JP2005518312A - 断続的エアゾール放出弁 - Google Patents
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Abstract
弁アセンブリは、電力を用いずに、エアゾール容器(12)からエアゾール内容物を所定間隔で自動的に放出できる。隔壁(40)は、蓄積フェーズの間に缶(12)の一部分から気体推進剤を受け取る蓄積チャンバ(36)を少なくとも部分的に定める。蓄積チャンバ(36)の内圧が所定の閾値に達すると、隔壁が密閉部を伴って移動して、出口チャネル(51)の密閉を解除し、これによって主たる活性薬品のスプレー噴出が開始される。蓄積チャンバ(36)内の圧力が閾値圧力よりも低くなると、隔壁(40)は元の位置をとる。
Description
本発明はエアゾール放出装置に関し、特に、電力の使用を必要とせずに、所定の時間間隔でエアゾール内容物を自動放出する弁アセンブリに関する。
エアゾール缶は様々な内容物を放出する。一般的に、活性物質は推進剤と混合されており、推進剤は、缶の中では少なくとも部分的に気体の状態であるが、少なくとも部分的に、活性物質を含む液体に溶解していることもあり得る。一般的な推進剤は、プロパン/ブタン混合物又は二酸化炭素である。混合物は圧力下でエアゾール缶内に収容される。次に、活性物質混合物は、缶の上部にある、放出弁を制御する作動ボタンを下に又は横に押すことにより、噴霧される。この用途の目的で、「活性薬品」という用語は、(乳液の状態、単一の均質相、又は多相であるかを問わず)容器の内容物のその部分を意味するように用いられる。これは、容器内では液相であり(容器外における相は問わない)、害虫制御剤(駆除剤、殺虫剤又は成長抑制剤)、芳香剤、清浄剤、及び/又は脱臭剤等の所望の活性物質を、単独で及び/又は溶媒と混合された状態で、及び/又は推進剤の一部と混合された状態で有する。
ボタンに対する圧力は、一般的に、指の圧力によって与えられる。しかし、直に空気中に噴霧される、芳香剤、脱臭剤、殺虫剤、及び他の特定の活性物質に対しては、空気中の活性物質の濃度を周期的にリフレッシュすることが望ましい場合がある。これは手動で行うことも可能であるが、それが不都合な状況もある。例えば、一晩中部屋を保護するために、(可燃性の蚊取線香を用いる代わりに)害虫駆除剤を噴霧する場合、消費者は、ただ駆除剤を手動で更に噴霧するためだけに真夜中に起きたくはないであろう。
空気中に活性物質を断続的に自動放出するための従来技術のシステムは、数多く存在する。これらの大半は、放出を作動又は制御するために、何らかの方法で電力に依存している。電力が必要な場合には、ディスペンサのコストが不必要に高くなることもあり得る。更に、幾つかの用途では、電池の電力では役に立たないほど電力要件が高い。この場合には、従来の電源への接続が可能な場所でしか装置を用いることができない。
米国特許第4,077,542号明細書
米国特許第3,477,613号明細書
米国特許第3,658,209号明細書
米国特許第4,396,152号明細書
他のシステムは、電力を用いずに、エアゾール缶から活性物質を断続的且つ自動的に放出する。例えば、特許文献1は、バイアスされた隔壁に依存して、周期的な間隔でエアゾールガスの噴出を制御する。特許文献2及び特許文献3も参照されたい。しかし、バイアスされた隔壁システムには、信頼性の問題(例えば、詰まり、漏れ、不均一な送出)がある。更に、これらは、エアゾール缶にしっかり取り付けられない場合もある。
更に、幾つかの従来の断続的噴霧制御システムは、コスト面から、それらを単回使用の使い捨て製品として提供するのは非実用的である。幾つかの用途では、消費者は、完全に使い捨ての製品を好む場合がある。
しかし、多くの放出装置は、活性物質を有する液体に、弁内部の様々な狭い制御通路を通過させるものである。長期にわたると、これは弁の詰まりを生じて、一貫性のない動作を生じる可能性がある。特許文献4では、容器内の材料の気相及び液相に個別にアクセスするエアゾール放出システムが提案されている。しかし、この装置は信頼性の高い自動動作を達成していない。
従って、電力を必要としない、改良された安価な自動エアゾールディスペンサの必要性が、依然として存在する。
1つの態様では、本発明は、気体推進剤を保持する第1の領域及び活性薬品を保持する第2の領域を有するエアゾール容器から薬品を放出するのに適した弁アセンブリを提供する。このアセンブリは、容器から気体を受け取る蓄積フェーズと活性薬品が間を置いて自動的に放出される噴霧フェーズとの間で自動的に反復可能なタイプである。これらの領域は、必ずしも物理的に分離されなくてもよい。実際には、好ましい形態では、第1の領域は、推進剤ガスが缶の残りの内容物の液相の上方に集められた、缶の上部領域である。
エアゾール容器に取り付け可能なハウジングがある。可動隔壁はハウジングと関連づけられると共に密閉部と接続され、第1の構成に向けてバイアスされている。ハウジング内には、隔壁に対して可変圧力を与えるための蓄積チャンバがある。ハウジング内の第1の通路は、エアゾール容器の第1の領域を蓄積チャンバと接続するのに適しており、第2の通路は、第2の領域を弁アセンブリの出口と接続する。
隔壁が第1の構成にある場合には、弁アセンブリから出る活性薬品の流れを密閉部が制限可能である。蓄積チャンバ内の薬品の圧力が所定の閾値を超えると、隔壁は、弁アセンブリからの活性薬品の噴霧が可能になる第2の構成へと移動可能である。
好ましい形態では、第1の通路内に、該第1の通路を通る気体推進剤の流量を調整する多孔質材料が設けられる。蓄積チャンバ内の気体推進剤の圧力が閾値の量より低くなると、隔壁は、第2の構成から第1の構成へと戻る。
隔壁が第2の構成にあるときには、蓄積チャンバは気体を放出する。気体推進剤及び活性薬品は、缶の外の弁アセンブリ内で混合されてもよい。或いは、好ましくは、活性薬品及び気体推進剤は、個別の流れとしてディスペンサから出る。
前記弁アセンブリに接続された容器と、前記ガス推進剤が前記容器から出て第1の通路に入るのを可能にするよう回転する前記ハウジングの作動部とがあってもよい。密閉部は、ガス推進剤が第1の通路を通って蓄積チャンバへと流れるのを可能にするよう、軸方向に変位可能であってもよい。
これらの弁アセンブリをエアゾール容器と共に用いる方法も開示される。
本発明では、放出弁アセンブリがエアゾール缶にしっかりと取り付けられ、更に、2つのモードを有する作動器が提供される。1つのモードでは、弁アセンブリが、エアゾール容器の作動弁から動作的に切り離される(出荷又は長期の保管に適したモード)。別のモードでは、弁アセンブリがエアゾール容器の内部に動作的に接続され、そこからの薬品の周期的且つ自動的な放出サイクルが開始される。重要なのは、弁を動かす又は制御するために電力の使用を必要とせずに、周期的動作が達成されることである。
