JP2006001970A - 自動車部品用熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

自動車部品用熱可塑性樹脂組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2006001970A
JP2006001970A JP2004176796A JP2004176796A JP2006001970A JP 2006001970 A JP2006001970 A JP 2006001970A JP 2004176796 A JP2004176796 A JP 2004176796A JP 2004176796 A JP2004176796 A JP 2004176796A JP 2006001970 A JP2006001970 A JP 2006001970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase composition
dispersed
composition
thermoplastic resin
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004176796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4156565B2 (ja
Inventor
Shigeru Yamauchi
茂 山内
Noriyuki Suzuki
憲之 鈴木
Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2004176796A priority Critical patent/JP4156565B2/ja
Priority to EP05012769A priority patent/EP1607442A1/en
Priority to US11/152,190 priority patent/US20050277737A1/en
Publication of JP2006001970A publication Critical patent/JP2006001970A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4156565B2 publication Critical patent/JP4156565B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L9/00Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
    • C08L9/02Copolymers with acrylonitrile
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K2201/00Specific properties of additives
    • C08K2201/011Nanostructured additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/34Silicon-containing compounds
    • C08K3/346Clay
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L33/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L33/18Homopolymers or copolymers of nitriles
    • C08L33/20Homopolymers or copolymers of acrylonitrile

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】耐ガス透過性、耐水分透過性、耐熱性、耐油性、耐燃料油性等に優れる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物の提供。
【解決手段】熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する連続相組成物と、前記連続相組成物中に分散している分散相組成物とからなる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物であって、前記分散相組成物が、動的に架橋された、アクリロニトリル量が31質量%以上55質量%未満であるアクリロニトリル−ブタジエンゴムを含有する、自動車部品用熱可塑性樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、自動車の部品、特に、燃料系周りおよびエンジン周りの部品に好適に用いられる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物に関する。
近年、自動車等の部品の材料に用いられているゴムを、リサイクル可能な熱可塑性樹脂へと代替することが進められてきている。例えば、本発明者らは、耐久性、柔軟性および耐ガス透過性に優れる熱可塑性エラストマー組成物として、熱可塑性樹脂(A)中に動的に架橋されたゴム相(B)が分散し、(A)の一部または全部が熱可塑性樹脂と層状粘土鉱物のナノ複合体(C)である熱可塑性エラストマー組成物(D)を提案した(特許文献1参照。)。
特開2000−160024号公報
しかしながら、本発明者の検討の結果、特許文献1に記載されている組成物は、耐ガス透過性、耐水分透過性、耐熱性および耐油性に優れるものの、例えば、燃料系周りおよびエンジン周りの部品に用いるような場合には、耐燃料油性が更に優れている組成物が好ましいことが明らかになった。
