JPH1079440A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH1079440A
JPH1079440A JP8235343A JP23534396A JPH1079440A JP H1079440 A JPH1079440 A JP H1079440A JP 8235343 A JP8235343 A JP 8235343A JP 23534396 A JP23534396 A JP 23534396A JP H1079440 A JPH1079440 A JP H1079440A
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JP
Japan
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misfet
circuit device
integrated circuit
semiconductor integrated
film
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JP8235343A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Wada
真一郎 和田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SRAMのメモリセル構造を複雑化すること
なく、蓄積ノードの電荷量を増やす技術を提供する。 【解決手段】 半導体基板1の素子分離溝2の内部に多
結晶シリコン膜9などの導電膜を埋め込み、この素子分
離溝2の上部に酸化シリコン膜8を介して駆動用MIS
FETおよび負荷用MISFETに共通のゲート電極1
0bの一部を配置することにより、多結晶シリコン膜9
と酸化シリコン膜8とゲート電極10bとで容量素子C
2 を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造方法に関し、特に、SRAM(Static
Random Access Memory) を有する半導体集積回路装置に
適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置としてのSRAMは、ワ
ード線と一対の相補性データ線との交差部に、フリップ
フロップ回路と2個の転送用MISFET(Metal Insul
ator Semiconductor Field Effect Transistor) とで構
成されたメモリセルを備えている。
【0003】SRAMのメモリセルのフリップフロップ
回路は、情報蓄積部として構成され、1ビットの情報を
記憶する。このメモリセルのフリップフロップ回路は、
一例として一対のCMOS(Complementary Metal Oxide
Semiconductor) インバータで構成される。CMOSイ
ンバータのそれぞれは、nチャネル型の駆動用MISF
ETとpチャネル型の負荷用MISFETとで構成され
る。また、転送用MISFETはnチャネル型で構成さ
れる。
【0004】フリップフロップ回路を構成する一対のC
MOSインバータの相互の入出力端子間は、一対の配線
(以下、局所配線という)を介して交差結合される。一
方のCMOSインバータの入出力端子には、一方の転送
用MISFETのソース領域が接続され、他方のCMO
Sインバータの入出力端子には、他方の転送用MISF
ETのソース領域が接続される。一方の転送用MISF
ETのドレイン領域には相補性データ線の一方が接続さ
れ、他方の転送用MISFETのドレイン領域には相補
性データ線の他方が接続される。一対の転送用MISF
ETのそれぞれのゲート電極にはワード線が接続され、
このワード線によって転送用MISFETの導通、非導
通が制御される。
【0005】近年、この種のSRAMは、大容量化に伴
ってメモリセルの占有面積が縮小の一途を辿っている
が、メモリセルの占有面積が小さくなるとメモリセルの
蓄積ノード容量(蓄積ノードに寄生するpn接合容量や
ゲート容量)も小さくなり、蓄積電荷量が減少する。
【0006】その結果、半導体チップの表面に照射され
たα線に起因するメモリセルの情報反転(いわゆるα線
ソフトエラー)に対する耐性が低下し、メモリセルの安
定動作を確保することが困難となる。従って、メモリセ
ルの安定動作を低下させることなく微細化を促進するた
めには、蓄積ノードの電荷量を確保するための対策が不
可欠となる。
【0007】従来、メモリセルの蓄積ノード容量を増や
す対策としては、例えばアイ・イー・ディー・エム(IED
M 1988 p.48 〜p.51 "A 25μm2 New Poly-Si PMOS Load
(PPL) SRAM Cell Having Excellent Soft Error Immuni