この弁アセンブリは僅かな部品を有すると共に、製造及び組み立てが安価である。更に、気体推進剤へのアクセスを分けることにより、気体(より粘度の高い液体とは区別される)が隔壁を移動させるので、より清浄且つより信頼性が高い動作が提供される。液体及び蒸気の両方が多孔質媒体を通過することを必要としないことにより、数ヶ月にわたる長期の使用に起因する詰まりが遙かに生じにくくなる。本特許に記載された分離の概念を用いて、(一般的な手動操作されるエアゾール缶のように)製品を全圧下で液体推進剤と共に放出すると、非常に効果的に粒子が崩壊する。本装置のような装置において、推進剤気体が主たる製品から分離されない場合には、推進剤気体は装置内の蓄積チャンバ又は他の部分で分離して一貫性のない結果を生じ得る。
本発明の上記及び他の長所は、以下の説明から明らかになる。この説明では、その一部をなす添付の図面を参照する。図面には本発明の好ましい実施形態が示されているが、これらは説明のためのもので、本発明を限定するものではない。このような実施形態は、必ずしも本発明の全範囲を示すものではなく、従って、本発明の範囲を解釈するためには、添付の特許請求の範囲を参照しなければならない。
まず図1を参照すると、エアゾール缶12は円筒形の壁11を含み、壁11の上縁部は、ドーム13によって閉じられている。缶の壁11の上縁部は、缶の張り出した縁(chime)37に接合されている。ドーム13の中心には上向きに開いたカップ17が位置し、リム19によってドームに接合されている。
缶12は、軸方向に延びる導管23を含み、導管23は缶内部の中心に設けられ、その一端部は加圧された混合薬品(活性物質及び気体推進剤)へと開口している(好ましくは缶の底部に向かっている)。活性薬品の境界線より上の、缶の内部の上部領域25は、加圧された気体推進剤を収容している。下部領域は、液体ガス及び活性薬品の混合物を収容している。導管23の上端部は、ディスペンサ10の内部とインタフェースするティー15を受容し、薬品はティー15を通って放出され得る。
ディスペンサ10は缶弁アセンブリ45を含み、缶弁アセンブリ45は、気体推進剤弁アセンブリ41及び活性物質弁アセンブリ47を含む。詳細は後述するが、ディスペンサ10は、エアゾール内容物が所定間隔で自動的に周囲環境に放出されるのを可能にする。ディスペンサ10は多くの場合ポリプロピレンであるが、他の適切な材料を用いることもできる。
取り付け構造16の径方向内側端部は、弁カップリム19にスナップ式に嵌められ、取り付け構造16の径方向外側端部は缶縁37にスナップ式に嵌められる。取り付け構造16の径方向外壁34は軸方向に延びると共に、その径方向外面はねじ切りされている。ディスペンサ10は径方向外壁35を有し、径方向外壁35は、制御アセンブリ22の一部を構成する下部スカート部20を含む。スカート20の径方向内面はねじ切りされており、外壁34と噛合して、ディスペンサ10をエアゾール缶12に回転可能に接続する。壁35の軸方向外側端部は、径方向に延びるカバーで終端する。カバーは、中心に設けられた出口を有し、出口は、活性物質がディスペンサ10から所定間隔で噴霧されるのを可能にする放出ノズル54を含む(詳細は後述する)。操作の際には、以下の説明から明らかとなるように、缶12に対して部材22を回転させることにより、ディスペンサ10の「オン」と「オフ」とを切り替えてもよい。
なお、この説明を通して、「軸方向外側、軸方向下流、軸方向内側、軸方向上流」という用語は、容器の縦軸を基準にして用いられる。「径方向」という用語は、その軸から外側又は内側の方向を指す。
図2を参照すると、ティー15は、導管23から軸方向下流に設けられた内部キャビティ14を定める。ティー15のサイズは、カップ17の開放端の中心内に圧着されるサイズである。細長い環状壁27は第1の導管28を定め、第1の導管28は、キャビティ14の内部から軸方向に延びてディスペンサ10の中心を通り、缶12から放出ノズル54に活性混合物を送出する。細長い弁棒31は、壁27から軸方向下流にディスペンサ10へと延び、導管28がディスペンサ内へと延びるのを可能にする。
ティー15は、更に、キャビティ14と気体集積部25との間に延びる通路21を定める。通路は、推進剤取入れチャネルを設ける(後述の説明から明らかになる)。推進剤送出チャネル46は、導管31を通って軸方向に延び、キャビティ14を、推進剤を受け取る蓄積チャンバ36と接続する。詳細は後述するが、蓄積チャンバ36の内圧により、ディスペンサ10が噴霧フェーズ又は蓄積フェーズのいずれにあるかが決定される。
弁棒31は、ばね部材29を介して、ガスケット33に対して圧力を及ぼす。壁27は、弁棒31の軸方向内側端部から軸方向上流に延びるプランジャを設け、プランジャは、ガスケット33に対してバイアスされた密閉部44で終端する。ディスペンサが「オフ」の場合(図2参照)には、ばねの力が密閉部44をガスケット33に対してバイアスし、それにより、活性物質がチャネル28に流れ込むのが防止される。更に、弁棒31は、ガスケット24に対して缶12の外側端部の近位にバイアスされ、それらの間を密閉し、推進剤が缶12から通路46に流れ込むのを防止する。従って、この時点では、気体推進剤及び活性混合物のいずれも、缶12からディスペンサに流れられない。従って、ディスペンサ10は保管/出荷位置にある。
チャネル32は、壁27の面を通って密閉部44付近まで延び、ディスペンサが「オン」構成にあるときに、活性物質がディスペンサ10に流れ込むのを可能にする(詳細は後述する)。
次に図3を参照すると、弁棒31の軸方向外側端部は、保持壁42に至る中心に設けられた入口で終端し、保持壁42は、軸方向に延びる環状導管50に接続する。導管50は、外側に延びてノズル54に至り、活性物質を周囲環境に送出するための出口チャネル51を設ける。チャネル51の内側端部には栓52が設けられており、ディスペンサが「噴霧」フェーズにないとき(詳細は後述する)に、加圧された活性物質がディスペンサ10から流出するのを防止するために、栓52はO−リング53によって密閉されている。
導管46は、径方向外側に、導管50と導管31との間の接合部付近まで延びており、その軸方向外側端部は、保持壁42の推進剤入口38へと開口している。保持壁42によって蓄積チャンバ36が定められ、保持壁42は、可撓性の単安定型(mono-stable)隔壁40と共に、蓄積チャンバ36を囲んでいる。隔壁40は環状プレートを含み、環状プレートの外側面は環状ばね部材49によって支持され、環状ばね部材49は、隔壁40を、図1に示されている閉止位置に向けてバイアスする。
