JP2008108707A - 電球形蛍光ランプおよび照明器具 - Google Patents

電球形蛍光ランプおよび照明器具 Download PDF

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丈夫 安田
Kimiyoshi Nagasawa
公義 長澤
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洋 久保田
Nobuya Shirata
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Abstract

【課題】カバー部の外径寸法を小さくして一般白熱電球に近似した外観形状を有し、発光しないカバー部の占める割合を極力少なくして点灯外観を一般白熱電球のイメージに近付けることができる電球形蛍光ランプを提供する。
【解決手段】電球形蛍光ランプでは、ホルダ15の筒部41の最大外径Wが発光管14の最大螺旋外径Dよりも小さくなるように形成されているので、ホルダ15の外周面部およびカバーの外径寸法を小さく形成することが可能となり、一般白熱電球のように口金に向うにしたがって外径寸法が小さくなる小形化された電球形蛍光ランプを実現することができる。ホルダ15の筒部41の周側面に発光管14の放射光が照射されるようになり、この周側面付近から照射される直接光や周側面からの反射光等によって筒部の周囲も発光するようになるため、点灯外観を一般白熱電球のイメージに近付けることができ、商品性を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般照明用電球に置き換えて使用できる電球形蛍光ランプ、およびこの電球形蛍光ランプを用いた照明器具に関する。
従来、電球形蛍光ランプは、屈曲形のバルブを有する発光管、一端側に口金が取り付けられるとともに他端側に発光管を支持するカバー、このカバーに収納される点灯装置、発光管を覆ってカバーの他端側に取り付けられるグローブなどを備えている。また、一般に、カバーの一端側に口金のシェルの内側に配置される壁部が形成されているが、この壁部の内側空間に点灯装置を構成する電子部品の一部が配設されていることが多くなっている。
近年、このような電球形蛍光ランプは、JISに定義されている一般照明用電球に近いランプ長寸法および最大外径の寸法に小形化されてきているが、カバーがランプ長に占める割合やカバーの最大外径が大きかった。そのため、一般照明用電球の外観に近付けることが十分でなく、また、カバーによって口金側へ向かう光が遮断される割合が大きく、点灯時における配光特性も一般照明用電球に近付けることが十分でなかった。
例えば、螺旋形状に形成された発光管を金属製の円盤状ホルダに支持させ、このホルダーと口金が被着された樹脂製カバーとを接合させた電球形蛍光ランプが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この従来の電球形蛍光ランプは、金属製ホルダの外周面部が外方に露出する構成を有しているので、発光管の熱を外部に放熱しやすくなっている。
特開2006−222079号公報
上記従来の電球形蛍光ランプは、円盤状ホルダの最大外形と発光管の最大螺旋外径とがほぼ同一であるため、カバー部の外径寸法も同等であり、一般白熱電球のような口金に向うにしたがって外径寸法が小さくなるような外観形状を得ることはできなかった。また、グローブの基端部も口金から離間しているため口金付近には発光しないカバー部の占める割合が多く、点灯外観も一般白熱電球のイメージからはかなり相違していた。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、カバー部の外径寸法を小さくして一般白熱電球に近似した外観形状を有し、発光しないカバー部の占める割合を極力少なくして点灯外観を一般白熱電球のイメージに近付けることができる電球形蛍光ランプ、およびこの電球形蛍光ランプを用いた照明器具を提供することを目的とする。
