JP2005516252A - マルチモード干渉光導波路装置 - Google Patents

マルチモード干渉光導波路装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 マルチモード干渉(MMI)光導波路装置を提供する。
【解決手段】 少なくとも1つの中空コア入力導波路(30、34、36)に光学的に結合された中空コアマルチモード導波路(32)を含み、これらの中空コア導波路の内部表面に反射コーティング(92)を有するマルチモード干渉(MMI)装置(90)を説明する。コーティングは、金属又は多層の誘電体スタックのような作動波長で屈折率の低い材料とすることができる。このような「MMI」装置を使用する共振器(150)及び光増幅器(110)も説明する。

Description

本発明は、マルチモード干渉(MMI)光導波路装置に関する。
米国特許第5410625号は、ビーム分割及び再結合のためのマルチモード干渉(MMI)装置を説明している。この装置は、第1の結合導波路、及び中央マルチモード導波路領域に接続された2つ又はそれ以上の第2の結合導波路を有する。結合導波路は、基本モードでのみ作動し、結合及びマルチモード導波路領域の物理的特性は、中央マルチモード導波路領域内のモード分散が、第1の結合導波路内に入力された光の単一ビームの2つ又はそれ以上の第2の結合導波路内への分割を規定するように選択される。この装置は、ビーム結合器として逆に作動させることもできる。
米国特許第5410625号の基本的な「MMI」装置に対する変更と改良も公知である。米国特許第5379354号は、入力導波路位置の変化を使用して様々な強度を有する出力ビームへの入力放射の分割をもたらす多重ビーム分割器を得ることができる方法を説明している。また、レーザ空洞を形成するための「MMI」装置の使用は、米国特許第5675603号に明らかにされている。また、「MMI」分割器及び再結合器の様々な組合せを使用して光学的ルーティング機能がもたらされており、例えば、米国特許第5428698号を参照することができる。
中実コア「MMI」導波路装置が公知であり、結合及びマルチモード導波路が、基板から直立する砒化ガリウム(GaAs)のような半導体材料の中実リッジで形成される。中実コア「MMI」導波路装置は、一般的にGaAs層から作製される。中実コア材料の欠点は、中実コア材料に損傷が発生する前に中実コア材料が伝達することができる全パワー密度が限定されることである。
結合及びマルチモード導波路がアルミナのような中実誘電体材料の基板内の中空空洞(すなわち、空気腔)として形成される「MMI」装置もまた公知である。誘電体基板材料は、装置の特定の作動波長での屈折率が空気コアよりも小さくなるように選択される。中空コア誘電体装置は、一般的に精密工学(例えば、フライス削り)工程によって製作され、また、物理的サイズは、一般的に中実コアの対応物よりも大きい。そのような装置の寸法に対する精密な制御は、最適な性能を得るために重要であるが、同じく困難であることを証明することができる。
本発明の目的は、代替の「MMI」光導波路装置を提供することである。
米国特許第5,410,625号 米国特許第5,379,354号 米国特許第5,675,603号 米国特許第5,428,698号 E.D.Parik著「光学定数のハンドブック」、アカデミックプレス、ロンドン、1998年 F.Wilson他、「Electronics letters」、35巻、第1号、1999年1月7日
本発明の第1の態様によれば、マルチモード干渉(MMI)装置は、少なくとも1つの中空コア入力導波路に光学的に結合された中空コアマルチモード導波路領域を含み、これらの中空コア導波路の内部表面が反射コーティングを有することを特徴とする。
本発明の中空コア「MMI」装置は、ビーム結合器、ビーム分割器、多重ビーム強度分割器などとして作動することができる。
本発明の利点は、反射コーティングが配置される中空コア導波路構造(すなわち、中空コア導波路構造を形成する基板)を任意の材料で形成することができることである。これは、光損失を最小にすることを保証するために特定の材料(アルミナのような)で製作される従来技術の中空コア「MMI」装置と比較した利点である。すなわち、本発明は、以前には当業者によって可能と考えられなかった様々な材料及び工程を使用して導波路を製作することを可能にする。特に、本発明は、高精度マイクロ製造技術を使用して物理的に小さな中空コア導波路装置を製作する機会を提供し、従って、従来の精密工学技術の使用によって課せられた最小中空コア装置サイズに対する制約が克服された。
また、中空コア導波路を様々な方法で生成することができることにも注意すべきである。導波路は、単体の材料片で形成することができ、それらはまた、2つの別々の材料片(底及び蓋のような)で形成することができ、又は、複数の異なる材料片(例えば、互いに配置されると必要な基本モード及びマルチモード導波路領域を形成する材料の別々の部分)で形成することができる。
本発明の中空コア導波路は、高レベルの光パワーを伴う装置作動を可能にする。これは、中実コアを形成する材料の物理的特性によって最大光パワー密度が制約される従来技術の中実コア導波路に比較した利点である。
有利な態様においては、反射コーティングは、作動波長帯域内で屈折率が導波路コアの屈折率よりも低い材料の層を含む。中空導波路コアよりも屈折率が低い材料の層は、「MMI」装置内で光の内部全反射(TIR)を生じ、それによって低い付随レベルの光損失を有する中空コア装置をもたらす。
中空コア光導波路構造が生成される時に、中空コアが空気で満たされる可能性が高いことに注意すべきである。本明細書においては、従って、コアの屈折率は、標準状態(すなわち、n≒1)の空気の屈折率であると仮定される。しかし、これを決して本発明の範囲を制限するものとして見てはならない。中空コアは、任意の流体(例えば、窒素のような不活性ガス)を包含するか、又は真空にすることができる。中空コアという用語は、単に、いかなる中実材料も存在しないコアという意味である。また、内部全反射(TIR)という用語は、本明細書では減衰内部全反射(ATIR)を含むように解釈するものとする。
