JP2006012724A - 電線付端子の挿入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタハウジングに電線付端子を挿入する際、電線の腰折部の発生及び電線付端子の挿入失敗を可及的に減少させ、コネクタの品質、製造能率及び製造歩留まりを向上させることができる電線付端子の挿入装置を提供する。
【解決手段】 電線付端子1を把持する端子把持部21、端子把持部21を操作する端子把持部アクチュエータ23を有し、コネクタハウジング4の端子収容室5内に電線付端子1を仮挿入する端子仮挿入手段15と、端子押込み部材25、端子押込み部材25をその先端部が電線付端子1の段差部1bに対向する位置まで下降させる端子押込み部材昇降機構27、端子押込み部材25を電線付端子1の段差部1bに当接させた状態でコネクタハウジング4側に前進させ、端子収容室5内に電線付端子1を押し込んで本挿入する端子押込み部材進退機構29を有する端子本挿入手段17とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は電線の端部に電気的に接続された電線付端子をコネクタハウジングの端子収容室内に挿入するための電線付端子の挿入装置に関するものである。
従来、電線の端部に圧着等により電気的に接続された電線付端子をコネクタを構成するコネクタハウジングの端子収容室内に挿入するための電線付端子の挿入装置としては、図8に示すものがある。
この挿入装置は、コネクタハウジング4の所望の端子収容室5内に電線付端子1を挿入するために、前後、左右及び上下方向に移動可能に設けられた可動フレーム6と、電線付端子1を挟んで把持する端子把持片8を有する端子把持部7と、端子把持部7に連結され、電線付端子1を端子収容室5内に仮挿入するときには、端子把持部7を電線付端子1を挟んで把持する内方の作業位置に移動させ、電線付端子1を仮挿入後、本挿入するときには、前記端子1の把持を解除して、端子把持部7を外方、即ち、垂直上方に退避させる端子把持部往復動手段9と、端子把持部7の後方に配置されて電線3を挟んで把持する電線把持片11を有する電線把持部10と、電線把持部10を昇降させる電線把持部昇降手段12とを備え、前記端子把持部往復動手段9と電線把持部昇降手段12が可動フレーム6に設けられる構成になっている(特許文献1参照)。
また、他の挿入装置として、電線付端子を把持してコネクタハウジングの端子収容室内に仮挿入する仮挿入治具と、前面に電線付端子に向かって延び、電線付端子の後部に形成された電線端部との段差部に当接可能な押圧子が取り付けられ、この押圧子を端子収容室内に仮挿入された電線付端子の段差部に直接当接させて押圧することにより、電線付端子を本挿入する本挿入治具とを備えた構成のものが提案されている(特許文献2参照)。
特開平7−282951号公報(発明の詳細な説明の項の段落番号0013乃至0015、0017乃至0021、図1乃至5) 特開平9−115642号公報(発明の詳細な説明の項の段落番号0019、0026乃至0028、図1、図4)
前者、即ち、図8に示す構成の挿入装置を用いてコネクタを構成するコネクタハウジング4の端子収容室5内に電線付端子1を挿入して収容する場合、コネクタの構造によって、図8(a)に示すように、コネクタハウジング4の端子収容室5内の比較的浅い方の位置(入口側に近い位置)に収容するような場合と、図8(b)に示すように、端子収容室5内の比較的深い方の位置(奥側位置)に収容する場合がある。
そこで、上記挿入装置を用いてコネクタハウジング4の端子収容室5内に電線付端子1を挿入する場合には、図8(b)に示す構造のコネクタにも適応させるために、端子把持部7と電線把持部10の間隔が大きくなるように構成されている。
そうすると、コネクタの構造により、図8(a)に示すようなコネクタハウジング4の端子収容室5内の比較的浅い方の位置に電線付端子1を収容するような場合にも、電線付端子1に近い部位の電線3を電線把持部10で把持することができず、電線付端子1から後方に離れた部位の電線3を電線把持部10で把持せざるを得なくなる。このため、電線付端子1を端子収容室5内に仮挿入した後、本挿入するために、可動フレーム6をコネクタハウジング4に向けて前進させ、電線把持部10により把持された電線3を押し込んだとき、該端子1が端子収容室5内で引っ掛かる等して押し込みが停滞し、図9に示すように、該端子1と電線把持部10の間における電線3がU字状に折れ曲がる腰折部13が発生する恐れがある。この腰折部13は電線3が細いものほど座屈荷重も低下するため、該端子1と端子収容室5間に位置ずれが生じると、挿入に支障を来たして発生し易くなる。このように腰折部13が発生すると、電線付端子1の挿入が中途半端(半挿入状態)になり、接続不良を引き起こす恐れがあるので、コネクタの品質及び製造歩留まりが低下する問題がある。
