JP2006010559A - プローブ装置及び基板検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板の検査点におけるプローブによる圧痕等の傷の発生を抑制する。
【解決手段】 プローブ装置10Bは、弾性を有する略L字型の線状の導電性材料からなるプローブ11Bと、筒状体の内部にプローブ11Bを貫通させて基板3の検査点301に略垂直に支持する支持部材12Bと、アクチュエータによって基板3の検査点301に対して垂直な方向(Z軸方向)に駆動されると共にプローブ11B及び支持部材12Bを保持するプローブホルダ13Bとを備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、被検査基板の検査面の配線パターン上に設定された所定の検査点と前記被検査基板の電気的特性を検査する検査制御手段との間で検査信号を伝送するプローブ装置、及び基板検査装置に関する。尚、この発明は、プリント配線基板に限らず、例えば、フレキシブル基板、多層配線基板、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用の電極板、及び半導体パッケージ用のパッケージ基板やフィルムキャリアなど種々の基板における電気的配線の検査に適用でき、この明細書では、それら種々の配線基板を総称して「基板」という。
回路基板上の配線パターンは、その回路基板に搭載されるIC等の半導体や抵抗器等の電気部品に電気信号を正確に伝達する必要があるため、従来、半導体や電気部品を実装する前のプリント配線基板、液晶パネルやプラズマディスプレイパネルに配線パターンが形成された回路配線基板、あるいは半導体ウェハ等の基板に形成された配線パターンに対して、検査対象となる配線パターンに設けられた検査点間の抵抗値等を測定してその良否が検査されている。
ここで、配線パターンの断線及び短絡等の検査には、検査対象となる配線パターンの2箇所に設けられた検査点に、それぞれ、3軸方向に移動可能な検査用の接触子を圧接して、その検査用接触子間に所定レベルの測定用電流を流すことによりその検査用接触子間に生じる電圧レベルを測定して、測定された電圧レベルと閾値とを対比することによって良否の判定が行うものがある。また、基板の一方の面の配線パターンの検査点に移動式接触子を圧接し、他方の面の検査点には多針式接触子を圧接して上記の判定を行うものや、移動式接触子が圧接された配線パターンとベタ導体との間の静電容量を測定するものなど、移動式接触子を用いた様々な基板検査装置が知られている。
このような移動式接触子を用いた基板検査装置において、検査精度の向上のためには、検査点への位置決めを正確に行う必要があり、例えば、図12に示す接触子を備えたプローブ装置にリンク機構を用いることによりプローブの位置決めを正確に行う方法が提案されている(特許文献1参照)。図12は、このプローブ装置の説明図であって、(a)は、基板3に形成された配線パターン上の検査点301に圧接される前の状態であって、(b)は、検査点301に圧接されている状態である。図12に示すように、このプローブ装置9は、図略の駆動機構によって基板の検査面と垂直な方向(図の上下方向)に移動される支持部材92(構成部材923)と、基端が支持部材92に固定され先端が検査点301に圧接される接触子91とを備えている。
また、支持部材92は、4つの樹脂等からなる構成部材921〜924が、それぞれ、弾性変形部931〜934を介して連結されており、いわゆるリンク機構を構成している。そして、このリンク機構を備えるため、接触子91の先端が検査点301に接触した後、支持部材92の構成部材923が駆動機構によって基板3側に更に移動されたときには、支持部材92を構成する弾性変形部931〜934の弾性変形によって移動方向とは逆向き方向へ接触子91が直動し、位置決めが正確に行われる。
特開平11−304835号公報
しかし、上記のようにリンク機構を構成する場合にも、支持部材92の構成部材923が駆動機構によって基板3側に移動して接触子91の先端が検査点301に接触した際に、接触子91及び支持部材92(構成部材923を除く)に対して発生する慣性力が接触子91の先端に集中するため、検査点301に圧痕が発生する場合があった。特に、検査作業の効率化のために、検査点間の接触子の移動速度を増加する場合には、上記の課題が更に顕在化する。このような圧痕の発生を防止するために、接触子が検査点に圧接される前に接触子に制動をかけることが行われているが、制動によって移動速度が減速されるため、検査効率が低下する。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、基板の検査点におけるプローブによる圧痕等の傷の発生を抑制することの可能なプローブ装置及び基板検査装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載のプローブ装置は、被検査基板の検査面の配線パターン上に設定された所定の検査点と前記被検査基板の電気的特性を検査する検査制御手段との間で検査信号を伝送するプローブ装置であって、移動可能に構成された保持部材と、前記保持部材を前記被検査基板の検査面に対して垂直な方向に駆動する駆動手段と、弾性を有し線状の導電性材料からなる垂直部と、弾性を有し導電性材料からなる水平部とが略L字型をなすべく一体にまたは連結されて形成され、前記水平部の基端が前記検査制御手段との間で検査信号を伝送可能に接続されると共に、前記被検査基板の検査面と略平行に前記保持部材に固定され、前記垂直部の先端が前記検査点と検査信号を伝送可能に接続するべく前記被検査基板の検査面に垂直方向に圧接される接触子と、前記保持部材に固定された筒状体を有し、前記筒状体の内部に前記接触子を貫通させて前記被検査基板の検査面に略垂直に支持すると共に、前記接触子とは電気的に絶縁されている支持部材とを備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、駆動手段によって、保持部材が被検査基板の検査面に対して垂直な方向に駆動され、基端が保持部材に固定された接触子の先端が、基板上に設定された検査点と検査信号を伝送可能に接続するべく被検査基板の検査面に垂直方向に圧接される。また、接触子は、弾性を有し線状の導電性材料からなる垂直部と、弾性を有し導電性材料からなる水平部とが略L字型をなすべく一体にまたは連結されて形成されたものであって、水平部の基端が被検査基板の検査面と略平行に保持部材に固定された状態で、垂直部の先端が被検査基板の検査面に垂直方向に圧接される。また、支持部材は、接触子とは電気的に絶縁されているため、検査信号が支持部材に伝搬することが防止される。
そして、接触子の先端には、被検査基板の検査面から離間する向きに応力が作用するが、接触子は、保持部材に固定された筒状体の内部に貫通されて被検査基板の検査面に略垂直に支持されているため、接触子の内、先端を含む筒状体に支持された部位(垂直部)は、折れ曲がることなく検査面に垂直な方向に押し込み量に対応して変位し、接触子は検査点との間で確実に検査信号を伝送可能に接続される。なお、接触子の内、基端を含む被検査基板の検査面と略平行に配設された部位(水平部)が、被検査基板の検査面から離間する向きに凸形状に変形する。
