JP2005530721A - ネペタラクトンの水素添加によるジヒドロネペタラクトンの製造 - Google Patents

ネペタラクトンの水素添加によるジヒドロネペタラクトンの製造 Download PDF

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Abstract

本発明は、ジヒドロネペタラクトンを産出するために場合により担持されている金属触媒を用いてネペタラクトンを水素添加する方法に関する。一組の担持触媒金属は迅速な水素添加およびジヒドロネペタラクトンに対して高い選択率に導く。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2002年4月3日出願の米国仮特許出願第60/369,470号明細書の特典を主張する。この特許出願はすべての目的のために本明細書の一部として全体的に援用する。
本発明は、ジヒドロネペタラクトンを産出するために場合により担持されている金属触媒を用いてネペタラクトンを水素添加する方法に関する。
系統群シソ科(Lamiaceae(唇形科))に属する多くの植物種は、昆虫忌避剤および芳香化学品の天然源として用いられる精油(芳香族油)をもたらす[非特許文献1]。属Nepeta(イヌハッカ)の植物は、この系統群のメンバーとして含まれ、僅かな商業品目である精油をもたらす。この油は、イリドイド[非特許文献2]、より詳しくはメチルシクロペンタノイド ネペタラクトン[非特許文献3]および誘導体として知られているモノテルペノイド化合物のクラスに非常に富んでいる。
ネペタラクトンの4種の立体異性体は自然に存在することが知られており、それらは、植物属Nepeta内の異なる種から容易に得ることが可能である。これらの化学品は、周知された興奮作用を猫に及ぼし[非特許文献4]、従って、イヌハッカと呼ばれるこの植物の油、すなわち、より一般に乾燥草本植物は猫玩具として用いられる。Nepeta spp.の葉および油は、特に魅力的な香気をもっていない。従って、草本植物および油の使用は、家庭用猫玩具およびアクセサリーによってもたらされる僅かな市場に限定されてきた。種々のNepeta spp.の油の少ない割合は、より豊富なネペタラクトンから生合成で恐らく誘導されるジヒドロネペタラクトンからなる[非特許文献5、非特許文献6、非特許文献7]。
イリドイドモノテルペノイドは、様々な昆虫種に対する効果的な駆除剤であることが前から知られていた[非特許文献8、非特許文献9、非特許文献10、および非特許文献11]。しかし、ジヒドロネペタラクトンの駆除性の研究は決定的と言えるものではなかった[非特許文献12、非特許文献13、非特許文献14]。最近の研究によると、ジヒドロネペタラクトンが人間社会の一般的害虫に駆除作用を及ぼしうることが示されている。従って、経済的且つ大量にこれらの化合物を供給できるジヒドロネペタラクトン(または前駆体)源は、昆虫忌避剤としてこれらの分子の商業的利用を可能にするために必要とされうる。
さらに、ジヒドロネペタラクトン化合物を芳香材料として用いることが提案されてきた。これらの考察を考慮して、経済的且つ大量にこれらの化合物を供給できるジヒドロネペタラクトン(または前駆体)源は、芳香材料としてこれらの分子の商業的利用を可能にするためにも必要とされうる。
イリドイドモノテルペンラクトン(例えば、イソネオネペタラクトン、イソデヒドロイリドミルメシンおよびイソアクチニジアラクトン)を水素添加する方法は、酸化白金(PtO)触媒を用いて報告されている[非特許文献15]。同様に、ネオネペタラクトンおよびイソネオネペタラクトンは、EtO中のPtOおよびエタノール中のラネーNiで水素添加された[非特許文献16]。
類似の方法を用いるネペタラクトンの水素添加によってジヒドロネペタラクトンを製造する方法は、レグニア(Regnier,R.E.)らにおいて記載されている。[非特許文献17]。詳しくは、ネペタラクトンは水素および酸化白金(PtO)触媒で処理されて、
53%のメチル−2−イソプロピル−5−メチルシクロペンタンカルボキシレート、
2.8%のα−ジヒドロネペタラクトンおよび
35%のδ−ジヒドロネペタラクトンを生成した。
