JPH0385170A

JPH0385170A - 自動噴射装置の噴射量調節機構

Info

Publication number: JPH0385170A
Application number: JP1223904A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Tsubaki; 博椿
Original assignee: Showa Seiki Co Ltd
Current assignee: Showa Seiki Co Ltd
Priority date: 1989-08-30
Filing date: 1989-08-30
Publication date: 1991-04-10
Also published as: JPH0476712B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、自動噴射装置の噴射量調節機構の分野に関す
るものである。

［従来の技術Ｊ従来の香料、消臭剤等の少量を所定時間において自動的
に噴射せしめる装置の噴射量調節機橋として、微量噴射
を調節させながら噴射させるために、噴射口等にフェル
トとか、メツシュ状の部材を挿入して使用していた。

［発明が解決しようとする課題］従来の香料、消臭剤等の少量を所定時間において自動的
に噴射せしめる装置の噴射量調節機構として、微量噴射
を調節させながら噴射させるために、噴射口等にフェル
トとか、メツシュ状の部材を挿入して使用していた。

しかし容器の上方のノズルから噴射される充填中の香料
、加圧ガス等に含有されている物質等が、メツシュ等の
微量噴射を調節する部材に付着して目詰り現象を起し、
自動噴射装置を正常に作動しないことがあった。

しかるに本発明は、香料プラス加圧ガス等に含有されて
いる物質等によって、自動噴射装置を構成する部材中、
殊に噴射量の調節材が目詰りを起すようなことがなく、
充填されている香料等が、所定の時間毎に確実に自動噴
射がなされるようにしたものである。

［課題を解決するための手段］本発明は、容器の上方部に嵌着し、中央に段部と貫通孔
とを有する収納部付きの固定部と、底部に若干突設し前
記貫通孔と連通ずる貫通孔付き有底状の収納部を形成し
た噴射調節部とを別設し、固定部の貫通孔内に噴射調節
部の収納部を嵌挿し両部材を固着させると共に、有底状
収納部に嵌挿し、且中央には小径の噴出孔を有する突出
部と、前記噴出孔を連通ずる大径の収納部と、噴射調節
部に嵌着する外側突出部と、前記収納部の上方には大径
の嵌挿部とを有するプランジャー受けを形成し、前記プ
ランジャー受けの突出部にＯリングを嵌込んで噴射調節
部の有底状収納部にプランジャー受けの突出部を嵌着せ
しめ、プランジャー受けの収納部内にスプリングとピン
とをスプリングを圧入し、ピンの頭部を若干飛出させた
状態にして挿入し、大径の嵌挿部に挿入した溶剤に強い
特性と弾力性とを有するプランジャーの貫通孔に前記ピ
ンの頭部を嵌挿させ、中央に貫通孔を有し、底部にプラ
ンジャーの上面に突設した突部を嵌挿させる凹部と外側
にスプリングを嵌挿したスプリング受けを、天壁部を有
するプランジャー止めの中空部に嵌挿し、プランジャー
止めをプランジャー受けに嵌着した香料、消臭剤等の自
動噴射装置において、噴射調節部を構成する有底状の収
納部内に孔付きのワッシャー、プレート、小孔を有しな
いプレートとを適宜組合わせ、組合わされたワッシャー
、プレートを積層状に挿入せしめたことを特徴とする自
動噴射装置の噴射量調節機構である。

［イ乍　　用］本発明の詳細な説明すれば以下のとおりである。

容器の上方部に本発明の自動噴射装置を嵌着すると、容
器上方に装着されている噴射口が若干下方に押圧される
。そして充填中の例えば香料等が自動噴射されるもので
ある。

そのとき本発明の自動噴射装置を構成しているピンは、
プランジャー受けの収納部内に圧入中のスプリングによ
って下部方向に若干押圧されている。他方プランジャー
受けの上方の嵌挿部に挿入中にプランジャーの裏面に形
成されている貫通孔にピンの頭部が挿入されている。

自動噴射装置を構成している要部の構成部材が上述のよ
うに組立てられているので、微量宛ノズルから噴射した
加圧ガスと混合している香料が貫通孔を通って、プラン
ジャーの膨出部とプランジャー受けの嵌挿部との間に形
成されている中空部内に漸次貯溜する。そのときプラン
ジャーの外周縁部がプランジャー止めによって押圧され
ている。従って押圧部分のプランジャーが固定されてい
るので、プランジャーの膨出部だけが上方により一層膨
出される。そして膨出部が徐々に膨出されて中央部の突
部もスプリング受けを上方へ徐々に押上げ、スプリング
を圧縮する。そのとき貫通孔に嵌挿されているピンもプ
ランジャーの上方への押上げに比例して押上げられる。