従って、接触子の先端が被検査基板の検査面に垂直方向に圧接された際に発生する応力は、接触子の慣性力に対応した力のみであり、また、確実に接触させるために接触子を押し込む場合に発生する応力は、基端を含む被検査基板の検査面と略平行に配設された部位(水平部)の変形に対応する復元力のみであるため、基板の検査点における圧痕の発生が抑制される。
更に、支持部材は接触子とは電気的に絶縁されているため、検査信号が支持部材に伝搬することは防止されると共に、接触子の内、先端を含む筒状体に支持された部位(垂直部)は、折れ曲がることなく検査面に垂直な方向に変位し、接触子の先端が検査面に対してなす角は略直角に保持されるため、接触子は検査点との間で確実に検査信号を伝送可能に接続される。
請求項2に記載のプローブ装置は、前記接触子が、1の線状の導電性材料が折り曲げられて前記垂直部及び水平部が形成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、接触子が1の線状の導電性材料が折り曲げられて垂直部及び水平部が形成されているため、接触子が簡単に且つ安価に製造される。
請求項3に記載のプローブ装置は、前記接触子が、前記水平部が板状であって、前記垂直部と前記水平部とが連結されて形成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、接触子が、水平部が板状の部材からなり、垂直部と水平部とが連結されて形成されているため、確実に接触させるために接触子を押し込む場合に発生する応力が、水平部の弾性係数及び垂直部の弾性係数に応じて変化する。従って、水平部の弾性係数及び垂直部の弾性係数を適切に選定することによって、確実に接触させるために接触子を押し込む場合に発生する応力を所望する値に設定することが可能となるため、更に、基板の検査点における圧痕の発生が抑制される。
請求項4に記載のプローブ装置は、前記支持部材の筒状体が、前記被検査基板側の端面が先窄まり形状に構成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、支持部材の筒状体について被検査基板側の端面が先窄まり形状に形成されているため、接触子の先端がより正確な位置に支持され、その結果、接触子の先端が検査点の正確な位置に圧接される。
請求項5に記載のプローブ装置は、前記接触子が、前記垂直部と水平部とのなす角である屈曲角が105°〜130°の範囲内となるべく形成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、接触子の垂直部と水平部とのなす角である屈曲角が105°〜130°の範囲内となるべく形成されているため、接触子の先端が検査点において検査面に略垂直な方向に圧接され、接触子は検査点との間で確実に検査信号を伝送可能に接続される。また、接触子の屈曲角が105°〜130°の範囲内であるため、接触子の内、基端を含む被検査基板の検査面と略平行に配設された部位(水平部)が、被検査基板の検査面から離間する向きに凸形状に安定して(再現性をもって)変形し、その弾性復元力によって接触子の先端は検査点側に押圧され、検査点との間で更に確実に検査信号を伝送可能に接続される。
請求項6に記載のプローブ装置は、前記被検査基板の検査面に対して前記支持部材の筒状体のなす角を、前記被検査基板の検査面に対して前記接触子の先端のなす角より大きくするべく、前記支持部材が前記保持部材に配設されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、被検査基板の検査面に対して支持部材の筒状体のなす角を、被検査基板の検査面に対して接触子の先端のなす角より大きくするべく、支持部材が保持部材に配設されているため、接触子の先端が検査点に接触する点が筒状体の検査面側の端面の検査面への正射影像の範囲内に含まれる。
従って、接触子の先端が検査点に接触後、支持部材が検査面に近接する向きに押し込み量分だけ移動した場合に、筒状体の検査面側の端面によって接触子の先端が検査面と水平な方向に押圧されることがないため、接触子の先端が検査点に接触後に移動することが防止され、基板の検査点における引っかき傷の発生が防止される。
請求項7に記載のプローブ装置は、前記接触子の前記垂直部が、線径が50〜100μmの金属製のワイヤからなることを特徴としている。
上記の構成によれば、接触子の垂直部が、線径が50〜100μmのワイヤからなるため、接触子の垂直部の質量が小さく、検査点間の接触子の移動速度を増加した場合でも、接触子の先端が検査点に接触した際に、検査点が受ける慣性力は小さくなり、検査点における圧痕の発生が抑制される。また、接触子は繰り返し変形を受けるが、接触子の垂直部が金属製のワイヤからなるため、疲労等に起因して破損することが少なく、寿命を長期化することが可能となる。
請求項8に記載のプローブ装置は、前記接触子の前記垂直部が、先端の端面が球面の一部であることを特徴としている。
上記の構成によれば、接触子のの垂直部の先端の端面が球面の一部であるため、接触子の先端が検査点に接触した際、接触子の先端が弾性変形し、検査点と面接触する。従って、基板の検査点が接触子の先端から受ける応力(単位面積当りの圧力)が小さくなるため、圧痕の発生が更に抑制される。
請求項9に記載のプローブ装置は、前記接触子の水平部に接触して、前記被検査基板に対して離間する側への前記接触子の変形を規制する規制部材を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、規制部材が、接触子の水平部に接触されて、規制部材によって被検査基板に対して離間する側への接触子の変形が規制される。そこで、規制部材によって被検査基板に対して離間する側への接触子の水平部の変形が規制されるため、接触子の変形に伴って発生する弾性復元力が増大され、接触子の先端が検査点との間で更に確実に検査信号を伝送可能に接続される。
従って、例えば、接触子として小さな線径のワイヤを用いる場合には、接触子の弾性復元力が小さく、接触子の先端と検査点との接触(検査信号の伝達)が不安定となり易いが、規制部材によって接触子の変形に伴って発生する弾性復元力が増大されるため、接触子の先端と検査点との接触が安定化される。
請求項10に記載のプローブ装置は、前記規制部材が、前記接触子の前記被検査基板と反対側への変形を規制する位置を、前記接触子の前記水平部において変更可能に構成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、規制部材が、接触子の被検査基板と反対側への変形を規制する位置を、接触子の水平部において変更可能に構成されているため、接触子の被検査基板と反対側への変形を規制する位置を変更することによって、接触子の弾性復元力を変更することが可能となる。
従って、例えば、保持部材に配設される接触子の線径、材質等が変化した場合に、接触子の被検査基板と反対側への変形を規制する位置を変更することによって、接触子の弾性復元力を適切な大きさに設定することが可能となる。例えば、弾性復元力を大きくしたい場合には、接触子の規制する位置を基端から離間する向きに移動すればよい。