隔壁40は、第1の閉止位置(図4)と第2の開放位置(図5)との間を可動であり、ディスペンサ10を所定間隔で作動させる(詳細は後述する)。蓄積チャンバ36への入口38には、流入する気体推進剤の流量を調整するために、好ましくは低気孔率セラミック又は他の任意の類似の透過性材料で作られた、多孔質媒体48が設けられている。隔壁40の径方向外側縁部は、カバー39の径方向内面の軸方向外側端部に形成された溝へと延びている。隔壁の径方向内側縁部は、導管50に一体に接続されている。
導管は、更に、導管の外壁を通って延びる推進剤ベント55を含み、推進剤ベント55は、噴霧フェーズの間に推進剤が逃げるのを可能にする(詳細は後述する)。ベント55は、蓄積フェーズの間に推進剤が逃げるのを防止する細長いスリーブ56によって密閉されている。
次に図4を参照すると、制御アセンブリ22を回転させて、ディスペンサ10を矢印Aの方向に沿って軸方向内側に変位させることにより、ディスペンサは「オン」になる。なお、ばね29のコンプライアンスにより、ユーザによる回し過ぎによってディスペンサ10が損傷するリスクが最小限になる。また、要素16には、更なるストップとして作用する肩部がある。弁棒31は、下に変位されることによりばね29を圧縮して、密閉部44を軸方向上流に、ガスケット33から離れる方向に変位させる。弁棒31の変位により、密閉部24が更に離れる。
これにより、蓄積フェーズが開始され、加圧された気体推進剤が缶12から矢印Bの方向に沿って下流に流れ、キャビティ14を通ってチャネル46に至る。次に、推進剤は蓄積チャンバ36の入口38へと移動し、蓄積チャンバに流れ込む前に、多孔質の流れ制御媒体42によって調整される。
制御アセンブリ22が回転されてディスペンサ10が「オン」になると、加圧された活性混合物も缶12から出ることが可能になる。具体的には、活性物質は導管23を通って流れ、密閉部44を迂回してチャネル21に入り、矢印Cの方向に沿って移動を続け、出口チャネル51に向かう。しかし、チャネル51の口には栓52が設けられているので、活性物質は更に下流へは移動できない。
蓄積フェーズの間、気体推進剤の一定の供給が、取入れチャネル46から蓄積チャンバ36へと流れ、蓄積チャンバ36内に圧力が蓄積し、この圧力は、隔壁40の内面に対して作用する。圧力が所定の閾値に達するよう、蓄積チャンバ36に気体推進剤が十分充填されると、単安定型隔壁40が、図4に示されている通常の閉止位置から図5に示されている開放位置へと変形される。
これにより噴霧フェーズが開始され、この間、隔壁40は導管50を軸方向外側に変位させる。導管50が外側に変位すると、栓52がチャネル28から離れる。従って、栓52が下流に移動すると、保持壁42の内径が増加するので、活性混合物は導管28から移動できるようになり、矢印Dの方向に沿って栓を迂回して、出口チャネル51に入る。次に、加圧された活性物質はチャネル51から移動して、スプレーとしてノズル54から出る。なお、噴霧フェーズの間は、推進剤ベント55の上流の、スリーブ56の内側端部と保持壁42の内面との間の密閉が維持され、活性混合物がベント55を通ってディスペンサから出るのが防止される。
壁50の変位によって、スリーブ56の外側の密閉部が保持壁42の内面から更に離れ、前の蓄積サイクルの間に蓄積チャンバ36に収容された、加圧された気体推進剤が、噴霧フェーズの間に蓄積チャンバ36に入る気体推進剤と共に、ベント55を介して矢印Eの方向に沿って蓄積チャンバから出るのが可能になる。外壁35は気密性ではないので、推進剤はベント55を通ってディスペンサ20から出ることができる。流れ制御媒体48を介して蓄積チャンバ36に入る気体推進剤よりも、蓄積チャンバ36から出る気体推進剤の方が多いので、噴霧フェーズの間に蓄積チャンバ内の圧力は急速に低下する。
チャンバ36内の圧力が所定の閾値より低くなると、隔壁40は通常の閉止位置にはね返り、栓52によって形成されたチャネル28に対する密閉が再確立される。従って、活性混合物がディスペンサから出るのが再び妨げられる一方で、気体推進剤は上述のように蓄積チャンバ36へと流れ続け、次の噴霧フェーズが開始される。このサイクルは、推進剤が尽きるまで自動的且つ連続周期的に行われる。
なお、ディスペンサ10及び缶12は、予め組み立てられたユニットとしてエンドユーザに販売されてもよい。操作に際しては、ユーザはアセンブリ22を回転させて、弁アセンブリ45を軸方向内側に変位させることにより、エアゾール内容物を缶12から流出させ、蓄積サイクルを開始する。気体推進剤は導管46を通って、蓄積チャンバ36に流れ込む。噴霧フェーズが開始されると、活性混合物は導管51を通って流れ、ノズル54から「パフ」として周囲環境に出る。活性薬品は蓄積チャンバ36に入らないので、蓄積チャンバ内に液体が「溜まる」のが防止されると共に、活性物質が、それと関連づけられた通路に詰まるいかなる傾向も回避され、好ましい。
例えば、隔壁40の剛性、チャンバ36の内容積、及び/又は多孔質の流れ媒体48の気孔率を調節することにより、蓄積フェーズの持続時間を制御してもよい。例えば、凹部56と内壁42との間の間隙、及び流れ媒体48の気孔率を変更することで、チャンバ36の低圧力時間を制御することにより、噴霧フェーズの持続時間を制御してもよい。ベント55の径の変更、ばねの圧力の変更、又はより多くの若しくは異なる流れ制御媒体の追加によって、他の変更も可能である。
なお、複数の異なる弁構成が本発明と適合可能である。例えば、次に図6を参照すると、上述したように、従来の缶183内に、弁アセンブリ182が設けられている。弁アセンブリ182は、缶183内を軸方向に延びると共に活性混合物を弁アセンブリへと送る導管184を含む。導管184の軸方向外側端部からは、ティー185が延びている。ティーは、活性物質を外側導管187へと送る内部チャネル186を定める。
外側導管187は内側導管188を受容し、内側導管188の外径は外側導管187の内径よりも僅かに小さく、それらの間には間隙189が延びている。内側導管188は、弁アセンブリがオンになると活性混合物をディスペンサに送出可能な、軸方向に延びるチャネル198を定める(図7参照)。具体的には、導管187の内部からチャネル198へと活性物質を送出可能な活性物質取入れチャネル191が、内側導管188を通って延びている。
しかし、図6に示されるように、ディスペンサが「オフ」のときには、内側導管188の基部190は外側導管187の内面に対して密閉されており、活性薬品がチャネル198に流れ込むのが防止される。ばね部材197は、ティー185の外側端部を基部190の内側端部に接続すると共に、内壁を軸方向外側にバイアスする。