更に別の実施形態では、中空コア導波路の内部表面上に担持された低屈折率材料の層は金属であり、例えば、金、銀、又は銅である。
従って、金、銀、又は銅の特性は、遠隔通信波長帯域における作動に対して(すなわち、約1.55μmを中心とした波長での使用に対して)「MMI」装置に含ませるのにこれらの金属を特に適するものにする。
金属は、金属の物理的特性によって支配された特定の波長範囲に亘る適切に低い屈折率を示すことになり、E.D.Parik著「光学定数のハンドブック」、アカデミックプレス、ロンドン、1998年のような標準的テキストブックは、様々な材料の波長依存屈折率に関する正確なデータを提供している。特に、金の屈折率は、約1400nmから1600nmの範囲の波長に対して空気の屈折率よりも低い。銅は、560nmから2200nmの範囲波長に亘って1よりも低い屈折率を示し、一方、銀は、320nmから2480nmの波長範囲に亘って類似の屈折率特性を有する。
金属の層は、当業者に公知の様々な技術を使用して堆積させることができる。これらの技術は、スパッタリング、蒸着、化学蒸着(CVD)、及び(電気又は化学)メッキを含む。「CVD」及びメッキ技術は、いかなる方向依存の厚さ変動もなく金属層を堆積させる。メッキ技術はまた、バッチ処理の実行を可能にする。
当業者は、金属層を堆積させる前に中空コア導波路に接着層及び/又は障壁拡散層を堆積させることができることを認識するであろう。例えば、金の堆積の前に、クロム又はチタンの層を接着層として設けることができる。金の堆積の前に、その接着層にプラチナのような拡散障壁層を堆積させることもできる。代替的に、組み合わせた接着及び拡散障壁層(窒化チタン、又はチタンタングステン合金、又は酸化珪素のような絶縁体など)を使用することもできるであろう。
好都合な態様においては、反射コーティングはまた、1つ又はそれ以上の誘電体材料の層を含むことができる。誘電体材料は、「CVD」又はスパッタリングによって堆積させることができる。代替的に、誘電体層は、堆積した金属層との化学反応によって形成することができるであろう。銀の堆積層は、ハロゲン化物と化学的に反応してハロゲン化銀の薄い表層を生成することができる。例えば、ヨウ化銀(AgI)コーティングは、銀の表面上に、銀をヨウ化カリウム(KI)溶液の形のI2に露出することによって形成することができるであろう。
換言すれば、反射コーティングは、全誘電体又は金属誘電体のスタックによって設けることができる。当業者は、誘電体層の光学厚さが必要な干渉効果を与え、従って、コーティングの反射特性を決めることを認めるであろう。コーティングの反射特性はまた、中空コア導波路が形成される材料の特性にある程度まで依存する。
本装置は、0.1μmから20.0μmの波長範囲、より好ましくは、3〜5μm又は10〜14μmの赤外線帯域に亘って作動するように有利に構成することができる。有利な態様においては、本装置は、波長が1.4μmと1.6μmの間の放射で作動する。
好都合な態様においては、上述の少なくとも1つの中空コア入力導波路は、基本モードの導波路である。代替的に、この少なくとも1つの中空コア入力導波路は、マルチモードの導波路である。より詳細に以下で説明するように、基本モード又はマルチモードの導波路は、中空コアマルチモード導波路領域の中に、又はその領域から放射を結合するために使用することができる。
好ましくは、上述の少なくとも1つの中空コア入力導波路は、中空コア光ファイバを含む。換言すれば、中空コア光ファイバは、マルチモード導波路領域の中に放射を直接結合するように配置することができる。
有利な態様においては、本装置は、中空コアマルチモード導波路領域に直接光学的に結合された光ファイバを更に含む。光ファイバは、中空又は中実コアを含むことができる。そのような中実コア光ファイバは、本発明の少なくとも1つの中空コア入力導波路の代わりに使用することができるということも当業者には明白であろう。
好都合な態様においては、中空コアマルチモード導波路領域の断面は、実質的に矩形である。以下に説明するように、これによって「MMI」ビーム分割器又は再結合器を形成することができる。このような中空コアマルチモード導波路領域の寸法(すなわち、幅、長さ、及び奥行き)は、上述の少なくとも1つの中空コア入力導波路によって搬送される光入力フィールドの再結像をもたらすように(すなわち、入力ビームの1つ又はそれ以上の結像を生成するように)選択されるのが好ましい。
好都合な態様においては、中空コアマルチモード導波路領域の矩形内部断面を形成する対向する表面は、実質的に有効屈折率が等しく、矩形内部断面の中空コアマルチモード導波路領域を形成する隣接する表面は、有効屈折率が異なる。このようにして、本装置は、既知の線形偏光の光を誘導する時に光損失が小さくなるように配置することができる。
いくつかの実施形態では、中空コアマルチモード導波路領域は、実質的に円形の断面を有することができ、中空コアマルチモード導波路領域の直径及び長さは、上述の少なくとも1つの中空コア入力導波路によって搬送される光入力フィールドの再結像をもたらすように選択される。そのような円形マルチモード領域ではビーム分割は不可能であり、再結像効果だけが観測されることに注意すべきである。
更に別の実施形態では、中空コア導波路の内部表面上に担持される材料の層は、炭化珪素である。上述のように、低屈折率材料の付加的な層は、必要な任意の周波数で効率的な「MMI」作動をもたらすように選択することができる。炭化珪素の屈折率は、10.6μmにおいて0.06であり、そのような波長で作動する「MMI」装置に含めるのにこのような材料を特に適するものにする。
好都合な態様においては、中空コア導波路は、半導体材料、例えば、シリコン、又は、GaAs、InGaAs、AlGaAs、又はInSbのようなIII−V族半導体材料内に形成される。半導体材料は、ウェーハの形態で準備することができる。有利な態様においては、中空コア導波路は、半導体マイクロ製造技術を使用して形成される。そのようなマイクロ製造技術は、好ましくは、断面が3mmよりも小さく、より好ましくは、1mmよりも小さい基本モード導波路をもたらす。
