JP2006008346A - ウエブ巻取方法 - Google Patents
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【課題】ノーカーボン用紙等のウエブを高速で巻き取ることのできるウエブ巻取方法を提供する。
【解決手段】巻取装置10は、巻取軸16を回転させることにより、ウエブ18を巻き取り、ウエブロール20を形成する。巻取時、シリンダ34を駆動して第1タッチローラ24をウエブロール20に当接させ、その押付圧を50〜250kgf/mに制御する。シリンダ34には、ショックアブソーバー36が併設されており、第1タッチローラ24の振動が10m/s2 以下に制御している。第1タッチローラ24の外周部分には、JIS硬度30〜60°のゴム材が使用される。
【選択図】 図1
【解決手段】巻取装置10は、巻取軸16を回転させることにより、ウエブ18を巻き取り、ウエブロール20を形成する。巻取時、シリンダ34を駆動して第1タッチローラ24をウエブロール20に当接させ、その押付圧を50〜250kgf/mに制御する。シリンダ34には、ショックアブソーバー36が併設されており、第1タッチローラ24の振動が10m/s2 以下に制御している。第1タッチローラ24の外周部分には、JIS硬度30〜60°のゴム材が使用される。
【選択図】 図1
Description
本発明はウエブ巻取方法に係り、特にノーカーボン用紙等のウエブをロール状に巻き取るウエブ巻取方法に関する。
ノーカーボン用紙は、電子供与性発色剤を内包するマイクロカプセルを含有する発色剤層が設けられた上用紙と、電子受容性顕色剤を含有する顕色剤層が設けられた下用紙を備え、上用紙と下用紙は発色剤層と顕色剤層とが対向するようにして重ねられる。このノーカーボン用紙は外部から圧力を受けると、マイクロカプセルが破壊され、電子供与性発色剤と電子受容性顕色剤とが接触して発色するようになっている。ノーカーボン用紙の構成は、上記のものの他に、例えば、表面に発色剤層を有するとともに裏面に顕色剤層を有する中間紙を上用紙と下用紙の間に所定枚数挟んで三枚以上で構成したり、或いは一枚の支持体に電子供与性発色剤と電子受容性顕色剤の双方を含有する自己発色層を設けた自己発色紙の場合もある。
ところで、ノーカーボン用紙の製造工程では、塗工後の支持体を巻取機によって巻き取る際、巻取速度を高速化するにつれて、支持体に同伴エアが巻き込まれてシワが発生するという問題が生じる。特に巻取速度が600m/minを超えるとシワの発生が目立つようになり、巻取速度が1000m/minを超えると品質に大きな影響を引き起こすシワが発生する。このため、ノーカーボン用紙を高速で巻き取ることができず、製造効率を向上させることができないという問題があった。
特許文献1には、支持体を巻回したロール(以下、支持体ロールという)の外周面にタッチローラを接触させる巻取装置が記載されている。この巻取装置によれば、タッチローラを接触させることによって、高速巻取り時の同伴エアの巻き込みを防止することができ、シワの発生を抑制することができる。
特開平6−329308号公報
しかしながら、上記の巻取装置は、タッチロールの押付圧が不均一に成り易く、特にノーカーボン用紙を巻き取る際に様々な問題が発生する。例えば、タッチローラによる押付圧が大きいと、ノーカーボン用紙の内部でカプセルが壊れて発色し、タッチローラによる押付圧が小さいと、同伴エアを排除することができずにシワが発生する。さらに、巻取ロールの偏心等の原因によってタッチローラが振動すると、カプセルが破壊されて発色する。このため、従来の巻取装置は、ノーカーボン用紙を高速で巻き取ることができないという欠点があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ノーカーボン用紙を高速で巻き取ることのできるウエブ巻取方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、長尺状のウエブをロール状に巻き取ってウエブロールを形成するとともに、前記ウエブの巻取り時に前記ウエブロールの外周面にタッチローラを接触させるウエブ巻取方法において、前記タッチローラの振動の加速度を制御することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、タッチローラの振動の加速度を制御するようにしたので、タッチローラの振動によってウエブの巻取に悪影響が及ぶことを防止できる。