推進剤取入れチャネル192が外側導管187を通って延びており、缶183の推進剤領域をチャネル189と接続する。導管188の外面と導管187の内面との間の、チャネル192からすぐ下流の位置には、O−リング199が設けられており、弁アセンブリ182が「オフ」のときに推進剤がチャネル189に入るのを防止する。
導管188の軸方向外側端部にはハウジング193が接続されており、ハウジング193は、チャネル198と位置合わせされた活性物質送出チャネル194と、チャネル189と位置合わせされた推進剤送出チャネル195とを定める。
外側導管187は、弁カップ内に配置されたガスケット196に埋め込まれたフランジを含む。これにより、弁アセンブリ182を「オン」にするためにユーザによって制御アセンブリ(図示せず)が回転される際に、導管187の位置が固定される。従って、内側導管188は、外側導管187に対して軸方向上流に移動する。これによって、基部190がティー185の内面から離れるので、上述したように、活性混合物がチャネル191を通って軸方向に延びるチャネル198及び194に流れ込み、保持壁(図示せず)に向かうのが可能になる。
更に、内側導管188が変位されると、O−リング199も推進剤取入れチャネル198の軸方向上流に移動される。その結果、上述したように、推進剤がチャネル198に入り、チャネル189及び195に沿って移動して、蓄積チャンバ(図示せず)に向かう。従って、弁アセンブリ182は、上述のように動作する蓄積チャンバを有するディスペンサに、活性混合物及び推進剤を個別の流れとして送るのに適している。
次に図8A〜8Dを参照すると、栓52の幾つかの変形が使用可能であることを認識されたい。例えば、図8Aに示されるように、栓52’は、活性混合物の流れに対して三角形の面を示しており、これはチャネル51への入口に対する十分な機密性の密閉を提供し、O−リングを追加する必要はない。図8Bを参照すると、栓と保持壁42との間に更なる密閉を設けるために、栓52”にO−リング53’を追加してもよいことを認識されたい。栓52及びO−リング53’によってスライドする密閉部が設けられ、これにより、栓52”を越えて浸透するいかなる少量の活性混合物も、チャネル51へと移動しないことが、更に確実になる。
図8C〜8Dを参照すると、栓52”’が、栓の軸方向外面と導管50の軸方向内面との間に延びるばね57と共に示されている。具体的には、好ましい実施形態に従って栓が0.03インチ移動するのを可能にする壁50に形成されたスロット58内に、栓52”’の基部が配置されている。この実施形態で設けられた間隙により、活性混合物が出口51を通って流れる前に、隔壁が僅かに拡張可能になる。ばね57は、更なるコンプライアンスを与える。
次に図9を参照すると、別の実施形態によるディスペンサ120が、壁136の外面のねじ山と噛合するようにねじ切りされた内面を有する外壁144を介して、缶122に取り付けられている。壁144の軸方向外側端部から略径方向内側に、カバー149が延びている。壁136は、その軸方向内面に、缶縁139と係合するフランジを有する。壁136は、そこから径方向内側且つ軸方向下流に延びる傾斜した壁147に、一体に接続されている。壁147の径方向内側縁部は、軸方向上流に延びる壁154に一体に接続されると共に、リム129と係合するフランジを有する。
制御アセンブリ120はレバー171を更に含み、レバー171は、壁144に沿って回転して、上述したように、制御アセンブリ132を軸方向に変位させる。更に、レバー171は、レバー171と壁144との間に、ディスペンサが作動可能になる前に折れる穿孔されたタブ(図示せず)を含んでもよく、それにより、ディスペンサがいたずらされたか否かを示す手段が与えられる。
缶122は、缶122内へと延びる第1及び第2の弁137及び140を含む。弁137は、薬品混合物を受け取るために缶の底部に向かって軸方向に延びる導管133に接続されている。弁140は、気体推進剤を受け取るために、缶122の上部領域135で終端する。弁137及び140は、缶122から出て軸方向に延びる、下向きに作動可能な導管138及び143を含む。従って、ディスペンサ120は、壁144を壁136に対して回転させることにより缶122に取り付け可能な個別の部品として提供されてもよい。
図11を参照すると、活性物質弁アセンブリ157は環状壁177を含み、環状壁177の軸方向内側端部は導管137の上をスライドする。壁177から径方向内側にフランジ173が延びており、導管138の外側端部と係合する。フランジ173は、中心に設けられたチャネル165を定め、チャネル165は、フランジ173を通って軸方向に延びると共に、導管138と位置合わせされている。壁177内には環状壁141が嵌合されており、環状壁141は、フランジ173から軸方向下流に延びると共に、チャネル165と連通した軸方向に延びる導管175を定める。ディスペンサ120からは、周囲環境への出口167を設けるチャネル165が延びている。壁141は、更に、推進剤出口ベント156と周囲環境との間を軸方向に延びる第2のチャネル152を定める。
チャネル175及び165の間には栓164が設けられており、ディスペンサ120が噴霧フェーズにないときにディスペンサ120から活性薬品が出るのを防止するために、チャネル165をブロックする。活性薬品又は推進剤のいずれも、壁141を通って延びるベント156を通ってディスペンサ120から出られないことを更に確実にするために、壁177の内面と壁141の外面との間には一対のO−リング163が設けられている。環状チャネル153は栓164を囲んでおり、噴霧フェーズの間にチャネル165とチャネル175とを連通させる(詳細は後述する)。
推進剤弁アセンブリ151は環状壁179を含み、環状壁179は、弁棒143から蓄積チャンバ146へと軸方向に延びる導管142を定める。蓄積チャンバは、カバー149と壁179の軸方向外側端部との間の界面に設けられた壁161から径方向に延びる隔壁150と、壁161の軸方向内側部分と、壁179の内面と、壁141の外面とによって定められる。隔壁150の径方向内側端部は、更に壁141に接続されている。
壁179は、壁177のフランジ173と同様のフランジ159を含み、フランジ159は弁棒143と係合すると共に、フランジ159を通って延びるチャネル181を定める。チャネル181は弁棒143及び導管142と連通している。チャネル142内のフランジ159から軸方向下流には、蓄積チャンバ146に入る推進剤の流れを調整するための多孔質の流れ制御媒体158が設けられている。