請求項1記載の電球形蛍光ランプは、最大螺旋外径Dで螺旋形状に形成された発光管と;一端側に口金が取り付けられるとともに他端側に発光管が支持されたカバーと;カバーの他端側に取付けられた一部が外方に露出した環状の外周面部、この外周面部の内側に一体的に形成されて外周面部よりも他端側に突出した筒部を有し、この筒部の最大外径Wが発光管の最大螺旋外径Dよりも小さく形成されており、筒部によって発光管を他端側に突出するように支持する金属製のホルダと; 発光管を点灯させる点灯回路を構成する電子部品が実装された基板を有し、カバー内に配置された点灯装置と;を具備していることを特徴とする。
発光管は、1本のバルブを螺旋状に屈曲した発光管であり、放電路の両端に一対の電極を封装するのが一般的であるが、一対の電極が発光管内に封装されてないいわゆる無電極方式でもよい。
口金は、E形と称されるねじ込みタイプが通常使用されるが、一般照明用電球が装着されるソケットに取付可能であればこれに限定されない。
カバーは、その他端側に発光管を支持するホルダが取付けられるものである。カバーには発光管を覆うグローブが取り付けられていてもよい。
ホルダは、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金などの熱伝導性のよい金属材料で形成されており、発光管を支持する筒部と一部が外方に露出する外周面部とが一体的に形成されている。発光管を支持する構造は、特に限定されるものではないが、例えば、ホルダに形成された挿通孔や凹部に発光管の端部を挿入し、シリコーン樹脂などの接着剤で接着固定してもよい。
点灯装置の点灯回路は、例えば、10kHz以上の高周波電力を発光管に印加して発光管を点灯させる電子部品を主体としたインバータ回路などで構成してもよい。
本発明によれば、ホルダの筒部の最大外径Wが発光管の最大螺旋外径Dよりも小さくなるように形成されているので、ホルダの外周面部およびカバーの外径寸法も同様に小さく形成することが可能となり、一般白熱電球のように口金に向かうにしたがって外径寸法が小さくなる小形化された電球形蛍光ランプを実現することができる。また、ホルダの筒部の周側面に発光管の放射光が照射されるようになり、この周側面付近から照射される直接光や周側面からの反射光等によって筒部の周囲も発光するようになる。特に、螺旋状に屈曲した発光管の場合には、螺旋中心軸方向に放射された光が外方に放射されずに発光管に吸収されて損失する割合が比較的多いが、発光管端部側に放射された光が筒部の周囲から外方に放射されやすくなるため、その分光束が多くなる。このため、点灯外観も一般白熱電球のイメージに近付けつつランプ効率を高くすることができ、商品性を向上することができる。
請求項2は、請求項1記載の電球形蛍光ランプにおいて、 筒部の最大外径Wと発光管の最大螺旋外径Dとの差が2〜10mmであることを特徴とする。
この寸法差が2〜10mmであると、ホルダの筒部の周側面と発光管外周縁との隙間寸法(図3におけるd)を1〜5mmとすることができる。この隙間寸法が1mm未満であると、筒部の周囲を十分に発光させることが困難になる。また、この隙間寸法が5mmを超えると、電球形蛍光ランプが大形化するか、筒部を過度に小径にする必要があり、構造設計上支障をきたすおそれがある。
請求項3は、請求項1または2記載の電球形蛍光ランプにおいて、ホルダの筒部が白色に塗装されていることを特徴とする。
筒部の外周面を白色として反射率が高くすることによって、発光管の放射光を効率よく反射させて筒部の周囲が発光するような外観を得ることができる。
請求項4の照明器具は、器具本体と;器具本体に取り付けられたソケットと;ソケットに装着された請求項1ないし3いずれか一記載の電球形蛍光ランプと;を具備していることを特徴とする。
器具本体は、例えば、ダウンライトなどであるが、一般照明用電球を使用する器具本体であればこれに限定されない。ソケットは、E形と称されるねじ込みタイプが通常使用されるが、一般照明用電球が装着されるソケットであればこれに限定されない。
本発明の電球形蛍光ランプによれば、ホルダの筒部の最大外径Wが発光管の最大螺旋外径Dよりも小さくなるように形成されているので、ホルダの外周面部およびカバーの外径寸法も同様に小さく形成することが可能となり、一般白熱電球のように口金に向うにしたがって外径寸法が小さくなる小形化された電球形蛍光ランプを実現することができる。また、ホルダの筒部の周側面に発光管の放射光が照射されるようになり、この周側面付近から照射される直接光や周側面からの反射光等によって筒部の周囲も発光するようになるため、点灯外観も一般白熱電球のイメージに近付けつつランプ効率を高くすることができ、商品性を向上することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図4に第1の実施の形態を示は、図1は電球形蛍光ランプを基板の一面側から見た断面図、図2は電球形蛍光ランプを基板の側面側から見た断面図、図3は電球形蛍光ランプの発光管とホルダとの寸法関係を説明する一部断面図、図4は電球形蛍光ランプを用いた照明器具の断面図である。