また、後者の挿入装置を用いてコネクタハウジングの端子収容室に電線付端子を挿入する場合には、電線付端子の後部に本挿入治具の押圧子を押し当てて電線付端子を本挿入するので、電線外径が小さいときには、電線付端子の段差部の高さ(幅)が大きく(広く)なって、その段差部に前記押圧子を当接し易くなり、電線に腰折部を発生させることなく、電線付端子を本挿入することができ有効である。しかしながら、電線外径が大きくなると、電線付端子の段差部の高さ(幅)が小さく(狭く)なって、その段差部に押圧子を押し当てることが難しくなるので、その本挿入治具で電線付端子を本挿入することが不能になる恐れがある。
本発明は上記の課題を解決し、コネクタハウジングに電線付端子を挿入する際、電線外径が大小変更されても、電線の腰折部の発生及び電線付端子の挿入失敗を可及的に減少させ、コネクタの品質、製造能率及び製造歩留まりを向上させることができる電線付端子の挿入装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載された発明は、コネクタハウジングの端子収容壁に電線付端子の挿入方向に沿って開口部が形成された端子収容室内に、先端側に相手コネクタと接続される電気接触部が形成され、その後端に段差部を有する電線付端子を挿入する電線付端子の挿入装置において、電線付端子を把持する端子把持部、端子把持部を操作する端子把持部アクチュエータを有し、端子把持部をコネクタハウジング側に前進させて前記端子収容室内に電線付端子を仮挿入する端子仮挿入手段と、先端部が電線付端子の前記段差部に当接可能な端子押込み部材、端子押込み部材をその先端部が電線付端子の段差部に対向する位置まで下降させる端子押込み部材昇降機構、端子押込み部材を電線付端子の段差部に当接させた状態でコネクタハウジング側に前進させ、端子収容室内に電線付端子を押し込んで本挿入する端子押込み部材進退機構を有する端子本挿入手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1記載の電線付端子の挿入装置において、前記端子仮挿入手段と前記端子本挿入手段が電線付端子の挿入方向のライン上に位置し、前記端子本挿入手段がコネクタハウジングに対して前記端子仮挿入手段の反対側に位置して対向するように配設されることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は2記載の電線付端子の挿入装置において、前記端子本挿入手段に端子押込み部材がコネクタハウジング側に前進する距離を測定する第1変位センサが設けられることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1又は2記載の電線付端子の挿入装置において、前記端子本挿入手段に端子押込み部材の先端部が電線付端子の段差部に対向する位置まで下降する距離を測定する第2変位センサが設けられることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に記載された電線付端子の挿入装置によると、電線付端子を端子仮挿入手段の端子把持部で把持して端子収容室内に仮挿入すると共に、端子本挿入手段の端子押込み部材を電線付端子の段差部に当接させ、端子押込み部材進退機構で端子押込み部材をコネクタハウジング側に前進させ、端子収容室内に電線付端子を押し込んで本挿入することになるので、電線付端子を端子収容室内に挿入する際、電線付端子が接続される電線に過度の圧縮力が作用せず、腰折部の発生を可及的に減少させることができる。また、電線の外径が大小変更されても電線付端子の挿入に支障を来たさないので、電線付端子の挿入失敗を可及的に減少させることができる。よって、電線付端子を押し込み停滞させることなく端子収容室内の所定位置まで的確に挿入することが可能になり、端子挿入に要する時間も短縮され、コネクタの品質、製造能率び製造歩留まりを向上させ、製造コストを低減させることができる。
本発明の請求項2に記載された電線付端子の挿入装置によると、端子仮挿入手段と端子本挿入手段が分離して配設されるので、挿入装置全体の構造が簡単で軽量小型化され、挿入装置の据付及び保守が容易になる。