マイクロ製造技術は、一般的に、リソグラフィ段階と、基板材料又はその上の層にパターンを形成するためのそれに続くエッチング段階とを伴うことを当業者は認識するであろう。リソグラフィ段階は、フォトリソグラフィ、X線リソグラフィ、又は電子線リソグラフィを含むことができる。エッチング段階は、イオンビームフライス削り、化学エッチング、ドライプラズマエッチング、又はディープドライ(ディープシリコンとも呼ばれる)エッチングを使用して実行することができる。好ましくは、「ディープ反応性イオンエッチング(DRIE)」技術が使用される。
この種のマイクロ製造技術を使用して形成された導波路は、従来技術の中空誘電体導波路よりも大きさが大幅に小さい中空コア導波路を提供する。この種のマイクロ製造技術はまた、スパッタリング、電気メッキ、「CVD」、又は他の反応性化学に基づく技術のような様々な層堆積技術との適合性がある。
更に別の実施形態では、中空コア導波路は、プラスチック又はポリマーで形成される。例えば、中空コア導波路は、「スピン・オン」ポリマーコーティング(例えば、マイクロケム・コーポレーションから入手可能な「SU8」)上のリソグラフィ処理を使用して形成されるであろう。
プラスチック導波路装置は、熱間エンボス加工又は射出成形を含む技術によって製作することができる。この技術は、マスターを形成する段階を伴う。マスターは、ディープドライエッチングを使用して、シリコンのような半導体材料内に形成することができる。代替的に、マスターは、「LIGA」又は「UV LIGA」技術を使用する層の電気堆積によって形成することができる。マスターが形成された状態で、中空コア導波路は、型抜き加工(すなわち、加圧成形)又は熱間型抜き加工を使用してプラスチック基板に形成することができる。このように形成された中空プラスチック導波路は、次に、反射コーティングで被覆することができる。
更に別の実施形態では、中空コア導波路は、石英やシリカなどのようなガラスで形成される。
好都合な態様においては、本装置の中空コアは、液体又は空気のような気体を含む。
また、中空コア導波路内の光の増幅をもたらすために、ガス状の光学利得媒体も有利に使用することができる。特に、そのような中空コアマルチモード領域内のガス状の利得媒体の使用により、高度の増幅が可能になる。例えば、ガス状利得媒体は、CO2、N2、及びHeの混合で形成された気体放出とすることができるであろう。これは、10.6μmの放射に対する増幅をもたらすと考えられる。
本発明の第2の態様によれば、光増幅器は、1対N多重ビーム分割器、1対N多重ビーム分割器の出力の少なくとも1つに作用する多重素子光増幅器、及び光学直列に接続されたビーム再結合器を含み、1対N多重ビーム分割器及びビーム再結合器の少なくとも一方は、本発明の第1の態様による中空コアマルチモード干渉装置を含む。
換言すれば、光増幅器は、本発明の第1の態様による「MMI」装置を組み込む。そのような「MMI」装置の使用により、増幅器が大量の光パワーをもたらすことが可能になる。これは、最大光パワー密度がコアを形成する材料の物理的特性によって制約される中実コア導波路で製作された従来技術の増幅器よりも有利である。すなわち、高次オーダーの分割−増幅−再結合が可能であり,それによって以前には達成できなかった高強度出力ビームの生成を可能にする。
好都合な態様においては、1対Nビーム分割器及びビーム再結合器は、両方とも本発明の第1の態様による中空コアマルチモード干渉装置を含む。代替的に、1対Nビーム分割器は、中実コア「MMI」分割装置を含む。
更に別の実施形態では、光増幅器は、ビーム再結合器におけるビーム再結合の前に増幅ビームの相対位相を調節するための位相オフセット手段を更に含む。GaAs変調器又は変形可能ミラーなどを含むことができる位相オフセット手段は、再結合器に入るビームの相対位相の制御を可能にする。再結合装置に入るビームが適切な位相オフセットを有することを保証することは、再結合処理の効率を上げることになり、再結合領域の長さをより短くすることになる(特に、高次オーダーの分割/再結合装置において)。
本発明の第3の態様によれば、共振器は、部分的反射器、分割/再結合手段、多重素子光増幅器、及び反射器を含み、これらの部分的反射器、分割/再結合手段、多重素子光増幅器、及び反射器は、分割/再結合手段が単一ビームをN個のビームに分割するように配置され、ここで、Nは、2に等しいか又はそれ以上であり、N個のビームの各々は、多重素子光増幅器によって増幅され、反射器によって反射され、多重素子増幅器を通過して戻るように再方向付けされ、N個のビームは、次に、分割/再結合手段によって再結合されて単一のビームを生成し、その単一ビームの一部分は、部分的反射器を通って共振器を出射し、分割/再結合手段は、本発明の第1の態様による中空コアマルチモード干渉装置である。
共振器は、実質的にはそれ自体の上に折り返された増幅器であり、光損失レベルが低く光パワーの高い作動のための機能を与える。
ここで、添付図面を参照し、本発明を単に例示的に以下に説明する。
図1(a)を参照すると、従来技術の二重中空コア導波路「MMI」ビーム分割器22の斜視図が示されている。「MMI」ビーム分割器22は、基板層24、導波路層26、及びカバー層28を含む。導波路層26は、入力導波路30、マルチモード導波路領域32、及び2つの出力導波路34及び36を含む中空コア導波路構造を形成する。
中空コアマルチモード導波路領域32は、長さl及び幅Wの矩形である。入力導波路30は、マルチモード導波路領域32に関して中心に入れられ、出力導波路34及び36は、ポート中心がマルチモード導波路領域32に亘って間隔が空くように配置される。入力導波路30と出力導波路34及び36は、基本モード伝播だけをサポートするように配置される。
作動時には、入力導波路30によってサポートされた基本モードは、中央マルチモード導波路領域32の中に入る。マルチモード導波路領域32の長さ(l)と幅(w)は、その長さに沿ったマルチモード干渉が、出力導波路34及び36の中に結合される入力ビーム強度の等しい分割を生成するように選択される。このようにして、放射の単一入力ビームは、2つの出力ビームに分割することができる。装置を2つのビームを結合するように逆に作動させることも可能である。