炭酸ストロンチウム上に担持されたパラジウム触媒(Pd/SrCO)が用いられた時、
90%のα−ジヒドロネペタラクトン
3%のメチル−2−イソプロピル−5−メチルシクロペンタンカルボキシレート、および微量のδ−ジヒドロネペタラクトンを生成した。
しかし、水素添加のためのこれらの戦略の両方は限定される。PtOは、大量の開環誘導体の生成を許した非担持触媒である一方で、SrCOは高価な担体である。
ジヒドロネペタラクトンの製造のための経済的で効率的な方法がこうして必要とされたままである。本発明の方法において触媒として用いるために選択された金属は、ジヒドロネペタラクトン製品への高度な選択率と合わせて生産の所望の経済性および効率を提供する。
ヘイ(Hay,R.K.M)およびスボボダ(Svoboda,K.P.)著,Botany,「揮発性油作物:その生物学、化学および生産(Volatile Oil Crops:Their biology,chemistry and production)」において、ヘイ(Hay,R.K.M)、ウォーターマン(Waterman,P.G.)(編)、ロングマン・グループ・UK・リミテッド(Longman Group UK Limited(1993) イノウエ(Inoue,H.)著、Iridoids.Methods in Plant Biochemistry 7:99〜143(1991) クラーク(Clark,L.J.)ら著、The Plant Journal,11:1387〜1393)(1997) タッカー(Tucker,A.O.)およびタッカー(S.S.Tucker)著、Economic Botany 42):214〜231(1988) レグニエール(Regnier,F.E.)ら著、Phytochemistry 6:1281〜1289(1967) デプーター(DePooter,H.L.)ら著、Flavour and Fragrance Journal 3:155〜159(1988) ハンドジエバ(Handjieva,N.V.)およびポポフ(S.S.Popov.)著、J.Essential Oil Res.8:639〜643(1996) アイスナー(Eisner,T.)著、Science 146:1318〜1320(1964) アイスナー(Eisner,T.)著、Science148:966〜968(1965) パターソン(Peterson,C)およびコーツ(J.Coats)著、Pesticide Outlook 12:154〜158(2001) パターソン(Peterson,C)ら著、Abstracts of Papers American Chemical Society,(2001)222(1〜2):AGR073 キャビル(Cavill,G.W.K.)およびクラーク(D.V.Clark.)著、J.Insect Physiol.13:131〜135(1967) キャビル(Cavill,G.W.K.)ら著、Tetrahedron 38:1931〜1938(1982) ジェフソン(Jefson,M.)ら著、J.Chemical Ecology 9:159〜180(1983) サカイ(Sakai,T)ら著、Bull.Chem.Soc.Jpn.53(12):3683〜6(1980) サカイ(Sakai,T)ら著、講演要旨集−香料、テルペンおよび精油化学に関する討論会(Koen Yoshishu−Koryo,Terupen oyobi Seiyu Kagaku ni kansuru Toronkai),第23回(1979),45〜48、出版人、日本国東京の日本化学会(Chem.Soc.Japan(Tokyo,Japan)) Phytochemistry 6:1281〜1289(1967)
本発明の一実施形態は、式(II)のジヒドロネペタラクトンを製造する方法であって、ニッケルでも白金でもパラジウムでもない触媒金属の存在下で下記スキーム
Figure 2005530721
により式(I)のネペタラクトンを水素添加することによる方法である。
