JP2006004728A - 蛍光ランプ、電球形蛍光ランプおよび照明器具 - Google Patents

蛍光ランプ、電球形蛍光ランプおよび照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明はこのような点に鑑みなされたもので、発光管からの光を効率よく外部に放射することにより、出力光束を増大させ、発光効率を一層良好とするとともに、一層の小形化を図った電球形蛍光ランプおよび照明器具を提供することを目的とする。
【解決手段】放電に殆んど寄与しない電極60を封着した長端部41aを仕切板31からカバー体10側に配置させ、短端部41bで発する可視光の多くをカバー体10側に照射することなく外部に照射することにより発光効率を向上させることができるとともに、一層の小形化を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、小形で発光効率の高い電球形蛍光ランプおよび照明器具に関する。
近年電球形蛍光ランプは、一般白熱電球に相当する程度にまで小形化され、ランプ技術および点灯装置技術の向上によりランプ効率も改善されてきている。しかし、一般白熱電球同等の外観寸法の電球形蛍光ランプにするには、一層の小形化高効率化を図る必要がある。そこで、小形化された発光管からの光出力を効率よく放射させる方法として、例えば複数のバルブ端部を貫通させ保持するための複数の穴が形成された透光性を有するホルダを有する電球形蛍光ランプが知られている(例えば特許文献1参照)。
さらに、光反射作用を有するキャップ部を全てのバルブ端部に被覆させ、バルブ端部で発する可視光を外部に照射させる蛍光ランプも知られている(例えば、特許文献2)。
特開2003−288801号公報 特開平7−282777号公報
特許文献1の電球形蛍光ランプは、発光管保持用の穴が形成された透光性を有するホルダによりバルブ端部を保持固定している。したがって、バルブ端部からの可視光のうち僅かな可視光が透光性を有するホルダを通過し、外部へ放射されるものの、バルブ端部および発光管からの光出力の一部はカバー体内に収容された点灯装置を構成する回路基板側に放射されてしまう。さらに、バルブ端部は、透光性を有さないカバー体内に位置するため、バルブ端部からの光出力を直接的に外部へ放射することは難しい。
特許文献2の蛍光ランプは、バルブ端部からの光出力を反射層を有するキャップにより覆うことでそのバルブ端部からの放射される光を反射させ、効率よく外部に放射させることで効率向上を図ったものである。しかし、反射層により反射した光は、再びバルブ内に向けて反射されるため、発光効率を向上させることは困難であった。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、発光管からの光を効率よく外部に放射することにより、出力光束を増大させ、発光効率を一層良好とするとともに、一層の小形化を図った電球形蛍光ランプおよび照明器具を提供することを目的とする。
請求項1記載の蛍光ランプは、屈曲部および一対の直線部から構成され、一対の直線部の長が異なるU字状の屈曲バルブを長い方の端部を放電路の両端部に位置するように3本以上連結管により連結して1本の放電路を形成し、放電路の両端に電極を有するとともに内面に蛍光体層が形成され、放電媒体が封入された蛍光ランプと;
一端側に口金が設けられ、他端側には蛍光ランプが取り付けられたカバー体と;を具備していることを特徴とするものである。
全てのU字状の屈曲バルブは、頂部をU字状に屈曲させ一対の直線部長が異なるよう形成している。ここで、「U字状に屈曲形成された」とは、放電路が屈曲部で折り返されて放電が屈曲するようにガラスバルブが形成されていることを意味し、屈曲部が湾曲状または円弧状に形成されたものに限定されず、屈曲部が角形状や尖鋭状に形成されたものも含む。要するに、放電路が屈曲するように直線部の一端同士が連続するように形成されたバルブを意味する。また、屈曲バルブは、ほぼ平行な2本の直線部の一端同士を吹き破りなどによって形成された連結管によって接続され、全ての端部が同方向となるように形成されている。すなわち、スパイラル状や鞍形などの放電路から外れる空間が両端のみに位置する発光管を有する蛍光ランプは含まない。