図1(b)を参照すると、ビームを分割するマルチモード干渉の基礎となる基本原理が示されている。図1(b)は、長さL、幅W、及びL=W2/λである矩形のマルチモード導波路領域に沿って13個の均等に分割された位置における波長λの電磁放射の横強度プロフィールを表す。入射する放射入力(すなわち、第1の横強度曲線56によって表される)は、基本モードであると仮定される。
ビーム分割機能を達成するために、長さがLよりも短い装置を使用することができることが図2(b)から分る。図1(a)で説明した種類の二重ビーム分割器の場合、長さがL/2(=l)の装置が必要である。同様に、それらの長さがL/3とL/4の場合には、三重又は四重分割装置をそれぞれ設けることができる。換言すれば、N多重の分割は、LN=W2/Nλの装置により得られる。「MMI」分割装置の作動及び設計の更に完全な説明は、米国特許第5410625号に与えられている。
当業者は、これまで特定の作動波長での屈折率が空気よりも低い(すなわち、n<1)誘電体基板材料を使用して中空コア導波路構造を構成してきた。特に、10.5μmの波長の光の屈折率は空気よりも低いので、アルミナ基板が使用されてきた。これによって、中空コアを通って伝播する光が空気と基板の間の界面で「TIR」を受けることが保証される。
アルミナ及び他の誘電体材料を使用する欠点は、中空コア「MMI」装置を形成するために、精密工学(例えば、フライス削り加工又は鋸引き加工)技術を使用してそのような材料が成形されることである。これらの製造技術は、「MMI」装置の作動に必要な公差を維持しながら作ることができる中空コア装置の最小サイズを制限する。例えば、一般的なフライス削り技術は、一般的に幅が1mmよりも小さくない導波路で、50ミクロンよりも小さくない公差で構造体を形成することを可能にする。
物理的サイズが小さい中空コア装置を作るために使用することができる代替の材料は、空気/基板界面において十分なレベルの反射をもたらさず、中空コアと周囲の材料間の界面において光のフレネル反射に起因する著しい光損失が発生する。より小さいサイズの装置では悪化する「MMI」装置のフレネル反射に付随する光損失により、当業者は、小さいサイズの「MMI」装置を生成するために中空コア基板の使用することを軽視するようになった。従って、より小さな装置サイズを得るために、中実コア「MMI」導波路装置の生成に対する努力が費やされた。
図2を参照すると、四重中実コア「MMI」導波路構造60が示されている。四重中実コア「MMI」導波路構造60は、半絶縁性GaAs基板層62、下部クラッド層64、GaAsコア層66、及び上部クラッド/キャップ層68から成る。
入力導波路70は、幅W及び長さl’のマルチモード導波路領域80上の中心に入れられ、4つの出力導波路(72、74、76、及び78)もまた設けられる。入力及び出力導波路は、基本モードの伝播だけをサポートするように配置される。マルチモード導波路領域80の長さ(l’)は、四重分割をもたらすためにL/4(ここで、L=W2/λ)である。
GaAsコアの屈折率は約3.5であり、周囲空気の屈折率は約1である。このようにして、GaAs材料と周囲空気の間の界面における内部全反射(TIR)が得られる。GaAsと周囲空気の間の界面において発生する「TIR」は、中空コア装置内で見出される表面反射率よりも実質的に大きい表面反射率をもたらす。この種の中実コア装置の全体的な光学効率は、従って、中空コア同等物よりも遥かに高い。
中実コア「MMI」分割装置の欠点は、コアを形成する材料に損傷を与える前に、光パワーの制限された量のみが中実コア内で伝播することができることである。中実コア「MMI」装置のパワー処理能力は、従って制限され、これによって光学増幅器のような高パワー用途におけるそのような装置の使用が制限される。
図3を参照すると、本発明による二重中空コア導波路「MMI」ビーム分割器90の斜視図が示されており、以前の図に説明した要素と同じものには、同じ参照番号が付されている。
「MMI」ビーム分割器90は、基板88及び基板蓋86を含む。基板88及び基板蓋86は、入力導波路30、マルチモード導波路領域32、及び2つの出力導波路34及び36を含む中空コア導波路構造を形成する。金の層92(図3のハッチングで示す)は、中空コア導波路構造を形成する基板88及び基板蓋86の内面上に設けられる。金の層92は、「ATIR」の発生を保証するために十分に厚くなければならない。当業者は、金の層92と基板の間に接着促進層及び/又は拡散障壁層(図示しない)を設けることもできることを認識するであろう。
金の層を追加したことによる空洞の長さ及び幅に対する全ての変更を別にして、金の層92は、「MMI」装置の設計に影響を与えない。入力導波路30、マルチモード導波路領域32、及び2つの出力導波路34及び36は、図1に関連して説明した種類の従来技術の中空コア「MMI」装置に対して使用されたものと同じ判断基準を使用して設計される。
金の層92の存在により、遠隔通信波長帯域(すなわち、波長が約1.55μm)内の波長の光の中空コア装置内の「ATIR」がもたらされる。これらの遠隔通信波長において、金は、n<1の必要な屈折率特性及び低い吸収レベルを有する。
金の層92を上述したが、当業者は、導波路が作動する波長において空気(又は、空洞内に包含されたいかなるもの)よりも屈折率が小さい任意の材料を、中空コア導波路を形成する表面上に堆積させることができることを認識するであろう。様々な材料の屈折率は、E.D.Parik著「光学定数のハンドブック」、アカデミックプレス、ロンドン、1998年のような様々な出版物に見出すことができる。金属の屈折率は、一般的に、所定の波長範囲に亘って空気の屈折率よりも低く、特定の波長範囲は、金属の物理特性に依存する。特定波長での金属の低屈折率には、一般的に、類似の波長範囲に亘る吸収極大が伴っている。従って、空気よりも低い屈折率を有し、装置が作動する1つ又は複数の波長での吸収も低い材料が、好ましくは選択されるべきである。
当業者は、単一の低屈折率層を使用する代わりに、多層反射器を設けることができることを認識するであろう。例えば、多層誘電体スタック又は金属誘電体スタックを基板88及び/又は基板蓋86に被覆することができる。