本発明の請求項3に記載された電線付端子の挿入装置によると、第1変位センサで端子押込み部材の前進距離を測定して、端子半挿入状態等の電線付端子の挿入適否を的確に判定することができる。これにより、電線付端子の挿入終了後、電線を端子挿入方向と逆方向に引張って挿入状態を確認する作業の手間が減り、端子挿入の作業時間を短縮することができる。
本発明の請求項4に記載された電線付端子の挿入装置によると、第2変位センサで端子押込み部材の下降距離を測定して、電線付端子の挿入姿勢の適否を的確に判定することができる。また同様に、電線付端子の挿入終了後、電線を端子挿入方向と逆方向に引張って挿入状態を確認する作業の手間が減り、端子挿入の作業時間を短縮することができる。
次に、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。図1は本発明に係る電線付端子の挿入装置の第1実施形態を示す概要図、図2はコネクタハウジングの端子収容室内に電線付端子が挿入される状態を示す平面略図である。なお、従来技術と同じ構成のものには同一符号を用いている。
第1実施形態の挿入装置は、図1に示すように、電線の端部に圧着等により電気的に接続された電線付端子1をコネクタハウジング4の端子収容室5内に仮挿入する端子仮挿入手段15と、端子収容室5内に仮挿入された電線付端子1を更に端子収容室5内の奥側所定位置まで本挿入する端子本挿入手段17とを備える。
電線付端子1は、図1、2に示すように、先端側に相手コネクタ(図示せず)と接続される角筒(ボックス)状の電気接触部1aが形成され、その後端に段差部1bを有し、更に、電気接触部1aの後方に順次電線3の導体を把持する導体バレル1c及び被覆を把持する被覆バレル1dが形成される。コネクタハウジング4は、図示例ではプラスチック材を矩形板状に成形加工して形成され、横方向に8個の端子収容室5が並列配置される。各端子収容室5はその上部の端子収容壁の中央から後部側に電線付端子1の挿入方向に沿って開口部5aがスリット(細長凹溝)状に形成される。コネクタハウジング4は矩形ブロック状の支持ベース19の上に位置決め固定される。
端子仮挿入手段15及び端子本挿入手段17は、電線付端子1の挿入方向のライン上に位置し、コネクタハウジング4の所望の端子収容室5内に電線付端子1を挿入するために、前後、左右及び上下方向に移動可能に設けられた可動フレーム(図示せず)に、コネクタハウジング4に対して電線付端子1を挿入する手前側(図1においてコネクタハウジングの左側)に隣接して搭載され、前後、左右及び上下方向に移動し得るようになっている。
端子仮挿入手段15は電線付端子1の後部側を把持する端子把持部21と端子把持部21を開閉操作する端子把持部アクチュエータ23を有し、前記可動フレームの移動により、端子把持部21をコネクタハウジング4側に前進させて所定の端子収容室5内に電線付端子1を仮挿入することができるようになっている。端子把持部21は、例えば、電線付端子1の後部側を挟持する先端側が斜め下方にフック状に屈曲形成された一対の端子挟み部材からなる。また、端子把持部アクチュエータ23は、例えば、開閉機構本体内に直線駆動源のエアシリンダとその直線往復運動を端子挟み部材の開閉操作に変換するカム式変換部材が内蔵された構成のもので、エスエムシー株式会社製のエア式開閉チャック(特開2001−18184号公報等参照)が用いられる。
端子本挿入手段17は、先端部が電線付端子1の前記段差部1bに当接可能な、例えば、基部の先端側が斜め下方に屈曲形成されたフック状爪からなる端子押込み部材25と、端子押込み部材25をその先端部が電線付端子1の段差部1bの後側面に対向するまで下降させた作業位置及び電線付端子1側から上昇させて退避させた非作業位置間で昇降させる、ロッドレスシリンダやねじ駆動機構等からなる端子押込み部材昇降機構27と、端子押込み部材25を電線付端子1の段差部1bに当接させた状態でコネクタハウジング4側に前進(電線付端子1の挿入方向への移動をいう。以下同様)させ、所定の端子収容室5の開口部5aを通して端子収容室5内に電線付端子1を押し込んで本挿入する作業位置及び該段差部1bから後退(電線付端子1の挿入方向と逆方向の移動をいう。以下同様)させた非作業位置間で進退させる、ロッドレスシリンダやねじ駆動機構等からなる端子押込み部材進退機構29を有する。なお、図1に示すものは、端子押込み部材進退機構29に端子押込み部材昇降機構27が電線付端子1の挿入方向に沿って進退自在に設けられ、端子押込み部材昇降機構27に端子押込み部材27が取り付けられる構成になっている。第1実施形態の電線付端子1の挿入装置は上記のような構成になっている。