請求項11に記載のプローブ装置は、前記規制部材が、弾性材料からなることを特徴としている。
上記の構成によれば、規制部材が弾性材料からなるため、接触子の先端が検査点に接触した際に、検査点が受ける力が更に小さくなり、圧痕の発生がより確実に抑制される。
請求項12に記載のプローブ装置は、前記支持部材が、導電性材料からなり、且つ、接地されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、支持部材が導電性材料からなり、且つ、接地されているため、接触子の内、支持部材の筒状体に貫通されている部分(垂直部)は、静電遮蔽され、その結果、浮遊容量に伴う外乱信号が排除され、より正確な検査が可能となる。
特に、基板のほぼ全体に電源やグラウンドを供給することを目的として面状に形成されたベタ導体部又は基板とは別に基板の配線パターン全てをカバーするように設けられた導電性基準面と検査対象配線パターンとの間の静電容量に基づいて、検査対象配線パターンと他の配線パターンとの間の短絡が無いことを検査する静電容量検査を行う場合には、浮遊容量に伴う外乱の影響を受け易いため、上記の効果は更に大きくなる。
請求項13に記載のプローブ装置は、前記保持部材が、導電性材料からなり、且つ、接地されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、保持部材が導電性材料からなり、且つ、接地されているため、接触子の内、保持部材に沿って配設されている部分(水平部)は、保持部材によって静電遮蔽され、その結果、浮遊容量に伴う外乱信号が排除され、より正確な検査が可能となる。特に、上述の静電容量検査を行う場合には、浮遊容量に伴う外乱の影響を受け易いため、上記の効果は更に大きくなる。
請求項14に記載のプローブ装置は、前記接触子が、基端及び先端を除く表面に絶縁被覆が施されており、前記支持部材の筒状体が、複数の前記接触子を同時に貫通して支持可能に構成されている特徴としている。
上記の構成によれば、接触子が、基端及び先端を除く表面に絶縁被覆が施されており、支持部材の筒状体が、複数の接触子を同時に貫通して支持可能に構成されているため、複数の接触子を同時に近接する検査点に圧接することが可能となる。
従って、2つの検査点にそれぞれ電流供給用接触子と電圧測定用接触子とを圧接させ、各検査点にそれぞれ圧接させた電流供給用接触子間に測定用電流を供給すると共に、各検査点にそれぞれ圧接させた電圧測定用接触子間に生じた電圧を測定することにより、測定端子と検査点との間の接触抵抗の影響を抑制して高精度に抵抗値を測定する4端子測定法を実施する際に、好適に用いられるプローブ装置が実現される。
請求項15に記載のプローブ装置は、前記支持部材が、1の前記接触子をそれぞれ貫通支持可能な複数の筒状体が一体に構成されてなることを特徴としている。
上記の構成によれば、支持部材が1の接触子をそれぞれ貫通支持可能な複数の筒状体が一体に構成されてなるため、複数の接触子を同時に近接する検査点に圧接することが可能となる。従って、上述の4端子測定法を実施する際に、好適に用いられるプローブ装置が実現される。
請求項16に記載の基板検査装置は、被検査基板の電気的特性を検査する基板検査装置であって、請求項1〜15のいずれかに記載のプローブ装置と、前記プローブ装置を介して前記被検査基板の検査面の配線パターン上に設定された所定の検査点との間で検査信号を伝送して、前記被検査基板の電気的特性を検査する検査制御手段とを備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、請求項1〜15のいずれかに記載のプローブ装置を備えるため、基板の検査点における圧痕の発生が抑制され、且つ、接触子と検査点との間で確実に検査信号を伝送可能に接続される基板検査装置が実現される。
請求項1に記載の発明によれば、被検査基板の検査面に垂直方向に当接された際に発生する慣性力及び接触子を当接された後に押し込む場合に発生する応力が軽減されるため、基板の検査点における圧痕の発生を抑制できる。更に、接触子の内、先端を含む筒状体に支持された部位(垂直部)は、折れ曲がることなく検査面に垂直な方向に変位し、接触子の先端が検査面に対して略垂直に移動されるため、接触子先端が検査点に対して正確に位置決めされ、且つ、接触子と検査点との間で確実に検査信号を伝送可能に接続できる。
請求項2に記載の発明によれば、接触子が1の線状の導電性材料が折り曲げられて垂直部及び水平部が形成されているため、接触子を簡単に且つ安価に製造できる。
請求項3に記載の発明によれば、水平部の弾性係数及び垂直部の弾性係数を適切に選定することによって、確実に接触させるために接触子を押し込む場合に発生する応力を所望する値に設定することが可能となるため、更に、基板の検査点における圧痕の発生を抑制できる。
請求項4に記載の発明によれば、支持部材の筒状体について被検査基板側の端面が先窄まり形状に形成されているため、接触子の先端がより正確な位置に支持され、その結果、接触子の先端を検査点の正確な位置に圧接できる。
請求項5に記載の発明によれば、接触子の内、基端を含む被検査基板の検査面と略平行に配設された部位(水平部)が、被検査基板の検査面から離間する向きに凸形状に安定して(再現性をもって)変形し、その弾性復元力によって接触子の先端は検査点側に押圧されるため、検査点との間で更に確実に検査信号を伝送可能に接続できる。
請求項6に記載の発明によれば、接触子の先端が検査点に接触後、支持部材が検査面に近接する向きに押し込み量分だけ移動した場合に、筒状体の検査面側の端面によって接触子の先端が検査面と水平な方向に押圧されることはないため、接触子の先端が検査点に接触後に移動することが防止され、基板の検査点における引っかき傷の発生を防止できる。
請求項7に記載の発明によれば、接触子の垂直部の質量が小さいため、検査点間の接触子の移動速度を増加した場合でも、接触子の先端が検査点に接触した際に検査点が受ける慣性力が小さくなり、検査点における圧痕の発生を抑制できる。また、接触子は繰り返し変形を受けるが、接触子の垂直部が金属製のワイヤからなるため、疲労等に起因して破損することが少なく、接触子の寿命を長期化できる。
請求項8に記載の発明によれば、基板の検査点が接触子の先端から受ける応力が小さくなるため、圧痕の発生を更に抑制できる。
請求項9に記載の発明によれば、規制部材によって接触子の変形に伴って発生する弾性復元力が増大されるため、接触子の先端と検査点との接触を安定化できる。
請求項10に記載の発明によれば、接触子の被検査基板と反対側への変形を規制する位置を変更することによって、接触子の弾性復元力を適切な大きさに設定することができる。
請求項11に記載の発明によれば、規制部材が弾性材料からなるため、接触子の先端が検査点に接触した際に、検査点が受ける力が更に小さくなり、圧痕の発生をより確実に抑制できる。
請求項12に記載の発明によれば、支持部材が導電性材料からなり、且つ、接地されているため、接触子の内、支持部材の筒状体に貫通されている部分(垂直部)は、静電遮蔽され、その結果、浮遊容量に伴う外乱信号が排除され、より正確な検査を行うことができる。