基板88及び基板蓋86に適切な材料はシリコンであり、シリコンは、当業者に公知の種類のマイクロ製造技術を使用して非常に高い精度でエッチングすることができる。必要な物理的形状に形成することができる任意の材料を「MMI」装置を生成するのに使用することができるであろう。しかし、マイクロ製造された半導体の使用は、精密工学の代替方法よりも相当に小さいサイズの装置を作ることができるので特に有利であり、マイクロ製造工程は、1μm以下の精度を提供することができる。マイクロ製造はまた、基板上に平行に多重構造を形成することを可能にし、これは、切削工具を基板の表面に亘って移動させることにより導波路構造が直列に形成される精密工学技術とは異なる。
理想的には、基板88及び基板蓋86は、低屈折率材料の層で被覆するのに適する材料から作製されるべきである。当業者は、スパッタリング、蒸着、「CVD」、又はメッキのような金属堆積技術を使用してシリコン上への金の層の堆積を達成することができる方法を理解するであろう。当業者はまた、金/シリコン共晶接合又は中間層のような技術で蓋を基板に結合することができることも理解すると考えられる。
図4を参照すると、本発明の二重「MMI」装置の伝達特性を明らかにする実験データが示されている。
250μm(W)のマルチモード領域幅と50μmの基本モード導波路幅とを有する二重中空コア導波路「MMI」ビーム分割器が構成された。装置は、様々な長さ(l)のマルチモード領域を使用し、ニッケル接着層を使用して中空コア導波路構造の内部表面に付加された銅金属のコーティングがあるものとないものとで製作された。
第1の曲線100は、二重中空コア「MMI」分割器を通る光の全伝達を示し、第2の曲線102は、内部表面に銅金属のコーティングが付加された二重中空コア「MMI」分割器を通る光の伝達を示す。中空ビーム分割器の内部表面に銅金属の層を付加することは、装置の伝達効率をほぼ倍にすることになることが実験データから明らかである。これは、この装置を実際的に中実コア装置の代替装置にする。
図5を参照すると、本発明による中空コア二重分割/結合「MMI」装置を使用することができるいくつかの用途が概略で示されている。
図5(a)は増幅器110を示す。増幅器110は、分割装置段階112、ダイオードアレイ増幅器114、及び結合器段階116を含む。
分割装置段階112は、第1の二重「MMI」分割器118と、2つの二次的な二重「MMI」分割器120及び122とを含む。二重「MMI」分割器118、120、及び122の各々は、単一の入力導波路124、2つの出力導波路126、及び中央マルチモード領域128を含む。二次的な二重「MMI」分割器の入力は、第1の二重「MMI」分割器118の出力に接続される。
ダイオードアレイ増幅器114は、分割器段階112の4つの出力と結合器段階116の4つの入力との間に光学的に接続された4つの別々の増幅素子(130a、b、c、d)を含む。この種のレーザダイオードアレイは、当業者に公知である。
結合器段階116は、一対の二重「MMI」結合器132及び134と、第2の「MMI」結合器136とを含む。二重「MMI」結合器132、134、及び136の各々は、一対の入力導波路138、単一の出力導波路140、及び中央マルチモード領域128を含む。一対の二重「MMI」結合器132及び134の出力は、第2の「MMI」結合器136の入力に接続される。
作動時に、分割器段階112は、入射光ビーム142をそれぞれが同じ強度の4つのビームに分割する。四素子ダイオードアレイ増幅器114は、次に、4つのビームの各々が結合器段階116で再結合される前にそれらを増幅する。得られる増幅された出力ビーム144は、このようにもたらされる。
図5bを参照すると、共振器構造150が示されている。共振器150は、それ自体の上に折り返された、実質的に図5aに関連して説明した種類の増幅器である。
共振器150は、第1の二重「MMI」分割器/結合器154と2つの二次的な二重「MMI」分割器/結合器156及び158とを有する単一の「MMI」段階152を含む。各「MMI」分割器/結合器154、156、及び158は、第1の導波路160、2つの第2の導波路162、及びマルチモード領域128を有する。第1の二重「MMI」分割器/結合器154の2つの第2の導波路は、2つの二次的な二重「MMI」分割器/結合器156及び158の第1の導波路に光学的に接続される。共振器はまた、完全反射ミラー164、部分反射ミラー166、及び四素子ダイオードアレイ増幅器114を含む。
作動時には、「MMI」段階152は、分割及び結合機能の両方を実行し、共振器は、光の増幅をもたらす。部分反射ミラー166は、特定の比率の光を出力ビーム168として抽出することを可能にする。
図5に関連して説明した増幅器及び共振器は、公知の「MMI」分割器/結合器を使用して製作することができるが、図3及び4に関連して説明した種類の「MMI」装置を使用するのが好ましい。低屈折率コーティングのない中空コア導波路を使用すると、システム内の各「MMI」分割器/再結合器に付随する累積損失が増大すると考えられ、それによってダイオードアレイ増幅器114の光増幅を減少させる。また、従来技術の中実コア(例えば、GaAs)「MMI」分割器/結合器が使用されたならば、再結合段階に付随するパワー密度は、中実コア材料の著しい劣化を引き起こす可能性があるであろう。本発明は、従って、高パワーの処理能力を有する光増幅器及び共振器を提供する。
図6を参照すると、本発明による中空コア「MMI」装置を有利に使用することができる方法の更に別の例が説明されている。
図6aは、1対4対1多重増幅器を示す。この増幅器は、第1の導波路182と、マルチモード領域184と、4つの第2の導波路186とを有する第1の四重「MMI」分割器180を含む。第2の四重「MMI」再結合器190と共に、四素子ダイオードアレイ増幅器114も設けられる。
作動時に、入射光192は、第1の四重「MMI」分割器180の第1の導波路182の中に結合される。第1の四重「MMI」分割器180は、その4つの第2の導波路186間で光を均等に分割し、四素子ダイオードアレイ増幅器114まで光を通す。
第1の「MMI」分割器180の4つの第2の導波路の各々から入る光は、第2の四重「MMI」再結合器190の第2の導波路に入る前に、四素子ダイオードアレイ増幅器114の各素子によって増幅される。第2の四重「MMI」再結合器190は、次に、4つの増幅された光ビームを再結合し、増幅された単一の出力ビーム194を形成する。