次に、第1実施形態の挿入装置装置を用いてコネクタハウジング4の所望の端子収容室5内に電線付端子1を挿入する方法を図3に基づいて説明する。
先ず、挿入装置の待機位置(図示せず)において、端子仮挿入手段15の端子把持部アクチュエータ23を開閉操作して電線付端子1の後部側を端子把持部21で挟持して把持した後、端子仮挿入手段15及び端子本挿入手段17を搭載した可動フレーム(図示せず)を上下、左右に移動させながら前進させ、図3(a)に示すように、コネクタハウジング4の所定の端子収容室5、例えば、コネクタハウジング4に向かって一番右側に位置(図2の最下方位置)する端子収容室5の入口に電線付端子1を対向させる。
次に、図3(b)に示すように、前記可動フレーム、即ち、端子把持部21を更にコネクタハウジング4側に前進させて前記端子収容室5内に電線付端子1の電気接触部1a側を仮挿入する。なお、電線付端子1の仮挿入位置は、後記のように、端子本挿入手段17の端子押込み部材25を下降させたとき、その先端部が電線付端子1の電気接触部1aに当接することなく、段差部1bの後側面から少し後方に離間すると共に、電気接触部1aの上面から下降して段差部1bの後側面に対向し得るように予め調整されている。
次に、図3(c)に示すように、端子本挿入手段17の端子押込み部材昇降機構27により端子押込み部材25をその先端部が電線付端子1の段差部1bの後側面に対向する作業位置まで下降させる。
次に、図3(d)に示すように、端子仮挿入手段15の端子把持部アクチュエータ23により端子把持部21を開き、電線付端子1の把持を解除し、端子本挿入手段17の端子押込み部材進退機構29により、端子押込み部材25を電線付端子1の段差部1bに当接させた状態で、コネクタハウジング4側に前進させ、前記端子収容室5の開口部5a内に通し、電線付端子1が端子収容室5内の奥側所定位置まで達する作業位置まで押し込んで電線付端子1を本挿入する。
このようにして、前記端子収容室5内への電線付端子1の挿入が終了した後、端子押込み部材25を端子本挿入手段17の端子押込み部材進退機構29で非作業位置まで後退させると共に、端子押込み部材昇降機構27で非作業位置まで上昇させて電線付端子1、コネクタハウジング4(端子収容室5)から離脱させ、可動フレームにより、挿入装置を元の待機位置に戻す。そして、再度、別の電線付端子1を端子仮挿入手段15の端子把持部21で把持させ、以下同様にしてコネクタハウジング4の予め選択された他の端子収容室5内へ挿入作業を繰り返し行って、所定本数の電線付端子1を所定の端子収容室5内に挿入する作業をすべて終了する。
本発明の電線付端子1の挿入装置は第1実施形態に示すように、電線付端子1を端子仮挿入手段15の端子把持部21で把持して端子収容室5内に仮挿入すると共に、端子本挿入手段17の端子押込み部材25を電線付端子1の段差部1bに当接させ、端子押込み部材進退機構29で端子押込み部材25をコネクタハウジング4側に前進させ、端子収容室5内に電線付端子1を押し込んで本挿入することになるので、電線付端子1を端子収容室5内に挿入する際、電線付端子1が接続される電線3に過度の圧縮力が作用せず、腰折部13(図9参照)の発生を可及的に減少させることができる。また、電線3の外径が大小変更されても電線付端子1の挿入に支障を来たさないので、電線付端子1の挿入失敗を可及的に減少させることができる。よって、電線付端子1を押し込み停滞させることなく端子収容室5内の所定位置まで的確に挿入することが可能になり、端子挿入に要する時間も短縮され、コネクタの品質、製造能率び製造歩留まりを向上させ、製造コストを低減させることができる。
図4は本発明に係る電線付端子の挿入装置の第2実施形態を示す概要図である。第2実施形態の装置は、前記端子仮挿入手段15と前記端子本挿入手段17が電線付端子1の挿入方向のライン上に位置し、前記端子本挿入手段17がコネクタハウジング4に対して前記端子仮挿入手段15の反対側に位置して対向するように配設される構成になっている。また、端子仮挿入手段15と端子本挿入手段17は、それぞれ別個に可動フレーム(図示せず)に搭載され、前後、左右及び上下方向に移動可能になっている。図示例のものは、支持ベース19に可動フレームが設置され、これを介して端子本挿入手段17の端子押込み部材進退機構29が搭載されているが、この可動フレームの設置を省略することができる。この場合は、端子押込み部材進退機構29がじかに支持ベース19に搭載される。
