JP2006009274A - 外壁の改修方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タイルの割れが防止できるとともに作業性の高い外壁の改修方法を提供する。
【解決手段】既築建物の外壁に、タイルを貼り付けて改修する外壁の改修方法において、タイルを貼付ける下地を形成するため、樹脂、セメント、及び骨材を有する樹脂モルタル層を前記外壁の表面に形成する樹脂モルタル層形成工程と、前記樹脂モルタル層の上に、貼付け材を用いてタイルを貼付けるタイル貼付け工程とを含み、更には樹脂モルタル層の付着性を確保するため、前記樹脂モルタル層形成工程の前に、前記外壁の表面にプライマーを塗布するプライマー塗布工程を含むことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、既存の外壁表面にタイルを貼付けてリフォームする外壁の改修方法に関する。
表面を窯業系、金属系サイディング板で覆われた外壁、或いはモルタル下地にアクリルシリコン樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料などを用いて吹付け塗装した外壁は紫外線などにより経年的に劣化し、汚れを付着することから次第に外観を低下させ、塗膜に浮き、クラックなどが生じてくる。そこで、一定年数が経つと既存外壁の上を再塗装し、或いは新たなサイディング板で被覆するなどのリフォームが行われている。
また、建築の高意匠化、高耐久化の傾向から、タイル貼りに改修することも増加している。この場合には、図7に示すように、既存外壁aの上に粘着剤b、またはビス、釘などの固着具(図示せず)を用いてセメント押出し成形板などの中空板dを貼り付け、接着剤eを用いて中空板dの上にタイルfを貼付ける外壁の改修方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−97020号公報
しかしながら、前記改修方法では、例えば巾900mm程度の定尺寸法で形成された中空板dを外壁a上に連続的に貼付けてタイル下地面を形成するため、外壁aの表面に生じていた段差などの不陸により、中空板dの継ぎ目により形成される目地に新たな段差が生じる。従ってこの段差をパテなどで吸収しながらタイルfを貼付ける必要があるため施工に手間がかかり、しかも前記段差のため補修後に目地上を跨ぐタイルfが割れ易いという問題がある。
また、補修後の外壁は、タイルfに加えて前記中空板dの仕上厚さが増加し、開口部周縁など納まりが大きく変わるため、開口部サッシの取替その他の関連する工事が増えて工期、工事コストが増加する。
本発明は、タイルの下地として、樹脂モルタル層を前記外壁の表面に形成する樹脂モルタル層形成工程含むことを基本とし、仕上がりが見栄え良く、タイルの割れが防止できるとともに作業性の高い外壁の改修方法の提供を課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、既築建物の外壁に、タイルを貼り付けて改修する外壁の改修方法において、タイルを貼付ける下地を形成するため、樹脂、セメント、及び骨材を有する樹脂モルタル層を前記外壁の表面に形成する樹脂モルタル層形成工程と、前記樹脂モルタル層の上に、貼付け材を用いてタイルを貼付けるタイル貼付け工程とを含むことを特徴とする。
また請求項2に係る発明は、樹脂モルタル層の付着性を確保するため、前記樹脂モルタル層形成工程の前に、前記外壁の表面にプライマーを塗布するプライマー塗布工程を含み、請求項3に係る発明は、目地部、柱カバー取付部を含み、前記外壁に形成された段差における表面平滑性を高めるため、前記樹脂モルタル層の上に修正用の樹脂モルタル層を形成する段差修正工程を含むことを特徴とする。
