JP2006009636A - 多気筒往復圧縮機 - Google Patents

多気筒往復圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006009636A
JP2006009636A JP2004185976A JP2004185976A JP2006009636A JP 2006009636 A JP2006009636 A JP 2006009636A JP 2004185976 A JP2004185976 A JP 2004185976A JP 2004185976 A JP2004185976 A JP 2004185976A JP 2006009636 A JP2006009636 A JP 2006009636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
eccentric portion
piston
eccentric
reciprocating compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004185976A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Takeuchi
誠 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAKUSHIYON GAS KIKAN SEISAKUSH
SAKUSHIYON GAS KIKAN SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SAKUSHIYON GAS KIKAN SEISAKUSH
SAKUSHIYON GAS KIKAN SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAKUSHIYON GAS KIKAN SEISAKUSH, SAKUSHIYON GAS KIKAN SEISAKUSHO KK filed Critical SAKUSHIYON GAS KIKAN SEISAKUSH
Priority to JP2004185976A priority Critical patent/JP2006009636A/ja
Publication of JP2006009636A publication Critical patent/JP2006009636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】 水平対向型配置のピストン機構が奏する低振動を有効に生かすことができると共に、多気筒化に伴うクランク軸の長大化を抑制すること。
【解決手段】 ピストン機構10が、水平対向型に配置された2個のピストン11、12から構成されると共にクランク機構5に複数個連結されて構成されている多気筒往復圧縮機1において、クランク機構5は、クランク軸9に沿って連続して設けた複数のクランク軸偏心部8、8を備えて構成されており、複数のピストン機構10、10は、隣接するピストン機構同士の干渉を少なくとも避けることができる交差角度θを維持して交差するようにクランク軸偏心部8、8に組み付けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、エンジンやコンプレッサーとして好適に実施可能な、ピストン機構−クランク機構を有する多気筒往復圧縮機に関する。
図5(a)、(b)は、一般的な水平対向型の2気筒往復圧縮機50を示す(例えば、非特許文献1参照)。この2気筒往復圧縮機50は、回転運動を往復運動に変換するクランク機構5と、このクランク機構5に連結されガスを圧縮するピストン機構10とから概略構成されている。
このときクランク機構5は、相対的に180°の位相差で設けられる第1偏心部6および第2偏心部7からなるクランク軸偏心部8を1個設けたクランク軸9を備えて構成されており、ピストン機構10は、水平対向型に配置された2個の第1ピストン11および第2ピストン12をクランク軸偏心部8に組み付けて構成されている。第1および第2ピストン11および12は、それぞれ連接棒13および14を介して第1偏心部6および第2偏心部7に結合されている。
