JP2006002520A - 削孔用補強管及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 補強管は繊維強化樹脂製であるが、補強管の接続部分で拡径することなく補強管を円滑に地山に前進することができる上に補強管による地山の安定性を向上することができ、補強管の接続部分の高い機械的強度を維持することができる。
【解決手段】 繊維強化樹脂製の管本体12とこの管本体12の両端に設けられた雄ねじ金属筒16、雌ねじ金属筒16’とから成り、雄ねじ金属筒と雌ねじ金属筒とは、相互に補完するように形成され、且つその基部外周に長手方向に交互に凹凸が表われる凹凸小径部18、18’を有し、これらの雌雄のねじ金属筒16、16’の凹凸小径部18、18’が隣り合う凸部の小さな間隔DSを有する部分と大きな間隔DLを有する部分とを含み、繊維強化樹脂製の管本体12は、雄ねじ金属筒16の凹凸小径部18と雌ねじ金属筒16’の凹凸小径部18’とに跨ってこれらの凹凸小径部18、18’の凹凸面を埋め込むように形成されている。
【選択図】 図3
【解決手段】 繊維強化樹脂製の管本体12とこの管本体12の両端に設けられた雄ねじ金属筒16、雌ねじ金属筒16’とから成り、雄ねじ金属筒と雌ねじ金属筒とは、相互に補完するように形成され、且つその基部外周に長手方向に交互に凹凸が表われる凹凸小径部18、18’を有し、これらの雌雄のねじ金属筒16、16’の凹凸小径部18、18’が隣り合う凸部の小さな間隔DSを有する部分と大きな間隔DLを有する部分とを含み、繊維強化樹脂製の管本体12は、雄ねじ金属筒16の凹凸小径部18と雌ねじ金属筒16’の凹凸小径部18’とに跨ってこれらの凹凸小径部18、18’の凹凸面を埋め込むように形成されている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、例えば、トンネルを掘削する際に、トンネルの天井等を囲む表面の岩壁を削孔する際に用いられる削孔用補強管の改良及びその製造方法に関するものである。
トンネル等を掘削する際に、トンネルの切羽の前方地山を安定化するために、注入式長尺先受け工法が採用されている。この工法は、補強管(埋設管又は外管)の内部に削孔ロッドを配置し、この削孔ロッドの先端に接続された削孔ビットを補強管の先端から露出してドリルジャンボ等によって削孔ロッドを介して削孔ビットに回転と打撃力とを与えつつ地山を削孔しつつ補強管を前進し、この際、削岩機からの水を削孔ロッドの内部中空部を介して削孔ビットから削孔水として噴射して地山を砕き、その際に発生するスライムを補強管と削孔ロッドとの空間から外部に排出し、このようにして補強管を打設した後、補強管を地中に残して削孔ロッドと削孔ビットとを回収し、残された補強管内に樹脂を注入して固化する方法である。補強管は、数m単位のものを削孔の進行につれて順次継ぎ足して長尺化される。
この工法では、補強管を切羽前方の鋼製支保工にできるだけ接近するように小さな仰角を保って補強管を打設するのが好ましいが、これを達成するために、最近、補強管を繊維強化樹脂(FRP)製の管から作ってこの繊維強化樹脂製の補強管を順次継ぎ足して打設することが提案されている(特許文献1参照)。
この繊維強化樹脂製の補強管を用いると、鋼製の補強管を用いる場合に比べて小さな仰角で打設することができ、従って支保工を建て込む際に断面を拡幅する必要がなく、また補強管が繊維強化樹脂であるため、支保工に支障となる補強管部分は、掘削の過程で削り取ることができる。
この工法に用いられる繊維強化樹脂製の補強管は、全長が繊維補強管であり、従って単位長の補強管を高い強度で接続するために、金属製のカップリングを必要とする。即ち、繊維強化樹脂製の補強管は、両端に雄ねじ部を有し、隣り合う補強管は、雌ねじ型のカップリングに相対する端部の雄ねじ部をカップリングにねじ込んで接続されている。