しかし押上げられたピンはスプリングの伸張力によって
下方に押下げられると同時に、ピンとプランジャーとの
嵌挿状態が一時的に離脱し、離脱と同時に中空部内に充
填されている微量の香料がスプリング受けの貫通孔より
外部へ噴射される。しかるに上述の如く貯溜中の香料が
噴射すると、スプリングによってスプリング受けが降下
し、底部の凹部に嵌挿し接続状態にあるプランジャーを
下方に押下げるこの押下げによってピンの頭部がプラン
ジャーの貫通孔に嵌挿し復元する。このピンの頭部の嵌
挿によって、容器から再度噴射している香料、加圧ガス
がスプリング受けの貫通孔より噴射するようなことがな
い。

以上の如き作用をする自動噴射装置においてこの装置を
構成している有底状の収納部内には、孔付きのワッシャ
ーと孔付きのプレートとを組合せるか、あるいは前記ワ
ッシャーと小孔を有するプレートと小孔のないプレート
とを組合せるか、さらに小孔を有するプレートと小孔の
ないプレートとを組合せる等、多数の組合わせが可能な
ワッシャー、プレートが積層状に挿入されている。

上記のように挿入されているワッシャーやプレートの孔
より香料や加圧ガスが流通する際、ワッシャーやプレー
トの外側面が、メツシュ状ではなく、滑らかで、しかも
フラット状となっているので、香料や加圧ガスの微粒子
が付着しない。さらにノズルから噴射される香料や加圧
ガスは、積層状のワッシャーやプレートによって噴流を
ストレートに発射させることができず抑圧された状態で
微量の噴射となる。またプレートに形成されている小孔
によっても、香料や加圧ガスの噴射時のスピードがより
一層抑制される。

上述の過程を経ながら容器内に充填されている香料、加
圧ガスが自動噴射装置を構成している各構成部材内を通
過して、プランジャーの膨出部へと噴射し貯溜され、一
定量貯溜されると外部に噴射されるものである。

［実　施　例］本発明の実施の一例を説明すると下記のとおりである。

１は香料等が加圧ガス等と混合されている容器であり、
この容器１の上方部には自動噴射装置ａを嵌着する。こ
の装置ａが嵌着されると、容器ｌの上方に飛出している
噴射ノズル２が常時押圧されて容器１内の香料等が噴射
し続けるようになっている。

以下において自動噴射装置ａの構成を説明する。３は容
器１の上方部６に嵌着し、中央に段部４と貫通孔５とを
有する固定部である。７は底部８に若干突設し、しかも
前記貫通孔５と連通ずる貫通孔９と有底状の収納部１０
とを形成した噴射調節部である。そして収納部１０にパ
ツキン１１を挿入し、噴射調節部７の底部８に形成した
収納部１０を嵌挿させて固定部３と噴射調節部７とをビ
ス１２を以て固着する。１３は収納部１０に挿入する孔
１４付きワッシャーであり、このワッシャー１３の上方
に小孔１５が形成されているプレート１６、小孔がない
プレート１６′・・・を積層状に一枚乃至複数収納して
やる。ワッシャー１３とプレート１６．１６’との使用
としては、種々の組合せがある、即ちワッシャー１３と
プレート１６との２枚を以て組合せるか、ワッシャー１
３と複数のプレート１６．１６′との組合せ、または複
数のプレート１６．１６′を以て組合せてもよい。

１７はプランジャー受けであり以下の構成からなってい
る。中央に前記の収納部１０に嵌挿し中央に小径の噴射
孔１８を有する突出部１９と、前記噴射孔１８と連通ず
る大径の収納部２０とを有する。２２は突出部１９の外
側に位置し、且噴射調節部７に嵌着する外側突出部、２
１は上側突出部である。２３は大径の前記収納部２０の
上方にして、しかも上側突出部２■によって囲まれて形
成の嵌挿部、２４は突出部１９の外側に嵌め込んだＯリ
ングである。以上の如き構成のプランジャー受け１７と
噴射調節部７とを組立てるには、図面図示の如く噴射調
節部７の有底状の収納部ｌＯ内に突出部１９を嵌挿させ
、前記調節部７内に外側突出部２２を螺着させる。収納
部２０にスプリング２５とスブリング２５内に挿入した
ピン２６とを挿入すると共に、ピン２６の頭部が若干カ
バー２７の孔２８より飛出しているようにしてカバー２
７を収納部２ｏの嵌着する。２９は中央に貫通孔３０を
有し、上面に貫通孔３０と連通する突部３１を有し、材
質として溶剤に耐する耐久性と弾力性とを有するプラン
ジャーである。そして突部３１と外周縁部３２との間に
は若干外側方向に膨出した形状となっている。以上の如
き構成のプランジャー２９はプランジャー受け１７の嵌
挿部２３に収納し、ピン２６の頭部をプランジャー２９
の貫通孔３０に挿込んで組立てる。

