JP2006009411A - 調整ストライク - Google Patents

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Abstract

【課題】 扉のラッチ出没面とストライク板との隙間すなわちラッチボルトの進退方向である前後方向の係合長さ間隔を調整する三次元的調整可能な調整ストライクを提供する。
【解決手段】 ストライクボックス2内に、ラッチボルトおよび/またはデッドボルトが正面から見て前後方向に移動して係脱可能な係合部4aを有する調整フレーム4を前後方向に移動可能に備え、この調整フレーム4をストライクボックス2正面のストライク板3正面における開口部3aから前後方向に進退して適宜前出可能にのぞかせ、且つ、調整フレーム4にストライク板3正面側から操作可能な前後スライド調整具5を、当該前後スライド調整具5で調整フレーム4を適宜の前出程度に調整可能に連繋してある。
【選択図】 図5

Description

本発明は、框すなわち扉枠に扉錠と対向して配設されて、扉錠のラッチボルトが係脱する調整ストライクに関する。
一般にラッチが係脱するストライクは、扉側のラッチボルトを誘導する建築躯体側の扉枠内面部に添接状のストライク板と、扉枠内面部に埋設されるストライクボックスで構成されているが、近年、例えば特許文献1に記載されているように、ラッチボルトが係脱するストライクボックス内の調整フレームを正面から見て左右方向(扉の厚さ方向)に移動可能にした調整ストライクが主流となっている。この調整ストライクの特徴は、調整フレームを左右方向に移動調整可能にすることで、扉を閉めた時における扉のがたつきを防止しようとしているものである。かかる扉のがたつきは、扉枠側の戸当たり部と扉との隙間間隔およびラッチボルトと調整フレームの係合部との隙間間隔によって生じもので、この隙間間隔が大きいほどがたつきが酷くなり、適正であればがたつきがなく、しかも、係合部にラッチボルトが確実且つ円滑に係脱し得ることになる。
このように、従来の調整ストライクは、扉の閉鎖時におけるがたつきを調整することができる。
ところで、扉を吊持する蝶番の摩耗や取付けネジの緩み等によって、扉の傾きや、扉枠の歪と傾き等によって、扉におけるラッチが進退するラッチ出没面部とストライク板との隙間が広くなることがある。このような場合には、係合部に対するラッチボルトの係合長さ寸法が短くなることによる係合長さ不足になり、施錠しても外部から悪意をもって開けられてしまうトラブルが発生している。
また、従来の調整ストライクは、扉閉時における扉のがたつきを抑えるため、ラッチボルトを調整フレームの係合部に隙間なく係合するように調整する際に、ストライクボックス内の底部の調整ネジをドライバー等の工具で少しずつ係合具合を見ながら廻し操作するので、ラッチボルトが係合部から外れた状態すなわち扉が開いた状態でなければ調整操作をできない。そのため、扉を閉じてがたつきの確認をし、扉を開いて調整操作をすることになり、扉を何度も開け閉めして調整操作することになって作業が非常に面倒である。さらに、調整ネジを廻しすぎると調整フレームの移動量が多くなってラッチボルトが係合部に係合できなくなることもあり、素人では調整するのが難しく苦慮している。
さらに又、ラッチボルトとストライク板との当たり音が大きく苦情もあった。
このように、従来の調整ストライクではがたつきという左右方向の動きの二次元的調整はできても、扉のラッチ出没面とストライク板との隙間すなわちラッチボルトの進退方向である前後方向の係合長さ間隔を調整する三次元的調整はできなかった。
特開2003−82890
解決しようとする課題は、第1には、扉のラッチ出没面とストライク板との隙間すなわちラッチボルトの進退方向である前後方向の係合長さ間隔を調整する三次元的調整可能な調整ストライクを、第2には、さらに、調整フレームの係合部に対するラッチボルトの係脱が円滑である調整ストライクを、第3には、さらに、ストライク板の被当接部に対するラッチボルトの衝突音が静かである調整ストライクを、第4には、さらに、扉のラッチ出没面とストライク板との間における上下の隙間間隔の狂いを修正可能である調整ストライクを、第5には、さらに、扉を閉じた状態で外部から扉のがたつきを修正可能である調整ストライクを、第6には、さらに、調整フレームの係合部に対するラッチボルトの係合角度を修正可能である調整ストライクを提供することを目的とするものである。
本発明は前記した課題を達成するため、以下の構成にしたことを特徴とする。
