実施形態の平面構成と同様である。図13(a)は、本変形例の第1のDRAM部102が搭載される第1のメモリ領域RA におけるメモリセル構造の断面図であり、図13(b)は、本変形例の第2のDRAM部103が搭載される第2のメモリ領域RB におけるメモリセル構造の断面図である。尚、図13(a)及び(b)において、図10(b)及び(c)に示す第4の実施形態と同一の部材には同一の符号を付すことにより、説明を省略する。
図13(a)及び(b)に示すように、本変形例が第4の実施形態と異なっている点は、キャパシタ構造としてスタック型構造に代えてトレンチ型構造を用いている点である。すなわち、本変形例において、各メモリ領域RA 及びRB のセルキャパシタは、半導体基板200に設けられたトレンチに埋め込まれており、各セルキャパシタの容量下部電極209は不純物拡散層と直接接続されている。
以上のような本変形例によっても、第4の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明は、DRAM混載システムLSIに関し、CMOSロジック部と、互いに用途の異なる複数のDRAM部とを同一半導体基板上に混載した半導体装置に適用した場合、十分な信号保持特性を確保しながら低消費電力化と高速性能化とを同時に達成できるという効果が得られ、非常に有用である。
(a)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す平面図であり、(b)及び(c)は、(a)に示す第1のDRAM部及び第2のDRAM部のそれぞれを構成するメモリセルの等価回路図であり、(d)及び(e)は、(a)に示す第1のDRAM部及び第2のDRAM部のそれぞれのセルキャパシタの電荷蓄積特性を示す図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す平面図であり、(b)は、(a)に示す第1のDRAM部が搭載される第1のメモリ領域RA におけるメモリセル構造の断面図であり、(c)は、(a)に示す第2のDRAM部が搭載される第2のメモリ領域RB におけるメモリセル構造の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の第1のメモリ領域RA に形成された第1の容量下部電極の形状を示す図である。 (a)〜(e)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第2〜第4の実施形態に係る半導体装置のセルキャパシタ構造のバリエーションを示す断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第2の実施形態の変形例に係る半導体装置の第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB のそれぞれにおけるメモリセル構造の断面図である。 (a)は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す平面図であり、(b)は、(a)に示す第1のDRAM部が搭載される第1のメモリ領域RA におけるメモリセル構造の断面図であり、(c)は、(a)に示す第2のDRAM部が搭載される第2のメモリ領域RB におけるメモリセル構造の断面図である。 (a)は本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の第2のメモリ領域RB に形成された容量下部電極及びコンタクトプラグの形状を示す図であり、(b)は本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の第1のメモリ領域RA に形成された容量下部電極及びコンタクトプラグの形状を示す図である。 (a)〜(e)は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 (a)は、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す平面図であり、(b)は、(a)に示す第1のDRAM部が搭載される第1のメモリ領域RA におけるメモリセル構造の断面図であり、(c)は、(a)に示す第2のDRAM部が搭載される第2のメモリ領域RB におけるメモリセル構造の断面図である。 (a)は本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の第2のメモリ領域RB に形成された容量下部電極、コンタクトプラグ及び不純物拡散層の形状を示す図であり、(b)は本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の第1のメモリ領域RA に形成された容量下部電極、コンタクトプラグ及び不純物拡散層の形状を示す図である。 (a)〜(e)は、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第4の実施形態の変形例に係る半導体装置の第1のメモリ領域RA 及び第2のメモリ領域RB のそれぞれにおけるメモリセル構造の断面図である。 (a)は、従来のDRAM混載システムLSIチップの概略構成を示す平面図であり、(b)は、(a)に示す第1のDRAM部及び第2のDRAM部のそれぞれのセルキャパシタに蓄積される電荷と基準電荷との関係を示す図であり、(c)は、(a)に示す第2のDRAM部のメモリセルの等価回路図である。
符号の説明
100 チップ
101 CMOSロジック部
102 第1のDRAM部
103 第2のDRAM部
104A 第1のトランスファートランジスタ
104B 第2のトランスファートランジスタ
105A 第1のセルキャパシタ
105B 第2のセルキャパシタ
106A 第1のワード線
106B 第2のワード線
107A 第1のビット線
107B 第2のビット線
200 半導体基板
201 素子分離
203A 第1のゲート電極
203B 第2のゲート電極
206A 第1の不純物拡散層
206B 第2の不純物拡散層
207 第1の層間絶縁膜
208A 第1のコンタクトプラグ
208B 第2のコンタクトプラグ
208C 仮想プラグ
209A 第1の容量下部電極
209B 第2の容量下部電極
209C 仮想電極部分
210 容量絶縁膜
211 容量上部電極
212 第2の層間絶縁膜
213 配線層
214 プラグ
215 第3の層間絶縁膜
301 第1のコンタクトプラグ
302 第1の容量下部電極となる電極部分
401 第1の不純物拡散層
402 第1のコンタクトプラグ
403 第1の容量下部電極となる電極部分

