JP2005535484A5

JP2005535484A5 -

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Publication number: JP2005535484A5
Application number: JP2004531668A
Authority: JP
Filing date: 2003-08-08
Publication date: 2010-02-25
Anticipated expiration: 2023-08-08

Claims

多層フィルムによって装飾されて成り、湾曲表面領域を有する基体から成る加飾製品を製造するための多層フィルム（３、４、５２、６２）であって、該多層フィルム（３、４、５２、６２）が、前記加飾製品の製造時に該製品の基体の湾曲表面領域に応じて変形するインモールド・フィルムまたは深絞りフィルムであり、該インモールド・フィルムまたは深絞りフィルムが、光学的に知覚可能な光学的効果をもたらす０．８〜１０μｍの凹凸の深さを有する可視構造体、回折構造体、または散乱特性を有する無光沢構造体を有して成る空間的構造体を備えた透明構造体層（３５、４４、５４、６４）、および観察方向から見て該構造体層の後方に配された反射層（３７、４６、５６、６６）を有して成り、
パターン状に形成され、前記構造体層（３５、４４、７４）と前記反射層（３７、４６、７３）との間に形成されている介在層（３６、４５、７６）により、および/または前記基体の湾曲表面領域により湾曲される前記空間的構造体（３９、４９）の曲率が限界値を超える領域における前記反射層（５６、６６）がパターン状に除去されることにより、前記空間的構造体（３９、４９）の光学的効果がパターン状に消衰されることを特徴とする多層フィルム（３、４、５２、６２）。
前記構造体層が、観察方向から見て後方に前記光学的効果をもたらす凹凸を有し、前記介在層が透明材料から成り、前記構造体層（３５、７４）の凹凸をパターン状に平坦化する１つ以上の消衰ラッカー層（３６、７６）を有して成ることを特徴とする請求項１記載の多層フィルム。
前記介在層が不透明材料から成る１つ以上の消衰ラッカー層（４５）を有して成ることを特徴とする請求項１または２記載の多層フィルム。
前記介在層が上部に形成された一部の反射層（５６）と共に一部が除去されたマスキング層（５５）を有して成ることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項記載の多層フィルム。
前記介在層が熱可塑性材料から成ることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項記載の多層フィルム。
前記介在層の可撓性が前記構造体層と異なることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項記載の多層フィルム。
前記介在層および/または構造体層が着色されていることを特徴とする請求項１〜６のいずれか１項記載の多層フィルム。
湾曲表面領域における前記構造体層の曲率が限界値を超える領域において、前記構造体層が既定通りに破壊して割れるように、前記構造体層が所定の割れ目を有することを特徴とする請求項１〜７のいずれか１項記載の多層フィルム。
前記所定の割れ目の領域における前記構造体層の破壊によって、前記構造体による光学的効果を損ねないように、前記所定の割れ目が配されていることを特徴とする請求項８記載の多層フィルム。
前記所定の割れ目の領域における前記構造体層の破壊によって、前記構造体による光学的効果が現れないように、前記所定の割れ目が配されていることを特徴とする請求項８記載の多層フィルム。
湾曲表面領域における前記構造体層の曲率が限界値を超える領域において、前記反射層が既定通りに破壊して割れるように、前記反射層が所定の割れ目を有し、これにより前記領域における前記構造体により現れる光学的効果が消衰されることを特徴とする請求項１〜１０のいずれか１項記載の多層フィルム。
前記構造体層と前記反射層との間に、該構造体層より高い屈折率を有する別の層が配されていることを特徴とする請求項１〜１１のいずれか１項記載の多層フィルム。
前記別の層が断熱特性を有する材料から成ることを特徴とする請求項１２記載の多層フィルム。
前記反射層の一部の領域が窓状に除去されていることを特徴とする請求項１２または１３記載の多層フィルム。
前記構造体層（７４）が、前記空間的構造体が、エンボス加工された熱可塑性材料から成ることを特徴とする請求項１〜１４のいずれか１項記載の多層フィルム。
前記反射層が、金属酸化物または金属硫化物から成る金属層、または反射プラスチック材料から成る層であることを特徴とする請求項１〜１５のいずれか１項記載の多層フィルム。
湾曲表面領域を有する基体（１３、２２、７１）および該基体の１つ以上の湾曲表面領域に配された少なくとも１つの加飾素子（１２、２１、２４、７８）を有して成る加飾製品（１、２、７）であって、
前記加飾素子（１２、２１、７８）が、前記基体（１３、２２、７１）の製造時に、前記１つ以上の湾曲表面領域に応じて変形する請求項１〜１６のいずれか１項記載の多層フィルムから成り、
パターン状に形成され、前記構造体層（３５、４４、７４）と前記反射層（３７、４６、７３）との間に形成されている介在層（３６、４５、７６）により、および/または前記基体の湾曲表面領域により湾曲される前記構造体の曲率が限界値を超える領域における前記反射層（５６、６６）が、パターン状に除去されることにより、前記空間的構造体（３９、４９）の光学的効果がパターン状に消衰されることを特徴とする加飾製品（１、２、７）。
湾曲表面領域における前記構造体層の曲率が限界値を超える領域において、前記構造体層が既定通りに破壊して割れるように、前記構造体層が所定の割れ目を有することを特徴とする請求項１７記載の加飾製品（７）。
前記所定の割れ目の領域における前記構造体層の破壊によって、前記構造体による光学的効果を損ねないように、前記所定の割れ目が配されていることを特徴とする請求項１８記載の加飾製品（７）。
前記所定の割れ目の領域における前記構造体層の破壊によって、前記構造体による光学的効果が現れないように、前記所定の割れ目が配されていることを特徴とする請求項１８記載の加飾製品（７）。
湾曲表面領域における前記構造体層の曲率が限界値を超える領域において、前記反射層が既定通りに破壊して割れるように、前記反射層が所定の割れ目を有し、これにより前記領域における前記構造体により現れる光学的効果が消衰されることを特徴とする請求項１７〜２０のいずれか１項記載の加飾製品（７）。
請求項１〜１６のいずれか１項記載の多層フィルムを用いて、湾曲表面領域を有する基体の少なくとも１つ以上の該湾曲表面領域に装飾を施すインモールド射出成形または深絞り加工を行うことを特徴とする多層フィルムの使用方法。