1.ストライクボックス内に、ラッチボルトおよび/またはデッドボルトが正面から見て前後方向に移動して係脱可能な係合部を有する調整フレームを前後方向に移動可能に備え、この調整フレームをストライクボックス正面のストライク板正面における開口部から前後方向に進退して適宜前出可能にのぞかせ、且つ、調整フレームにストライク板正面側から操作可能な前後スライド調整具を、当該前後スライド調整具で調整フレームを適宜の前出程度に調整可能に連繋してあることを特徴とする。
前後スライド調整具は、螺合している調整フレームをバネの弾発力に抗して前後方向に移動調整可能な前後スライド調整ネジであってもよいし、また、螺合している調整フレームを前後方向に移動調整可能な前後スライド調整ネジであってもよいし、さらに、バネで前方に付勢されている調整フレームを後方に押すことで前後方向に移動調整可能な前後スライド調整ネジであってもよく、また、これらに限定されず、調整フレームを前後方向に移動可能なものであればよい。
2.前記した1において、ラッチボルトの左右方向の移動軌道上におけるストライク板正面の板面部と調整フレームの開口縁部との間に、この板面部と開口縁部を段差なく橋渡しするガイド部を有していることを特徴とする。
ガイド部は、一端部をストライクボックス側あるいはストライク板側に左右方向にスライド可能に取付け、他端部を開口縁部に枢着してある態様のものであってもよいし、また、ガイド部の一端部をストライクボックス側あるいはストライク板側に枢着し、ガイド部の他端部を開口縁部に左右方向にスライド可能に取付けてある態様のものでもよい。このガイド部は、調整フレームの前後動作を妨げず、しかも、ラッチボルトをストライク板の板面部と調整フレームの開口縁部との間を直線的にスムーズに誘導し得るものであればよい。
3.前記した1または2において、ストライク板におけるラッチボルトが左右方向に横移動して衝突する被当接部に、当該衝撃を軽減する弾性部材製緩衝部を有していることを特徴とする。
弾性部材製緩衝部は、プラスチック等の多少の弾性を有する部材が望ましく、この緩衝部で被当接部を形成してもよいし、ガイド部の取付体を兼ねるようにしてもよい。
4.前記した1〜3のいずれかにおいて、調整フレームを、上下の前後スライド調整具で前後方向の適宜傾き角に調整可能にしてあることを特徴とする。
5.前記した1〜4のいずれかにおいて、調整フレームを、ストライク板あるいはストライクボックスの左面側または右面側もしくはストライク板正面側から操作可能な左右スライド調整要素で左右方向に適宜移動調整可能に形成してあることを特徴とする。
左右スライド調整要素は、バネで左右のいずれか一方に付勢されている調整フレームを他方へ押すことで左右方向に移動調整可能なネジタイプのものであってもよいし、調整フレームを左右方向に移動調整可能なネジタイプであってもよく、また、調整フレームを左右方向に移動調整可能なカムタイプのものであってもよい。但し、調整フレームの前後移動、前後方向の傾きを妨げるものであってはならない。
6.前記した1〜5のいずれかにおいて、調整フレームを、上下の左右スライド調整要素で左右方向の適宜傾き角に調整可能にしてあることを特徴とする。
A.請求項1により、扉のラッチ出没面とストライク板との隙間すなわちラッチボルトの進退方向である前後方向の係合長さ間隔を調整すなわち三次元的調整ができるので、長年の生活使用において変化する扉と框間の隙間増減に対応して調整フレームを前後に移動調整して、ラッチの係り具合を適正な係合長さに修正できる。
B.請求項2により、さらに、ガイド部に案内されてラッチボルトが調整フレームの開口縁部とストライク板との間を移動するので、調整フレームの係合部に対するラッチボルトの係脱が円滑である。
C.請求項3により、さらに、ストライク板の被当接部に対するラッチボルトの衝突が緩衝されるので、音の発生は弱くなって静かである。
D.請求項4により、さらに、上下の前後スライド調整具で調整フレームの前後方向の傾き角度を適宜調整でき、扉のラッチ出没面とストライク板との間における上下の隙間間隔の狂いを修正することができる。
E.請求項5により、さらに、左右スライド調整要素がストライクボックスあるいはストライク板の左面側または右面側から操作可能であるものでは、外部より調整フレームを左右方向に適宜移動調整でき、扉を閉じた状態で扉のがたつきを修正することができる。そして、左右スライド調整要素がストライク板正面側から操作可能であるものでは、扉を開けて調整フレームを左右方向に適宜移動調整でき、扉を開けた状態で扉のがたつきを修正することができる。
