JP2005535713A - 3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルの製造方法 - Google Patents

3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルの製造方法 Download PDF

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Abstract

式(I)の3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステル又はそのE/Z異性体、又はその互変体(前述式中R及びRは相互に独立して、水素、場合によって置換された線形のC−Cアルキル基又は場合によって置換されたベンジル基を表し、Rはメチル又はエチルを表す)の製造方法が記載されていて、前記の方法は、a)トリフルオロ酢酸アルキルエステルを式CH−CO−ORの酢酸アルキルエステル及びアルカリ金属アルコラートと反応させ、式(II)(前述式中Mはナトリウム又はカリウムを表し、Rは前述のものを表す)のトリフルオロアセト酢酸エステルのエノラートを形成させ、その後、b)工程a)からのトリフルオロアセト酢酸エステルのアルカリエノラートを、更なる精製なしに酸の存在下で直接式NHRのアミンと反応させ、3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルを形成させることを特徴とする。この二工程の方法では特徴ある副生成物を生成することなしに、3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルを高収率で製造することを可能とする。

Description

本発明は3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステル又はそのE/Z異性体、又はその互変体の製造方法に関したものである。
この3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルは、生物的に効果のある物質、殊に農薬の製造における重要な中間生成物である(米国特許第6,207,830号明細書、又は特開2002−3480参照)。
3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルの製造は原則的には公知である。例えば、4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エステルをアミンと脱水条件下において、場合によっては酸の存在下で反応させることができる。この際、式(III)の塩が中間生成物として生じる。
Figure 2005535713
この反応は例えば、国際公開第99/24390号パンフレット、欧州特許出願公開第808826号明細書、特開平6−321877、特開平5−140060又はA.N.Fomin et.al.著、Zh.Org.Khim22、1603(1986)に記載されている。
これらの公知の全ての方法バリエーションは、単離されたトリフルオロアセト酢酸エステル、例えばメチルエステル又はエチルエステルを、使用することが根底にある。市場では常用されているにも関わらず、この種のトリフルオロアセト酢酸エステルは、特に水和物、セミアセタール、アセタールとの分離又は反応を含む、非常に費用のかかる精製故に、高い生産原価と高い市価を示す(米国特許4,647,689号明細書及び欧州特許出願公開第206953号明細書並びにこの中に引用された文献参照)。これらの状況が相応する3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステル並びにそこから製造される最終生成物の生産原価を高くしており、そのためにこの作用物質の経済性は疑問視されてきた。
従って本発明の基礎となる課題は、一般式(I)
Figure 2005535713
[前述式中、R及びR=水素、場合によって置換された線形のC−Cアルキル基又はベンジル基、R=メチル又はエチル]の3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルの経済的な製造方法を開発し、前記の方法は、既に述べられた先行技術の欠点を示さず、それ自身安価な原料でかつ、装置に関してわずな出費で、相応する3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルを高い収率で安価に生産させることである。
このような課題は本発明の場合に
a)トリフルオロ酢酸アルキルエステルを式CH−CO−ORの酢酸アルキルエステル及びアルカリ金属アルコラートと反応させ、式(II)
Figure 2005535713
[前述式中、M=Na又はKを表し、Rは前述の意味を表す]のトリフルオロアセト酢酸エステルのエノラートを形成させ、その後、
b)工程a)からのトリフルオロアセト酢酸エステルのアルカリエノラートを更なる精製なしに酸の存在下で、直接式NHR(前述式中R及びRは前述の意味を表す)のアミンと反応させ3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルを形成させる、ということにより解決された。