本発明のもう一つの実施形態は、式(II)のジヒドロネペタラクトンを製造する方法であって、触媒担体上に担持されたニッケル、元素白金、触媒担体上に担持された白金、触媒担体上に担持されていないパラジウム、およびSrCOでない触媒担体上に担持されたパラジウムよりなる群の1種もしくはそれ以上から選択された触媒金属の存在下で下記スキーム
Figure 2005530721
により式(I)のネペタラクトンを水素添加することによる方法である。
発明の詳細な説明
本明細書で用いられる「ネペタラクトン」という用語は、式I
Figure 2005530721
によって定義されるような一般構造を有する化合物を意味する。図1に示すように、ネペタラクトンの4種の立体異性体が自然に存在することが知られている。
本明細書で用いられる「ジヒドロネペタラクトン」または「ジヒドロネペタラクトン混合物」という用語は、ジヒドロネペタラクトン立体異性体のあらゆる混合物を意味する。全体的なジヒドロネペタラクトン組成を基準としたこれらの異性体の各々のモル組成または質量組成は可変であることが可能である。ジヒドロネペタラクトンは式2によって定義される。
Figure 2005530721
式中、4、4a、7および7aは、分子および構造の4つのキラル中心がジヒドロネペタラクトンの可能なすべての立体異性体を包含することを示している。
(7S)−ネペタラクトンから誘導されうるジヒドロネペタラクトン立体異性体の構造を以下に示している。
Figure 2005530721
本明細書で用いられる「触媒」という用語は、化学反応の速度に影響を及ぼす(が反応平衡には影響を及ぼさない)とともに化学的に変化していないプロセスから発生する物質を意味する。
本明細書で用いられる「助触媒」という用語は、触媒の物理的機能または化学的機能を強化するために添加される化合物である。化学的助触媒は、一般には触媒の活性を高め、触媒成分の化学処理におけるどの工程中にも導入してよい。化学的助触媒は、一般に、触媒剤の物理的機能または化学的機能を強化するが、望ましくない副反応を阻止するために添加することも可能である。「金属助触媒」とは、触媒の物理的機能または化学的機能を強化するために添加される金属化合物を意味する。
ネペタラクトン
ネペタラクトンは、属Nepeta(イヌハッカ)の植物から種々の手段によって単離された精油から比較的純粋な形で便利に得ることができる既知材料である。こうした油の単離は技術上周知されており、油抽出のための方法の例には、水蒸気蒸留、有機溶媒抽出、高周波支援有機溶媒抽出、超臨界流体抽出、機械的抽出およびアンフルラージュ(脂肪中への初期冷抽出、その後の有機溶媒抽出)が挙げられる(しかし、それらに限定されない)。
異なるNepeta種から単離された精油は、ネペタラクトンの異なる割合の各天然立体異性体を有することが周知されている[レグニエール(Regnier,F.E.)ら著、Phytochemistry 6:1281〜1289(1967)、デプーター(DePooter,H.L.)ら著、Flavour and Fragrance Journal 3:155〜159(1988)、ハンドジエバ(Handjieva,N.V.)およびポポフ(S.S.Popov.)著、J.Essential Oil Res.8:639〜643(1996)]。従って、ネペタラクトンの混合物を含有するあらゆるNepeta種から誘導された油から水素添加すると、ジヒドロネペタラクトン立体異性体の混合物は生じる。4つのキラル中心は、以下に示したように炭素4、4a、7および7aでネペタラクトンのメチルシクロペンタノイド主鎖内に存在する。
Figure 2005530721
従って、ジヒドロネペタラクトン鏡像異性体の合計8対が水素添加後に可能であることが明らかである。これらの中で、今まで記載された天然立体異性体は(7S)−ジヒドロネペタラクトンである。
水素添加
ネペタラクトンの水素添加は適する活性金属水素添加触媒の存在下で行われる。水素添加一般のために許容できる溶媒、触媒、装置および手順は、オーグスチン(Augustine)著、「合成化学者のための不均一触媒反応(Heterogeneous Catalysis for the Synthetic Chemist)」、ニューヨーク州ニューヨークのマーセル・デッカー(Marcel Decker(New York,N.Y.))出版、(1996)に見られる。