F.請求項6により、さらに、上下の調整要素で調整フレームの左右方向の傾き角度を適宜調整でき、調整フレームの係合部に対するラッチボルトの係合角度を適正に修正することができる。
図1〜図6には本発明の調整ストライクにおける実施の1形態を例示している。
調整ストライク1は、ストライクボックス2と、このボックス正面のストライク板3からなり、扉枠あるいは両開き扉の一方の扉に対し、共通の取付ネジで取り付けられる際に重合状態に重ね合わされて一体的に結合される。
ストライクボックス2は、正面が開口している収容部2a内に、調整フレーム4を前後方向および左右方向にそれぞれ移動可能に備えてある。
調整フレーム4は、正面から見てラッチボルトが前後方向に移動して係脱可能な係合部4aを有している。そして、調整フレーム4は、前後方向に進退操作することで、ストライク板3正面における開口部3aから前方へ適宜前出可能にしてあり、この調整フレーム4の前出程度は、ストライク板3正面側から操作可能な上下の前後スライド調整ネジ5を回し操作することで適宜調整可能にしてある。
かかる調整フレーム4の前後調整は、調整フレーム4における上下のネジ孔4bにそれぞれ螺合して且つ収容部2a内の背側の左右方向に沿う長孔状保持部2bに固定ネジ6で回転可能に保持した上下の前後スライド調整ネジ5をドライバー等で回し操作することにより可能にしてある。また調整フレーム4は、背後のバネ7で前方へ付勢することにより、調整フレーム4が適宜の前後調整位置に仮固定されるようにしてある。この前後スライド調整ネジ5の回し操作は、同ネジ5頭部と前後方向に一致するストライク板3正面の左右方向に沿う長孔3bを通して行なえるようにしてある。
すなわち、上下の前後スライド調整ネジ5を右回し操作することで調整フレーム4が前方へ移動して開口部3aから前出し、同調整ネジ5を左回し操作することで調整フレーム4が後方へ移動するようにしてある。
また、上下の前後スライド調整ネジ5の回し角度を違えることにより、調整フレーム4を前後方向の適宜前後傾き角aに調整可能にしてある。
そして、調整フレーム4の左右調整は、ストライクボックス2の左側面部2cにおけるガイド孔2d内のネジ孔8に螺合して且つバネ9で左方へ付勢されている調整フレーム4の左側面部4cに先端10aが当接している左右スライド調整ネジ10をドライバー等で回し操作することにより可能にしてある。また調整フレーム4は、バネ9で左方へ付勢することにより、調整フレーム4が適宜の左右調整位置に仮固定されるようにしてある。ネジ孔8は別部材たとえば硬質部材で形成してある。この左右スライド調整ネジ10の回し操作は、同ネジ10頭部と左右方向に一致するストライク板3左側面の孔3cを通して行なえるようにしてある。
すなわち、左右スライド調整ネジ10を右回し操作することで調整フレーム4がバネ9を押して右方へ移動し、同調整ネジ10を左回し操作することで調整フレーム4がバネ9に押されて左方へ移動するようにしてある。
さらに、ラッチボルトが左右方向に横移動して衝突するストライク板3左側面の被当接部3dには、当該衝撃を軽減する弾性部材製緩衝部11を配設してあると共に、この被当接部3dを形成している緩衝部11と調整フレーム4の開口縁部4dとの間には、被当接部3dと開口縁部4dを段差なく橋渡しするガイド部12を架設してあり、ラッチボルトが被当接部3dに当接した後にガイド部12を摺擦して開口縁部4dから係合部4aまで円滑に横移動して係合し、また、係合部4aとの係合状態から開口縁部4dを経てガイド部12を摺擦して被当接部3dまで円滑に横移動して係脱し得るようにしてある。
緩衝部11は、ストライクボックス2正面における左側面部2c側の凹部2eに嵌合して、ストライク板3の小開口部3eから正面側および左側面側に飛び出して、緩衝部11の係止凸部11aが凹部2eの被係止凹部2fに係止した状態にストライク板3で押し止めして一体的に固定してある。この緩衝部11の二股状部11bにおける左右方向に沿う長孔状軸受部11cにはガイド部12の左端を軸13で枢着し、ガイド部12が左右方向に移動および軸13回りに揺動可能に形成してある。
ガイド部12は右端を調整フレーム4の開口縁部4dに軸14で軸止して、ストライク板3正面の割り溝3fから正面側に飛び出し可能にしてあり、調整フレーム4の前後調整時および左右調整時にガイド部12が追動して調整フレーム4の前後移動および左右移動を妨げないようにしてある。
