JP2005517670A - 歯磨き組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、歯磨き組成物に関し、詳しくは、歯牙美白およびプラークの除去,歯周疾患の抑制に著しい効果をもたらす歯磨き組成物に関する。
【解決手段】 本発明の歯磨き組成物は、過酸化水素を含有する第1のペーストと、次亜塩素酸ナトリウムを含有する第2のペーストとから成り、前記第1のペーストと前記第2のペーストとは、2つの部屋に仕切られた容器の各部屋に充填されていることを特徴とする。
【解決手段】 本発明の歯磨き組成物は、過酸化水素を含有する第1のペーストと、次亜塩素酸ナトリウムを含有する第2のペーストとから成り、前記第1のペーストと前記第2のペーストとは、2つの部屋に仕切られた容器の各部屋に充填されていることを特徴とする。
Description
本発明は、歯磨き組成物に関し、詳しくは、歯牙美白の効果や、歯牙う蝕症・歯周疾患の抑制効果をもたらす歯磨き組成物に関する。
一般に、歯牙が変色する要因としては、外因性によるものと内因性によるものとに分けることができる。外因性の歯牙変色は、食物の滓やニコチン、コーヒー、紅茶などの歯牙表面への着色や、歯面上の歯石や軟性沈着物の色素成分による染色によって生じる。内因性の歯牙変色は、歯牙神経の喪失や、テトラサイクリン系抗生剤の過多服用、老化現象によって生じる。
これらの種々の原因によって変色した歯牙や、先天的に輝きのない歯牙を白くするために、従来、歯牙美白が行われてきた。
従来の歯牙美白方法の一例について説明する。始めに、美白を施す歯牙の周辺にラバーダム(rubber dam)を取り付けた後、強力な歯牙漂白剤で歯茎が損傷しないようにデンタルフロスを用いて歯牙周囲を塞ぐ。次に、歯牙漂白剤を塗布した歯牙のそれぞれに小さなアイロンを当て、歯牙の変色状態に応じてアイロンの温度を上昇させていた。この従来の歯牙美白方法では、施術に1時間程度を要する上、施術後の副作用として知覚過敏を引き起こすことがあった。
そこで、より効果的に歯牙美白を実現することのできる歯牙美白方法として、ランプを用いて歯列全体に光および熱を与える歯牙美白方法が開発された。しかしながら、上述した歯牙美白方法と同様に歯牙の周囲にラバーダムを取り付けなければならない上、30分〜1時間程度もの間、熱いランプの前に座っていなければならないという問題があった。
本発明者は、歯牙漂白剤に対して加熱や紫外線・レーザーの照射を行う従来の歯牙美白方法における歯牙美白の基本原理は、歯牙漂白剤から酸素を発生させることであることを見出した。
一方、従来、歯牙美白用の歯磨きとして、高い研磨性能を有する研磨剤を含有し、歯牙表面を研磨し滑らかにすることによって歯牙を白くする歯磨きがあった。しかしながら、従来の歯磨きは、十分な美白効果を得ることができず、更に、長期間使用した場合には、歯牙の過度な磨耗によって知覚過敏や歯頚部磨耗症を引き起こすという問題点があった。
そこで、本発明者は、従来の歯牙美白方法における施術の困難性および副作用や、従来の歯牙美白用歯磨きにおける過度の歯牙研磨のような副作用を伴わずに歯牙美白を実現することのできる物を発明した。
一般的な歯牙疾患としては、歯牙う蝕症(虫歯、すなわち歯牙が朽ちて凹む現象)、歯周炎(風歯、歯茎病)、咬合異常が挙げられ、これらは、歯牙の3大疾患とも呼ばれる。
歯牙う蝕症を引き起こす食物としては、自浄作用のない加工食品(例えば、お菓子、コーラ、ソフトドリンク、ひき肉を使用したハンバーガー)や、糖度の高い食物(例えば、チョコレット、キャディー、乾果物)、歯牙や歯茎の間に残留しやすい付着性の強い食物(スナック類)がある。
これらの食品が、歯牙表面に付着すると、細菌が増殖して菌塊(プラーク)が形成される。その結果として、細菌が作り出す酸によって歯牙が溶かされ、歯牙う蝕症を引き起こすこととなる。
歯牙う蝕症は、20代半ばや30代を越えると次第に減少する一方、歯周炎(風歯)の割合が増加する。
歯周疾患は、成人がしばしば悩まされる感染性疾患であって、歯肉出血、腫脹、歯周嚢の形成、および歯槽骨の破壊などにより、歯牙が喪失する疾患である。歯周疾患の発症過程は次のとおりである。