請求項13に記載の発明によれば、保持部材が導電性材料からなり、且つ、接地されているため、接触子の内、保持部材に沿って配設されている部分(水平部)は、保持部材によって静電遮蔽され、その結果、浮遊容量に伴う外乱信号が排除され、より正確な検査を行うことができる。
請求項14、15に記載の発明によれば、4端子測定法を実施する際に、好適に用いられるプローブ装置を実現できる。
請求項16に記載の発明によれば、基板の検査点における圧痕の発生が抑制され、且つ、接触子と検査点との間で確実に検査信号を伝送可能に接続される基板検査装置を実現できる。
図1〜図11を用いて、本発明に係るプローブ装置が適用される基板検査装置について説明する。図1は、基板検査装置1の構成の一例を示す正面図であり、図2はその側面図である。本実施形態における基板検査装置1では、検査対象物である基板3は、テーブル200上に固定されており、基板3上の上面側の各検査点に接触して検査信号を伝送するための接触子(以下、プローブという)11A,11Bが基板表面に平行な方向(X軸方向及びY軸方向)及び基板表面に垂直な方向(Z軸方向)に移動(以下、移動動作という)するように構成されている。
図1に示すように、基板検査装置1の上部には、プローブ11A,11Bを移動動作させるためのプローブ駆動装置100A及び100Bが正面から見て左右(X軸方向)にそれぞれ略対称に設けられている。各プローブ駆動装置100A,100Bは、それぞれプローブ11A,11BをそれぞれX軸方向に駆動するX軸駆動機構101A,101Bと、Y軸方向に駆動するY軸駆動機構102A,102B(図2参照)と、Z軸方向に駆動するZ軸駆動機構103A,103Bとを具備する。
図2に示すように、Y軸駆動機構102A,102Bは、テーブル200の基板載置面200Aと平行になるように支持された固定フレーム201上に固定されており、第1可動フレーム202A,202BをそれぞれY軸方向に移動させるものである。X軸駆動機構101A,101Bは、それぞれ第1可動フレーム202A,202B上に固定されており、Y軸駆動機構102A,102Bによって、第1可動フレーム202A,202Bと共にY軸方向に平行移動される。
Z軸駆動機構103A,103Bは、X軸駆動機構101A,101BによりX軸方向に駆動される第2可動フレーム203A,203Bに固定されており、テーブル200の基板載置面200Aと平行に、X軸方向及びY軸方向に2次元的に駆動される。
X軸駆動機構101A,101B、Y軸駆動機構102A,102B、及び、Z軸駆動機構103A,103Bとしては、例えばサーボモータやステッピングモータ等のモータと、その回転運動を直線運動に変換するためのボールねじ機構や、モータ、プーリ及びベルトなどを用いたベルト駆動機構などを用いることができる。
図2に示すように、テーブル200の下部及び上部には、検査対象である基板3をテーブル200上の所定の検査位置に載置し、検査が完了した基板3を取り出すための、基板3を搭載するトレイ211及びトレイ211を搬送する基板搬送機構210(図4参照)などが設けられている。
テーブル200の所定の検査位置には、テーブル200の下方から基板3の裏面にプローブを接触させることが可能なように、基板3の形状に応じた矩形の貫通開口200B(図4参照)が形成されている。テーブル200の下方には、複数のプローブが一体となって形成された(いわゆる多針式の)下部プローブユニット230を基板3の裏面に接触させたり、基板3の交換時に下部プローブユニット230を待避させたりするためのリフト機構220が設けられている。
次に、本実施形態の基板検査装置1におけるZ軸駆動機構103A,103B及びテーブル200上での基板3の保持構造の詳細について図3、4を用いて説明する。
図3は、基板検査装置1におけるZ軸駆動機構103A,103Bの一例を示す図1の拡大図である。図3に示すように、Z軸駆動機構103A,103B(駆動手段の一部に相当する)は、それぞれ第2可動フレーム203A,203Bに固定され、プローブ11A,11Bを基板3の表面に対して垂直な方向(Z軸方向)に駆動させるための駆動力を発生するためのステップモータ等を用いたアクチュエータ15A,15B(駆動手段の一部に相当する)と、アクチュエータ15A,15BによりZ軸方向に駆動されるプローブホルダ13A,13B(保持部材に相当する)などで構成されている。
また、プローブホルダ13A,13Bと第2可動フレーム203A,203Bの近傍に位置センサ205(図5参照)が配設されており、位置センサ205からの出力をモニタしながらプローブホルダ13A,13B、すなわちプローブ11A,11BのZ軸方向の位置(すなわち、高さ)を検出して、所定の高さに達した時点でアクチュエータ15A,15Bの駆動を停止するように、フィードバック制御を行うものである。
図4は、トレイ211上での基板3の保持構造の一例を示す上面図である。図4に示すように、トレイ211は、基板3を載置するための基板載置部212を備えている。この基板載置部212は、載置された基板3が3つの係合ピン213と係合するとともに、これらの係合ピン213と対向する方向から基板3を付勢する付勢手段(図示省略)によって、基板3が係合ピン213側に付勢されて基板載置部212上で基板3を保持可能となっている。また、このように保持された基板3の下面に形成された配線パターンの検査点に下部プローブユニット230のプローブを当接させるために、基板載置部212には貫通開口200Bが形成されている。
次に、本実施形態の基板検査装置1のブロック構成の一例を図5に示す。図5に示すように、プローブ駆動装置100A及び100BのX軸駆動機構101A,101B(図1参照)、Y軸駆動機構102A,102B(図1参照)、及び、Z軸駆動機構103A,103Bの各アクチュエータであるステッピングモータなどは、それぞれ駆動装置7に接続されている。また、X軸駆動機構101A,101B、Y軸駆動機構102A,102B及びZ軸駆動機構103A,103Bには、それぞれX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の移動量(又は位置)を検出するためのリニアスケールなどからなる位置センサ205が設けられており、各位置センサ205の出力はそれぞれ駆動装置7に入力され、フィードバック制御が行われる。制御装置6(検査制御手段の一部に相当する)は、プローブ11A,11Bの移動先の検査点の位置を演算し、駆動装置7に出力するものである。
テスターコントローラ5(検査制御手段の一部に相当する)は、制御装置6からの検査開始指令を受け付けて、予め記憶されたプログラムに従って、基板3の配線パターンの検査点に当接されたプローブ11A,11B及び下部プローブユニット230の各プローブ230Aの中から検査すべき配線パターンの両端に位置する2つの検査点にそれぞれ接触した2つのプローブを順次、検査信号を送受信する対象として選択するものである。また、テスターコントローラ5は、選択した2つのプローブ間の検査を行わせるべく、スキャナ4(検査制御手段の一部に相当する)へスキャン指令を出力するものである。