このように、長孔3bからドライバー等の工具で上下の前後スライド調整ネジ5を回し操作することにより、ストライク板3の開口部3aにおける調整フレーム4の前後位置すなわち前出程度を調整可能である(図1(B)および図2(B)(D)参照)。この際、調整フレーム4と左右スライド調整ネジ10は接触関係にあるが、左側面部4cが先端10aを摺擦することで、調整フレーム4の前出動作が妨げられることはない。
そして、孔3cからドライバー等の工具で左右スライド調整ネジ10を回し操作することにより、ストライク板3の開口部3aにおける調整フレーム4の左右位置を調整可能である(図2(A)〜(D)および図3参照)。この際、上下の前後スライド調整ネジ5が長孔状保持部2bに沿い左右に移動することで、調整フレーム4の左右動作が妨げられることはない。
また、上下の前後スライド調整ネジ5の回し角度を適宜違えることにより、調整フレーム4を前後方向の適宜前後傾き角aに調整することが可能である(図4参照)。
図7〜図10には本発明の調整ストライクにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
調整フレーム4の左右調整は、ストライクボックス2の左側面部2cにおける上下のガイド孔2d内のネジ孔8に螺合して且つ上下のバネ9で左方へ付勢されている調整フレーム4の左側面部4cに先端10aが当接している上下の左右スライド調整ネジ10をドライバー等で回し操作することにより可能にしてある。また調整フレーム4は、上下のバネ9で左方へ付勢することにより、調整フレーム4が適宜の左右調整位置に仮固定されるようにしてある。上下のネジ孔8は別部材たとえば硬質部材で形成してある。この上下の左右スライド調整ネジ10の回し操作は、同ネジ10頭部と左右方向に一致するストライク板3左側面の上下の孔3cを通して個々に行なえるようにしてある。
すなわち、上下の左右スライド調整ネジ10をそれぞれ右回し操作することで調整フレーム4がバネ9を押して右方へ移動し、同調整ネジ10をそれぞれ左回し操作することで調整フレーム4がバネ9に押されて左方へ移動するようにしてある。
また、上下の左右スライド調整ネジ10の回し角度を違えることにより、調整フレーム4を左右方向の適宜左右傾き角bに調整可能にしてある。
このように、長孔3bからドライバー等の工具で上下の前後スライド調整ネジ5を回し操作することにより、ストライク板3の開口部3aにおける調整フレーム4の前後位置すなわち前出程度を調整可能である(図7(B)および図8(B)(D)参照)。この際、調整フレーム4と左右スライド調整ネジ10は接触関係にあるが、左側面部4cが先端10aを摺擦することで、調整フレーム4の前出動作が妨げられることはない。
そして、孔3cからドライバー等の工具で上下の左右スライド調整ネジ10を回し操作することにより、ストライク板3の開口部3aにおける調整フレーム4の左右位置を調整可能である(図8(A)〜(D)参照)。この際、上下の前後スライド調整ネジ5が長孔状保持部2bに沿い左右に移動することで、調整フレーム4の左右動作が妨げられることはない。
また、上下の前後スライド調整ネジ5の回し角度を適宜違えることにより、調整フレーム4を前後方向の適宜前後傾き角aに調整することが可能である(図10参照)。さらに、上下の左右スライド調整ネジ10の回し角度を違えることにより、調整フレーム4を左右方向の適宜左右傾き角bに調整することが可能である。
図11〜図13には本発明の調整ストライクにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
調整フレーム4の左右調整は、調整フレーム4における係合部4a底の凹窪部4e内の左右スライド調整ピン18をドライバー等で回し操作することにより可能にしてある。
すなわち、左右スライド調整ピン18は凹窪部4e底の通孔4fを貫通して、収容部2a内のカム19と一体回転状に接続している。カム19は、収容部2aの左右内側面に摺擦可能に接触していて、左右スライド調整ピン18がドライバー等で回し操作されるのにともない、カム19が収容部2a内側面を摺擦しつつ回転し、このカム19における偏心位置の左右スライド調整ピン18の左右方向の変位幅を調整フレーム4の左右調整幅とすることで、調整フレーム4の左右位置を調整可能にしてある。
このように、長孔3bからドライバー等の工具で上下の前後スライド調整ネジ5を回し操作することにより、ストライク板3の開口部3aにおける調整フレーム4の前後位置すなわち前出程度を調整可能である。この際、カム19が収容部2a内側面を摺擦しつつ調整フレーム4とともに前後に移動することで、調整フレーム4の前後動作が妨げられることはない。
