JP2005517773A - エチレンの共重合方法 - Google Patents
エチレンの共重合方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005517773A JP2005517773A JP2003569685A JP2003569685A JP2005517773A JP 2005517773 A JP2005517773 A JP 2005517773A JP 2003569685 A JP2003569685 A JP 2003569685A JP 2003569685 A JP2003569685 A JP 2003569685A JP 2005517773 A JP2005517773 A JP 2005517773A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- alkyl
- groups
- ethylene
- aluminum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 0 C*c1c(*)c(*)c(*2(C)C(C(*)C3)[S+](C)(*)C(C4SC(*)=CC4C4C=C(*)SC44)*4(C)[C@]4C2*C*4)c3c1* Chemical compound C*c1c(*)c(*)c(*2(C)C(C(*)C3)[S+](C)(*)C(C4SC(*)=CC4C4C=C(*)SC44)*4(C)[C@]4C2*C*4)c3c1* 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F210/00—Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
- C08F210/02—Ethene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F210/00—Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
- C08F210/16—Copolymers of ethene with alpha-alkenes, e.g. EP rubbers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F4/00—Polymerisation catalysts
- C08F4/42—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
- C08F4/44—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
- C08F4/60—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
- C08F4/62—Refractory metals or compounds thereof
- C08F4/64—Titanium, zirconium, hafnium or compounds thereof
- C08F4/659—Component covered by group C08F4/64 containing a transition metal-carbon bond
- C08F4/65912—Component covered by group C08F4/64 containing a transition metal-carbon bond in combination with an organoaluminium compound
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F4/00—Polymerisation catalysts
- C08F4/42—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
- C08F4/44—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
- C08F4/60—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
- C08F4/62—Refractory metals or compounds thereof
- C08F4/64—Titanium, zirconium, hafnium or compounds thereof
- C08F4/659—Component covered by group C08F4/64 containing a transition metal-carbon bond
- C08F4/65916—Component covered by group C08F4/64 containing a transition metal-carbon bond supported on a carrier, e.g. silica, MgCl2, polymer
Abstract
【化1】
Description
アルファオレフィンは、アルファオレフィンコモノマーから誘導される単位によって、主鎖に沿って、短い分枝を有するLLDPE(線状低密度ポリエチレン)コポリマー類を与える。
WO01/48040は、テトラ置換シクロペンタジエニル基にシリコン橋を通して結合したジチオフェンシクロペンタジエニル誘導体によって形成されたリガンドからなる種類のメタロセンの存在下でのエチレンの重合方法に関する。この文献において、LLDPEを与えるために、エチレンを1-ヘキセンと共重合させている。クレームされた化合物は、本発明のものとは完全に異なる。