したがって、本発明は、耐ガス透過性、耐水分透過性、耐熱性、耐油性等に優れ、特に耐燃料油性に優れる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、特許文献1に記載されている組成物において用いられているブチル系ゴム組成物の代わりに、高アクリロニトリル量のアクリロニトリル−ブタジエンゴム組成物を用いることで、耐燃料油性が格段に向上することを見出した。
また、本発明者は、更に、上記アクリロニトリル−ブタジエンゴム組成物中に、層状粘土鉱物を含有させることにより、耐燃料油性がより向上することを見出した。
更に、本発明者は、アクリロニトリル量が極めて高い場合には、層状粘土鉱物を用いなくても、耐燃料油性が優れたものになることを見出した。
本発明者は、これらの知見に基づき、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、以下の(1)〜(4)を提供する。
(1)熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する連続相組成物と、前記連続相組成物中に分散している分散相組成物とからなる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物であって、
前記分散相組成物が、動的に架橋された、アクリロニトリル量が31質量%以上55質量%未満であるアクリロニトリル−ブタジエンゴムを含有する、自動車部品用熱可塑性樹脂組成物。
(2)熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する連続相組成物と、前記連続相組成物中に分散している分散相組成物とからなる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物であって、
前記分散相組成物が、動的に架橋された、アクリロニトリル量が25質量%以上55質量%未満であるアクリロニトリル−ブタジエンゴムを含有し、
前記連続相組成物の一部または全部が、熱可塑性ポリアミド樹脂中に層状粘土鉱物が分散してなるナノコンポジットである、自動車部品用熱可塑性樹脂組成物。
(3)熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する連続相組成物と、前記連続相組成物中に分散している分散相組成物とからなる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物であって、
前記分散相組成物が、動的に架橋された、アクリロニトリル量が25質量%以上55質量%未満であるアクリロニトリル−ブタジエンゴムと、前記アクリロニトリル−ブタジエンゴムに分散した層状粘土鉱物とを含有する、自動車部品用熱可塑性樹脂組成物。
(4)前記連続相組成物の一部または全部が、熱可塑性ポリアミド樹脂中に層状粘土鉱物が分散してなるナノコンポジットである、上記(3)に記載の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物。
本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物は、耐ガス透過性、耐水分透過性、耐熱性、耐油性、耐燃料油性等に優れる。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明の第一の態様は、熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する連続相組成物と、前記連続相組成物中に分散している分散相組成物とからなる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物であって、
前記分散相組成物が、動的に架橋された、アクリロニトリル量が31質量%以上55質量%未満であるアクリロニトリル−ブタジエンゴムを含有する、自動車部品用熱可塑性樹脂組成物である。
本発明の第二の態様は、熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する連続相組成物と、前記連続相組成物中に分散している分散相組成物とからなる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物であって、
前記分散相組成物が、動的に架橋された、アクリロニトリル量が25質量%以上55質量%未満であるアクリロニトリル−ブタジエンゴムを含有し、
前記連続相組成物の一部または全部が、熱可塑性ポリアミド樹脂中に層状粘土鉱物が分散してなるナノコンポジットである、自動車部品用熱可塑性樹脂組成物である。
本発明の第三の態様は、熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する連続相組成物と、前記連続相組成物中に分散している分散相組成物とからなる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物であって、
前記分散相組成物が、動的に架橋された、アクリロニトリル量が25質量%以上55質量%未満であるアクリロニトリル−ブタジエンゴムと、前記アクリロニトリル−ブタジエンゴムに分散した層状粘土鉱物とを含有する、自動車部品用熱可塑性樹脂組成物である。
本発明の第一から第三の態様において、連続相組成物は、熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する。
熱可塑性ポリアミド樹脂としては、例えば、ナイロン6(N6)、ナイロン66(N66)、ナイロン6/ナイロン66共重合体(N6/N66)、芳香族ナイロン(MXD6)、ナイロン11(N11)、ナイロン12(N12)、ナイロン610(N610)、ナイロン612(N612)、ナイロン6T、ナイロン6/6T共重合体、ナイロン66/PP共重合体、ナイロン66/PPS共重合体等のポリアミド系樹脂およびポリエーテルエステルアミドエラストマーが挙げられる。
本発明の第二の態様においては、前記連続相組成物の一部または全部が、熱可塑性ポリアミド樹脂中に層状粘土鉱物が分散してなるナノコンポジットである。また、本発明の第一および第三の態様においては、それが好ましい態様の一つである。