プラークが歯周嚢内に堆積すると、歯周嚢内は、その周辺に生息する細菌の繁殖に適した環境となる。歯周嚢内の細菌は、好気性グラム陽性細菌から嫌気性グラム陰性細菌へと次第に取り代わり、歯周嚢の深部に向けて増殖するようになる。このとき、増殖した嫌気性グラム陰性細菌が作り出す毒素の全てが、直接組職を破壊し、更に、毒素に刺激された免疫系の様々な作用によって炎症も併発することとなる。
統計によれば、喪失する歯牙の4本のうち3本は、歯周疾患によるものであると言える。この結果は、統計学的に、世界中で10人に9人の成人が、歯周疾患に苦しんでいるといえる。歯周疾患は、歯痛や咀嚼難と同時に、口臭の悪化を招く。また、歯茎からの出血や、歯槽骨の減退による知覚過敏を招くこともある。
したがって、歯周疾患は成人における口腔疾患の大部分の割合を占め、このような歯周疾患の要因のひとつは、菌塊(プラーク)内の口腔細菌によるものである。
つまり、歯周疾患および歯牙う歯症を予防する基本的な方法は、菌塊(プラーク)を取り除くことである。
菌塊は、歯牙表面に薄膜の状態で付着した細菌の塊であるため、例え、良好なブラッシングを行ったとしても、歯ブラシの届かないプラークを除去できないため、ブラッシングでは、プラークを完全に除去することは不可能である。
そのため、ブラッシングで除去しきれないプラークは、口腔内の唾液中の無機物と結合し、石のように硬い歯石へと変質してしまう。
歯石は、表面が荒くて菌塊が付着しやすいので、菌塊が次々と堆積する。菌塊の堆積は、歯茎の炎症へと発展し、ひいては、歯槽骨などの歯牙支持組職の破壊を招くこととなる。
本発明は、上記した課題を踏まえ、歯牙の磨耗のような副作用を伴うことなく、歯牙美白を容易に行うことができる歯磨き組成物を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、歯牙う蝕症および歯周疾患の予防効果を有する歯磨き組成物を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明による歯磨き組成物は、歯磨き組成物であって、過酸化物を含有する第1のペーストと、前記過酸化物を活性化させる塩素酸イオンを有する反応物質を含有する第2のペーストとから成ることを特徴とする。前記過酸化物は、過酸化水素,過酸化バリウム,過ホウ酸ナトリウム,過酸化カルシウム,過酸化尿素のうちの少なくとも一つであることとしても良い。前記反応物質は、次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl),亜塩素酸ナトリウム(NaOCl2),塩素酸ナトリウム(NaClO3),次亜塩素酸カルシウム(CaCl2O2),塩素酸カルシウム(CaCl2O6),塩素酸マグネシウム(MgCl2O6),塩素酸アルミニウム(AlCl3O9),塩素酸カリウム(ClKO3)のうちの少なくとも一つであることとしても良い。
また、前記過酸化物は、過酸化水素(H2O2)であり、前記反応物質は、次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)であるとしても良い。この場合には、前記第1のペーストに対する前記過酸化水素の含有量は、約2.5×10-4〜1.5重量%であることとし、前記第2のペーストに対する前記次亜塩素酸ナトリウムの含有量は、約2.5×10-4〜0.25重量%であることとしても良い。また、該歯磨き組成物が使用される際における前記第1のペーストと前記第2のペーストとの混合比率は、約1:1の重量比であることとしても良いし、前記第1のペーストと前記第2のペーストとは、2つの部屋に仕切られた容器の各部屋、または、別々の容器に充填されていることとしても良い。
以下、本発明を実施例および比較例を参照しながら更に詳しく説明する。
本発明の歯磨き組成物は、歯磨きのベースに過酸化水素が含まれた第1ペーストと、歯磨きのベースに次亜塩素酸ナトリウムが含まれた第2ペーストとから成る。
過酸化水素(H2O2)は、漂白剤、酸化剤、誘導体の製造などに幅広く用いられる化学物質であって、発生基酸素を発生させる不安定な物質であり、この発生基酸素の働きによって漂白(歯牙美白)が行われる。しかし、前記過酸化水素そのものは、ほとんど分解しない安定した物質であって、これを分解するためには、有機物や重金属に接触させたり、熱や紫外線を与えたり、レーザーなどの短波長の光を照射する必要がある。