しかし、このように、補強管をカップンリグによって接続すると、接続状態の補強管は、カップンリグで拡径され、削孔に伴う補強管の地山への前進に抵抗を発生し、削孔を一層大きくしない限り円滑な補強管の打設ができない上に、削孔の拡径によって、埋め込まれた補強管と削孔との間に隙間が発生し、地山の安定性が低下する欠点があった。
また、全長が繊維強化樹脂である補強管とカップリングとのねじ接続部分の機械的強度が小さく、またカップリングという余分の部品を必要とするので、部品管理が面倒である上に接続作業が面倒となる欠点があった。
本発明が解決しようとする1つの課題は、補強管は繊維強化樹脂製であるが、補強管の接続部分で拡径することなく、補強管を円滑に地山に前進することができる上に補強管による地山の安定性を向上することができる削孔用補強管を提供することにある。
本発明が解決しようとする他の課題は、補強管は繊維強化樹脂製であるが、補強管の接続部分の高い機械的強度を維持することができ、且つ補強管の接続に余分の部品を必要とすることがない削孔用補強管を提供することにある。
本発明が解決しようとする更に他の課題は、本発明の上記の課題を解決することができる補強管を容易に製造することができる方法を提供することにある。
本発明の第1の課題解決手段は、繊維強化樹脂製の管本体とこの管本体の両端に設けられたねじ接続部とから成っていて削孔内に埋め込まれるべき削孔用補強管において、一方のねじ接続部は、雄ねじ金属筒から成り、他方のねじ接続部は、雌ねじ金属筒から成り、雄ねじ金属筒と雌ねじ金属筒とは、相互に補完するように形成され、且つその基部外周に長手方向に交互に凹凸が表われる凹凸小径部を有し、前記凹凸小径部は、隣り合う凸部の小さな間隔を有する部分と大きな間隔を有する部分とを含み、繊維強化樹脂製の管本体は、雄ねじ金属筒の凹凸小径部と雌ねじ金属筒の凹凸小径部とに跨ってこれらの凹凸小径部の凹凸面を埋め込むように形成されていることを特徴とする削孔用補強管を提供することにある。
本発明の第1の課題解決手段において、雄ねじ金属筒の凹凸小径部と雌ねじ金属筒の凹凸小径部の凹凸は、環状の形態を有し、環状の凸部は、ねじ先端に向けて次第に外径が大きくなる傾斜後面とほぼ径方向に面する略垂直前面とを含んでいるのが好ましい。
本発明の第2の課題解決手段は、本発明の第1の課題解決手段による削孔用補強管を製造する方法であって、雄ねじ金属筒の凹凸小径部と雌ねじ金属筒の凹凸小径部とに跨って強化用繊維シートを相互に樹脂を含浸しながら多層に巻き付けて繊維強化樹脂製の管本体を形成し、強化用繊維シートと含浸樹脂とは、強化用繊維シートの巻き付け時に、雄ねじ管及び雌ねじ管の凹凸小径部の凹凸面に食い込ませることを特徴とする削孔用補強管の製造方法を提供することにある。
このように、補強管は、その両端に予め接続された雄ねじ金属筒及び雌ねじ金属筒から成るねじ接続部を有するので、従来のように補強管をカップンリグによって接続する必要がなく、従って接続状態の補強管が拡径されることがないので、削孔径を大きくすることなく、補強管の地山への前進を円滑に行うことができ、また削孔内で補強管は大きな隙間を発生することなく安定して埋め込まれるので、高い強度で支保工を組み立てることができる。
また、繊維強化樹脂製の管本体は、雄ねじ金属筒の凹凸小径部と雌ねじ金属筒の凹凸小径部とに跨って凹凸小径部の凹凸面を埋め込むようにして予め量金属筒に接続されている上に隣り合う補強管はそれに一体の金属筒を相互にねじ接続するので、接続状態にある補強管の機械的強度が高く、またカップリングの如き余分の部品を必要としないので、部品管理及び接続作業が容易となる。
