JP2005517677A - ホスファターゼインヒビーターとしてのピリミドトリアジン - Google Patents

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Abstract

本発明は、式(式中、R1及R2は、請求項1と同義である)で示される化合物に関し、これは医薬の調製に有用である。

Description

本発明は、タンパク質チロシンホスファターゼ、特にPTP1Bを阻害するのに有用なピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンに関する。
本発明は、特に式I:
Figure 2005517677
(式中、
1及びR2は、個別に水素からなる群より選択されるか、又は
1及びR2は一緒に、結合、−CH2−、−O−、−NH−、若しくは−N−R3を形成し、
3は、低級アルキル又は−CH2−Arであり、そして
Arは、非置換フェニル;非置換ナフチル;低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、シクロアルキル、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、低級アルキル−シクロアルキル、低級アルコキシ−シクロアルキル、ハロ、シアノ、若しくはトリフルオロメチルで、一置換若しくは二置換されているフェニル;及び低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、シクロアルキル、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、低級アルキル−シクロアルキル、低級アルコキシ−シクロアルキル、若しくはハロで、一置換若しくは二置換されているナフチルからなる群から選択される)で示される化合物、或いは
薬学的に許容されうるその塩に関する。
タンパク質チロシンホスファターゼ(PTPase)は、細胞の成長及び分化を調節する過程における重要な酵素である。これらの酵素の阻害は、チロシンのリン酸化脱リン酸化が役割を果たす複数のシグナル伝達経路の調節において、役割を果たすことができる。PTP1Bは、そのクラスの酵素のプロトタイプの一員としてしばしば使用される特定のタンパク質チロシンホスファターゼである。
PTPaseインヒビターは、糖尿病の処置のための潜在的な治療薬と認められている。例えば、Moeller ら 3 (5):527-40, Current Opinion in Drug Discovery and Development, 2000; 又は Zhang, Zhong-Yin, 5:416-23, Current Opinion in Chemical Biology, 2001を参照のこと。
式Iの化合物:
Figure 2005517677
(式中R1及びR2は下記に定義のとおりである)及びその薬学的に許容されうる塩は、タンパク質チロシンホスファターゼ、特にPTP1Bを阻害し、それゆえ哺乳動物における血中グルコース濃度を低下させるのに有用であることが発見されてきた。
本明細書で使用される用語「低級アルキル」は、単独又は組み合わされて、最大6個の炭素原子を含有する直鎖状又は分岐鎖状アルキル基を意味し、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−へキシル等である。低級アルキル基は、非置換か、又はシクロアルキル、ニトロ、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、低級アルコキシ、低級アルカノイル、低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスルホニル、及び置換アミノから独立して選択される一個以上の基で置換されていてよい。置換低級アルキル基の例としては、2−ヒドロキシエチル、3−オキソブチル、シアノメチル及び2−ニトロプロピルが挙げられる。
用語「シクロアルキル」は、非置換か又は置換された3〜7員炭素環を意味する。本発明において有用な置換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、低級アルコキシ、低級アルカノイル、低級アルキル、アロイル、低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスルホニル、アリール、ヘテロアリール及び置換アミノである。
用語「低級アルコキシ」は、最大6個の炭素原子を含有する直鎖状又は分岐鎖状アルコキシ基を意味し、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ等である。
用語「低級アルキルチオ」は、二価硫黄原子を介して結合している低級アルキル基を意味し、例えば、メチルメルカプト又はイソプロピルメルカプト基である。
用語「アリール」は、フェニル又はナフチルなどの単環式又は二環式芳香族基を意味し、非置換であるか又は慣用の置換基で置換されている。好ましい置換基は、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルコキシ、ハロゲン、低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスルホニル、シアノ、ニトロ、ペルフルオロアルキル、アルカノイル、アロイル、アリールアルキニル、低級アルキニル及び低級アルカノイルアミノである。特に好ましい置換基は、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ及びペルフルオロ低級アルキルである。本発明において使用できるアリール基の例は、フェニル、p−トリル、p−メトキシフェニル、p−クロロフェニル、m−ヒドロキシフェニル、m−メチルチオフェニル、2−メチル−5−ニトロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、1−ナフチル等である。
用語「低級アルキル−アリール」は、1個以上の水素原子が上記と同義のアリール基に置き換われている、上記と同義の低級アルキル基を意味する。任意の慣用の低級アルキル−アリールを本発明に使用してよく、例えば、ベンジル等である。
用語「低級アルコキシ−アリール」は、1個以上の水素原子が上記と同義のアリール基に置き換われている、上記と同義の低級アルコキシ基を意味する。任意の慣用の低級アルコキシ−アリールを本発明に使用してよく、例えば、ベンジルオキシである。
用語「低級アルコキシカルボニル」は、カルボニル基を介して結合している低級アルコキシ基を意味する。アルコキシカルボニル基の例は、エトキシカルボニル等である。
用語「薬学的に許容されうる塩」は、式Iの化合物の生物学的効果及び特性を保持し、適切な非毒性の有機若しくは無機酸又は有機若しくは無機塩基から形成される、慣用の酸付加塩又は塩基付加塩を意味する。酸付加塩の例は、無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、及び硝酸から誘導されたもの、並びに有機酸、例えばp−トルエンスルホン酸、サルチル酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、コハク酸、クエン酸、マレイン酸、乳酸、フマル酸から誘導されたもの等である。塩基付加塩の例は、アンモニウム、カリウム、ナトリウム、及び第四級水酸化アンモニウム、例えば、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドから誘導されたものを含む。薬学的化合物(即ち薬剤)の塩への化学的修飾は、化合物の向上した物理的及び化学的安定性、吸湿性、流動性、及び溶解性を得られる、薬剤師にとって周知の技術である。例えば、H. Ansel ら Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems (6th Ed. 1995) at pp.196 and 1456-1457を参照すること。