ここで、本発明では、過酸化水素から発生基酸素を発生させるために、第2ペーストに反応剤の役目をする次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)を加えて使用している。
次亜塩素酸ナトリウムには、殺菌、消毒、漂白效果が優れ、持続效果も優秀なアルカリ性塩であって、一般に、殺菌消毒剤。漂白剤、酸化剤、分析試薬として用いられている。歯科では、歯根管内を消毒するために次亜塩素酸ナトリウムが用いられている。次亜塩素酸ナトリウムは、強い消毒作用の他、器具の届かない根管内の隅々まで行き渡り、腐敗した歯髄を取り除く強力な有機質洗浄作用を有する。
本発明では、次亜塩素酸ナトリウムのこのような消毒力と有機質溶解の性質、および過酸化水素の消毒美白効果を同時に利用するために、両物質を共に使用する。
次亜塩素酸ナトリウムと過酸化水素とを同時に使用した場合の化学反応は、次のようである。
すなわち、上記式から分かるように、過酸化水素は、従来のように熱、紫外線を加えたりレーザーを調査したりしなくても次亜塩素酸ナトリウムとの化学反応によって酸素が発生することが分かる。
したがって、本発明による歯磨き組成物を利用する場合には、次亜塩素酸ナトリウムと過酸化水素との化学反応によって発生する酸素によって歯牙が漂白され、次亜塩素酸ナトリウムおよび過酸化水素そのものの漂白力、殺菌消毒力、および有機物分解力によって歯牙の歯面細菌膜を容易に除去できるようになる。
また、本発明による歯磨き組成物を用いる場合には、反応産物が酸素だけでなく塩化ナトリウム(NaCl)および水(H2O)であるので、歯磨きの際に、反応の終了後に発生する塩水は口腔内を爽やかにして漱ぎの效果がある。
なお、本発明による歯磨き組成物は、使用時にのみ、前記過酸化水素が含まれた第1ペーストと前記次亜塩素酸ナトリウムが含まれた第2ペーストとが混合されて反応するように、2つの部屋に仕切られた容器の各部屋に充填させる。また、2つの部屋に仕切られた容器では、第1ペーストと第2ペーストとが同量吐出されることが好ましい。
本発明の歯磨き組成物は、第1ペーストの全量に対して過酸化水素は2.5×10-4〜1.5重量%含有され、第2ペーストの全量に対して次亜塩素酸ナトリウムは約2.5×10-4〜0.25重量%含有される。
第1ペーストは、通常の歯磨き組成物のベースに所定量の過酸化水素が含まれた組成物であり、前記第2ペーストは通常の歯磨き組成物のベースに所定量の次亜塩素酸ナトリウムが含まれた組成物である。
本発明による歯磨き組成物は、軟膏状の一般的な成分である研磨剤、湿潤剤、気泡剤、結合剤、香料、甘味剤およびその他の成分を含む。
研磨剤は、摩擦力によって歯牙のプラークを取り除くための成分であって、リン酸一水素カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、沈降シリカ、含水ケイ酸などを用いることができる。
湿潤剤は、歯磨き組成物内の水の蒸発を抑制し、空気中にさらされた歯磨きの固化を防止するための成分であって、グリセリン、ソルビトール液、非結晶性ソルビトール液、ポリエチレングリコール、プロピレングリコールなどの多価アルコールのうちの1種ないし2種以上を選択して使用することができる。
気泡剤は、歯磨き組成物内の水溶性成分と油溶性成分との油化および口腔内での洗浄効果を有する成分であって、ラウリル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、N−長鎖アシルグルタミン酸塩、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリマーなどの陰イオンおよび非イオン界面活性剤を単独あるいは2種以上を混合して使用することができる。
結合剤は、歯磨き組成物内の水不溶性の無機粉末成分と液状成分とを結合させ、経時による成分の分離を防止し、組成物に粘性を与える成分であって、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラキナン、キサンタン・ガム、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウム、その他のガム類などを使用することができる。