そしてこの2気筒往復圧縮機50によれば、電動機15によりクランク軸9が回転すると、軸心から1/2ストローク分偏心した第1偏心部6および第2偏心部7にそれぞれ結合した連接棒13および14を介して第1および第2ピストン11および12が往復運動する。このとき第1および第2ピストン11および12は、クランク軸9の回転に伴って、相互に逆方向に同一速度で運動するため、慣性力が略釣り合う。このため2気筒往復圧縮機50は、駆動時の振動が外部に作用しない、というメリットがある。
さらに、このメリットを生かして多気筒往復圧縮機、例えば水平対向型の4気筒往復圧縮機51を構成するには、図6(a)、(b)に示すように、2個のクランク軸偏心部8、8をクランク軸9に沿って連続して形成したクランク機構5と、2個のクランク軸偏心部8、8にそれぞれ結合される2個のピストン機構10、10とから概略構成されることになるが、この場合隣接するピストン機構10、10を構成するピストン(シリンダを含めた全体)11,11、および12,12同士が干渉するため(図6(b)中、干渉部分は斜線を付して示した)、単純な気筒数増加では対処できない。
この気筒数増加の課題は、構成ピストン11、11、12、12を星型配置にすれば解決することができるが、そうすることにより水平対向型配置で得られる前述したメリットが得られなくなり、駆動時に大きな振動騒音を招くことになる。
そこで、従来では、図7(a)、(b)に示す4気筒往復圧縮機52のように、2個のクランク軸偏心部8、8間に連結軸60を設けてその間を広げることによりクランク機構5を構成し、各クランク軸偏心部8にピストン機構10をそれぞれ結合することにより全体構成するものが提案されている。
この4気筒往復圧縮機52は、隣接するピストン機構10が相互の構成ピストン同士の干渉を避けて適正に配置することができると共に、各ピストン機構10が水平対向型配置になっているので、駆動時の振動音が小さいものとなっている。
伊藤茂、他3名著,「実用機械シリーズ容積形圧縮機」,第6版,産業図書(株),昭和54年4月5日,p.32〜33
しかしながら、4気筒往復圧縮機52は、クランク軸9が連結軸60を設けた分長くなるので、装置の大型化を招くばかりでなく、クランク軸9に掛かるモーメントも大きくなるため、軸の大径化および軸受け数の増加により耐久性の向上を図る必要があり、ひいてはコスト高をも招く、という課題を有している。
そこで、本発明は、水平対向型配置のピストン機構が奏する低振動を有効に生かすことができると共に、多気筒化に伴うクランク軸の長大化を抑制して、装置の小型化および低コスト化を共に図ることができる多気筒往復圧縮機を提供することを目的としている。
前記した目的を達成するため、請求項1記載の発明は、クランク機構が、クランク軸回りに180°の位相差で設けられる第1偏心部および第2偏心部からなるクランク軸偏心部を、クランク軸の軸方向に沿って少なくとも1個備えて構成されると共に、前記第1偏心部および第2偏心部にそれぞれ連結されて水平対向型に配置される第1ピストンおよび第2ピストンからなるピストン機構が前記クランク機構に複数個連結されて構成されている多気筒往復圧縮機において、
前記複数個のピストン機構は、隣接するピストン機構同士の干渉を少なくとも避けることができる交差角度を維持して交差するように前記クランク軸偏心部を介して組み付けられていることを特徴とする。
このため、請求項1記載の発明では、単位ピストン機構は、水平対向型に配置された2個のピストンから構成されているので、クランク軸の回転に伴って、2個のピストンは相互に逆方向に同一速度で運動するため、慣性力が略釣り合い、駆動時の振動が外部に作用しない。
また、複数個のピストン機構は、隣接するピストン機構同士の干渉を少なくとも避けることができる交差角度を維持して交差するようにクランク軸偏心部を介して組み付けられるので、ピストン機構同士をクランク軸の軸方向に沿って離間させる必要もなく、これによりクランク軸を必要最小限の長さを有して構成することができると共に、単位ピストン機構の水平対向型配置を維持したまま適正に組み付けることができる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の多気筒往復圧縮機であって、前記クランク機構は、前記クランク軸偏心部を、少なくとも2個軸方向に連続して設けたクランク軸を備えて構成されており、前記複数個のピストン機構の各々は、前記交差角度を維持して前記クランク軸偏心部毎に組み付けられていることを特徴とする。
このため、請求項2記載の発明では、クランク機構は、クランク軸偏心部を少なくとも2個軸方向に連続して設けたクランク軸を備えて構成されており、クランク軸偏心部同士の間に間隔を広げる連結軸を設けていないので、クランク軸を必要最小限の長さを有して構成することができる。