要するに、意外にも、発明に従った二工程の反応により、式(I)の3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルが高収率で、特徴ある副生成物を生成することなしに製造されることが明らかになった。殊に意外なのは、この反応が損失なしに、”ワンポット法”としても実施されうるという事実である。
本発明による方法の場合には、第1の工程a)においてはトリフルオロ酢酸アルキルエステルを酢酸アルキルエステルと、アルカリ金属アルコラートの存在下でそれ自体は公知の方法で反応させる(J.Burdon et. al.著、Tetrahedron 20,2163(1964)参照)。
この際、トリフルオロ酢酸アルキルエステル対酢酸アルキルエステルのモル比は1:1〜1:5が有利であり、ここでは過剰の酢酸アルキルエステルは溶媒として用いることができる。トリフルオロ酢酸アルキルエステル及び酢酸アルキルエステルとしてメチルエステル又はエチルエステルが使用されることが有利である。
前記の反応工程a)はトリフルオロ酢酸アルキルエステル1mol当たり、0.9〜3molの、特に1.0〜1.5molのアルカリ金属アルコラートの添加下で行われる。アルカリ金属アルコラートは固形でも、又はアルコール溶液としてでも使用することができる。ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムメチラート、カリウムエチラートが有利であり、この場合、前記のエステルに対応するアルコールのアルコラートが有利である。反応は0℃〜100℃の温度で行うことができる。反応工程a)において式(II)
Figure 2005535713
[前述式中M=Na又はKを表し、Rは前述の意味を表す]のトリフルオロアセト酢酸エステルのアルカリエノラートの懸濁液又は溶液が得られる。
前記の反応工程a)に引き続き、公知の方法のように、トリフルオロアセト酢酸エステル(又はその水和物、セミアセタール、アセタール)は遊離、単離、精製されることなく、粗製トリフルオロアセト酢酸エステルのアルカリエノラートは、直接その後の反応工程b)に使用されることが、発明の本質として見なすことができる。有利な実行態様の場合には、反応工程a)及びb)は相互に同一の反応容器の中で実施される。
本発明による方法の第2の反応工程b)では、従って(場合によっては過剰の酢酸エステル及び/又はアルコールの除去の後)、得られたトリフルオロアセト酢酸エステルのアルカリエノラートを式NHRのアミン又はその塩と、場合によっては酸の存在下で反応させる。
式NHRのアミンではR及びRは相互に独立して、以下を表す:水素、線形のC−Cアルキル基、又はベンジル基。前記のアルキル基又はベンジル基は置換されていてもよく、この場合置換基は特に、線形又は分枝したアルキル基、アルケニル基、又はアルキニル基であり、前記の置換基は場合によって1つ、又はそれ以上のヘテロ原子(O、S又はN)を含み、それぞれ最大で10個の炭素原子又はヘテロ原子を示す。有利なアミンはアンモニア、メチルアミン、エチルアミン、ベンジルアミン、ジメチルアミン、及びジエチルアミンである。
本発明の範囲内では、無水の形で又は水溶液中の遊離塩基としてのアミンを使用することも可能である。
遊離アミン塩基の代わりに無機酸又は有機酸と前記のアミン塩基との塩を使用することもできる。有利な塩は対応するアミンの塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、ギ酸塩、及び酢酸塩である。
粗製トリフルオロアセト酢酸エステルのアルカリエノラートと式NHRのアミンとの反応は過剰の酸の存在下、すなわちpH<7で、有利に実施される。有利な酸は通常の有機酸又は無機酸で、例えば塩酸、水を含まない塩化水素、硫酸、硝酸、ギ酸又は酢酸である。
酢酸及び/または塩酸の使用は有利であると見なすことができる。
アミン塩基の塩が用いられる場合には、有利に、対応する酸が過剰量で用いられる。
最初に使用されたトリフルオロ酢酸アルキルエステル1mol当たり、典型的には式NHRのアミン(又はその塩)1.0〜10.0mol、有利には1.1〜4.0molが使用される。使用される酸のモル量は最初に使用されたアルカリ金属アルコラートの量と使用されたアミン量に従い、典型的には使用したトリフルオロ酢酸アルキルエステル1モル当たり、1.0〜10.0mol、有利には1.1〜4.0molである。この際、場合によっては使用したアミン塩の中に含まれる酸の量を考慮することができる。アルカリ金属アルコラートの使用したモル+使用したアミンのモル−最初に使用したトリフルオロ酢酸アルキルエステルのモルから算出される数よりも大きいモル量の酸が特に使用される。
粗製トリフルオロアセト酢酸エステルのアルカリエノラートとアミンとの、酸存在下での反応は典型的に20〜200℃の温度で、殊に50〜160℃で行われる。有利には、この反応は生じた反応水を連続して分離しながら実施される。この反応は例えば、反応水の蒸留により、反応温度で、場合によっては減圧下で行うことができる。特別な実施態様の場合には、反応水の分離は不活性な共留剤によって容易になる。有利な共留剤は、50〜150℃の沸点範囲にある炭化水素、例えば、ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、及びキシレンである。