また、歯磨きの際に、味を良くして後味を爽やかにするために、甘味剤および香料を使用できる。甘味剤としては、例えば、サッカリン・ナトリウム、アスファルタム、ステビオサイド、グリチルリチン酸などを使用することができる。香料としては、例えば、ペパーミント、スペアミントオイル、メントール、カルボン、アネトール、オイゲノールなどを混合して使用することができる。
その他の添加剤としては、デキストラーゼ、塩化ライソザイムなどの酵素類を使用することができる。
表1は、比較例として、過酸化水素および次亜塩素酸ナトリウムを含有しない従来の歯磨き組成物の成分と、過酸化水素または次亜塩素酸ナトリウムのいずれか一方のみを含有する歯磨き組成物の成分を示す。表2および表3は、本発明の実施例として、過酸化水素および次亜塩素酸ナトリウムを共に含有する歯磨き組成物の成分を示す。
上記実施例および比較例による歯磨き組成物の効能を測定するために下記のような実験を行った。
[実験方法]
被験者として、虫歯および歯茎疾患を有する一般的な口腔条件を有する成人40人を選定した。その内訳は、30代が16名、40代が16名、50代が8名である。
被験者として、虫歯および歯茎疾患を有する一般的な口腔条件を有する成人40人を選定した。その内訳は、30代が16名、40代が16名、50代が8名である。
本実験では、被験者は、比較例および実施例の各歯磨き組成物を、1回あたり約1.5gの使用で一日3回普段通り歯磨きを行った。
表4〜表8は、表1に示した比較例1〜比較例5の歯磨き組成物による歯磨きを3ヶ月間続けて使用した成人40名の平均カラーリーディング(Color Reading;CR)、歯肉炎指数(Gingival Index;GI)、プラーク・インデックス(Plaque Index;PI)値を示す実験結果である。
表9〜表16は、表2および表3に示した実施例1〜実施例8の歯磨き組成物による歯磨きを3ヶ月間続けて使用した成人40名の平均カラーリーディング、歯肉炎指数、プラーク・インデックス値を示す実験結果である。
本実験では、カラーリーディングを測定するために、MINOLTA社製のCOLOR READER CR−10を使用した。
カラーリーディング値が大きいほど歯牙が白いことを意味するため、実験前のカラーリーディング値と、各例による歯磨き組成物を使用した後のカラーリーディング値とを比較することによって、本発明の歯磨き組成物による歯牙美白の効果を判断することができる。
本実験では、歯肉炎指数を測定するために、Loe & Silnessなどによる方法を用いた。
歯肉炎指数は次のように分類される。
0=正常歯肉。
1=軽度の炎症、軽い色相変化、軽いむくみ、進行しても出血なし。
2=中程度の炎症、発赤、浮腫、剥離、進行すれば出血あり。
3=重度の炎症、明らかな紅潮、浮腫、潰瘍、慢性出血。
0=正常歯肉。
1=軽度の炎症、軽い色相変化、軽いむくみ、進行しても出血なし。
2=中程度の炎症、発赤、浮腫、剥離、進行すれば出血あり。
3=重度の炎症、明らかな紅潮、浮腫、潰瘍、慢性出血。
歯肉炎指数は、臨床的な歯肉炎の程度と相関がある。また、この指数は、疫学調査において歯肉炎の有病率や深刻な事態を判断することができ、更に、個人の歯列弓を評価することもできる。
本実験では、プラーク・インデックスを測定するために、Loe & Silnessなどによる方法を用いた。
プラーク・インデックスの指数は次のように分類される。
0=歯肉にプラークなし。
1=遊離歯肉や歯牙隣接部位にプラーク片がある。プラークは探針によってのみ認知される。
2=歯周嚢、または歯肉辺縁、隣接歯牙の表面に、軟性堆積物の中等度の蓄積があり、肉眼で観察される。
3=歯周嚢、または歯肉辺縁、隣接歯牙の表面に、多量の堆積物がある。
0=歯肉にプラークなし。
1=遊離歯肉や歯牙隣接部位にプラーク片がある。プラークは探針によってのみ認知される。
2=歯周嚢、または歯肉辺縁、隣接歯牙の表面に、軟性堆積物の中等度の蓄積があり、肉眼で観察される。
3=歯周嚢、または歯肉辺縁、隣接歯牙の表面に、多量の堆積物がある。