図1ないし図3において、11は電球形蛍光ランプで、この電球形蛍光ランプ11は、高さ方向の一端に口金12を有するカバー13と、このカバー13の他端側に支持された発光管14と、この発光管14の一端側を支持してカバー13の他端側に取り付けられた金属製のホルダ15と、ホルダ15の内面側を覆うように設けられた合成樹脂製の仕切板16と、発光管14を覆ってホルダ15に取り付けられたグローブ17と、口金12、カバー13およびホルダ15の内側に収納された点灯装置18とを備えている。そして、定格電力が例えば40Wタイプ、60Wタイプ、100Wタイプの白熱電球などの一般照明用電球と略同じ外観に形成されている。この一般照明用電球とは、JIS C 7501に定義されている。
口金12は、例えばエジソンタイプのE26形などで、ねじ山を備えた筒状のシェル21、このシェル21の一端側の頂部に絶縁部22を介して設けられたアイレット23を備えている。シェル21の一端側には雄ねじであるねじ部21aが形成され、他端側にはカバー13の一端部に被せてかしめまたは接着などにより固定する環状の固定部21bが形成されている。
また、カバー13は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂にて形成され、一端側には口金12のシェル21の固定部21bが取り付けられる円筒状の口金取付部26が形成され、他端側には拡開した円環状のカバー部27が形成されている。口金取付部26の内側でカバー13の中心線からオフセットした位置に、溝状の基板保持部28がカバー13の中心線に沿って形成されている。
また、発光管14は、1本の直管状のバルブ31を二等分するようにバルブ31の中央領域が屈曲されるとともに、このバルブ31の屈曲された中央領域を頂部32としてバルブ31の両端側が螺旋状に湾曲形成されている。発光管14の最大螺旋外径Dは約35〜46mmであり、本実施形態では約37mmである。この螺旋状をなすバルブ31の成形は、1本の直管状のバルブ31を加熱溶融してやわらかくした状態で、バルブ31を中央領域で二等分するように屈曲し、さらに屈曲した中央領域を頂部32としてバルブ31の両端側を型の螺旋状に形成された溝に沿わせて巻き付けることによりバルブ31の両端側を螺旋状に形成している。バルブ31の一対の端部33は、頂部32と反対側の一端方向へ向かって平行に突出されている。
バルブ31の内面には例えば3波長形の蛍光体が形成され、バルブ31の内部にはアルゴン(Ar)、ネオン(Ne)、あるいはクリプトン(Kr)などの希ガスや水銀などを含む封入ガスが封入されている。
バルブ31の一対の端部33にはフレアステムによって一対の電極34が封装されている。各電極34は、一対のジュメット線に懸架されたフィラメントコイルを有している。一対のジュメット線は、例えば、フレアステムに封装されていて、フレアステムから外部に導出されて点灯装置18に接続される一対のワイヤに接続されている。
バルブ31の各端部33には、フレアステムに取り付けられた排気管とも呼ばれる円筒状の細管36が連通状態に突設されている。これら各細管36は、発光管14の製造過程で溶断によって順次封止され、各細管36のうちの封止されていない一部を通じて発光管14内の排気がなされるとともに、封入ガスが封入されて置換された後に、その細管36を溶断することによって封止される。
一方の細管36は、先端部が口金12の内側まで延設されるように長く形成され、その先端部には封止する際にアマルガムとしての主アマルガム37が封入されている。この主アマルガム37は、ビスマス、錫および水銀にて構成される合金であり、略球形状に形成され、発光管14内の水銀蒸気圧を適正な範囲に制御する作用を有している。なお、主アマルガム37としては、ビスマス、錫の他に、インジウム、鉛などを組み合わせた合金によって形成したものを用いてもよい。また、電極34のジュメット線に、水銀吸着放出作用を有する補助アマルガムを取り付けてもよい。
ホルダ15は、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金などの熱伝導性のよい金属材料で形成され、円板状のホルダ部40、このホルダ部40の周縁部から一端側に突出する円筒状の筒部41、およびこの筒部41の一端側から外側方に突出する円環状の外周面部42を備えている。ホルダ15の最大外径Wは30〜40mmであり、本実施形態では約35mmである。これにより、ホルダ15の筒部41の周側面と発光管14の外周縁との隙間寸法dを1〜5mmとすることができる。
ホルダ部40には、発光管14の一対の端部33が挿通される一対の挿通孔43が形成されている。発光管14の一対の端部33が一対の挿通孔43に挿通された状態で、筒部41の内側から例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの接着剤44を注入することにより、発光管14がホルダ15に接着固定されている。
外周面部42は、一端側がカバー13のカバー部27の他端側に嵌合されて取り付けられ、他端側が一端側に拡開して形成されているともとにその他端側にグローブ17が取り付けられている。したがって、外周面部42は、カバー13とグローブ17との間から外方に露出し、カバー13やグローブ17とともに電球形蛍光ランプ11の外観の一部を構成している。
ホルダ15の表面は、アルミニウムを材料としていために光の反射率が高く、ホルダ部40の表面および筒部41の表面などが反射面として構成されている。
また、仕切板16は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂材料にて形成され、円板状の仕切板部47、この仕切板部47の周縁部から一端側に突出する円筒状の筒部48、およびこの筒部48の一端から外側方に突出する取付部49を備えている。取付部49は、カバー13とホルダ15との間に挟持されて取り付けられており、例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの粘性を有する接着剤により接着固定してもよい。
仕切板部47には、発光管14の各細管36およびワイヤ35が挿通される一対の挿通孔50が形成されている。なお、図示していないが、筒部48の内側には、仕切板16の中心線からオフセットした位置に、溝状の基板保持部が仕切板16の中心線に沿って形成されている。
また、グローブ17は、透明または光拡散性を有するガラスや合成樹脂などの材質により、白熱電球などの一般照明用電球のガラス球の形状に近い滑らかな曲面状に形成されている。グローブ17の一端部に開口部17aが形成され、この開口部17aの縁部がホルダ15のカバー部42の内側に嵌合されて例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの粘性を有する接着剤により接着固定されている。
グローブ17の内面と発光管14との最短距離aは2〜5mmとなるように形成されている。電球形蛍光ランプ11に横方向の振動が加わった場合には、発光管14も横方向に振動するが、発光管14はホルダ15を支点として振動するため頂部側の振幅が大きくなる。このことから、最短距離aを2〜5mmとすることにより、電球形蛍光ランプ11が横方向に振動しても発光管14の頂部側がグローブ17の内面に接触して破損することを防止することができる。
また、点灯装置18は、基板53を備え、この基板53に点灯回路54を構成する複数の電子部品55が実装されている。基板53は、カバー13側に対して口金12側の幅が狭く、その口金12側が口金12の内側に挿入可能とする幅寸法に形成されているとともに、幅寸法に対して高さ寸法が長い略矩形状に形成されている。
基板53は、この基板53の両側縁部がカバー13の一対の基板取付部28および仕切板16の一対の基板取付部に差し込み係合されてカバー13および仕切板16の中心軸の方向に沿って縦形に配置されるとともに、カバー13および仕切板16の中心線に対してオフセットした位置に配置されている。すなわち、口金12とカバー13とホルダ15と仕切板16とを組み合わせた状態において、基板53は、口金12の内側に対して、その口金12の中心線の方向に沿って縦形に配置されるとともに、口金12の中心線に対してオフセットした位置に配置されている。