そして、ドライバー等の工具で係合部4a奥の左右スライド調整ピン18を回し操作することにより、ストライク板3の開口部3aにおける調整フレーム4の左右位置を調整可能である。この際、上下の前後スライド調整ネジ5が長孔状保持部2bに沿い左右に移動することで、調整フレーム4の左右動作が妨げられることはない。
また、上下の前後スライド調整ネジ5の回し角度を適宜違えることにより、調整フレーム4を前後方向の適宜前後傾き角aに調整することが可能である。
図14〜図15には本発明の調整ストライクにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
調整フレーム4の前出程度は、ストライク板3正面側から操作可能な中央の前後スライド調整ネジ5を回し操作することで適宜調整可能にしてある。
かかる調整フレーム4の前後調整は、調整フレーム4における係合部4a底の中央のネジ孔4bに螺合して且つ収容部2a内の背側の左右方向に沿う長孔状保持部2bに固定ネジ6で回転可能に保持した前後スライド調整ネジ5をドライバー等で回し操作することにより可能にしてある。また調整フレーム4は、背後のバネ7で前方へ付勢することにより、調整フレーム4が適宜の前後調整位置に仮固定されるようにしてある。
すなわち、係合部4a底の中央の前後スライド調整ネジ5を右回し操作することで調整フレーム4が前方へ移動して開口部3aから前出し、同調整ネジ5を左回し操作することで調整フレーム4が後方へ移動するようにしてある。
そして、調整フレーム4の左右調整は、左右スライド調整ネジ10を右回し操作することで調整フレーム4がバネ9を押して右方へ移動し、同調整ネジ10を左回し操作することで調整フレーム4がバネ9に押されて左方へ移動するようにしてある。
このように、ドライバー等の工具で係合部4a底の中央の前後スライド調整ネジ5を回し操作することにより、ストライク板3の開口部3aにおける調整フレーム4の前後位置すなわち前出程度を調整可能である。この際、調整フレーム4と左右スライド調整ネジ10は接触関係にあるが、左側面部4cが先端10aを摺擦することで、調整フレーム4の前出動作が妨げられることはない。
そして、孔3cからドライバー等の工具で左右スライド調整ネジ10を回し操作することにより、ストライク板3の開口部3aにおける調整フレーム4の左右位置を調整可能である。この際、上下の前後スライド調整ネジ5が長孔状保持部2bに沿い左右に移動することで、調整フレーム4の左右動作が妨げられることはない。
図16〜図17には本発明の調整ストライクにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
調整ストライク1は、左右スライド調整ネジ10による左右調整機能および左右傾き角調整機能を除いて構成してある。
調整フレーム4は、前後スライド調整ネジ5による前後位置調整および前後傾き角調整を可能にしてあり、長孔3bからドライバー等の工具で上下の前後スライド調整ネジ5を回し操作することによって、ストライク板3の開口部3aにおける調整フレーム4の前後位置すなわち前出程度を調整可能である(図16(B)および図17(B)参照)。また、上下の前後スライド調整ネジ5の回し角度を適宜違えることにより、調整フレーム4を前後方向の適宜前後傾き角aに調整することが可能である。
図18〜図19には本発明の調整ストライクにおける使用の1形態として、前記した図7の態様の調整ストライクを組み付けた使用例を示している。
調整ストライク1は、ストライクボックス2とストライク板3が重合した状態に、取付ネジ(図示せず)をストライクボックス2の通孔2gとストライク板3の通孔3gに通して扉枠15に取付固定してあり、調整フレーム4における係合部4aに扉16側のラッチボルト17が係脱可能にしてある。
これにより、係合部4aに対するラッチボルト17の係合深さが不足している場合、上下の前後スライド調整ネジ5を回し操作して、ストライク板3の開口部3aにおける調整フレーム4の前後位置すなわち前出程度を調整することで、適正な係合関係に修正できる。
そして、係合部4aに対してラッチボルト17のがたつきがある場合、上下の左右スライド調整ネジ10を回し操作して、ストライク板3の開口部3aにおける調整フレーム4の左右位置を調整することで、がたつきがないように修正できる。しかも、このがたつき修正は、扉枠15における外面15aから孔3cにドライバー等の工具を挿して左右スライド調整ネジ10を回し操作することによって、扉を閉じた状態でがたつきを修正できる。
さらに、扉16が図18の如く傾いた場合、上下の前後スライド調整ネジ5を適宜回し角度に回し操作することにより、調整フレーム4を前後方向の適宜前後傾き角aに調整することで、適正な係合関係に修正できる。
(A)は本発明の調整ストライクにおける実施の1形態を例示している縦断側面図、(B)は調整フレームが前出した状態の縦断側面図。 (A)は横断平面図、(B)は調整フレームが前出した状態の横断平面図、(C)は調整フレームが左方へ移動した状態の横断平面図、(D)は調整フレームが前出および左方へ移動した状態の横断平面図。 正面図。 左側面図。 斜視図。 分解斜視図。 (A)は本発明の調整ストライクにおける実施の他の1形態を例示している縦断側面図、(B)は調整フレームが前出した状態の縦断側面図。 (A)は横断平面図、(B)は調整フレームが前出した状態の横断平面図、(C)は調整フレームが左方へ移動した状態の横断平面図、(D)は調整フレームが前出および左方へ移動した状態の横断平面図。 正面図。 左側面図。 本発明の調整ストライクにおける実施の他の1形態を例示している縦断側面図。 横断平面図。 図12の(13)−(13)線に沿える縦断正面図。 本発明の調整ストライクにおける実施の他の1形態を例示している縦断側面図。 横断平面図。 (A)は本発明の調整ストライクにおける実施の他の1形態を例示している縦断側面図、(B)は調整フレームが前出した状態の縦断側面図。 (A)は横断平面図、(B)は調整フレームが前出した状態の横断平面図。 本発明の調整ストライクを組み付けた使用状態図。 (A)は扉を閉じる途中の横断平面図、(B)は扉を閉じてラッチボルトが調整フレームの係合部に係合した状態の横断平面図。
符号の説明
1 調整ストライク
2 ストライクボックス
2a 収容部
2b 長孔状保持部
2c 左側面部
2d ガイド孔
2e 凹部
2f 被係止凹部
2g、3g 通孔
3 ストライク板
3a 開口部
3b 長孔
3c 孔
3d 被当接部
3e 小開口部
3f 割り溝
4 調整フレーム
4a 係合部
4b ネジ孔
4c 左側面部
4d 開口縁部
4e 凹窪部
4f 通孔
5 前後スライド調整ネジ(前後スライド調整具)
6 固定ネジ
7、9 バネ
8 ネジ孔
10a 先端
10 左右スライド調整ネジ(左右スライド調整要素)
11 緩衝部
11a 係止凸部
11b 二股状部
11c 長孔状軸受部
12 ガイド部
13、14 軸
15 扉枠
15a 外面
16 扉
17 ラッチボルト
18 左右スライド調整ピン(左右スライド調整要素)
19 カム(左右スライド調整要素)
a 前後傾き角
b 左右傾き角

Claims (6)

  1. ストライクボックス内に、ラッチボルトおよび/またはデッドボルトが正面から見て前後方向に移動して係脱可能な係合部を有する調整フレームを前後方向に移動可能に備え、この調整フレームをストライクボックス正面のストライク板正面における開口部から前後方向に進退して適宜前出可能にのぞかせ、且つ、調整フレームにストライク板正面側から操作可能な前後スライド調整具を、当該前後スライド調整具で調整フレームを適宜の前出程度に調整可能に連繋してあることを特徴とする調整ストライク。
  2. ラッチボルトの左右方向の移動軌道上におけるストライク板正面の板面部と調整フレームの開口縁部との間に、この板面部と開口縁部を段差なく橋渡しするガイド部を有していることを特徴とする請求項1記載の調整ストライク。
  3. ストライク板におけるラッチボルトが左右方向に横移動して衝突する被当接部に、当該衝撃を軽減する弾性部材製緩衝部を有していることを特徴とする請求項1または2記載の調整ストライク。
  4. 調整フレームを、上下の前後スライド調整具で前後方向の適宜傾き角に調整可能にしてあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の調整ストライク。
  5. 調整フレームを、ストライク板あるいはストライクボックスの左面側または右面側もしくはストライク板正面側から操作可能な左右スライド調整要素で左右方向に適宜移動調整可能に形成してあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の調整ストライク。
  6. 調整フレームを、上下の左右スライド調整要素で左右方向の適宜傾き角に調整可能にしてあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の調整ストライク。
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