特に、雌雄のねじ金属筒の凹凸小径部が隣り合う凸部の小さな間隔を有する部分と大きな間隔を有する部分とから成っていると、これらの凹凸小径部がその周りに設けられて凹凸面を埋め込む繊維強化樹脂製の管本体は、凸部との長手方向の係合面積よりも凹部の長手方向の係合面積の方が大きく、従って長手方向の引き抜き抵抗が大きくなり、繊維強化樹脂製の管本体と金属筒との引っ張り強度が向上し、補強管の打設工事を確実に行うことができる。
本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に述べると、図1は、本発明に係わる削孔用補強管10を用いてトンネル1等を掘削する際に予め坑内の奧の地盤を補強する目的で地山2を先受けする状態を示し、補強管10は、図2に示すように、トンネル1の天井に沿って並べて打ち込まれるが、各列毎に、補強管10は、切羽3の上縁3aに沿ってその上方の地山部分2aに斜めに打設される。各補強管10は、数m単位の長さを有するので、これらの補強管10は、順次継ぎ足して所定の長さとされる。なお、図2において符号4は、支保工を示す。
補強管12を切羽3の前方に埋設するために、図1に示すように、削岩機30のシャンクロッド30Sに接続されて補強管10の中に挿入される中空の削孔ロッド20が用いられる。この削孔ロッド20は、図1に示すように、複数の単位ロッドをカップリング22を介して順次連結して形成される。削岩機30のシャンクロッド30Sは、シャンクロッド連結カップリング32を介して削孔ロッド20の後端に連結される。削孔ロッド20は、その先端に削孔ビット24が接続され、この削孔ビット24は、補強管10の最先端から露出している。
このようにして、削岩機30のシャンクロッド30Sによって削孔ロッド20を介して削孔ビット24に回転力と打撃力とを与えつつ地山2を削孔しつつ補強管10を前進し、この際、削岩機30からの水を削孔ロッド20の内部中空部を介して削孔ビット24から削孔水として噴射して地山2を砕き、その際に発生するスライムを補強管10と削孔ロッド22との空間から外部に排出し、このようにして補強管10を打設した後、補強管10を地中に残して削孔ロッド20と削孔ビット24とを回収し、残された補強管10内に樹脂を注入し固化してトンネル1の天井を補強する。
本発明に係わる削孔用補強管10は、図3に示すように、繊維強化樹脂製の管本体12とこの管本体の両端に設けられたねじ接続部14、14’とから成っている。管本体12の材料である繊維強化樹脂は、ガラス繊維、炭素繊維又は金属繊維が含有された不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂等から成っている。
一方のねじ接続部14は、雄ねじ金属筒16から成り、他方のねじ接続部14’は、雌ねじ金属筒16’から成り、雄ねじ金属筒16と雌ねじ金属筒16’とは、基部を除いて相互に補完するように形成され、従って隣り合う補強管10は、一方の補強管10の雄ねじ金属筒16を他方の補強管10の雌ねじ金属筒16’にねじ込んで相互に接続される。金属筒16、16’は、例えば、鋼から成っている。
雄ねじ金属筒16と雌ねじ金属筒16’とは、図4及び図5に示すように、その基部(ねじを有しない部分)外周に長手方向に交互に凹凸が表われる凹凸小径部18、18’を有し、これらの凹凸小径部18、18’は、隣り合う凸部の小さな間隔DSを有する部分と大きな間隔DLを有する部分とを混在して含んでいる。更に詳細の述べると、図示の形態では、小さな間隔DSを有する部分と大きな間隔DLを有する部分とを交互に有し、全ての小さな間隔DSは相互に同じ大きさであり、また全ての大きな間隔DLも相互に同じ大きさであるが、これらの間隔は相互に異なっていてもよい。
繊維強化樹脂製の管本体12は、雄ねじ金属筒16の凹凸小径部18と雌ねじ金属筒16’の凹凸小径部18’とに跨ってこれらの凹凸小径部18、18’の凹凸面を埋め込むように形成されている。