また請求項4に係る発明は、前記樹脂モルタル層の上に、目地部、柱カバー取付部を含み、前記外壁に形成された接続箇所を覆うジョイントテープを貼付けるジョイントテープ貼付け工程を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の外壁の改修方法である。
請求項1に係る発明は、樹脂、セメント、及び骨材を有する樹脂モルタル層を前記外壁の表面に形成する樹脂モルタル層形成工程を含むため、この樹脂モルタル層により、壁の厚みを殆ど増すことなく既存建物の外壁の段差、不陸を均した平滑なタイル下地が形成される。その結果、タイル表面がフラットに仕上がるため見栄えが良く、貼り付けられたタイルに曲げ力がかかることがないためタイルの割れ、剥離が防止され、しかもタイル貼付け作業を効率的に行える。更に樹脂モルタルは付着性能が高いため、下地剥れに起因するタイル脱落を生じない。また既存建物の外壁が乾式工法の場合には、サイディング板相互が樹脂モルタル層で覆われて一体化するため、前記サイディング板間の目地の動きを抑制でき、この目地に跨るタイルのクラックが防止される。
請求項2に係る発明のように、樹脂モルタル層形成工程の前にプライマー塗布工程を行うと、樹脂モルタル層の付着性が更に高まって、タイル貼付け強度が向上し、また請求項3に係る発明のように、外壁に形成された段差に修正用の樹脂モルタル層を形成する段差修正工程を行うと、樹脂モルタル層で吸収しきれない段差を平滑化し、その上に貼り付けるタイルの割れが防止できるとともに仕上げの外観を高め、タイル貼付け作業の効率を向上できる。
また請求項4に係る発明のように、樹脂モルタル層の上に、外壁に形成された接続箇所を覆うジョイントテープを貼付けるジョイントテープ貼付け工程を行うと、目地部、柱カバー取付部などの接続箇所の動きを抑制し、その上に貼り付けられたタイルの割れ、脱落を防止できる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。本発明の外壁の改修方法は、既築建物の外壁Wに、タイルTを貼り付けて改修する方法であって、外壁Wの表面に樹脂モルタル層2を形成する樹脂モルタル層形成工程と、前記樹脂モルタル層2の上にタイルTを貼付けるタイル貼付け工程とを含む。更に本形態では、図1に示すように、これら工程に加え、外壁表面の前処理工程と、目地部処理工程と、プライマー塗布工程と、段差修正工程と、ジョイントテープ貼付け工程とを含む方法を例示している。
改修の対象とする外壁Wには、各種構造のものが含まれる。例えば、RC構造、鉄骨構造、木構造など建築構造による種類のほか、ラスモルタル下地吹付け塗装仕上に代表される湿式工法、又は窯業系、金属系その他のサイディング板、押出し成形セメント板、ALC板などを建築駆体に釘、ビス、金物で固着した乾式工法によるものなど各種外壁Wを対象とする。
本形態では、図2に示すように、矩形状をなす外周枠21aと、この外周枠21aの内側に架け渡された縦又は横の補強枠(図示せず)とかなるパネルフレーム21の両面に、外縁部が前記外周枠21aの外周部と略整一に揃う表面材22を貼着して形成される外壁パネル23を、左右に連続させ、柱24aを含む建築躯体24に固着して構成されたパネル工法の外壁Wを例示している。ただし、本発明の外壁の改修方法は、これ以外の前記各種外壁Wの改修にも採用できる。なお前記表面材22は、屋外側に窯業系、金属系その他のサイディング板を用いた外装板22Aが配され、屋内側は、石膏ボード、合板などの内装下地板22Bが配されるとともに樹脂シート、織物、紙などを用いた壁紙、化粧合板その他で仕上される。
また、前記外壁パネル23、23の接続部には、縦方向の目地溝28を形成するとともにアクリル系、変性シリコーン系、ウレタン系などのシーリング材を充填した目地部3が形成され水密性を確保している。
前記柱24aの屋外側には、この柱24aを覆って縦に延びる帯板状の柱カバー25が取付けられる。この柱カバー25と左右の外壁パネル23、23の間には、前記と同様の目地部3、3が形成され、柱カバー25、及び目地部3を含む柱カバー取付部4が形成される。