また、複数個のピストン機構の各々は、クランク軸偏心部毎に、水平対向型配置構成を維持したまま適正に組み付けることができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の多気筒往復圧縮機であって、前記クランク機構は、前記クランク軸偏心部を、少なくとも1個設けたクランク軸を備えて構成されており、前記複数個のピストン機構の各々は、前記交差角度を維持すると共に、前記第1偏心部および第2偏心部を共用して同一の前記クランク軸偏心部に組み付けられていることを特徴とする。
このため、請求項3記載の発明では、複数個のピストン機構の各々を、第1偏心部および第2偏心部を共用して同一のクランク軸偏心部に組み付けるようにしたので、クランク軸偏心部を構成するクランクウエブの設置個数を削減することができる。
また、複数個のピストン機構の各々は、相互に干渉しない交差角度を維持して組み付けられるので、ピストン機構同士をクランク軸の軸方向に沿って離間させる必要もなく、これによりクランク軸を必要最小限の長さを有して構成することができると共に、単位ピストン機構の水平対向型配置を維持したまま適正に組み付けることができる。
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の多気筒往復圧縮機であって、前記クランク機構は、前記クランク軸偏心部を、前記第1偏心部および第2偏心部のいずれか一方を共通にして軸方向に少なくとも2個連続して設けたクランク軸を備えて構成されており、前記複数個のピストン機構の各々は、前記交差角度を維持して前記クランク軸偏心部毎に組み付けられていることを特徴とする。
このため、請求項4記載の発明では、クランク軸偏心部を、第1偏心部および第2偏心部のいずれか一方を共通にして少なくとも2個軸方向に連続して設けたので、共通にした偏心部間のクランクウエブを省略することができ、これによりクランク軸偏心部を構成するクランクウエブの設置個数を削減することができる。
また、複数個のピストン機構の各々は、相互に干渉しない交差角度を維持して、クランク軸偏心部毎に組み付けられるので、ピストン機構同士をクランク軸の軸方向に沿って離間させる必要もなく、これによりクランク軸を必要最小限の長さを有して構成することができると共に、単位ピストン機構の水平対向型配置を維持したまま適正に組み付けることができる。
請求項1記載の発明によれば、クランク軸を必要最小限の長さを有して構成することができること、および複数個のピストン機構の各々を水平対向型配置構成を維持したまま適正に組み付けることができることにより、低振動で、装置の小型化および低コスト化を共に図ることができる多気筒往復圧縮機を提供することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、複数個のピストン機構の各々を、クランク軸偏心部毎に、水平対向型配置構成を維持したまま適正に組み付けることができるので、請求項1記載の発明と同様の効果を奏することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、複数個のピストン機構の各々を、第1偏心部および第2偏心部を共用して同一のクランク軸偏心部に組み付けるようにしたので、クランク軸偏心部を構成するクランクウエブの設置個数を削減することができ、これにより請求項1記載の発明の効果に加えて、装置の小型化および低コスト化を一層図ることができる。
また、請求項4記載の発明によれば、クランク軸偏心部は、第1偏心部および第2偏心部のいずれか一方を共通にして少なくとも2個軸方向に連続して設けたので、クランク軸偏心部を構成するクランクウエブの設置個数を削減することができ、これにより請求項1記載の発明の効果に加えて、装置の小型化および低コスト化を一層図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図5〜図7に開示したものと同一機能を奏する構成要素は、同一符号を付して説明する。
図1(a)、(b)は、本発明の第1実施形態としての4気筒往復圧縮機1を示す。この圧縮機1は、回転運動を往復運動に変換するクランク機構5と、このクランク機構5に複数個連結されるピストン機構10、10とから大略構成されている。
すなわち、クランク機構5は、クランク軸9回りに180°の位相差で設けられる第1偏心部6および第2偏心部7からなるクランク軸偏心部8を、クランク軸9の軸方向に沿って少なくとも1個備えて構成されている。また、ピストン機構前10は、第1偏心部6および第2偏心部7にそれぞれ連結されて水平対向型に配置される第1ピストン11および第2ピストン12で構成されている。