イリジウム、パラジウム、ロジウム、ニッケル、ルテニウム、白金、レニウム、その化合物、その組み合わせおよびその担持された種類を主成分として含有する触媒を(限定せずに)含む多くの水素添加触媒は有効である。
本発明のプロセスにおいて用いられる金属触媒は、担持触媒または非担持触媒として用いてもよい。担持触媒は、噴霧、浸漬または物理的混合、その後の乾燥、焼成および必要ならば還元または酸化などの方法を通した活性化によって活性触媒剤が担体材料上に沈着されている触媒である。担体としてしばしば用いられる材料は、触媒の単位重量当たり高濃度活性サイトを提供できる広い表面積(外部および内部)を有する多孔質固体である。触媒担体は触媒剤の機能を強化することができ、担持触媒は、活性金属触媒がより効率的に用いられるので一般に好ましい。触媒担体材料上に担持されていない触媒が非担持触媒である。
触媒担体は、シリカ、アルミナ、チタニアなどの酸化物、炭酸カルシウム、硫酸バリウムおよび炭素に限定されないが、それらを含むあらゆる固体不活性物質であることが可能である。触媒担体は、粉末、顆粒またはペレットなどの形を取ることが可能である。本発明の好ましい担体材料は、炭素、アルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、チタニア、チタニア−アルミナ、チタニア−シリカ、バリウム、カルシウム、その化合物およびその組み合わせよりなる群から選択される。適する担体には、炭素、SiO、CaCO、BaSOおよびAlが挙げられる。さらに、担持触媒金属は同じ担持用材料または異なる担持用材料を有してもよい。
本発明の一実施形態において、より好ましい担体は炭素である。更に好ましい担体は、100〜200m/gより大きい表面積を有する担体、特に炭素である。更に好ましい担体は、少なくとも300m/gの表面積を有する担体、特に炭素である。
本発明において用いてもよい市販の炭素には、「ベームビ・アンド・サトクリフ(Bameby & Sutcliffe)」(商標)、「ダルコ(Darco)」(商標)、「ヌチャ(Nuchar)」(商標)、「コロンビア(Columbia)」JXN(商標)、「コロンビア(Columbia)」LCK(商標)、「カルゴン(Calgon)」PCB(商標)、「カルゴン(Calgon)」BPL(商標)、「ウェストバコ(Westvaco)」(商標)、「ノリト(Norit)」(商標)およびバーナビ・チェニー(Barnaby Cheny)」NB(商標)の登録商標で販売されている炭素が挙げられる。炭素は、「カルシキャット(Calsicat) C」、「シブユニット(Sibunit)C」または「カルゴン(Calgon)C」(登録商標「センタワー(Centaur)」(登録商標)で市販されている)などの市販されている炭素であることも可能である。
触媒金属および担体系の好ましい組み合わせには、
炭素上のニッケル、
Al上のニッケル、
CaCO上のニッケル、
BaSO上のニッケル、
SiO上のニッケル、
炭素上の白金、
Al上の白金、
CaCO上の白金、
BaSO上の白金、
SiO上の白金、
炭素上のパラジウム、
Al上のパラジウム、
CaCO上のパラジウム、
BaSO上のパラジウム、
SiO上のパラジウム、
炭素上のイリジウム、
Al上のイリジウム、
SiO上のイリジウム、
CaCO上のイリジウム、
BaSO上のイリジウム、
炭素上のレニウム、
Al上のレニウム、
SiO上のレニウム、
CaCO上のレニウム、
BaSO上のレニウム、
炭素上のロジウム、
Al上のロジウム、
SiO上のロジウム、
CaCO上のロジウム、
BaSO上のロジウム、
炭素上のルテニウム、
Al上のルテニウム、
CaCO上のルテニウム、
BaSO上のルテニウムおよび
SiO上のルテニウム
が挙げられる。