以下外壁の改修方法を、順次説明する。前記外壁表面の前処理工程では、長年の表面の汚れ、藻、コケ、カビを洗い流すため、外壁W表面を水で洗浄する。北側や日陰など、カビ、藻など微生物汚染が著しい箇所には、洗浄剤殺菌剤を併用して防カビ処理を行う。そして洗浄後は、1日以上の乾燥養生期間を設ける。前記洗浄は、コンプレッサを用い1.2〜1.5 kPa程度の高圧水を噴射して行う高圧洗浄が効率的である。しかし外壁Wに透水の恐れがある場合などは、高圧洗浄機を用いず、散水しながらブラッシングして洗浄することもよい。また、塗膜に、粉化、浮き、割れ、剥れなどがある場合には、サンダーがけ、ケレン処理等により脆弱化した塗膜を除去する。
次の目地部処理工程は、前記目地部3に充填されたシーリング材を点検し、紫外線、雨水、温度変化等による劣化が認められた場合に行う。シーリング材を打ち替える時には、ヘラなどを用いて目地溝から既存シーリング材を取除き、充填箇所の汚れ、ほこり、離型剤、水などを除去したあと、目地深さ調節、三面接着防止のため、目地巾より20%程度広いバックアップ材を目地底に圧入し装填する。このバックアップ材は、高発泡ポリエチレンを押出し成形されたものを用いることができる。次に目地溝両側の外壁面にマスキングテープを貼るとともにシーリング用のプライマーを塗布したあと、ノズルを目地幅に合わせて切断したカートリッジを用い、シーリング材を目地溝に気泡、隙間を生じることなく充填する。必要により、ヘラ等を用いてシーリング材表面を平滑に仕上げ、マスキングテープを除去する。なお、シーリング材を打ち替えしない場合には、n- ヘキサン、各種アルコールを用いて、その表面の汚れ、付着物その他の異物を拭きとり、洗浄する。
次に前記プライマー塗布工程では、塗布ローラ、ハケなどを用いて、プライマーを前記柱カバー25を含めた外壁Wの全表面に均一塗布する。プライマーは、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等を含む溶剤系プライマー、又はアクリル樹脂、塩化ゴム等を含む水系プライマーを用いることができ、本形態では、例えば10〜30重量%程度のポリウレタン樹脂を含む溶剤系プライマーを用いる。プライマーの塗布量は、0.1〜0.45kg/m2 、好ましくは0.15〜0.25kg/m2 の範囲が望ましい。0.1kg/m2 未満では付着力改善の効果が乏しく、逆に0.45kg/m2 を超えると塗布量が過剰となる。
なお既存塗膜が、リシン吹付け塗装などにより形成され比較的接着性が高い場合には、プライマー塗布を省くことができる。逆にフッ素樹脂塗料、金属アルコキシド系無機塗料などの耐汚染性に優れるが被接着性が低い塗料を使用している場合には、プライマー塗布工程は必須である。このようなプライマー層により樹脂モルタルの付着性が高まり、その上に貼付けられるタイルが強固に固着される。
次の樹脂モルタル層形成工程では、図3に示すように、樹脂と、セメントと、骨材とを含み、これに水を加え混錬した樹脂モルタルを、タイルTを貼り付ける外壁W上全体に均一厚さに塗り上げて樹脂モルタル層2を形成する。樹脂モルタルの所要量は、例えば0.4〜6.5kg/m2 程度の範囲である。0.4kg/m2 未満では、樹脂モルタル層2の厚さが不足して既存外壁Wの凹凸が下地表面に残るとともに、乾式工法の場合に前記目地部3の動きを抑制できず、タイルが割れる可能性がある。逆に6.5kg/m2 を超えると樹脂モルタル層2が過剰となり施工性を低下させるうえ、外壁厚さの増加により、開口部周縁などの納まりを変化させ、開口部サッシの取替など工期、工事コストが増加する。