ディスペンサ120が最初に缶122に取り付けられた際には、導管138又は143のいずれも作動されない。しかし、次に図10を参照すると、ディスペンサ120が「オン」位置まで回転されると、それによって蓄積フェーズが開始され、フランジ159及び173が軸方向上流に移動し、弁棒143及び138をそれぞれ押下する。従って、活性薬品は導管133及び弁137を通って導管165へと移動する。しかし、栓164及びO−リング163によって設けられた密閉部によって、活性物質が導管175に流れ込むのが妨げられる。
推進剤は、弁140、チャネル181、多孔質媒体158及び導管142を通って蓄積チャンバ146へと移動する。隔壁150の軸方向内面に作用する推進剤の圧力が所定の閾値を超えると、隔壁は、図9に示されている通常の閉止位置から図12に示されている開放位置へと変形する。
これによって噴霧フェーズが開始され、噴霧フェーズの間、隔壁150が壁141を軸方向上流に変位させることにより、チャネル175への入口を栓164から離す。従って、活性薬品は、矢印Nの方向に沿って、導管138からチャネル153を通って導管175へと流れ、出口167においてディスペンサ120から出る。更に、壁141が変位すると、外側のO−リングが壁141の内面から離れる。
その結果、推進剤は蓄積チャンバ164から壁177の径方向内面と壁141の径方向外面との間に形成された間隙を通って、矢印Oの方向に沿って移動し、チャネル156を通ってチャネル152に入り、別の流れとしてディスペンサから出る。蓄積チャンバ146内の圧力が低下すると、隔壁は閉止位置へとはね返り、次の蓄積フェーズが開始される。
次に図13を参照すると、前の実施形態と類似の構成を有する、本発明の別の実施形態によるディスペンサが示されている。主な違いは、活性物質弁アセンブリ257及び推進剤弁アセンブリ251である。
具体的には、活性物質弁アセンブリ257は、軸方向上流に延びて導管233に至ると共に内部キャビティ224を定める環状リップ225を含む。リップ225の軸方向上流端部は、活性物質を弁237に送る導管233内に嵌合している。
推進剤弁アセンブリ251は、部材225から径方向外側に延びる柔軟な密閉部234を含み、密閉部234の軸方向外面はシート254の軸方向内面に接している。シート254はカップ234内に設けられており、内側及び外側のフォーク部材259を受容する。フォーク259は、蓄積チャンバ246に流れ込む導管242を囲む、壁279の軸方向内側端部を定める。導管242内には多孔質の流れ制御媒体258が設けられている。
図13に示されるように、ディスペンサが「オフ」位置にあるときには、密閉部234が、推進剤がチャネル242に入るのを防止する。しかし、図14を参照すると、アセンブリ232が更に回転されて、ディスペンサが「オン」に切り替わると、フォーク部材259は密閉部234に対して軸方向上流に変位し、密閉部234は外側に撓んでシート254から離れる。内側フォーク部材は外側フォーク部材よりも軸方向下流に変位するので、チャネル242への入口が缶222の上部235に対して露出され、それにより、推進剤が導管242を介して蓄積チャンバ246に入るのが可能になる。
次に図15及び図16を参照すると、更に別の実施形態によるディスペンサ320が、前の実施形態で上述したのと同様に、缶322に取り付けられている。しかし、ティー334を軸方向外側にカップ327に対してバイアスする環状部材内に、ばね339が位置している。
ティー334はキャビティ324内に設けられている。環状部材325は、導管333から導管324へと延びるチャネル385を定める。ハウジング334は第1の導管353を定め、第1の導管353は、部分的にハウジング334を通って径方向に延び、軸方向に延びる導管355で終端する。導管355の軸方向外側端部は導管375と連通しており、導管375は軸方向に延びて、活性薬品の出口364aとしてディスペンサから出る。導管375は、軸方向に延びる環状壁377と軸方向に延びるセパレータ341との組み合わせによって定められる。しかし、ディスペンサが「オフ」又は蓄積フェーズのいずれかであるときには、栓364が導管375への流入をブロックする。更に、ディスペンサ320が「オフ」位置にあるときには、導管385及び353は径方向に位置合わせされない。
環状部材325は、更に、環状部材325を通って径方向に延び且つ缶322の上部領域335と連通した推進剤取入れチャネル331を定める。ティー334はチャネル381を定め、チャネル381は部分的にティー334を通って径方向に延びると共に、軸方向に延びる導管383の軸方向上流端部で終端する。導管383の軸方向外側端部は、蓄積チャンバ346内に開口した導管342と連通している。導管342内には、蓄積チャンバ346に入る推進剤の流れを調整するための多孔質媒体358が設けられている。しかし、ディスペンサが「オフ」位置にあるときは、導管331と導管381とは位置合わせされない。
ティー334の周囲には環状密閉部328が設けられており、壁325とカップ327との間に配置されている。壁325と壁334との間の径方向の界面の、チャネル353及び331の軸方向内側及び外側の位置には、一対のO−リング363が設けられている。ディスペンサが「オフ」位置にあるときには、密閉部328及びO−リング363は、上述した推進剤チャネル及び活性物質チャネルのオフセットと組み合わさって、活性物質及び推進剤がディスペンサ320に流れ込むのを防止する。
次に図17〜図20を参照すると、制御アセンブリ332が回転されることによってディスペンサ320が「オン」になると、蓄積フェーズが開始され、ティー334がばね339の力に抗して軸方向上流に変位される。従って、チャネル353はチャネル385と径方向に位置合わせされ、活性薬品が矢印Pの方向に沿ってディスペンサ320に流れ込む。しかし、栓364がチャネル375への入口をブロックしているので、蓄積フェーズの間に推進剤がディスペンサ320から出るのが防止される。
ティー334が変位されると、チャネル381が移動してチャネル331と径方向に位置合わせされ、それにより、推進剤が、矢印Qの方向に沿って移動して導管383及び多孔質媒体358を通過し、チャネル342を介して蓄積チャンバ346に入るのを可能にする。圧力が所定の閾値に達するまで、推進剤がチャンバ346内に蓄積され、圧力が所定の閾値に達した時点で、隔壁350は、閉止位置から図20に示されている開放位置へと変形する。
隔壁350軸方向下流に撓んで開放位置になると、壁377及び341も軸方向下流に変位する。従って、チャネル375への入口が栓から変位し、活性薬品がチャネル355からチャネル375へと流れて、活性薬品出口364から「パフ」として出るのが可能になる。推進剤も蓄積チャンバ346から移動し、壁379と壁377との間に形成された間隙を通って、チャネル366に入り、推進剤出口364bを介して、活性薬品とは別の流れとしてディスペンサから出る。蓄積チャンバ346内の圧力が低下すると、隔壁350が閉じ、次の蓄積フェーズが開始される。