このとき複数個のピストン機構10、10は、隣接するピストン機構同士の干渉を少なくとも避けることができる交差角度θを維持して交差するようにクランク軸偏心部8を介して組み付けられている。
本実施形態では、クランク機構5は、クランク軸9に沿って連続して設けた4個の偏心部6、7、6、7を備えて構成されており、かつ2個のピストン機構10、10は、隣接するピストン機構10同士の干渉を少なくとも避けることができる交差角度θを維持して交差するように偏心部6、7、6、7に組み付けられている。なお、図1(b)中、符号15はクランク軸9を駆動する電動機、符号45はクランク軸偏心部8を構成するクランクウエブである。
より詳しくは、クランク機構5は、相対的に180°の位相差で軸方向に連続して設けられる第1偏心部6および第2偏心部7からなるクランク軸偏心部8を、2個軸方向に連続して設けたクランク軸9を備えて構成されている。
また、2個のピストン機構10、10の各々は、構成要素としての第1ピストン11および第2ピストン12を、クランク軸偏心部8毎に第1偏心部6および第2偏心部7にそれぞれ連接棒13、14を介して結合することによって構成されると共に、隣接する他のピストン機構10との間に交差角度θを維持して組み付けられている。このときの交差角度θは、単位ピストン機構10の2個のピストン11、12の作動方向に沿う軸線A、Bであって、隣接する2個のピストン機構10、10の各軸線A、Bは、平面視(図1(a))で相互に交差するが、このときの交差部分の角度である。
このように構成された圧縮機1は、単位ピストン機構10は、水平対向型に配置された2個のピストン11、12から構成されているので、クランク軸9の回転に伴って、2個のピストン11、12は相互に逆方向に同一速度で運動するため、慣性力が略釣り合い、駆動時の振動が外部に作用しない。
また、複数個のピストン機構10、10は、隣接するピストン機構同士の干渉を少なくとも避けることができる交差角度θを維持して交差するように各クランク軸偏心部8を介して組み付けられるので、クランク軸偏心部8、8をクランク軸9の軸方向に沿って離間させる(従来の連結軸60参照)必要もなく近接させて設けることができ、これによりクランク軸9を必要最小限の長さを有して構成することができると共に、単位ピストン機構10の水平対向型配置を維持したまま適正に組み付けることができる。
短いクランク軸9は、装置の小型化を招くばかりでなく、クランク軸9に掛かるモーメントも小さくなるため軸の小径化および軸受けの設置個数の削減も可能で、ひいてはコスト低減化をも図ることができる。
図2(a)、(b)は、本発明の第2実施形態としての4気筒往復圧縮機2を示す。この圧縮機2は、2個のピストン機構10、10が1個のクランク軸偏心部18に組み付けられている点が異なるのみで、他の構成は前述した圧縮機1と同様に構成されている。
すなわち、圧縮機2におけるクランク機構5は、クランク軸偏心部18を、少なくとも1個設けたクランク軸9を備えて構成されており、複数個のピストン機構10、10の各々は、交差角度θを維持すると共に、第1偏心部16および第2偏心部17を共用して同一のクランク軸偏心部18に組み付けられている。
クランク軸偏心部18は、相対的に180°の位相差で軸方向に連続して設けられる第1偏心部16および第2偏心部17から構成されている。このときの第1および第2偏心部16および17は、前述したクランク軸偏心部8の第1および第2偏心部6および7の略倍の長さを有して形成されている。
そして、2個のピストン機構10、10の内、一のピストン機構10は、構成要素としての第1ピストン11をクランク軸偏心部18の第1偏心部16の上側部分に連結させると共に、その第2ピストン12を同一のクランク軸偏心部18の第2偏心部17の上側部分に連結させることによって軸線Aに沿って組み付けられており、他のピストン機構10は、構成要素としての第1ピストン11を前記した同一のクランク軸偏心部18の第1偏心部16の下側部分に連結させると共に、その第2ピストン12を前記した同一のクランク軸偏心部18の第2偏心部17の下側部分に連結させることによって軸線Bに沿って組み付けられ、かつ一のピストン機構10に対して相互に干渉を避けることのできる交差角θを少なくとも維持して交差するように組み付けられている。