前記樹脂モルタル層の平均厚さは、更に詳しくは既存建物の外壁Wの仕上仕様により好適な範囲が異なる。即ち、小スタッコ柄、ゆず肌模様などの小さな凹凸模様で塗装された窯業系、金属系のサイディングボードの外壁Wには、0.4〜1.5kg/m2 程度の樹脂モルタルを用いて比較的薄く形成する。一方モルタル下地、サイディング下地に、弾性塗料その他を用いて、リシン状模様、スタッコ模様などの厚吹き塗装、或いはパターンローラー仕上した外壁Wには、1.8〜6.5kg/m2 程度の樹脂モルタルを用い、出入のある凹凸模様を均すために比較的厚く形成される。
また前記樹脂モルタル層形成工程を、0.4〜1.5kg/m2 程度の樹脂モルタルを用いて比較的薄い下の樹脂モルタル層2Uを形成する工程と、1.8〜5.0kg/m2 程度の樹脂モルタルを用いて比較的厚い上の樹脂モルタル層2Dを形成する工程との二工程に分けて施工し、上下の樹脂モルタル層2U、2Dを積層形成すると、外壁W上の凹凸、段差などの不陸が確実に平滑化される点で好ましい。
なお樹脂モルタル層2の厚さが比較的薄い場合は、建築吹付ガン器(ジュラクガン、万能ガン)で樹脂モルタルを吹付けるほか、塗布ローラ、刷毛塗りなどを用いて施工し、又厚い樹脂モルタル層2の場合には、金コテで押えて仕上げる。
前記樹脂には、アクリル樹脂系エマルション、エチレン酢ビ共重合エマルジョン、EVAエマルション、エポキシ樹脂などを用い、その含有量は例えば17〜36重量%程度の範囲である。また前記セメントは、ポルトランドセメント、混和セメント、特殊セメントなどが用いられ、その含有量は例えば30〜65重量%程度の範囲である。前記骨材は、パーライト、バーミキュライト(ひる石)、天然砂、珪砂、再生骨材、軽量発泡骨材などが用いられ、その含有量は例えば12〜27重量%程度の範囲である。樹脂モルタルには、この他各種すさ、ガラス繊維その他の補強材、ベンガラ(弁柄)、酸化黄、群青(ウルトラマリン)、油煙、松煙などの顔料、亀裂防止剤、混和材、減水剤、防水剤など添加剤が混合される。
また樹脂モルタルの配合材料は、セメントに骨材その他を配合した主材と、エマルジョン樹脂に添加剤を加えた混和液との二種類に分け、これらに清水を加え混錬することにより樹脂モルタルを作成すると、取扱いが簡単でかつ正確に配合できる点で好ましい。なおこの種樹脂モルタル材料としては、例えば、恒和化学工業株式会社製セメンシャス#2000(登録商標)、リマモル#70(登録商標)、エスケー化研株式会社製ミラクファンドKC−3000(登録商標)、菊水化学工業株式会社製キクスイカチオンフィラー(登録商標)などを好適に使用することができる。
経年変化により、既存の外壁Wの目地部3、柱カバー取付部4その他において、段差の発生が多く見受けられる。このような場合で、前記樹脂モルタル層2により段差が吸収されず、表面に例えば1mm程度を超える段差が生じている時には、樹脂モルタル層2の上に修正用の樹脂モルタル層6を形成する段差修正工程を行う。この段差修正工程は、前記と同種の樹脂モルタルを用い、段差を中心としたスロープ状の修正用の樹脂モルタル層6を形成して表面を平滑化する。この修正用の樹脂モルタル層6の巾は、段差寸法の例えば80〜300倍程度、好ましくは110〜230倍の範囲に形成する。80倍未満では、修正用の樹脂モルタル層6表面に勾配が生じるため平滑性が得られず、逆に300倍を超えると、過剰な巾となる上施工性が低下する。
このような段差修正工程を行うことにより、樹脂モルタル層2で吸収できなかった段差を修正用の樹脂モルタル層6で覆って平滑な下地を形成し、その上のタイルの割れ防止、タイル貼付け工程作業性良好とし、仕上の見栄えを高める。また目地部3、柱カバー取付部4が、樹脂モルタル層2と修正用の樹脂モルタル層6との二層構成となって強い下地を形成し、タイルの脱落、割れが防止される。