本発明は、式I:
Figure 2005517677
の化合物及び薬学的に許容されうるその塩を含む。本発明によると、
1及びR2は、個別に水素からなる群より選択されるか、又は
1及びR2は一緒に、結合、−CH2−、−O−、−NH−、又は−N−R3を形成し、
3は、低級アルキル又は−CH2−Arであり、そして
Arは、非置換フェニル;非置換ナフチル;低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、シクロアルキル、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、低級アルキル−シクロアルキル、低級アルコキシ−シクロアルキル、ハロ、シアノ、若しくはトリフルオロメチルで、一置換若しくは二置換されているフェニル;及び低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、シクロアルキル、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、低級アルキル−シクロアルキル、低級アルコキシ−シクロアルキル、若しくはハロで、一置換若しくは二置換されているナフチルからなる群から選択される。
式Iの化合物のうち好ましい化合物は、式II:
Figure 2005517677
(式中、Arは、非置換フェニル;非置換ナフチル;低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、シクロアルキル、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、低級アルキル−シクロアルキル、低級アルコキシ−シクロアルキル、ハロ、シアノ、若しくはトリフルオロメチルで、一置換若しくは二置換されているフェニル;及び低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、シクロアルキル、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、低級アルキル−シクロアルキル、低級アルコキシ−シクロアルキル、若しくはハロで、一置換若しくは二置換されているナフチルからなる群から選択される)で示されるものである。
式IIの化合物の好ましい実施態様において、Arは非置換フェニル又は非置換ナフチルである。
式IIの化合物の別の好ましい実施態様において、Arは低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、シクロアルキル、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、ハロ、シアノ、又はトリフルオロメチルで一置換されているフェニルである。
式IIの化合物の更に別の好ましい実施態様において、Arは低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、シアノ、又はトリフルオロメチルで一置換されているフェニルである。
式IIの化合物の更なる別の好ましい実施態様において、Arは低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、又はシアノで二置換されているフェニルである。
式IIの化合物のより好ましい実施態様において、Arは低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、又はハロで一置換されているナフチルである。
式IIの化合物の更により好ましい実施態様において、Arは低級アルキル、低級アルコキシ、又はハロで一置換されているナフチルである。
式IIの化合物の更なるより好ましい実施態様において、Arは低級アルキル、低級アルコキシ、又はハロで二置換されているナフチルである。
本発明の化合物は、立体異性体、特に鏡像異性体、及びジアステレオマーとして存在することができ、これらの全てが本発明の範囲内に包含される。
本発明の好ましい化合物は、
1. 3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
2. 3−ジエチルアミノメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
3. 3−ピロリジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
4. 3−ピペリジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
5. 3−モルホリン−4−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
6. 3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
7. 3−(4−ベンジル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
8. 3−(4−ナフタレン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
9. 3−(4−ナフタレン−1−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
10. 3−(4−ビフェニル−4−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
11. 3−〔4−(2−クロロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
12. 3−〔4−(3−クロロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
13. 3−〔4−(4−クロロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
14. 3−〔4−(3−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
15. 3−〔4−(3−フルオロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
16. 3−〔4−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
17. 3−〔4−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
18. 3−〔4−(3−ブロモ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
19. 3−〔4−(3−シアノ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
20. 3−〔4−(2,4−ジメチル−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
21. 3−〔4−(4−エチル−2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;及び
22. 3−〔4−(4−ベンジルオキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン、から選択される。
本発明の特に好ましい化合物は、
3−ジエチルアミノメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
3−(4−ベンジル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
3−(4−ナフタレン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
3−(4−ナフタレン−1−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
3−(4−ビフェニル−4−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
3−〔4−(2,4−ジメチル−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
3−〔4−(4−エチル−2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;及び
3−〔4−(4−ベンジルオキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン、から選択される。
より好ましいものは、式Iの化合物の調整方法であって、式3:
Figure 2005517677
の化合物を、式:R4NHR5(式中、R4は−CH2CH21であり、R5は−CH2CH22であり、R1及びR2は上記と同義である)の化合物の存在下で反応させることを含む方法である。
また好ましいものは、治療上活性な物質として使用されるための式Iの化合物である。
より好ましいものは、糖尿病の予防及び/又は治療用薬剤を調製するのための式Iの化合物である。
本発明の別の好ましい態様は、式Iの化合物と治療上不活性な担体とを含有する医薬組成物である。
本発明のより好ましい実施態様は、上記方法に従って製造される、式Iの化合物である。
より好ましいものは、血中グルコース濃度に関する疾病を処置及び/又は予防する方法であって、式Iの化合物の有効量の投与することを含む方法である。特に好ましくは、疾病が糖尿病である、この処置方法である。
本発明の化合物は、インビトロでPTP1Bを阻害し、インビボで血中グルコース濃度の低下を示している。したがって、本発明の化合物は、糖尿の処置に有用である。
本発明の化合物は、経口、直腸内、又は非経口、例えば、静脈内、筋肉内、皮下、脊髄内、若しくは経皮;又は舌下に投与することができ、又は眼科用製剤として投与することができる。経口投与用のカプセル剤、錠剤、懸濁剤又は液剤、坐剤、注射用溶剤、点眼剤、軟膏剤又は噴霧剤が投与形態の例である。
静脈内、筋肉内、経口又は吸入投与が、好ましい使用形態である。本発明の化合物が有効量として投与される用量は、特定の活性成分の性質、患者の年齢及び要件並びに投与方法によって決まる。用量は、例えば、投与量制限臨床試験(dose-limiting clinical trials)のような任意の常法により決定される。一般的に、1日当たり約0.1〜100mg/kg体重の用量が好ましく、1日当たり1〜25mg/kgの用量が特に好ましい。
本発明は更に、本発明の化合物の薬学的に有効量と薬学的に許容されうる担体とを含む医薬組成物を包含する。そのような組成物は任意の常法により製剤化できる。錠剤又は顆粒剤は、一連の結合剤、充填剤、担体又は希釈剤を含有することができる。液体組成物は、例えば、水混和性滅菌溶液の形態であることができる。カプセル剤は、活性成分に加えて充填剤又は増粘剤を含有することができる。更に、保存料、安定化剤、保湿剤及び乳化剤などの通常使用される物質と同様に風味向上添加物、及び浸透圧を変化させる塩、緩衝剤及び他の添加剤も存在することができる。
前記の担体材料及び希釈剤は、あらゆる従来の薬学的に許容されうる有機又は無機物質、例えば、水、ゼラチン、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、タルク、アラビアゴム、ポリアルキレングリコール等を含むことができる。
錠剤及びカプセル剤などの経口投与単位形態は、好ましくは、本発明の化合物を25mg〜1000mg含有する。本発明の化合物は、あらゆる従来の方法により調製される。特定の方法は、次のスキーム1〜3に記載している。
Figure 2005517677
スキーム1に概説されたように、中間体のクロロメチル化合物3は、市販の2,4−ジアミノ−2−メルカプトピリミジンヘミサルフェート1から調製される。1のS−メチル化(例えば、水酸化ナトリウム及びヨウ化メチルを使用する)、続いて、標準条件下でのニトロシル化(例えば、硝酸ナトリウムを酢酸と一緒に50℃で使用する)により、中間体アリールニトロシル誘導体2を得る。2のチオメチル基を、ジメチルホルムアミドなどの適切な溶媒中でヒドラジンに室温で置換し、続いて酸性条件下(例えばHCl)で加熱(例えば約85℃)しながら、市販のクロロメチルアセトアルデヒドジエチルアセタールで縮合して、クロロメチル誘導体3を得る。
Figure 2005517677
スキーム2に概説されたように、次にクロロメチル誘導体(3)を、エタノールなどの適切な溶媒中で加熱(例えば約80〜100℃)しながら、多様な既知のアミンと反応させて、対応するアミノメチル誘導体(4)を得る。スキーム2のアミンR4NR5では、R4は−CH2CH21であり、R5は−CH2CH22であり、そしてR1とR2は前記と同義である。
Figure 2005517677
スキーム2に概説されたように、ピペラジン誘導体(5)(例えば、R4及びR5が一緒になってCH2CH2NHCH2CH2−部分を形成する誘導体(4))は、クロロメチル誘導体(3)及びピペラジンから調製される。スキーム3に概説されたように、誘導体(5)のアルキル化を、多様な既知のハロゲン化アルキル(例えば、R3が上記と同義であるR3Br又はR3I)で、ジメチルホルムアミドなどの適切な溶媒中、炭酸化カリウムなどの適切な塩基を使用して、室温にて実施し、ジアルキル化ピペラジン誘導体(6)を得る。
実施例1
6−メチルチオ−5−ニトロソ−ピリミジン−2,4−ジアミン
Figure 2005517677
工程1:水1L中のKOH105gの撹拌した溶液に、2,4−ジアミノ−6−メルカプトピリミジンヘミサルフェート(1)(70.0g)を、続いてヨウ化メチル(91mL)を加えた。得られた混合物を4時間激しく撹拌し、次に固体沈殿物を濾取し、水で洗浄し、一晩自然乾燥させて、6−メチルチオ−ピリミジン−2,4−ジアミン54.0gを、褐色の固体として得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm) : 6.20 (s, 2H), 5.90 (s, 2H), 5.55 (s, 1H), 2.30 (s, 3H).
工程2:水(1000mL)中の6−メチルチオ−ピリミジン−2,4−ジアミン(50.0g;321mmol)の撹拌した懸濁液に、2N酢酸500mLを加えた。混合物を50℃に温め、NaNO2溶液(H2O 200mL中24.0g;353mmol)を急速に加えた。50℃で1時間後、濃青/紫の混合物を室温に冷却し、濾過した。濃青/紫の固体を水で数回洗浄し、最後にエーテルで洗浄した。固体を自然乾燥させて、6−メチルチオ−5−ニトロソ−ピリミジン−2,4−ジアミン(2)51.0gを、濃青/紫の固体として得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm) : 9.70 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.95 (m, 2H), 2.43 (s, 3H).
実施例2
6−ヒドラジノ−5−ニトロソ−ピリミジン−2,4−ジアミン
Figure 2005517677
ヒドラジン水和物(55%溶液、14.5mL)を、DMF中の6−メチルチオ−5−ニトロソ−ピリミジン−2,4−ジアミン(2)(12.0g、64.9mmol)の懸濁液に、室温で急速に加えた。混合物を一晩撹拌し、次に鮮ピンク色の混合物を濾過し、固体をDMFで数回洗浄し、続いてエーテルで洗浄し、次に自然乾燥させて、6−ヒドラジノ−5−ニトロソ−ピリミジン−2,4−ジアミン9.53gを、鮮ピンク色の固体として得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm) : 8.00 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.05 (m, 2H), 5.35 (m, 2H).
実施例3
3−クロロメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
濃HCl(14mL)を、撹拌した氷冷却DMF(350mL)に加え、続いて6−ヒドラジノ−5−ニトロソ−ピリミジン−2,4−ジアミン7.14gに加えた。5分後、クロロアセトアルデヒドジエチルアセタール(15.4mL)を、約2分間かけて加えた。氷浴を取り外し、混合物を室温に放置した。1時間後、混合物を85℃に1.5時間温め、次に2.5時間かけて室温に冷却した。混合物を濾過して、少量の褐色の不溶材料を除去し、濾液を濃NH4OH溶液でアルカリ性にし、次に同量の水で希釈した。混合物を1時間そのままにし、次に濾過して橙/褐色の固体を収集し、それを更に真空下、P25上で乾燥し、3−クロロメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン(3)3.50gを得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm) : 8.25 (s, 2H), 7.95 (s, 1H), 7.30 (bs, 1H), 5.02 (s, 2H).
実施例4
3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水エタノール中の3−クロロメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン(3)(2.00g;9.5mmol)及びピペラジン(2.50g;29mmol)の混合物を、密閉管中100℃に4時間加熱した。混合物を室温に冷却させて蒸発させた。粗生成物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜30%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン(5)1.44gを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm) : 9.55 (s, 1H), 9.40 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.45 (s, 1H), 4.15 (s, 2H), 3.10 (m, 4H), 2.80 (m, 4H).
実施例5
3−ジエチルアミノメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水エタノール(2.0mL)中の3−クロロメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン(3)(200mg;0.95mmol)及びジエチルアミン(2.00mL)の混合物を、密閉管中100℃に5時間加熱した。次に混合物を室温に冷却し、真空下で濃縮した。粗生成物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜30%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−ジエチルアミノメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン(4)65mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm) : 9.10 (bs, 1H), 8.90 (bs, 1H), 8.15 (bs, 2H), 4.80 (s, 2H), 3.25 (q, 4H), 1.30 (t, 6H).
実施例6
3−ピロリジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
3−クロロメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン(3)(70mg;0.33mmol)及びピロリジン(1.0mL)の混合物を、密閉管中80℃に7時間加熱した。次に混合物を室温に冷却し、真空下で濃縮した。粗生成物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜30%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−ピロリジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 50mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm): 9.15 (bs, 1H), 8.88 (bs, 1H), 8.20 (bs, 2H), 3.67 (s, 2H), 3.20 (bm, 2H), 1.85-2.10 (m, 4H).
実施例7
3−ピペリジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
3−クロロメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン(3)(70mg;0.33mmol)及びピペリジン(1.0mL)の混合物を、密閉管中80℃に7時間加熱した。次に混合物を室温に冷却し、真空下で濃縮した。粗生成物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜30%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、3−ピペリジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 111mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm) : 9.18 (bs, 1H), 8.95 (bs, 1H), 8.30 (bs, 2H), 4.80 (s, 2H), 3.50 (bm, 2H), 3.10 (bm, 2H), 1.35-1.90 (m, 6H).
実施例8
3−モルホリン−4−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
3−クロロメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン(3)(200mg;0.95mmol)及びモルホリン(2.0mL)の混合物を、密閉管中80℃に7時間加熱した。次に混合物を室温に冷却し、真空下で濃縮した。粗生成物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜30%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−モルホリン−4−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 261mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm) : 9.25 (bs, 1H), 9.00 (bs, 1H), 8.30 (bs, 2H), 4.80 (s, 2H), 3.85 (m, 4H), 3.30 (m, 4H).
実施例9
3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
3−クロロメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン(3)(200mg;0.95mmol)及びN−メチルピペラジン(2.00mL)の混合物を、密閉管中80℃に7時間加熱した。次に混合物を室温に冷却し、真空下で濃縮した。粗生成物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜30%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 178mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (D2O, ppm): 4.45 (s, 2H), 3.10-3.60 (m, 8H), 2.90 (s, 3H).
実施例10
3−(4−ベンジル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
エタノール(0.1mL)中の3−クロロメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン(3)(48mg;0.23mmol)及びN−ベンジルピペラジン(0.12mL)の混合物を、密閉管中90℃に2時間加熱した。次に混合物を室温に冷却し、真空下で濃縮した。粗生成物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、3−(4−ベンジル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 26mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm): 7.50 (m, 5H), 4.34 (s, 2H), 4.25 (s, 2H), 2.90-3.40 (m, 8H).
実施例11
3−(4−ナフタレン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(30mg;0.05mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、2−ブロモメチルナフタレン(17mg;0.075mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(28mg;0.20mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜30%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−(4−ナフタレン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 19mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm) : 9.37 (bs, 1H), 9.23 (bs, 1H), 8.20 (bs, 1H), 7.98 (m, 5H), 7.57 (m, 3H), 4.45 (bs, 2H), 4.15 (bs, 2H), 2.60-3.35 (m, 8H).
実施例12
3−(4−ナフタレン−1−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(70mg;0.12mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、1−クロロメチルナフタレン(0.023mL;0.18mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(65mg;0.470mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH4CN〜30%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−(4−ナフタレン−1−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 35mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm) : 9.36 (bs, 1H), 9.23 (bs, 1H), 8.53 (bs, 1H), 8.32 (m, 1H), 8.23 (bs, 1H), 8.00 (m, 2H), 7.60 (m, 4H), 4.68 (bs, 2H), 4.23 (bs, 2H), 2.80-3.40 (m, 8H).
実施例13
3−(4−ビフェニル−4−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(30mg;0.05mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、4−クロロメチルビフェニル(15mg;0.08mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(28mg;0.20mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH4CN〜30%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−(4−ビフェニル−4−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 20mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (DMSO-d6, ppm) : 9.60 (s, 1H), 9.43 (s, 1H), 8.83 (bs, 1H), 8.53 (bs, 1H), 7.35-7.82 (m, 9H), 4.33 (s, 2H), 4.15 (s, 2H), 2.70-3.40 (m, 8H).
実施例14
3−〔4−(2−クロロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(50mg;0.08mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、o-クロロベンジルクロリド(0.015mL;0.12mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(55mg;0.40mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−〔4−(2−クロロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 17mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (MeOH-d4, ppm): 7.40-7.70 (m, 4H), 4.44 (s, 2H), 4.36 (s, 2H), 2.80-3.40 (m, 8H).
実施例15
3−〔4−(3−クロロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(50mg;0.08mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、m−クロロベンジルクロリド(0.015mL;0.12mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(55mg;0.40mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−〔4−(3−クロロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 9mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(MeOH-d4, ppm): 7.40-7.58 (m, 4H), 4.32 (s, 4H), 2.80-3.40 (m, 8H).
実施例16
3−〔4−(4−クロロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(50mg;0.08mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、p−クロロベンジルクロリド(29mg;0.18mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(55mg;0.40mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−〔4−(4−クロロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 21mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (MeOH-d4, ppm): 8.20 (m, 4H), 4.30 (s, 4H), 2.88-3.40 (m, 8H).
実施例17
3−〔4−(3−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(50mg;0.08mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、m−メトキシベンジルクロリド(19mg;0.12mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(55mg;0.40mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH3CN勾配、CH3CN/H3O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−〔4−(3−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 30mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (MeOH-d4, ppm): 7.40 (m, 1H), 7.06 (m, 3H), 4.30 (s, 2H), 4.23 (s, 2H), 3.81 (s, 3H), 2.80-3.40 (m, 8H).
実施例18
3−〔4−(3−フルオロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(50mg;0.08mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、m−フルオロベンジルクロリド(0.0143mL;0.12mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(55mg;0.40mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−〔4−(3−フルオロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 11mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (MeOH-d4, ppm): 7.18-7.60 (m, 4H), 4.33 (s, 2H), 4.27 (s, 2H), 2.83-3.38 (m, 8H).
実施例19
3−〔4−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(50mg;0.08mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、m−臭化トリフルオロメチルベンジル(0.021mL;0.14mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(55mg;0.40mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−〔4−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 13mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (MeOH-d4, ppm): 7.63-7.92 (m, 4H), 4.38 (s, 2H), 4.32 (s, 2H), 2.85-3.38 (m, 8H).
実施例20
3−〔4−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(50mg;0.08mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、p−臭化トリフルオロメチルベンジル(0.021mL;0.14mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(55mg;0.40mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH4CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−〔4−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 22mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (MeOH-d4, ppm): 7.77 (m, 4H), 4.37 (s, 2H), 4.33 (s, 2H), 2.90-3.38 (m, 8H).
実施例21
3−〔4−(3−ブロモ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(50mg;0.08mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、m−臭化ブロモベンジル(34mg;0.14mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(55mg;0.40mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−〔4−(3−ブロモ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 15mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (MeOH-d4, ppm): 7.38-7.80 (m, 4H), 4.30 (s, 4H), 2.85-3.38 (m, 8H).
実施例22
3−〔4−(3−シアノ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(50mg;0.08mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、m−臭化シアノベンジル(23mg;0.18mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(55mg;0.40mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−〔4−(3−シアノ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 12mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (MeOH-d4, ppm): 7.60-7.92 (m, 4H), 4.37 (s, 2H), 4.27 (s, 2H), 2.95-3.35 (m, 8H).
実施例23
3−〔4−(2,4−ジメチル−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(50mg;0.08mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、2,4−ジメチルベンジルクロリド(0.020mL;0.13mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(55mg;0.40mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH3CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−〔4−(2,4−ジメチル−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 10mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (dmso-d6, ppm) : 9.40 (bs, 1H), 8.17 (bs, 2H), 7.00-7.40 (m, 3H), 4.28 (bs, 2H), 4.10 (bs, 2H), 2.95-3.35 (m, 8H), 2.34 (s, 3H), 2.28 (s, 3H).
実施例24
3−〔4−(4−エチル−2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(50mg;0.08mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、1−クロロメチル−2−メチル−ナフタレン(34mg;0.18mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(55mg;0.40mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH3CN勾配、CH3CN/H4O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−〔4−(4−エチル−2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 23mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (MeOH-d4, ppm): 8.07 (m, 1H), 7.92 (m, 2H), 7.40-7.50 (m, 3H), 4.90 (s, 2H), 4.37 (s, 2H), 2.70 (s, 3H), 2.80-3.45 (m, 8H).
実施例25
3−〔4−(4−ベンジルオキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン
Figure 2005517677
無水DMF(1.0mL)中の3−ピペラジン−1−イルメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミンTFA塩(5)(50mg;0.08mmol;実施例4にて調製)の撹拌した溶液に、1−クロロメチル−2−メチル−ナフタレン(27mg;0.12mmol)を加え、続いて炭酸カリウム(58mg;0.42mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次にCH3CN/H2O/0.1%TFAに取った。混合物を逆相HPLC(Rainin C18、0%CH3CN〜50%CH4CN勾配、CH3CN/H2O、0.1%TFA)で精製し、生成物を含有する鮮黄色の画分を真空下でCH3CNを除去した後、凍結乾燥して、黄色の3−〔4−(4−ベンジルオキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン 23mgを、トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (dmso-d6, ppm) : 9.63 (s, 1H), 9.50 (s, 1H), 8.91 (bs, 1H), 8.77 (bs, 1H), 7.40 (m, 7H), 7.05 (m, 2H), 5.12 (s, 2H), 4.25 (s, 2H), 4.17 (s, 2H), 2.60-3.40 (m, 8H).
実施例26
PTP1Bのインビトロ阻害
ヒトPTP1B(1−321)は、従来の分子生物学技術を使用してヒトcDNAライブラリーからクローニングした。cDNAシーケンスは、公表されたヒトPTP1Bシーケンス(目録番号M33689)と同一であった。Barford D.らJ.Mol Biol(1994)239,726-730によって記載されているように、タンパク質を発現させて、大腸菌から精製した。
PTPaseアッセイ
PTPase活性の測定は2つの方法のうちの1つを用いて実施した:PTP1B阻害活性の測定の第一の方法では、インシュリンレセプターチロシン自己リン酸化部位1146(TRDI(pY)E)のアミノ酸シーケンスに基づくチロシンリン酸化ペプチドを、基質として使用した。反応条件は下記であった:
PTP1B(0.5〜2nM)を、37.5mM Mes緩衝剤、pH6.2、140mM NaCl、0.05%BSAおよび300nM DTTを含有する緩衝液中で、15分間化合物とインキュベートした。反応は、基質50μMを加えて開始させた。室温(22〜25℃)で20分間後、反応をKOHで停止させ、以前に記載されたように遊離リン酸の量をマラカイトグリーンを用いて測定した。(Harder ら1994 Biochem J. 298; 395)
第二の方法を、PTPaseのパネル全体の一般PTPase阻害活性の測定に使用した。基質(6,8−ジフルオロ−4−メチルウンベリフェリルリン酸塩(DiFMUP;Molecular Probesから)を、各酵素のKmにおいて使用した。緩衝条件は、MESの代わりに37.5mM ジエチルグルタル酸、pH6.2を使用する以外は、上記マラカイトグリーンアッセイのものと同一であった。反応をKOHで停止させた。この場合、脱リン酸化合生成物は蛍光性になり、蛍光を読み取った。(励起360mM/発光460nM)
動力学的実験において、反応を酵素を使用して開始し、反応を10分後に停止させた以外は、同じ緩衝条件が用いられた。
上記インビトロアッセイによると、本発明の化合物は、500μM以下、好ましくは100μM以下のPTP1B IC50を有する。
上記インビトロアッセイの測定において、実施例4〜25の化合物のすべては、30μM以下のPTP1B IC50を有していた。
実施例27
マウスモデルにおける血中グルコース濃度への化合物の効果
抗糖尿病効果の測定のため、化合物を2型糖尿病と肥満の確立されたげっ歯類インビボモデルにおいて試験した。
肥満ob/obマウス
雄又は雌ob/ob(C57BL6/J)マウス(Diabetologia 14, 141-148 (1978)) (Jackson Labs)40〜50gを、トリグリセリドの低下に加え、グルコースの低下における化合物の効果の評価のために使用した。マウスを、グルコース濃度及び体重に基づいて10〜12匹のグループに事前に分けた。マウスは、水と共に通常のげっ歯類用固形食餌を自由に摂取させた。マウスに、化合物を強制胃管投与(1%Na−CMC中に懸濁)により5日間摂取させた。第1日目の投与の直前に尾の一部を切開し、尾の血管から血液を収集し、投与前血中グルコースを読み取った。第5日目の処置2時間後に、もう1回のグルコースの測定が同様の方法で行われた。次に、動物に麻酔をかけて失血により殺処理した。血液と組織を分析のために回集した。化合物は、ビヒクル処置マウスに比べて、血中グルコース濃度において統計的に有意な(p≦0.05)減少を示したとき、活性であると考えられる。
食餌誘発肥満C57BL6/Jマウス(DIOマウス)
2型糖尿病を有するマウスを、4〜6ヶ月間高脂肪食餌を維持することで発生させた(Diabetes 37: 1163-67 Sept 1988)。雄C57B16/Jマウス(3〜4週齢)を、4〜6週間高脂肪食餌に付した。この時点で、彼らは高血糖性及び高インシュリン性であり、体重は40〜50gであった。DIOマウス(n=6)の体重を量り、経口処置の2時間前に絶食させた。強制胃管投与による投与の直前に、上記のように尾の血管から投与前(時間0)グルコース濃度の読み取りを得た。マウスは一日一回の化合物による処置を5日間受けた。ビヒクルマウスには化合物を与えなかった。第5日目に、グルコース濃度を、投与前(時間0)、投与2時間後及び投与4時間後に測定した。インシュリン及びトリグリセリドは投与4時間後に測定した。動物における化合物の効果が、ビヒクル処置マウスに比べて、統計的に有意な(p≦0.05)グルコース、インシュリン及びトリグリセリドの減少を示したとき、化合物は活性であると考えられる。
実施例27の方法に従い、実施例5、10及び13の化合物を、マウスのインビボで試験し、少なくとも15%の血中グルコースの減少を示した。

Claims (18)

  1. 式I:
    Figure 2005517677

    (式中、
    1及びR2は、個別に水素からなる群より選択されるか、又は
    1及びR2は一緒に、結合、−CH2−、−O−、−NH−、若しくは−N−R3を形成し、
    3は、低級アルキル又は−CH2−Arであり、そして
    Arは、非置換フェニル;非置換ナフチル;低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、シクロアルキル、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、低級アルキル−シクロアルキル、低級アルコキシ−シクロアルキル、ハロ、シアノ、若しくはトリフルオロメチルで、一置換若しくは二置換されているフェニル;及び低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、シクロアルキル、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、低級アルキル−シクロアルキル、低級アルコキシ−シクロアルキル、若しくはハロで、一置換若しくは二置換されているナフチルからなる群から選択される)で示される化合物、或いは
    薬学的に許容されうるその塩。
  2. 式II:
    Figure 2005517677

    (式中、Arは、非置換フェニル;非置換ナフチル;低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、シクロアルキル、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、低級アルキル−シクロアルキル、低級アルコキシ−シクロアルキル、ハロ、シアノ、若しくはトリフルオロメチルで、一置換若しくは二置換されているフェニル;及び低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、シクロアルキル、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、低級アルキル−シクロアルキル、低級アルコキシ−シクロアルキル、若しくはハロで、一置換若しくは二置換されているナフチルからなる群から選択される)を有する化合物、或いは、式IIの化合物の薬学的に許容されうる塩である、請求項1記載の化合物。
  3. Arが非置換フェニル又は非置換ナフチルである、請求項1又は2記載の化合物。
  4. Arが低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、シクロアルキル、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、ハロ、シアノ、又はトリフルオロメチルで一置換されているフェニルである、請求項1又は2記載の化合物。
  5. Arが低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、シアノ、又はトリフルオロメチルで一置換されているフェニルである、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
  6. Arが低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、又はシアノで二置換されているフェニルである、請求項1〜5のいずれか1項記載の化合物。
  7. Arが低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキル−アリール、低級アルコキシ−アリール、又はハロで一置換されているナフチルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。
  8. Arが低級アルキル、低級アルコキシ、又はハロで一置換されているナフチルである、請求項1〜7のいずれか1項記載の化合物。
  9. Arが低級アルキル、低級アルコキシ、又はハロで二置換されているナフチルである、請求項1〜8のいずれか1項記載の化合物。
  10. 3−ジエチルアミノメチル−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
    3−(4−ベンジル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
    3−(4−ナフタレン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
    3−(4−ナフタレン−1−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
    3−(4−ビフェニル−4−イルメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
    3−〔4−(2,4−ジメチル−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
    3−〔4−(4−エチル−2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;及び
    3−〔4−(4−ベンジルオキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イルメチル〕−ピリミド〔5,4−e〕〔1,2,4〕トリアジン−5,7−ジアミン;
    から選択される請求項1〜9のいずれか1項記載の化合物。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項記載の化合物の調製方法であって、式3:
    Figure 2005517677

    の化合物を、式:R4NHR5(式中、R4は−CH2CH21であり、R5は−CH2CH22であり、R1及びR2は請求項1と同義である)の化合物の存在下で反応させることを含む方法。
  12. 治療上活性な物質として使用するための、請求項1〜10のいずれか1項記載の化合物。
  13. 糖尿病の予防及び/又は治療用薬剤を調製するための、請求項1〜10のいずれか1項記載の化合物。
  14. 請求項1〜10のいずれか1項記載の化合物と治療上不活性の担体とを含む医薬組成物。
  15. 請求項11記載の方法により調製される、請求項1〜10のいずれか1項記載の化合物。
  16. 血中グルコース濃度に関連する疾患を処置及び/又は予防する方法であって、請求項1〜10のいずれか1項記載の化合物の有効量を投与すること含む方法。
  17. 疾患が糖尿病である、請求項16記載の方法。
  18. 本明細書に記載の発明。
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