請求項2に記載の発明は請求項1の発明において、前記ウエブがノーカーボン用紙の場合に、前記加速度を10m/s2 以下に制御するとともに、前記タッチローラによる前記ウエブの押付圧を50kg/m以上、250kg/m以下に制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、タッチローラの振動の加速度を10m/s2 以下に制御するようにしたので、タッチローラの振動でノーカーボン用紙内のカプセルが破壊されることを防止でき、且つ、効果的に同伴エアを排除できる。また、タッチローラによるウエブの押付圧を250kg/m以下に制御するようにしたので、過大な押付圧による圧力カブリ(発色)の発生を防止することができる。さらに、タッチローラによるウエブの押付圧を50kg/m以上に制御するようにしたので、タッチローラの振動を抑制することができるとともに、同伴エアを確実に排除することができる。なお、タッチローラの振動の加速度を制御する方法としては、タッチローラをウエブに押し付けるシリンダと、タッチローラの振動を除去するショックアブソーバーを平行に配置して緩衝させるようにするとよい。
請求項3に記載の発明は請求項2の発明において、前記タッチローラは外周部分がJIS硬度30°以上、65°以下のゴム材で構成されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、タッチローラのゴム材の硬度を65°以下にしたので、タッチローラの振動を抑制することができる。また、タッチローラのゴム材の硬度を30°以上にしたので、ウエブの巻取を高速化した場合にも十分な耐久性を維持することができる。なお、ゴム硬度は、30°以上60°以下がより好ましく、40°以上50°以下がさらに好ましい。
請求項4に記載の発明は請求項2又は3の発明において、前記タッチローラが、前記ウエブに対して一定の押付圧になるように制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、ウエブに対するタッチローラの押付圧が一定になるように制御しているので、タッチローラが振動した際のカプセル破壊を効果的に抑制することができる。
請求項5に記載の発明は請求項1〜4のいずれか1の発明において、前記ウエブの巻取速度が600m/min以上であることを特徴とする。請求項5に記載の如く、本発明はウエブの巻取速度が600m/min以上の時に効果的である。すなわち、従来の方法ではウエブの巻取速度が600m/min以上の時にシワを発生していた場合であっても、本発明を適用することによってシワを発生させることなく、ウエブを巻き取ることができる。
本発明に係るウエブ巻取方法によれば、ウエブロールの外周面に接触させるタッチローラの振動の加速度を制御したので、ウエブを良好に巻き取ることができる。
以下添付図面に従って本発明に係るウエブ巻取方法の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本発明が適用された巻取装置の構成を模式的に示す図である。
同図に示すように、巻取装置10は、軸12を中心に旋回するターレット14を有し、このターレット14の両端に巻取軸16、16が着脱自在に装着される。各巻取軸16には、不図示のモータが接続されており、モータの駆動力によって回転することでウエブ18をロール状に巻き取ることができる。なお、巻取軸16の個数は二個に限定されるものではなく、一個、或いは三個以上であってもよい。
長尺状のウエブ18は、ガイドローラ22を経て、左側の巻取軸16に巻き取られ、これによってウエブロール20が形成される。そして、左側の巻取軸16へのウエブ18の巻取が終了すると、ターレット14が回転し、もう一方の巻取軸16にウエブ18が巻き取られる。これにより、ウエブ18を連続して巻き取ることができる。
本実施形態の巻取装置10には、第1タッチローラ24と第2タッチローラ26が設けられている。第1タッチローラ24は、その外周部分はゴム材によって構成されている。ゴム材は、硬度がJIS30〜65°のものが好ましく、例えばニトリルゴムが使用される。