ナノコンポジットは、層状粘土鉱物の各層がはく離して熱可塑性ポリアミド樹脂中にナノオーダーで均一分散したものである。具体的には、例えば、特開昭62−74957号公報に記載されているものが挙げられる。中でも、層状粘土鉱物としてモンモリロナイトを用いたナノコンポジットが、耐ガス透過性および耐液体透過性に優れ、かつ、靱性を保持しつつ、高強力および高弾性を保有する性質にも優れている点で好ましい。ナノコンポジットに用いられる熱可塑性ポリアミド樹脂としては、上述したものが挙げられる。
連続相組成物の一部が、上述したナノコンポジットである場合、そのほかに熱可塑性ポリアミド樹脂を含有していてもよい。この熱可塑性ポリアミド樹脂は、ナノコンポジットに用いられている熱可塑性ポリアミド樹脂と同じであってもよく、異なっていてもよい。
連続相組成物は、後述するように、ナノコンポジットおよび熱可塑性ポリアミド樹脂以外に、種々の配合剤を必要に応じて適宜含有することができる。
連続相組成物におけるナノコンポジットの割合は、耐ガス透過性等が優れたものになる点で、30〜100質量%であるのが好ましく、50〜100質量%であるのがより好ましい。
本発明の第一の態様においては、分散相組成物は、動的に架橋された、アクリロニトリル量が31質量%以上55質量%未満であるアクリロニトリル−ブタジエンゴムを含有する。また、本発明の第二および第三の態様においては、分散相組成物は、動的に架橋された、アクリロニトリル量が25質量%以上55質量%未満であるアクリロニトリル−ブタジエンゴムを含有する。
本発明の第一の態様の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物は、分散相組成物に含有されるゴムとして、上述したようなアクリロニトリル量が極めて高いアクリロニトリル−ブタジエンゴムを用いているため、層状粘土鉱物を用いなくても、ブチル系ゴム(具体的には、ハロゲン化イソオレフィン/パラアルキルスチレン共重合体(エクソン化学社のEXXPRO))を用いている特許文献1に記載の組成物と比べて、耐燃料油性が格段に優れている。
また、本発明の第二および第三の態様の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物は、分散相組成物に含有されるゴムとして、上述したようなアクリロニトリル量が比較的高いアクリロニトリル−ブタジエンゴムを用いているため、同様に、ブチル系ゴムを用いている特許文献1に記載の組成物と比べて、耐燃料油性が格段に優れている。
本発明に用いられるアクリロニトリル−ブタジエンゴムは、アクリロニトリル量以外は特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。
分散相組成物は、上述したアクリロニトリル−ブタジエンゴム以外に、分散性、耐熱性等の改善等を目的として、ゴム組成物に一般的に配合される補強剤、充填材、架橋剤、軟化剤、老化防止剤、加工助剤等の配合剤を、必要に応じて適宜含有することができる。
本発明の第三の態様においては、分散相組成物が、層状粘土鉱物を含有する。これにより、得られる本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物の耐燃料油性が極めて優れたものになる。また、本発明の第一および第二の態様においても、分散相組成物が、層状粘土鉱物を含有するのが好ましい態様の一つである。
分散相組成物に含有される層状粘土鉱物としては、モンモリロナイトが好ましい。
分散相組成物中のアクリロニトリル−ブタジエンゴムの含有量は、25〜99質量%であるのが好ましく、33〜98質量%であるのがより好ましい。
本発明において、自動車部品用熱可塑性樹脂組成物における分散相組成物と連続相組成物の割合は、質量比で、10/90〜90/10であるのが好ましく、20/80〜85/15であるのがより好ましい。
分散相組成物は、上述した連続相組成物中に分散しており、動的に架橋されている。即ち、連続相組成物と分散相組成物とを、連続相組成物が連続相、分散相組成物が分散相となる条件で混練しながら、アクリロニトリル−ブタジエンゴムの架橋を進行させてなるものである。連続相組成物が連続相、分散相組成物が分散相となるようにするには、両者の体積分率および溶融粘度を下記式(1)を満足するようにする。
(φ/φ)×(η/η)<1 (1)
φ:連続相組成物の体積分率
φ:分散相組成物の体積分率
η:連続相組成物の溶融粘度
η:分散相組成物の溶融粘度
ここで、溶融粘度とは、混練時の温度およびせん断速度における粘度である。溶融粘度は、温度、せん断速度およびせん断応力に依存するため、一般に、混練時の温度において、細管中を流れる溶融状態にある各成分のせん断応力およびせん断速度を測定し、下記式(2)から求める。
Figure 2006001970
σ:せん断応力
γ:せん断速度
このようにして得られる本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物は、熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する連続相組成物の連続相中に、架橋したアクリロニトリル−ブタジエンゴムを含有する分散相組成物が微細に分散した状態となる。
連続相組成物と分散相組成物の相溶性が低い場合は、相溶化剤を配合することにより、両者を相溶させるのが好ましい。相溶化剤を配合することにより、連続相組成物と分散相組成物の界面張力が低下し、分散相を形成するゴム粒子径が微細になることから、両成分の特性がより有効に発現されることになる。
相溶化剤としては、例えば、熱可塑性ポリアミド樹脂およびアクリロニトリル−ブタジエンゴムの一方または両方の構造を有する共重合体;熱可塑性ポリアミド樹脂およびアクリロニトリル−ブタジエンゴムの一方または両方と反応可能なエポキシ基、カルボニル基、ハロゲン基、アミノ基、オキサゾリン基、ヒドロキシ基等の官能基を有する共重合体が挙げられる。具体的には、例えば、カルボキシ化NBR、グリシジルメタクリレートを有するコポリマー、分子鎖内にエポキシ基を有するポリマーが挙げられる。