しかし、上述の二重分割器と異なり、「MMI」再結合器190に入る4つの光ビームの位相を考慮する必要がある。そのような位相の考慮は、「MMI」装置が可能な限り最短のマルチモード領域長さを使用して、3つ又はそれ以上のビーム(すなわち、N≧3の時)を分割して再結合するように設計される時にのみ必要である。
図2に関連して上述したように、「MMI」装置が幅W及び長さLN=W2/Nλのマルチモード領域を有する時、最短マルチモード領域長さでN多重分割を得ることができる。波長λは、マルチモード領域内の光の波長(すなわち、コア材料の屈折率が乗じられた光の自由空間波長)であることにも注意すべきである。
アレイ素子の軸線のピッチ(p)を用いて、N多重分割に対するマルチモード導波路長さ(l)は、次のように書き表すことができる。
Figure 2005516252
ここで、pは、第2の導波路のピッチ(例えば、「MMI」分割器180の4つの導波路186のピッチ)であり、p=W/Nである。式(1)から、マルチモード導波路領域の長さ(l)は、固定ピッチに対する分割(すなわち、N)のオーダーで線形にスケーリングされることが分る。
上述の幾何学的設計規則に従うマルチモード導波路における対称分割処理の結果は、振幅が等しいN個の基本モードのフィールドが生成されることである。しかし、得られるフィールドの位相は等しくなく、次の関係に従う。
Figure 2005516252
従って、四重分割器(すなわち、N=4)の場合、4つの出力フィールドの相対位相は、それぞれ、3π/8、−π/8、−π/8、及び3π/8である。
四重再結合器を使用して4つのビームを効率的に再結合するために、マルチモード導波路領域に入るフィールドの位相は、分割処理によって生成された値の正確な位相共役である値を取るべきである。換言すれば、「MMI」再結合器190のマルチモード領域に対する4つの入力フィールドの位相は、効率的な再結合のためには、それぞれ、−3π/8、π/8、π/8、及び、−3π/8であるべきである。
更に、これらの位相条件を満足させる「MMI」分割器180と「MMI」再結合器190との間の位相オフセットを導入することが有利である。一般論として、1対N多重分割器とN対1多重再結合器との間に必要な位相オフセットは、次式によって与えられる。
Figure 2005516252
図6(a)の1対4対1多重増幅器で必要な位相オフセットを確立するために、「MMI」再結合器190の4つの第2の導波路186の各々に位相オフセット手段196が設けられる。位相オフセット手段196は、「MMI」再結合器190に供給する導波路の物理的長さに対する変更を含む。
必要な位相オフセットを生成するための多くの代替技術はまた当業者に公知である。例えば、ダイオードアレイ増幅器114の各素子の電流は、変更することができる。代替的に、必要な位相シフトをもたらすために、ダイオードアレイ増幅器114内の光路の長さを変更するか、又は、導波路又はダイオードアレイ増幅器114の一部分の有効屈折率を修正することができるであろう。
図6bは、単一の四重「MMI」分割器/再結合器200及び四素子ダイオードアレイ増幅器114から成る共振器を示す。四重「MMI」分割器/再結合器200は、マルチモード領域184、第1の導波路182、及び4つの第2の導波路186を含む。位相オフセット手段204は、4つの第2導波路186の各々に設けられる。共振器はまた、完全反射ミラー164及び部分反射ミラー166を含む。
共振器は、実質的にはそれ自体の上に折り返された増幅器であり、その結果、四重「MMI」分割器/再結合器200を通る二重通過が光の増幅をもたらす。装置を通る各二重通過の間に、光は位相オフセット手段204を2度通過するので、位相オフセット手段204によって与えられる位相オフセットは、増幅器装置に対して上式(3)で与えられるものの半分である。部分反射ミラー166は、特定の比率の光を出力ビーム202として抽出することを可能にする。
ここでもまた、図3及び4に関連して説明した種類の中空コア「MMI」分割器/再結合器は、減衰レベルが低く高い光パワーを処理する能力をもたらすので有利である。
図7を参照すると、図6(a)に関連して説明した増幅器の代替実施形態が設けられている。この増幅器は、7多重「MMI」分割器210、七素子ダイオードアレイチップ212、及び7多重「MMI」再結合器214を含む。7多重「MMI」分割器210は、入力導波路216及びマルチモード領域218を含む。7多重「MMI」結合器214は、出力導波路220及びマルチモード領域218を含む。
「MMI」分割器210及び「MMI」結合器214の両方のマルチモード領域218は、7多重ダイオードアレイチップ212のいずれかの側面に直接光学的に結合される。「MMI」分割器210のマルチモード領域218の寸法は、入力導波路216からその領域に入る入射基本モードが、ダイオードアレイチップ212との界面222において同じ強度の7つのビームに分割されるような寸法である。7つのビームは、次に、それらが再結合されて出力導波路220を通って装置を出射する単一ビームを形成する時に「MMI」再結合器214に入るその前に、ダイオードアレイチップ212によって増幅される。この装置では、任意の必要な位相オフセットが、ダイオードアレイチップ領域にもたらされる。
図6に関連して説明した増幅器及び共振装置と同様に、有利な態様においては、図7の一体型増幅装置は、図3及び図4に関連して説明した種類の「MMI」分割器210及び/又は「MMI」再結合器214を含む。
図8を参照すると、ハイブリッド増幅器が示されている。ハイブリッド増幅器は、中実コア「MMI」分割器230、6つの位相シフト手段232、テーパーダイオード増幅器アレイ234、及び中空コア「MMI」結合器236を含む。
中実コア「MMI」分割器230は、GaAsで作られ、単一入力導波路238、マルチモード領域240、及び6つの出力導波路242を含む。マルチモード領域240の幅(w1)と長さ(l1)は、入力導波路238の中に結合された入力ビーム241が、6つの出力導波路242の中に分割されるように選択される。