次に図21及び図22を参照すると、エアゾール缶422は円筒形の壁421を含み、壁421の上縁部は、ドーム423によって閉じられている。缶の壁421の上縁部はドーム423と一体に形成されているが、或いは、缶の縁(図示せず)に接合されてもよい。ドーム423の中心には上向きに開いたカップ427が位置し、リム429によってドームに接合されている。
缶422は、軸方向に延びる導管433を含み、導管433は缶内部の中心に設けられ、その一端部は加圧された混合薬品(活性物質及び気体推進剤)へと開口している(好ましくは缶の底部に向かっている)。活性薬品の境界線より上の、缶の内部の上部領域435は、加圧された気体推進剤を収容している。導管433の上端部は、ディスペンサ420の内部とインタフェースするティー425を受容し、薬品はティー425を通って放出され得る。
以下の説明からわかるように、ディスペンサ420は弁アセンブリ455を含み、弁アセンブリ455は、気体推進剤弁アセンブリ451及び活性物質弁アセンブリ457を含む。ディスペンサ420は多くの場合ポリプロピレンであるが、他の適切な材料を用いることもできる。
ディスペンサ420は下部426を有し、下部426は、互いの軸方向外側端部で接合されて制御アセンブリ432の一部を構成する内壁444及び周辺スカート430を含む。
内壁444及びスカート430は、弁カップリム429及び缶の外壁421とそれぞれ係合する。具体的には、リム429が、径方向外側にねじ山面を有する壁436によって形成されたキャビティ内に、スナップ式に嵌合する。内壁444は、径方向内側に延びるねじ山を有し、このねじ山は、ねじ切りされた壁436と噛合する。スカートは、缶の外壁421に上から嵌る。操作の際には、以下の説明から明らかとなるように、缶422に対して部材432を回転させることにより、ディスペンサ420の「オン」と「オフ」とを切り替えてもよい。
図22に最もよく示されているように、ティー425は、導管433から軸方向下流に設けられた内部キャビティ424を定める。ティー425のサイズは、カップ427の開放端内に圧着されるサイズである。細長い環状壁437は第1の導管438を定め、第1の導管438は、キャビティ424の内部から軸方向に延びてディスペンサ420の中心を通り、缶422から放出ノズル464に所定間隔で活性混合物を送出する(以下の説明から更に明らかになる)。
ティー425は、キャビティ424と気体集積部435との間に延びる通路431を定める。密閉部434が径方向内側に向かって設けられており、ディスペンサ420が図22の「オフ」位置にあるときには、通路431と位置合わせされる。従って、缶422からの気体は、この向きのティー425に流れることはできない。
ティー425の軸方向外側端部は、ティー425の軸方向外側縁部とカップの軸方向内側縁部との間に設けられた環状密閉部材428によって密閉される。密閉部材428は、缶422からディスペンサへと移動する気体推進剤の経路を制限する。
第2の細長い環状壁441が、壁437と同心に延びており、環状壁441は、壁437の外径よりも僅かに大きい内径を有する。これにより、気体推進剤取入れチャネルを設ける軸方向に延びる間隙442が、壁441と壁437との間に形成される。壁441は、同軸的且つ分離された外側部分及び内側部分を有し、取入れチャネル442へと延びるチャネル443を構成する。ディスペンサが「オフ」のときには、チャネル443は密閉部428と径方向に位置合わせされる。
壁441の下部は、そこを通って径方向に延びるチャネル453を定め、チャネル453は初期状態では密閉部434と位置合わせされている。この部分は、更に、壁441から軸方向上流に延びる径方向外側脚部454を含む。脚部454は、脚部454を通って径方向に延びるチャネル456を定め、チャネル456は、ディスペンサが「オン」のときに、気体推進剤がディスペンサ420に流れ込むのを可能にする(後述の説明から明らかになる)。
壁441の上部及び取入れチャネル442は、缶422から気体推進剤を受容する蓄積チャンバ446への入口448にある、それらの軸方向に最も外側の端部で終端する。入口448内には、蓄積チャンバ446に流入する気体推進剤の流量を調整するために、好ましくは低気孔率セラミック又は他の任意の類似の透過性材料で作られた、多孔質媒体458が設けられている。チャネル460は、蓄積チャンバ446と多孔質媒体458との間の保持壁を通って径方向に延びると共に、蓄積チャンバの口を定める。
蓄積チャンバ446の軸方向外側端部は、壁444から軸方向下流に延びる外壁445の軸方向に最も外側の縁部で径方向に延びるカバー449によって定められる。壁445は、更に、蓄積チャンバ446の径方向外側縁部を定める。蓄積チャンバ446の軸方向内側部分は、可撓性の単安定型の隔壁450によって定められ、隔壁450は、ディスペンサ420を所定間隔で作動させるために、第1の閉止位置(図21)と第2の開放位置(図26)との間を可動である(詳細は後述する)。隔壁450の径方向外側縁部は、壁445の径方向内面に形成された溝へと延びる。隔壁450の径方向内側縁部は、壁441に接続された保持壁452に形成された溝の中に位置する。
保持壁452の下端部は、壁441の径方向外側縁部の上端部に対して密閉される。保持壁452の径方向外面は、カバー449の表面に当接し、その表面に沿ってスライド可能である。保持壁452の上端部は、放出ノズル464を定める。
キャビティ424内にはばね部材439が設けられており、ばね部材439は、壁441の下端部から径方向外側lに延びるフランジ440に接し、壁437及び壁441(並びに密閉部434)を軸方向上側にバイアスする。ディスペンサが「オフ」のときには、ばねの力が、壁456の上縁部を密閉部材428に対して密着するように押しつける。この構成ではチャネル431及びキャビティ424も密閉されるので、気体推進剤及び活性混合物のいずれも缶422からディスペンサに流れ込むことができない。従って、ディスペンサ420は保管/出荷位置にある。
特に図23〜図25を参照すると、制御アセンブリ432が回転されて、ディスペンサ420が軸方向内側に変位すると、壁441は、ばね439の力に抗して下に変位される。従って、密閉部434はチャネル431と揃った位置から離れ、チャネル443は密閉部428の軸方向下方になる。これによって蓄積フェーズが開始され、加圧された気体推進剤が缶422から流れる。