次いで図4に示すように、前記樹脂モルタル層2、又は修正用の樹脂モルタル層6の上に、前記目地部3、柱カバー取付部4など外壁Wに形成された接続箇所を覆うジョイントテープ7を貼付けるジョイントテープ貼付け工程を行う。このジョイントテープ7は、ガラス繊維、絹その他を用いた織布、不織布からなる帯材を用い、予めテープに塗布されたブチルゴム系の粘着剤により貼付けられる。また硬化前の樹脂モルタル層2、又は修正用の樹脂モルタル層6上に被覆するとともに押えローラを用いて圧入することにより、粘着剤なしで樹脂モルタル層2、又は修正用の樹脂モルタル層6に一体化させることもできる。このように、ジョイントテープ7で補強された前記接続箇所は、改修後の動きが抑制されるため、タイルTの脱落、割れを防止できる。
次にタイル貼付け工程では、図5に示すように、先ず前記樹脂モルタル層2、又は修正用の樹脂モルタル層6の上に、タイル貼付け用接着剤、モルタルなどの貼付け材27を全面に塗布する。この貼付け材27上に、本形態では図6に示すように、矩形状のタイル板Tを左右3枚を上下6行、馬目地状に配置して連結するとともに表面に保護紙26を被着したタイルユニットTuを順次整列して貼付け、養生後保護紙26を剥がして仕上る。なお前記タイルユニットTuは、外壁Wのコーナー部には断面L字状の役物ユニット(図示せず)、窓周りには窓用ユニットなど専用役物を用いて施工する。
このように本発明では、樹脂モルタル層2により、既存建物の外壁Wの段差、不陸を均した平滑なタイル下地が形成されるため、その上のタイルT仕上面は連続フラット状となって外観に優れ、しかも曲げ力が掛かることがないためタイルTの割れ、剥離が防止され、しかも貼付け作業を効率的に行える。更に樹脂モルタルは既存建物の外壁Wに対して強く付着するため、下地剥れによるタイル脱落が生じない。しかもボード、胴縁などで改修用タイル下地を形成するのに比べ、壁厚を殆ど増すことなく改修でき、開口部周りなどの納まりを変えることがない。また乾式工法の外壁Wを改修する場合、隣接するサイディング板が樹脂モルタル層に覆われて一体化し、サイディング板間の目地の動きを抑制するため、目地を跨るタイルのクラック発生を防止できる。
本発明の一実施の形態を例示するフローチャートである。 既存建物の外壁を例示する部分斜視図である。 樹脂モルタル層形成工程を説明する部分斜視図である。 ジョイントテープ貼付け工程を説明する部分斜視図である。 タイル貼付け肯定を説明する部分斜視図である。 タイルユニットを例示する斜視図である。 従来の改修方法を説明する斜視図である。
符号の説明
1 外壁の改修方法
2 樹脂モルタル層
3 目地部
4 柱カバー取付部
6 修正用の樹脂モルタル層
7 ジョイントテープ
W 外壁
T タイル

Claims (4)

  1. 既築建物の外壁に、タイルを貼り付けて改修する外壁の改修方法において、
    タイルを貼付ける下地を形成するため、樹脂、セメント、及び骨材を有する樹脂モルタル層を前記外壁の表面に形成する樹脂モルタル層形成工程と、
    前記樹脂モルタル層の上に、貼付け材を用いてタイルを貼付けるタイル貼付け工程とを含むことを特徴とする外壁の改修方法。
  2. 樹脂モルタル層の付着性を確保するため、前記樹脂モルタル層形成工程の前に、前記外壁の表面にプライマーを塗布するプライマー塗布工程を含むことを特徴とする請求項1記載の外壁の改修方法。
  3. 目地部、柱カバー取付部を含み、前記外壁に形成された段差における表面平滑性を高めるため、前記樹脂モルタル層の上に修正用の樹脂モルタル層を形成する段差修正工程を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の外壁の改修方法。
  4. 前記樹脂モルタル層の上に、目地部、柱カバー取付部を含み、前記外壁に形成された接続箇所を覆うジョイントテープを貼付けるジョイントテープ貼付け工程を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の外壁の改修方法。
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