更に、本実施形態は、端子仮挿入手段15と端子本挿入手段17が分離して配設されているので、端子仮挿入手段15だけ端子収容室5内への電線付端子1の挿入の都度、電線付端子1を把持する待機位置と電線付端子1を端子収容室5内に挿入する挿入位置との間を往復移動させればよい。なお、前記前進、後退の定義により、端子本挿入手段17の端子押込み部材進退機構29で端子押込み部材25が図4の右側に移動する場合が前進、左側に移動する場合が後退になる。その他の構成及び作用は第1実施形態のものと実質同一なので説明を省略する。
第2実施形態の挿入装置によると、端子仮挿入手段15と端子本挿入手段17が前記のように分離して配設されるので、挿入装置全体の構造が簡単で軽量小型化され、挿入装置の据付及び保守が容易になる。
図5は本発明に係る電線付端子の挿入装置の第3実施形態を示す概要図である。第3実施形態の挿入装置は、第1実施形態の装置において、前記端子本挿入手段17の端子押込み部材進退機構29に端子押込み部材25がコネクタハウジング4側に前進する距離を測定する第1変位センサ31が設けられ、更に、端子押込み部材昇降機構27に端子押込み部材25の先端部が電線付端子1の段差部1bに対向する位置まで下降する距離を測定する第2変位センサ33が設けられる構成になっている。第1変位センサ31、第2変位センサ33は、電気抵抗、電磁気、渦電流、光、レーザ、超音波、ダイヤフラム(圧力)等の形式のものが用いられる。その他の構成は第1、第2形態のものと実質同一なので説明を省略する。なお、第3実施形態のものでは、第1変位センサ31と第2変位センサ33の両センサが設けられているが、第1、第2変位センサの一方を省略してもよい。
第1変位センサ31が設けられていると、第1変位センサ31で得られた該センサ31と端子押込み部材昇降機構27との離間距離mの変化量から端子押込み部材25の前進距離を測定し、電線付端子1が端子収容室5内の奥側所定位置まで正常に挿入されるときの基準距離と比較することにより、端子半挿入状態等の電線付端子1の挿入適否を的確に判定することができる。これにより、電線付端子1の挿入終了後、電線3を端子挿入方向と逆方向に引張って挿入状態を確認する作業の手間が減り、端子挿入の作業時間を短縮することができる。
また、第2変位センサ33が設けられていると、第2変位センサ33で得られた該センサ33と端子押込み部材25との離間距離n(図6(a)参照)、離間距離n′(図6(b)参照)の変化量から端子押込み部材25の下降距離を測定し、電線付端子1が図6(a)に示すような端子収容室5内に正常な姿勢で挿入されるときの端子押込み部材25の基準距離と比較することにより、電線付端子1の姿勢が不適正な場合には、離間距離n′が離間距離nより短くなることから、電線付端子1が図6(a)に示すような正常な姿勢で挿入されているか、図6(b)に示すような電線軸線の回りに、例えば、180度反転した不適正な姿勢で挿入されているかどうか、電線付端子1の姿勢の適否を的確に判定することができる。また同様に、電線付端子1の挿入終了後、電線3を端子挿入方向と逆方向に引張って挿入状態を確認する作業の手間が減り、端子挿入の作業時間を短縮することができる。
図7は本発明に係る電線付端子の挿入装置の第4実施形態を示す概要図である。第4実施形態の挿入装置は、第2実施形態の装置において、前記端子本挿入手段17の端子押込み部材進退機構29に端子押込み部材25がコネクタハウジング4側に前進する距離を測定する第1変位センサ31が設けられ、更に、端子押込み部材昇降機構27に端子押込み部材25の先端部が電線付端子1の段差部1bに対向する位置まで下降する距離を測定する第2変位センサ33が設けられる構成になっている。第1、第2変位センサ31、33の構成及び作用効果は第3実施形態のものと同じなので説明を省略する。
前記第1実施形態及び第2実施形態の挿入装置の端子本挿入手段17は、端子押込み部材進退機構29に端子押込み部材昇降機構27を電線付端子1の挿入方向に沿って進退自在に設け、端子押込み部材昇降機構27に端子押込み部材27を取り付けているが、端子押込み部材昇降機構27に端子押込み部材進退機構29を電線付端子1の挿入方向に沿って進退自在に設け、端子押込み部材進退機構29に端子押込み部材25を取り付けるようにしてもよい。