基板53の発光管14側である他端側には、その他端側の中央位置に仕切板16と当接する突出部56が突出形成されているとともに、この突出部56の両側位置に発光管14の各電極34の一対のワイヤ35をそれぞれ巻き付けて接続する4本のラッピングピン57が突設されている。基板53の高さ方向の位置は、発光管14のワイヤ35とラッピングピン57との接続によって、または口金12と仕切板16との間での挟み込みによって位置決め保持されている。
次に、電球形蛍光ランプ11を組み立てるには、発光管14の一端側の各端部33をホルダ15の各挿通孔43に挿入し、ホルダ15の内側から接着剤44を注入して発光管14の各端部33をホルダ15に接着固定する。
ホルダ15の内側に引き出されている発光管14の各端部33から突出する細管36およびワイヤ35を仕切板16の各挿通孔50に通し、仕切板16をホルダ15の内側に挿入する。
仕切板16の基板取付部に基板53の両側縁部を差し込み、仕切板16の内側に引き出されている発光管14の各ワイヤ35を基板53の各ラッピングピン57に巻き付けて接続する(この巻き付け状態の図示は省略している)。
ホルダ15とカバー13とを組み合わせて結合する。熱遮断部材64をカバー13の内周面と基板53および電子部品55との間の開口を埋めるように注入する。
基板53の入力部側に接続されている図示しない一方のリード線を口金12のアイレット23に接続し、他方のリード線をカバー13の口金取付部26に配置し、その口金取付部26の外周に口金12のシェル21の固定部21bを嵌合して他方のリード線の先端部を挟み込み、シェル21の固定部21bをカバー13の口金取付部26にかしめによって固定し、他方のリード線をシェル21に電気的および機械的に接続する。
口金12を組み合わせる前には、口金12に収容される細管36の先端部、基板53、電子部品55などに熱伝導性部材65を注入したり、口金12の内側に熱伝導性部材65を内側に注入し、この口金12を組み合わせることにより、細管36の先端部、基板53、電子部品55および口金12を熱伝導性部材65で熱的に接続する。
発光管14にグローブ17を被せ、グローブ17をホルダ15に接着剤によって固定する。
このように形成された電球形蛍光ランプ11は、グローブの最大外径が約65mm、口金12を含むランプ全体の高さ寸法が約133mm、回路損出を含めたランプ電力が23W以下でかつ全光束が約1500lm以上となり、100W相当の一般照明用電球に置き換えて使用できる。
そして、図4に示すように、例えばダウンライトである照明器具81は、器具本体82を有し、この器具本体82内にソケット83および反射体84が取り付けられ、ソケット83には電球形蛍光ランプ11が装着される。
このように構成された電球形蛍光ランプ11では、ホルダ15の筒部41の最大外径Wが発光管14の最大螺旋外径Dよりも小さくなるように形成されているので、ホルダ15の外周面部およびカバー13の外径寸法を小さく形成することが可能となり、一般白熱電球のように口金12に向うにしたがって外径寸法が小さくなる小形化された電球形蛍光ランプ11を実現することができる。
また、ホルダ15の筒部41の周側面に発光管14の放射光が照射されるようになり、この周側面付近から照射される直接光や周側面からの反射光等によって筒部の周囲も発光するようになるため、点灯外観を一般白熱電球のイメージに近付けることができ、商品性を向上させることができる。
また、口金12の内側に挿入可能とする幅寸法に形成された基板53を、口金12の中心線の方向に沿って縦形に配置することにより、基板53や電子部品55を口金12の内側に配置してカバー13を小形化できる。
基板53を口金12の中心線に対してオフセットした位置に配置したことにより、基板53の口金12との間隔が広い一面に電子部品55のうちの大形の電子部品55を配置できるので、口金12の内側に点灯装置18を効率よく収納でき、それにより、カバー13などを小形化できる。特に、トランスCTなどは、高出力化に伴って巻線が増えて大形になるため、この大形のトランスCTを基板53の口金12との間隔が広い一面に配置できる。
口金12の内側に挿入可能とする幅寸法に形成された基板53を口金12の中心線の方向に沿って縦形に配置することにより、発光管14の細管36の主アマルガム37が封入された先端部を口金12の内側で基板53との間に配置でき、主アマルガム37への点灯中の発光管14からの熱影響を低減しながら、口金12の内側に点灯装置18と細管36とを効率よく配置でき、それにより、カバー13を小形化できる。しかも、基板53を口金12の中心線に対してオフセットした位置に配置し、主アマルガム37が封入された細管36を基板53の口金12との間隔が狭い面側との間に配置したので、基板53の口金12との間隔が広い面側に大形の電子部品55を配置でき、口金12の内側に点灯装置18と主アマルガム37が封入された細管36とを効率よく配置できる。
口金12の内側に配置されて基板53と口金12とを熱的に接続する熱伝導性部材65により、電子部品55の熱を基板53側から口金12側に効率よく伝達し、放熱性を向上できる。
カバー13の他端側にカバー13から露出する状態に取り付けられた金属製のホルダ15により、このホルダ15で支持する発光管14の熱を外部に効率よく放熱できるとともに、カバー13の内側の熱を外部に効率よく放熱でき、電子部品55や基板53の温度を低減できる。
口金12の内側で、主アマルガム37を封入した細管36の先端部と一部の電子部品55と口金12とを熱伝導性部材65にて熱的に接続した場合には、電子部品55の熱を口金12に効率よく伝達して放熱し、例えば口金12側が下向きで点灯した場合のように細管36の先端部の温度が低い場合には電子部品55からの熱を細管36の先端部に伝達する。したがって、この場合には、熱伝導性部材65によって細管36の先端部の温度を均一に保ち、全光束の低下を防止することが可能になる。
これら熱遮断部材64によって口金12側と発光管14側とを熱的に遮断すること、細管36の先端部と一部の電子部品55と口金12とを熱伝導性部材65にて熱的に接続することにより、電球形蛍光ランプ11の口金12の向きを上向き、下向き、水平などのどの向きにしても、口金12内の細管36の先端部、電子部品55などの温度を均一に保ち、全光束や発光効率を一定にできる。
このように、電球形蛍光ランプ11は、白熱電球などの一般照明用電球と略同じ外観が得られ、電球形蛍光ランプ11の向きにかかわらず安定した光束および発光効率を得ることができ、白熱電球などの一般照明用電球を使用する照明器具への適用率を向上できる。
本実施形態の電球形蛍光ランプ11は、発光管14を覆うグローブ17を装着しているが、このグローブ17を省略し、発光管14が露出するタイプにも構成で、この場合にも、白熱電球などの一般照明用電球と略同じ外観寸法が得られ、白熱電球などの一般照明用電球を使用する照明器具への適用率をより一層向上できる。
次に、ホルダ部40の筒部41の外周面を白色とした場合の発光効率の向上の効果について説明する。
図5は、電球形蛍光ランプ11のホルダ15の筒部41の外周面の白色塗装の有無による発光効率の変化を示すグラフである。図5のグラフの横軸は発光管14の入力電力、縦軸は発光効率の相対値であり、線Aは筒部41の外周面に白色塗装を施したもの、線Bは白色塗装なしで外周面にホルダ部40の素材であるアルミニウムが表れている比較例を示す。なお、縦軸の相対発光効率の100%は、今回の実験で得られた線Aの最大値である。
本発明者らは、ホルダ15でロスする光をさらに低減するために,アルミダイキャスト製のホルダ15のホルダ部40および筒部41の外表面に白色塗装を行って実験を行った。実験は、白色未塗布の通常品と白色塗装品とを各15個ずつ用意し、各入力電力毎に100時間点灯後の全光束を測定した。この結果、図5の2本の近似曲線A、Bで表されるように、およそ2%の発光効率の差が表れることを確認した。
特に、二重螺旋形発光管は放電長を長く取りやすい形状であり、発光効率は高いものの、仕切板や外管グローブと組み合わせた場合の,光取り出し効率と言う点ではまだ不十分である。また小形高密度化、特に20Wを超える高照度タイプの発光管では、電子回路の熱ストレス低減のためにホルダ部40のような金属仕切板を用いることが有効である。その場合、円板状のホルダ部40の面積が小さいほど、螺旋状発光管14の主に内側巻き部から放射されホルダ部40方向に進んだ光の有効利用率が向上して望ましい。U字状屈曲バルブを連結して形成された発光管の場合には、発光部の幅と端部側の幅とが略一致するため、発光管の幅よりホルダ部40の幅を小さくすることが困難であるが、本実施形態のような螺旋形の発光管14の場合には、端部33、33の配置間隔を小さくすることができるので、ホルダ部40の幅を小さくできるので有利である。
次に、第2の実施形態について説明する。
図6は、第2の実施形態の電球形蛍光ランプの発光管とホルダとの寸法関係を説明する一部断面図である。なお、図6において、図1〜3に示す同一構成については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の発光管14のバルブ両端部33、33は、螺旋形バルブ31の最大外径Dよりも内側位置で対向し、それぞれが近接して、換言すれば、螺旋の最終端部が内側に回りこむようにして対向された状態に配置され、対向内面間の最小寸法bが5〜15mm、好ましくは7〜12mmとなるように構成する。本実施形態では約10mmに設定する。この対向内面間の寸法bが5mm未満だと電極部分の温度が高くなり、電極またはバルブの熱劣化が生じ易い。またバルブ端部33、33に封入される補助アマルガム等の温度も高くなり、所期の発光特性が得難くなる。さらに発光管の寿命末期において、電極近傍が異常加熱し易くなる。
また、対向内面間の寸法bが15mmを超えると、グローブ17の根元部分との距離dが短くなり、バルブ端部33、33がグローブ17に影となって映りこむ。特にグローブ17の根元部近傍のバルブ端部33、33はあまり発光しないので明暗差によって影が映りやすい。逆にグローブ17の根元部分を遠ざけると影は出にくくなるが、この部分が太くなって白熱電球のシルエットに近づけることができないという不具合がある。
本実施形態のホルダ15の筒部41の外周面は、全周にわたって傾斜するように形成されている。この筒部41の外周面が傾斜していることによって、螺旋状発光管14の主に内側巻き部から放射されホルダ部40方向に進んだ光が外方へ放射されるため、グローブ17の根元付近が暗くなりにくい。また、筒部41の外周面に入射した光がグローブ17の頂部方向へ反射されるため、グローブ17の中間部側の発光量が多くなるという利点がある。
本発明の第1の実施の形態を示す電球形蛍光ランプを基板の一面側から見た断面図。 同上電球形蛍光ランプを基板の側面側から見た断面図。 同上電球形蛍光ランプの発光管とホルダとの寸法関係を説明する一部断面図。 同上電球形蛍光ランプを用いた照明器具の断面図である。 同情電球形蛍光ランプのホルダの筒部の外周面の白色塗装の有無による発光効率の変化を示すグラフ。 本発明の第2の実施形態の電球形蛍光ランプの発光管とホルダとの寸法関係を説明する一部断面図。
符号の説明
11 電球形蛍光ランプ
12 口金
13 カバー
14 発光管
15 ホルダ
18 点灯装置
81 照明器具
82 器具本体

Claims (4)

  1. 最大螺旋外径Dで螺旋形状に形成された発光管と;
    一端側に口金が取り付けられるとともに他端側に発光管が支持されたカバーと;
    カバーの他端側に取付けられた一部が外方に露出した環状の外周面部、この外周面部の内側に一体的に形成されて外周面部よりも他端側に突出した筒部を有し、この筒部の最大外径Wが発光管の最大螺旋外径Dよりも小さく形成されており、筒部によって発光管を他端側に突出するように支持する金属製のホルダと;
    発光管を点灯させる点灯回路を構成する電子部品が実装された基板を有し、カバー内に配置された点灯装置と;
    を具備していることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  2. 筒部の最大外径Wと発光管の最大螺旋外径Dとの差が2〜10mmであることを特徴とする請求項1記載の電球形蛍光ランプ。
  3. ホルダの筒部が白色に塗装されていることを特徴とする請求項1または2記載の電球形蛍光ランプ。
  4. 器具本体と;
    器具本体に取り付けられたソケットと;
    ソケットに装着された請求項1ないし3いずれか一記載の電球形蛍光ランプと;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
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