JP2006003409A - 画像投影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドームスクリーン上でオーバーラップ部と非オーバーラップ部の輝度を間便に均一化する、ブレンディング効果の高い遮光機構を備える画像投影システムを提供する。
【解決手段】 プロジェクタ2a、2b、2c、2dのそれぞれからドームスクリーン1に、隣接する部分画像がオーバーラップ部を有するように各部分画像を重ね合わせて配列することにより全体画像を表示する画像投影システムの、各プロジェクタに設ける遮光機構は、内部に切り欠きが形成された遮光板4a−1および遮光板4a−2から成り、前記切り欠きは、第1のオーバーラップ部の中心線に対応する第1の曲線(稜線)6と、第2のオーバーラップ部の中心線に対応する第2の曲線(稜線)7とによって規定される空間であるので、これら遮光板によって、平面スクリーンの場合と同様に輝度を調整することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の画像投影手段のそれぞれからドームスクリーンに部分画像をオーバーラップさせて投影して全体画像を表示する際に、オーバーラップ部の画像表示状態を適切に調整するための遮光機構を各画像投影手段に設けることにより、継ぎ目のない高精細画像を表示するようにした画像投影システムに関するものである。
スクリーンに部分画像をオーバーラップさせて投影することにより全体画像を表示する画像投影システムにおいては、複数n個の投影光束のオーバーラップ部の輝度は非オーバーラップ部の輝度のほぼn倍(n=2,3,・・)になるので、オーバーラップ部の画像表示状態を調整しない画像表示システムの場合には、ライトバルブの光束漏れや光学系の内部漏洩光により、いわゆる「黒浮き」が生じて画像表示品質が損なわれてしまう。その対策として、オーバーラップ部の輝度を低減させる遮光板を各画像投影手段に設けることによりオーバーラップ部および非オーバーラップ部の輝度を均一化する手法が一般的に用いられている。
複数の画像投影手段のそれぞれからドームスクリーンに部分画像をオーバーラップさせて投影することにより、1つのドームスクリーン上に大きな全体画像を表示するようにした画像投影システム(例えば特許文献1参照)が提案されている。この従来技術の画像投影システムは、ドームスクリーンに対して上下左右4個所に画像投影手段であるプロジェクタを配置して、各プロジェクタからそれぞれ部分画像を形成する光束を対角方向に投影するように構成されており、各部分画像のオーバーラップ部の画像表示状態を調整するために、各プロジェクタとドームスクリーンとの間にそれぞれ、遮光板を設けている。
特許第3462470号公報
投影面が平面状になっている平面スクリーンを用いる画像投影システムの場合には、プロジェクタから投影される光束は四角形状の投影領域に投影されるので、例えば4個のプロジェクタからスクリーンの上下左右に設けた投影領域に部分画像を投影する画像投影システムの場合には、隣接する投影領域のオーバーラップ部は矩形形状になる。そのため、オーバーラップ部を2等分する中心線に遮光板の稜線が対応するように遮光板を設置すれば、オーバーラップ部および非オーバーラップ部の輝度がほぼ均一化される(ブレンディングされる)ことになる。
一方、投影面が球面状になっているドームスクリーンを用いる画像投影システムの場合には、プロジェクタから投影される光束はドームスクリーンの球面に斜めから投影されるので、投影領域は四角形状にはならず、例えば後述する図9に示すような複雑な形状になり、オーバーラップ部も図9に符号10で示すような複雑な形状になる。このとき、オーバーラップ部10の中心線11に遮光板の稜線が対応するように遮光板を設置すれば、平面スクリーンの場合と同様に輝度を調整することができるが、遮光板の稜線を直線状にした場合、その直線状の稜線が球面に投影される際に曲線状になるため、直線状の稜線とオーバーラップ部10の中心線11とは一致せず、輝度を調整するのが困難になる。この問題に対して、投影面が球面状のドームスクリーンを用いる上記特許文献1記載の画像投影システムには、「曲げた形状に形成される左側近傍の遮蔽板および上側近傍の遮蔽板」という記載があり、その記載により「遮光板を曲げる」ことは示唆されているが、「遮光板のどの部分を、どのように曲げるのか」が全く記載されておらず、「遮光板を曲げる」ことと「ブレンディング効果」との因果関係も解明されていない。したがって、上記特許文献1記載の画像投影システムの遮蔽板を用いたのでは、オーバーラップ部および非オーバーラップ部の輝度を均一化するブレンディング効果が期待できない。