WO01/48039は、2つのシクロペンタジエニルの一部分がメチレン基で橋状結合された、わずかに異なる種類のメタロセン化合物類に関する。この場合、得られるエチレン/ヘキセンコポリマーは、工業的用途に満足できない分子量の値を示す。
Mは、ジルコニウム、チタニウムまたはハフニウムであり;好ましくはジルコニウムであり;
Xは、互いに同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、またはR10、OR10、OR11O、OSO2CF3、OCOR10、SR10、NR10 2もしくはPR10 2基(式中、R10は、元素の周期表の13〜17族に属するヘテロ原子を任意に含有する、線状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和のC1−C20アルキル、C3−C20シクロアルキル、C6−C20アリール、C7−C20アルキルアリールまたはC7−C20アリールアルキル基である)であり;または2つのXは、置換もしくは無置換のブタジエニル基またはOR11O基(式中、R11は、C1−C20アルキリデン、C6−C40アリーリデン、C7−C40アルキルアリーリデンおよびC7−C40アリールアルキリデン基から選択される二価の基である)を任意に形成でき;好ましくは、Xは、水素原子、ハロゲン原子またはR10基であり;より好ましくは、Xは、塩素またはメチル基であり;
のメタロセン化合物、
c)有機アルミニウム化合物
の接触により得られる触媒系の存在下で、エチレンと式CH2=CHR(式中、RはC2−C20アルキル基である)の1つ以上のアルファオレフィンとを重合条件下に接触させることを含む、0.1〜50重量%の1つ以上のアルファオレフィンの誘導単位を含むエチレンのポリマーの製造方法を提供する。
R1、R2およびR3は、互いに同一または異なって、C1−C10アルキル基であり;より好ましくは、R1およびR2は、メチル基であり、かつR3は、メチルまたはイソプロピル基であり;
R4は、水素、C6−C20アリール基が好ましく、またはR5と共に縮合したベンゼン環、縮合したチオフェン環またはピロール環のような縮合した芳香族5もしくは6員環を形成し;
R5は、水素原子が好ましく、またはR4と共に縮合した5もしくは6員芳香環を形成し;
R6は、水素原子が好ましく;かつR7は、水素原子またはメチル基が好ましく;
R8およびR9は、C1−C10アルキルまたはC6−C20アリールが好ましく;より好ましくは、それらはメチル基である。
のアルモキサンは、線状の化合物の場合に用いることができ、または式:
のアルモキサンは、環状の化合物の場合に用いることができる。
特に興味深い助触媒は、水を、アルキルとアリール基が特定の分枝パターンを有する有機金属アルミニウム化合物と接触させることにより得られる、WO99/21899およびWO01/21674に記載されたものである。
トリス(2,3,3-トリメチル-ブチル)アルミニウム、トリス(2,3-ジメチル-ヘキシル)アルミニウム、トリス(2,3-ジメチル-ブチル)アルミニウム、トリス(2,3-ジメチル-ペンチル)アルミニウム、トリス(2,3-ジメチル-ヘプチル)アルミニウム、トリス(2-メチル-3-エチル-ペンチル)アルミニウム、トリス(2-メチル-3-エチル-ヘキシル)アルミニウム、トリス(2-メチル-3-エチル-ヘプチル)アルミニウム、トリス(2-メチル-3-プロピル-ヘキシル)アルミニウム、トリス(2-エチル-3-メチル-ブチル)アルミニウム、トリス(2-エチル-3-メチル-ペンチル)アルミニウム、トリス(2,3-ジエチル-ペンチル)アルミニウム、トリス(2-プロピル-3-メチル-ブチル)アルミニウム、トリス(2-イソプロピル-3-メチル-ブチル)アルミニウム、トリス(2-イソブチル-3-メチル-ペンチル)アルミニウム、トリス(2,3,3-トリメチル-ペンチル)アルミニウム、トリス(2,3,3-トリメチル-ヘキシル)アルミニウム、トリス(2-エチル-3,3-ジメチル-ブチル)アルミニウム、トリス(2-エチル-3,3-ジメチル-ペンチル)アルミニウム、トリス(2-イソプロピル-3,3-ジメチル-ブチル)アルミニウム、トリス(2-トリメチルシリル-プロピル)アルミニウム、トリス(2-メチル-3-フェニル-ブチル)アルミニウム、トリス(2-エチル-3-フェニル-ブチル)アルミニウム、トリス(2,3-ジメチル-3-フェニル-ブチル)アルミニウム、トリス(2-フェニル-プロピル)アルミニウム、トリス[2-(4-フルオロ-フェニル)-プロピル]アルミニウム、トリス[2-(4-クロロ-フェニル)-プロピル]アルミニウム、トリス[2-(3-イソプロピル-フェニル)-プロピル]アルミニウム、トリス(2-フェニル-ブチル)アルミニウム、トリス(3-メチル-2-フェニル-ブチル)アルミニウム、トリス(2-フェニル-ペンチル)アルミニウム、トリス[2-(ペンタフルオロフェニル)-プロピル]アルミニウム、トリス[2,2-ジフェニル-エチル]アルミニウムおよびトリス[2-フェニル-2-メチル-プロピル]アルミニウム、ならびにヒドロカルビル基の1つが水素原子で置換されている対応する化合物、およびヒドロカルビル基の1つまたは2つがイソブチル基で置換されているそれらである。
トリエチルアンモニウムテトラ(フェニル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(フェニル)ボレート、
トリメチルアンモニウムテトラ(トリル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(トリル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、
トリプロピルアンモニウムテトラ(ジメチルフェニル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(トリフルオロメチルフェニル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(4-フルオロフェニル)ボレート、
N,N-ジメチルベンジルアンモニウム-テトラキスペンタフルオロフェニルボレート、
N,N-ジメチルヘキシルアンモニウム-テトラキスペンタフルオロフェニルボレート、
N,N-ジメチルアニリニウムテトラ(フェニル)ボレート、
N,N-ジエチルアニリニウムテトラ(フェニル)ボレート、
N,N-ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
N,N-ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、
N,N-ジメチルベンジルアンモニウム-テトラキスペンタフルオロフェニルボレート、
N,N-ジメチルヘキシルアンモニウム-テトラキスペンタフルオロフェニルボレート、
ジ(プロピル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
ジ(シクロヘキシル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
トリフェニルフォスフォニウムテトラキス(フェニル)ボレート、
トリエチルフォスフォニウムテトラキス(フェニル)ボレート、
ジフェニルフォスフォニウムテトラキス(フェニル)ボレート、
トリ(メチルフェニル)フォスフォニウムテトラキス(フェニル)ボレート、
トリ(ジメチルフェニル)フォスフォニウムテトラキス(フェニル)ボレート、
トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、
トリフェニルカルベニウムテトラキス(フェニル)アルミネート、
フェロセニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
フェロセニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、
トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、および
N,N-ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート
である。
(a)可溶な触媒成分からなる触媒溶液を調製し;
(b)(i)粒子形状の多孔性支持体材料、および
(ii)導入される多孔性支持体材料の全空孔容積よりも大きくない容積の触媒溶液
を接触容器に導入し;
(c)工程(b)で得られる材料を接触容器から排出させ、かつ溶剤が蒸発するような条件下で、不活性ガス気流中にそれを懸濁させ;かつ
(d)再導入される材料の全空孔容積よりも大きくない他の容積の触媒溶液と共に、工程(c)で得られる材料の少なくとも一部を接触容器に再導入する
工程からなる。
本発明による使用のために特に好適な不活性支持体の他の種類は、ポリオレフィン多孔性プレポリマー、特にポリエチレンのそれである。
本発明による使用のためにさらに好適な種類の不活性支持体は、WO95/32995に記載されているような、多孔性ハロゲン化マグネシウムのそれである。
重合温度は、一般に0℃と+100℃の間、特に50℃と+90℃の間からなる。重合圧力は、一般に0.5と100barの間からなる。
アルファオレフィン誘導単位の含量は、0.1重量%と50重量%との間、好ましくは1重量%と30重量%との間、より好ましくは5重量%と20重量%との間である。
本発明の方法で、本発明の方法の目的物を工業上の使用に適合させる、高い分子量(I.V.)を有するコポリマーを得ることができる。
分析方法
極限粘度数(I.V.)を135℃のテトラヒドロフラン(THF)中で測定した。
ポリマーの融点(Tm)を、標準法により、Perkin Elmer DSC-7機器の示差走査熱量計(D.S.C)により測定した。重合から得られた、秤量されたサンプル(5〜10mg)をアルミニウム皿に封入し、20℃/分に相当する走査速度で200℃に加熱した。そのサンプルを5分間、200℃に保持し、全ての微結晶を完全に溶融させた。引き続いて、20℃/分に相当する走査速度で0℃に冷却した後、ピーク温度を結晶化温度(Tc)として採用した。5分間、0℃に置いた後、サンプルを20℃/分に相当する走査速度で200℃で第2の時間加熱した。この第2の行程において、ピーク温度を融点(Tm)として、かつその面積を全体的な融解エンタルピー(ΔHf)として採用した。
カラム:3x SHODEX AT 806 MS;1x SHODEX UT 807;1x SHODEX AT-G;
溶剤:1,2,4-トリクロロベンゼン(+0.025% 2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール);
流速:0.6〜1ml/分;
温度:135℃;
検出器:
校正:PS−標準での万能校正。
13C−NMRスペクトルを、100.61MHzで、120℃において、フーリエ変換モードで操作されるDPX-400スペクトロメーターで得た。
メタロセン化合物
− ジメチルシリル[(1-インデニル)-7-(2,5-ジメチル-シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']-ジチオフェン)]ジルコニウムジクロリドC−1をWO01/47939の実施例10に従って製造した;
− ジメチルシリル[(2-メチル-1-インデニル)-7-(2,5-ジメチル-シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']-ジチオフェン)]ジルコニウムジクロリドC−2をWO01/47939の実施例11に従って製造した;
− ジメチルシリル[(2-メチルシクロペンタ[a]ナフタレン)-7-(2,5-ジメチルシクロペンタ[1,2-b:4,3-b']-ジチオフェン)]ジルコニウムジクロリドC−3をWO01/47939の実施例33に従って製造した。
支持体として用いるエチレンポリマーを、WO00/78820に記載された方法に従って製造した、チーグラー−ナッタ触媒系から得た。
1.5barのエチレン分圧の30℃の液体プロパン中で重合を行った。一旦、依然として活性な、得られたプレポリマーを排出した後、チタニウム触媒系を失活させる次の処理が必要であった。得られたポリマーの650gのサンプルを、流動床反応器(0.1蒸気kg/ポリマーkg、110℃、30分間)で蒸気を当て、次いで、同じ反応器内で、加温窒素気流下、125℃で数時間乾燥させた。そのポリマーは、10.2dL/gの極限粘度数、386μmの平均気孔寸法、1.27mL/gの多孔度(マクロ細孔を除く)、1.1μmの平均気孔寸法および7.7m2/gの表面積を有する。
触媒1〜3
触媒溶液を、不活性条件下で表1に示すようなメタロセン化合物およびMAOを添加することにより製造した。その溶液を室温で15分間攪拌した。別々に、表1に記載の量の上記のようにして得られた多孔性ポリエチレンプレポリマーを、WO01/44319に記載の装置に取り込んだ。カラム1のジャケット温度を40℃に設定し、カラム2のそれを110℃に設定した。カラム1の撹拌器を起動させ、カラム2を通す窒素気流を開いてループ中の固体の再循環を始めた。触媒溶液を、1.5時間で支持体に添加した。添加の終わりに、支持された触媒を、15分間、再循環で維持し、最後の微量の溶剤を除去した。得られた触媒の組成物を表1に記載する。
0.475mmolのメタロセン化合物C−2をMAO(30%トルエン)12.4mlに溶解し、室温で1時間撹拌した。次いで、その溶液をシリカ9.5g(ES70X、600℃で6時間焼成)上に滴下し、1時間攪拌した。その混合物を真空下、室温で乾燥させた。収量は、サラサラした黄色粉末の13.1gであった。得られた触媒は、次の特性:ジルコニウム含量50μmol/SiO2g;Al/Zr 120/1を有した。
メタロセン化合物C−3を用いること以外は、触媒4のために用いた同じ方法に従って、触媒5を得た。
タービン翼磁気撹拌器、圧力計、温度計、触媒を充填するための系、エチレン取り込みの測定用の熱質量流量計を備えたモノマー用の供給ライン、および熱硬化性のジャケットを備えた4Lオートクレーブを用いた。1.6Lのプロパンに引き続き、室温で、スカベンジャーとしての25mmolのTIBA(100g/ヘキサン溶液L)および50gの1-ヘキサンを充填し;次いで、その反応器を5barのエチレン分圧で加圧した。30℃で触媒を投入することにより、重合を開始した。予備重合工程を30℃で30分間行い、次いで、温度を75℃に昇温させ、エチレン分圧を10barに昇圧した。連続的にエチレンを供給することにより、これらの条件を1時間維持した。オートクレーブを排気し、かつ冷却することにより、重合を停止させた。得られたポリマーの特性を表2に報告する。
1Lの反応器に種床(seed bed)としてポリエチレン80gを導入した。ヘプタン中の2mol溶液としてのイソプロピルアルミニウム(IPRA)100mg、5mgの帯電防止剤Costelan AS 100およびヘプタン11mlを添加し、10分間攪拌した。表3に示す量の触媒を反応器に加え、反応器を閉じ、窒素10barで加圧した。反応器を70℃に加温し、10barのエチレン/ヘキサン混合物で加圧し、20barの全圧に到達させた。1時間後、反応器を徐圧し、かつ室温に冷却した。得られたポリマーの特性を表3に報告する。
Claims (8)
- a)式(I):
Mは、ジルコニウム、チタニウムまたはハフニウムであり;
Xは、互いに同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、またはR10、OR10、OR11O、OSO2CF3、OCOR10、SR10、NR10 2、PR10 2基(式中、R10は、元素の周期表の13〜17族に属するヘテロ原子を任意に含有する、線状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和のC1−C20アルキル、C3−C20シクロアルキル、C6−C20アリール、C7−C20アルキルアリールまたはC7−C20アリールアルキル基である)であり;または2つのXは、置換もしくは無置換のブタジエニル基またはOR11O基(式中、R11は、C1−C20アルキリデン、C6−C40アリーリデン、C7−C40アルキルアリーリデンおよびC7−C40アリールアルキリデン基から選択される二価の基である)を任意に形成でき;
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8およびR9は、互いに同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、または元素の周期表の13〜17族に属するヘテロ原子を任意に含有する、線状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和のC1−C20アルキル、C3−C20シクロアルキル、C6−C20アリール、C7−C20アルキルアリールまたはC7−C20アリールアルキル基であり;2つの隣接するR4、R5、R6、R7、R8およびR9基は、飽和もしくは不飽和の5もしくは6員環を任意に形成でき;その環は、アルキル基をもつことができる]
のメタロセン化合物;および
b)アルモキサンまたはアルキルメタロセンカチオンを形成し得る化合物
の接触により得られる触媒系の存在下で、エチレンと式CH2=CHR(式中、RはC2−C20アルキル基である)の1つ以上のアルファオレフィンとを重合条件下に接触させることを含む、0.1〜50重量%の1つ以上のアルファオレフィンの誘導単位を含むエチレンのポリマーの製造方法。 - 触媒系が、有機アルミニウム化合物とさらに接触することにより得られる請求項1による方法。
- Xが、水素原子、ハロゲン原子またはR10基(式中、R10は、元素の周期表の13〜17族に属するヘテロ原子を任意に含有する、線状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和のC1−C20アルキル、C3−C20シクロアルキル、C6−C20アリール、C7−C20アルキルアリールまたはC7−C20アリールアルキル基である)である請求項1または2による方法。
- R1、R2およびR3が、互いに同一または異なって、C1−C10アルキル基である請求項1〜3のいずれか1つによる方法。
- R4が、水素、C6−C20アリール基であるか、またはR5と共に縮合した芳香族5もしくは6員環を形成する請求項1〜4のいずれか1つによる方法。
- R8およびR9が、C1−C10アルキルまたはC6−C20アリール基である請求項1〜5のいずれか1つによる方法。
- 触媒系が、不活性支持体上に担持される請求項1〜6のいずれか1つによる方法。
- 重合が、気相中で行われる請求項1〜7のいずれか1つによる方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP02075757 | 2002-02-25 | ||
PCT/EP2003/001296 WO2003070778A1 (en) | 2002-02-25 | 2003-02-10 | Process for the copolymerization of ethylene |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005517773A true JP2005517773A (ja) | 2005-06-16 |
JP2005517773A5 JP2005517773A5 (ja) | 2009-06-25 |
Family
ID=27741202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003569685A Pending JP2005517773A (ja) | 2002-02-25 | 2003-02-10 | エチレンの共重合方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7569648B2 (ja) |
EP (1) | EP1492825A1 (ja) |
JP (1) | JP2005517773A (ja) |
WO (1) | WO2003070778A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009536673A (ja) * | 2006-05-11 | 2009-10-15 | バーゼル・ポリオレフィン・ゲーエムベーハー | オレフィン重合用帯電防止剤及び当該帯電防止剤の製造法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7074864B2 (en) | 2001-06-12 | 2006-07-11 | Basell Polyolefine Gmbh | Process for the polymerization of 1-butene |
ATE321061T1 (de) * | 2001-06-22 | 2006-04-15 | Basell Polyolefine Gmbh | Metallocene, verwendung in katalysatoren für olefinpolymerisation |
US7615597B2 (en) | 2002-09-06 | 2009-11-10 | Basell Polyolefine Gmbh | Process for the copolymerization of ethylene |
JP5006783B2 (ja) * | 2004-07-13 | 2012-08-22 | バーゼル・ポリオレフィン・ゲーエムベーハー | メタロセン化合物、それらの調製で使用される配位子、1−ブテンポリマーの調製法、およびその方法から得られる1−ブテンポリマー |
DE102006022256A1 (de) * | 2006-05-11 | 2007-11-15 | Basell Polyolefine Gmbh | Verfahren zur Dosierung von Prozessadditiven, insbesondere Antistatika, in Polymerisationsreaktoren |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IL95278A0 (en) | 1989-08-03 | 1991-06-30 | Exxon Chemical Patents Inc | Very high molecular weight polyethylene |
BR9106589A (pt) | 1990-06-22 | 1993-06-01 | Exxon Chemical Patents Inc | Catalisadores de monociclopentadienil metaloceno isentos de aluminio para a polimerizacao de olefinas |
IT1264680B1 (it) | 1993-07-07 | 1996-10-04 | Spherilene Srl | Catalizzatori supportati per la polimerizzazione delle olefine |
IT1269837B (it) | 1994-05-26 | 1997-04-15 | Spherilene Srl | Componenti e catalizzatori per la polimerizzazione delle olefine |
US6399533B2 (en) | 1995-05-25 | 2002-06-04 | Basell Technology Company Bv | Compounds and catalysts for the polymerization of olefins |
US6559252B1 (en) | 1997-10-29 | 2003-05-06 | Basell Technology Company Bv | Catalysts and processes for the polymerization of olefins |
ATE376560T1 (de) | 1999-06-18 | 2007-11-15 | Basell Poliolefine Srl | Katalysatorkomponenten für die polymerisation von olefinen und daraus erhaltene katalysatoren |
ES2202169T3 (es) | 1999-09-22 | 2004-04-01 | Basell Polyolefine Gmbh | Sistema catalitico y procedimiento para la polimerizacion de olefinas. |
KR100738845B1 (ko) | 1999-12-16 | 2007-07-12 | 바셀 테크놀로지 캄파니 비이브이 | 올레핀 중합용 지지 촉매계를 제조하기 위한 방법 및 장치 |
DE19962910A1 (de) | 1999-12-23 | 2001-07-05 | Targor Gmbh | Chemische Verbindung, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung in Katalysatorsystemen zur Herstellung von Polyolefinen |
DE19962814A1 (de) | 1999-12-23 | 2001-06-28 | Targor Gmbh | Neues Katalysatorsystem und dessen Verwendung |
DE60024595T2 (de) | 1999-12-28 | 2006-07-27 | Basell Polyolefine Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Ethylenpolymeren |
DE60045930D1 (de) | 1999-12-28 | 2011-06-16 | Basell Polyolefine Gmbh | Heterocyclische Metallocene und ihre Verwendung in Katalysatorsystemen zur Herstellung von Olefin Polymeren |
US6864333B2 (en) | 1999-12-28 | 2005-03-08 | Basel Polyolefine Gmbh | Process for the preparation of ethylene polymers |
KR20010112459A (ko) | 2000-02-24 | 2001-12-20 | 간디 지오프레이 에이치. | 올레핀 중합용 조촉매로서 유용한 유기금속 화합물 |
US7002031B2 (en) | 2002-01-08 | 2006-02-21 | Basell Polyolefine Gmbh | Preparation of silicon-bridged metallocene compounds |
KR101060985B1 (ko) | 2003-05-12 | 2011-08-31 | 바젤 폴리올레핀 게엠베하 | 1-부텐의 중합 방법 |
WO2005095474A1 (en) | 2004-03-12 | 2005-10-13 | Basell Polyolefine Gmbh | Process for polymerizing 1-hexene or higher alpha-olefins |
EP1727836A2 (en) | 2004-03-12 | 2006-12-06 | Basell Polyolefine GmbH | Catalyst system for the polymerization of olefin |
EP1735355B1 (en) | 2004-03-12 | 2010-09-29 | Basell Polyolefine GmbH | Process for polymerizing 1-hexene or higher alpha-olefins |
JP5006783B2 (ja) | 2004-07-13 | 2012-08-22 | バーゼル・ポリオレフィン・ゲーエムベーハー | メタロセン化合物、それらの調製で使用される配位子、1−ブテンポリマーの調製法、およびその方法から得られる1−ブテンポリマー |
-
2003
- 2003-02-10 JP JP2003569685A patent/JP2005517773A/ja active Pending
- 2003-02-10 EP EP03708089A patent/EP1492825A1/en not_active Withdrawn
- 2003-02-10 WO PCT/EP2003/001296 patent/WO2003070778A1/en active Application Filing
- 2003-02-10 US US10/504,251 patent/US7569648B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009536673A (ja) * | 2006-05-11 | 2009-10-15 | バーゼル・ポリオレフィン・ゲーエムベーハー | オレフィン重合用帯電防止剤及び当該帯電防止剤の製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050222349A1 (en) | 2005-10-06 |
EP1492825A1 (en) | 2005-01-05 |
WO2003070778A1 (en) | 2003-08-28 |
US7569648B2 (en) | 2009-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101293405B1 (ko) | 메탈로센 화합물 | |
JP5294842B2 (ja) | オレフィンの重合プロセス | |
JP4771938B2 (ja) | 1−ブテンの重合方法 | |
EP0948549B1 (en) | Catalysts and processes for the polymerization of olefins | |
US7834205B2 (en) | Metallocene compounds | |
KR101514378B1 (ko) | 1-부텐 에틸렌 공중합체 | |
JP4838475B2 (ja) | メタロセン化合物、その製造方法及びオレフィン重合のための触媒系におけるその使用 | |
US7615597B2 (en) | Process for the copolymerization of ethylene | |
JP2008534705A (ja) | オレフィン類の重合法 | |
EP1723184A1 (en) | Process for polymerizing 1-hexene or higher alpha-olefins | |
EP1735355B1 (en) | Process for polymerizing 1-hexene or higher alpha-olefins | |
JP2007505173A (ja) | ヘテロ相プロピレンコポリマーを製造するための多段方法 | |
US7538174B2 (en) | Isotactic 1-butene copolymers | |
US7569647B2 (en) | Process for the copolymerization of ethylene | |
KR101021829B1 (ko) | 1-부텐 공중합체 및 이들의 제조 방법 | |
EP1902062B1 (en) | Metallocene compounds | |
KR20110000742A (ko) | 1-부텐 삼원중합체 | |
JP4897670B2 (ja) | アタクチック1−ブテンポリマー類の製造方法 | |
EP2227493B1 (en) | Process for obtaining polymers of ethylene and cycloolefins | |
US7569648B2 (en) | Process for the copolymerization of ethylene | |
JP2007505174A (ja) | ヘテロ相プロピレンコポリマーを製造するための多段方法 | |
US20110003951A1 (en) | 1-butene copolymers |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060119 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060119 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20080418 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080428 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090210 |
|
A524 | Written submission of copy of amendment under section 19 (pct) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524 Effective date: 20090511 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090619 |