このように構成された圧縮機2は、複数個のピストン機構10、10を、第1偏心部16および第2偏心部17を共用して同一のクランク軸偏心部18に組み付けるようにしたので、クランク軸偏心部18を構成するクランクウエブ45の設置個数を削減することができる。例えば、圧縮機1と圧縮機2は、同数のピストン機構10を設置しているにも拘わらず、クランクウエブ45の設置個数は、圧縮機1が5個(図1(b))であるのに対して、圧縮機2が3個(図2(b))であり、圧縮機2は、圧縮機1に比べてクランク機構5の簡略化を図ることができる。
その上、圧縮機2は、圧縮機1と同様にクランク軸9を必要最小限の長さを有して構成することができると共に、2個のピストン機構10、10が水平対向型配置構成を維持したまま適正に組み付けることができ、これにより駆動時の低振動を確保することができると共に、装置の小型化および低コスト化をも図ることができる。
図3(a)、(b)は、本発明の第3実施形態としての4気筒往復圧縮機3を示す。この圧縮機3は、2個のピストン機構10、10の各第2ピストン12、12を共通の第2偏心部7に連結した点が異なるだけで、他の構成は前述した圧縮機1と同様に構成されている。
すなわち、圧縮機3におけるクランク機構5は、クランク軸偏心部24を、第1偏心部21および第2偏心部22のいずれか一方を共通にして軸方向に少なくとも2個連続して設けたクランク軸9を備えて構成されており、複数個のピストン機構10、10の各々は、交差角度θを維持してクランク軸偏心部24毎に組み付けられている。
本実施形態では、クランク軸9は、軸回りに180°の位相差を有して軸方向に連続して順次設けられる第1偏心部21、第2偏心部22、および第1偏心部21を備えて構成されており、クランク軸偏心部24は、第2偏心部22を共通にして、軸方向に2個連続して設けられている。単位クランク軸偏心部24は、第1偏心部21と、第2偏心部22とで構成されている。このとき第2偏心部22は、第1偏心部21の略倍の長さを有して形成されている。
そして2個のピストン機構10、10は、その内の一のピストン機構10を構成する第1ピストン11が上側の第1偏心部21に、第2ピストン12が第2偏心部22の上側部分にそれぞれ連接棒13および14を介して軸線Aに沿って結合されると共に、他のピストン機構10を構成する第1ピストン11が下側の第1偏心部21に、第2ピストン12が第2偏心部22の下側部分にそれぞれ連接棒13および14を介して軸線Bに沿って結合され、かつ一のピストン機構10と他のピストン機構10とが交差角度θを維持して交差するように組み付けられている。
このように構成された圧縮機3は、クランク軸偏心部24を、第2偏心部22を共通にして軸方向に2個連続して設けたので、共通にした偏心部(第2偏心部22)間のクランクウエブ45を省略することができ、これによりクランク軸偏心部24を構成するクランクウエブ45の設置個数を削減することができる。因みに、圧縮機1では、クランクウエブ45を5個要するが、圧縮機3では、クランクウエブ45が4個で足りるので、クランク機構5の簡略化を図ることができる。
その上、圧縮機3は、圧縮機1と同様にクランク軸9を必要最小限の長さを有して構成することができると共に、2個のピストン機構10、10が水平対向型配置構成を維持したまま適正に組み付けることができ、これにより駆動時の低振動を確保することができると共に、装置の小型化および低コスト化をも図ることができる。
図4は、第1実施形態をさらに具体化した4気筒往復圧縮機4を示す。この圧縮機4におけるクランク機構5は、クランク室25、クランク軸9、連接棒13,14、クランク軸9の主軸受26,27、第1偏心部6および第2偏心部7の偏心部軸受28および29、クロスヘッド30,31、および電動機15を有して大略構成されており、ピストン機構10を構成する第1および第2ピストン11および12は、シリンダ32、ピストン33、吸込弁および吐出し弁を備えた弁機構34を有して大略構成されている。なお、図4中、符号19は、クランク軸9に設けたキー溝である。
この圧縮機4も又、圧縮機1と同様の作用効果を奏することができることは云うまでもない。
また、本発明は、以上述べた4気筒の実施形態に限定されるものでなく、次のような実施形態も含むものである。
すなわち、各実施形態におけるクランク軸偏心部8、18、および24をそれぞれクランク軸9に沿って増設することにより、各実施形態に則った6気筒、8気筒等の多気筒往復圧縮機を容易に設計することができ、本発明はこれら多気筒往復圧縮機をも含むものである。