以下では、上記した表4ないし8の比較例1ないし5の歯磨き組成物による実験結果と、上記した表9ないし16の実施例1ないし8による歯磨き組成物による実験結果とを、図に示したグラフを用いて比較する。
図1は、本発明の一実施例による実験群のカラーリーディングを表すグラフであり、図2は、本発明の他の実施例による実験群のカラーリーディングを表すグラフであり、図3は、従来の歯磨き組成物による対照群のカラーリーディングを表すグラフである。
図3に示すように、比較例1〜比較例5の過酸化水素および次亜塩素酸ナトリウムを含有しない歯磨き組成物や、過酸化水素または次亜塩素酸ナトリウムいずれか一方を含有する歯磨き組成物では、カラーリーディング値の変化値は比較的に小さい。但し、比較例2の場合、そのカラーリーディング値が多少増加しているが、本発明の歯磨き組成物を用いた実験群に比べると極めて小さい。
一方、実施例1〜実施例4の歯磨き組成物では、図1に示すように、実施例1〜実施例3のカラーリーディング値は大きく増加しているが、実施例4のカラーリーディング値はほとんど変化していなかった。これから、過酸化水素の含有量が0.025重量%以下では、歯牙の漂白に影響を及ぼすことができないことが分かる。
また、実施例5〜実施例8の歯磨き組成物では、図2に示すように、実施例5〜実施例7のカラーリーディング値は大きく増加しているが、実施例8のカラーリーディング値はほとんど変化していなかった。これから、次亜塩素酸ナトリウムの含有量が0.00025重量%以下では、歯牙の漂白に影響を及ぼすことができないことが分かる。
図4は、本発明の一実施例による実験群の歯肉炎指数を表すグラフであり、図5は、本発明の他の実施例による実験群の歯肉炎指数を表すグラフであり、図6は、従来の歯磨き組成物による対照群の歯肉炎指数を表すグラフである。
図6に示すように、比較例1〜比較例5の過酸化水素および次亜塩素酸ナトリウムを含有しない歯磨き組成物や、前記過酸化水素または次亜塩素酸ナトリウムのいずれか一方を含有する歯磨き組成物の歯肉炎指数の変化値は比較的小さい。
一方、実施例1〜実施例4の歯磨き組成物では、図4に示すように、実施例1〜実施例3の歯肉炎指数値は大きく減少していたが、実施例4の歯肉炎指数値はほとんど変化していなかった。これより、過酸化水素の含有量が0.025重量%以下では、歯周疾患の予防および治療に影響を及ぼすことができないことが分かる。
また、実施例5〜実施例8の歯磨き組成物では、図5に示すように、前記実施例5〜実施例7の歯肉炎指数値は大きく減少していたが、実施例8の歯肉指数値はほとんど変化していなかった。これより、次亜塩素酸ナトリウムの含有量が0.00025重量%以下では、歯周疾患の予防および治療に影響を及ぼすことができないことが分かる。
図7は、本発明の一実施例による実験群のプラーク・インデックスを表すグラフであり、図8は、本発明の他の実施例による実験群のプラーク・インデックスを表すグラフであり、図9は、従来の歯磨き組成物による対照群のプラーク・インデックスを表すグラフである。
図9に示すように、比較例1〜比較例5の過酸化水素および次亜塩素酸ナトリウムを含有しない歯磨き組成物や、前記過酸化水素または次亜塩素酸ナトリウムのいずれか一方を含有する歯磨き組成物のプラーク・インデックスの変化値は比較的小さかった。
一方、実施例1〜実施例4の歯磨き組成物では、図7に示すように、実施例1〜実施例3のプラーク・インデックス値は大きく減少していたが、実施例4のプラーク・インデックス値はほとんど変化していなかった。これより、過酸化水素の含有量が0.025重量%以下では、歯牙う蝕症の予防および治療に影響を及ぼすことができないことが分かる。
また、実施例5〜実施例8の歯磨き組成物では、図8に示すように、実施例5〜実施例7のプラーク・インデックス値は大きく減少していたが、実施例8のプラーク・インデックス値はほとんど変化していなかった。これより、次亜塩素酸ナトリウムの含有量が0.00025重量%以下では、歯牙う蝕症の予防および治療に影響を及ぼすことができないことが分かる。