屈曲バルブを構成する一対の直線部の端部において、複数の屈曲バルブを連結して1本の放電路を形成した際、両端部に位置するバルブ端部は、長い直線部とする必要がある。両端部に位置するバルブ端部には、電極を支持するリード線を封着するため、その封着工程においてフィラメント電極がその熱影響を受けることを抑制するため、端部からフィラメント電極まで離間する必要があるためである。すなわち、電極フィラメントとバルブ端部間が近接すると、その熱影響を受けフィラメント電極に塗布された電子放射性物質が飛散するおそれがあるため、フィラメント電極からバルブ端部を離間させる必要がある。上述により、短い直線部の端部にフィラメント電極を封着すると、複数のバルブを連結している連結管よりも屈曲部方向にフィラメント電極が位置するおそれがあり、両端部に位置する直線部において非発光領域が増大し、外観不良となる。一方、長い直管部側端部に非発光部を形成した場合、この領域を仕切板よりもカバー体側に突出させて保持することで外観不良の発生を防ぐとともに、放電が生起される電極間から外れる領域を保持するので全光束を低下させることを抑制することができる。なお、中間に位置する屈曲バルブにおいては、一対の長さの異なる直線部がどちらであっても作業効率等により適宜設計することができる。
蛍光ランプを構成するバルブ内面には直接または間接的に蛍光体層が被着されている。蛍光体層は、希土類金属酸化物蛍光体、ハロリン酸塩蛍光体などが挙げられるが、これに限らない。しかし、発光効率を向上させるためには赤、青、緑の各色に発光する蛍光体を混合した三波長発光形の蛍光体を使用するのが好ましい。また、内部には、放電媒体が封入されている。放電媒体としては、アルゴン、ネオン、クリプトン、キセノンなどの不活性ガスおよび水銀からなる。
口金は、白熱電球用のE形と称されるねじ込みタイプやコンパクトタイプ蛍光ランプなどの口金ピンなど電気接続部分の形状は特に限定されない。また、口金は、カバー体に直接装着される必要はなく、間接的にケースに装着されるものやカバー体の一部に口金を構成するものであってもよい。
請求項1記載の蛍光ランプによれば、放電路の両端部に位置させた長い方の直線部に電極を封着させ、一対の直線部長が異なる屈曲バルブを連結させたランプにおいて、連結管からバルブ端部間で発生する可視光を効率よく照射可能になるとともに、部品の共通化を図ることができる。
請求項2記載の蛍光ランプは、屈曲バルブの一対の直線部のうち少なくとも短い方の端部にはバルブ内部と連通するよう細管が封着していることを特徴とするものである。
屈曲バルブの一対の直線部のうち長い方の端部に細管を封着させると、屈曲バルブを構成する直線部の軸方向に一層大きくなる。一対の直線部のうち長い方の端部に細管を封着した場合、点灯装置を収容したカバー体内空間内に細管を配置することになる。しかし、カバー体内空間は、点灯装置を構成する複数の電子部品を密に収容する限られた空間であるため、これら電子部品と同一空間に細管を配置することは困難を要する。このようにカバー体内空間に細管を延在させた場合、細管と電子部品が接触するおそれがあり、細管が破損したり、電子部品の接触不良等の発生のおそれがある。したがって、一層の小形化を図るには、一対の直線部の短い方の端部に細管を封着させ、電子部品を実装している回路基板よりも口金側のカバー体内まで細管を延在させない構造とすることが望ましい。なお、熱的な観点から、細管内に点灯中の管内の水銀蒸気圧を制御するアマルガムを封入した場合においては、長端部に封着した細管内にアマルガムを封入し、点灯中の熱源から離間させても構わない。要は、複数の屈曲バルブを連結する際に必要な複数の細管を、短い方の端部に封着すれば比較的小形化が可能となる。