スキャナ4は、プローブ11A,11B及び下部プローブユニット230の各プローブ230Aに接続されており、基板3上(表面及び裏面)の検査点間の導通状態等を順次検査するために、テスターコントローラ5からスキャン指令に応じて、プローブ11A,11B及び下部プローブユニット230の各プローブ230Aのオン/オフを順次切り替えるスイッチ機能を果たすものである。
<第1実施形態>
図6〜図9を用いて、本発明の第1実施形態に係るプローブ装置について説明する。図6は、本発明の第1実施形態に係るプローブ装置の構成の一例を示す正面図(図1,3参照)である。(a)は、プローブの図であり、(b)は、プローブ装置の全体図である。なお、図1,3に示す基板検査装置1の正面図においてプローブ装置は、左右対称に配設されていて、その構成は略同一であるため、便宜上、以下の説明においては、図1,3において右側(プローブ11Bを備えるプローブ装置)に配設されているプローブ装置10Bについて説明する。
プローブ装置10Bは、弾性を有する略L字型の線状の導電性材料からなるプローブ11Bと、筒状体の内部にプローブ11Bを貫通させて基板3の検査面に略垂直に支持する支持部材12Bと、プローブ11B及び支持部材12Bを保持するプローブホルダ13Bと、基板3から離間する向きへのプローブ11Bの変形を規制する規制部材14Bとを備えている。
プローブ11Bは、基端111Bがスキャナ4と検査信号を伝送可能に接続されると共に、基板3の検査面と略平行に(X軸方向に)プローブホルダ13Bに固定され、先端112Bが検査点301と検査信号を伝送可能に接続するべく基板3の検査面に垂直方向(Z軸方向に)に圧接されるものである。
また、プローブ11Bは、線径が50〜100μm(例えば、70μm)の金属製(例えば、銅(Cu)製)のワイヤからなり、図6(a)に示すように、屈曲角Θ1が105°〜130°の範囲内(ここでは、110°)となるべく曲げ等の加工が施されている。さらに、プローブ11Bは、先端112Bの端面が球面の一部となるように切削加工等が施されており、基端111B及び先端112Bには金(Au)とニッケル(Ni)との合金、又は、ニッケル(Ni)とロジウム(Rh)との合金等でメッキ処理(防錆処理)が施されると共に、基端111B及び先端112Bを除く表面には、テフロン(登録商標)等で絶縁被膜が形成されている。なお、プローブ11A,11Bは、下端が近接可能なように所定角度だけ傾けて(ここでは、検査面に対して70°となるように)配設されており、近接する2つの検査点301に対してもそれぞれ好適に(プローブホルダ13A,13B等が干渉すること無く)当接可能にされている。
支持部材12Bは、図6(b)に示すように、プローブホルダ13Bに固定されたアルミニウム(Al)等の金属からなる筒状体(ここでは、円筒状体)であって、筒状体の内部にプローブ11Bを貫通させて基板3の検査面に略垂直(Z軸方向)に支持すると共に、プローブ11Bとは電気的に絶縁されているものである。また、支持部材12Bは、基板3側の先端121Bが先窄まり形状(ここでは、円錐台状)に形成されている。
更に、基板3の検査面に対して支持部材12Bのなす角Θ20(ここでは、60°)を、基板3の検査面に対してプローブ11Bの先端112Bのなす角Θ10(ここでは、70°)より小さくするべく、支持部材12Bのプローブホルダ13Bへの配設位置が設定されている。すなわち、支持部材12Bは、基板3の検査面と水平なX軸の正方向と支持部材12Bとのなす角Θ2が角Θ1以上(ここでは、120°)となるべくプローブホルダ13Bに配設されている。
プローブホルダ13Bは、アルミニウム(Al)等の導電性材料からなる基体部131Bと、基体部131Bの右側上部に固定され樹脂等の絶縁性材料からなる基端保持部134Bと、基端保持部134Bの上面に固定され銅(Cu)等の導電性材料からなる接続部132Bとを備えている。接続部132Bの上面には、プローブ11Bの基端111Bと、スキャナ4との間で検査信号が伝送される信号線41Bの一端とが半田付け等を用いて通電可能に接続されている。基体部131Bの左方端部には、支持部材12Bが溶接等によって固定されている。
規制部材14Bは、プローブ11Bの内、支持部材12Bの基板3から離間した側の基端122Bの位置と基端111Bとを両端とする範囲の中の適当な部位に接触して、基板3から離間する側へのプローブ11Bの変形を規制するものである。また、規制部材14Bは、ゴム等の弾性材料からなり、プローブ11Bの基板3と反対側への変形を規制する位置113B(図8参照)を、プローブ11Bの支持部材12Bの基端122Bに支持された位置と基端111Bとの間において変更可能に構成されているものである。
図7は、本発明の第1実施形態に係るプローブ装置の動作の一例を示す正面図(図1,3参照)である。(a)は、プローブ11Bの先端112Bが基板3の検査点301に圧接される前の状態であり、(b)は、プローブ11Bの先端112Bが基板3の検査点301に圧接されている状態を示している。アクチュエータ15Bによって、プローブホルダ13Bが基板3の検査面に対して垂直な方向(Z軸方向)に駆動され、基端111Bがプローブホルダ13Bに固定されたプローブ11Bの先端112Bが、基板3上に設定された検査点301と検査信号を伝送可能に接続するべく基板3の検査面に垂直方向(Z軸方向)に移動されて、プローブ11Bの先端が基板3の検査点301に圧接される。
そして、プローブ11Bの先端112Bには、基板3の検査面から離間する向き(ここでは、Z軸の正方向)に応力が作用するが、プローブ11Bは、プローブホルダ13Bに固定された筒状体(支持部材12B)の内部に貫通されて基板3の検査面に略垂直に支持されているため、プローブ11Bの内、先端112Bを含む支持部材12Bに支持された部位は、折れ曲がることなく検査面に垂直な方向(Z軸方向)にプローブホルダ13Bの押し込み量に対応して変位し、プローブ11Bは検査点301との間で確実に検査信号を伝送可能に接続される。なお、プローブ11Bの内、基端111Bを含む基板3の検査面と略平行に配設された部位が、基板3の検査面から離間する向き(ここでは、Z軸の正方向)に凸形状に変形する。
従って、プローブ11Bの先端112Bが基板3の検査面に垂直方向(ここでは、Z軸方向)に圧接された際に発生する応力は、プローブ11Bの慣性力のみであり、また、確実に接触させるためにプローブ11Bを押し込む場合に発生する応力は、基端111Bを含む基板3の検査面と略平行に配設された部位の変形に対応する復元力のみであるため、基板3の検査点における圧痕の発生が抑制される。
更に、支持部材12Bはプローブ11Bとは電気的に絶縁されているため、検査信号が支持部材12Bに伝搬することは防止されると共に、プローブ11Bの内、先端112Bを含む筒状体(支持部材12B)に支持された部位は、折れ曲がることなく検査面に垂直な方向(ここでは、Z軸の正方向)に変位し、プローブ11Bの先端112Bが検査面に対してなす角は略直角に保持されるため、プローブ11Bは検査点301との間で確実に検査信号を伝送可能に接続される。
また、支持部材12Bの筒状体は、基板3側の先端121Bが先窄まり形状(ここでは円錐台状)に形成されているため、プローブ11Bの先端112Bがより正確な位置に支持され、その結果、プローブ11Bの先端112Bが検査点301の正確な位置に圧接される。