相溶化剤の配合量は、ポリマー成分(熱可塑性ポリアミド樹脂およびアクリロニトリル−ブタジエンゴム)の合計量100質量部に対して、0.5〜20質量部であるのが好ましい。
また、この相溶化剤の配合により、分散相のゴム粒子径を10μm以下とするのが好ましく、5μm以下とするのがより好ましく、0.1〜2μmとすることが更に好ましい。
分散相組成物を動的に架橋させる場合の加硫剤、加硫助剤、加硫条件(温度、時間等)等は、分散相組成物の組成に応じて適宜決定すればよく、特に限定されるものではない。
加硫剤としては、一般的なゴム加硫剤(架橋剤)を用いることができる。具体的には、硫黄系加硫剤として、粉末硫黄、沈降性硫黄、高分散性硫黄、表面処理硫黄、不溶性硫黄、ジモルフォリンジサルファイド、アルキルフェノールジサルファイド等が例示され、例えば、0.5〜4phr(「phr」は、ゴム100質量部あたりの質量部を表す。)程度の割合で用いられる。
また、有機過酸化物系の加硫剤として、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジ(パーオキシルベンゾエート)等が例示され、例えば、1〜20phr程度の割合で用いられる。
更に、フェノール樹脂系の加硫剤として、アルキルフェノール樹脂の臭素化物;塩化スズ、クロロプレン等のハロゲンドナーとアルキルフェノール樹脂とを含有する混合架橋系等が例示され、例えば、1〜20phr程度の割合で用いられる。
その他の配合成分として、亜鉛華(5phr程度)、酸化マグネシウム(4phr程度)、リサージ(10〜20phr程度)、p−キノンジオキシム、p−ジベンゾイルキノンジオキシム、テトラクロロ−p−ベンゾキノン、ポリ−p−ジニトロソベンゼン(2〜10phr程度)、メチレンジアニリン(0.2〜10phr程度)が例示される。
また、必要に応じて、加硫促進剤を添加してもよい。加硫促進剤としては、アルデヒド・アンモニア系、グアニジン系、チアゾール系、スルフェンアミド系、チウラム系、ジチオ酸塩系、チオウレア系等の一般的な加硫促進剤を用いることができ、例えば、0.1〜2phr程度の割合で用いられる。
具体的には、アルデヒド・アンモニア系加硫促進剤としては、ヘキサメチレンテトラミン等が挙げられる。グアニジン系加硫促進剤としては、ジフェニルグアニジン等が挙げられる。チアゾール系加硫促進剤としては、ジベンゾチアジルジサルファイド(DM)、2−メルカプトベンゾチアゾールおよびそのZn塩、シクロヘキシルアミン塩等が挙げられる。スルフェンアミド系加硫促進剤としては、シクロヘキシルベンゾチアジルスルフェンアミド(CBS)、N−オキシジエチレンベンゾチアジル−2−スルフェンアミド、N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、2−(チモールポリニルジチオ)ベンゾチアゾール等が挙げられる。チウラム系加硫促進剤としては、テトラメチルチウラムジサルファイド(TMTD)、テトラエチルチウラムジサルファイド、テトラメチルチウラムモノサルファイド(TMTM)、ジペンタメチレンチウラムテトラサルファイド等が挙げられる。ジチオ酸塩系加硫促進剤としては、Zn−ジメチルジチオカーバメート、Zn−ジエチルジチオカーバメート、Zn−ジ−n−ブチルジチオカーバメート、Zn−エチルフェニルジチオカーバメート、Te−ジエチルジチオカーバメート、Cu−ジメチルジチオカーバメート、Fe−ジメチルジチオカーバメート、ピペコリンピペコリルジチオカーバメート等が挙げられる。チオウレア系加硫促進剤としては、エチレンチオウレア、ジエチルチオウレア等が挙げられる。
また、加硫促進助剤として、一般的なゴム用助剤を併せて用いることができる。加硫促進助剤としては、亜鉛華(5phr程度)、ステアリン酸、オレイン酸およびこれらのZn塩(2〜4phr程度)が例示される。
本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物は、あらかじめ上記式(1)の条件を満足するように選んだ連続相組成物と分散相組成物とを、二軸混練押出機等を用いて溶融混練し、連続相を形成する連続相組成物中に分散相組成物を分散させることに得られる。
加硫剤は、混練時に添加される。加硫剤以外の連続相組成物および分散相組成物への各種配合剤は、混練中に添加してもよいが、混練の前にあらかじめ混合しておくのが好ましい。
混練に用いられる装置は、特に限定されず、例えば、スクリュー押出機、ニーダ、バンバリーミキサー、二軸混練押出機が挙げられる。中でも、二軸混練押出機が好ましい。なお、2種以上の装置を用いて、順次混練してもよい。
混練時の温度は、熱可塑性ポリアミド樹脂が溶融する温度以上であればよい。混練時のせん断速度は、50〜7500sec-1であるのが好ましい。混練全体の時間は30秒〜10分であるのが好ましく、加硫剤を後添加した場合における添加後の混練時間(加硫時間)は15秒〜5分であるのが好ましい。
本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物は、耐ガス透過性、耐水分透過性、耐熱性、耐油性等に優れ、かつ、特に耐燃料油性に優れるので、燃料系周りおよびエンジン周りの自動車の部品に好適に用いられる。具体的には、自動車のエンジンルーム等で用いられる、ホース(例えば、ガソリンホース、フューエルパイプ)、パッキン等に好適に用いられる。
また、上記以外の低透過性ホース、空気透過防止層を有する空気入りタイヤ等にも好適に用いられる。更に、防舷材、ゴム袋、燃料タンク等にも好適に用いられる。
本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物は、連続相が熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する連続相組成物であるので、従来の熱可塑性樹脂と同様に、用途に応じて種々の方法で成形し、所望の形状とすることができる。成形方法は、特に限定されず、例えば、Tダイ等を用いる押出成形、モールド等を用いる射出成形、インフレーション成形機等を用いるインフレーション成形、カレンダー成形機を用いるカレンダー成形が挙げられる。