本発明の第1実施形態としての4気筒往復圧縮機で、(a)はその模式的平面図、(b)はその模式的側面図である。 本発明の第2実施形態としての4気筒往復圧縮機で、(a)はその模式的平面図、(b)はその模式的側面図である。 本発明の第3実施形態としての4気筒往復圧縮機で、(a)はその模式的平面図、(b)はその模式的側面図である。 本発明の第1実施形態をさらに具体化した4気筒往復圧縮機で、(a)はその平面視断面図、(b)はその側面視断面図である。 従来の2気筒往復圧縮機で、(a)はその模式的平面図、(b)はその模式的側面図である。 従来の仮想4気筒往復圧縮機で、(a)はその模式的平面図、(b)はその模式的側面図である。 従来の4気筒往復圧縮機で、(a)はその模式的平面図、(b)はその模式的側面図である。
符号の説明
1、2、3、4 4気筒往復圧縮機
5 クランク機構
6、16、21 第1偏心部
7、17、22 第2偏心部
8、18、24 クランク軸偏心部
9 クランク軸
10 ピストン機構
11 第1ピストン(ピストン)
12 第2ピストン(ピストン)
θ 交差角度

Claims (4)

  1. クランク機構が、クランク軸回りに180°の位相差で設けられる第1偏心部および第2偏心部からなるクランク軸偏心部を、クランク軸の軸方向に沿って少なくとも1個備えて構成されると共に、前記第1偏心部および第2偏心部にそれぞれ連結されて水平対向型に配置される第1ピストンおよび第2ピストンからなるピストン機構が前記クランク機構に複数個連結されて構成されている多気筒往復圧縮機において、
    前記複数個のピストン機構は、隣接するピストン機構同士の干渉を少なくとも避けることができる交差角度を維持して交差するように前記クランク軸偏心部を介して組み付けられていることを特徴とする多気筒往復圧縮機。
  2. 請求項1記載の多気筒往復圧縮機であって、
    前記クランク機構は、前記クランク軸偏心部を、少なくとも2個軸方向に連続して設けたクランク軸を備えて構成されており、
    前記複数個のピストン機構の各々は、前記交差角度を維持して前記クランク軸偏心部毎に組み付けられていることを特徴とする多気筒往復圧縮機。
  3. 請求項1記載の多気筒往復圧縮機であって、
    前記クランク機構は、前記クランク軸偏心部を、少なくとも1個設けたクランク軸を備えて構成されており、
    前記複数個のピストン機構の各々は、前記交差角度を維持すると共に、前記第1偏心部および第2偏心部を共用して同一の前記クランク軸偏心部に組み付けられていることを特徴とする多気筒往復圧縮機。
  4. 請求項1記載の多気筒往復圧縮機であって、
    前記クランク機構は、前記クランク軸偏心部を、前記第1偏心部および第2偏心部のいずれか一方を共通にして軸方向に少なくとも2個連続して設けたクランク軸を備えて構成されており、
    前記複数個のピストン機構の各々は、前記交差角度を維持して前記クランク軸偏心部毎に組み付けられていることを特徴とする多気筒往復圧縮機。
JP2004185976A 2004-06-24 2004-06-24 多気筒往復圧縮機 Pending JP2006009636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004185976A JP2006009636A (ja) 2004-06-24 2004-06-24 多気筒往復圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004185976A JP2006009636A (ja) 2004-06-24 2004-06-24 多気筒往復圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006009636A true JP2006009636A (ja) 2006-01-12

Family

ID=35777158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004185976A Pending JP2006009636A (ja) 2004-06-24 2004-06-24 多気筒往復圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006009636A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019235A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Terumo Corp コンプレッサ及びこれを用いた酸素濃縮装置
