JP2010116974A - 内燃機関 - Google Patents

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JP2010116974A JP2008290102A JP2008290102A JP2010116974A JP 2010116974 A JP2010116974 A JP 2010116974A JP 2008290102 A JP2008290102 A JP 2008290102A JP 2008290102 A JP2008290102 A JP 2008290102A JP 2010116974 A JP2010116974 A JP 2010116974A
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Tomoko Tofukuji
智子 東福寺
Shintaro Uchiumi
慎太郎 内海
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Abstract

【課題】本発明は、燃焼室用ピストンと対向して運動する複数のバランサ用ピストンを備えた内燃機関において、全長の短縮、および、重量の軽減を図る。
【解決手段】内燃機関10は、燃焼室用のピストン12a,12bと、ピストン12a,12bが接続されるクランクシャフト16と、ピストン12a,12bと対向して運動する複数のバランサ用ピストン18a,18bと、複数のバランサ用ピストン18a,18bを一括してクランクシャフト16に連結するコネクティングロッド20とを備える。コネクティングロッド20は、バランサ用ピストン18a,18bがそれぞれ連結される複数の小端部と、クランクシャフト16が備えるクランクピンと連結される単一の大端部22とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に関する。
特表2000−507670号公報の図1〜図5等には、コンロッド14によってクランクシャフト18に連結された燃焼室用の二つのピストン12と対向した位置に、二つのバランスアーム32a,32bを備えたエンジンが開示されている。各バランスアーム32a,32bは、それぞれ、ベアリング34によりクランクケースに連結され、揺動可能になっている。各バランスアーム32a,32bは、それぞれ、別個のコンロッド26を介して、クランクシャフト18に連結されている。なお、上記の符号は、上記公報における符号である。
特表2000−507670号公報
上記公報に開示された従来のエンジンには、次のような問題がある。
(1)クランクシャフト18には、燃焼室用の二つのピストン12を連結するための二つのクランクピンに加えて、二つのバランスアーム32a,32bを連結するための二つのクランクピンを更に設ける必要がある。このため、クランクシャフト18の全長が長くなり、ひいてはエンジンの全長が長くなる。また、クランクシャフトやエンジンの重量も増大する。
(2)燃焼室用の二つのピストン12を連結するための二つのコンロッド14に加えて、二つのバランスアーム32a,32bを連結するための二つのコンロッド26を設ける必要がある。このため、コンロッドの数が多くなるので、重量が増大するとともに、部品点数が増え、製造コストが増大する。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、燃焼室用ピストンと対向して運動する複数のバランサ用ピストンを備えた内燃機関において、全長を短縮でき、且つ、重量軽減が図れる内燃機関を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関であって、
燃焼室用ピストンと、
前記燃焼室用ピストンが接続されるクランクシャフトと、
前記燃焼室用ピストンと対向して運動する複数のバランサ用ピストンと、
前記複数のバランサ用ピストンを一括して前記クランクシャフトに連結するコネクティングロッドと、
を備え、
前記コネクティングロッドは、前記各バランサ用ピストンが連結される複数の小端部と、前記クランクシャフトが備えるクランクピンと連結される単一の大端部とを有することを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記複数のバランサ用ピストンを一括して保持するシリンダライナを備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、燃焼室用ピストンと対向して運動する複数のバランサ用ピストンを備えた内燃機関において、各バランサ用ピストンが連結される複数の小端部と、単一の大端部とを有するコネクティングロッドを用いて、複数のバランサ用ピストンを一括してクランクシャフトに連結することができる。上記コネクティングロッドによれば、複数のバランサ用ピストンをクランクシャフトに連結するためのクランクピンは、一箇所だけ設ければよい。このため、各バランサ用ピストンを個別のコネクティングロッドによってクランクシャフトに連結する場合と比べて、クランクシャフトの全長を短縮することができ、ひいては内燃機関の全長も短縮できる。また、クランクシャフトやエンジンの重量も軽減できる。更に、コネクティングロッドについても、本数を削減できるので、重量を軽減できる。これらにより、軽量化が図れ、また、熱容量も低減することができる。なお、第1の発明と異なり、バランサ用ピストンを1個だけ設ける構成も考えられるが、その場合には、十分な慣性質量を確保することが困難で、振動を十分に低減しにくいという問題がある。また、バランサ用ピストンを1個だけにした場合に、十分な慣性質量を確保しようとすると、バランサ用ピストンが大型化するので、エンジンの全高が高くなるという問題がある。これに対し、第1の発明によれば、複数に分割したバランサ用ピストンを用いることにより、十分な慣性質量を確保しつつ、エンジンの全高を低く抑えることができる。
第2の発明によれば、複数のバランサ用ピストンを一括して保持するシリンダライナを備えたことにより、各バランサ用ピストンに対して個別のシリンダライナを用いる場合と比べて、軽量化および熱容量低減が図れる。また、シリンダライナの真円仕上げが不要となり、製造が容易となる。また、バランサ用ピストンの形状の自由度が大きくなり、円形断面以外のものであっても容易に実現可能となる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の内燃機関を示す側面図である。なお、図1では、ピストンおよびクランクシャフトのみを描いており、シリンダブロックやクランクケース等については図示を省略している。