より具体的には、例えば、押出成形またはカレンダー成形により薄膜を得ることができる。得られた薄膜は、柔軟性、耐ガス透過性、耐水分透過性、耐熱性、耐油性、耐燃料油性等に優れるため、空気入りタイヤの空気透過防止層;低透過性ホースのホースチューブ、ホースカバー等に好適に用いられる。
本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物の薄膜からなる空気透過防止層を有する空気入りタイヤの製造方法について、空気透過防止層をカーカス層の内側に配置する場合を例に挙げて説明する。
まず、本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物を所定の幅と厚さの薄膜状に押し出し、それをタイヤ成形用ドラム上に円筒に貼り付ける。その上に未加硫ゴムからなるカーカス層、ベルト層、トレッド層等の通常のタイヤ製造に用いられる部材を順次貼り重ね、ドラムを抜き去ってグリーンタイヤとする。ついで、このグリーンタイヤを常法に従って加熱加硫することにより、所望の空気入りタイヤを得ることができる。なお、カーカス層の外側に空気透過防止層を設ける場合も、これに準じて行うことができる。
つぎに、本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物を用いた内管、補強層および外管からなるホースの製造方法について説明する。
まず、本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物のペレットを使用し、あらかじめ離型剤を塗布したマンドレル上に、樹脂押出機によりクロスヘッド押出方式で、自動車部品用熱可塑性樹脂組成物を押し出し、内管を形成させる。内管上に、更に、他の本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物または一般の熱可塑性エラストマーを押し出し、内管および外層を形成させてもよい。つぎに、内管上に必要に応じ、接着剤を塗布、スプレー等により施す。更に、内管上に、編組機を使用して、補強糸または補強鋼線を編組する。必要に応じ、補強層上に外管との接着のために接着剤を塗布した後、本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物または一般の熱可塑性エラストマーを、クロスヘッドの樹脂用押出機により押し出し、外管を形成させる。最後にマンドレルを引き抜くと、所望のホースを得ることができる。
内管上または補強層上に施される接着剤としては、イソシアネート系、ウレタン系、フェノール樹脂系、レゾルシン系、塩化ゴム系、HRH系等が挙げられる。中でも、イソシアネート系、ウレタン系が特に好ましい。
なお、上述した製造方法ではマンドレルを使用しているが、本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物を用いる場合、通常のゴムホースまたはゴム/樹脂複合ホースの製造時に必要な加硫の工程がないため、加硫時の熱による収縮変形および加硫時の圧力による変形等がなく、ホースの寸法精度を維持しやすいので、特に厳密な寸法精度を必要としなければ、マンドレルを使用せずに製造することもできる。
以下に、実施例を示して本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらに限られるものではない。
(実施例1〜9ならびに比較例1および2)
1.試験サンプルの作製
下記第1表に示す分散相組成物の各成分を、第1表に示す組成(質量部)で、容量16Lのバンバリーミキサーを用いて5分間混合した。ついで、ゴムペレタイザーにてペレット化し、ゴムペレットを得た。
つぎに、ゴムペレットと連続相組成物の各成分と加硫系の成分とを下記第1表に示す組成(質量部)で二軸混練機に投入して混練し、分散相組成物を動的に架橋させた。混練条件は、230℃、3分間で、せん断速度1000sec-1であった。
その後、得られた自動車部品用熱可塑性樹脂組成物をTダイ押出機を用いて、230℃でシート状に成形して、試験サンプルを得た。
2.物性評価
上記で得られた各自動車部品用熱可塑性樹脂組成物の試験サンプルについて、以下のようにして、耐燃料油性を評価した。
図1は、耐燃料油性の評価に用いたカップの模式的な断面図である。
図1に示されるようなステンレス製のカップ10(容量10mL)に、5gのガソリン(メタノール10質量%添加品)12を入れた。カップ10の上部開口を、上記で得られた試験サンプルを切断して得られた試料シート14(厚さ1mm)で覆い、その上部に燒結金属板16をのせ、固定部材18を介して、ボルト20とナット22で締め、質量を測定した。
その後、カップを逆にしてガソリンが試料シートに接触する状態とし、20℃の雰囲気下に2000時間放置した後、質量を測定した。
下記式より、耐ガソリン透過係数を求めた。
耐ガソリン透過係数[mg・mm/(24h・cm2)]=M・t/(T・A)
式中、Mは減少質量[mg]を表し、tは試料シートの厚さ[mm]を表し、Tは試験時間[day]を表し、Aは透過面積[cm2]を表す。
結果を第1表に示す。
第1表中の記号の意味は以下のとおりである。
◎:耐ガソリン透過係数が2.0×10-3mg・mm/(24h・cm2)以下
○:耐ガソリン透過係数が2.0×10-3mg・mm/(24h・cm2)を超え、4.0×10-2mg・mm/(24h・cm2)以下
△:耐ガソリン透過係数が4.0×10-2mg・mm/(24h・cm2)を超え、5.0×10-2mg・mm/(24h・cm2)以下
×:耐ガソリン透過係数が5.0×10-2mg・mm/(24h・cm2)を超える
第1表から明らかなように、本発明の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物(実施例1〜9)は、熱可塑性であり、かつ、耐燃料油性に優れる。