上述したように、有用な触媒金属には、成分イリジウム、パラジウム、ロジウム、ニッケル、ルテニウム、白金、レニウムが挙げられ、有用な担体材料には、炭素、アルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、チタニア、チタニア−アルミナ、チタニア−シリカ、バリウム、カルシウム、特に炭素、SiO、CaCO、BaSOおよびAlが挙げられる。担持触媒は、上で挙げた金属および担体材料のあらゆる組み合わせから製造してもよい。しかし、担持触媒は、上の一覧表中で記載された全体のグループから任意の一つもしくはそれ以上のメンバーを省くことにより形成された前述のもののサブグループから選択された種々の金属および/または種々の担体材料の組み合わせから製造してもよい。結果として、担持触媒は、こうした例において、上の一覧表中で記載された全体のグループから形成されてもよいあらゆるサイズのサブグループから選択された1種もしくはそれ以上の金属および/または担体材料から製造してもよいのみでなく、サブグループを形成するために全体のグループから省かれたメンバーの存在しない状態でも製造してもよい。上の一覧表中の全体のグループから種々のメンバーを省くことにより形成されたサブグループは、さらに、サブグループを形成するために除かれる全体のグループのメンバーがサブグループから欠けるように全体のグループのメンバーのいかなる数も含んでよい。例えば、炭素上のパラジウムから形成された触媒の存在しない状態でプロセスを運転することは場合によって望ましいことがある。
担体上の触媒の重量%が重要ではない一方で、金属の重量%が多ければ多いほど、反応が速いことは認められるであろう。担持触媒中の金属の好ましい含有率範囲は、担持触媒の全体(触媒重量+担体重量)の約0.1重量%〜約20重量%である。より好ましい触媒金属含有率範囲は、担持触媒の全体の約1重量%〜約10重量%である。更に好ましい触媒金属含有率範囲は、担持触媒の全体の約3重量%〜約7重量%である。
場合により、本発明の方法において触媒金属と合わせて金属助触媒を用いてもよい。適する金属助触媒には、1)周期律表の第1族および第2族の元素、2)錫、銅、金、銀およびその組み合わせ、ならびに3)より少ない量の周期律表の第8族金属の組み合わせが挙げられる。
温度、溶媒、触媒、圧力および混合速度はすべて水素添加に影響を及ぼすパラメータである。これらのパラメータの間の関係は、所望の転化率、反応速度およびプロセスの反応における選択率に影響を及ぼすために調節してもよい。
本発明の背景内において、好ましい温度は、約25℃〜250℃、より好ましくは約50℃〜約150℃、最も好ましくは約50℃〜約100℃である。水素の圧力は、好ましくは約0.1〜約20MPa、より好ましくは約0.3〜10MPa、最も好ましくは約0.3〜4MPaである。反応は原液で行ってもよいか、または溶媒の存在下で行ってもよい。有用な溶媒には、炭化水素、エーテルおよびアルコールなどの水素添加の技術上知られている溶媒が挙げられる。アルコールは最も好ましく、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールおよびペンタノールなどの特により低級のアルコールは好ましい。反応が好ましい実施形態により行われる場合、少なくとも70%の範囲の選択率が達成可能であり、ここで、少なくとも85%の選択率が典型的である。選択率は、ジヒドロネペタラクトンである転化された材料の重量%であり、ここで、転化された材料は水素添加反応に参加する出発材料の部分である。
本発明のプロセスは、回分式、逐次回分式(すなわち、一連のバッチ反応器)または連続プロセスのために通常用いられる装置のいずれかの中で連続式で行ってもよい(例えば、フォグラー(H.S.Fogler)著、「初歩の化学反応工学(Elementary Chemical Reaction Engineering)」、米国ニュージャージー州のプレンティス−ホール(Prentice−Hall,Inc.(NJ,USA))出版を参照すること)。反応の生成物として生成した凝縮水は、こうした分離のために通常用いられる分離方法によって除去される。
水素添加反応が完了すると、ジヒドロネペタラクトン異性体製品の得られた混合物は、例えば、蒸留、結晶化、またはジヒドロネペタラクトン鏡像異性体の高度に精製された各対をもたらす分取液体クロマトグラフィなどの従来法によって分離してもよい。鏡像異性体を分離するためにキラルクロマトグラフィを用いてもよい。