更に、プローブ11Bの屈曲角Θ1が105°〜130°の範囲内(ここでは、110°)であるため、プローブ11Bの先端112Bが検査点301において検査面に略垂直な方向に圧接され、プローブ11Bは検査点301との間で確実に検査信号を伝送可能に接続される。また、プローブ11Bの屈曲角Θ1が105°〜130°の範囲内であるため、プローブ11Bの内、基端111Bを含む基板3の検査面と略平行に配設された部位(支持部材12Bの基端122B位置から基端111Bまでの範囲の部位:水平部に相当する)が、基板3の検査面から離間する向き(ここでは、Z軸正方向)に凸形状に安定して(再現性をもって)変形し、その弾性復元力によってプローブ11Bの先端112Bは検査点301側に押圧され、検査点301との間で更に確実に検査信号を伝送可能に接続される。
加えて、基板3の検査面に対して支持部材12Bの筒状体のなす角Θ20(ここでは、60°)を、基板3の検査面に対してプローブ11Bの先端112Bのなす角Θ10(ここでは、70°)より小さくするべく、支持部材12Bのプローブホルダ13Bへの配設位置が設定されているため、プローブ11Bの先端112Bが検査点301に接触する点が筒状体の先端121Bの端面の検査面への正射影像の範囲内に含まれる。
従って、プローブ11Bの先端112Bが検査点301に接触後、支持部材12Bが検査面に近接する向きに押し込み量分だけ移動した場合に、筒状体の先端121Bの端面によってプローブ11Bの先端112Bが検査面と水平な方向に(X,Y軸方向に)押圧されることはないため、プローブ11Bの先端112Bが検査点301に接触後に移動することが防止され、基板3の検査点301における傷の発生が防止される。
また、プローブ11Bが、線径が50〜100μmのワイヤからなるため、プローブ11Bの質量が小さく、検査点301間のプローブ11Bの移動速度を増加した場合でも、プローブ11Bの先端112Bが検査点301に接触した際に、検査点301が受ける慣性力は小さくなり、検査点に301おける圧痕の発生が抑制される。また、プローブ11Bは繰り返し変形を受けるが、プローブ11Bが金属製のワイヤからなるため、疲労等に起因して破損することが少なく、寿命を長期化することが可能となる。
更に、プローブ11Bの先端112Bの端面が球面の一部であるため、プローブ11Bの先端112Bが検査点301に接触した際、プローブ11Bの先端112Bが弾性変形し、検査点301と面接触する。従って、基板3の検査点301がプローブ11Bの先端112Bから受ける応力(単位面積当りの圧力)が小さくなるため、圧痕の発生が更に抑制される。
図8は、規制部材14Bの作用の一例を説明するための説明図である。(a)は、規制部材14Bがプローブ11Bの基端111Bに近い場合であり、(b)は、規制部材14Bがプローブ11Bの基端111Bから遠い場合である。規制部材14Bの下面で上方への移動が規制されるプローブ11Bの端点113Bと基端111Bとの間のプローブ11Bは、規制部材14Bによって上方への移動が規制されるため、支持部材12Bの基端122Bから端点113Bまでの範囲(ここでは、変形範囲DFという)が、支持部材12Bが検査面に近接する向きに押し込み量分だけ移動した場合に、プローブ11Bの変形する範囲である。
(a)に示すように、規制部材14Bがプローブ11Bの基端111Bに近い場合には、変形範囲DFが広くなり、プローブ11Bの単位長さ当りの変形量が小さいのに対して、規制部材14Bがプローブ11Bの基端111Bから遠い場合には、変形範囲DFが狭くなり、プローブ11Bの単位長さ当りの変形量が大きくなる。そこで、規制部材14Bをプローブ11Bの基端111Bから離間させる程(ここでは、X軸の負方向に移動する程)、プローブ11Bは変形し難くなり、プローブ11Bの復元力が大きくなる。
例えば、プローブ11Bとして小さな線径のワイヤを用いる場合には、プローブ11Bの弾性復元力が小さく、プローブ11Bの先端112Bと検査点301との接触(検査信号の伝達)が不安定となり易いが、規制部材14Bをプローブ11Bの基端111Bから離間させることによってプローブ11Bの変形に伴って発生する弾性復元力が増大されるため、プローブ11Bの先端112Bと検査点301との接触が安定化される。
図9は、第1実施形態に係るプローブ装置の接地状態の一例を示す説明図である。(a)は、側面図であり、(b)は正面図である。図に示すように、プローブ11Bとスキャナ4との間で検査信号を伝送する信号線41Bは、同軸ケーブルであって、内部導体を介して検査信号が伝送され、同軸ケーブルにおいて、内部導体と絶縁体によって絶縁されている銅等の導電性材料からなる外部導体152Bは、接地線153Bを介して接地されている。
また、外部導体152Bは、プローブホルダ13Bの基体部131Bと接地線151Bを介して同電位(接地状態)とするべく構成されており、プローブホルダ13Bと支持部材12Bとは溶接等によって同電位(接地状態)とするべく構成されている。すなわち、支持部材12B及びプローブホルダ13Bは、接地線151B,153B及び外部導体152Bを介して接地されている。
このように、支持部材12B及びプローブホルダ13Bが接地されているため、プローブ11Bの内、支持部材12Bの筒状体に貫通されている部分とプローブホルダ13Bに沿って配設されている部分とは、静電遮蔽され、その結果、浮遊容量に伴う外乱信号が排除され、より正確な検査が可能となる。
特に、基板3のほぼ全体に電源やグラウンドを供給することを目的として面状に形成されたベタ導体部又は基板3とは別に基板3の配線パターン全てをカバーするように設けられた導電性基準面と検査対象配線パターンとの間の静電容量に基づいて検査対象配線パターンと他の配線パターンとの間の短絡が無いことを検査する静電容量検査を行う場合には、浮遊容量に伴う外乱の影響を受け易いため、上記の効果は更に大きくなる。
<第2実施形態>
図10は、第2実施形態に係るプローブ装置の構成の一例を示す説明図である。(a)は、側面図であり、(b)は正面図である。以下の第2実施形態に係るプローブ装置10Cの説明においては、第1実施形態に係るプローブ装置10Bと異なる構成についてのみ説明し、同一の構成についての説明は省略する。プローブ装置10Cは、弾性を有する略L字型の線状の導電性材料からなるプローブ11Cと、筒状体の内部に2本のプローブ11Cを貫通させて基板3の検査面に略垂直に支持する支持部材12Cと、プローブ11C及び支持部材12Cを保持するプローブホルダ13Cと、基板3から離間する向きへのプローブ11Cの変形を規制する規制部材14Cとを備えている。
支持部材12Cの筒状体の内部に貫通支持される2本のプローブ11Cは、互いに絶縁状態とするべく、基端111C及び先端112Cを除く表面には、テフロン(登録商標)等で絶縁被膜が形成されている。特に、プローブ11Cの先端112C側は、検査点301と接触する端面だけを除き、検査点301との検査信号の伝達が可能な限界の先端までテフロン(登録商標)等で絶縁被膜が形成されている。