得られた反応混合物は場合によっては、副生成物(アルカリ金属塩、アミン塩、及び酸)の抽出の後に、濾過及び/又は水を用いた洗浄によって除去され、その後、場合によっては大気圧下又は減圧下で数段階からなる分別蒸留にかけられる。
所望の3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルはこの場合、良好な収率及び高い純度の蒸留物として得られる。
引き続く実施例は本発明の方法を説明する。
実施例
実施例1
窒素で不活性化された反応フラスコの中に、トリフルオロ酢酸エチルエステル142.1g(1.0mol)と酢酸エチルエステル176.2g(2.0mol)を装入した。強力に冷却しながら、30分間に18〜20℃で固体のナトリウムエチラート68.1g(1.0mol)を添加した。次いで30℃で30分間、その後76℃で更に4時間撹拌した。
過剰の酢酸エチルエステルと生じたエタノールとを約600mbarで留去した。得られた褐色のかゆ状の粗製トリフルオロアセト酢酸エチルエステルのナトリウムエノラートを、シクロヘキサン500mlの中で懸濁した。
この混合物に無水の酢酸78.0g(1.3mol)を加えた。1時間に40%メチルアミン水溶液100.9g(1.3mol)を加え、その際約30℃から50℃まで温度が上昇した。
この懸濁液を沸点まで加熱し、析出された蒸留物から水を分離し、シクロヘキサンを再び反応混合物に戻した。5時間後、更なる水がそれ以上析出されなくなり、反応を止めた。
20℃で、この懸濁液に水800mlを添加し、この際液状の二相系が形成された。水相を分離し、有機相を再度水100mlで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。
シクロヘキサンを留去し、生成物をその次に、350mbar/約98℃で分画した。3−メチルアミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エチルエステル143gが得られた。収率は73%で、ガスクロマトグラフィーによる純度は>99%であった。
EI質量スペクトル:M=197amu、フラグメント168,152,150,138,125,110,82amu。H−NMR:8.2ppm(NH)、4.95ppm 1H(CH)、4.11ppm四重線2H(エチル)、2.92ppm二重線四重線3H(NCH)、1.3ppm三重線3H(エチル)。13C−NMR:168ppm(COOEt)、148ppm四重線(C−NHMe)、120ppm四重線(CF)、82ppm四重線(CH)、59ppm(エチル)、30ppm四重線(CHN)、13ppm(エチル)。
実施例2
トリフルオロ酢酸エチルエステル142.1g(1.0mol)と酢酸エチルエステル176.2g(2.0mol)とを固体ナトリウムエチラート68.1g(1.0mol)と例1と同様に反応させた。
シクロヘキサン500mlの添加の後、無水の酢酸138g(2.3mol)と40%メチルアミン水溶液100.9g(1.3mol)を加えた。
この懸濁液を沸点まで加熱し、析出された蒸留物から水を分離し、シクロヘキサンを再び反応混合物に戻した。4時間後、更なる水がそれ以上析出されなくなり、反応を止めた。
20℃で、得られた懸濁液を濾過し、二回それぞれシクロヘキサン100mlで洗浄し、シクロヘキサンを留去した。得られた粗生成物を430mbar、約120℃で充填カラムを通して分画した。含有量98.8%を含む、純粋な3−メチルアミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エチルエステル140.4gが得られた。収率は71%であった。
実施例3
トリフルオロ酢酸エチルエステル71.05g(0.50mol)と酢酸エチルエステル88.1g(1.0mol)とを例1と同様に固体のナトリウムエチラート34.05g(0.5mol)と反応させ、ナトリウムエノラートのかゆ状物になるまで蒸発した。
シクロヘキサン250mlを添加後、酢酸アンモニウム77.1g(1.0mol)と無水の酢酸39.0g(0.65mol)を添加した。
この懸濁液を沸点まで加熱し、析出された蒸留物から、水を分離し、シクロヘキサンを再び反応混合物に戻した。5時間後、反応を止めた。
水300mlを添加し、有機相を分離した。有機相からシクロヘキサンを留去し、真空中で生成物を分画した。含有量97.4%を含む3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エチルエステル57.0gが得られた。収率は62%であった。
EI−質量スペクトル:M=183amu。H−NMR:7.6ppm(NH)、4.86ppm 1H(CH)、4.08ppm四重線2H(エチル)、1.18ppm三重線3H(エチル)。13C−NMR:168ppm(COOEt)、147ppm四重線(C−NH)、120ppm広い四重線(CF)、82ppm四重線(CH)、59ppm(エチル)、14ppm(エチル)。