CN103437973A (zh) * 2013-09-18 2013-12-11 安徽华晶机械股份有限公司 立式星型高压空压机
CN104033356A (zh) * 2013-03-06 2014-09-10 科沃斯机器人科技(苏州)有限公司 曲轴式真空气泵及其擦玻璃装置
CN104234967A (zh) * 2014-05-08 2014-12-24 黄荣嵘 臂杆活塞联动式空气压缩机
CN105545669A (zh) * 2016-02-26 2016-05-04 四川空分设备(集团)有限责任公司 一种集成式空气压缩机
CN114856958A (zh) * 2022-05-17 2022-08-05 国网江苏省电力有限公司超高压分公司 变电站高压带电设备可移动式智能降温系统的制冷压缩机

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019235A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Terumo Corp コンプレッサ及びこれを用いた酸素濃縮装置
CN102099579A (zh) * 2008-07-14 2011-06-15 泰尔茂株式会社 压缩机以及使用该压缩机的氧气浓缩装置
CN104033356A (zh) * 2013-03-06 2014-09-10 科沃斯机器人科技(苏州)有限公司 曲轴式真空气泵及其擦玻璃装置
WO2014135099A1 (zh) * 2013-03-06 2014-09-12 科沃斯机器人科技(苏州)有限公司 曲轴式真空气泵及其擦玻璃装置
CN103437973A (zh) * 2013-09-18 2013-12-11 安徽华晶机械股份有限公司 立式星型高压空压机
CN104234967A (zh) * 2014-05-08 2014-12-24 黄荣嵘 臂杆活塞联动式空气压缩机
CN105545669A (zh) * 2016-02-26 2016-05-04 四川空分设备(集团)有限责任公司 一种集成式空气压缩机
CN114856958A (zh) * 2022-05-17 2022-08-05 国网江苏省电力有限公司超高压分公司 变电站高压带电设备可移动式智能降温系统的制冷压缩机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5735632B2 (ja) 改善された質量均等化を有する往復ピストン・エンジン
WO2008010490A1 (fr) MOTEUR ALTERNATIF cycloïdAL ET POMPE EMPLOYANT CE MÉCANISME DE VILEBREQUIN
JPWO2016139751A1 (ja) Xy分離クランク機構を備えた駆動装置
JP5753343B2 (ja) 遊星歯車複偏心盤を用いた2気筒1クランクピン型多気筒サイクロイド往復動機関
JP2006009636A (ja) 多気筒往復圧縮機
WO2015010443A1 (zh) 一种新型内燃机的水平对置活塞、圆缺口曲柄、曲轴及水平对置缸体
JP2008045516A (ja) 低振動の内燃機関又は圧縮装置
JP2003343541A (ja) クランクシャフト及びエンジン
JP5571358B2 (ja) 内燃機関におけるバランス装置
JP6276753B2 (ja) 多角形振動ピストンエンジン
JP4207974B2 (ja) 可変圧縮比内燃機関
JP3626018B2 (ja) 直線往復2移動体の直結型クランク装置
JP2010169045A (ja) 多気筒内燃機関におけるバランス装置
JP2009281458A (ja) バランサ装置を備える内燃機関
JP2009275552A (ja) リンク式ストローク可変エンジン
JP5014321B2 (ja) 内燃機関におけるバランス装置
US7117781B2 (en) Piston balancing system
JP2004044776A (ja) ピン連結構造
JP4822183B2 (ja) ストローク特性可変エンジン
JP2010116974A (ja) 内燃機関
JP4591079B2 (ja) 内燃機関のクランク機構
JP2010203518A (ja) クランクシャフト構造
JP2008309115A (ja) 回転・往復動装置
JP2009121540A (ja) クランク装置
JP2015151902A (ja) 等角等方配置型レシプロエンジン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091208