また、第1タッチローラ24は、ウエブ18がウエブロール20に接する位置に配置されており、アーム28の先端に回動自在に支持されている。アーム28の基端は、支持部材30を介して走行体40に支持されており、支持部材30を中心として揺動自在に支持されている。アーム28の途中には三角形状の連結駒32が取り付けられ、この連結駒32にエアシリンダ34とショックアブソーバー36が連結されている。エアシリンダ34とショックアブソーバー36は、平行に配設されており、固定部材38を介して走行体40に固定されている。第1タッチローラ24は、エアシリンダ34を駆動することによってウエブロール20の外周面に押し付けられる。そして、ショックアブソーバー36によって第1タッチローラ24の振動が吸収される。
走行体40は、基台42に設けられたレール44の上に載置されており、レール44に沿ってスライド自在に支持されている。走行体40は、レール44に沿ってスライドすることによって、巻取軸16に対して進退するようになっている。また、基台42にはエアシリンダ46が走行体40に向けて取り付けられており、このエアシリンダ46のロッド46aが走行体40に取り付けられている。よって、エアシリンダ46を駆動することによって、走行体40をレール44に沿ってスライドさせることができ、巻取軸16に対して進退移動させることができる。エアシリンダ46の駆動制御は、左側の巻取軸16に巻き取ったウエブ18の巻取量に応じて行われる。例えば、ウエブロール20の径が増加した際には、走行体40を後退させるようにエアシリンダ46を駆動する。これにより、第1タッチローラ24をウエブロール20の外周面に追従させることができる。したがって、前記エアシリンダ34を駆動制御することによって、第1タッチローラ24をウエブロール20の外周面を常に押し付けることができ、その際の押付圧を制御することができる。押付圧は、ウエブ18がノーカーボン用紙の場合に、50〜250kgf/mの範囲で一定値となるように設定することが好ましい。ここで、押付圧とは、エアシリンダ34によって第1タッチローラ24をウエブロール20側へ押圧する押圧力から、ウエブ18の張力によって働く逆方向への力を減じたものである。なお、ウエブ18の張力は、巻取開始時には高く、巻取終了時には低くなっていることから、前記押付圧を一定に保つためには、エアシリンダ34による押圧力を、巻取開始時には高く、巻取終了時には低く制御すればよい。さらに、エアシリンダ34の制御は、前記押付圧を測定してフィードバック制御をかけたり、或いは、巻取張力の設定値からウエブ18にウエブロール20が引き戻される力を計算して制御するようにしてもよい。または、設定されたウエブ18の張力に応じて変化させるように、予め設定されたプログラムに従ってエアシリンダ34を制御してもよい。
ショックアブソーバー36は、振動を吸収して緩衝するものであればよく、例えば複筒式のものが使用される。このショックアブソーバー36によってアーム28の振動、すなわち第1タッチローラ24の振動を吸収して緩衝することができる。よって、第1タッチローラ24の振動の加速度を所定値以下に制御することができる。なお、第1タッチローラ24の振動の加速度は、ウエブ18がノーカーボン用紙の場合に、10m/s2 以下になるように設定することが好ましい。このような範囲に加速度を制御することによって、ノーカーボン用紙に内包されたカプセルが破壊されることを防止できる。
なお、第1タッチローラ24の振動の加速度を測定し、この測定値に基づいて装置を管理するようにしてもよい。例えば、加速度の測定値が前記所定値(例えば10m/s2 )を超えた際に、巻取り作業を停止し、第1タッチローラ24のゴム材を新品と交換したり、ショックアブソーバー36の設定を変更するとよい。また、加速度の測定値に基づいて第1タッチローラ24の振動を積極的に取り除く除振装置を設けるようにしてもよい。
一方、第2タッチローラ26の支持機構は、アーム50を有し、このアーム50の基端が軸52を介してターレット14に回動自在に支持されている。アーム50の先端部分には、揺動部材70の基端が軸68を介して揺動自在に支持されており、揺動部材70の先端には、第2タッチローラ26が回動自在に支持される。また、揺動部材70の先端には、エアシリンダ74とショックアブソーバー76が連結されている。エアシリンダ74とショックアブソーバー76は平行に配設されており、アーム50に固定されている。
上記の如く構成された第2タッチローラ26の支持機構では、アーム50を回動させることによって、第2タッチローラ26をウエブロール20の外周面に押し付ける。したがって、ウエブロール20の径が増加した場合には、アーム50を回動させることによって、第2タッチローラ26をウエブロール20の外周面に追従させることができる。また、アーム50がターレット14に支持されているので、ターレット14を旋回させている間も常に第2タッチローラ26をウエブロール20に押し付けることができる。
また、エアシリンダ74を駆動することによって第2タッチローラ26を常に一定の押付圧でウエブロール20の外周面に押し付けることができる。また、ショックアブソーバ76によって第2タッチローラ26の振動を吸収することができる。なお、第2タッチローラ26による押付圧は、前述した第1タッチローラ24による押付圧と同じか或いは若干小さく設定される。
上述した第2タッチローラ26及びその支持機構は、各巻取軸16に対して設けられている。したがって、両方のウエブロール20の外周面に第2タッチローラ26を押し付けることができる。
次に上記の如く構成された巻取装置10の作用について説明する。
左側の巻取軸16でウエブ18を巻き取る際、第1タッチローラ24をウエブロール20の外周面に当接させることによって、同伴エアの巻き込みを阻止してシワの発生を防止できる。しかし、その反面、ウエブ18がノーカーボン用紙の場合には、第1タッチローラ24によって様々な問題を生じることがある。例えば、表面に顕色剤層が形成され、裏面にカプセルを有する発色剤層が形成された中用紙の場合や、表面に発色剤層と顕色剤層が重ねて形成された場合には、カブリ故障が発生する。また、発色剤層だけが形成された上用紙の場合であっても、顕色剤層が形成された中用紙や下用紙と組み合わせた際に発色させてしまう。
そこで本実施の形態では、第1タッチローラ24の振動の加速度を10m/s2 以下に設定している。具体的には、第1タッチローラ24の押付圧を50〜250kgf/mに設定したり、ゴム材の硬度をJIS30〜65°に設定したりすることによって振動レベルを抑えたり、或いはショックアブソーバー36によって緩衝したりすることによって、第1タッチローラ24の振動を規制している。このように第1タッチローラ24の振動の加速度を規制すると、ウエブ18の巻取り時に不具合が発生することを防止できる。
ちなみに、第1タッチローラ24のゴム材を硬くしたり、第1タッチローラ24の押付圧を小さくすると、第1タッチローラ24の振動が大きくなってカブリ(発色)故障を生じる。一方、第1タッチローラ24の押付圧を大きくすると、その圧力によってカブリ故障が発生する。また、ゴム材が柔らか過ぎると、ウエブ18の高速巻取りにゴム材が耐えられなくなり、ゴム材の寿命が短くなるという問題が発生する。本実施の形態では、第1タッチローラ24のゴム材の硬度と、第1タッチローラ24の押付圧を上記の如く設定することによって、これらの問題の発生を防止できる。
以上説明したように、本実施の形態の巻取装置10によれば、第1タッチローラ24をウエブロール20の外周面に当接させながら巻き取るとともに、この第1タッチローラ24の振動の加速度を所定値以下に抑えるようにしたので、ウエブロール20へのエアの同伴を防止できるとともに、ウエブ18への悪影響を防止することができる。これにより、本実施形態によれば、比較的高い押付圧を付与してウエブ18を巻き取ることができるので、ウエブ18の巻取を高速で行うことができる。よって、従来の巻取装置では、不具合を発生していた600m/min以上の巻取速度でウエブ18を良好に巻き取ることができる。
特に本実施の形態では、第2タッチローラ26をウエブロール20の外周面に常に当接させるようにしたので、ターレット14の旋回中にもウエブロール20の外周面を第2タッチローラ26で押し付けることができ、ターレット14の旋回中にウエブロール20の外周面のウエブ18が弛んでシワが発生することを防止できる。
また、第2タッチローラ26がウエブロール20の外周面に常に当接するので、ウエブ18を巻き取る際のウエブロール20には常に第1タッチローラ24と第2タッチローラ26が押し付けられる。よって、押付圧を低く設定しても良好な巻き姿のウエブロール20を得ることができる。これにより、第1タッチローラ24や第2タッチローラ26の振動も小さくすることができ、ウエブ18の巻取り時に不具合が発生することを防止できる。
なお、第1タッチローラ24のゴム材を複数層構造とした場合は、最も外周面側(すなわち最上層)のゴム材の硬度を上記の如く設定するとよい。この場合、下層のゴム硬度を上層のゴム硬度よりも低く設定すると、ゴム材の耐久性を下げることなく、振動吸収能力をより向上させることができる。
カプセルを含有する発色剤と顕色剤とが各々の面に塗工されたノーカーボン中用紙を、カプセル塗工面を内側にして下記の条件で巻取り、その際の巻取りシワと発色カブリについて評価した。