6つの出力導波路242の各々は、位相シフト手段232まで扇状に広がる。位相シフト手段232は、適切な電圧が印可されると光ビームに位相シフトを課す、同じくGaAsで作られた電気光学変調器を含む。効率的な再結合を保証するために各ビームに対して付加される位相シフトは、上式(3)によって支配される。位相シフト手段232はまた、扇状に広がる処理自体によって生じる位相誤差を補正する。切断誤差や導波路特性の不一致のような製作工程の間に生じる位相誤差もまた、位相シフト手段232によって補正することができる。
効率的な再結合のために、適切な位相オフセットを達成する必要があるばかりでなく、ビームもまた同じ振幅を有する必要があることに注意すべきである。均等振幅補正は、当業者に公知の様々な方法によって達成することができる。例えば、マッハ‐ツェンダー可変減衰器(図示しない)を位相シフト手段232の前の各出力導波路242上に配置することができるであろう。
位相シフト手段232を出射する位相シフトされたビームは、6つのビームの各々を個々に増幅するテーパーダイオード増幅器アレイ234の中に結合される。この作業に適するテーパー増幅器は、「Electronics letters」、1999年1月7日、35巻、第1号掲載のF.Wilson他の論文に説明されている。
増幅された状態で、6つの光ビームは、中空コア「MMI」再結合器236のマルチモード領域244の中に直接結合される。テーパーダイオード増幅器アレイ234の中実素子と中空コアマルチモード領域244との間の界面で反射が最小であることを保証するために、反射防止コーティング246が設けられる。
マルチモード領域244の幅(w2)と長さ(l2)は、その領域に入る6つの増幅されたビームが再結合され、増幅された出力ビーム247が出力導波路248を通って装置を出射するように選択される。GaAsと空気の屈折率の違い(それぞれ、約3.5と1.0)のために、中実コア「MMI」分割器230及び中空コア「MMI」再結合器236の寸法が異なることに注意すべきであり、このために、中実コア「MMI」分割器230の大きさは、中空コア「MMI」再結合器236よりも物理的に小さくなる。
1対6対1増幅器を上述したが、当業者は、より高度な分割及び再結合が可能であることを認識するであろう。光結合に必要なパワーの量が増加するので、再結合器のパワー処理能力も相応に増加すべきである。
図8に説明した種類のハイブリッド増幅器では、中実コア「MMI」装置は、一般的にその中空コア同等物よりも小型であり、低パワー入射ビームの効率的なビーム分割をもたらすことになるので、入射放射ビームを分割するのに使用される。しかし、増幅された信号を再結合する場合、中実コア装置は、中実コア材料の損傷を生じることなく増加した光パワーを処理することはできないであろう。図3及び図4に関連して説明した種類の「MMI」再結合器を使用すると、再結合器に対するコア損傷の可能性を生じることなく高強度ビームの効率的再結合が可能になる。
上述の「MMI」装置は、一次元(例えば、水平方向)分割をもたらす。しかし、米国特許第5,410,625号の図17及び図18に関連して説明されるような第2の方向(例えば、垂直方向)の分割をもたらすことも可能である。このようにして、単一入力ビームをM×Nビームに分割することができる。二次元分割は、第1の次元(例えば、水平方向)のN多重分割、及び第2の次元(例えば、垂直方向)のM多重分割として考えることができる。
二次元のマルチモード伝播をサポートする矩形導波路の中に供給される対称フィールドの場合に関しては、M多重及びN多重分割を次式によって与えることができる。
Figure 2005516252
ここで、W1は導波路幅、W2は導波路深さ、p及びqは整数、λは、伝播する光の波長である。従って、
Figure 2005516252
になるようにpW1とqW2を選択すると、M×Nフィールドを与えることになる。
二次元のマルチモード伝播をサポートする矩形導波路の中に供給される非対称フィールドの場合に関しては、M多重及びN多重分割を以下のように与えることができる。
Figure 2005516252
ここで、W1は導波路幅、W2は導波路深さ、p及びqは整数、λは、伝播する光の波長である。ここでもまた、
Figure 2005516252
になるようにpW1とqW2を選択すると、M×Nフィールドを与えることになる。更に、非対称基本モードをマルチモード導波路領域の中に供給することは、マルチモードフィールドを入力することと類似である。
図1(a)、図1(b)は、従来技術の中空コア「MMI」分割装置、及びこのような装置の横電場プロフィールを示す図である。 従来技術の中実コア「MMI」分割装置を示す図である。 本発明による「MMI」導波路装置を示す図である。 本発明の「MMI」分割装置、及び被覆なしの中空コア「MMI」装置から記録した実験データの比較を示す図である。 図5(a)、図5(b)は、本発明による二重「MMI」分割/再結合装置を組み込んだ増幅器及び共振器光学回路を示す図である。 図6(a)、図6(b)は、本発明による四重「MMI」分割/再結合装置を組み込んだ増幅器及び共振器光学回路を示す図である。 本発明による「MMI」分割/再結合装置を組み込んだ増幅器に対する代替構成を示す図である。 本発明による中実コア「MMI」分割装置及び「MMI」再結合器を組み込んだハイブリッド光増幅器回路を示す図である。
符号の説明
30、34、36 中空コア入力導波路
32 中空コアマルチモード導波路
90 マルチモード干渉(MMI)装置
92 反射コーティング

Claims (27)

  1. 少なくとも1つの中空コア入力導波路に光学的に結合された中空コアマルチモード導波路領域、
    を含み、
    前記中空コア導波路の内部表面は、反射コーティングを有する、
    ことを特徴とするマルチモード干渉(MMI)装置。