本発明を以下の実施例の中で更に定義する。これらの実施例は、本発明の好ましい実施形態を示す一方で、例証のみの目的で示している。上の議論およびこれらの実施例から、当業者は本発明の必須の特徴を確認することが可能であり、そして本発明の精神および範囲から逸脱せずに、種々の用法および条件に本発明を適応させるために本発明の種々の変更および修正を行うことが可能である。
以下の略語を実施例において用いる。
ESCAT:エンゲルハルト・コーポレーション(Engelhard Corp.)(コネチカット州E.ウィンザー(E.Windsor,CT))によって提供された触媒の系列

Calsicat Carbon:エンゲルハルト・コーポレーション(Engelhard Corp.)製の触媒担体

Sibunit Carbon:インスティチュート・オブ・テクニカル・カーボン(Inst.of Technical Carbon)(ロシア国オムスク(Omsk,Russia))製の触媒担体

JM−Aシリーズ:ジョンソン・マシー(Johnson Matthey,Inc.)(ニュージャージー州W.デプトフォード(W.Deptford,NJ))製の炭素触媒担体

Calgon Carbon:センタワー(Centaur)(登録商標)の商品名によるカルゴン・コーポレーション(Calgon Corp.)製の触媒担体

DHNE:ジヒドロネペタラクトン

NELA:ネペタラクトン

GC:ガスクロマトグラフィ
さらに、圧力はpsiおよびMPaの単位で記載し、ここで、14.7psiは0.101325MPaに等しい(両方とも1気圧に等しい)。
触媒の合成
炭素、アルミナまたはシリカなどの市販されている担体[エンゲルハルト・コーポレーション(Engelhard Corp.)(コネチカット州E.ウィンザー(E.Windsor,CT))から入手できる]を金属塩で初期湿潤によって含浸させた。用いられた前駆体は、
IrCl・3HO、
PdCl(マサチューセッツ州ワードヒルのアルファ・アエサー(Alfa Aesar(Wardhill,MA)))、
RhCl・xHO(アルファ・アエサー(Alfa Aesar))、
RuCl・xHO(ウィスコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ・ケミカル(Aldrich Chemical Co.(Milwaukee,WI)))、
AuCl・3HO(アルファ・アエサー(Alfa Aesar))、
NiCl・6HO(アルファ・アエサー(Alfa Aesar))、
PtCl(ニュージャージー州W.デプトフォードのジョンソン・マシー(Johnson Matthey,Inc.(W.Deptford,NJ)))および
Re(アルファ・アエサー(Alfa Aesar))
であった。サンプルを乾燥し、2時間にわたりH中で300〜450℃で還元した。
用いた炭素は、カルシキャットカーボン(Calsicat Carbon)、シブユニットカーボン(Sibunit Carbon)またはカルゴンカーボン(Calgon Carbon)として市販されていた。カルシキャットカーボン(Calsicat Carbon)は、オハイオ州ビーチウッドのエンゲルハルト・コーポレーション(Engelhard Corp.(Beachwood,OH))製のロットS−96−140である。シブユニットカーボン(Sibunit Carbon)は、ロシア国の5th kordnaya,オムスク(Omsk)64418のインスティチュート・オブ・テクニカル・カーボン(Institute of Technical Carbon)製のシブユニット−2(Sibunit−2)である。カルゴンカーボン(Calgon Carbon)は、カルゴン・コーポレーション(Calgon Corp.)(ペンシルバニア州ピッツバーグ(Pittsburgh,PA))製のPCBカーボン(PCB Carbon)(「センタワー(Centaur)」(登録商標)の登録商標で市販されている)である。
実験1〜46
本実施例は、水素添加によりネペタラクトンをジヒドロネペタラクトンに選択的に転化する種々の触媒の能力を試験するために行われた一連の実験を記載している。以下のパラメータを一定に保持しつつ(特に以下で付記がない限り)、各実験で変えた唯一の変数は触媒および担体のタイプであった。
時間−2時間
温度−50℃
圧力−700psiおよび
原料油−エタノール中の33%ネペタラクトン
これらの「標準」パラメータの修正は次に付記したように行った。
実験11、16、20および22
時間−4時間、および
実験17
時間−3時間
圧力−1000psiおよび
原料油−エタノール中の50%ネペタラクトン
エタノール中の33%または50%ネペタラクトンおよび以下の表で示されたような触媒と担体の量を2mlの圧力反応器に添加した。反応器を密封し、2.75MPaのHを投入し、50℃の反応温度に加熱した。反応の過程中、圧力を所望のレベルで維持した。反応を2時間後に止め、放置して冷却した。内部標準(メトキシエチルエーテル)を反応製品混合物に添加した。
反応製品混合物の分析をガスクロマトグラフィによって行った。HP−6890GCは、「クロムパック(Chrompack)」カラム(CP−WAX58、25M×25MM)および水素炎イオン化検出器を用いていた。温度プログラムを50℃で開始し、次に、5℃/分で80℃に加熱し、その後、10℃/分の速度で270℃に加熱した。カラム流速はHe1.5cc/分であった。注入器および検出器の温度はそれぞれ280℃および350℃であった。ジヒドロネペタラクトン選択率[DHNE Sel(%)]、酸選択率[Acid Sel(%)]およびネペタラクトン転化率[NELA Con(%)]の決定はGC分析により可能であった。DHNE選択率は、ジヒドロネペタラクトンである転化済み材料の重量%であり、ここで、転化済み材料は、水素添加反応に参加する出発材料の部分(重量による)である。酸選択率は、開環製品メチル−2−イソプロピル−5−メチルシクロペンタンカルボキシレートの転化済み材料の重量%として定義される。
実験ごとに、以下の表(表1)は、触媒、製品の選択率および反応物の転化率を記載している。データは、特定の各触媒(可変の担体付き)からの結果を順次に提示するように示している。
Figure 2005530721
Figure 2005530721
触媒金属と担体系の好ましい組み合わせには、
Ir/C(シブユニットC(Sibunit C)、カルシキャットC(Calsicat C)およびカルゴンC(Calgon C))、
Ir/Al
Ir/SiO
Pd/C(シブユニットC(Sibunit C)、カルシキャットC(Calsicat C)、カルゴンC(Calgon C)、JM−AシリーズおよびESCAT−142)、
Pd/Al
Pd/BaSO
Pd/CaCO
Pd/SiO
Rh/C(シブユニットC(Sibunit C)、カルシキャットC(Calsicat C)およびカルゴンC(Calgon C))
Rh/Al
Rh/SiO
Ru/C(シブユニットC(Sibunit C)、カルシキャットC(Calsicat C)およびカルゴンC(Calgon C))
Ru/Alおよび
Ru/SiO
が挙げられる。
触媒金属および担体系のこれらの好ましい組み合わせによる実験の大多数において、ジヒドロネペタラクトンの収率は少なくとも70%の選択率であった。実験15は、Pd/BaSOを用いて、ネペタラクトンの98.8%転化率と合わせてジヒドロネペタラクトンの最高収率(92.1%)を達成した。
従って、種々の担体上の様々な第8族金属は、ネペタラクトンの水素添加のために活性であり、よって2〜4時間で高い収率を可能にすることを実証した。これは、ジヒドロネペタラクトンの製造に関する参考文献で以前に報告された水素添加の方法と比べて大幅に削減されたスケールアップコストをもたらすであろう。
天然イリドイド(メチルシクロペンタノイド)ネペタラクトンの化学構造を示している。

Claims (20)

  1. 式(II)のジヒドロネペタラクトンを製造する方法であって、ニッケルでも白金でもパラジウムでもない触媒金属の存在下で下記スキーム
    Figure 2005530721

    により式(I)のネペタラクトンを水素添加することを含んでなる方法。
  2. 前記触媒金属は、ルテニウム、レニウム、ロジウム、イリジウム、その化合物およびその組み合わせよりなる群から選択される請求項1に記載の方法。