本発明は、ドームスクリーン上においてオーバーラップ部および非オーバーラップ部の輝度を間便に均一化し得る、ブレンディング効果の高い遮光機構を備える画像投影システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の第1発明は、複数の画像投影手段のそれぞれからドームスクリーンに部分画像を投影する際に、隣接する部分画像がオーバーラップ部を有するように各部分画像を重ね合わせて配列することにより全体画像を表示するとともに、前記オーバーラップ部の画像表示状態を調整するための遮光機構を前記各画像投影手段のそれぞれに設けるようにした画像投影システムであって、前記遮光機構は、内部に切り欠きが形成された少なくとも1枚の遮光板から成り、前記切り欠きは、第1のオーバーラップ部の中心線に対応する第1の曲線と、第2のオーバーラップ部の中心線に対応する第2の曲線とによって規定される空間であることを特徴とする。
請求項2に記載の第2発明は、前記遮光機構は、前記各画像投影手段の光路上に設定した遮光位置に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の第3発明は、前記ドームスクリーンは、半球の下部を半径よりも小さい所定寸法だけカットして設置面を形成した部分半球形状スクリーンであり、前記複数の画像投影手段は、前記設置面が水平になるように設置した前記ドームスクリーンを正面から見たときの左右脇部に設定した左設置位置および右設置位置にそれぞれ複数台ずつ、投影方向を上向きおよび下向きにして設置されていることを特徴とする。
第1発明によれば、複数の画像投影手段のそれぞれからドームスクリーンに部分画像を投影する際に、隣接する部分画像がオーバーラップ部を有するように各部分画像を重ね合わせて配列することにより全体画像を表示するとともに、前記オーバーラップ部の画像表示状態を調整するための遮光機構を前記各画像投影手段のそれぞれに設けるようにした画像投影システムにおける遮光機構は、内部に切り欠きが形成された少なくとも1枚の遮光板から成り、前記切り欠きは、第1のオーバーラップ部の中心線に対応する第1の曲線と、第2のオーバーラップ部の中心線に対応する第2の曲線とによって規定される空間であるので、例えば後述する図1および図9に示すようにドームスクリーンの右上領域、右下領域、左上領域、左下領域にそれぞれ部分画像を投影する画像投影システムでは、各投影領域の上下方向および左右方向にそれぞれ形成されるオーバーラップ部の中心線に前記遮光機構を構成する少なくとも1枚の遮光板の第1の曲線および第2の曲線が対応するので、平面スクリーンの場合と同様に輝度を調整し得るようになる。したがって、ドームスクリーン上においてオーバーラップ部および非オーバーラップ部の輝度を間便に均一化し得る、ブレンディング効果の高い遮光機構を備える画像投影システムを提供することができる。
第2発明によれば、前記遮光機構は、前記各画像投影手段の光路上に設定した遮光位置に対して着脱可能に構成されているから、投影された各部分画像の位置を調整する幾何補正を行う際には前記各画像投影手段の光路上から前記各遮光機構を待避させた状態で幾何補正のための撮影データを得ることが可能になり、適切に幾何補正を行い得るようになる。
第3発明によれば、前記ドームスクリーンは、半球の下部を半径よりも小さい所定寸法だけカットして設置面を形成した部分半球形状スクリーンであり、前記複数の画像投影手段は、前記設置面が水平になるように設置した前記ドームスクリーンを正面から見たときの左右脇部に設定した左設置位置および右設置位置にそれぞれ複数台(例えば2台)ずつ、投影方向を上向きおよび下向きにして設置されているから、各画像投影手段から対角方向に部分画像を投影することにより、反射ミラー等を用いることなくドームスクリーンの右上領域、右下領域、左上領域、左下領域にそれぞれ部分画像を直接投影する画像投影システムを実現することができ、観客サービス上好ましい。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1〜図3は本発明の第1実施形態の画像投影システムの構成を示す図である。本実施形態の画像投影システムは、図1〜図3に示すように、半球の下部を半径Rよりも小さい所定寸法だけカットして設置面を形成した部分半球形状スクリーンであるドームスクリーン1と、ドームスクリーン1の開口部左右脇に複数台(本実施形態の場合、2台)ずつ設置され、右上領域、右下領域、左上領域、左下領域にそれぞれ部分画像を直接投影する画像投影手段である4台のプロジェクタ2(2a、2b、2c、2d)と、プロジェクタ2a、2bおよびプロジェクタ2c、2dをそれぞれ支持する支持構造体3とを具備して成る。