これに対し、極高NBRおよびナノコンポジットの両方とも用いない場合(比較例1)ならびにナノコンポジットを用いるが低NBRを用いる場合(比較例2)は、耐燃料油性に劣る。
Figure 2006001970





上記第1表に示される各成分は、以下のとおりである。
<分散相組成物>
・極高NBR:Nipol DN003、日本ゼオン社製、ムーニー粘度78、アクリロニトリル量50質量%
・高NBR:Nipol 1041L、日本ゼオン社製、ムーニー粘度78、アクリロニトリル量41質量%
・中高NBR:Nipol 1042、日本ゼオン社製、ムーニー粘度78、アクリロニトリル量33質量%
・中NBR:Nipol 1043、日本ゼオン社製、ムーニー粘度78、アクリロニトリル量29質量%
・低NBR:Nipol DN401、日本ゼオン社製、ムーニー粘度78、アクリロニトリル量18質量%
・モンモリロナイト:BENTONE27、NL INDUSTRIES社製
・カーボンブラック:HTC #G、新日化カーボン社製、GPF級
・可塑剤:アデカサイザーRS−1000、旭電化社製
・亜鉛華(酸化亜鉛):亜鉛華3号、三井金属鉱業社製
・ステアリン酸
・老化防止剤
<連続相組成物>
・PA(ナイロン6,66共重合体):UBEナイロン5013B、宇部興産社製
・ナノコンポジットPA:UBEナイロン5034C2、宇部興産社製、ナイロン6,66共重合体中にモンモリロナイトが分散してなるナノコンポジット
<加硫系>
・N,N′−フェニレンジマレイミド:HVA−2、デュポン社製
実施例において耐燃料油性の評価に用いたカップの模式的な断面図である。
符号の説明
10 カップ
12 ガソリン(メタノール10質量%添加品)
14 試料シート
16 焼結金属板
18 固定部材
20 ボルト
22 ナット

Claims (4)

  1. 熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する連続相組成物と、前記連続相組成物中に分散している分散相組成物とからなる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物であって、
    前記分散相組成物が、動的に架橋された、アクリロニトリル量が31質量%以上55質量%未満であるアクリロニトリル−ブタジエンゴムを含有する、自動車部品用熱可塑性樹脂組成物。
  2. 熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する連続相組成物と、前記連続相組成物中に分散している分散相組成物とからなる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物であって、
    前記分散相組成物が、動的に架橋された、アクリロニトリル量が25質量%以上55質量%未満であるアクリロニトリル−ブタジエンゴムを含有し、
    前記連続相組成物の一部または全部が、熱可塑性ポリアミド樹脂中に層状粘土鉱物が分散してなるナノコンポジットである、自動車部品用熱可塑性樹脂組成物。
  3. 熱可塑性ポリアミド樹脂を含有する連続相組成物と、前記連続相組成物中に分散している分散相組成物とからなる自動車部品用熱可塑性樹脂組成物であって、
    前記分散相組成物が、動的に架橋された、アクリロニトリル量が25質量%以上55質量%未満であるアクリロニトリル−ブタジエンゴムと、前記アクリロニトリル−ブタジエンゴムに分散した層状粘土鉱物とを含有する、自動車部品用熱可塑性樹脂組成物。
  4. 前記連続相組成物の一部または全部が、熱可塑性ポリアミド樹脂中に層状粘土鉱物が分散してなるナノコンポジットである、請求項3に記載の自動車部品用熱可塑性樹脂組成物。
JP2004176796A 2004-06-15 2004-06-15 自動車部品用熱可塑性樹脂組成物 Expired - Fee Related JP4156565B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176796A JP4156565B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 自動車部品用熱可塑性樹脂組成物
EP05012769A EP1607442A1 (en) 2004-06-15 2005-06-14 Thermoplastic resin composition for automobile parts
US11/152,190 US20050277737A1 (en) 2004-06-15 2005-06-15 Thermoplastic resin composition for automobile parts

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176796A JP4156565B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 自動車部品用熱可塑性樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006001970A true JP2006001970A (ja) 2006-01-05
JP4156565B2 JP4156565B2 (ja) 2008-09-24

Family

ID=34937437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004176796A Expired - Fee Related JP4156565B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 自動車部品用熱可塑性樹脂組成物

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20050277737A1 (ja)
EP (1) EP1607442A1 (ja)