また、第3、第4実施形態の挿入装置は、第1変位センサ31を端子本挿入手段17の端子押込み部材進退機構29に設けているが、第1変位センサ31を端子押込み部材昇降機構27に設けて端子押込み部材25が前進する距離を測定するようにすることも可能である。更に、第2変位センサ33を端子押込み部材昇降機構27に設けているが、端子押込み部材進退機構29を図5に示すように配置する場合や端子押込み部材昇降機構27に端子押込み部材進退機構29を進退自在に設ける場合には、第2変位センサ33を端子押込み部材進退機構29側に設け、端子押込み部材進退機構29に対する端子押込み部材昇降機構27の下降距離を間接的に測定することにより、端子押込み部材25が下降する距離を測定することも可能である。
本発明に係る電線付端子の挿入装置の第1実施形態を示す概要図である。 図1の挿入装置(図示省略)により、コネクタハウジングの端子収容室内に電線付端子が挿入される状態を示す平面略図である。 本発明の第1実施形態の装置を用いてコネクタハウジングの端子収容室内に電線付端子を挿入する方法を工程順に示すもので、(a)は端子把持部で把持した電線付端子を所定の端子収容室の入口に対向させる状態の図、(b)は電線付端子を端子収容室内に仮挿入する状態の図、(c)は端子本挿入手段の端子押込み部材をその先端部が電線付端子の段差部に対向する作業位置に達するまで下降させる状態の図、(d)は端子本挿入手段の端子押込み部材で電線付端子を端子収容室内に本挿入する状態の図である。 本発明に係る電線付端子の挿入装置の第2実施形態を示す概要図である。 本発明に係る電線付端子の挿入装置の第3実施形態を示す概要図である。 前記第3実施形態において、(a)は電線付端子が正常な姿勢で挿入される場合、(b)は電線付端子が不適正な姿勢で挿入される場合の第2変位センサの測定状態を示す図である。 本発明に係る電線付端子の挿入装置の第4実施形態を示す概要図である。 従来の電線付端子の挿入装置を示す概要図で、(a)は電線付端子をコネクタハウジングの端子収容室内の浅い位置に収容する場合のもの、(b)は深い位置に収容する場合のものである。 図8の挿入装置で端子収容室内に電線付端子の本挿入する際、電線付端子と電線把持部間の電線に腰折部が生じた状態の説明図である。
符号の説明
1 電線付端子
1a 電気接触部
1b 段差部
1c 導体バレル
1d 被覆バレル
3 電線
4 コネクタハウジング
5 端子収容室
5a 開口部
6 可動フレーム
7 端子把持部
8 端子把持片
9 端子把持部往復動手段
10 電線把持部
11 電線把持片
12 電線把持部昇降手段
13 腰折部
15 端子仮挿入手段
17 端子本挿入手段
19 支持ベース
21 端子把持部
23 端子把持部アクチュエータ
25 端子押込み部材
27 端子押込み部材昇降機構
29 端子押込み部材進退機構
31 第1変位センサ
33 第2変位センサ
m 離間距離
n 離間距離
n′ 離間距離

Claims (4)

  1. コネクタハウジングの端子収容壁に電線付端子の挿入方向に沿って開口部が形成された端子収容室内に、先端側に相手コネクタと接続される電気接触部が形成され、その後端に段差部を有する電線付端子を挿入する電線付端子の挿入装置において、電線付端子を把持する端子把持部、端子把持部を操作する端子把持部アクチュエータを有し、端子把持部をコネクタハウジング側に前進させて前記端子収容室内に電線付端子を仮挿入する端子仮挿入手段と、先端部が電線付端子の前記段差部に当接可能な端子押込み部材、端子押込み部材をその先端部が電線付端子の段差部に対向する位置まで下降させる端子押込み部材昇降機構、端子押込み部材を電線付端子の段差部に当接させた状態でコネクタハウジング側に前進させ、端子収容室内に電線付端子を押し込んで本挿入する端子押込み部材進退機構を有する端子本挿入手段とを備えることを特徴とする電線付端子の挿入装置。
  2. 前記端子仮挿入手段と前記端子本挿入手段が電線付端子の挿入方向のライン上に位置し、前記端子本挿入手段がコネクタハウジングに対して前記端子仮挿入手段の反対側に位置して対向するように配設されることを特徴とする請求項1記載の電線付端子の挿入装置。
  3. 前記端子本挿入手段に端子押込み部材がコネクタハウジング側に前進する距離を測定する第1変位センサが設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の電線付端子の挿入装置。
  4. 前記端子本挿入手段に端子押込み部材の先端部が電線付端子の段差部に対向する位置まで下降する距離を測定する第2変位センサが設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の電線付端子の挿入装置。
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