図1に示す本実施形態の内燃機関10は、直列2気筒型である。すなわち、内燃機関10は、燃焼室用の二つのピストン12a,12bを備えている。両ピストン12a,12bは、それぞれ、コネクティングロッド14a,14bを介して、クランクシャフト16に連結されている。
両ピストン12a,12bは、クランクシャフト16に対し、同位相で連結されている。すなわち、両ピストン12a,12bは、常に同方向に往復動する。
内燃機関10は、両ピストン12a,12bと対向して運動する二つのバランサ用ピストン18a,18bを備えている。両バランサ用ピストン18a,18bは、単一のコネクティングロッド20により、一括してクランクシャフト16に連結されている。バランサ用ピストン18a,18bは、ピストン12a,12bに対し常に反対方向に往復動する。これにより、ピストン12a,12bによる振動を低減することができる。
図2は、コネクティングロッド20の斜視図である。図2に示すように、コネクティングロッド20は、二つの小端部21a,21bと、単一の大端部22とを有している。すなわち、コネクティングロッド20は、小端部側が二又に分かれた形状をなしている。小端部21a,21bには、バランサ用ピストン18a,18bがそれぞれ連結される。大端部22は、クランクシャフト16のクランクピンに連結される。
内燃機関10では、このようなコネクティングロッド20を用いたことにより、二つのバランサ用ピストン18a,18bを一つのコネクティングロッド20によってクランクシャフト16に連結することができる。よって、クランクシャフト16には、バランサ用ピストン18a,18bのためのクランクピンを一箇所だけ設ければよい。このため、2本のコネクティングロッドを用いる場合と比べて、クランクシャフト16の全長を短縮することができ、ひいては内燃機関10の全長も短縮できる。
また、クランクシャフト16の全長を短縮することができるので、クランクシャフト16や内燃機関10全体の重量も軽減できる。また、コネクティングロッド20は、2本のコネクティングロッドを用いる場合よりも、重量を軽減できる。これらにより、軽量化が図れ、また、熱容量も低減することができる。また、部品点数を削減することもできる。
なお、本発明と異なり、バランサ用ピストンを1個だけ設ける構成も考えられるが、その場合には、十分な慣性質量を確保することが困難で、振動を十分に低減しにくいという問題がある。また、バランサ用ピストンを1個だけにした場合に、十分な慣性質量を確保しようとすると、バランサ用ピストンが大型化するので、エンジンの全高が高くなるという問題がある。
これに対し、本発明によれば、二つに分割したバランサ用ピストン18a,18bを設けたことにより、十分な慣性質量を確保しつつ、エンジンの全高を低く抑えることができる。
図3は、バランサ用ピストン18a,18bと、そのシリンダライナ24とを示す断面図である。図3に示すように、シリンダライナ24は、楕円形の断面形状を有しており、両バランサ用ピストン18a,18bを一括して保持している。
このように、両バランサ用ピストン18a,18bのシリンダライナを一体化することにより、軽量化および熱容量低減が図れる。また、シリンダライナの真円仕上げが不要となり、製造が容易となる。また、バランサ用ピストン18a,18bの形状の自由度が大きくなり、円形断面以外のものであっても容易に実現可能となる。
なお、バランサ用ピストン18a,18bは、作動ガスの圧縮等を行うものではないため、シリンダライナ24のように、ボア間が省略されていても、問題はない。
図4は、バランサ用ピストン18a,18bのシリンダライナの他の例を示す断面図である。図4に示す例では、シリンダライナ26,28が両バランサ用ピストン18a,18bを一括して保持しているが、荷重の大きいスラスト側を保持するシリンダライナ26と、反スラスト側を保持するシリンダライナ28とに分割されている。このような構成の場合であっても、上述した図3の場合と同様の効果が得られる。
本発明の実施の形態1の内燃機関を示す側面図である。 コネクティングロッドの斜視図である。 バランサ用ピストンと、そのシリンダライナとを示す断面図である。 バランサ用ピストンのシリンダライナの他の例を示す断面図である。
符号の説明
10 内燃機関
12a,12b ピストン
14a,14b コネクティングロッド
16 クランクシャフト
18a,18b バランサ用ピストン
20 コネクティングロッド
21a,21b 小端部
22 大端部
24,26,28 シリンダライナ

Claims (2)

  1. 燃焼室用ピストンと、
    前記燃焼室用ピストンが接続されるクランクシャフトと、
    前記燃焼室用ピストンと対向して運動する複数のバランサ用ピストンと、
    前記複数のバランサ用ピストンを一括して前記クランクシャフトに連結するコネクティングロッドと、
    を備え、
    前記コネクティングロッドは、前記各バランサ用ピストンが連結される複数の小端部と、前記クランクシャフトが備えるクランクピンと連結される単一の大端部とを有することを特徴とする内燃機関。
  2. 前記複数のバランサ用ピストンを一括して保持するシリンダライナを備えることを特徴とする請求項1記載の内燃機関。
JP2008290102A 2008-11-12 2008-11-12 内燃機関 Pending JP2010116974A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102635625A (zh) * 2011-02-11 2012-08-15 环保汽车国际公司 拉杆与轴颈的连接
KR101382314B1 (ko) * 2012-12-27 2014-04-08 현대자동차 주식회사 자동차의 엔진
CN106499438A (zh) * 2015-09-06 2017-03-15 上海汽车集团股份有限公司 活塞运动系统

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