JP (1) JP4156565B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004011849A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Bridgestone Corp 高圧ホース
WO2017130931A1 (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 東洋紡株式会社 耐熱老化性ポリアミド樹脂組成物
JP2017526554A (ja) * 2014-06-20 2017-09-14 ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー 複合部材
WO2019078068A1 (ja) * 2017-10-17 2019-04-25 Nok株式会社 水素化nbr組成物
JP2019070079A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 株式会社デンソー 熱可塑性エラストマー組成物
CN113831612A (zh) * 2020-06-24 2021-12-24 中国石油化工股份有限公司 耐油型tpv组合物及其制备方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2714060C (en) * 2008-02-08 2015-04-14 Lanxess Deutschland Gmbh Hydrolysis-resistant polyamide-elastomer mixtures, molded articles produced therefrom and their use
EP2463335B1 (en) * 2009-08-05 2015-12-02 Zeon Corporation Nitrile rubber composition, crosslinked nitrile rubber composition, crosslinked rubber material, and method for producing nitrile rubber composition
FR2963624B1 (fr) 2010-08-04 2014-02-21 Hutchinson Procede de preparation d'une composition thermoplastique renforcee et reactive, cette composition et son utilisation

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5949246A (ja) * 1982-09-16 1984-03-21 Toyoda Gosei Co Ltd ポリアミド−ニトリルゴムブレンド組成物
JPS6451449A (en) * 1987-08-24 1989-02-27 Nippon Zeon Co Thermoplastic elastomer composition
JPH11349734A (ja) * 1998-06-05 1999-12-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The 熱可塑性エラストマー組成物およびホース
JP2000160024A (ja) * 1998-11-24 2000-06-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The ガスバリヤー性に優れた熱可塑性エラストマー組成物およびそれを使用した積層体
JP2004035708A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Bridgestone Corp ゴム組成物及び高圧ホース
WO2005042624A1 (ja) * 2003-10-31 2005-05-12 Zeon Corporation 熱可塑性エラストマー組成物及び成形品

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH626108A5 (en) * 1976-07-22 1981-10-30 Bayer Ag Polyamide composition
DE2943515A1 (de) * 1979-10-27 1981-05-07 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Polyamidformmassen
US7089952B2 (en) * 2001-03-16 2006-08-15 Ube Industries, Ltd. Fuel parts and process for producing the same
CA2356580A1 (en) * 2001-09-05 2003-03-05 Bayer Inc. Heat and oil resistant polymer blends

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5949246A (ja) * 1982-09-16 1984-03-21 Toyoda Gosei Co Ltd ポリアミド−ニトリルゴムブレンド組成物
JPS6451449A (en) * 1987-08-24 1989-02-27 Nippon Zeon Co Thermoplastic elastomer composition
JPH11349734A (ja) * 1998-06-05 1999-12-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The 熱可塑性エラストマー組成物およびホース
JP2000160024A (ja) * 1998-11-24 2000-06-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The ガスバリヤー性に優れた熱可塑性エラストマー組成物およびそれを使用した積層体