Claims (20)

  1. 式(I)
    Figure 2005535713
    [前述式中R及びRは相互に独立して、水素、置換又は非置換の線形のC−Cアルキル基又は、置換又は非置換のベンジル基を表し、Rはメチル又はエチルを表す]の3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステル又はそのE/Z異性体、又はその互変体の製造方法において、
    a)トリフルオロ酢酸アルキルエステルを式CH−CO−ORの酢酸アルキルエステル及びアルカリ金属アルコラートと反応させ、式(II)
    Figure 2005535713
    [前述式中、M=Na又はKを表し、Rは前述のものを表す]のトリフルオロアセト酢酸エステルのエノラートを形成させ、その後、
    b)工程a)からのトリフルオロアセト酢酸エステルのアルカリエノラートを更なる精製なしに、酸の存在下で直接式NHR(前述式中R及びRは前述のものを表す)のアミンと反応させ、3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルを形成させることを特徴とする、3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エステルの製造方法。
  2. トリフルオロ酢酸アルキルエステル及び酢酸アルキルエステルとして、相応するメチルエステル又はエチルエステルを使用することを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 工程a)においてトリフルオロ酢酸アルキルエステル対酢酸アルキルエステルのモル比を1:1〜1:5に調節することを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。
  4. トリフルオロ酢酸アルキルエステル1molあたり、アルカリ金属アルコラート0.9〜3.0molを使用することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. アルカリ金属アルコラートとしてナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムメチラート又はカリウムエチラートを使用することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 工程a)における反応を0〜100℃の温度で実施することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 工程a)の終了後、過剰の酢酸アルキルエステル及び/又はアルコールを除去することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 工程b)においてアミンNHRを遊離塩基として無水の形で使用することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 工程b)においてアミンNHRを水溶液中で使用することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  10. 工程b)においてアミンNHRを塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、ギ酸塩、又は酢酸塩のグループから選択された塩の形で使用することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  11. アミンNHRとして、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、ベンジルアミン、ジメチルアミン又はジエチルアミン、又はこれらのアミンの塩を使用することを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. トリフルオロ酢酸アルキルエステル1molあたり、アミン1.0〜10.0mol、殊に1.1〜4.0molを使用することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 工程b)において、トリフルオロ酢酸アルキルエステル1molあたり、酸1.0〜10.0molの量を使用することを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 酸として、酢酸及び/又は塩酸を使用することを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 反応工程b)を20〜200℃の温度で、殊に50〜160℃で実施することを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項記載の方法。
  16. 工程b)の反応の間、反応水を連続して除去することを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. 工程b)の反応を、共留剤として有機炭化水素の存在下で実施することを特徴とする、請求項1から16までのいずれか1項記載の方法。
  18. 共留剤として、ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、又はキシレンのグループから選択された溶媒を使用することを特徴とする、請求項1から17までのいずれか1項記載の方法。
  19. 反応混合物を抽出及び引き続く蒸留によって後処理することを特徴とする、請求項1から18までのいずれか1項記載の方法。
  20. 工程a)とb)は相互に同一の反応容器の中で実施することを特徴とする、請求項1から19までのいずれか1項記載の方法。
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