ty")などに記載があるように、メモリセルの上部に容量
素子を形成し、この容量素子を蓄積ノードと電気的に接
続する方式が周知である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メモリセルの
上部に容量素子を形成する従来方式は、メモリセル構造
が複雑になるために、製造歩留まりが低下するといった
問題や製造コストが上昇するといった問題があることか
ら、この方式に代わる新たなソフトエラー対策が求めら
れている。
【0009】本発明の目的は、SRAMのメモリセル構
造を複雑化することなく、蓄積ノードの電荷量を増やす
ことのできる技術を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0012】(1)本発明の半導体集積回路装置は、素
子分離溝を設けた半導体基板上に、一対の駆動用MIS
FETおよび一対の負荷用MISFETからなるフリッ
プフロップ回路と一対の転送用MISFETとでメモリ
セルを構成したSRAMを有しており、前記素子分離溝
の内部には導電材料が埋め込まれ、前記駆動用MISF
ETおよび前記負荷用MISFETのそれぞれのゲート
電極と、前記ゲート電極の下部に設けた絶縁膜と、前記
素子分離溝の内部に埋め込まれた前記導電材料とで容量
素子が形成されている。
【0013】(2)本発明のSRAMを有する半導体集
積回路装置の製造方法は、素子分離溝を設けた半導体基
板上に、一対の駆動用MISFETおよび一対の負荷用
MISFETからなるフリップフロップ回路と一対の転
送用MISFETとで構成されるSRAMのメモリセル
を形成する際、あらかじめ前記素子分離溝の内部に導電
材料を埋め込んだ後、前記導電材料の上部に絶縁膜を形
成し、次いで前記半導体基板上に前記駆動用MISFE
T、前記負荷用MISFETおよび前記転送用MISF
ETのそれぞれのゲート電極を形成し、前記駆動用MI
SFETのゲート電極および前記負荷用MISFETの
ゲート電極のそれぞれの一部を前記素子分離溝の上部に
配置する工程を含んでいる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものには同一の
符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0015】図1は、本実施の形態のSRAMのメモリ
セルの等価回路図である。図示のように、本実施の形態
のSRAMのメモリセルは、一対の相補性データ線(デ
ータ線DL、データ線/(バー)DL)とワード線WL
との交差部に配置された一対の駆動用MISFETQd
1,Qd2 、一対の負荷用MISFETQp1,Qp2 およ
び一対の転送用MISFETQt1,Qt2 で構成されて
いる。駆動用MISFETQd1,Qd2 および転送用M
ISFETQt1,Qt2 はnチャネル型で構成され、負
荷用MISFETQp1,Qp2 はpチャネル型で構成さ
れている。すなわち、このメモリセルは、4個のnチャ
ネル型MISFETと2個のpチャネル型MISFET
とを使った完全CMOS型で構成されている。
【0016】上記メモリセルを構成する6個のMISF
ETのうち、駆動用MISFETQd1 と負荷用MIS
FETQp1 はCMOSインバータの一方を構成し、駆
動用MISFETQd2 と負荷用MISFETQp2
CMOSインバータの他方を構成している。この一対の
CMOSインバータの相互の入出力端子(蓄積ノード
A、B)間は、一対の局所配線L1,L2 を介して交差結
合され、1ビットの情報を記憶する情報蓄積部としての
フリップフロップ回路を構成している。
【0017】上記フリップフロップ回路の一方の入出力
端子(蓄積ノードA)は転送用MISFETQt1 のソ
ース領域に接続され、他方の入出力端子(蓄積ノード
B)は転送用MISFETQt2 のソース領域に接続さ
れている。転送用MISFETQt1 のドレイン領域は
データ線DLに接続され、転送用MISFETQt2
ドレイン領域はデータ線/DLに接続されている。ま
た、フリップフロップ回路の一端は電源電圧(Vcc)に
接続され、他端は基準電圧(Vss)に接続されている。
電源電圧(Vcc)は例えば3Vであり、基準電圧(Vs
s)は例えば0V(GND電位)である。
【0018】上記回路の動作を説明すると、一方のCM
OSインバータの蓄積ノードAが高電位(“H”)であ
るときは、駆動用MISFETQd2 がONになるの
で、他方のCMOSインバータの蓄積ノードBが低電位
(“L”)になる。従って、駆動用MISFETQd1
がOFFになり、蓄積ノードAの高電位(“H”)が保
持される。すなわち、一対のCMOSインバータを交差
結合させたラッチ回路によって相互の蓄積ノードA、B
の状態が保持され、電源電圧が印加されている間、情報
が保存される。
【0019】転送用MISFETQt1,Qt2 のそれぞ
れのゲート電極にはワード線WLが接続され、このワー
ド線WLによって転送用MISFETQt1,Qt2 の導
通、非導通が制御される。すなわち、ワード線WLが高
電位(“H”)であるときは、転送用MISFETQt
1,Qt2 がONになり、ラッチ回路と相補性データ線
(データ線DL、/DL)とが電気的に接続されるの
で、蓄積ノードA、Bの電位状態(“H”または
“L”)がデータ線DL、/DLに現れ、メモリセルの
情報として読み出される。
【0020】メモリセルに情報を書き込むには、ワード
線WLを“H”電位レベル、転送用MISFETQt1,
Qt2 をON状態にしてデータ線DL、/DLの情報を
蓄積ノードA、Bに伝達する。また、メモリセルの情報
を読み出すには、同じくワード線WLを“H”電位レベ
ル、転送用MISFETQt1,Qt2 をON状態にして
蓄積ノードA、Bの情報をデータ線DL、/DLに伝達
する。
【0021】次に、上記メモリセルの具体的な構成を図
2(メモリセル約1個分を示す半導体基板の平面図)、
図3(図2のA−A’線に沿った半導体基板の断面図)
および図4を用いて説明する。なお、図2はメモリセル
の導電層のみを図示し、絶縁膜の図示は省略する。
【0022】メモリセルを構成する6個のMISFET
は、p- 型半導体基板1の素子分離溝2で周囲を囲まれ
た活性領域ARに形成されている。nチャネル型で構成
される駆動用MISFETQd1,Qd2 および転送用M
ISFETQt1,Qt2 のそれぞれはp型ウエル3の活
性領域に形成され、pチャネル型で構成される負荷用M
ISFETQp1,Qp2 はn型ウエル4の活性領域AR
に形成されている。
【0023】転送用MISFETQt1,Qt2 は、ワー
ド線WLと一体に構成されたゲート電極6を有してい
る。このゲート電極6(ワード線WL)は、多結晶シリ
コン膜(または多結晶シリコン膜と高融点金属シリサイ
ド膜とを積層したポリサイド膜)で構成され、ゲート酸
化膜7の上に形成されている。ゲート電極6(ワード線
WL)を構成する多結晶シリコン膜には、n型の不純物
(例えばリン(P))が導入されている。転送用MIS
FETQt1,Qt2 のそれぞれのソース領域、ドレイン
領域は、p型ウエル3の活性領域ARに形成されたn型
半導体領域(図示せず)で構成されている。
【0024】フリップフロップ回路のCMOSインバー
タの一方を構成する駆動用MISFETQd1 および負
荷用MISFETQp1 は、共通のゲート電極10aを
有しており、CMOSインバータの他方を構成する駆動
用MISFETQd2 および負荷用MISFETQp2
は、共通のゲート電極10bを有している。これらのゲ
ート電極10a、10bは、前記転送用MISFETQ
1,Qt2 のゲート電極6(ワード線WL)と同じく多
結晶シリコン膜(またはポリサイド膜)で構成されてお
り、その一部はゲート酸化膜7の上に、また他の一部は
素子分離溝2の上に配置されている。ゲート電極10
a、10bを構成する多結晶シリコン膜には、n型の不
純物(例えばリン(P))が導入されている。
【0025】駆動用MISFETQd1,Qd2 のそれぞ
れのソース領域、ドレイン領域は、p型ウエル3の活性
領域ARに形成されたn型半導体領域5(図3)で構成
されている。また、負荷用MISFETQp1,Qp2
それぞれのソース領域、ドレイン領域は、n型ウエル4
の活性領域ARに形成されたp型半導体領域(図示せ
ず)で構成されている。
【0026】メモリセルを構成する上記6個のMISF
ETが形成された半導体基板1(p型ウエル3、n型ウ
エル4)に設けられた前記素子分離溝2の内部には、図
4に示すように、n型あるいはp型の不純物が導入され
た多結晶シリコン膜9が埋め込んである。この多結晶シ
リコン膜9は、素子分離溝2の側壁および底部に形成さ
れた酸化シリコン膜11によってp型ウエル3(および
同図には示さないn型ウエル4)と電気的に分離されて
おり、かつ素子分離溝2の表面に形成された酸化シリコ
ン膜8によってその上部のゲート電極10b(および同
図には示さないゲート電極10a)と電気的に分離され
ている。
【0027】これにより、本実施の形態のSRAMのメ
モリセルには、素子分離溝2の内部に埋め込まれた多結
晶シリコン膜9を一方の電極とし、その上部のゲート電
極10bを他方の電極とし、それらの間の酸化シリコン
膜8を容量絶縁膜とする容量素子C2 、および多結晶シ
リコン膜9を一方の電極とし、その上部のゲート電極1
0aを他方の電極とし、それらの間の酸化シリコン膜8
を容量絶縁膜とする容量素子C1 が形成される。
【0028】すなわち、本実施の形態のSRAMのメモ
リセルは、CMOSインバータの一方を構成する駆動用
MISFETQd1 および負荷用MISFETQp1
共通のゲート電極10aに容量素子C1 を接続し、この
容量素子C1 の電荷を蓄積ノードAに供給すると共に、
CMOSインバータの他方を構成する駆動用MISFE
TQd2 および負荷用MISFETQp2 に共通のゲー
ト電極10bに容量素子C2 を接続し、この容量素子C
2 の電荷を蓄積ノードBに供給する構成になっている。
【0029】メモリセルを構成する上記6個のMISF
ETのゲート電極(6、10a、10b)の上部には窒
化シリコン膜(キャップ絶縁膜)12が形成されてお
り、側壁には窒化シリコン膜のサイドウォールスペーサ
13が形成されている。
【0030】上記窒化シリコン膜(キャップ絶縁膜)1
2およびサイドウォールスペーサ13の上部には窒化シ
リコン膜14が形成されており、その上部には表面が平
坦化された厚い酸化シリコン膜15とが形成されてい
る。この酸化シリコン膜15のさらに上部には、前記一
対のCMOSインバータ間を交差結合する一対の局所配
線L1,L2 が形成されている。局所配線L1,L2 は、例
えばTiN(チタンナイトライド)膜で構成されてい
る。
【0031】一方の局所配線L1 は、酸化シリコン膜1
5、窒化シリコン膜14およびゲート酸化膜7に開孔さ
れた接続孔16、17を通じて駆動用MISFETQd
1 のドレイン領域(n型半導体領域5)および負荷用M
ISFETQp1 のドレイン領域に接続され、かつ酸化
シリコン膜15、窒化シリコン膜14および窒化シリコ
ン膜12に開孔された接続孔18を通じて駆動用MIS
FETQd2 および負荷用MISFETQp2 に共通の
ゲート電極10bに接続されている。他方の局所配線L
2 は、酸化シリコン膜15、窒化シリコン膜14および
ゲート酸化膜7に開孔された接続孔19、20を通じて
駆動用MISFETQd2 のドレイン領域(n型半導体
領域5)および負荷用MISFETQp2 のドレイン領
域に接続され、かつ酸化シリコン膜15、窒化シリコン
膜14および窒化シリコン膜12に開孔された接続孔2
1を通じて駆動用MISFETQd1 および負荷用MI
SFETQp1 に共通のゲート電極10aに接続されて
いる。局所配線L1,L2 とMISFETとを接続する上
記接続孔16〜21の内部にはプラグ22が埋め込まれ
ている。プラグ22は、例えばTiN膜とCu膜との積
層膜で構成されている。
【0032】局所配線L1,L2 の上部には表面が平坦化
された酸化シリコン膜23が堆積されており、酸化シリ
コン膜23の上部には電源電圧(Vcc)線24および基
準電圧(Vss)線25が形成されている。電源電圧(V
cc)線24は、酸化シリコン膜23、酸化シリコン膜1
5、窒化シリコン膜14およびゲート酸化膜7に開孔さ
れた接続孔26、27を通じて負荷用MISFETQp
1 のソース領域および負荷用MISFETQp2 のソー
ス領域に接続されており、基準電圧(Vss)線25は、
酸化シリコン膜23、酸化シリコン膜15、窒化シリコ
ン膜14およびゲート酸化膜7に開孔された接続孔2
8、29を通じて駆動用MISFETQd1 のソース領
域および駆動用MISFETQd2 のソース領域に接続
されている。
【0033】転送用MISFETQt1,Qt2 のそれぞ
れのソース領域の上部には、上記電源電圧(Vcc)線2
4および基準電圧(Vss)線25と同一工程で形成され
たパッド層30、31が形成されている。パッド層30
は、酸化シリコン膜23、酸化シリコン膜15、窒化シ
リコン膜14およびゲート酸化膜7に開孔された接続孔
32を通じて転送用MISFETQt1 のソース領域に
接続されており、パッド層31は、酸化シリコン膜2
3、酸化シリコン膜15、窒化シリコン膜14およびゲ
ート酸化膜7に開孔された接続孔33を通じて転送用M
ISFETQt2のソース領域に接続されている。
【0034】メモリセルの一部には、上記電源電圧(V
cc)線24、基準電圧(Vss)線25およびパッド層3
0、31と同一工程で形成された電圧(Vp)線34が形
成されている。電圧(Vp)線34は、酸化シリコン膜2
3、酸化シリコン膜15、窒化シリコン膜14および酸
化シリコン膜8に開孔された接続孔35を通じて素子分
離溝2の内部に埋め込まれた多結晶シリコン膜9に接続
されている。多結晶シリコン膜9には、この電圧(Vp)
線34を通じて電源電圧(Vcc)線24と同電位、また
は基準電圧(Vss)線と同電位を供給してもよいが、本
実施の形態では多結晶シリコン膜9に供給する電位を可
変とすることによって、前記容量素子C1,C2 の電荷量
を制御し、ソフトエラーマージンを調整することができ
るようにしている。
【0035】上記電源電圧(Vcc)線24、基準電圧
(Vss)線25、パッド層30、31および電圧(Vp)
線34は、例えばTiN膜、Cu膜、TiN膜の積層膜
で構成されている。また、接続孔26〜29、32、3
3、35の内部には、例えばW膜で構成されたプラグ3
6が埋め込まれている。
【0036】電源電圧(Vcc)線24、基準電圧(Vs
s)線25、パッド層30、31および電圧(Vp)線3
4の上部には、表面が平坦化された酸化シリコン膜37
が堆積されており、酸化シリコン膜37の上部には相補
性データ線(データ線DL、データ線/DL)が形成さ
れている。データ線DLは、酸化シリコン膜37に開孔
された接続孔38を通じて前記パッド層30に接続さ
れ、このパッド層30を介して転送用MISFETQt
1 のソース領域に接続されている。データ線/DLは、
酸化シリコン膜37に開孔された接続孔39を通じて前
記パッド層31に接続され、このパッド層31を介して
転送用MISFETQt2 のソース領域に接続されてい
る。データ線DLおよびデータ線/DLは、例えばTi
N膜、Cu膜、TiN膜の積層膜で構成されている。
【0037】次に、上記のように構成された本実施の形
態のSRAMのメモリセルの製造方法を説明する。
【0038】まず、図5および図6に示すように、活性
領域ARの半導体基板1上に形成した窒化シリコン膜4
0をマスクにして素子分離領域の半導体基板1をエッチ
ングすることにより溝41を形成する。
【0039】次に、図7に示すように、半導体基板1を
熱処理して溝41の側壁および底部に酸化シリコン膜1
1を形成した後、溝41の内部に多結晶シリコン膜9を
埋め込んで素子分離溝2を形成する。多結晶シリコン膜
9を埋め込むには、半導体基板1上にCVD法で多結晶
シリコン膜9を堆積した後、活性領域ARの半導体基板
1上の多結晶シリコン膜9をエッチバックあるいは化学
的機械研磨(CMP)法で除去する。その後、半導体基
板1を熱処理して多結晶シリコン膜9の表面に酸化シリ
コン膜8を形成すると共に、活性領域ARの半導体基板
1の表面にゲート酸化膜7を形成する。
【0040】次に、図8および図9に示すように、駆動
用MISFETQd1,Qd2 および転送用MISFET
Qt1,Qt2 を形成する領域の半導体基板1にp型不純
物(B)をイオン打ち込みしてp型ウエル3を形成し、
負荷用MISFETQp1,Qp2 を形成する領域の半導
体基板1にn型不純物(P)をイオン打ち込みしてn型
ウエル4を形成した後、半導体基板1上にCVD法で多
結晶シリコン膜(またはポリサイド膜)と窒化シリコン
膜12とを堆積し、次いでフォトレジストをマスクにし
てこれらの膜をパターニングすることにより、駆動用M
ISFETQd1 および負荷用MISFETQp1 に共
通のゲート電極10a、駆動用MISFETQd2 およ
び負荷用MISFETQp2 に共通のゲート電極10
b、転送用MISFETQt1 および転送用MISFE
TQt2 に共通のゲート電極6(ワード線WL)をそれ
ぞれ形成する。
【0041】このとき、図10に示すように、ゲート電
極10a、10bの素子分離溝2の上に位置する部分の
面積をメモリセルのレイアウトが許容する範囲内ででき
るだけ大きくすることにより、素子分離溝2に埋め込ま
れた多結晶シリコン膜9とゲート電極10a、10bと
が重なり合う面積を大きくすることができ、容量素子C
1,C2 を大容量化することができる。
【0042】次に、図11に示すように、p型ウエル3
にn型不純物(P)をイオン打ち込みして駆動用MIS
FETQd1,Qd2 のソース領域、ドレイン領域(n型
半導体領域5)を形成すると共に、転送用MISFET
Qt1,Qt2 のソース領域、ドレイン領域(図示せず)
を形成した後、n型ウエル4にp型不純物(B)をイオ
ン打ち込みして負荷用MISFETQp1,Qp2 のソー
ス領域、ドレイン領域(図示せず)を形成する。その
後、半導体基板1上にCVD法で堆積した窒化シリコン
膜を異方性エッチングしてゲート電極10a、10b
(および同図には示さないゲート電極6)の側壁にサイ
ドウォールスペーサ13を形成する。
【0043】次に、図12および図13に示すように、
半導体基板1上にCVD法で窒化シリコン膜14と酸化
シリコン膜15とを堆積し、化学的機械研磨(CMP)
法で酸化シリコン膜15の表面を平坦化した後、酸化シ
リコン膜15、窒化シリコン膜14およびゲート酸化膜
7をエッチングして接続孔16、17、19、20を形
成する。また、酸化シリコン膜15、窒化シリコン膜1
4および窒化シリコン膜12をエッチングして接続孔1
8、21を形成する。その後、酸化シリコン膜15上に
CVD法で堆積したTiN膜、W膜を化学的機械研磨
(CMP)法で研磨することにより、接続孔16〜21
の内部にプラグ22を形成する。
【0044】次に、図14および図15に示すように、
酸化シリコン膜15上にスパッタリング法で堆積したT
iN膜をパターニングして局所配線L1,L2 を形成した
後、図16および図17に示すように、局所配線L1,L
2 の上部にCVD法で酸化シリコン膜23を堆積し、化
学的機械研磨(CMP)法で酸化シリコン膜23の表面
を平坦化した後、酸化シリコン膜23、酸化シリコン膜
15、窒化シリコン膜14およびゲート酸化膜7をエッ
チングして接続孔26〜29および接続孔32、33、
35を形成する。
【0045】次に、図18および図19に示すように、
酸化シリコン膜23上にCVD法で堆積したTiN膜、
W膜を化学的機械研磨(CMP)法で研磨して接続孔2
6〜29および接続孔32、33、35の内部にプラグ
23を形成した後、酸化シリコン膜23上にスパッタリ
ング法で堆積したTiN膜、Cu膜、TiN膜の積層膜
をパターニングして電源電圧(Vcc)線24、基準電圧
(Vss)線25、パッド層30、31および電圧(Vp)
線34を形成する。
【0046】その後、電源電圧(Vcc)線24、基準電
圧(Vss)線25、パッド層30、31および電圧(V
p)線34の上部にCVD法で酸化シリコン膜37を堆積
し、酸化シリコン膜37をエッチングして接続孔38、
39を形成した後、酸化シリコン膜37上にスパッタリ
ング法で堆積したTiN膜、Cu膜、TiN膜の積層膜
をパターニングしてデータ線DLおよびデータ線/DL
を形成することにより、前記図2、図3に示すSRAM
のメモリセルが略完成する。
【0047】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は前記
実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0048】例えば半導体基板の素子分離溝に埋め込む
導電膜として、Wなどの高融点金属やTiN膜などの高
融点金属化合物を用いることもできる。
【0049】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0050】半導体基板の素子分離溝に埋め込んだ導電
膜と、駆動用MISFETおよび負荷用MISFETの
それぞれのゲート電極と、それらの間の絶縁膜とで容量
素子を形成し、この容量素子をメモリセルの蓄積ノード
に接続する本発明のSRAMによれば、メモリセル構造
を複雑化することなく、蓄積ノードの電荷量を増やすこ
とができ、SRAMの微細化、高集積化を推進すること
ができる。
【0051】また、素子分離溝の上に位置する上記ゲー
ト電極の面積をメモリセルのレイアウトが許容する範囲
内でできるだけ大きくすることにより、上記容量素子を
大容量化することができる。
【0052】さらに、上記導電膜に供給する電位を可変
とすることにより、メモリセルのソフトエラーマージン
を調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリセ
ルの等価回路図である。
【図2】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリセ
ルの平面図である。
【図3】図2のA−A’線に沿った半導体基板の断面図
である。
【図4】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリセ
ルの要部を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリセ
ルの製造方法を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリセ
ルの製造方法を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリセ
ルの製造方法を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリセ
ルの製造方法を示す平面図である。
【図9】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリセ
ルの製造方法を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す平面図である。
【図11】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す断面図である。
【図12】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す平面図である。
【図13】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す平面図である。
【図15】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す断面図である。
【図16】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す平面図である。
【図17】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す断面図である。
【図18】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す平面図である。