JP2004035708A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Bridgestone Corp ゴム組成物及び高圧ホース
WO2005042624A1 (ja) * 2003-10-31 2005-05-12 Zeon Corporation 熱可塑性エラストマー組成物及び成形品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004011849A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Bridgestone Corp 高圧ホース
JP2017526554A (ja) * 2014-06-20 2017-09-14 ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー 複合部材
WO2017130931A1 (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 東洋紡株式会社 耐熱老化性ポリアミド樹脂組成物
JP2019070079A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 株式会社デンソー 熱可塑性エラストマー組成物
WO2019078068A1 (ja) * 2017-10-17 2019-04-25 Nok株式会社 水素化nbr組成物
CN113831612A (zh) * 2020-06-24 2021-12-24 中国石油化工股份有限公司 耐油型tpv组合物及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1607442A1 (en) 2005-12-21
JP4156565B2 (ja) 2008-09-24
US20050277737A1 (en) 2005-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4197784B2 (ja) ガスバリヤー性に優れた熱可塑性エラストマー組成物およびそれを使用した積層体
JP4525824B2 (ja) 熱可塑性を示さないエラストマー組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
KR100703576B1 (ko) 열가소성 탄성중합체 조성물, 이의 제조방법 및 이를 사용한 공기 타이어
JP4004518B2 (ja) ゴム積層体を用いた空気入りタイヤ
EP1607442A1 (en) Thermoplastic resin composition for automobile parts
EP2474570B1 (en) Manufacturing method for thermoplastic resin composition
JP3159941B2 (ja) 低気体透過性熱可塑性エラストマー組成物及びその製造方法
WO1997016485A1 (fr) Composition d'elastomere thermoplastique, procede de production de ladite composition, et tuyaux faiblement permeables fabriques avec ladite composition
JP4821868B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP2999188B1 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物およびそれを使用した空気入りタイヤ、ホース
WO2007126143A1 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2006315339A (ja) 熱可塑性エラストマーフィルム
US10889709B2 (en) Thermoplastic resin composition, inner liner and pneumatic tire
JP4282131B2 (ja) タイヤ用熱可塑性エラストマー組成物
JP4543685B2 (ja) ホース層間ゴム用ゴム組成物およびホース
US8933172B2 (en) Thermoplastic elastomer composition and manufacturing method therefor
JP6676366B2 (ja) 耐空気透過性フィルム及び空気入りタイヤの製造方法
JP3622470B2 (ja) ポリアミド繊維強化ゴム組成物とその製造法
JPH1036571A (ja) 機能性熱可塑性エラストマー組成物及びその製造方法
JP6996902B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法、タイヤ用耐空気透過性フィルムの製造方法、及び空気入りタイヤの製造方法
JP6813352B2 (ja) ポリアミド系樹脂部材とゴム部材との加硫接着体及びその製造方法
JP6908994B2 (ja) 動的架橋物、低空気透過性フィルム及び空気入りタイヤ
JP3236247B2 (ja) エラストマー組成物および空気入りタイヤ
JP6909097B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物、タイヤ用耐空気透過性フィルム、及びこれを用いた空気入りタイヤ
WO2021039739A1 (ja) インナーライナー、積層体および空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080624

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080709

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees