JP2005519803A - 乗用自動車のための降下可能な屋根、特に、2座席−または多数座席のカブリオレ、ロードスター、等のための硬質屋根 - Google Patents
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- B60J7/22—Wind deflectors for open roofs
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Abstract
【課題】 本発明は、乗用自動車のための降下可能な屋根1、特に、2座席−または多数座席のカブリオレ、ロードスター、等のための硬質屋根であって、この屋根が、屋根部材2、および、後方の、この屋根部材に鈍角において接続された支持ピラー3を備える、形状剛性なシェル体を有しており、これら支持ピラーによって、側方で、および、この屋根部材によって上側で境界されている、窓開口部ためのリヤウインドーガラスを有しており、車両長手軸線方向に対して横方向に、座席のすぐ後ろに位置している、別個の、第1および第2の、その内において一方ではこの屋根部材2がこの屋根部材の支持ピラー3と共に、および他方ではこのリヤウインドーガラス11が案内および駆動手段によって進入および脱出可能である、格納室9を有しており、その際、この屋根部材2が、この屋根部材の支持ピラー3と共に、相応する格納室内において、円弧形状の案内軌道6の上を運動学的に強制案内されている、様式の上記屋根に関する。本発明の根底をなす課題は、冒頭に記載した様式の降下可能な屋根1を、必要な構造剛性が、比較的に僅かな重量、易機能性、および機械的な簡単性並びに操作可能性において、同時の場所を取らない構造様式のもとで達成されるように改良することである。
【解決手段】 この課題は、第1の格納室9が、屋根部材2および支持ピラー3の下降および上昇移動によって相応して形成される移動曲線に沿って、座席グループ8のわきの領域内に至るまで延在し、その際、垂直方向に起立し、且つ車両長手軸線方向に対して平行に、支持板7によって、強固に車体構造に保持されたレール6が、この格納室9の内部で、側方で、この座席グループの傍らを通り過ぎる案内部を、支持ピラー3のために形成し、これら支持ピラーが、支持ピラー端部4に配設された案内スライダー5によって、レール(6)の上で案内されている。
【解決手段】 この課題は、第1の格納室9が、屋根部材2および支持ピラー3の下降および上昇移動によって相応して形成される移動曲線に沿って、座席グループ8のわきの領域内に至るまで延在し、その際、垂直方向に起立し、且つ車両長手軸線方向に対して平行に、支持板7によって、強固に車体構造に保持されたレール6が、この格納室9の内部で、側方で、この座席グループの傍らを通り過ぎる案内部を、支持ピラー3のために形成し、これら支持ピラーが、支持ピラー端部4に配設された案内スライダー5によって、レール(6)の上で案内されている。
Description
本発明は、乗用自動車のための降下可能な屋根、特に、2座席−または多数座席のカブリオレ、ロードスター、等のための硬質屋根であって、
この屋根が、
屋根部材、および、後方の、この屋根部材に鈍角において接続された支持ピラーを備える、形状硬直なシェル体を有しており、
これら支持ピラーによって側方で、および、この屋根部材によって上側で境界されている、窓開口部ためのリヤウインドーガラスを有しており、
車両長手軸線方向に対して横方向に、座席のすぐ後ろに位置している、別個の、第1および第2の、その内において一方ではこの屋根部材がこの屋根部材の支持ピラーと共に、および他方ではこのリヤウインドーガラスが案内および駆動手段によって進入および脱出可能である、格納室を有しており、
その際、この屋根部材が、この屋根部材の支持ピラーと共に、レールの上で相応する格納室内において、円弧形状の軌道の上を運動学的に強制案内されている、
様式の上記屋根に関する。
この屋根が、
屋根部材、および、後方の、この屋根部材に鈍角において接続された支持ピラーを備える、形状硬直なシェル体を有しており、
これら支持ピラーによって側方で、および、この屋根部材によって上側で境界されている、窓開口部ためのリヤウインドーガラスを有しており、
車両長手軸線方向に対して横方向に、座席のすぐ後ろに位置している、別個の、第1および第2の、その内において一方ではこの屋根部材がこの屋根部材の支持ピラーと共に、および他方ではこのリヤウインドーガラスが案内および駆動手段によって進入および脱出可能である、格納室を有しており、
その際、この屋根部材が、この屋根部材の支持ピラーと共に、レールの上で相応する格納室内において、円弧形状の軌道の上を運動学的に強制案内されている、
様式の上記屋根に関する。
ドイツ連邦共和国特許公開第36 32 058号明細書(特許文献1)、即ち、ヨーロッパ特許公開第261 379号明細書から、乗用自動車のための開閉可能な折たたみ屋根が公知であり、この屋根は、
閉鎖された状態でほぼ水平の、上側の屋根領域、および、この乗用自動車の背面側へと降下する、側部材を有する背面側の屋根領域を有し、
この背面側の屋根領域の2つの側部材のそれぞれの側部材において、この折たたみ屋根の閉鎖された状態において、互いに間隔をおいて、ほぼ窓下ラインの下側に位置しているそれぞれ2つの回転滑り軸受を有し、および、
それぞれ2つの、この乗用自動車の2つの側壁のそれぞれの側壁に対称的に配設された、その内にこの回転滑り軸受が係合している案内レールを有する、
一様で強固な、且つ安定性のある折たたみ屋根から成っている。
これらそれぞれ2つの案内レールは、これら案内レールの上側の端部でもって、所属して設けられた回転滑り軸受の間隔において位置しており、且つ、そこで、直接的に下方へと整向された経過を有しており、
その際、この間隔が、下方へとより僅かになり、従って、この折たたみ屋根の移動曲線が形成され、この移動曲線において、上側の屋根領域の開放移動の初めに跳ね上げられ、且つ、更なる移動の経過において、更に垂直方向の状態において、下方へと、この折たたみ屋根の最終状態へと案内される。
この回転滑り軸受は、第1の移動段階において、この案内レール内において、円弧上を下方へと案内され、このことによって、この折たたみ屋根が、前方の屋根領域でもって上方へと、および後方の屋根領域でもって下方へと旋回する。
この乗用自動車の内側壁に固定され、互いに同心的に位置された、側部材の延長部を回転滑り軸受によって強制案内する、2つの案内レールによって、座席グループの後ろの比較的に多くのスペースが、場合によってはトランク室内へ至るまで必要とされる。その他になお、多くの案内要素の傾倒は、開放、および閉鎖の際の都合の悪い力作用によって、排除可能でない。
閉鎖された状態でほぼ水平の、上側の屋根領域、および、この乗用自動車の背面側へと降下する、側部材を有する背面側の屋根領域を有し、
この背面側の屋根領域の2つの側部材のそれぞれの側部材において、この折たたみ屋根の閉鎖された状態において、互いに間隔をおいて、ほぼ窓下ラインの下側に位置しているそれぞれ2つの回転滑り軸受を有し、および、
それぞれ2つの、この乗用自動車の2つの側壁のそれぞれの側壁に対称的に配設された、その内にこの回転滑り軸受が係合している案内レールを有する、
一様で強固な、且つ安定性のある折たたみ屋根から成っている。
これらそれぞれ2つの案内レールは、これら案内レールの上側の端部でもって、所属して設けられた回転滑り軸受の間隔において位置しており、且つ、そこで、直接的に下方へと整向された経過を有しており、
その際、この間隔が、下方へとより僅かになり、従って、この折たたみ屋根の移動曲線が形成され、この移動曲線において、上側の屋根領域の開放移動の初めに跳ね上げられ、且つ、更なる移動の経過において、更に垂直方向の状態において、下方へと、この折たたみ屋根の最終状態へと案内される。
この回転滑り軸受は、第1の移動段階において、この案内レール内において、円弧上を下方へと案内され、このことによって、この折たたみ屋根が、前方の屋根領域でもって上方へと、および後方の屋根領域でもって下方へと旋回する。
この乗用自動車の内側壁に固定され、互いに同心的に位置された、側部材の延長部を回転滑り軸受によって強制案内する、2つの案内レールによって、座席グループの後ろの比較的に多くのスペースが、場合によってはトランク室内へ至るまで必要とされる。その他になお、多くの案内要素の傾倒は、開放、および閉鎖の際の都合の悪い力作用によって、排除可能でない。
ドイツ連邦共和国特許公開第43 24 708号明細書(特許文献2)は、車両、特に2座席のカブリオレのための降下可能な屋根を開示しており、
この降下可能な屋根が、
この屋根シェル体が、これら屋根ピラーでもって、先行して縦方向に、車体の側方の車内壁の間の格納室内へと進入可能である、屋根板および後方の屋根ピラーを備える屋根シェル体を有し、その後に、この屋根が、立ち上げられた状態で車両平面内において保持されており、
屋根ピラーによって側方で、および、この屋根によって上側で境界されている、窓開口部ためのリヤウインドーガラスを有し、および、
屋根シェル体およびリヤウインドーガラスの移動制御のための案内手段を有し、
その際、このリヤウインドーガラスが、このリヤウインドーガラスの使用位置から、屋根シェル体に対して相対的に不使用位置内へと移動制御されており、この不使用位置内において、このリヤウインドーガラスのウインドーガラス面が、この屋根シェル体に、僅かな間隔で向き合って位置している。
この屋根シェル体は、側方で格納室内において配設された摺動案内部を介して、降下制御されており、その際、これら摺動案内部が、このリヤウインドーガラスの案内手段に依存せずに、これら摺動案内部の所属して設けられた摺動案内手段を介して、長手方向に移動可能に、この屋根シェル体に軸受けされている。
この降下可能な屋根が、
この屋根シェル体が、これら屋根ピラーでもって、先行して縦方向に、車体の側方の車内壁の間の格納室内へと進入可能である、屋根板および後方の屋根ピラーを備える屋根シェル体を有し、その後に、この屋根が、立ち上げられた状態で車両平面内において保持されており、
屋根ピラーによって側方で、および、この屋根によって上側で境界されている、窓開口部ためのリヤウインドーガラスを有し、および、
屋根シェル体およびリヤウインドーガラスの移動制御のための案内手段を有し、
その際、このリヤウインドーガラスが、このリヤウインドーガラスの使用位置から、屋根シェル体に対して相対的に不使用位置内へと移動制御されており、この不使用位置内において、このリヤウインドーガラスのウインドーガラス面が、この屋根シェル体に、僅かな間隔で向き合って位置している。
この屋根シェル体は、側方で格納室内において配設された摺動案内部を介して、降下制御されており、その際、これら摺動案内部が、このリヤウインドーガラスの案内手段に依存せずに、これら摺動案内部の所属して設けられた摺動案内手段を介して、長手方向に移動可能に、この屋根シェル体に軸受けされている。
この乗用自動車の内側壁に固定された、側部材を例えば回転滑り軸受またはピンによって強制案内する、2つの案内レールによって、座席グループの後ろの比較的に多くのスペースが、場合によってはトランク室内へ至るまで必要とされる。その他になお、多くの案内要素の傾倒は、開放、および閉鎖の際の都合の悪い力作用によって、排除可能でない。過度に高い面加圧が生じ、これら面加圧が、この屋根の動き難さを誘起する。
更に、ドイツ連邦共和国特許第40 38 074号明細書(特許文献3)により、屋根のリヤウインドーガラスのわきに延在し、側方から見てその前方に位置するこの屋根の長手方向領域と鈍角を形成する屋根ピラー、および、屋根が閉鎖された場合に、これら屋根ピラーの下側に位置する収容室内においてこの降下された屋根の保管位置を有する、車両ための降下可能な屋根、特にカブリオレのための硬質屋根が開示されており、この収容室内へと、この屋根が、降下の際に、これら屋根ピラーでもって、先行して縦方向に進入可能であり、その後に、この屋根が、急傾斜に立ち上げられた状態で、この収容室内において位置している。このリヤウインドーガラスは、屋根が閉鎖された場合に、このリヤウインドーガラスの屋根ピラーの間に存在する幅にわたってこの屋根の下側の閉鎖部を形成しており、且つ、この屋根の作動位置から保管位置内へと移送可能であり、この保管位置内において、このリヤウインドーガラスが、屋根が降下された場合に、これら屋根ピラーの下側の端部に対して垂直距離をおいて詰め込まれている。この屋根は、強制的な移動制御のために、連結棒装置でもって、この車両の車体に固定されており、この連結棒装置が、2つの、この車両の長手方向中央面に関連付けられて、鏡対称的な支持連結棒を備えており、これら支持連結棒の上側の端部が、所属して設けられた屋根ピラーにおける下側の端部領域内において枢着されており、且つ、少なくとも1つの、リヤウインドーガラスの傾斜ラインに対して平行に指向する案内連結棒を備えており、この案内連結棒が、このリヤウインドーガラスの上側で、屋根において、および、このリヤウインドーガラスの下側で、この車両の車体において枢着されている。
この公知の解決策の場合、乗客室の一部が、降下工程、および繰出し工程によって、しかしながら比較的に場所を取る連結棒装置の結果として必要とされる。この連結棒装置は、更に、機械的に手間暇がかかり、且つ従って故障が起き易い。
この公知の解決策の場合、乗客室の一部が、降下工程、および繰出し工程によって、しかしながら比較的に場所を取る連結棒装置の結果として必要とされる。この連結棒装置は、更に、機械的に手間暇がかかり、且つ従って故障が起き易い。
米国特許第2,191,269号明細書(特許文献4)から、カブリオレの後方の屋根支持体の無い降下可能な屋根が公知であり、この屋根の場合、比較的に小さな、および大きなローラーから成る進入および繰出し機構を介して、この屋根が、後方に、および部分的に座席グループの下方に、進入および繰出し可能である。この進入および繰出し機構は、ローラー駆動装置によって、極めて場所を取り、且つ、座席グループの後ろの全スペースを要求する。
従来技術の全ての公知の降下可能な屋根は、必要な構造剛性を、比較的に高い質量によって達成し、且つ、機械的な構造においては手間暇がかかり、および最終的に高価である。
ドイツ連邦共和国特許公開第36 32 058号明細書
ドイツ連邦共和国特許公開第43 24 708号明細書
ドイツ連邦共和国特許第40 38 074号明細書
米国特許第2,191,269号明細書
従って、この公知技術の条件のもとで、本発明の根底をなす課題は、冒頭に記載した様式の降下可能な屋根を、必要な構造剛性が、比較的に僅かな重量、易機能性、および機械的な簡単性並びに操作可能性において、同時の場所を取らない構造様式のもとで達成されるように改良することである。
この課題は、請求項1の典型的な特徴を有する、冒頭に記載した様式の屋根によって解決される。この屋根の有利な実施形態は、従属請求項から取り出し可能である。
本発明による屋根は、屋根部材および支持ピラーのための格納室が、座席グループのすぐ近くに至るまで敷設されており、その際、これら支持ピラーが、外側で、この座席グループの周りを案内された状態で配設されていることによって特徴付けられる。このことは、移動曲線に相応する格納室が、ほぼ、この屋根部材の包絡線の形状、即ち形態を与えられ、且つ、案内レールが、垂直方向に起立し、且つ車両長手軸線方向に対して平行に、強固に車体構造に装着された、支持板に配設されていることによって可能となる。この本発明による屋根は、単に2つの案内レール、即ち、それぞれの支持ピラーのための1つの案内レールが必要なだけである。このことによって、スペース、および重量は節約され、従って、しかもその上、リヤウインドーガラスのための別個の格納室のためのスペースが形成される。このリヤウインドーガラスは、完全に降下可能であり、且つ、屋根が降下された際に、風隔壁位置へと繰り出され得る。
本発明による屋根は、この屋根の僅かの質量にもかかわらず、高い構造剛性を達成し、閉鎖された状態において、強固に閉鎖されたクーペの快適性を、十分に提供する。この屋根は、場所を取らず、易機能的であり、および簡単に操作可能であり、且つ、制限無しに、自由な視界を後方に可能にする。この本発明による屋根は、2つに分割された構成であり、その際、前方の部材が、後方の部材の上を通過して摺動され、特に、2つの座席列を有するカブリオレに適している。
次に、2つの実施例において、本発明を詳しく説明する。
例えば2座席の図1において図示されているカブリオレにおいて、本発明による屋根1は使用される。この屋根は、屋根部材2、形状剛性なシェル体から成り、このシェル体の後方の角部に、強固に鈍角において下方へと整向され、且つ外方へと拡大された支持ピラー3が接続されている。これら支持ピラー3は、スリムで平らな支持体として形成されており、且つ、主として、支持する機能を引き受けている。この支持ピラー3の下側の端部4は、強固に接続された案内スライダー5を備えており、これら案内スライダーが、ローラーまたはスライダーシューを有している。これら案内スライダー5は、例えば、四角形または二重T字形のレール6の上を走行し、これらレールが、垂直方向に起立し、且つ車両長手軸線方向に対して平行に、強固に車体構造に装着された、支持板7に固定されている。それぞれの支持ピラー3は、それぞれに、ただ1つのレール6の上だけに、1つの案内スライダー5によって強制案内されている。これらレール6は磨耗少なく、且つ、硬質な表面を備えている。
これらレール6は、円弧形状の案内軌道FBKの上を、水平方向の横方向軸線QD を中心にして指向しており、且つ、横で、座席グループ8において配設されている。両方のレール6に、格納室9が、座席グループ8の後ろに、所属して設けられており、この格納室の空間的な広がりは、降下もしくは外への移動に際のこの屋根部材2および支持ピラー3の移動曲線から与えられる。
これらレール6は、円弧形状の案内軌道FBKの上を、水平方向の横方向軸線QD を中心にして指向しており、且つ、横で、座席グループ8において配設されている。両方のレール6に、格納室9が、座席グループ8の後ろに、所属して設けられており、この格納室の空間的な広がりは、降下もしくは外への移動に際のこの屋根部材2および支持ピラー3の移動曲線から与えられる。
格納室9に、第2の別個の格納室10が前方に設けられた状態で位置しており、この格納室は、座席グループ8のすぐ後ろに位置している。この格納室10は、台形形に繰出し方向において先細りに形成されているリヤウインドーガラス11の収納の役目を果たす。このリヤウインドーガラス11は、カブリオレの水平方向の横方向軸線QH を中心にして、軽度に円弧形状に、または回転対称的に湾曲されている。このリヤウインドーガラスの凹状の側12は、この座席グループ8に面しており、且つ、本発明により、転覆保護システム13の周囲に配設されている。このリヤウインドーガラス11のための格納室10は、従って、同様に、侵入もしくは繰出しの際の、このリヤウインドーガラス11の移動曲線に相応する空間的な広がりを有している。この格納室は、従って、同様に、円弧形状に、または回転対称的に横方向軸線QH を中心にして指向している。
屋根1は、この屋根の前方の領域でもって、ウインドシールドガラスの上側のフレームに接続している。この屋根1の移動可能性は、公知の駆動装置によって行われ、且つ、完全に自動的に行われる。
屋根1は、この屋根の前方の領域でもって、ウインドシールドガラスの上側のフレームに接続している。この屋根1の移動可能性は、公知の駆動装置によって行われ、且つ、完全に自動的に行われる。
屋根1のこの繰出された位置において、支持ピラー3は、付加的に、支持要素14によって補強される。これら支持要素14は、車体に、降下可能、傾倒可能、または回転可能に、または、これらピラーに、内方へと傾倒可能に配設されている。これら支持要素14は、空気力学を最適化し、従って、空気抵抗、および風騒音を低減させ、且つ、それに加えて、この屋根のクーペのような形態を実現する。
図2において図示された屋根1の位置において、格納室9内へのこの屋根1の降下のための移動経過が開始している。支持ピラー3と屋根部材2との間の鈍角によって、この屋根部材2は、ウインドシールドガラスの上側のフレームから浮揚する。リヤウインドーガラス11は、この実施例において、降下された位置において、格納室10内において存在している。
図2において図示された屋根1の位置において、格納室9内へのこの屋根1の降下のための移動経過が開始している。支持ピラー3と屋根部材2との間の鈍角によって、この屋根部材2は、ウインドシールドガラスの上側のフレームから浮揚する。リヤウインドーガラス11は、この実施例において、降下された位置において、格納室10内において存在している。
屋根部材2および支持ピラー3は、更なる降下の際に、図3に示されているように、円弧形状に指向するレール6に沿って、これらの最終位置に至るまで移動する。これら支持ピラー3は、その際、これらレール6に沿って、側方で座席グループ8の傍らを通り過ぎる。
この屋根部材2は、降下工程の終了の後、この座席グループ8の背当て部に対してほぼ平行に位置する。
この屋根部材2は、降下工程の終了の後、この座席グループ8の背当て部に対してほぼ平行に位置する。
屋根部材2が、降下された位置内において、十分に、図示されていない駆動装置のためのスペースを残しておくために、この屋根部材2の後方のセグメント15は、スライド屋根と同じように、この屋根部材2の前方の領域の下へ挿入されている。屋根部材の格納ケースをも含めて、この屋根部材2の押込み可能な領域は、車両の水平方向の横方向軸線QD を中心にして、回転対称的に形成されており、このことによって、場所を取らない案内運動学的状況が、僅かな寸法および重量において達成される。
図4において、屋根の格納室9の透視図が図示されている。この格納室は、中間室23および側方室24から成っている。これら側方室24は、ピラー、および屋根シェル体の側方縁部領域を収容する。この中間室23は、コンパクトに形成されており、このことは、屋根シェル体の後方のセグメント15が押込み可能に構成されていることによって達せられる。如何なる動力伝達系統のためのスペースもこの中間室23の下側で必要ではない前輪駆動装置を有する車両のために、屋根部材2は、如何なる押込み可能な後方のセグメント15も備えていない。
図5は、リヤウインドーガラス11を、風隔壁(Windschott)として、繰出された位置において示している。このリヤウインドーガラスは、格納室10内において、ドア内における側面ガラスと同じように降下可能である。
図6において透視的に図示されているように、屋根1が閉鎖された場合、このリヤウインドーガラス11は、車体表面に装着されている封隙条片に対して押圧する。このリヤウインドーガラス11は、しかしながら同様に、選択的に、封隙条片によって縁取られていても良い。
図6において透視的に図示されているように、屋根1が閉鎖された場合、このリヤウインドーガラス11は、車体表面に装着されている封隙条片に対して押圧する。このリヤウインドーガラス11は、しかしながら同様に、選択的に、封隙条片によって縁取られていても良い。
図7aおよび7bは、案内スライダー5の2つの異なる実施形態の変形を示している。
この案内スライダー5は、4つのローラー16でもって、レール6に案内され、且つ、支持ピラー3の下側の端部において、強固に装着されており、その際、この案内スライダー5が、回転点Pを中心にして微細に調節され得る。
図7aは、この支持ピラー3の下側の端部4のコンパクトな形態を可能にする、1つの実施形態の変形が図示されている。
横方向において、この案内スライダー5は、この支持ピラー3の手前に位置している。
図7bは、この案内スライダー5を、この支持ピラー3の下側の端部4と同じ面内において示しており、その際、この案内スライダー5の支持ピラー3との結合が、横方向において極めてコンパクトに構成されている。
この案内スライダー5は、4つのローラー16でもって、レール6に案内され、且つ、支持ピラー3の下側の端部において、強固に装着されており、その際、この案内スライダー5が、回転点Pを中心にして微細に調節され得る。
図7aは、この支持ピラー3の下側の端部4のコンパクトな形態を可能にする、1つの実施形態の変形が図示されている。
横方向において、この案内スライダー5は、この支持ピラー3の手前に位置している。
図7bは、この案内スライダー5を、この支持ピラー3の下側の端部4と同じ面内において示しており、その際、この案内スライダー5の支持ピラー3との結合が、横方向において極めてコンパクトに構成されている。
図8は、実施例1の更に別の変形において、屋根の前方の部分内への転覆保護システム13の統合を示しており、この屋根が、完全には降下されずに、且つ格納室から突出している。
この屋根の上を通過して摺動された前方の屋根部材2のカバー17は、この格納室内へと挿入され、且つ、形成された開口部を通して、自由な視界を後方に可能にする。
リヤウインドーガラス11は、ここで、有利には、屋根シェル体内において案内されており、且つ、この屋根開口部内において、風隔壁位置内へと移動され得る。
この屋根のための格納室の構成は、押込み可能な後方の屋根部材を必要としないほどにコンパクトである。
この屋根の上を通過して摺動された前方の屋根部材2のカバー17は、この格納室内へと挿入され、且つ、形成された開口部を通して、自由な視界を後方に可能にする。
リヤウインドーガラス11は、ここで、有利には、屋根シェル体内において案内されており、且つ、この屋根開口部内において、風隔壁位置内へと移動され得る。
この屋根のための格納室の構成は、押込み可能な後方の屋根部材を必要としないほどにコンパクトである。
図9において、多数座席のカブリオレの長手方向断面が図示されており、このカブリオレの場合、屋根1の屋根部材2が、2つの部材から成るように構成されており、その際、屋根の両方の部材18および19が、重なり合って摺動可能である。この相違を除いて、本発明による屋根は、この実施例1の屋根に相応している。
この後方の屋根部材19の上を通過する前方の屋根部材18の移送は、図10に図示されているように、本発明により、2つの段階において行われる。
第1の段階において、継手LN およびLM は、従って、回転点NおよびMにおいて、この前方の屋根部材に対して関節運動可能に、屋根案内スライダーTにおいて配置された点NO およびMO が、最終位置N1 およびM1 に到達するまで、回転される。LN およびLM の長さの相違によって、屋根案内スライダーTの回転が、角度αだけ達成される。第2の段階において、その場合に、この屋根案内スライダーTは、強固にこの前方の屋根部材18の内において設けられている、曲率半径RV を有する案内レールSに沿って、この前方の屋根部材の前方のストッパに至るまで走行する。屋根部材18および19の場所を取らない入れ子状態を、重なり合って可能とするために、この前方の屋根部材の曲率半径RV は、ストロークHだけ、この後方の屋根部材19の曲率半径RH よりも、より大きい。これら屋根部材18および19の接合面Kの形状は、移動経過から与えられ、且つ、連結および解離が、ただ回転だけによって可能とされる。
この後方の屋根部材19の上を通過する前方の屋根部材18の移送は、図10に図示されているように、本発明により、2つの段階において行われる。
第1の段階において、継手LN およびLM は、従って、回転点NおよびMにおいて、この前方の屋根部材に対して関節運動可能に、屋根案内スライダーTにおいて配置された点NO およびMO が、最終位置N1 およびM1 に到達するまで、回転される。LN およびLM の長さの相違によって、屋根案内スライダーTの回転が、角度αだけ達成される。第2の段階において、その場合に、この屋根案内スライダーTは、強固にこの前方の屋根部材18の内において設けられている、曲率半径RV を有する案内レールSに沿って、この前方の屋根部材の前方のストッパに至るまで走行する。屋根部材18および19の場所を取らない入れ子状態を、重なり合って可能とするために、この前方の屋根部材の曲率半径RV は、ストロークHだけ、この後方の屋根部材19の曲率半径RH よりも、より大きい。これら屋根部材18および19の接合面Kの形状は、移動経過から与えられ、且つ、連結および解離が、ただ回転だけによって可能とされる。
図11は、屋根部材の閉鎖された位置決め状態、および開始された降下工程を示している。案内スライダー5は、この実施例の場合、支持ピラー3の下側の端部4において、強固に装着されてなく、更に多くの場所を取らない運動学的状況を得るために、むしろ、回転可能に装着されている。案内レール6に沿ってのこの屋根の移動の際、この屋根は、点Pを通る水平方向の横方向軸線を中心にして回転される。この回転は、図12において図示されているように、強固にこの支持ピラー3の下側の端部4に装着された、支持板7に強固に配設された回転案内軌道21、22、等、内において強制案内されているピン20を介して行われる。簡略化した状態で、図12において、1つの真っ直ぐの案内レールにおける回転が示されている。これらピン20は、点Pを中心にして、円形に、相互に角度β毎に配設されている。区間Aを移動した際、回転案内軌道21の強制案内によって、この屋根は、角度βだけ回転される。その際、案内状態のピンは、次のピンが、後に続く回転案内軌道22内へと係合した後に、この回転を連続的に更に先へ続けるために、回転案内軌道21から離れる。これら回転案内軌道21および22は、この実施例において、トロコイドの形状を有している。適当な幾何学的なパラメータの選択において、このトロコイド部分は、無視可能にほんの少しだけ直線から逸脱しており、且つ、このような直線に置換されることが可能であり、従って、コストの安い製造が可能とされる。円形の案内レール6の場合、これら回転案内軌道21、および22の形状は、適当に円形セグメント状に形作られる。幾何学的なパラメータの変化によって、異なる回転速度が得られる。
支持ピラー3の下側の端部4における、これらピン20の装着は、図7aに図示されているような、案内スライダー5の実施形態を許容する。
図13は、ローラー16によってレール6に、および、回転案内軌道21内において案内されたピン20によって強制案内されている、案内スライダーの配設を示している。
支持ピラー3の下側の端部4における、これらピン20の装着は、図7aに図示されているような、案内スライダー5の実施形態を許容する。
図13は、ローラー16によってレール6に、および、回転案内軌道21内において案内されたピン20によって強制案内されている、案内スライダーの配設を示している。
図14a、および図14bは、格納室内において配設された屋根を、降下された位置において示している。
1 屋根
2 屋根部材
3 支持ピラー
4 支持ピラー3の下側の端部
5 案内スライダー
6 レール
7 支持板
8 座席グループ
9 屋根部材および支持ピラーのための格納室
10 リヤウインドーガラス11のための格納室
11 リヤウインドーガラス
12 リヤウインドーガラス11の凹状の側
13 転覆保護システム
14 支持要素
15 セグメント部材15
16 案内スライダー5のローラー
17 前方の屋根部材における蓋/カバー
18 前方の屋根部材
19 後方の屋根部材
20 ピン
21、22 回転案内軌道
23 格納室9の中間室
24 格納室9の側方室
A 区間
FBK 円弧形状の案内軌道
N1 、M1 持上げ工程の後の、屋根スライダーTにおける回転点の最終位置
H 前方の屋根部材18のストローク
LN 、LM 継手
NO 、MO 持上げ工程の前の、屋根スライダーTにおける回転点の位置
P 案内スライダー5における屋根の回転点
QD 円弧形状のレール6の中心点
QH 円弧形状のリヤウインドーガラスの中心点
RV 前方の屋根部材の曲率半径
RH 後方の屋根部材の曲率半径
T 屋根案内スライダー
S 前方の屋根部材18の案内レール
α 持上げ工程の際の、前方の屋根部材16の回転角度
β 回転角度
2 屋根部材
3 支持ピラー
4 支持ピラー3の下側の端部
5 案内スライダー
6 レール
7 支持板
8 座席グループ
9 屋根部材および支持ピラーのための格納室
10 リヤウインドーガラス11のための格納室
11 リヤウインドーガラス
12 リヤウインドーガラス11の凹状の側
13 転覆保護システム
14 支持要素
15 セグメント部材15
16 案内スライダー5のローラー
17 前方の屋根部材における蓋/カバー
18 前方の屋根部材
19 後方の屋根部材
20 ピン
21、22 回転案内軌道
23 格納室9の中間室
24 格納室9の側方室
A 区間
FBK 円弧形状の案内軌道
N1 、M1 持上げ工程の後の、屋根スライダーTにおける回転点の最終位置
H 前方の屋根部材18のストローク
LN 、LM 継手
NO 、MO 持上げ工程の前の、屋根スライダーTにおける回転点の位置
P 案内スライダー5における屋根の回転点
QD 円弧形状のレール6の中心点
QH 円弧形状のリヤウインドーガラスの中心点
RV 前方の屋根部材の曲率半径
RH 後方の屋根部材の曲率半径
T 屋根案内スライダー
S 前方の屋根部材18の案内レール
α 持上げ工程の際の、前方の屋根部材16の回転角度
β 回転角度
Claims (19)
- 乗用自動車のための降下可能な屋根、特に、2座席−または多数座席のカブリオレ、ロードスター、等のための硬質屋根であって、この屋根が、
屋根部材、および、後方の、この屋根部材に鈍角において接続された支持ピラーを備える、形状剛性なシェル体を有しており、
窓開口部ためのリヤウインドーガラスを有しており、
車両長手軸線方向に対して横方向に、座席のすぐ後ろに位置している、別個の、第1および第2の、その内において一方ではこの屋根部材がこの屋根部材の支持ピラーと共に、および他方ではこのリヤウインドーガラスが案内および駆動手段によって進入および脱出可能である、格納室を有しており、
その際、この屋根部材が、この屋根部材の支持ピラーと共に、相応する格納室内において、案内軌道の上を運動学的に強制案内されている、
様式の上記屋根において、
第1の格納室(9)が、屋根部材(2)および支持ピラー(3)の下降および上昇移動によって相応して形成される移動曲線に沿って、座席グループ(8)のわきの領域内に至るまで延在し、その際、
垂直方向に起立し、且つ車両長手軸線方向に対して平行に、支持板(7)によって、強固に車体構造に保持されたレール(6)が、
この格納室(9)の内部で、側方で、この座席グループの傍らを通り過ぎる案内部を、支持ピラー(3)のために形成し、
これら支持ピラーが、支持ピラー端部(4)に配設された案内スライダー(5)によって、レール(6)の上で案内されているように構成されていることを特徴とする屋根。 - 案内軌道は、アーチ状、有利には、円弧形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の屋根。
- 支持ピラー(3)は、支持要素(14)によって、付加的に補強されているように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の屋根。
- 支持要素(14)は、車体、または支持ピラー(3)に、降下可能に、内方へと、傾倒可能、及び/または回転可能に配設されていることを特徴とする請求項3に記載の屋根。
- 屋根部材(2)は、この屋根部材の支持ピラー(3)でもって、モーターにより、第1の格納室(9)内において移動可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の屋根。
- 屋根部材(2)は、2つに分割されて形成されており、その際、前方の屋根部材(18)が、後方の屋根部材(19)の上を通って摺動可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の屋根。
- 屋根案内スライダー(T)を有する、前方の屋根部材(18)は、
これらスライダー(T)をグリップする継手アーム(LN )および(LM )によってこの前方の屋根部材(18)内において配設された案内レール(S)に沿って、強制案内されているように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の屋根。 - リヤウインドーガラス(11)は、車両の水平方向の横方向軸線を中心にして、軽度に円弧形状に、湾曲され、または、回転対称的に成形されており、その際、このリヤウインドーガラスの凹状の側(12)が、車両室内へと面して配設されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の屋根。
- リヤウインドーガラス(11)のための第2の格納室(10)は、座席グループ(8)のすぐ後ろに配設されており、且つ、屋根部材(2)のための第1の格納室(9)の前に設けられており、その際、この格納室(10)が、このリヤウインドーガラス(11)の曲率に適合されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の屋根。
- リヤウインドーガラス(11)は、第2の格納室(10)内において、降下可能に配設されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載の屋根。
- リヤウインドーガラス(11)は、繰出された状態において、風隔壁であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載の屋根。
- リヤウインドーガラス(11)は、周囲に延在する封隙条片を備えていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一つに記載の屋根。
- 屋根部材(2)は、回転対称的な構成を有しており、この構成が、ほぼ、第1の格納室(9)に相応することを特徴とする請求項1から12のいずれか一つに記載の屋根。
- 屋根部材(2)の前方の領域は、転覆保護システム(13)を備えており、且つ、この屋根が部分的に降下可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか一つに記載の屋根。
- レール(6)は、硬質の表面を有する、四角形成形体、四角形管体成形体、U字形、C字形、または二重T字形の成形体から成ることを特徴とする請求項1に記載の屋根。
- 案内スライダー(5)は、スライドシューまたはローラーを備えていることを特徴とする請求項1に記載の屋根。
- 案内スライダー(5)は、強固に、または回転可能に、支持ピラー(3)の端部(4)に配設されていることを特徴とする請求項1または16に記載の屋根。
- リヤウインドーガラス(11)は、車体に、傾倒可能に配設されていることを特徴とする請求項1、または8から12のいずれか一つに記載の屋根。
- リヤウインドーガラス(11)は、屋根シェル体の内側で平行に指向する案内部に、移動可能に配設されていることを特徴とする請求項1、または8から12のいずれか一つに記載の屋根。
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