なお、本実施形態では、上記ドームスクリーン1として、直径6mの大型ドームスクリーンを用いており、このドームスクリーン1の右上領域、右下領域、左上領域、左下領域にそれぞれ、反射ミラー等を用いることなく部分画像を直接投影する画像投影システムとして構成されているので、観客は反射ミラー等によって視界を遮られることなくドームスクリーン上の画像を鑑賞できるようになり、観客サービス性が高い画像投影システムとなっている。
本実施形態では、上記4台のプロジェクタ2a、2b、2c、2dとして、例えばXGA(1024×768ドット)の解像度を有するプロジェクタを用いており、合計約200万画素の高精細画像をドームスクリーン上に表示するように構成されている。上記プロジェクタとして使用可能なプロジェクタとしては、反射型液晶プロジェクタ、透過型液晶プロジェクタ、DLP等が挙げられる。なお、上記4台のプロジェクタ2a、2b、2c、2dの解像度はXGAに限定されるものではなく、SXGA、UXGA等のより高解像度のプロジェクタを用いてさらに高精細な画像表示を行うようにしてもよい。
図4はプロジェクタ2a、2b(プロジェクタ2c、2dの場合も同様である)およびそれらプロジェクタを支持する支持構造体3の詳細図である。プロジェクタ2a、2bは、プロジェクタの投影方向を自由に変えられるような自由雲台5を介して支持構造体3に取り付けられている。したがって、プロジェクタ設置時には、各プロジェクタの投影方向の調整が間便に行えるようになっている。
さらに、各プロジェクタの光束出射面の前方(この場合、図示しない投影レンズの前方である)には、出射光束の一部を遮光する遮光機構を構成する遮光板4a、4b、4c、4dが取り付けられている。以下に、図5を用いてそれぞれの遮光板の形状について説明する。
図5に示すように、ドームスクリーン1の右上領域に部分画像を投影するプロジェクタ2aの前方には遮光板4aが取り付けられており、右下領域に部分画像を投影するプロジェクタ2bの前方には遮光板4bが取り付けられている。それぞれの遮光板4a、4bの遮光部の稜線は、直線ではなく、曲線で形成されている。なお、各遮光板は、例えば金属板製であるものとする。
上記曲線にした稜線の機能について図6〜図12を用いて詳細に説明する。図6に示す遮光板4aは、稜線6を有する遮光板4a−1と、稜線7を有する遮光板4a−2とから構成されている。
プロジェクタ2aの画像投影領域は、遮光板4aを設けない場合には図7に示すようになり、ドームスクリーン1の右上領域の全域をカバーするとともに、ドームスクリーン1の左上領域の一部を含むものとなる。プロジェクタ2aは、図1に示すように、ドームスクリーン1の開口部左脇に設置されているため、投影される部分画像は、ドームスクリーン1に大きな入射角で投射されることになる。したがって、図7に示すように、画像投影領域8は長方形ではなく、図示のような長方形が大きく歪んだ形状となる。
図8はドームスクリーン1の左上領域に部分画像を投影するプロジェクタ2cの画像投影領域9を示す図であり、この画像投影領域9は、プロジェクタ2aの画像投影領域8と左右対称な形状となっている。したがって、プロジェクタ2aおよびプロジェクタ2bの投影領域には、図9に示すような複雑な形状になったオーバーラップ部10が生じることになる。
本実施形態の画像投影システムでは、画像の歪みについては、外部に設けた図示しないキャリブレーション用カメラにより投影画像を撮影し、その撮影データに基づいて幾何補正を行うので、画像の歪みに関する適切な補正が行われることになり、歪みのない画像を提供することができる。このとき、画像の輝度についても上記キャリブレーション用カメラの撮影データに基づいて輝度補正を行うことは可能であるが、部分画像同士のオーバーラップ部を遮光する遮光板を設けないで部分画像を投影したときの撮影データを用いて輝度補正を行った場合には、コントラストが低下するという問題が発生する。なぜならば、通常プロジェクタによって「黒」を投影した場合には「完全な黒」にはならず、ある程度の光量の光束がスクリーンに投影されるので、複数n個の投影光束のオーバーラップ部では非オーバーラップ部に比べて黒の明るさがほぼn倍(n=2,3,・・)の明るさとなる。そのような黒の明るさの相違を補正するためには、非オーバーラップ部の黒レベルを上げる必要があるが、そのようにした場合には結果的にコントラストの低下を招いてしまう。そこで、本実施形態では、上記コントラストの低下を防止するためにプロジェクタの前方に遮光機構を設け、オーバーラップ部の光量をカットするように構成している。
以上を考慮して、本実施形態では、上述したプロジェクタ2aおよびプロジェクタ2cの画像投影領域のオーバーラップ部10を遮光板4aおよび遮光板4cで遮光するように構成している。各プロジェクタ前方に遮光板を設ける場合には、通常オーバーラップ部の中心線付近で振り分けられるようにするのが装置設計上望ましいため、図9に示すオーバーラップ状態の場合、各プロジェクタに取り付けられた遮光板は中心線11から外側の領域を遮光するように設計する必要がある。
次に、中心線11の外側の領域を遮光できるような遮光板の形状について説明する。図10はドームスクリーン1の右上領域に部分画像を投影するプロジェクタ2aに、直線状の稜線6を有する遮光板4aが取り付けられた場合の構成を例示する図である。図11は稜線6が直線状に形成された遮光板4aによってプロジェクタ2aの出射光束を遮光した場合の画像投影領域8の端部12を示す図であり、画像投影領域端8の端部12は、直線状稜線6に対応して大きく湾曲したような形状となっている。これは、上述したように、プロジェクタの投影光束が大きな入射角をもって投影されることにより、直線状の稜線で遮光した場合であってもその直線形状が反映されず、歪みが生じて湾曲することに起因している。
したがって、上述した歪みを考慮すれば、遮光板の稜線を図6に示すような曲線とすればよいわけである。図6に示すような曲線状の稜線6を有する遮光板4a−1でプロジェクタ2aの出射光束を遮光した場合の画像投影領域は図12に示すようになり、画像投影領域8の端部13は、曲線状稜線6に対応してほぼ直線となるので、図9に示すオーバーラップ部の中心線11の外側が遮光されることになる。
このように、オーバーラップ部の中心線が、遮光板による遮光領域端にほぼ一致するように遮光板の稜線を曲線状にすれば、適切にオーバーラップ部を遮光することができるようになる。
なお、上記においては、プロジェクタ2aの左右方向のオーバーラップ部の遮光について説明したが、その他のオーバーラップ部についても同様の手法で適切な遮光が実現できる。例えば、プロジェクタ2aの上下方向のオーバーラップ部の遮光については、遮光板4a−2の曲線状の稜線7によって遮光が実現でき、プロジェクタ2bの左右方向のオーバーラップ部の遮光については、図5に示す遮光板4bの図示右側上下方向の曲線状の稜線によって遮光が実現でき、プロジェクタ2bの上下方向のオーバーラップ部の遮光については、図5に示す遮光板4bの図示上側左右方向の曲線状の稜線によって遮光が実現できる。なお、プロジェクタ2c、プロジェクタ2dに設ける遮光機構(遮光板)の形状は、遮光板4a、遮光板4bの左右対称形状とすればよい。
なお、本実施形態では、遮光板を単純な板形状で形成しているが、このように単純な板形状で遮光板を形成した場合においても、通常プロジェクタの光学系の射出瞳は遮光板とは離れた場所に来るので、遮光板による遮光領域端部13では、急激に光量が落ちるわけではなく、徐々に光量が低下していくので、上記特許文献1に記載された「透過率が徐々に変化するような遮光板」を用いる必要はない。
また、上記各遮光板は、例えば図示しないヒンジ機構によって、各プロジェクタの光路上に設定した遮光位置に対して着脱可能(退避可能)な構造になっている。このように、各遮光板を遮光位置から退避可能に構成することにより、外部に設けたキャリブレーション用カメラによってドームスクリーン上に表示したテストパターンを撮影して幾何補正に用いる撮影データを得るときには各遮光板を退避させて、遮光無しの状態で撮影を行うことができる。それにより、通常は遮光板で遮光されてしまう領域にもテストパターンを表示して幾何補正データを取得することが可能になるので、オーバーラップ部付近における各種データを正確に計算することが可能になり、適切に幾何補正を行い得るようになる(なお、幾何補正の詳細については、例えば特開2001−268476号公報を参照のこと)。
以上説明したように、本実施形態の画像投影システムによれば、プロジェクタ2a、2b、2c、2dのそれぞれからドームスクリーン1に部分画像を投影する際に、隣接する部分画像がオーバーラップ部を有するように各部分画像を重ね合わせて配列することにより全体画像を表示する際に、オーバーラップ部の画像表示状態を調整するためにプロジェクタ2a、2b、2c、2dのそれぞれに設けた遮光機構である遮光板4a(4b、4c、4dも同様である)は、内部に切り欠きが形成された遮光板4a−1および遮光板4a−2から成り、前記切り欠きは、第1のオーバーラップ部の中心線11(図9参照)に対応する第1の曲線(稜線)6と、第2のオーバーラップ部の中心線に対応する第2の曲線(稜線)7とによって規定される空間であるので、図1および図9に示すようにドームスクリーン1の右上領域、右下領域、左上領域、左下領域にそれぞれ部分画像を投影する画像投影システムでは、各投影領域の上下方向および左右方向にそれぞれ形成されるオーバーラップ部の中心線に前記遮光機構を構成する遮光板の第1の曲線および第2の曲線が対応するので、平面スクリーンの場合と同様に輝度を調整することができ、効果的に黒浮きを防止し得るようになる。したがって、ドームスクリーン1上においてオーバーラップ部および非オーバーラップ部の輝度を間便に均一化し得る、ブレンディング効果の高い遮光機構を備える画像投影システムを提供することができる。
なお、上記第1実施形態の画像投影システムでは、画像投影手段としてのプロジェクタを4台用いているが、これに限定されるものではなく、例えば8台のプロジェクタを用いてさらに高精細な画像表示を行うようにすることもできる。また、多数台のプロジェクタを用いることにより、各プロジェクタの画像投影領域がサッカーボールの表面のように多数の多角形に区画されるように構成してもよい。
本発明の第1実施形態の画像投影システムの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の画像投影システムの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の画像投影システムの構成を示す図である。 第1実施形態の2台のプロジェクタおよびそれらプロジェクタを支持する支持構造体の詳細図である。 第1実施形態の画像投影システムにおける遮光板の形状を例示する図である。 第1実施形態の画像投影システムにおける遮光板の、曲線状にした稜線の機能を説明するための図である。 第1実施形態の画像投影システムにおける遮光板の、曲線状にした稜線の機能を説明するための図である。 第1実施形態の画像投影システムにおける遮光板の、曲線状にした稜線の機能を説明するための図である。 第1実施形態の画像投影システムにおける遮光板の、曲線状にした稜線の機能を説明するための図である。 第1実施形態の画像投影システムにおける遮光板の、曲線状にした稜線の機能を説明するための図である。 第1実施形態の画像投影システムにおける遮光板の、曲線状にした稜線の機能を説明するための図である。 第1実施形態の画像投影システムにおける遮光板の、曲線状にした稜線の機能を説明するための図である。
符号の説明
1 ドームスクリーン
2、2a、2b、2c、2d プロジェクタ(画像投影手段)
3 支持構造体
4a、4a−1、4a−2、4b、4c、4d 遮光板
5 自由雲台
6 稜線(第1の曲線)
7 稜線(第2の曲線)
8、9 画像投影領域
10 オーバーラップ部
11 中心線
12、13 画像投影領域8の端部

Claims (3)

  1. 複数の画像投影手段のそれぞれからドームスクリーンに部分画像を投影する際に、隣接する部分画像がオーバーラップ部を有するように各部分画像を重ね合わせて配列することにより全体画像を表示するとともに、前記オーバーラップ部の画像表示状態を調整するための遮光機構を前記各画像投影手段のそれぞれに設けるようにした画像投影システムであって、
    前記遮光機構は、内部に切り欠きが形成された少なくとも1枚の遮光板から成り、前記切り欠きは、第1のオーバーラップ部の中心線に対応する第1の曲線と、第2のオーバーラップ部の中心線に対応する第2の曲線とによって規定される空間であることを特徴とする画像投影システム。
  2. 前記遮光機構は、前記各画像投影手段の光路上に設定した遮光位置に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像投影システム。
  3. 前記ドームスクリーンは、半球の下部を半径よりも小さい所定寸法だけカットして設置面を形成した部分半球形状スクリーンであり、前記複数の画像投影手段は、前記設置面が水平になるように設置した前記ドームスクリーンを正面から見たときの左右脇部に設定した左設置位置および右設置位置にそれぞれ複数台ずつ、投影方向を上向きおよび下向きにして設置されていることを特徴とする請求項1または2記載の画像投影システム。
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