請求項2記載の蛍光ランプによれば、屈曲バルブの一対の端部のうち短端部に細管を封着しているので一層の小形化が図れる。
請求項3記載の蛍光ランプは、請求項1または2記載の蛍光ランプにおいて、屈曲部および一対の直線部から構成され、直線部の端部長が異なるU字状の屈曲バルブを3本以上連結して1本の放電路を形成し、放電が生起可能な蛍光ランプと;一端側に口金が設けられ、一対の直線部のうち少なくとも長い方の端部を貫通可能な開口を有し、長い方の端部により蛍光ランプを支持可能な仕切板を有しているとともに、他端側を閉塞するよう配設しているカバー体と;を具備していることを特徴とするものである。
発光管を構成する全てのバルブ端部と対向している仕切板には、屈曲バルブを構成する一対の直線部のうち長い方の直線部端部を貫通可能な開口を有していれば短い側の端部に対応する構造の有無は限定されない。
長い方の直線部端部は、仕切板から貫通し、仕切板と回路基板に挟まれた空間内に位置していることが望ましい。
一対の直線部のうち短い方の端部と相対する仕切板の領域にも、開口を有しても構わないが、可視光を発生する領域を仕切板よりもカバー体内方向に挿通したり、可視光を仕切板よりもカバー体方向に照射するおそれのあるような径大な開口であってはならない。すなわち、短い端部に封着された細管のみを貫通可能であったり、端部を封止した封着部領域、蛍光体層が形成されていない領域のみを挿通させる開口であることが望ましい。要するに、短い方の直線部の端部からの可視光を効率よく放射するために、透光性を有さない部材からなるカバー体内に長い方の端部のみを貫通、支持可能であればその方法、構造は限定しない。
カバー体を構成し、蛍光ランプを支持する仕切板は、蛍光ランプからの光を吸収、透過することなく、効率よく反射可能な材料により形成されていることが望ましい。従来同様白色の樹脂により形成されているものであっても構わないが表面に銀、アルミニウム、ニッケルまたはクロムなどの金属材料を蒸着や塗装などの方法により形成されたものであっても構わない。さらにはその反射膜は、鏡面であることが望ましく、多少拡散反射するものであっても構わない。
請求項3記載の蛍光ランプによれば、複数の屈曲バルブのうち、長い方の直線部のみを仕切板の開口を介して貫通させ、支持しているので、発光効率を大幅に低減させることなく、蛍光ランプを仕切板で確実に支持することができるとともに、小形かも図れる。
請求光4記載の蛍光ランプは、請求項1ないし3いずれか一記載の蛍光ランプを支持する仕切板の直径D、仕切板の開口を除く表面積をS1、バルブ断面積S2、バルブ端部数nとしたとき、S1>(πD2/4)−(2n×S2)であることを特徴とするものである。
蛍光ランプを支持する仕切板に形成された開口は、屈曲バルブを構成する直管部の外径と略同一であることが望ましい。蛍光ランプから発する可視光を屈曲バルブと仕切板の開口の隙間を介してカバー体側に照射する割合を少なくすることで発光ロスを低減することができるからである。したがって、(πD2/4)−(2n×S2)がS1よりも大きくなると、バルブ端部からの可視光を開口を介してカバー体側に照射される割合が増大し、最大発光効率を低減させることとなる。
請求項4記載の蛍光ランプは、仕切板の直径D、仕切板の表面積S1、バルブ断面積S2、バルブ端部数nとしたとき、S1>(πD2/4)−(2n×S2)であるので、小形化を図りつつ、可視光放射率を一層改善することができる。
請求項5記載の蛍光ランプは、カバー体の他端側に形成された口金がねじ込み式である請求項1ないし4いずれか一記載の蛍光ランプと;蛍光ランプを点灯させる点灯回路を構成する複数の電子部品を有しており、カバー体内に収容された点灯装置と;蛍光ランプを包囲する透光性を有するグローブと;を具備していることを特徴とするものである。