【図19】本発明の実施の形態であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離溝 3 p型ウエル 4 n型ウエル 5 n型半導体領域(ソース領域、ドレイン領域) 6 ゲート電極 7 ゲート酸化膜 8 酸化シリコン膜 9 多結晶シリコン膜 10a ゲート電極 10b ゲート電極 11 酸化シリコン膜 12 窒化シリコン膜 13 サイドウォールスペーサ 14 窒化シリコン膜 15 酸化シリコン膜 16 接続孔 17 接続孔 18 接続孔 19 接続孔 20 接続孔 21 接続孔 22 プラグ 23 酸化シリコン膜 24 電源電圧(Vcc)線 25 基準電圧(Vss)線 26 接続孔 27 接続孔 28 接続孔 29 接続孔 30 パッド層 31 パッド層 32 接続孔 33 接続孔 34 電圧(Vp)線 35 接続孔 36 プラグ 37 酸化シリコン膜 38 接続孔 39 接続孔 40 窒化シリコン膜 41 溝 AR 活性領域 DL、/DL データ線 L1,L2 局所配線 Qn nチャネル型MISFET Qp pチャネル型MISFET Qd1,Qd2 駆動用MISFET Qp1,Qp2 負荷用MISFET Qt1,Qt2 転送用MISFET WL ワード線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子分離溝を設けた半導体基板上に、一
    対の駆動用MISFETおよび一対の負荷用MISFE
    Tからなるフリップフロップ回路と一対の転送用MIS
    FETとでメモリセルを構成したSRAMを有する半導
    体集積回路装置であって、前記素子分離溝の内部に導電
    材料を埋め込み、前記駆動用MISFETおよび前記負
    荷用MISFETのそれぞれのゲート電極と、前記ゲー
    ト電極の下部に設けた絶縁膜と、前記素子分離溝の内部
    に埋め込んだ前記導電材料とで容量素子を形成したこと
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記駆動用MISFETおよび負荷用MISFE
    Tのそれぞれのゲート電極の前記素子分離溝の上に位置
    する部分の面積を、レイアウトが許容する範囲で可能な
    限り大きくすることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置であって、前記素子分離溝の一部に設けた接続部を
    通じて前記導電材料に所定の電位を給電することを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記導電材料に給電する前記電位を変えることに
    より、前記容量素子の電荷量を制御することを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置であって、前記導電材料は、n型また
    はp型の不純物が導入された多結晶シリコンであること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 一対の駆動用MISFETおよび一対の
    負荷用MISFETからなるフリップフロップ回路と一
    対の転送用MISFETとでメモリセルを構成したSR
    AMを有する半導体集積回路装置の製造方法であって、
    (a)半導体基板の素子分離領域に素子分離溝を設け、
    前記素子分離溝の内部に導電材料を埋め込む工程、
    (b)前記導電材料の上部に絶縁膜を形成した後、前記
    半導体基板上に駆動用MISFET、負荷用MISFE
    Tおよび転送用MISFETのそれぞれのゲート電極を
    形成し、前記駆動用MISFETのゲート電極および前
    記負荷用MISFETのゲート電極のそれぞれの一部を
    前記素子分離溝の上部に配置する工程、を含むことを特
    徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記素子分離溝の上部の絶縁膜に接続
    孔を形成する工程と、前記接続孔を通じて前記導電材料
    に所定の電位を給電するための配線を形成する工程とを
    さらに含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7078774B2 (en) 2003-12-25 2006-07-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device having a shallow trench isolation structure

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