雄ねじ金属筒16の凹凸小径部18と雌ねじ金属筒16’の凹凸小径部18’は、図4及び図5に示すように、環状の形態を有し、環状の凸部18P、18’Pと環状の凹部18R、18’Rとから成り、環状の凸部18P、18’Pは、ねじ先端に向けて次第に外径が大きくなる傾斜後面IBとほぼ径方向に面する略垂直前面VFとを含んでいるのが好ましい。垂直全面VFは、管本体12がねじ金属筒16、16’から抜け出すのを防止する抜け止め機能を有する。
本発明の補強管10は、例えば、次のようにして製造することができる。図示しないステンレス製の中空コアの周りにビニルテープ等を巻き付けて離型層を形成し、この中空コアの両端に雄ねじ金属筒16と雌ねじ金属筒16’とを嵌合して接続し、この雄ねじ金属筒16の凹凸小径部18と雌ねじ金属筒16’の凹凸小径部18’とに跨って中空コアの上に強化用繊維シート(例えばガラス繊維不織布)をこのシートにエポキシ樹脂等を塗布又はスプレーによって含浸させながら多層に巻き付けて繊維強化樹脂製の管本体12を形成する。各強化用繊維シートと含浸樹脂とは、シートの巻き付け時に、雄ねじ金属筒16及び雌ねじ金属筒16’の凹凸小径部18、18’の凹凸面に食い込ませる。このようにして、繊維強化樹脂製の管本体12が雄ねじ金属筒16及び雌ねじ金属筒16’に大きな引き抜き強度を保って接続される。なお、図4及び図5から解るように、管本体12の内径、即ち中空コアの外径は、ねじ金属筒16、16’の内径よりも小さい上に中空コアの外面に離型層を有するので、繊維強化樹脂製の管本体12を形成した後、中空コアは、ねじ金属筒16又は16’から容易に引き出すことができる。この際、離型層は、管本体12の内面に残るが、それは補強管10の打設に全く支障はない。
この繊維強化樹脂製の補強管10は、図1に示すように、順次継ぎ足しながら地中に前進するが、これらの補強管10は、その雄ねじ金属筒16の雄ねじをその直前の補強管10の雌ねじ金属筒16’の雌ねじ内にねじ込んで接続することによって継ぎ足される。この場合、補強管10は、カップリングを使用することなく、継ぎ足すことができるので、接続された補強管10の外周にカップリングによる拡径部分が生ずることがなく、削孔を大きくする必要がない。従って、削孔と補強管との間に隙間が生ずることがなく、地山の安定性を向上することができる。
このように、補強管10は、その両端に予め接続された雄ねじ金属筒16及び雌ねじ金属筒16’から成るねじ接続部14、14’を有するので、従来のように補強管をカップンリグによって接続する必要がなく、補強管10が拡径されることがなく、このため、削孔径が大きくなることがなく、補強管10の前進を円滑に行うことができ、また補強管10を一層安定した状態で地山に埋め込むことができることが解る。
繊維強化樹脂製の管本体12は、雄ねじ金属筒16の凹凸小径部18と雌ねじ金属筒16’の凹凸小径部18’とに跨ってこれらの凹凸小径部の凹凸面を埋め込むようにして予め両金属筒に接続されているので、補強管10同士の接続は金属部分のねじ込みで行われる。
特に、雌雄のねじ金属筒16、16’の凹凸小径部18、18’が隣り合う凸部の小さな間隔DSと大きな間隔DLとが混在しているので、繊維強化樹脂製の管本体12は、凸部との長手方向の係合面積よりも凹部との長手方向の係合面積の方が大きく、従って繊維強化樹脂製の管本体12の長手方向の引き抜き抵抗が大きくなり、繊維強化樹脂製の管本体12と金属筒16、16’との引っ張り強度が向上し、補強管の打設工事を確実に行うことができることが解る。
本発明の1つの実施例を述べると、補強管10の全長は、3050mmであり、雄ねじ金属筒16の全長が230mm、雌ねじ金属筒16’の全長が220mmであり、いずれのねじ金属筒16、16’とも内径が約62mm、凹凸小径部18、18’の凹部の外径が約67mm、凸部の外径が約71mmであった。隣り合う凸部の小さな間隔DSと大きな間隔DLとは交互に表れ、小さな間隔DSは、6.38mm、大きな間隔DLは、26.36mmであった。この実施例のねじ金属筒16、16’間に繊維強化樹脂製の管本体12を接続して形成された補強管10は、凸部の間隔をすべて約6.38mmとして同じ間隔としたねじ金属筒16、16’を用いた補強管10に比べてねじ金属筒16、16’の引抜き強度を著しく改善することができたことが確認された。
繊維強化樹脂製であるが、両端に一体の金属筒からなるねじ接続部を有し、従って取り扱いが容易であるが、隣り合う補強管を高い強度で接続することができ、削孔用の補強管として産業上の利用性が向上する。
1 トンネル
2 地山
2a 地山部分
2b 削孔部分
3 切羽
4 支保工
10 補強管
12 繊維強化樹脂製管本体
14、14’ ねじ接続部
16 雄ねじ金属筒
16’ 雌ねじ金属筒
18 雄ねじ金属筒の凹凸小径部
18’ 雌ねじ金属筒の凹凸小径部
18P、18’P 環状凸部
18R、18’R 環状凹部
IB 傾斜後面
VF 垂直前面
20 削孔ロッド
22 カップリング
24 削孔ビット
30 削岩機
30S シャンクロッド
32 シャンクロッド連結カップンリグ
DS 小さな間隔
DL 大きな間隔
2 地山
2a 地山部分
2b 削孔部分
3 切羽
4 支保工
10 補強管
12 繊維強化樹脂製管本体
14、14’ ねじ接続部
16 雄ねじ金属筒
16’ 雌ねじ金属筒
18 雄ねじ金属筒の凹凸小径部
18’ 雌ねじ金属筒の凹凸小径部
18P、18’P 環状凸部
18R、18’R 環状凹部
IB 傾斜後面
VF 垂直前面
20 削孔ロッド
22 カップリング
24 削孔ビット
30 削岩機
30S シャンクロッド
32 シャンクロッド連結カップンリグ
DS 小さな間隔
DL 大きな間隔
Claims (3)
- 繊維強化樹脂製の管本体と前記管本体の両端に設けられたねじ接続部とから成っていて削孔内に埋め込まれるべき削孔用補強管において、前記一方のねじ接続部は、雄ねじ金属筒から成り、他方のねじ接続部は、雌ねじ金属筒から成り、前記雄ねじ金属筒と雌ねじ金属筒とは、相互に補完するように形成され、且つその基部外周に長手方向に交互に凹凸が表われる凹凸小径部を有し、前記凹凸小径部は、隣り合う凸部の小さな間隔を有する部分と大きな間隔を有する部分とを含み、前記繊維強化樹脂製の管本体は、前記雄ねじ金属筒の凹凸小径部と雌ねじ金属筒の凹凸小径部とに跨って前記凹凸小径部の凹凸面を埋め込むように形成されていることを特徴とする削孔用補強管。
- 請求項1に記載の削孔用補強管であって、前記雄ねじ金属筒の凹凸小径部と雌ねじ金属筒の凹凸小径部の凹凸は、環状の形態を有し、前記環状の凸部は、ねじ先端に向けて次第に外径が大きくなる傾斜後面とほぼ径方向に面する略垂直前面とを含んでいることを特徴とする削孔用補強管。
- 請求項1又は2に記載の削孔用補強管を製造する方法であって、前記雄ねじ金属筒の凹凸小径部と雌ねじ金属筒の凹凸小径部とに跨って強化用繊維シートを相互に樹脂を含浸しながら多層に巻き付けて前記繊維強化樹脂製の管本体を形成し、前記強化繊維シートと含浸樹脂とは、前記強化繊維シートの巻き付け時に、前記雄ねじ管及び雌ねじ管の凹凸小径部の凹凸面に食い込ませることを特徴とする削孔用補強管の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004182231A JP2006002520A (ja) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | 削孔用補強管及びその製造方法 |
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