  2. 前記反射コーティングは、作動波長帯域内で前記導波路コアの屈折率よりも低い屈折率を有する材料の少なくとも1つの層を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記中空コア導波路の内部表面上に担持された前記少なくとも1つの材料の層の少なくとも1つは、金属であることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記金属は、金、銀、又は銅のいずれか1つであることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記反射コーティングは、1つ又はそれ以上の誘電体材料の層を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 波長が1.4μmから1.6μmの間の放射で作動させるための請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記少なくとも1つの中空コア入力導波路は、基本モード導波路であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記少なくとも1つの中空コア入力導波路は、マルチモード導波路であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記中空コアマルチモード導波路領域の断面は、実質的に矩形であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記中空コアマルチモード導波路領域の寸法は、前記少なくとも1つの中空コア入力導波路によって搬送される光入力フィールドの再結像をもたらすように選択されることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記中空コアマルチモード導波路領域の前記矩形内部断面を形成する対向する表面は、実質的に等しい有効屈折率を有し、該矩形内部断面の中空コアマルチモード導波路領域を形成する隣接する表面は、異なる有効屈折率を有することを特徴とする請求項9から請求項10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記中空コアマルチモード導波路領域の断面は、実質的に円形であり、該中空コアマルチモード導波路領域の直径及び長さは、前記少なくとも1つの中空コア入力導波路によって搬送された光入力フィールドの再結像をもたらすように選択されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記「MMI」装置の前記中空導波路は、半導体材料内に形成されることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記半導体材料は、シリコンを含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記中空コア導波路は、半導体マイクロ製造技術を使用して形成されることを特徴とする請求項13から請求項14のいずれか1項に記載の装置。
  16. 前記半導体マイクロ製造技術は、ディープ反応性イオンエッチング(DRIE)であることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記中空コア導波路は、プラスチック又はポリマーの層内に形成されることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の装置。
  18. 前記中空コア導波路は、ガラスで形成されることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の装置。
  19. 前記中空コア導波路は、気体を含むことを特徴とする請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の装置。
  20. 前記気体は、空気であることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 前記気体は、光学利得媒体であることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  22. 前記中空コアは、液体を含むことを特徴とする請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の装置。
  23. 1対N多重ビーム分割器と、
    前記1対N多重ビーム分割器の少なくとも1つの出力に作用する多重素子光増幅器と、
    光学直列に接続されたビーム再結合器と、
    を含み、
    前記1対N多重ビーム分割器及びビーム再結合器の少なくとも一方は、請求項1から請求項22のいずれか1項に記載の中空コアマルチモード干渉装置を含む、
    ことを特徴とする光増幅器。
  24. 前記1対N多重ビーム分割器及び前記ビーム再結合器の両方は、請求項1から請求項22のいずれか1項に記載の中空コアマルチモード干渉装置を含むことを特徴とする請求項23に記載の光増幅器。
  25. 前記1対Nビーム分割器は、中実コア「MMI」分割装置を含むことを特徴とする請求項23に記載の光増幅器。
  26. 前記ビーム再結合器におけるビーム再結合の前に増幅ビームの相対位相を調節するための位相オフセット手段を更に含むことを特徴とする請求項23から請求項25のいずれか1項に記載の光増幅器。
  27. 部分反射器と、
    分割/再結合手段と、
    多重素子光増幅器と、
    反射器と、
    を含み、
    前記部分反射器、分割/再結合手段、多重素子光増幅器、及び反射器は、該分割/再結合手段が単一のビームを2に等しいか又はそれ以上のN個のビームに分割するように配置され、
    N個のビームの各々は、前記多重素子光増幅器によって増幅され、前記反射器によって反射され、該多重素子増幅器を通過して戻るように再方向付けされ、
    前記N個のビームは、次に、前記分割/再結合手段によって再結合されて単一ビームを形成し、この単一ビームの一部分は、前記部分反射器を通って共振器を出射し、
    前記分割/再結合手段は、請求項1から請求項22のいずれか1項に記載の中空コアマルチモード干渉装置である、
    ことを特徴とする共振器。
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