点灯装置は、カバー体内に収容されるものである。点灯装置の基板は、カバー体に対して直接的または間接的にかつ、回路基板の主要面と発光管長手方向とが略直交していても、平行していてもカバー内に収納されていれば構わない。
発光管を覆うグローブは発光管の形状により種々変形してもよい。
請求項5記載の電球形蛍光ランプは、請求項1ないし4いずれか一記載の発明の作用を有する蛍光ランプを備えた電球形蛍光ランプを提供することができる。
請求項6記載の照明器具は、請求項1ないし5いずれか一記載の蛍光ランプまたは電球形蛍光ランプと;この蛍光ランプまたは電球形蛍光ランプが装着された器具本体と;を具備していることを特徴とするものである。
請求項6記載の発明によれば、請求項1ないし5いずれか一記載の作用を有する照明器具を提供することができる。
請求項1記載の蛍光ランプによれば、放電路の両端部に位置させた長い方の直線部に電極を封着させ、一対の直線部長が異なる屈曲バルブを連結させたランプにおいて、連結管からバルブ端部間で発生する可視光を効率よく照射可能になるとともに、部品の共通化を図ることができる。
請求項2記載の蛍光ランプによれば、屈曲バルブの一対の端部のうち短端部に細管を封着しているので一層の小形化が図れる。
請求項3記載の蛍光ランプによれば、複数の屈曲バルブのうち、長い方の直線部のみを仕切板の開口を介して貫通させ、支持しているので、発光効率を大幅に低減させることなく、蛍光ランプを仕切板で確実に支持することができるとともに、小形かも図れる。
請求項4記載の蛍光ランプは、仕切板の直径D、仕切板の表面積S1、バルブ断面積S2、バルブ端部数nとしたとき、S1>(πD2/4)−(2n×S2)であるので、小形化を図りつつ、可視光放射率を一層改善することができる。
請求項5記載の電球形蛍光ランプは、請求項1ないし4いずれか一記載の発明の作用を有する蛍光ランプを備えた電球形蛍光ランプを提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1ないし5いずれか一記載の作用を有する照明器具を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態である電球形蛍光ランプを図面を参照して説明する。
図1は本実施の形態の電球形蛍光ランプの側面図、図2は図1の一部側面断面図、図3は図1の蛍光ランプの展開図、図4は図1の仕切板の上面図であるである。
カバー体10は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂などにて形成されたカバー本体10を備えている。
そして、このカバー本体10は、下方に拡開する略筒状をなし、上方には、E26形などの口金20が被せられる筒部11を有し、接着剤またはかしめなどにより固定されている。
ホルダ30は、蛍光ランプ40を支持する仕切板31を有しているとともに点灯装置50を固定する手段を有し、このホルダ30がカバー体10の一端側を閉塞するようにカバー体10に装着されている。
ホルダ30を構成する仕切板31は、光反射率の高い白色のPBTによりバルブ41最大幅と略同寸法の直径を有する円形状に形成されている。ホルダ30には少なくとも屈曲バルブ41を構成する一対の直線部のうち長い方の端部41aすなわち長端部41aと相対する位置にかつ略同径の開口31aが形成されている。また、短い方の端部41bすなわち短端部41bに相対する位置には、短端部41bの圧潰封止部と略同形状の長方形の開口31bが形成されている。
屈曲バルブ41の長端部41aおよび短端部41bの圧潰封止部を仕切板31に挿入した後、仕切板31の開口部31a,31bとバルブ41の隙間をカバー体10内側から耐熱性を有する図示しないシリコーン樹脂を充填し隙間を塞いでいる。蛍光ランプ40は、全てのバルブ端部41a,41bが仕切板31に対向するよう位置しており、バルブ端部41a,41bに封着された少なくとも長端部41aのみを仕切板31の開口部31aに貫通させた状態で仕切板31に固着している。
これにより蛍光ランプ40がホルダ30に支持される。ホルダ30の蛍光ランプ40非装着側には、点灯装置50が配置されている。
この点灯装置50は、水平状すなわち蛍光ランプ40の長手方向と垂直に配置される円板状の回路基板51を備え、この回路基板51の両面すなわち口金20側である上面および蛍光ランプ40側である下面に、複数の電子部品52が実装されて、高周波点灯を行なうインバータ回路(高周波点灯回路)を構成している。回路基板51は、蛍光ランプ40の最大幅の1.2倍以下の直径(最大幅寸法)に形成されている。
回路基板51の口金20側面には、平滑用電解コンデンサや、インダクタ、トランス、抵抗やフィルムコンデンサなどからなる電子部品52の大部分が実装されている。回路基板51の蛍光ランプ40側の他面には、電解効果形トランジスタ(FET)や整流ダイオード(REC)、チップ抵抗など、比較的耐熱温度が高い小形電子素子からなる電子部品52が実装されている。平滑用電解コンデンサは、電界効果形トランジスタ、トランス、限流インダクタ、抵抗、共振コンデンサなどの発熱量が比較的多い電子部品52よりもその先端部が口金20側に配置されている。
蛍光ランプ40を構成するガラスバルブ内面には、アルミナ(Al2O3)保護膜(図示しない)とその上に3波長発光形の蛍光体層が形成され、U字状に屈曲形成されている。
蛍光ランプ40は、略同形状の3本のU字状屈曲形バルブ41を所定の位置に配置し、連結管42を介して順次接続することによって、1本の放電路が形成されている。なお、U字状屈曲バルブ41は、一対の長さの異なる直線部および屈曲部からなる。
3本のU字状屈曲形バルブ41は、管外径6〜13mm、本実施の形態では約8.15mmに構成されている。管外径が13mmを越えると十分な放電路を確保しつつ小形化することは困難であり、6mm未満とすると始動電圧が上昇するとともにランプ効率が低下し、また製造上困難になる。
各U字状屈曲バルブ41の長端部41aから屈曲部までの高さ寸法は約63mm、短端部41bから屈曲部までの高さ寸法は約54mmであり、短端部41bから連結管42までの距離は17mmであるとともに、直線部間隔は2.5mm程度に形成されている。また、各屈曲バルブ41を連結しているバルブ間隔も2.5mm程度に形成されている。
なお、3本の屈曲バルブ41を連結してなる蛍光ランプ40の両端に位置する屈曲バルブ41の非連結管側である長端部41aには、電極60としてのフィラメントコイル61が一対のウェルズ62に支持されて封着されている。一対のウェルズ62は、バルブ端部41aから15〜20mm程度バルブ内方向に延在しているとともに、このウェルズ62はバルブ端部41aに圧潰封止されているとともに、蛍光ランプ40から導出したワイヤは点灯装置50に電気的に接続されている。なお、一対のフィラメントコイル61は、3本の屈曲バルブ41を連結する連結管42とほぼ同じ高さに位置している。
また、3本の屈曲バルブ41を連結する工程において、各屈曲バルブ41の短端部41bに封着された細管43を介して吹き破りなどにより連結する際に使用するとともに、蛍光ランプ40内を、排気用、アルゴンなどの希ガスが封入する際に使用する。
ホルダ30に取付けられた点灯装置50は、カバー体10の開口31a,31bから挿入、被覆し、それぞれの係合手段により係合する。
この電球形蛍光ランプLは、白熱電球の規格寸法に類似する外形で、本実施の形態において、口金20から蛍光ランプ頂部までの高さ方向の寸法が約113mm、カバー体10の最大直径部分に対応した幅方向の寸法は、約40mmに形成された電球形蛍光ランプLに組み込まれている。
本実施形態の電球形蛍光ランプLは、入力電力定格13Wで、蛍光ランプには、12Wの電力の高周波で加わり、蛍光ランプからの光出力により全光束が約810lmとなっている。
そこで、発光管寸法が同一である場合において、全光束が最大となる条件を検討した。
比較品として、従来同様複数の屈曲バルブを連結管により連結する際、できるだけ端部に近接した領域に連結管を形成して、放電路長を確保した蛍光ランプを用意する。この蛍光ランプの複数のバルブ端部から連結管までの領域を仕切板からカバー体側に貫通させ支持した従来ランプと、本実施の形態の蛍光ランプを比較した。なお、本実施の形態の蛍光ランプを構成する屈曲バルブの一対の直線部のうち、長い方の直線部と比較品の屈曲バルブの直線部の長さを同一とした。すなわち、それぞれの放電路は、本実施の形態の蛍光ランプに比べて比較品の蛍光ランプの方が放電路長は長い。
比較の結果は、比較品と本実施の形態の蛍光ランプの全光側は、屈曲バルブの一端部を短く形成した本実施の形態の蛍光ランプの方が全光束が良かった。これは、上述のように連結管により複数のバルブを連結することで小形化を図った蛍光ランプは、放電路が長くなることに比例してバルブ端部数も増加するため、特に連結管からバルブ端部の領域が占める割合が増えるため、この領域で発生する可視光を効率よく照射させることで全光束の改善が図れるということになる。比較品のように、バルブ端部で発生する僅かな可視光を犠牲にし、放電路長を確保し、可視光を仕切板よりカバー体側に照射させるよりも、連結管からバルブ端部方向で発生する紫外線を変換させた可視光を照射させることにより光出力が増大し、発光効率が向上することがわかった。
すなわち、本実施の形態の蛍光ランプのように、3本以上の屈曲バルブすなわち、連結管からバルブ端部領域の割合の多い蛍光ランプにおいては、放電路長の増大よりも特に、バルブ端部で発生した紫外線を有効に可視光に変換することにより効率が向上することが分かった。さらに、可視光の発光が殆んどない電極60を封着した長端部41aを仕切板31からカバー体10側に配置させ、短端部41bで発する可視光の多くをカバー体10側に照射することなく外部に照射することにより発光効率を向上させることができるとともに、一層の小形化を図ることができる。
なお、本実施の形態においては3本以上の屈曲バルブを連結させたが、図5に示すよう屈曲バルブを4本連結させたものにおいて、連結管を介して隣接する直線部を同一長さとして連結したものにおいては、ホルダの一層放電路長を長く形成することができる。また、図6に示すようにホルダ30を構成する仕切板31には、長端部41a分の開口31aが形成されている。仕切板に形成されている開口31aは、電極60を封着した放電路の両端に位置する長端部41aと対向する開口31aは、それぞれ長端部41aの外径と略同寸法開口31aがそれぞれ形成されている。一方、中間に位置する長端部41aは長端部同士を連結管42により連結しているため、それぞれを一つの開口31aに貫通するために、ひょうたん形の開口31aが形成されている。なお、短い方の端部41bすなわち短端部41bに相対する位置には開口は形成されていない。
屈曲バルブ41の長端部41aおよび短端部41bの圧潰封止部を仕切板31に挿入した後、仕切板31の開口部31a,31bとバルブ41の隙間をカバー体10内側から耐熱性を有する図示しないシリコーン樹脂を充填し隙間を塞いでいる。蛍光ランプ40は、全てのバルブ端部41a,41bが仕切板31に対向するよう位置しており、バルブ端部41a,41bに封着された少なくとも長端部41aのみを仕切板31の開口部31aに貫通させた状態で仕切板31に固着している。
これにより蛍光ランプ40がホルダ30に支持される。ホルダ30の蛍光ランプ40非装着側には、点灯装置50が配置されている。
なお、本実施の形態においては、蛍光ランプを覆うグローブを設けていないが、グローブを設けても構わない。また、グローブを設けた場合、点灯中高温となることで、純水銀を封入した管内の水銀蒸気圧は不安定となるおそれがある。その場合は、水銀合金であるアマルガムを使用しても構わない。アマルガムを封入するとともに、点灯初期の光束立上り特性を改善させるために、中間の屈曲バルブおよび電極近傍のウエルズには補助アマルガムが設けられている。中間の屈曲バルブに設けられた補助アマルガムは、ピンチシールなどにより封着されたウエルズに取付けられており、放電路の中間位置に配設される。
中間の屈曲バルブに封着された細管は、その先端がカバー体内の口金側に位置するように屈曲バルブの端部から突出させても、あるいは長端部に細管を封着してその細管内に封入しても構わない。
さらに、本実施の形態に示すE型の口金を有するいわゆる電球形蛍光ランプに限らず、コンパクト形蛍光ランプであっても同じ作用効果が得られる。
なお、バルブ端部とは、ピンチシールである場合、圧潰封止部分の端部であり、ステム封止の場合においては、フレア部とバルブ周囲を溶着した部分の端部である。すなわち、バルブ端部から突出している排気管やアマルガム封入用の細管は含まれない。
なお、屈曲バルブはガラス製でなくてもよく、透光性気密容器を形成可能なセラミックスなどの材質で形成することが許容される。さらに、バルブ封止方法はステムシールであっても圧潰封止であっても構わない。
次に本発明の一実施形態である照明器具を図7を用いて説明する。図7は本発明の照明器具の一実施形態を示す断面概略図である。図においてLは電球形ランプ、70は埋め込み形照明器具本体であり反射板71などより構成されている。
本実施の第1の実施形態の電球形蛍光ランプを示す側面図。 図1の一部切欠き側面図 図1の蛍光ランプの展開図。 図1のホルダの上面図。 図1の変形例である蛍光ランプの展開図。 図1の変形例であるホルダ上面図。 発明埋め込み形照明器具の第1の実施形態を示す側面一部。
符号の説明
10…カバー体、20…口金、30…ホルダ、31a…開口、40…蛍光ランプ、
41a…長端部、41b…短端部、50…点灯装置

Claims (6)

  1. 屈曲部および一対の直線部から構成され、一対の直線部の長が異なるU字状の屈曲バルブを長い方の端部を放電路の両端部に位置するように3本以上連結管により連結して1本の放電路を形成し、放電路の両端に電極を有するとともに内面に蛍光体層が形成され、放電媒体が封入された蛍光ランプと;
    一端側に口金が設けられ、他端側には蛍光ランプが取り付けられたカバー体と;
    を具備していることを特徴とする蛍光ランプ。
  2. 屈曲バルブの一対の直線部のうち少なくとも短い方の端部にはバルブ内部と連通するよう細管が封着していることを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ。
  3. 屈曲部および一対の直線部から構成され、直線部の端部長が異なるU字状の屈曲バルブを3本以上連結して1本の放電路を形成し、放電が生起可能な蛍光ランプと;
    一端側に口金が設けられ、一対の直線部のうち少なくとも長い方の端部を貫通可能な開口を有し、長い方の端部により蛍光ランプを支持可能な仕切板を有しているとともに、他端側を閉塞するよう配設しているカバー体と;
    を具備していることを特徴とする蛍光ランプ。
  4. 蛍光ランプを支持する仕切板の直径D、仕切板の開口を除く表面積をS1、バルブ断面積S2、バルブ端部数nとしたとき、S1>(πD2/4)−(2n×S2)であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の蛍光ランプ。
  5. カバー体の他端側に形成された口金がねじ込み式である請求項1ないし4いずれか一記載の蛍光ランプと;
    蛍光ランプを点灯させる点灯回路を構成する複数の電子部品を有しており、カバー体内に収容された点灯装置と;
    蛍光ランプを包囲する透光性を有するグローブと;
    を具備していることを特徴とする電球形蛍光ランプ
  6. 請求項1ないし5いずれか一記載の蛍光ランプまたは電球形蛍光ランプと;
    このランプが装着された器具本体と;
    を具備していることを特徴とする照明器具。






















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