また、支持部材12Cはプローブホルダ13Cに固定されたアルミニウム(Al)等の金属からなる筒状体(ここでは、楕円筒状体)であって、筒状体の内部に2本のプローブ11Cを貫通させて基板3の検査面に略垂直(Z軸方向)に支持するものである。プローブホルダ13Cは、基体部131C、接続部132C及び基端保持部134Cを備えている。接続部132Cの上面には、2本のプローブ11Cの基端111Cと、スキャナ4との間で検査信号が伝送される2本の信号線41C,42Cの一端とがそれぞれ半田付け等を用いて通電可能に接続されている。
このように、プローブ11Cが、基端111C及び先端112Cを除く表面に絶縁被覆が施されており、支持部材12Cの筒状体が、2本のプローブ11Cを同時に貫通して支持可能に構成されているため、2本のプローブ11Cを同時に近接する検査点301に圧接することが可能となる。
従って、2つの検査点301にそれぞれ電流供給用接触子と電圧測定用接触子とを圧接させ、各検査点301にそれぞれ圧接させた電流供給用接触子間に測定用電流を供給すると共に、各検査点301にそれぞれ圧接させた電圧測定用接触子間に生じた電圧を測定することにより、測定端子と検査点301との間の接触抵抗の影響を抑制して高精度に抵抗値を測定する4端子測定法を実施する際に、好適に用いられるプローブ装置10Cが実現される。
<第3実施形態>
図11は、第3実施形態に係るプローブ装置の構成の一例を示す説明図である。(a)は、側面図であり、(b)は正面図である。以下の第3実施形態に係るプローブ装置10Dの説明においては、第2実施形態に係るプローブ装置10Cと異なる構成についてのみ説明し、同一の構成についての説明は省略する。プローブ装置10Dは、弾性を有する略L字型の線状の導電性材料からなるプローブ11Dと、2本の筒状体121D,122Dの内部にそれぞれ1本のプローブ11Cを貫通させて基板3の検査面に略垂直に支持する支持部材12Dと、プローブ11D及び支持部材12Dを保持するプローブホルダ13Dと、基板3から離間する向きへのプローブ11Dの変形を規制する規制部材14Dとを備えている。
また、支持部材12Dはプローブホルダ13Dに固定されたアルミニウム(Al)等の金属からなる2本の筒状体(ここでは、円筒状体)であって、筒状体の内部にそれぞれ1本のプローブ11Dを貫通させて基板3の検査面に略垂直(Z軸方向)に支持するものである。2本の筒状体は、先端121D側が近接するべく(すなわち、筒状体121D,122Dに貫通支持された2本のプローブ11Dの先端112Dが近接するべく)プローブホルダ13Dに配設されている。
プローブホルダ13Dは、基体部131D、接続部132D及び基端保持部134Dを備えている。接続部132Dの上面には、2本のプローブ11Dの基端111Dと、スキャナ4との間で検査信号が伝送される2本の信号線41D,42Dの一端とがそれぞれ半田付け等を用いて通電可能に接続されている。
このように、プローブ11Dが、基端111D及び先端112Dを除く表面に絶縁被覆が施されており、支持部材12Dの筒状体が、それぞれ1本のプローブ11Dを貫通して支持可能に構成されているため、2本のプローブ11Dを同時に近接する検査点301に圧接することが可能となる。従って、端子測定法を実施する際に、好適に用いられるプローブ装置10Dが実現される。
また、2本のプローブ11Dが、それぞれ筒状体によって貫通支持されているため、筒状体のプローブホルダ13Dへの配設位置を別々に設定可能であるため、2本のプローブ11Dの検査点301に対する向きを別々に設定することが可能となる。
なお、本発明は以下の形態をとることができる。
(A)第1〜第3実施形態においては、基板検査装置1が基板3の上面側にプローブ11A,11B(11C,11D)を備え、基板3の下面側に多針式の下部プローブユニット230を備える場合について説明したが、基板検査装置1が基板3の上面側又は下面側に少なくとも1のZ軸方向に移動可能なプローブを有する形態であればよい。例えば、基板3の上面側及び下面側に複数(例えば、それぞれ、2個)のZ軸方向に移動可能なプローブを有する形態でもよいし、基板3の上面側にのみ複数(例えば、それぞれ、2個)のZ軸方向に移動可能なプローブを有する形態でもよい。
(B)第1〜第3実施形態においては、プローブ11B(11C,11D)は、先端112B(112C,112D)の端面が球面の一部である場合について説明したが、先端112B(112C,112D)の端面の形状は別の形態でもよい。例えば、プローブ11B(11C,11D)の先端112B(112C,112D)の端面が針状(ニードル状)に鋭利に加工されている形態でもよい。この場合には、基板3の検査点301の面積が狭い場合にも容易にプローブ11B(11C,11D)の先端112B(112C,112D)を検査点301に圧接することが可能となる。
(C)第1〜第3実施形態においては、支持部材12B(12C,12D)の有する筒状体が円筒状(または楕円筒状)である場合について説明したが、断面が多角形の筒状体である形態でもよい。この場合には、筒状体がプローブ11B(11C,11D)の先端112B(112C,112D)を支持する位置が更に安定する。特に、筒状体の断面である多角形の頂点の位置で支持させる場合には、更に安定する。
(D)第1〜第3実施形態においては、支持部材12B(12C,12D)の有する筒状体の先端121B(121C,121D)が先窄まり形状を有している場合について説明したが、支持部材12B(12C,12D)の有する筒状体が先端121B(121C,121D)に向けて徐々に先窄まり形状を有している形態でもよい。例えば、筒状体の内面が円錐台状の形状を有している形態でもよい。この場合には、プローブ11B(11C,11D)の貫通部分の全体が筒状体によって略一様に支持されるため、更に、プローブ11B(11C,11D)が安定して支持される。
(E)第1〜第3実施形態においては、プローブホルダ13B(13C,13D)の基体部131B(131C,131D)が導電性材料からなる場合について説明したが、絶縁性材料からなる形態でもよい。この場合には、基端保持部134B(134C,134D)と基体部131B(131C,131D)とを一体として製造することが可能となる。
(F)第2、第3実施形態においては、規制部材14C,14Dが一体に構成されている場合について説明したが、プローブ11C,11D毎に規制部材14C,14Dを配設する形態でもよい。この場合には、プローブ11C,11D毎に規制部材14C,14Dの位置を調整することが可能となり、より正確な測定が可能なプローブ装置10C,10Dが実現される。
(G)第1〜第3実施形態においては、プローブ11B(11C,11D)の水平部(図7参照、基端111B(111C,111D)を含む基板3の検査面と略平行に配設された部位:支持部材12B(12C,12D)の基端122B(122C,122D)位置から基端111B(111C,111D)までの範囲の部位)が略直線状に形成されている場合について説明したが、プローブ11B(11C,11D)の水平部が曲線状に形成されている形態でもよい。
例えば、プローブ11B(11C,11D)の水平部が、基板3の検査面から離間する向き(ここでは、Z軸の正方向)に凸の円弧状に形成されている場合には、円弧の曲率半径を変更することによって、プローブ11B(11C,11D)の変形し易さを表す弾性係数を自在に変更することが可能となる。