  3. 前記触媒金属は触媒担体上に担持される請求項1に記載の方法。
  4. 前記触媒担体は、炭素、アルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、チタニア、チタニア−アルミナ、チタニア−シリカ、バリウム、カルシウム、その化合物およびその組み合わせよりなる群から選択される請求項3に記載の方法。
  5. 前記触媒金属の含有率は約0.1%〜約20%である請求項3に記載の方法。
  6. 金属助触媒の存在下で行われる請求項1に記載の方法。
  7. 前記金属助触媒は、錫、銅、金、銀およびその組み合わせよりなる群から選択される請求項6に記載の方法。
  8. 約25℃〜約250℃の温度および約0.1MPa〜約20MPaの圧力で行われる請求項1に記載の方法。
  9. 少なくとも70%の選択率でジヒドロネペタラクトンをもたらす請求項1に記載の方法。
  10. 前記触媒金属はIrおよびRhよりなる群から選択され、前記担体はC、SiO、CaCO、BaSOおよびAlよりなる群から選択され、そして前記方法は約50℃〜約150℃の温度および約0.3MPa〜約4MPaの圧力で行われる請求項3に記載の方法。
  11. 前記触媒金属および前記担体は、炭素上のイリジウム、Al上のイリジウム、SiO上のイリジウム、CaCO上のイリジウム、BaSO上のイリジウム、炭素上のレニウム、Al上のレニウム、SiO上のレニウム、CaCO上のレニウム、BaSO上のレニウム、炭素上のロジウム、Al上のロジウム、SiO上のロジウム、CaCO上のロジウム、BaSO上のロジウム、炭素上のルテニウム、Al上のルテニウム、CaCO上のルテニウム、BaSO上のルテニウム、SiO上のルテニウムおよびその組み合わせよりなる群から選択される請求項3に記載の方法。
  12. 式(II)のジヒドロネペタラクトンを製造する方法であって、触媒担体上に担持されたニッケル、元素白金、触媒担体上に担持された白金、触媒担体上に担持されていないパラジウム、およびSrCOでない触媒担体上に担持されたパラジウムよりなる群の1種もしくはそれ以上から選択された触媒金属の存在下で下記スキーム
    Figure 2005530721

    により式(I)のネペタラクトンを水素添加することを含んでなる方法。
  13. 担持された化学種において、前記触媒担体は、炭素、アルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、チタニア、チタニア−アルミナ、チタニア−シリカ、バリウム、カルシウム、その化合物およびその組み合わせよりなる群から選択される請求項12に記載の方法。
  14. 担持された化学種において、前記触媒金属の含有率は約0.1%〜約20%である請求項12に記載の方法。
  15. 金属助触媒の存在下で行われる請求項12に記載の方法。
  16. 前記金属助触媒は、錫、銅、金、銀およびその組み合わせよりなる群から選択される請求項15に記載の方法。
  17. 約25℃〜約250℃の温度および約0.1MPa〜約20MPaの圧力で行われる請求項12に記載の方法。
  18. 少なくとも70%の選択率でジヒドロネペタラクトンをもたらす請求項1に記載の方法。
  19. 担持された化学種において、前記担体は、C、SiO、CaCO、BaSOおよびAlよりなる群から選択され、そして前記方法は約50℃〜約150℃の温度および約0.3MPa〜約4MPaの圧力で行われる請求項12に記載の方法。
  20. 担持された化学種において、前記触媒金属および前記担体は、炭素上のニッケル、Al上のニッケル、CaCO上のニッケル、BaSO上のニッケル、SiO上のニッケル、炭素上の白金、Al上の白金、CaCO上の白金、BaSO上の白金、SiO上の白金、炭素上のパラジウム、Al上のパラジウム、CaCO上のパラジウム、BaSO上のパラジウム、SiO上のパラジウム、およびその組み合わせよりなる群から選択される請求項12に記載の方法。
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