図23を参照すると、気体推進剤がチャネル431を通ってキャビティ424に入った後、気体推進剤は、チャネル456及び443を通って更に上流に移動し、取入れチャネル442に入る。次に、気体推進剤はチャネル442を通って軸方向下流に移動して入口448に入り、蓄積チャンバ446の口460に流れ込む前に、多孔質の流れ制御媒体452によって調整される。この時点では、気体の蓄積フェーズの間には密閉部434はチャネル453と位置合わせされたままであるので、缶422の中の活性混合物は、ディスペンサ420に流れ込むことができない。
蓄積フェーズの間に、気体推進剤の一定の供給が取入れチャネル442から口460を介して蓄積チャンバ446に流れることにより、蓄積チャンバ446内に圧力が蓄積し、この圧力は、隔壁450の上部外面に作用する。圧力が所定の閾値に達するのに十分な気体推進剤が蓄積チャンバ446に充填されると、単安定型の隔壁450は、図25に示されている通常の閉止位置から図26に示されている開放位置へと変形する。
これにより噴霧フェーズが開始され、噴霧フェーズの間、隔壁450は保持壁452及び壁437を下に変位させる。保持壁452に伴って、多孔質の流れ制御媒体458も変位する。従って、軸方向の変位量は、制御媒体458と壁441の縁部との間の軸方向の空間の量によって制限される。壁437が下に変位すると、チャネル453は密閉部434から軸方向上流に変位して、キャビティ424に入る。
従って、活性混合物は、缶422から上に流れてキャビティ424に入り、矢印Gの方向に沿ってチャネル453を通って、導管438に沿って軸方向に上に流れ、スプレーとしてノズル464から出ることができる。蓄積サイクルの間に蓄積チャンバ446内に収容された気体推進剤は、噴霧フェーズの間に蓄積チャンバ446に入る気体推進剤と共に、壁470を分けている縁部471を通過してディスペンサから出る。
蓄積チャンバ446に入る気体推進剤よりも蓄積チャンバ446から出る気体推進剤の方が多いので、噴霧フェーズの間に蓄積チャンバ内の圧力は急速に低下する。チャンバ446内の圧力が所定の閾値より低くなると、隔壁450は通常の閉止位置にはね返り、チャネル453と密閉部材434との間の密閉が再確立され、縁部471が密閉される。気体推進剤は、上述のように蓄積チャンバ446へと流れ続け、次の噴霧フェーズが開始される。このサイクルは、缶の内容物が尽きるまで自動的且つ連続周期的に行われる。
なお、ディスペンサ420及び缶422は、予め組み立てられたユニットとしてエンドユーザに販売されてもよい。操作においては、ユーザが、アセンブリ432を回転させて弁アセンブリ455を軸方向内側に変位させることにより、エアゾール内容物が缶422から流出し、蓄積サイクルが開始される。気体推進剤は導管442を通って蓄積チャンバ446へと流れる。噴霧フェーズが開始すると、活性混合物は導管438を通って流れ、ノズル464から「パフ」として周囲環境に出る。蓄積チャンバ446に活性薬品が入らないので、蓄積チャンバ内に液体が溜まるのが防止され、好ましい。
例えば、隔壁450の剛性、チャンバ446の内容積、及び/又は多孔質の流れ媒体458の気孔率を調節することにより、蓄積フェーズの持続時間を制御してもよい。例えば、チャネル453によって設けられる間隙及び蓄積チャンバ446の周囲環境に対する気孔率を調節して、チャンバ446の低圧力時間を制御することにより、噴霧フェーズの持続時間を制御してもよい。
次に図27〜図30を参照すると、第2の実施形態に従って、ディスペンサ520が缶522に取り付けられている。弁カップ527の中心からは、とても平凡な容器出口弁537が上に延びている。弁537は、ばね569に外側によってバイアスされた上に延びる弁棒538を有し、缶522の活性混合物は弁棒538を通って放出され得る。弁537は、弁棒538を真下に移動させることによって開放可能な垂直作動弁として示されている。代わりに、弁棒を横及び幾分下に傾けることによって弁が作動されるサイドチルト弁を用いることもできよう。
制御アセンブリ532は、内面がねじ切りされた外壁544を含み、外壁544は、缶縁539に接続された壁536のねじ山と噛合する。従って、ユーザは壁544を回転させて、ディスペンサを「オフ」位置(図27)及び「オン」位置(図28)の間で切り替えてもよい。
壁544の軸方向外側端部は壁552によって支持され、壁552は、その下端部に設けられた溝内に、保持壁541の上端部を受容する。壁552と壁541との間の界面には、O−リング563が設けられている。O−リング563と壁552との間の界面からは、単安定型の可撓性の隔壁550が径方向に延びている。従って、O−リング563は、蓄積フェーズの間に気体が蓄積チャンバ546から逃げるのを防止するための密閉部を設ける。壁541は、更に、隔壁550に向かって軸方向下流に延びるフランジ543を含む。隔壁550の内面には逆L字形の壁561が取り付けられており、壁561はフランジ543の軸方向外側端部を受容して、蓄積フェーズの間に気体推進剤が逃げるのを防止する。
特に図30を参照すると、ディスペンサ520は、気体推進剤弁アセンブリ551及び活性物質弁アセンブリ557も含む。気体推進剤弁アセンブリ551は壁541を含み、壁541は、多孔質媒体558が占める空隙を定める。多孔質媒体558の軸方向上流のシート554内には、先端部559を有するプランジャ556が設けられている。シート554は、カップ527に固定されている。プランジャ556は環状であり、先端部559から軸方向下流の位置でプランジャ556を通って延びるチャネル553を定める。チャネル535は蓄積チャンバ546の口を定める。
ティー525から径方向外側には、可撓性の密閉部534が、シート554の軸方向内面に当たるように延びている。従って、ディスペンサが「オフ」のときに気体推進剤が蓄積チャンバ546に入るのを、2つの密閉部が防止する。密閉部534は、缶が充填される間の漏洩を最小限にし、プランジャに対する二重の密閉部を設ける。チャネルは、シート554と径方向に位置合わせされるので、気体推進剤がプランジャに入るのを防止するための密閉部が構成される。
活性物質弁アセンブリ557(図27参照)は、環状保持壁541の径方向内面から形成されたハブ515を含む。ハブはチャネル569を定め、噴霧フェーズの間に、弁棒538からの活性混合物がチャネル569を通って流れる。隔壁550の軸方向内面には栓564が取り付けられており、栓564は軸方向内側に延びてチャネル569を密閉し、蓄積フェーズの間に活性薬品がディスペンサ520から出るのを防止する。後述するように、隔壁550の栓567に隣接する位置には、噴霧フェーズの間に活性薬品がハブから流れてディスペンサ520から出るのを可能にする環状開口部567が設けられている。