(H)第1〜第3実施形態においては、プローブ11B(11C,11D)が一本のワイヤを折り曲げて形成されている場合について説明したが、プローブ11B(11C,11D)の内、その垂直部(すなわち第1〜第3実施形態における折り曲げ部から先端(112B(112C,112D))までの範囲)に相当する部分がワイヤによって形成され、水平部(すなわち、折り曲げ部から基端(111B(111C,111D))までの範囲)に相当する部分が板バネ等の板状の弾性材料によって形成されて、折り曲げ部に相当する位置において両者が溶接や半田付け等で連結されて形成されている形態でもよい。
この場合には、垂直部と水平部との弾性係数を独立に設定することが可能となるため、プローブ11B(11C,11D)の変形し易さを表す弾性係数を自在に変更することが可能となる。
基板検査装置の構成の一例を示す正面図である。 基板検査装置の構成の一例を示す側面図である。 基板検査装置におけるZ軸駆動機構の一例を示す図1の拡大図である。 トレイ上での基板の保持構造の一例を示す上面図である。 基板検査装置のブロック構成の一例を示す構成図である。 本発明の第1実施形態に係るプローブ装置の構成の一例を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係るプローブ装置の動作の一例を示す正面図である。 規制部材の作用の一例を説明するための説明図である。 第1実施形態に係るプローブ装置の接地状態の一例を示す説明図である。 第2実施形態に係るプローブ装置の構成の一例を示す説明図である。 第3実施形態に係るプローブ装置の構成の一例を示す説明図である。 従来のプローブ装置の説明図である。
符号の説明
1 基板検査装置
10B,10C,10D プローブ装置
11A,11B,11C,11D プローブ(接触子)
111B,111C,111D 基端
112B,112C,112D 先端
12B,12C,12D 支持部材
13A,13B,13C,13D プローブホルダ(保持部材)
14B,14C,14D 規制部材
15A,15B アクチュエータ(駆動手段の一部)
101A X軸駆動機構
102A Y軸駆動機構
103A Z軸駆動機構(駆動手段の一部)
3 基板
4 スキャナ
5 テスターコントローラ
6 制御装置
7 駆動装置

Claims (16)

  1. 被検査基板の検査面の配線パターン上に設定された所定の検査点と前記被検査基板の電気的特性を検査する検査制御手段との間で検査信号を伝送するプローブ装置であって、
    移動可能に構成された保持部材と、
    前記保持部材を前記被検査基板の検査面に対して垂直な方向に駆動する駆動手段と、
    弾性を有し線状の導電性材料からなる垂直部と、弾性を有し導電性材料からなる水平部とが略L字型をなすべく一体にまたは連結されて形成され、前記水平部の基端が前記検査制御手段との間で検査信号を伝送可能に接続されると共に、前記被検査基板の検査面と略平行に前記保持部材に固定され、前記垂直部の先端が前記検査点と検査信号を伝送可能に接続するべく前記被検査基板の検査面に垂直方向に圧接される接触子と、
    前記保持部材に固定された筒状体を有し、前記筒状体の内部に前記接触子の垂直部を貫通させて前記被検査基板の検査面に略垂直に支持すると共に、前記接触子とは電気的に絶縁されている支持部材とを備えることを特徴とするプローブ装置。
  2. 前記接触子は、1の線状の導電性材料が折り曲げられて前記垂直部及び水平部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ装置。
  3. 前記接触子は、前記水平部が板状の部材からなり、前記垂直部と前記水平部とが連結されて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ装置。
  4. 前記支持部材の筒状体は、前記被検査基板側の端面が先窄まり形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプローブ装置。
  5. 前記接触子は、前記垂直部と水平部とのなす角である屈曲角が105°〜130°の範囲内となるべく形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプローブ装置。
  6. 前記被検査基板の検査面に対して前記支持部材の筒状体のなす角を、前記被検査基板の検査面に対して前記接触子の先端のなす角より小さくするべく、前記支持部材が前記保持部材に配設されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプローブ装置。
  7. 前記接触子の前記垂直部は、線径が50〜100μmの金属製のワイヤからなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のプローブ装置。
  8. 前記接触子の前記垂直部は、先端の端面が球面の一部であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のプローブ装置。
  9. 前記接触子の水平部に接触して、前記被検査基板に対して離間する側への前記接触子の変形を規制する規制部材を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のプローブ装置。
  10. 前記規制部材は、前記接触子の前記被検査基板と反対側への変形を規制する位置を、前記接触子の前記水平部において変更可能に構成されていることを特徴とする請求項9に記載のプローブ装置。
  11. 前記規制部材は、弾性材料からなることを特徴とする請求項9または10に記載のプローブ装置。
  12. 前記支持部材は、導電性材料からなり、且つ、接地されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のプローブ装置。
  13. 前記保持部材は、導電性材料からなり、且つ、接地されていることを特徴とする請求項12に記載のプローブ装置。
  14. 前記接触子は、基端及び先端を除く表面に絶縁被覆が施されており、
    前記支持部材の筒状体は、複数の前記接触子を同時に貫通して支持可能に構成されている特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のプローブ装置。
  15. 前記支持部材は、1の前記接触子をそれぞれ貫通支持可能な複数の筒状体が一体に構成されてなることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のプローブ装置。
  16. 被検査基板の電気的特性を検査する基板検査装置であって、
    請求項1〜15のいずれかに記載のプローブ装置と、
    前記プローブ装置を介して前記被検査基板の検査面の配線パターン上に設定された所定の検査点との間で検査信号を伝送して、前記被検査基板の電気的特性を検査する検査制御手段とを備えることを特徴とする基板検査装置。
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