３３は中央に貫通孔３４を有し、底部に凹部３４′を有
するスプリング受けである。このスプリング受け３３の
外側にスプリング３５を嵌挿する。３６は天壁部３７と
中空部３８とを有するプランジャー止めである。前記し
たスプリング３５が天壁部３７により常時停止し、しか
もプランジャー２９の外周縁部３２とを固定させるよう
にして、プランジャー受け１７と前記プランジャー止め
３６とを嵌着させてやる。

［効　　果］本発明は以下に示す効果を奏する。

（１）本発明において、ノズルの上方部に嵌挿する容器
に充填されている香料、加圧ガス等を微量宛噴出させる
ための噴射量調節機構として、ワッシャーと孔付きプレ
ートまたは孔なしプレートとを適宜組合せたものを噴射
調節部の収納部に挿入したので、ノズルから噴射した香
料や加圧ガスの微粒子はワッシャーやプレートの表面が
なめらかになっているがため、滑ってしまい付着しない
。そのため積層状に挿入されているワッシャーやプレー
トが目詰りを起すことなく、常時香料等の噴射量を調節
することができると共に、従来の噴射装置に比し商品寿
命をも延命せしめることができる利点を有している。

（２）さらに本発明の噴射量調節機構は、構造が極めて
簡単であり、しかも容易に製作できる利点を併有してい
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明香料、消臭剤等の自動噴射装置の縦断正
面図、第２図は同装置の一部の構成部材が変化した状態
を示する縦断面図、第３図は同装置を構成する噴射量調
節部材の縦断面図第４図は噴射量調節部材の第２実施例
を示す縦断面図、第５図は同部材の第３実施例を示す縦
断面図、第６図は同部材の第４実施例を示す縦断面図、
第７図は同部材の第５実施例を示す縦断面図、第８図は
同部材の第６実施例を示す縦断面図、第９図は第３図に
示す噴射量調節部材の平面図、第１０図は第２実施例の
調節部材の平面図、第１１図は第３実施例の調節部材の
平面図、第１２図は第４実施例の調節部材の平面図、第
１３図は第５実施例の調節部材の平面図、第１４図は第
６実施例の調節部材の平面図である。ａ・・・自動噴射装置、１・・・容器、２・・噴射ノズ
ル、３・・・固定部、４・・・段部、５．９．３０．３
４・・・貫通孔、６・・上方部、７・・・噴射調節部、
８・　・底部１０．２０・・・収納部、１１・・・パツ
キン、１２・・・ビス、１３・・・ワッシャー１４．２
８・・・孔、１５・・・小孔、１６．１６′・・・プレ
ート、１７・・・プランジャー受け、１８・・・噴射孔
、１９・　・突出部２１・・・上側突出部、２２・　・
外側突出部、２３・・・嵌挿部、２４・・・Ｏリング、
２５．３５・・・スプリング、２６・・・ピン２７・・
・カバー　２９・・・プランジャー３１・・・突部、３
２・・・外周縁部、３３・スプリング受け、３４′　・
・凹部、３６・　・プランジャー止め、３７・・・天壁
部３８・・・中空部。特許出願人昭和精機株式会社Ｊｔｌ・・大ｆｆｌ郡３８・・・中空部第図ｊ　　’／　　−１大＝Ｉｍ３８・・・中空部第図

Claims

【特許請求の範囲】

容器の上方部に嵌着し、中央に段部と貫通孔とを有する
収納部付きの固定部と、底部に若干突設し前記貫通孔と
連通する貫通孔付き有底状の収納部を形成した噴射調節
部とを別設し、固定部の貫通孔内に噴射調節部の収納部
を嵌挿し両部材を固着させると共に、有底状収納部に嵌
挿し、且中央には小径の噴出孔を有する突出部と、前記
噴出孔を連通する大径の収納部と、噴射調節部に嵌着す
る外側突出部と、前記収納部の上方には大径の嵌挿部と
を有するプランジャー受けを形成し、前記プランジャー
受けの突出部にＯリングを嵌込んで噴射調節部の有底状
収納部にプランジャー受けの突出部を嵌着せしめ、プラ
ンジャー受けの収納部内にスプリングとピンとをスプリ
ングを圧入し、ピンの頭部を若干飛出させた状態にして
挿入し、大径の嵌挿部に挿入した溶剤に強い特性と弾力
性とを有するプランジャーの貫通孔に前記ピンの頭部を
嵌挿させ、中央に貫通孔を有し、底部にプランジャーの
上面に突設した突部を嵌挿させる凹部と外側にスプリン
グを嵌挿したスプリング受けを、天壁部を有するプラン
ジャー止めの中空部に嵌挿し、プランジャー止めをプラ
ンジャー受けに嵌着した香料、消臭剤等の自動噴射装置
において、噴射調節部を構成する有底状の収納部内に孔
付きのワッシャー、プレート、小孔を有しないプレート
とを適宜組合わせ、組合わされたワッシャー、プレート
を積層状に挿入せしめたことを特徴とする自動噴射装置
の噴射量調節機構。