Claims (9)

  1. 半導体基板上に設けられ、複数の第1のメモリセルからなる第1のDRAM部と、
    前記半導体基板上に設けられ、複数の第2のメモリセルからなる第2のDRAM部とを備え、
    前記第1のDRAM部の動作速度は前記第2のDRAM部の動作速度よりも大きく、
    前記第1のメモリセルの容量は前記第2のメモリセルの容量よりも大きいことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1のDRAM部の動作電圧と前記第2のDRAM部の動作電圧とは同じであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数の第1のメモリセルのそれぞれにおける容量素子のサイズは、前記複数の第2のメモリセルのそれぞれにおける容量素子のサイズよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記複数の第1のメモリセルのそれぞれにおける容量素子は、前記複数の第2のメモリセルのそれぞれにおける容量素子と同一の構造を複数有していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記複数の第2のメモリセルのそれぞれにおける容量素子の下部電極は個別のプラグを介して、前記半導体基板と電気的に接続されており、
    前記複数の第1のメモリセルのそれぞれにおける容量素子の下部電極は、前記第2のメモリセルの前記下部電極と同一の構造を持ち且つ互いに隣接する複数の電極部分から構成されていると共に、前記複数の電極部分のそれぞれは共通のプラグを介して、前記半導体基板と電気的に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記複数の第2のメモリセルのそれぞれにおける容量素子の下部電極は個別のプラグを介して、前記半導体基板における個別の不純物層と電気的に接続されており、
    前記複数の第1のメモリセルのそれぞれにおける容量素子の下部電極は、前記第2のメモリセルの前記下部電極と同一の構造を持ち且つ互いに隣接する複数の電極部分から構成されていると共に、前記複数の電極部分のそれぞれは個別のプラグを介して、前記半導体基板における共通の不純物層と電気的に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  7. 半導体基板における第1のメモリ領域の上及び第2のメモリ領域の上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1のメモリ領域の前記層間絶縁膜に、前記半導体基板と電気的に接続する第1のプラグを形成すると共に、前記第2のメモリ領域の前記層間絶縁膜に、前記半導体基板と電気的に接続する第2のプラグを形成する工程と、
    前記第2のメモリ領域の前記層間絶縁膜の上に、前記第2のプラグと電気的に接続する第2の容量下部電極を形成すると共に、前記第1のメモリ領域の前記層間絶縁膜の上に、前記第1のプラグと電気的に接続し且つ前記第2の容量下部電極よりも大きい第1の容量下部電極を形成する工程と、
    前記第1の容量下部電極の上及び前記第2の容量下部電極の上にそれぞれ容量絶縁膜及び容量上部電極を順次形成することにより、前記第1のメモリ領域の前記層間絶縁膜の上に第1の容量素子を形成すると共に前記第2のメモリ領域の前記層間絶縁膜の上に第2の容量素子を形成する工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 半導体基板における第1のメモリ領域の上及び第2のメモリ領域の上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1のメモリ領域の前記層間絶縁膜に、前記半導体基板と電気的に接続する第1のプラグを形成すると共に、前記第2のメモリ領域の前記層間絶縁膜に、前記半導体基板と電気的に接続する第2のプラグを形成する工程と、
    前記第2のメモリ領域の前記層間絶縁膜の上に、前記第2のプラグと電気的に接続する第2の容量下部電極を形成すると共に、前記第1のメモリ領域の前記層間絶縁膜の上に、前記第1のプラグと電気的に接続し且つ前記第2の容量下部電極と同一の構造を持つ複数の電極部分よりなる第1の容量下部電極を形成する工程と、
    前記第1の容量下部電極の上及び前記第2の容量下部電極の上にそれぞれ容量絶縁膜及び容量上部電極を順次形成することにより、前記第1のメモリ領域の前記層間絶縁膜の上に第1の容量素子を形成すると共に前記第2のメモリ領域の前記層間絶縁膜の上に第2の容量素子を形成する工程とを備え、
    前記複数の電極部分のそれぞれは前記第1のプラグと接続することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 半導体基板における第1のメモリ領域に第1の不純物層を形成すると共に前記半導体基板における第2のメモリ領域に第2の不純物層を形成する工程と、
    前記第1の不純物層及び前記第2の不純物層が形成された前記半導体基板における前記第1のメモリ領域の上及び前記第2のメモリ領域の上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1のメモリ領域の前記層間絶縁膜に、前記第1の不純物層と電気的に接続する複数の第1のプラグを形成すると共に、前記第2のメモリ領域の前記層間絶縁膜に、前記第2の不純物層と電気的に接続する第2のプラグを形成する工程と、
    前記第2のメモリ領域の前記層間絶縁膜の上に、前記第2のプラグと電気的に接続する第2の容量下部電極を形成すると共に、前記第1のメモリ領域の前記層間絶縁膜の上に、前記複数の第1のプラグと電気的に接続し且つ前記第2の容量下部電極と同一の構造を持つ複数の電極部分よりなる第1の容量下部電極を形成する工程と、
    前記第1の容量下部電極の上及び前記第2の容量下部電極の上にそれぞれ容量絶縁膜及び容量上部電極を順次形成することにより、前記第1のメモリ領域の前記層間絶縁膜の上に第1の容量素子を形成すると共に前記第2のメモリ領域の前記層間絶縁膜の上に第2の容量素子を形成する工程とを備え、
    前記複数の電極部分のそれぞれは前記複数の第1のプラグのそれぞれを介して、前記第1の不純物層と電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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