以上説明した実験結果の比較によれば、従来の一般の歯磨き組成物を3ヶ月間使用した場合は、カラーリーディング、歯肉炎指数、プラーク・インデックスにおいてほとんど変化が見られなかった。また、過酸化水素のみを含有させた場合には、カラーリーディング値が若干増加したが、残りの歯肉炎指数やプラーク・インデックスにおいてはほとんど変化が見られなかった。また、次亜塩素酸ナトリウムのみを含有させた場合には、歯肉炎指数およびプラーク・インデックスが若干減少したが、カラーリーディング値はほとんど変化していなかった。
一方、本発明による歯磨き組成物を3ヶ月間使用した場合、カラーリーディングが著しく増加する反面、歯肉炎指数およびプラーク・インデックスは格段に低くなった。但し、過酸化水素と次亜塩素酸ナトリウムとをそれぞれ第1ペーストの全量と第2ペーストの全量に対して0.00025重量%未満にて含ませた場合は、各値の変化が小さかった。
また、過酸化水素を第1ペーストの全量に対し1.5重量%を超えて含ませた歯磨き組成物を用いた場合には、使用者の歯茎に疼痛が生じるという問題点があり、次亜塩素酸ナトリウムを第2ペーストの全量に対し0.25重量%を超えて含ませた歯磨き組成物を用いた場合には、ひどい悪臭が発生した。
したがって、過酸化水素は、第1ペーストの全量に対し約2.5×10-4〜1.5重量%にて含有されることが好ましく、次亜塩素酸ナトリウムは、第2ペーストの全量に対し約2.5×10-4〜0.25重量%にて含有されることが好ましい。
上述のような本発明による歯磨き組成物によれば、歯牙の磨耗のような副作用を伴わずに簡単に歯牙を漂白することができるような、歯磨き組成物を提供することができる。
また、本発明による歯磨き組成物によれば、漂白効果の優れた歯磨き組成物を提供することができる。
また、本発明による歯磨き組成物によれば、歯牙う蝕症および歯周疾患の抑制に著しい効果を示す歯磨き組成物を提供することができる。
また、本発明による歯磨き組成物によれば、反応産物中の一つである塩水によって漱ぎの效果がある歯磨き組成物を提供することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
Claims (9)
- 過酸化物を含有する第1のペーストと、
前記過酸化物を活性化させる塩素酸イオンを有する反応物質を含有する第2のペーストと
から成る歯磨き組成物。 - 前記過酸化物は、過酸化水素,過酸化バリウム,過ホウ酸ナトリウム,過酸化カルシウム,過酸化尿素のうちの少なくとも一つである請求項1記載の歯磨き組成物。
- 前記反応物質は、次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl),亜塩素酸ナトリウム(NaOCl2),塩素酸ナトリウム(NaClO3),次亜塩素酸カルシウム(CaCl2O2),塩素酸カルシウム(CaCl2O6),塩素酸マグネシウム(MgCl2O6),塩素酸アルミニウム(AlCl3O9),塩素酸カリウム(ClKO3)のうちの少なくとも一つである請求項1記載の歯磨き組成物。
- 前記過酸化物は、過酸化水素(H2O2)であり、前記反応物質は、次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)である請求項1記載の歯磨き組成物。
- 前記第1のペーストに対する前記過酸化水素の含有量は、約2.5×10-4〜1.5重量%である請求項4に記載の歯磨き組成物。
- 前記第2のペーストに対する前記次亜塩素酸ナトリウムの含有量は、約2.5×10-4〜0.25重量%である請求項4に記載の歯磨き組成物。
- 該歯磨き組成物が使用される際における前記第1のペーストと前記第2のペーストとの混合比率は、約1:1の重量比である請求項1ないし6のいずれか記載の歯磨き組成物。
- 前記第1のペーストと前記第2のペーストとは、2つの部屋に仕切られた容器の各部屋、または、別々の容器に充填されている請求項7記載の歯磨き組成物。
- 該歯磨き組成物の状態は、液状,粉末状,クリーム状,固形状のうちの少なくとも一つである請求項1ないし6記載の歯磨き組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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