第1タッチローラのゴム仕様は何れも、外径:φ250mm、材質:ニトリルゴム、表面仕上げ:▽、真円度:20μm以下、触れ:20μm以下、動バランス:JIS G2.5以内1500rpmとした。また、塗布速度は500〜1000m/min、巻取りテンションは40〜100kg/幅とした。
第1タッチローラのゴム硬度や押付圧等を変更しながらウエブを巻取り、シワの発生やカブリの有無について調べた。また、その際の第1タッチローラの振動加速度を測定した。これらの結果を表1に示す。表1において、シワは、「問題なし」を○とし、「塗布速度アップでシワが強くなったが実用上の問題なし」を△とし、「実用上の問題あり」を×とした。また、カブリは、「問題なし」を○とし、「塗布速度の増加によって微小な発色は見られるが実用上の問題なし」を△とし、「実用上の問題あり」を×とした。
表1から分かるように、第1タッチローラの押付圧を50〜250kgf/mとした実施例1〜3ではカブリ故障が発生しなかったのに対し、その範囲外に設定した比較例1、2ではカブリ故障が発生していた。
また、上層のゴム材の硬度を60°以下とした実施例4〜6では、カブリ故障が発生しなかったのに対し、硬度を70°とした比較例4では、カブリ故障が発生していた。さらに、硬度を20°とした比較例3では、シワ故障が発生しやすくなっただけでなく、耐久性に問題があった。
次に、上記の実施例において、第2タッチローラのゴム材を二層で構成し、上層のゴム材の硬度を50°、厚さを3mmとし、下層のゴム材の硬度を20°、厚みを15mmとするとともに、第2タッチローラの振動加速度を1m/s、押付圧を60kgf/mとしてターレットを行った。その結果、シワを発生させたり、カブリ故障を発生させることなくターレットを行うことができた。
10…巻取装置、16…巻取軸、18…ウエブ、20…ウエブロール、24…第1タッチローラ、26…第2タッチローラ、28…アーム、34…シリンダ、36…ショックアブソーバー
Claims (5)
- 長尺状のウエブをロール状に巻き取ってウエブロールを形成するとともに、前記ウエブの巻取り時に前記ウエブロールの外周面にタッチローラを接触させるウエブ巻取方法において、
前記タッチローラの振動の加速度を制御することを特徴とするウエブ巻取方法。 - 前記ウエブがノーカーボン用紙の場合に、前記加速度を10m/s2 以下に制御するとともに、前記タッチローラによる前記ウエブの押付圧を50kg/m以上、250kg/m以下に制御することを特徴とする請求項1に記載のウエブ巻取方法。
- 前記タッチローラは外周部分がJIS硬度30°以上、65°以下のゴム材で構成されることを特徴とする請求項2に記載のウエブ巻取方法。
- 前記タッチローラが、前記ウエブに対して一定の押付圧になるように制御することを特徴とする請求項2又は3に記載のウエブ巻取方法。
- 前記ウエブの巻取速度が600m/min以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載のウエブ巻取方法。
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JP2004189386A JP2006008346A (ja) | 2004-06-28 | 2004-06-28 | ウエブ巻取方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2008087902A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Fuji Iron Works Co Ltd | ターレット型巻取機におけるターレット内タッチローラ装置 |
JP2008253863A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Fujifilm Corp | 塗布方法及び塗布装置 |
JP2018184292A (ja) * | 2017-04-27 | 2018-11-22 | 株式会社ヒラノテクシード | ウエブの巻取り装置 |
-
2004
- 2004-06-28 JP JP2004189386A patent/JP2006008346A/ja active Pending
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