制御アセンブリ532が回転されてディスペンサ520が「オン」位置に切り替わると、蓄積フェーズが開始される。具体的には、壁541及びプランジャ556が下にバイアスされ、先端部559が、密閉部534を矢印Hの方向にシート554から離れるように撓ませる。プランジャ556が押下されると、チャネル553がシート554の軸方向上流の位置に移動され、それによって、加圧された気体推進剤が矢印Iの方向に沿ってチャネル553に入るのが可能になる。
栓564はハブ565に対してバイアスされており、ハブ565が弁棒538を押下することにより、栓に対して活性薬品を加圧する。栓564とハブ565との間に形成された密閉部は、蓄積フェーズの間にいかなる活性薬品もディスペンサから出ないよう防止する。
気体推進剤は、多孔質媒体を通って移動し、蓄積チャンバ546の入口560に入る。気体推進剤の一定の供給が蓄積チャンバ546に流入することにより、蓄積チャンバ546内に圧力が蓄積され、この圧力が、隔壁550の内面に作用する。圧力が所定の閾値に達するのに十分な気体推進剤が蓄積チャンバ546に充填されると、単安定型の隔壁550は、図28に示されている通常の閉止位置から図29に示されている開放位置へと変形する。
これにより噴霧フェーズが開始され、噴霧フェーズの間、隔壁550は軸方向下流にバイアスされ、それによって栓564も軸方向下流にバイアスされる。従って、栓564とハブ565との間に出口チャネルが形成され、出口チャネルは、加圧された活性物質材料が、矢印Jの方向に沿って流れ、ディスペンサ520から「パフ」として周囲環境に出るのを可能にする。更に、壁561はフランジ543の軸方向下流に移動し、それにより、前の蓄積フェーズの間に蓄積チャンバ546内に収容された気体推進剤が矢印Kの方向に沿って移動し、活性薬品と混合され、ディスペンサ520から出るのが可能になる。
噴霧フェーズの間には、チャネル553はシート554の下方に配置されるので、気体推進剤は蓄積チャンバ546に流れ続ける。しかし、蓄積チャンバ546に入る推進剤よりも蓄積チャンバ546から出る推進剤の方が多いので、噴霧フェーズの間に蓄積チャンバ内の圧力が急速に低下する。チャンバ546内の圧力が所定の閾値より低くなると、隔壁550は通常位置にはね返り、栓564とチャネル569との間の密閉が再確立される。推進剤は蓄積チャンバ546へと流れ続け、次の噴霧フェーズが開始される。
上記の説明は、本発明の好ましい実施形態に関するものである。しかし、当業者は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく多くの変形を行い得るであろう。本発明の範囲内に含まれ得る様々な実施形態を公に知らせるために、添付の特許請求の範囲を作成した。
本発明は、電力又は手動による作動を繰り返し用いることなくエアゾール缶の内容物を放出する、自動ディスペンサアセンブリを提供する。
Claims (11)
- 気体推進剤を有する第1の領域及び活性薬品を有する第2の領域を有するエアゾール容器から薬品を放出するのに適した、容器から気体推進剤を受け取る蓄積フェーズと活性薬品が間を置いて自動的に放出される噴霧フェーズとの間で自動的に反復可能なタイプの弁アセンブリであって、
エアゾール容器に取り付け可能なハウジングと、
前記ハウジングと関連づけられると共に密閉部と接続された可動隔壁であって、第1形態に向けてバイアスされた隔壁と、
前記隔壁に対して可変圧力を与えるための、前記ハウジング内の蓄積チャンバと、
前記エアゾール容器の前記第1の領域を前記蓄積チャンバと接続するのに適した、前記ハウジング内の第1の通路と、
前記第2の領域を前記弁アセンブリの出口と接続する第2の通路と、
を含み、
前記隔壁が前記第1形態にある場合には、前記弁アセンブリから出る前記活性薬品の流れを前記密閉部が制限し、
前記蓄積チャンバ内の前記気体推進剤の圧力が所定の閾値を超えると、前記隔壁が、前記弁アセンブリからの前記活性薬品の噴霧が可能になる第2形態へと移動可能である、
弁アセンブリ。 - 前記第1の通路内に、該第1の通路を通る気体推進剤の流量を調整する多孔質材料が設けられる、請求項1記載の弁アセンブリ。
- 前記蓄積チャンバ内の前記気体推進剤の圧力が閾値の量より低くなると、前記隔壁が、前記第2形態から前記第1形態へと戻る、請求項1記載の弁アセンブリ。
- 前記隔壁が前記第2形態にあるときに、前記蓄積チャンバが、少なくとも部分的に前記気体推進剤を放出する、請求項1記載の弁アセンブリ。
- 前記気体推進剤及び前記活性薬品が、前記弁アセンブリから出る前に該弁アセンブリ内で混合される、請求項4記載の弁アセンブリ。
- 前記活性薬品及び前記気体推進剤が、個別の流れとして前記ディスペンサから出る、請求項4記載の弁アセンブリ。
- 前記密閉部が軸方向に変位可能である、請求項1記載の弁アセンブリ。
- 前記密閉部がばねで付勢された、請求項1記載の弁アセンブリ。
- 前記弁アセンブリに接続された容器であって、該容器内では前記活性薬品が少なくとも部分的に液相である容器と、前記気体推進剤が前記容器から出て第1の通路に入るのを可能にするよう回転する前記ハウジングの作動部と、を更に含む、請求項1記載の弁アセンブリ。
- 前記活性薬品が、害虫駆除剤、殺虫剤、芳香剤、清浄剤及び防臭剤から成る群から選択される、請求項1記載の弁アセンブリ。
- エアゾール容器から周囲環境に活性薬品を自動的に所定間隔で送出する方法であって、
(a)気体推進剤を有する第1の領域及び活性薬品を有する第2の領域を有するエアゾール容器から薬品を放出するための使用に適した、容器から気体推進剤を受け取る蓄積フェーズと活性薬品が間を置いて自動的に放出される噴霧フェーズとの間で自動的に電力を用いずに反復可能なタイプの弁アセンブリであって、
(i)エアゾール容器に取り付け可能なハウジングと、
(ii)前記ハウジングと関連づけられると共に密閉部と接続された可動隔壁であって、第1形態に向けてバイアスされた隔壁と、
(iii)前記隔壁に対して可変圧力を与える、前記ハウジング内の蓄積チャンバと、
(iv)前記エアゾール容器の前記第1の領域を前記蓄積チャンバと接続するのに適した、前記ハウジング内の第1の通路と、
(v)前記第2の領域を前記弁アセンブリの出口と接続する第2の通路と、
を含み、
前記隔壁が前記第1形態にある場合には、前記弁アセンブリから出る前記活性薬品の流れを前記密閉部が制限し、前記蓄積チャンバ内の前記気体推進剤の圧力が所定の閾値を超えると、前記隔壁が、前記弁アセンブリからの前記活性薬品の噴霧が可能になる第2形態へと移動可能である、弁アセンブリを設ける工程と、
(b)前記弁アセンブリをこのようなエアゾール容器に取り付ける工程と、
(c)前記弁アセンブリを作動させる工程と、
を含む、活性薬品を自動的に所定間隔で送出する方法。
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